JP2012124311A - センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ装置を大型化することなく、タイバーが封止されてなるセンサ装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電子部品20が実装される実装部11、外部に接続される接続リード12、実装部11と連結されていると共に当該実装部11の外側に延びるタイバー13が一体に形成されているリードフレーム10を用意する。そして、実装部11に電子部品20を実装し、タイバー13を上金型41と下金型42との間に挟持することにより、実装部11を上金型41と下金型42との間に構成されるキャビティ43の内部に保持する。その後、キャビティ43にモールド樹脂30を充填し、モールド樹脂30を硬化する前にタイバー13を切断すると共に実装部11に連結されたタイバー13の切断部をモールド樹脂30で覆う切断工程と、切断工程後に、モールド樹脂30を硬化させる工程と、を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、モールド樹脂でリードフレームを封止してなるセンサ装置およびその製造方法に関するものである。
従来より、リードフレームに電子部品が実装され、当該リードフレームがモールド樹脂に封止されてなるセンサ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このようなセンサ装置では、リードフレームは、電子部品が実装される実装部と、実装部と分離された接続リードとを有している。そして、実装部および接続リードのインナーリード部がモールド樹脂により封止されて構成されている。
このようなセンサ装置は、例えば、次のように製造される。すなわち、まず、リードフレームとして、実装部と、この実装部の端部に一体に連結されていると共に当該端部の外側に延びるタイバーと、接続リードとが一体に形成されているものを用意する。また、金型として、上金型と下金型を合致させることにより上金型と下金型との間にキャビティが構成されるものを用意する。そして、実装部に電子部品を実装した後、タイバーを上金型と下金型との間に挟持して電子部品が実装された実装部をキャビティ内に保持する。続いて、キャビティにモールド樹脂を充填してモールド樹脂を硬化させることにより製造される。
この方法では、実装部と連結されたタイバーを上金型と下金型との間に挟持してリードフレームを保持しているため、キャビティにモールド樹脂を充填するときに、実装部がばたつくことを抑制することができる。
特開2002−116815号公報
しかしながら、このようなセンサ装置の製造方法では、タイバーを上金型と下金型との間に挟持した状態でモールド樹脂を硬化させるため、タイバーのうち上金型と下金型との間に挟持されている部分は、モールド樹脂から突出(露出)した状態でセンサ装置が製造される。このため、タイバーが腐食性の強い媒体に直接曝されるような環境下でセンサ装置が使用される場合には、ダイバーが腐食して媒体がモールド樹脂内部に導入されることがあり、電子部品の不具合を引き起こす可能性があるという問題がある。
この問題を解決するため、例えば、タイバーのうちモールド樹脂から突出している部分をポッティング等により覆うことが考えられるが、ポッティングすることによりセンサ装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、センサ装置を大型化することなく、タイバーが封止されてなるセンサ装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電子部品(20)が実装される実装部(11)と、外部に接続される接続リード(12)と、実装部(11)と連結されていると共に当該実装部(11)の外側に延びるタイバー(13)とが一体に形成されているリードフレーム(10)を用意する工程と、実装部(11)に電子部品(20)を実装する工程と、タイバー(13)を上金型(41)と下金型(42)との間に挟持することにより、実装部(11)を上金型(41)と下金型(42)との間に構成されるキャビティ(43)の内部に保持する保持工程と、キャビティ(43)にモールド樹脂(30)を充填する工程と、モールド樹脂(30)が硬化する前に、タイバー(13)を切断すると共に実装部(11)に連結されたタイバー(13)の切断部をモールド樹脂(30)で覆う切断工程と、切断工程後に、モールド樹脂(30)を硬化させる工程と、を行うことを特徴としている。
このような製造方法では、キャビティ(43)にモールド樹脂(30)を充填した後、モールド樹脂(30)を硬化させる前にタイバー(13)を切断しており、実装部(11)に連結されたタイバー(13)の切断部にはモールド樹脂(30)が流れ込む。このため、実装部(11)および実装部(11)と連結されているタイバー(13)はキャビティ(43)に充填されたモールド樹脂(30)により覆われて保持された状態となり、モールド樹脂(30)を硬化させた際に、実装部(11)と連結されているタイバー(13)がモールド樹脂(30)で覆われる。したがって、ポッティングによりタイバー(13)を封止する製造方法と比較して、実装部(11)と連結されているタイバー(13)がモールド樹脂(30)により覆われるため、センサ装置が大型化することを抑制することができる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、切断工程では、モールド樹脂(30)に圧力をかける保圧工程を行うことにより、タイバー(13)を切断することができる。
この製造方法では、製造工程が増加することを抑制することができる。すなわち、キャビティ(43)にモールド樹脂(30)を注入してリードフレーム(10)を封止する場合には、モールド樹脂(30)中のボイドを除去するためにモールド樹脂(30)に圧力をかける保圧工程が一般的に行われる。つまり、モールド樹脂(30)中のボイドを除去する保圧工程の際に、同時にタイバー(13)を切断することができるため、製造工程が増加することを抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、リードフレーム(10)を用意する工程では、タイバー(13)が根元部(13a)と根元部(13a)よりも細くされたくびれ部(13b)とを有し、くびれ部(13b)が実装部(11)と連結されたものを用意し、保持工程では、くびれ部(13b)がキャビティ(43)の内部に位置する状態で実装部(11)を保持し、切断工程では、タイバー(13)のうちくびれ部(13b)を切断することができる。
この製造方法では、例えば、タイバー(13)が根元部(13a)のみで構成されている場合と比較して、タイバー(13)を容易に切断することができる。
この場合、請求項4に記載の発明のように、リードフレーム(10)を用意する工程では、接続リード(12)より細くされたくびれ部(13b)を有するものを用意することができる。
さらに、請求項5に記載の発明のように、金型(40)として、摺動可能に配設された可動ピン(41a、42a)を有するものを用意し、切断工程では、可動ピン(41a、42a)を可動させてタイバー(13)を切断することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、リードフレーム(10)を用意する工程では、実装部(11)を囲む枠形状の外枠部(14)を有し、実装部(11)と外枠部(14)とがタイバー(13)により連結されているものを用意することができる。
この場合、請求項7に記載の発明のように、リードフレーム(10)を用意する工程では、タイバー(13)に加えて、実装部(11)と外枠部(14)とを連結する支持部(15)を有するものを用意し、保持工程では、タイバー(13)と共に支持部(15)を上金型(41)と下金型(42)との間に挟持して実装部(11)を保持することができる。また、請求項8に記載の発明のように、リードフレーム(10)を用意する工程では、外枠部(14)に複数の接続リード(12)が備えられると共に接続リード(12)のうちの一つが実装部(11)と連結されているものを用意し、保持工程では、タイバー(13)と共に実装部(11)と連結された接続リード(12)を上金型(41)と下金型(42)との間に挟持して実装部(11)を保持することができる。
これら請求項7および8に記載の製造方法では、実装部(11)が外枠部(14)とタイバー(13)のみで連結されている場合と比較して、モールド樹脂(30)を充填する工程の際に、実装部(11)がばたつくことを抑制することができる。
また、請求項9に記載の発明では、電子部品(20)と、電子部品(20)が実装される実装部(11)と、外部に接続される接続リード(12)と、実装部(11)と連結されていると共に当該実装部(11)の外側に延びるタイバー(13)と、を有するリードフレーム(10)と、接続リード(12)のうちアウターリード部を露出させた状態で、電子部品(20)、実装部(11)、タイバー(13)、接続リード(12)のうちインナーリード部を封止するモールド樹脂(30)と、を有するセンサ装置であることを特徴としている。
このようなセンサ装置では、実装部(11)と連結されているタイバー(13)がモールド樹脂(30)により封止されているため、ポッティングによりタイバー(13)を封止してなる従来のセンサ装置と比較して、センサ装置が大型化することを抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における製造方法により製造されたセンサ装置の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 リードフレームの平面図である。 リードフレームを保持した金型の断面構成を示す図である。 リードフレームを金型に配設した後の製造工程を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態におけるリードフレームの平面図である。 本発明の第2実施形態におけるセンサ装置の製造工程の一部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態におけるリードフレームの平面図である。 本発明の第4実施形態におけるリードフレームの平面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の製造方法により製造されたセンサ装置の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図1に示されるように、本実施形態のセンサ装置は、リードフレーム10に電子部品20が実装され、当該リードフレーム10がモールド樹脂30に封止されて構成されている。
リードフレーム10は、銅や42アロイ等の板材をエッチングやプレス加工等されることにより製造されたものであり、実装部11、接続リード12、タイバー13を含むものである。
実装部11は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、矩形状とされており、一面にはんだや導電性接着剤等で構成される図示しないダイマウント材を介して電子部品20が実装されている。電子部品20は、実装部11に実装できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、パワートランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、ダイオード等である。
接続リード12は、センサ装置と外部とを接続する部位であり、実装部11の端部の外側にて実装部11とは分離して配置されている。接続リード12は、本実施形態では短冊板状に2個備えられているが、本数は特に限定されるものではなく、例えば、1個とされていてもよい。そして、接続リード12は、電子部品20と、図示しないボンディングワイヤを介して電気的に接続されている。
タイバー13は、実装部11における長手方向に延びる対向する二辺に備えられており、それぞれ実装部11の外側に向かって突出している。より詳しくは、各タイバー13は、実装部11の平面方向と平行な方向の外側に向かって突出している。このタイバー13は、具体的には後述するが、金型に挟持されてリードフレーム10を保持すると共に製造途中で切断されるものであり、図1では切断後のタイバー13を示している。
モールド樹脂30は、実装部11、電子部品20、接続リード12のインナーリード部、タイバー13を封止している。言い換えると、実装部11に備えられたタイバー13はモールド樹脂30から露出しておらず、接続リード12のアウターリード部はモールド樹脂30から露出している。モールド樹脂30としては、例えば、170〜180℃程度で硬化(成形)するエポキシ樹脂等が用いられる。
次に、このようなセンサ装置の製造方法について説明する。
まず、実装部11、接続リード12およびタイバー13が一体に形成された金属製のリードフレーム10を用意する。図2は、本実施形態におけるリードフレーム10の平面図である。
図2に示されるように、リードフレーム10は、実装部11を囲む枠形状の外枠部14を有しており、実装部11と外枠部14とがタイバー13により連結されている。タイバー13は、接続リード12と同じ太さを有する根元部13aと根元部13aよりも細くされたくびれ部13bとを有しており、くびれ部13bが実装部11と連結されていると共に、根元部13aが外枠部14と連結されている。なお、同じ太さとは、言い換えると延設方向と垂直方向の断面積が等しいことであり、タイバー13は、くびれ部13bの断面積が根元部13aよりも小さくされている。また、接続リード12は、外枠部14と連結されており、外枠部14から実装部11側に向かって延びている。
なお、最終的には、上記のように実装部11と接続リード12とを分離するが、リードフレーム10としては、外枠部14およびタイバー13を介して実装部11と接続リード12とが連結されて一体化されたものを用意する。
その後、実装部11にダイマウント材を介して電子部品20を実装・固定し、電子部品20と接続リード12とをボンディングワイヤを介して電気的に接続する。
続いて、電子部品20を実装したリードフレーム10を金型に保持する。図3は、リードフレーム10を保持した金型の断面構成を示す図である。なお、図3のリードフレーム10は、図2中のA−A断面に相当している。
図3に示されるように、金型40は、一般的なトランスファーモールド法による樹脂封止を行うことができるものであり、上金型41と下金型42とを合致させることにより、これら上金型41と下金型42との間にキャビティ43が構成される一般的なものである。
そして、リードフレーム10は、実装部11がキャビティ43の内部に位置する状態で、タイバー13が上金型41と下金型42との間に挟持されて保持されている。具体的には、タイバー13は、くびれ部13bのうち実装部11側の部分がキャビティ43の内部に位置するように、上金型41と下金型42との間に根元部13aとくびれ部13bのうちの根元部13a側の部分が挟持されている。すなわち、リードフレーム10は、図2中の二点鎖線に沿って金型40に保持されており、図2中の二点鎖線で囲まれる部分がキャビティ43内に配設されている。
次に、キャビティ43にモールド樹脂30を充填してモールド樹脂30の圧力を所定圧に保圧し、タイバー13を切断する保圧工程を行う。図4は、リードフレーム10を金型40に配設した後の製造工程を示す拡大図であり、図3中の二点鎖線で囲まれる部分の平面図に相当する。なお、図4は、断面図ではないが、理解をしやすくするためにモールド樹脂30にハッチングを施してある。
図4(a)に示されるように、リードフレーム10は、タイバー13のうちくびれ部13bの一部がキャビティ43の内部に位置するように金型40に挟持されて保持されている。そして、図4(b)に示されるように、キャビティ43にモールド樹脂30を圧送して注入し、キャビティ43をモールド樹脂30で充填する。このとき、リードフレーム10は、タイバー13が金型40に挟持されて保持されているため、実装部11がばたつくことは抑制される。そして、図4(c)に示されるように、モールド樹脂30を硬化させる前に、モールド樹脂30の圧力を所定圧まで高くして保圧し、モールド樹脂30の圧力によりタイバー13のくびれ部13bを切断する。
なお、くびれ部13bを切断することにより、実装部11はタイバー13を介して金型40に保持されない状態となるが、キャビティ43にモールド樹脂30が充填されていると共に当該モールド樹脂30が所定圧で保圧されているため、実装部11はモールド樹脂30により覆われて保持された状態となる。そして、実装部11と連結されているタイバー13の切断部もモールド樹脂30により覆われた状態となる。
また、モールド樹脂30の圧力を所定圧まで高くすることにより、モールド樹脂30に含まれるボイドも除去される。すなわち、図4(c)の工程は、従来から一般的に行われているモールド樹脂30中に形成されるボイドを除去するための保圧工程の際にくびれ部13bを切断する工程であり、ボイド除去工程とタイバー13の切断工程とを一工程で行う工程である。
その後、金型40をモールド樹脂30の硬化温度(例えば、170〜180℃程度)まで加熱してモールド樹脂30を硬化する。続いて、金型40からモールド樹脂30で封止されたリードフレーム10を取り出し、外枠部14を適宜カットすると共に、切断されたタイバー13のうち外枠部14と連結されている部分をモールド樹脂30から引き抜く等することにより、実装部11と連結されたタイバー13がモールド樹脂30で封止されたセンサ装置が製造される。
以上説明したように、本実施形態の製造方法では、金型40のキャビティ43にモールド樹脂30を充填し、モールド樹脂30を硬化する前にモールド樹脂30の圧力を所定圧まで高くしてタイバー13を切断している。このため、モールド樹脂30を硬化させた際に、実装部11と連結されているタイバー13がモールド樹脂30で覆われる。
また、ポッティングによりタイバー13を封止する製造方法と比較して、タイバー13はモールド樹脂30で覆われるため、センサ装置が大型化することを抑制することができる。また、本実施形態では、モールド樹脂30の圧力を所定圧まで高めてモールド樹脂30中のボイドを除去する従来から一般的に行われている保圧工程の際にモールド樹脂30の圧力によりタイバー13を切断するため、製造工程が増加することもなく、製造コストが増加することを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の製造方法は、第1実施形態に対してタイバー13を切断する方法を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5は本実施形態におけるリードフレーム10の平面図である。本実施形態では、まず、図5に示されるように、リードフレーム10として、タイバー13の太さが接続リード12より厚くされており、保圧工程の際にタイバー13が切断されないものを用意する。
また、金型40として、上金型41に、下金型42に向かう方向と平行な方向に摺動可能とされた可動ピン41aが備えられ、下金型42に、上金型41に向かう方向と平行な方向に摺動可能とされた可動ピン42aが備えられたものを用意する。
そして、本実実施形態では、以下のようにして、タイバー13を切断する。図6は、本実施形態におけるセンサ装置の製造工程の一部を示す断面図である。図6に示されるように、金型40にリードフレーム10を保持してキャビティ43にモールド樹脂30を充填する。その後、モールド樹脂30を硬化させる前にモールド樹脂30の圧力を所定圧まで高くして保圧し、モールド樹脂30中のボイドを除去する。なお、上記のように、本実施形態では、タイバー13が接続リード12より太くされており、この保圧工程ではタイバー13は切断されない。
次に、上金型41に備えられた可動ピン41aを下金型42に向かう方向に摺動させると共に下金型42に備えられた可動ピン42aを上金型41に向かう方向に摺動させてタイバー13を切断する。その後、上記第1実施形態と同様に、金型40を加熱してモールド樹脂30を硬化させる。なお、タイバー13を切断するときには、モールド樹脂30を硬化しておらず、タイバー13の切断部にモールド樹脂30が流れ込むため、実装部11と連結されているタイバー13はモールド樹脂30により封止される。
このような製造方法においても、ポッティングによりタイバー13を封止する製造方法と比較して、センサ装置が大型化することを抑制することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の製造方法は、第1実施形態に対してリードフレーム10を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図7は、本実施形態におけるリードフレーム10の平面図である。
図7に示されるように、本実施形態では、リードフレーム10として、2個の接続リード12の間に、外枠部14と実装部11とを連結する支持部15が備えられたものを用意する。そして、リードフレーム10を金型40に保持する際に、タイバー13に加えて支持部15を上金型41と下金型42との間に挟持する。その後は、上記第1実施形態と同様の工程を行うことにより、センサ装置が製造される。
この製造方法では、リードフレーム10として支持部15を備えたもの用い、タイバー13に加えて支持部15を上金型41と下金型42との間に挟持してリードフレーム10を金型40に保持している。このため、上記第1実施形態と比較して、モールド樹脂30をキャビティ43に注入する際に、実装部11がばたつくことを抑制することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の製造方法は、第1実施形態に対してリードフレーム10を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図8は、本実施形態におけるリードフレームの平面図である。
図8に示されるように、本実施形態では、リードフレーム10として、2個の接続リード12のうちの一方の接続リード12が実装部11と連結されたものを用意する。そして、リードフレーム10を金型40に保持する際に、タイバー13に加えて、接続リード12のうちの実装部11と連結されている一方を上金型41と下金型42との間に挟持する。その後は、上記第1実施形態と同様の工程を行うことにより、センサ装置が製造される。
この製造方法では、リードフレーム10として接続リード12のうちの一方が実装部11と連結されたものを用い、タイバー13に加えて実装部11と連結された接続リード12を上金型41と下金型42との間に挟持してリードフレーム10を金型40に保持している。このため、上記第1実施形態と比較して、モールド樹脂30をキャビティ43に注入する際に、実装部11がばたつくことを抑制することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、矩形状の実装部11における長手方向に延びる対向する2辺にタイバー13が設けられたリードフレーム10を用いる例について説明したが、例えば、矩形状の実装部11における4辺の全てにタイバー13が設けられていてもよい。
また、上記各実施形態では、実装部11に一つの電子部品20を実装する例について説明したが、例えば、実装部11に複数の電子部品20を実装することもできる。
さらに、上記第2実施形態では、モールド樹脂30を充填し、保圧工程を行った後にタイバー13の切断工程を行う例について説明したが、例えば、切断工程を行った後に保圧工程を行ってもよい。
そして、上記第2実施形態では、タイバー13が接続リード12より太くされている例について説明したが、例えば、接続リード12と同じ太さとされていてもよく、切断工程の前に保圧工程を行う場合には保圧工程の際にタイバー13が切断されるものでなければよい。
10 リードフレーム
11 実装部
12 接続リード
13 タイバー
13a 根元部
13b くびれ部
20 電子部品
30 モールド樹脂

Claims (9)

  1. 上金型(41)および下金型(42)からなる金型(40)に電子部品(20)を実装したリードフレーム(10)を保持し、当該リードフレーム(10)をモールド樹脂(30)で封止してなるセンサ装置の製造方法であって、
    電子部品(20)が実装される実装部(11)と、外部に接続される接続リード(12)と、前記実装部(11)と連結されていると共に当該実装部(11)の外側に延びるタイバー(13)とが一体に形成されているリードフレーム(10)を用意する工程と、
    前記実装部(11)に前記電子部品(20)を実装する工程と、
    前記タイバー(13)を前記上金型(41)と前記下金型(42)との間に挟持することにより、前記実装部(11)を前記上金型(41)と前記下金型(42)との間に構成されるキャビティ(43)の内部に保持する保持工程と、
    前記キャビティ(43)にモールド樹脂(30)を充填する工程と、
    前記モールド樹脂(30)が硬化する前に、前記タイバー(13)を切断すると共に前記実装部(11)に連結された前記タイバー(13)の切断部を前記モールド樹脂(30)で覆う切断工程と、
    前記モールド樹脂(30)を硬化する前に前記タイバー(13)を切断する切断工程
    と、
    前記切断工程後に、前記モールド樹脂(30)を硬化させる工程と、を行うことを特徴とするセンサ装置の製造方法。
  2. 前記切断工程では、前記モールド樹脂(30)に圧力をかける保圧工程を行うことにより、前記タイバー(13)を切断することを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の製造方法。
  3. 前記リードフレーム(10)を用意する工程では、前記タイバー(13)が根元部(13a)と前記根元部(13a)よりも細くされたくびれ部(13b)とを有し、前記くびれ部(13b)が前記実装部(11)と連結されたものを用意し、
    前記保持工程では、前記くびれ部(13b)が前記キャビティ(43)の内部に位置する状態で前記実装部(11)を保持し、
    前記切断工程では、前記タイバー(13)のうち前記くびれ部(13b)を切断することを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置の製造方法。
  4. 前記リードフレーム(10)を用意する工程では、前記接続リード(12)より細くされた前記くびれ部(13b)を有するものを用意することを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置の製造方法。
  5. 前記金型(40)として、摺動可能に備えられた可動ピン(41a、42a)を有するものを用意し、
    前記切断工程では、前記可動ピン(41a、42a)を可動させてタイバー(13)を切断することを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の製造方法。
  6. 前記リードフレーム(10)を用意する工程では、前記実装部(11)を囲む枠形状の外枠部(14)を有し、前記実装部(11)と前記外枠部(14)とが前記タイバー(13)により連結されているものを用意することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のセンサ装置の製造方法。
  7. 前記リードフレーム(10)を用意する工程では、前記タイバー(13)に加えて、前記実装部(11)と前記外枠部(14)とを連結する支持部(15)を有するものを用意し、
    前記保持工程では、前記タイバー(13)と共に前記支持部(15)を前記上金型(41)と前記下金型(42)との間に挟持して前記実装部(11)を保持することを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置の製造方法。
  8. 前記リードフレーム(10)を用意する工程では、前記外枠部(14)に複数の前記接続リード(12)が備えられると共に前記接続リード(12)のうちの一つが前記実装部(11)と連結されているものを用意し、
    前記保持工程では、前記タイバー(13)と共に前記実装部(11)と連結された前記接続リード(12)を前記上金型(41)と前記下金型(42)との間に挟持して前記実装部(11)を保持することを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置の製造方法。
  9. 電子部品(20)と、
    前記電子部品(20)が実装される実装部(11)と、外部に接続される接続リード(12)と、前記実装部(11)と連結されていると共に当該実装部(11)の外側に延びるタイバー(13)と、を有するリードフレーム(10)と、
    前記接続リード(12)のうちアウターリード部を露出させた状態で、前記電子部品(20)、前記実装部(11)、前記タイバー(13)、前記接続リード(12)のうちインナーリード部を封止するモールド樹脂(30)と、を有することを特徴とするセンサ装置。
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