JP2012126950A - 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器 - Google Patents

熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2012126950A
JP2012126950A JP2010278541A JP2010278541A JP2012126950A JP 2012126950 A JP2012126950 A JP 2012126950A JP 2010278541 A JP2010278541 A JP 2010278541A JP 2010278541 A JP2010278541 A JP 2010278541A JP 2012126950 A JP2012126950 A JP 2012126950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin material
aluminum alloy
mass
heat exchanger
brazing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010278541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5613548B2 (ja
Inventor
Shohei Iwao
祥平 岩尾
Yusuke Imai
祐介 今井
Shu Kuroda
周 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Aluminum Co Ltd filed Critical Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Priority to JP2010278541A priority Critical patent/JP5613548B2/ja
Publication of JP2012126950A publication Critical patent/JP2012126950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5613548B2 publication Critical patent/JP5613548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】優れた耐食性及び耐金型磨耗性を有し、ろう付後の強度に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材及び該フィン材を用いた熱交換器の提供。
【解決手段】質量%で、Mn:1.5〜2.0%、Si:0.7〜1.3%、Fe:0.15〜0.5%、Zn:0.05〜5.0%を含有し、1.25≦Mn/Si≦2.25、3.0≦Mn/Fe≦10.0、1.45≦(Mn+Fe)/Si≦2.80であり、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金より構成され、Alマトリクス中に存在する円相当径0.01〜1μmの金属間化合物に関して、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)が1×10個/mm以上、且つ、Al−(Mn、Fe)系化合物の数密度(D2)との化合物比D1/D2が20〜250であり、ろう付前の導電率が46%IACS以上で、板厚0.06mm以下である熱交換器用アルミニウム合金フィン材。
【選択図】なし

Description

本発明は、熱交換器用のチューブ材にろう付けされるアルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器に関する。
近年の自動車の軽量化・低燃費化に伴って、自動車用の熱交換器もまた軽量化が求められている。自動車用熱交換器にはアルミニウム合金のチューブやフィンが用いられているが、軽量化を目的にこれら各部材の薄肉化が進んでおり、それに伴って熱交換器の耐圧強度確保のため、ろう付後の高強度化が必要となる。特にアルミニウム合金フィン材は、熱交換器の伝熱性能とともに耐圧強度にも大きな影響を及ぼすことから、これまでにも薄肉高強度のフィン材が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の技術では、フィン材の波の幅を規定することにより、フィン材の耐圧強度を向上させている。また、特許文献2に記載の技術では、Al−Mn−Si系をベース合金とし、Mn、Si等の添加量を従来フィンから増加させることでフィン材の高強度化を確保している。
また、特許文献3には、Mn、Si添加量を増加させるとともに、Mn含有量とSi含有量の比(Mn/Si)を適正化させることでアルミニウム合金フィン材を高強度化することが開示されている。
特開2007−178010号公報 特開2005−220375号公報 特開平11−269590号公報
しかしながら、近年、熱交換器の軽量化およびフィン材の薄肉化の要求がさらに高まっており、熱交換器用アルミニウム合金フィン材には、フィン材に求められる耐食性、耐金型磨耗性などの各種特性を満足するだけでなく、ろう付後フィン材の更なる高強度化が求められている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、優れた耐食性及びフィン成形時の耐金型磨耗性を有し、且つろう付後の強度に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、ろう付後のフィン材の高強度化について検討を行った。本発明者らの知見によれば、Al−Mn−Si系合金フィン材において約600℃程度のろう付熱処理後に、フィン材の強度が向上する機構は、サブミクロンオーダーのAl−(Mn、Fe)−Si系の微細な金属間化合物の分散強化が主であり、これら微細な金属間化合物のサイズや密度など、マトリクスの分散状態が材料強度に大きな影響を及ぼしている。
そこで、これら金属間化合物の分散状態に着目して、高強度と更にはその他フィン材に求められる各種特性(耐食性、耐金型磨耗性)を満足する高性能フィン材を得るべく検討を進めた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、Mn:1.5〜2.0質量%、Si:0.7〜1.3質量%、Fe:0.15〜0.5質量%、Zn:0.05〜5.0質量%を含有し、各元素の化学成分比が1.25≦Mn/Si≦2.25、3.0≦Mn/Fe≦10.0、且つ1.45≦(Mn+Fe)/Si≦2.80であり、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金によって構成され、Alマトリクス中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの範囲の金属間化合物に関して、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)が1×10個/mm以上存在し、且つ、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)とAl−(Mn、Fe)系化合物の数密度(D2)との化合物比D1/D2が20〜250の範囲内であり、ろう付前の導電率が46%IACS以上であり、 板厚が0.06mm以下であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金フィン材である。
本発明の熱交換器用アルミニウム合金フィン材において、さらに、Cu:0.01〜0.80質量%、Zr:0.05〜0.20質量%、Cr:0.05〜0.20質量%、Sr:0.01〜0.05質量%、Ti:0.05〜0.20質量%のうち、1種または2種以上含有することが好ましい。
本発明の熱交換器用アルミニウム合金フィン材は、アルミニウム合金溶湯を鋳造する工程と、前記工程で得られた鋳塊を処理温度480℃以下且つ処理時間10時間以下で均質化処理する工程とを経て得られたものであってもよい。
本発明の熱交換器は、上記熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備えたことを特徴とする。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金フィン材は、Mn、Si、Fe、Znを所定の含有量で、且つ各元素の化学成分比が所定範囲となるように含まれるとともに、Alマトリクス中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの金属間化合物の存在割合を所定範囲とし、さらに、ろう付前の導電率を46%IACS以上と規定したことにより、優れた耐食性や耐金型磨耗性だけでなく、優れたろう付後強度を有する。また、本発明の熱交換器用アルミニウム合金フィン材は、熱交換器用のチューブ材へのろう付性および耐ろう侵食性に優れる。
本発明に係る熱交換器は、上記のような熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備えるため、フィン材とチューブ材とが確実に接合されており、冷媒と外気との熱交換がフィン材を介して効率良くなされる。また、本発明のフィン材は薄く、小型化されているが、ろう付後に優れた強度を有するため、軽量化・小型化されても優れた強度を備える熱交換器となる。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備えた熱交換器の一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金フィン材(以下、単に「フィン材」と略称する。)は、熱交換器用のチューブ材(冷媒通路材)に組み付けられた状態でろう付処理されることにより、ろう材を介してチューブ材(冷媒通路材)にろう付け接合されるものである。フィン材の形状は、特に限定されず、例えば、平板状、波板状、蛇腹状等、フィン材が適用される熱交換器の形態に応じて適宜選択することができる。本発明において、フィン材の板厚は0.06mm以下とされる。
本発明に係るフィン材は、Mn:1.5〜2.0質量%、Si:0.7〜1.3質量%、Fe:0.15〜0.5質量%、Zn:0.05〜5.0質量%を含有し、各元素の化学成分比が1.25≦Mn/Si≦2.25、3.0≦Mn/Fe≦10.0、且つ1.45≦(Mn+Fe)/Si≦2.80であり、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金によって構成され、Alマトリクス中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの範囲の金属間化合物に関して、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)が1×10個/mm以上存在し、且つ、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)とAl−(Mn、Fe)系化合物の数密度(D2)との化合物比D1/D2が20〜250の範囲内とされている。
以下、これらの元素の含有量と化学成分比、及び金属間化合物の数密度を規定した理由について詳述する。
「Mn:1.5〜2.0質量%」
Mnの含有量を1.5質量%以上とすることにより、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物による分散強化が小さくなることを防ぎ、所望のろう付後強度が得られなくなることを抑制することができる。また、Mnの含有量が1.5質量%未満の場合、相対的にSiの固溶度が増加するため、融点が低下し、ろう付熱処理後に著しいろう侵食(エロージョン)が生じやすくなる可能性がある。
さらに、Mnの含有量を2.0質量%以下とすることにより、鋳造時にAl−(Mn、Fe)系の粗大な晶出物が増加することを防ぎ、所望のろう付後強度が得られなくなることを抑制することができる。また、Mnの含有量が2.0質量%を超える場合、フィン材成形時の切断加工性が低下するおそれがある。
「Si:0.7〜1.3質量%」
Siの含有量を0.7質量%以上とすることにより、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物による分散強化が小さくことを防ぎ、所望のろう付後強度が得られなくなることを抑制することができる。また、Siの含有量を1.3質量%以下とすることにより、Siの固溶量が大きくなりすぎて融点が低下することを防ぎ、ろう付熱処理時に著しいろう侵食が生じやすくなることを抑制することができる。
「Fe:0.15〜0.5質量%」
Feの含有量を0.15質量%以上とすることにより、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物およびAl−(Mn、Fe)系化合物による分散強化が小さくなることを防ぎ、所望のろう付後強度が得られなくなることを抑制することができる。
Feの含有量を0.5質量%以下とすることにより、鋳造時の晶出物が粗大化することを防ぎ、フィン材成形時の金型磨耗性が大きく低下することを抑制するとともに、所望のろう付後強度が得られなくなることを抑制することができる。また、Feの含有量が0.5質量%を超える場合、鋳造時に粗大化した晶出物(金属間化合物)が腐食の起点となることで、フィン材の自己耐食性が低下するおそれがある。
「Zn:0.05〜5.0質量%」
Znの含有量が0.05質量%未満の場合、電位が貴となるため、所望の犠牲陽極効果が得られず、組み合わされるチューブの侵食深さが大きくなるおそれがある。
また、Znの含有量が5.0質量%を超える場合、電位が卑となり、フィン材単体の自己耐食性が低下するおそれがある。
「各元素の成分比が1.25≦Mn/Si≦2.25」
Mn/Siが1.25未満の場合、Siのマトリクスへの固溶量が多くなり、フィン材の融点が低下するとともに、ろう付時にフィン材へのろう侵食性が大きくなるおそれがある。
Mn/Siが2.25を超える場合、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物による分散強化が小さくなり、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
なお、本発明において、各元素の成分比とは、各元素の含有量(質量%)の比を表す。
「各元素の成分比が3.0≦Mn/Fe≦10.0」
Mn/Feの含有量が3.0未満の場合、Al−Fe系の粗大な金属間化合物の割合が増加し、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
Mn/Feの含有量が10.0を超える場合、Al−Mn系の粗大な金属間化合物の割合が増加し、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
「各元素の成分比が1.45≦(Mn+Fe)/Si≦2.80」
(Mn+Fe)/Siが1.45未満の場合、Siのマトリクスへの固溶量が多くなり、融点が低下するとともに、ろう付時にフィン材へのろう侵食性が大きくなるおそれがある。
(Mn+Fe)/Siが2.80を超える場合、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物による分散強化が小さくなり、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
本発明のフィン材中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの範囲の金属間化合物において、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)は1×10個/mm以上とされる。円相当径0.01μm〜1μmのAl−(Mn、Fe)−Si系の金属間化合物の数密度(D1)が1×10個/mm未満の場合、各化合物の分散強化が小さくなり、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
本発明のフィン材中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの範囲の金属間化合物において、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)とAl−(Mn、Fe)系化合物の数密度(D2)の化合物比D1/D2は、20〜250の範囲内とされる。前記化合物比D1/D2が20未満の場合、Al−(Mn、Fe)系の粗大な金属間化合物の割合が増加し、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。また、前記化合物比D1/D2が250を超える場合、Al−(Mn、Fe)−Si系の微細な金属間化合物の割合が増加し、これらが約600℃のろう付時に再固溶し、所望のろう付後強度が得られないおそれがある。
本発明において、フィン材は、以上の元素に加えて、Cu:0.01〜0.80質量%、Zr:0.05〜0.20質量%、Cr:0.05〜0.20質量%、Sr:0.01〜0.05質量%、Ti:0.05〜0.20質量%のうち、1種または2種以上含有することができる。
これらの元素はフィン材の強度を高める作用を有する。これらの元素の含有量が前記範囲よりも小さい場合には、金属間化合物による分散強化および固溶強化の影響が小さく、ろう付後強度への寄与が小さくなる。また、これらの元素のうち、Zr、Cr、Sr、Tiの含有量が前記範囲を超える場合には、鋳造時の晶出物が粗大化し、製造性が低下する可能性がある。また、Cuの含有量が前記範囲を超える場合には、マトリクスへの固溶度が増加し、フィン材の融点が低下するとともに、自己耐食性が低下する可能性がある。
また、本発明のフィン材は、その導電率(ろう付前の導電率)が46%IACS(International Annealed Copper Standard)以上とされている。
フィン材の導電率が46%IACS未満の場合、フィン材中の各添加元素の固溶度が高く、さらに約600℃のろう付熱処理により固溶度が増すため、各化合物による分散強化が小さくなり、ろう付後に所望の強度を得られない可能性がある。
さらに、本発明のフィン材の板厚は0.06mm以下とされている。フィン材の板厚を0.06mm以下とすることで熱交換器を薄肉化、小型化できる。フィン材として十分な強度を保持するためには、フィン材の板厚は0.04mm以上がより好ましい。
以上説明のようなフィン材は、前述の組成に対応するように鋳造されたアルミニウム合金溶湯を鋳造して鋳塊を作製し、この鋳塊を従来公知の製法で所定の厚さの板材とすることにより得られる。
ここで、フィン材の作製工程において、均質化処理を行う場合、処理温度を480℃以下、且つ、処理時間を10時間以下に設定するか、均質化処理そのものを行わないことが好ましい。均質化処理の処理温度および処理時間が前記範囲を超える場合、金属間化合物が粗大化し、所望のろう付後強度が得られないとともに、自己耐食性が低下する可能性がある。なお、この均質化処理は必要に応じて行われるものであり、行わなくても差し支えない。
本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金フィン材は、Mn、Si,Fe、Znを所定の含有量で、且つ各元素の化学成分比が所定範囲となるように含まれるとともに、Alマトリクス中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの金属間化合物の存在割合を所定範囲とし、さらに、ろう付前の導電率を46%IACS以上と規定したことにより、優れた耐食性やフィン成形時の耐金型磨耗性だけでなく、優れたろう付後強度を有する。また、本発明の熱交換器用アルミニウム合金フィン材は、熱交換器用のチューブ材へのろう付性および耐ろう侵食性に優れる。
次に、本発明に係るフィン材を備えた熱交換器の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るフィン材が適用された熱交換器の一実施形態を示す概略斜視図である。図1に示す熱交換器10は、左右に配された一対のヘッダーパイプ11と、各ヘッダーパイプ11同士の間に、互いに平行に間隔を空けて架設された複数のチューブ12と、隣接するチューブ12同士の間に配設されたフィン材1とで構成されている。
各チューブ12は、扁平状の多穴管等からなり、チューブ12とヘッダーパイプ11の内部空間(冷媒通路)同士が連通され、冷媒が循環されるようになっている。また、各フィン材1は、それぞれ、蛇腹状をなし、各屈曲部が各チューブ12の上面あるいは下面にろう付けされて固定されている。
以上のような構成の熱交換器10では、各ヘッダーパイプ11と各チューブ12の内部空間(冷媒通路)が冷媒を循環するので、この冷媒と外気との熱交換をフィン材1を介して行うようになっている。
そして、この形態の熱交換器10では、特に、各フィン材1が本発明のフィン材1により構成されている。このため、フィン材1とチューブ材12とが確実に接合されており、冷媒と外気との熱交換がフィン材1を介して効率良くなされる。また、本発明のフィン材1は薄く、小型化されているが、ろう付後に優れた強度を有するため、軽量化・小型化されても優れた強度を備える熱交換器10となる。
以上、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器の各実施形態について説明したが、前記した熱交換器用アルミニウム合金フィン材1および熱交換器10を構成する各部は一例であって、本発明の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
「フィン材の作製」
(実施例1〜20)
表1に示す含有量で各元素を含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金溶湯を鋳造して鋳塊を作製し、表2に示す条件で均質化処理を行い、その後、熱間圧延、冷間圧延を順次行い、板厚0.05mm、調質H14のフィン材を製造した。なお、熱間圧延および冷間圧延の条件は、一般的に用いられる条件を用いた。
(比較例1〜10)
フィン材の添加元素の含有量を本発明で規定した範囲から外れるように製造した例であり、フィン材の組成を表1に示すようにし、表2に示す条件で均質化処理を行ったこと以外は、実施例1〜20と同様にしてフィン材を得た。
(比較例11〜14)
均質化処理の条件を本発明で規定した範囲から外れるように製造した例であり、フィン材の組成を表1に示すようにし、表2に示す条件で均質化処理を行ったこと以外は、実施例1〜20と同様にしてフィン材を得た。
「評価」
各実施例および各比較例で作製したフィン材について、次のようにして、導電率、Al−(Mn、Fe)−Si系金属間化合物の数密度(D1)、Al−(Mn、Fe)系金属間化合物の数密度(D2)、ろう付後の強度を測定するとともに、腐食試験、切断試験およびろう付試験を行った。結果を表2〜表4に示した。
1.導電率
各フィン材について、ダブルブリッジ法を用いて導電率を測定した。
2.円相当径0.01μm〜1μmのAl−(Mn、Fe)−Si系金属間化合物の数密度(D1)、及び円相当径0.01μm〜1μmのAl−(Mn、Fe)系金属間化合物の数密度(D2)
数密度は、供試フィンの断面を20000倍×50視野でFE−SEM(Field Emission-Scanning Electron Microscope)にて円相当径0.01μm〜1μmの金属間化合物を観察し、これらを二値化処理することで、Al−(Mn、Fe)−Si系金属間化合物の数密度(D1)、Al−(Mn、Fe)系金属間化合物の数密度(D2)および化合物比D1/D2を測定した。
3.切断試験(ろう付前の切断加工性:耐金型磨耗性)
各フィン材のコイルについて、幅32mmの条材にスリット加工し、得られた条材を用いて、高速プレス機(株式会社黒田製作所製)のエンドシャー(切断刃の材質:SKD6(硬度HRC50))による切断試験を実施した。試験条件は条材の送り速度200spm、5mmピッチで供試材の圧延垂直方向に切断した。評価は切断回数5万ショット後の切断片断面のバリ高さを測定し、バリ高さが50μm未満のものを非常に良好(◎)、50μm以上80μm未満のものを良好(○)、80μm以上のものは不良(×)とした。バリ高さが低いほど、耐金型磨耗性が良好であることを示す。
4.ろう付後の強度
各フィン材にろう付処理(窒素雰囲気中、600℃、3分間)を施した後、引張試験を行うことにより、各フィン材の強度を測定した。フィン材はJIS5号引張試験片(幅25mm×長さ60mm)とし、これを試験片として用い、引張試験機として島津製作所社製:AG−GI 10kNを使用して、引張速度2mm/分で引張試験を行うことにより、ろう付後の引張強度(耐力:MPa)を測定した。引張強度140MPa以上で強度良好である。
5.フィン単体の腐食試験
各フィン材について、窒素ガス雰囲気中、600℃で3分間ろう付加熱した後、30mm×80mmの短冊状に切り出し、SST(塩水噴霧試験)を240時間実施した。評価は、腐食試験後にリン酸クロムにて腐食生成物を除去した後、腐食減量を測定することにより行った。腐食減量が4.0mg/cm未満のものを「○」、4.0mg/cm以上のものを「×」と判定した。
6.フィンとチューブのコアでの腐食試験
各フィン材とチューブを接合してなるコアについて、SST(塩水噴霧試験)を2000時間実施した。評価は、腐食試験後にリン酸クロムにて腐食生成物を除去した後、チューブに生じた最大侵食深さを測定することにより行った。
7.ろう付試験
各フィン材について、それぞれ、コルゲート成形加工を行い、ろう材4343/芯材3003のクラッドチューブと組付けて、フッ化物系のフラックスを塗布した後、窒素ガス雰囲気中、600℃で3分間ろう付加熱した。
次に、ろう付接合された各フィン材を、チューブ材からカッター刃にて物理的に除去し、チューブ材表面に残存するフィン接合部跡を観察した。そして、未接合箇所(ろう付を行ったが接合部跡が残らなかった箇所)の数をカウントし、下記式に基づいて接合率を求めた。
接合率=(未接合箇所の数/全接合箇所の数)×100(%)
全接合箇所の数:ろう付を行った全箇所数
未接合箇所の数:ろう付を行ったが接合部跡が残らなかった箇所の数
また、ろう付接合された各フィン材の断面を観察し、フィン材にろう材が溶融拡散していないものをろう侵食性「○」、フィン材にろう材が溶融拡散していたものを「×」と判定した。
Figure 2012126950
Figure 2012126950
Figure 2012126950
Figure 2012126950
表3および表4に示すように、実施例1〜20のフィン材は、いずれもろう付後の強度に優れ、切断加工性(耐金型磨耗性)および耐食性に優れていた。また、チューブ材に対する接合性が良く、ろう侵食が抑えられていた。
これに対し、MnとFeの含有量およびMn、Si、Feの元素比が本発明の所定範囲外の比較例1のフィン材は、ろう付後の強度が低く、また、ろう侵食が生じていた。また、Mnの含有量が本発明の所定範囲より多い比較例2のフィン材は、ろう付後の強度が低く、また、切断加工性が低くなっていた。
Siの含有量およびMn、Si、Feの元素比が本発明の所定範囲外の比較例3のフィン材は、ろう付後の強度が低くなっていた。また、Siの含有量が所定範囲よりも大きく、MnとSiの元素比が本発明の所定範囲外の比較例4のフィン材は、ろう侵食が生じていた。
Feの含有量が本発明の所定範囲よりも小さい比較例5のフィン材は、ろう付後の強度が低くなっていた。また、Feの含有量が本発明の所定範囲よりも大きい比較例6のフィン材は、ろう付後の強度が低く、また、切断加工性と耐食性が低くなっていた。
Znの含有量が本発明の所定範囲よりも小さい比較例7のフィン材は、組み合わされたチューブの腐食深さが深くなっていた。また、Znの含有量が本発明の所定範囲よりも大きい比較例8のフィン材は、フィン材の耐食性が低くなっていた。
Mn、Si、Feの元素比が本発明の所定範囲外の比較例9のフィン材は、ろう侵食が生じていた。また、Mn、Siの元素比が本発明の所定範囲外の比較例10のフィン材は、ろう付後の強度が低くなっていた。
均質化処理の条件が本発明の所定範囲外の比較例11〜14のフィン材は、ろう付後の強度が低く、耐食性も低くなっていた。
1…フィン材(熱交換器用アルミニウム合金フィン材)、10…熱交換器、11…ヘッダーパイプ、12…チューブ材。

Claims (4)

  1. Mn:1.5〜2.0質量%、Si:0.7〜1.3質量%、Fe:0.15〜0.5質量%、Zn:0.05〜5.0質量%を含有し、各元素の化学成分比が1.25≦Mn/Si≦2.25、3.0≦Mn/Fe≦10.0、且つ1.45≦(Mn+Fe)/Si≦2.80であり、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金によって構成され、
    Alマトリクス中に存在する円相当径0.01μm〜1μmの範囲の金属間化合物に関して、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)が1×10個/mm以上存在し、且つ、Al−(Mn、Fe)−Si系化合物の数密度(D1)とAl−(Mn、Fe)系化合物の数密度(D2)との化合物比D1/D2が20〜250の範囲内であり、
    ろう付前の導電率が46%IACS以上であり、
    板厚が0.06mm以下であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金フィン材。
  2. さらに、Cu:0.01〜0.80質量%、Zr:0.05〜0.20質量%、Cr:0.05〜0.20質量%、Sr:0.01〜0.05質量%、Ti:0.05〜0.20質量%のうち、1種または2種以上含有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用アルミニウム合金フィン材。
  3. アルミニウム合金溶湯を鋳造する工程と、前記工程で得られた鋳塊を処理温度480℃以下且つ処理時間10時間以下で均質化処理する工程とを経て得られたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器用アルミニウム合金フィン材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備えたことを特徴とする熱交換器。
JP2010278541A 2010-12-14 2010-12-14 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器 Active JP5613548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278541A JP5613548B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278541A JP5613548B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012126950A true JP2012126950A (ja) 2012-07-05
JP5613548B2 JP5613548B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=46644312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010278541A Active JP5613548B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5613548B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015002313A1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-08 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
WO2015021383A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Novelis Inc. High strength aluminum alloy fin stock for heat exchanger
WO2015021244A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Novelis Inc. High strength aluminum alloy fin stock for heat exchanger
CN104685081A (zh) * 2012-10-03 2015-06-03 株式会社神户制钢所 热交换器用铝合金翅片材及其制造方法
WO2015141698A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法並びに熱交換器
JP2015206063A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 株式会社Uacj ろう付加熱後の室温強度、高温強度及び耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材及びその製造方法
JP2016121393A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 強度、導電性、ろう付性に優れる熱交換器用アルミニウム合金フィン材、該熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法および該熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備える熱交換器
JP2016121372A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 ろう付性に優れる熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JP2016121373A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 熱交換器用フィン材および熱交換器用組み付け体
JP2016148072A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 三菱アルミニウム株式会社 アルミニウム合金フィン材
WO2016157451A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 三菱アルミニウム株式会社 高強度で優れたろう付性を有する熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法ならびに熱交換器
US9719156B2 (en) 2011-12-16 2017-08-01 Novelis Inc. Aluminum fin alloy and method of making the same
CN107263041A (zh) * 2017-08-23 2017-10-20 柳州市二和汽车零部件有限公司 汽车散热片的加工方法
WO2018047971A1 (ja) * 2016-09-12 2018-03-15 株式会社Uacj プレコートフィン材及びこれを用いた熱交換器
US10378088B2 (en) 2015-02-10 2019-08-13 Mitsubishi Aluminum Co., Ltd. Aluminum alloy fin material and heat exchanger
US11933553B2 (en) 2014-08-06 2024-03-19 Novelis Inc. Aluminum alloy for heat exchanger fins

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01195263A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器用Al合金フィン材の製造法
JPH06306519A (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 Furukawa Alum Co Ltd 真空ろう付け用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JP2002256403A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Alum Co Ltd 熱交換器のフィン材の製造方法
JP2005139505A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Furukawa Sky Kk アルミニウム合金フィン及びその製造方法
JP2007031778A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Nippon Light Metal Co Ltd 高強度アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JP2008190027A (ja) * 2006-10-13 2008-08-21 Sapa Heat Transfer Ab 高強度及び耐垂れ性フィン材
JP2008280544A (ja) * 2007-04-10 2008-11-20 Mitsubishi Alum Co Ltd 強度、犠牲陽極効果、および耐食性に優れるフィン材および熱交換器
JP2008308760A (ja) * 2006-12-21 2008-12-25 Mitsubishi Alum Co Ltd ろう付によって製造される高強度自動車熱交換器用部材に用いられる、成形性と耐エロージョン性に優れた自動車熱交換器用高強度アルミニウム合金材、及びその製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01195263A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器用Al合金フィン材の製造法
JPH06306519A (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 Furukawa Alum Co Ltd 真空ろう付け用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JP2002256403A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Alum Co Ltd 熱交換器のフィン材の製造方法
JP2005139505A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Furukawa Sky Kk アルミニウム合金フィン及びその製造方法
JP2007031778A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Nippon Light Metal Co Ltd 高強度アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JP2008190027A (ja) * 2006-10-13 2008-08-21 Sapa Heat Transfer Ab 高強度及び耐垂れ性フィン材
JP2008308760A (ja) * 2006-12-21 2008-12-25 Mitsubishi Alum Co Ltd ろう付によって製造される高強度自動車熱交換器用部材に用いられる、成形性と耐エロージョン性に優れた自動車熱交換器用高強度アルミニウム合金材、及びその製造方法
JP2008280544A (ja) * 2007-04-10 2008-11-20 Mitsubishi Alum Co Ltd 強度、犠牲陽極効果、および耐食性に優れるフィン材および熱交換器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
川原晃 他: "双ロール連続鋳造圧延法による熱交換器用アルミニウム合金フィン材の開発", 古河電工時報, vol. 第112号, JPN6014036307, 2003, JP, pages 76 - 82, ISSN: 0002884636 *

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9719156B2 (en) 2011-12-16 2017-08-01 Novelis Inc. Aluminum fin alloy and method of making the same
CN104685081A (zh) * 2012-10-03 2015-06-03 株式会社神户制钢所 热交换器用铝合金翅片材及其制造方法
WO2015002313A1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-08 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
JP2015014033A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法
US10145630B2 (en) 2013-07-05 2018-12-04 Uacj Corporation Aluminum alloy fin material for heat exchangers, and method of producing the same
WO2015021383A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Novelis Inc. High strength aluminum alloy fin stock for heat exchanger
WO2015021244A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Novelis Inc. High strength aluminum alloy fin stock for heat exchanger
CN106460105A (zh) * 2014-03-19 2017-02-22 株式会社Uacj 热交换器用铝合金翅片材料及其制造方法以及热交换器
JPWO2015141698A1 (ja) * 2014-03-19 2017-04-13 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法並びに熱交換器
WO2015141698A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 株式会社Uacj 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法並びに熱交換器
CN106460105B (zh) * 2014-03-19 2019-02-12 株式会社Uacj 热交换器用铝合金翅片材料及其制造方法以及热交换器
EP3121299A4 (en) * 2014-03-19 2017-12-13 UACJ Corporation Aluminum alloy fin material for heat exchanger, method for manufacturing same, and heat exchanger
JP2015206063A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 株式会社Uacj ろう付加熱後の室温強度、高温強度及び耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材及びその製造方法
US11933553B2 (en) 2014-08-06 2024-03-19 Novelis Inc. Aluminum alloy for heat exchanger fins
JP2016121372A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 ろう付性に優れる熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JP2016121373A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 熱交換器用フィン材および熱交換器用組み付け体
JP2016121393A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三菱アルミニウム株式会社 強度、導電性、ろう付性に優れる熱交換器用アルミニウム合金フィン材、該熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法および該熱交換器用アルミニウム合金フィン材を備える熱交換器
JP2016148072A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 三菱アルミニウム株式会社 アルミニウム合金フィン材
US10378088B2 (en) 2015-02-10 2019-08-13 Mitsubishi Aluminum Co., Ltd. Aluminum alloy fin material and heat exchanger
WO2016157451A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 三菱アルミニウム株式会社 高強度で優れたろう付性を有する熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法ならびに熱交換器
WO2018047971A1 (ja) * 2016-09-12 2018-03-15 株式会社Uacj プレコートフィン材及びこれを用いた熱交換器
CN107263041A (zh) * 2017-08-23 2017-10-20 柳州市二和汽车零部件有限公司 汽车散热片的加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5613548B2 (ja) 2014-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5613548B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を用いた熱交換器
US20190323788A1 (en) Method for producing aluminum alloy clad material
JP4166613B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を組付けてなる熱交換器
JP4822277B2 (ja) ろう付性と耐食性に優れた熱交換器管用アルミニウム合金ブレージングシートおよび耐食性に優れた熱交換器管
JP2008006480A (ja) 熱交換器用ブレージングフィン材並びに熱交換器及びその製造方法
JP5985973B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法、ならびに、当該アルミニウム合金ブレージングシートを用いた熱交換器
JP5730655B2 (ja) 熱交換器用プレートフィン材およびその製造方法ならびに該プレートフィン材を用いた熱交換器およびその製造方法
EP3121299A1 (en) Aluminum alloy fin material for heat exchanger, method for manufacturing same, and heat exchanger
JP2012026008A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法ならびに該フィン材を用いた熱交換器
JP2002161323A (ja) 成形性及びろう付け性に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JP5279337B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法並びに熱交換器
JP2018145447A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金製フィン材
JP2006281266A (ja) アルミニウム合金クラッド材、その製造方法及びそのアルミニウム合金クラッド材を用いた熱交換器
JP6034727B2 (ja) 高強度銅合金管
JP2011012327A (ja) ろう付性に優れるブレージングシートおよび該ブレージングシートの製造方法
JP5647818B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングフィン材および該フィン材を用いた熱交換器
JP2017057497A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材及びその製造方法、ならびに、当該アルミニウム合金フィン材を用いた熱交換器
JP5431046B2 (ja) 高温耐久性に優れた熱交換器用アルミニウム合金製ろう付け構造体の製造方法
JP2002161324A (ja) 成形性及びろう付け性に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材
JP5602707B2 (ja) ろう付け後の強度に優れた高強度銅管
JP5702927B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングフィン材および該フィン材を用いた熱交換器
JP2011094181A (ja) 強度およびろう付性に優れるアルミニウム合金の製造方法ならびにアルミニウム合金クラッド材の製造方法
JP5729969B2 (ja) アルミニウム合金置きろうおよびその製造方法
CN108531786B (zh) 换热器用铝合金制翅片材料
WO2017047514A1 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材及びその製造方法、ならびに、当該アルミニウム合金フィン材を用いた熱交換器及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5613548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250