JP2012123993A - 鉛蓄電池再生装置、鉛蓄電池再生方法および鉛蓄電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉛蓄電池5に電流を流して電極表面の硫酸鉛層を除去する鉛蓄電池再生装置1は、鉛蓄電池5を過充電状態に維持して、鉛蓄電池5に対して電流を供給する電源4と、鉛蓄電池5の温度を検知する温度検知部3とを備え、鉛蓄電池5の温度が、鉛蓄電池5の電極の熱破壊温度以下の温度となるように維持しつつ、電源4から常に鉛蓄電池5に対して電流が供給されるように、温度検知部3から送信される温度情報に基づいて、電源4から鉛蓄電池5に対して供給される電流値を制御する制御部2を有するものである。
【選択図】図1
Description
また、鉛蓄電池に対して供給される電流の大きさは、鉛蓄電池の温度が、鉛蓄電池の電極の熱破壊温度以下の温度となるように制御されるため、鉛蓄電池が熱破壊を起こすことがない。
電源から鉛蓄電池に対して一定の電流が供給されることによって、最も安定的にサルフェーションの除去を行うことができる。
そのため、同じ機能を有する鉛蓄電池を新たに生産する場合と比較して、エネルギー消費量と二酸化炭素発生量を大きく抑制することができるとともに、廃棄される鉛蓄電池の量が減少するため、廃棄物処理の観点からも大きな効果がある。
図1に、本発明の実施形態に係る鉛蓄電池再生装置の構成図を示す。
鉛蓄電池再生装置1は、制御部2と、温度検知部3と、電源4とを備えている。鉛蓄電池5の外部に接して外部温度センサ6が取り付けられ、鉛蓄電池5の内部には内部温度センサ7が取り付けられている。また、鉛蓄電池5の電極に接して端子温度センサ8が取り付けられ、鉛蓄電池5の環境温度を計測するための環境温度センサ9が配置されている。
外部温度センサ6、内部温度センサ7、端子温度センサ8、環境温度センサ9は、温度検知部3に電気的に接続されており、鉛蓄電池5の内部温度、外部温度、端子温度、環境温度が、温度検知部3に送信される。なお、鉛蓄電池5の内部温度の検知は、熱伝導率の高い電極端子金属部の温度を検出する端子温度センサ8の検知温度と、内部温度センサ7の検知温度の高い方の温度を、鉛蓄電池5の内部温度として採用することによって行われる。
鉛蓄電池5の電極と電源4とは電気的に接続され、電源4から鉛蓄電池5に対して電流が供給される。
制御部2は、記憶部11と、演算部12と、電流調整部13とを備えている。温度検知部3から送信される鉛蓄電池5の温度情報は、記憶部11に記憶され、記憶部11で記憶された鉛蓄電池5の温度情報は、演算部12に送出されて、後述する鉛蓄電池5の温度変化勾配や、適正な電流値が算出される。この電流値に基づいて、電流調整部13は、電源4から鉛蓄電池5に対して供給される電流を調整する。
この制御部2の機能については、後に詳述する。
図3、図4、図5、図6はいずれも、電源から鉛蓄電池に供給される電流と、鉛蓄電池の温度との関係を示しており、横軸を時間とし、左側縦軸を温度とし、右側縦軸を電流としている。鉛蓄電池の温度は、内部温度と外部温度の両方を表示している。
このような温度と電流のパターンであると、鉛蓄電池に対して電流が流れない時間である無通電時間が存在し、この間は電流供給によるサルフェーションの除去が促進されない時間帯となって、サルフェーションの除去の効率が低下し、再生に要する時間が長期化する。
電流値が図3の場合よりも小さくなっているため、電流供給の時間経過に伴う鉛蓄電池の温度上昇勾配は緩やかになる。そのため、外部温度が設定温度の上限値であるa(℃)に達するまでに要する時間は長くなり、鉛蓄電池への通電時間は長くなる。その一方、電流の供給が停止された後の温度降下に要する時間は、外部環境温度が一定である限り同一である。その結果、再生過程に要する全時間に占める無通電時間の割合は短くなる。
鉛蓄電池に対してi(A)の電流を供給することによって、鉛蓄電池の外部温度は緩やかに上昇し、外部温度が設定温度の上限値であるa(℃)よりも低いc(℃)に達したときに、鉛蓄電池に供給される電流値を、i(A)よりも小さいj(A)に低下させる。その結果、鉛蓄電池の温度は、ある程度温度上昇を続けた後、a(℃)に達することなく下降に転じ、外部温度が設定温度の下限値であるb(℃)よりも高いd(℃)に達したときに、鉛蓄電池に供給される電流値を、i(A)に上昇させる。その後、鉛蓄電池の温度は、ある程度温度下降を続けた後、b(℃)に達することなく上昇に転ずる。
このようにして鉛蓄電池に供給される電流値を制御すると、鉛蓄電池の温度が鉛蓄電池の電極の熱破壊温度以下の温度となるように維持しつつ、電源から常に鉛蓄電池に対して電流が供給される状態を実現することができ、無通電時間をなくすことができる。
図2に示す制御部2の記憶部11に対して温度検知部3から送信された、鉛蓄電池の電流供給開始からの時間経過と温度変化に関する温度情報が時系列的にサンプリングして記憶され、この記憶された温度情報が演算部12に送られて、演算部12が鉛蓄電池の温度変化勾配を算出するとともに、鉛蓄電池の温度が鉛蓄電池の電極の熱破壊温度以下の温度となるように維持しつつ、電源から常に鉛蓄電池に対して電流が供給される状態を実現するために、図5に示した転換温度であるc(℃)、d(℃)、電流値i(A)、j(A)を算出する。この算出値を電流調整部13に送出して、電流調整部13は電源が供給する電流のスイッチングを行う。
また、上記の説明においては、鉛蓄電池の外部温度に基づいて電流制御を行っているが、鉛蓄電池の内部温度に基づいても同様の電流制御を行うことができる。
環境温度を検知して上記の操作を行うことによって、環境温度の変化があっても、図6に示す、一定電流の供給による熱平衡状態を実現することができる。
2 制御部
3 温度検知部
4 電源
5 鉛蓄電池
6 外部温度センサ
7 内部温度センサ
8 端子温度センサ
9 環境温度センサ
11 記憶部
12 演算部
13 電流調整部
Claims (6)
- 鉛蓄電池に電流を流して電極表面の硫酸鉛層を還元して除去する鉛蓄電池再生装置であって、鉛蓄電池を過充電状態に維持して、鉛蓄電池に対して電流を供給する電源と、鉛蓄電池の温度と外気温度とを検知する温度検知部とを備え、鉛蓄電池の温度が、鉛蓄電池の電極の熱破壊温度以下の温度となるように維持しつつ、前記電源から常に鉛蓄電池に対して電流が供給されるように、前記温度検知部から送信される温度情報に基づいて、前記電源から鉛蓄電池に対して供給される電流値を制御する制御部を有することを特徴とする鉛蓄電池再生装置。
- 前記制御部は、前記温度検知部から送信された鉛蓄電池の温度情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から送出される前記温度情報に基づいて鉛蓄電池の温度変化勾配と鉛蓄電池に供給する電流値を算出する演算部と、前記演算部によって算出された電流値に基づいて鉛蓄電池に供給する電流を調整する電流調整部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の鉛蓄電池再生装置。
- 前記電源から鉛蓄電池に対して電流が供給されている状態において、前記鉛蓄電池の温度が一定であり、前記電源から鉛蓄電池に対して供給される電流値が一定となるように、前記制御部は、前記電源から鉛蓄電池に対して供給される電流値を制御することを特徴とする請求項1または2記載の鉛蓄電池再生装置。
- 鉛蓄電池に電流を流して電極表面の硫酸鉛層を還元して除去する鉛蓄電池再生方法であって、鉛蓄電池を過充電状態に維持して、鉛蓄電池に対して電流を供給するとともに、鉛蓄電池の温度と外気温度とを検知し、鉛蓄電池の温度が、鉛蓄電池の電極の熱破壊温度以下の温度となるように維持しつつ、鉛蓄電池に対して常に電流が供給されるように、鉛蓄電池の温度情報に基づいて、鉛蓄電池に対して供給される電流値を制御することを特徴とする鉛蓄電池再生方法。
- 鉛蓄電池に対して電流が供給されている状態において、前記鉛蓄電池の温度が一定であり、鉛蓄電池に対して供給される電流値が一定となるように、鉛蓄電池に対して供給される電流値を制御することを特徴とする請求項4記載の鉛蓄電池再生方法。
- 請求項4または5のいずれかの鉛蓄電池再生方法によって再生された鉛蓄電池。
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