JP2012123758A - 計画停電周知支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 需要家ごとに事前調整の要否を判断し、需要家に応じた周知が可能な計画停電周知支援システムを提供する。
【解決手段】 需要家宅に設置される通信機器2と、配電情報データベース33aと、需要家の所在地、過去に停電事前調整を実施した停電事前調整履歴や、電力会社に対する満足度の高低を示す需要家満足度情報などの需要家情報を記憶する需要家情報配電情報データベース34aと、計画停電条件を入力する入力部、計画停電条件と、配電情報データベース33aに記憶された配電情報とに基づいて、計画停電の計画停電実施エリアに含まれる対象需要家を抽出し、需要家情報配電情報データベース34aに記憶された需要家情報に基づいて、停電事前調整の要否を判断する事前調整要否判断タスク36と、計画停電事前調整要否に基づいて、計画停電情報を通信機器へ送信する計画停電情報周知タスク37と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配電網の計画停電において、需要家ごとに事前調整の要否を判断し、要否に応じた計画停電の周知が可能な計画停電周知支援システムに関する。
電柱周辺を掘削する工事などでは、工事に伴って計画停電が必要になる場合がある。計画停電を伴う工事の施工に際しては、停電が困難、または、停電可能日時が限られる需要家に対して事前に周知し、計画停電実施日時を調整する必要がある。このような停電実施日時の周知は、停電エリアのすべての需要家について確実に行う必要がある。
ところで、需要家に対する停電実施日時の周知は、周知担当者が個別に訪問し印刷した案内文書を配布するため、周知作業に多大な手間と時間とを要する。また、需要家への周知を案内文書の配布によるために、情報伝達が一方向となり需要家からの回答を集計しにくいという問題がある。
従来から、電力供給事業者からの停電情報や工事日時情報などの周知を支援するための、入力された郵便番号に該当する地域区間を郵便番号データベースから割り出し、割り出した地域区間の停電に関する情報を配電自動化設備から取得して停電情報メッセージを作成する停電情報提供システムに関する技術(例えば、特許文献1参照。)が知られている。また、配電自動化システムから送信されてくる停電区間を含む事故停電情報を受信し、データベースに基づいて、停電区間に対応する電子メールアドレスを特定し、電子メールアドレス宛に、停電が発生した旨の情報が記載された電子メールを送信する停電情報自動発信システムに関する技術(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
さらに、顧客の端末に工事日時候補を提示し、顧客の端末から所定の工事日時候補を選択する旨の情報が送られると、データベースに記憶されている工事の施工スケジュールに、選択された工事日時候補の計器取り替え工事を追加するスケジュール調整装置に関する技術(例えば、特許文献3参照。)や、配電自動化システムから停電データを受信し、その停電データを元にして停電情報を更新、管理し、その停電情報を必要に応じて顧客に提供する技術(例えば、特許文献4参照。)が知られている。
特開2009−159198号公報 特開2006−174563号公報 特開2009−003666号公報 特開2009−153300号公報
しかし、電力供給事業者から需要家への計画停電の周知は、需要家ごとに事前調整の要否が異なるので、事前調整の要否に基づいて周知時期、周知内容を変える必要があり、周知作業にはさらに手間と時間が必要となるという問題がある。具体的には、事前調整が不要な需要家に対しては計画停電実施日時が確定後に周知すればよいが、事前調整が必要な需要家に対しては計画停電実施日時の確定前に停電可能な日時を問い合わせ、回答に基づいて計画停電実施日時を確定する必要がある。したがって、電力供給事業者における停電周知担当者の業務が煩雑になり、停電周知のための労力も著しく増加するともに、停電周知の業務が滞るおそれがある。
そこでこの発明は、需要家への停電周知の対応が迅速にでき、しかも電力供給事業者の停電周知の労力を大幅に削減することが可能な計画停電周知支援システムを提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、配電網に接続される需要家に電力供給事業者による計画停電を事前に周知する計画停電周知支援システムであって、前記需要家側に設置され、前記電力供給事業者と通信可能な通信機器と、前記電力供給事業者側に設置され、前記通信機器と通信可能な計画停電周知支援手段と、から構成され、前記計画停電周知支援手段は、前記配電網の配電経路を含む配電情報を記憶する配電情報記憶手段と、前記需要家の所在地、過去に停電事前調整を実施した停電事前調整履歴や、電力会社に対する満足度の高低を示す需要家満足度情報などの需要家情報を記憶する需要家情報記憶手段と、前記計画停電における計画停電実施エリアや計画停電実施希望日などの計画停電情報が入力される計画停電情報記憶手段と、前記計画停電情報記憶手段に入力された計画停電情報と、前記配電情報記憶手段に記憶された配電情報とに基づいて、前記計画停電の計画停電実施エリアに含まれる対象需要家を抽出し、前記対象需要家ごとの前記需要家情報記憶手段に記憶された需要家情報に基づいて、停電事前調整の要否を判断する事前調整要否判断手段と、前記事前調整要否判断手段で判断した計画停電事前調整要否に基づいて、計画停電情報を前記対象需要家宅に設置された前記通信機器へ送信する計画停電情報周知手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、入力手段で入力された計画停電条件と、配電情報記憶手段に記憶された配電情報とに基づいて、計画停電の計画停電実施エリアに含まれる対象需要家を抽出し、対象需要家ごとの需要家情報記憶手段に記憶された需要家情報に基づいて、停電事前調整の要否が判断され、計画停電事前調整要否に基づいて、計画停電情報を対象需要家宅に設置された通信機器へ送信する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記計画停電情報周知手段によって周知された計画停電情報に対する前記対象需要家から前記通信機器を介して送信される回答を受信し、計画停電実施日時を調整する計画停電実施日時調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各需要家の計画停電履歴や需要家満足度に基づいて事前調整の要否を判断するようにしているので、事前調整が必要な需要家を確実に抽出することができる。したがって、電力供給事業者からの需要家への停電周知の対応が迅速にでき、しかも計画停電の周知に要する電力供給事業者側の労力を大幅に削減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、需要家からの回答に基づいて、計画停電実施日時を調整することができるので、需要家からの回答を計画停電実施日時に確実に反映することができる。また、計画停電実施日時の調整を自動で行うので、調整や再調整に要する労力を大幅に削減することができる。
この発明の実施の形態に係る計画停電周知支援システムの概略構成ブロック図である。 図1の計画停電周知支援システムにおける需要家情報データベースのデータ構成図である。 図1の計画停電周知支援システムにおける計画停電情報データベースのデータ構成図である。 図1の計画停電情報周知タスクによって需要家に送信される計画停電の事前情報を示す図である。 図1の計画停電情報周知タスクによって需要家に送信される計画停電の確定情報を示す図である。 図1の計画停電情報周知タスクによって需要家に送信される計画停電の中止・変更情報を示す図である。 図1の計画停電周知支援システムの処理動作を示すフローチャートである。 図1の事前調整要否判断タスクによる処理を示すフローチャートである。 図1の計画停電実施日時調整タスクによる処理を示すフローチャートである。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る計画停電周知支援システム1の概略構成ブロック図である。この計画停電周知支援システム1は、配電網に接続される複数の需要家に計画停電を事前に周知するシステムであり、需要家側に設置されている通信機器2と、電力供給事業者側に設置されている停電情報周知支援手段としての停電情報周知支援サーバ3とから構成されている。通信機器2は、有線または無線から構成される通信網NWを介して計画停電情報周知支援サーバ3と通信可能に接続されている。
通信機器2は、配電網に接続された複数の需要家側に設置され、電力供給事業者側の停電情報周知支援サーバ3と通信可能なもので、例えば、パーソナルコンピュータ2a、携帯電話2b、FAX2c、スマートメータ2dなどである。この通信機器2は、停電情報周知支援サーバ3から送信される計画停電情報を受信し、回答を停電情報周知支援サーバ3に送信する機能を備えている。また、通信機器2は、表示部を備え、電力会社から受信した情報などを表示できるようになっている。
計画停電情報周知支援サーバ3は、電力会社の計画停電の周知を行う部署に設置され、計画停電情報の需要家への周知に関する情報などを管理、記憶するサーバである。この計画停電情報周知支援サーバ3は、主として、通信部31、入力手段としての入力部32、配電情報記憶手段としての配電情報記憶部33、需要家情報記憶手段としての需要家情報記憶部34、計画停電情報記憶部35、事前調整要否判断手段としての事前調整要否判断タスク36、計画停電情報周知タスク37、計画停電実施日時調整タスク38、および、これらの制御などを行う制御部30とを備えている。
通信部31は、後述する計画停電情報を需要家宅に設置された通信機器2に送信し、需要家宅の通信機器2からの計画停電情報に対する回答を受信したりするものである。
入力部32は、計画停電における計画停電実施エリアや計画停電実施希望日などの計画停電条件を入力する機器であり、例えば、キーボードやマウスなどから構成されている。入力部32からは、計画停電実施エリアとして、電柱番号や住所などが入力可能で、計画停電実施希望日として、計画停電実施希望日と計画停電実施希望開始時刻と計画停電実施希望終了時刻とが入力可能となっている。ここで、停電実施希望日は、例えば数日間から数か月の範囲で入力されるようになっている。
配電情報記憶部33は、配電網の配電経路を含む配電情報を記憶する配電情報データベース33a(図示略)を格納するものである。この配電情報データベース33aによって、停電実施エリアに含まれる需要家を取得することができる。
需要家情報記憶部34は、需要家の所在地、需要家ごとに過去に停電事前調整を実施した停電事前調整履歴や電力会社に対する満足度の高低を示す需要家満足度情報などの需要家情報を記憶した需要家情報データベース34aを格納するものである。図2に示すように、需要家情報データベース34aには、需要家ごとに、つまり、需要家を識別する需要家ID341ごとに、所在地342、個別調整要否343、事前調整要否344、今後の事前調整要否345、停電補償装置情報346、顧客満足度情報(需要家満足度情報)347、計画停電履歴348およびその他349が記憶されている。所在地342には、需要家の所在地が記憶されている。個別調整要否343には、電力会社で個別の対応が必要か否かが、過去の対応実績などに基づいて記憶されている。事前調整要否344には、計画停電に際する事前調整の要否が記憶され、今後の事前調整要否345には、今度の計画停電に際する事前調整の要否が記憶されている。この今後の事前調整要否345は、計画停電の実施後に需要家宅を訪問などした際に、需要家からの聞き取り調査を行い、その結果を反映するものである。停電補償装置情報346には、計画停電に際して使用した発電保障設備を記憶するもので、例えば発電機などである。個別調整要否343と、事前調整要否344と、今後の事前調整要否345と、停電補償装置情報346とによって、停電事前調整履歴が示されている。顧客満足度情報347には、電力会社に対する需要家の顧客満足度情報、例えば複数の項目に関するアンケート結果を記憶したメモリアドレスが記憶されている。ここで、顧客満足度を示すアンケート項目としては、例えば、「当社(電力会社)に対するイメージ」3471、「停電交渉時の状況」3472、「お客さま都合 日時・状況」3473、「特記事項」3474およびその他3475などである。このようなアンケート項目に関して複数の選択肢の中から、計画停電に際して需要家宅を訪問などして収集した情報や、需要家自身が選択した回答に基づいて選択された選択肢が記憶されている。選択された選択肢は、個別調整や事前調整の必要性に応じてA〜Cのランクに分けられている。ここで、A〜Cのランクは、後述する事前調整要否判断タスク36で顧客満足度を判定する場合に使用されるもので、回答にCランクが1つでも存在する場合は、顧客満足度が低く「個別調整要」と判断され、回答にCランクがなくBランクが存在する場合は、「事前調整要」と判断され、回答がAランクのみの場合は、顧客満足度が高く「事前調整不要」と判断される。これらの「当社(電力会社)に対するイメージ」3471、「停電交渉時の状況」3472、「お客さま都合 日時・状況」3473、「特記事項」3474およびその他3475とによって、需要家満足度情報が示されている。
具体的には、「当社(電力会社)に対するイメージ」3471は、1.好感、2.まあまあ好感、3.普通、4.あまり良くない、5.嫌悪、6.その他の6段階で評価し、そのランクは1〜3をA、4をB、5〜6をCとする。「停電交渉時の状況」3472は、1.快諾、2.普通、3.しぶしぶ、4.断固拒否、5.その他の5段階で評価し、そのランクは1〜2をA、3をB、4〜5をCとする。「お客さま都合 日時・状況」3473は、停電が可能な曜日や時間帯などに関する項目で、1.平日(日中可)、2.定休日○曜日、3.夜間のみ可、4.夏休みのみ可、5.冬休みのみ可、6.24時間営業、7.土日可、8、その他の8段階で評価し、そのランクは1〜2をA、3〜7をB、8をCとする。「特記事項」3474は、停電が不可である装置などに関する項目で、1.なし、2.医療器具など、3.特殊設備など、4.その他の4段階で評価し、そのランクは1をA、2〜4をCとする。
計画停電履歴348には、計画停電履歴を記憶したメモリアドレスが記憶されている。この計画停電履歴348は、計画停電を識別する計画停電ID3481ごとに、周知日3482には計画停電情報が周知された日付が記憶され、回答日3483には計画停電情報に対して回答した日付が記憶され、回答内容3484には、回答内容が記憶されている。ここで、回答内容3484とは、例えば、「承諾(停電可能)」、「○月○日は終日、行事を行うため、停電不可」、「計画停電実施日時の直前に要連絡」などといったもので、「承諾」以外の場合は、事前調整が必要であった履歴となる。そして、救済情報3485には、当該計画停電において救済対象である場合には、救済方法などが記憶され、救済対象でない場合(計画停電を承諾した場合)には、「NULL」が記憶されている。
この需要家情報データベース34aは、需要家が新たに契約などした場合に追加され、契約の変更・解除などがあった場合に更新・削除される。また、個別調整要否343、事前調整要否344、今後の事前調整要否345、停電補償装置情報346は計画停電の実施前、実施後に更新され、顧客満足度情報347は、計画停電の実施前、実施後やアンケートを実施した際などに更新される。さらにまた、計画停電履歴348は、計画停電の実施前、実施後に更新されるようになっている。
計画停電情報記憶部35は計画停電情報を記憶した計画停電情報データベース35aを格納するものである。図4に示すように、計画停電情報データベース35aには、計画停電ごとに、つまり、計画停電を識別する計画停電ID351ごとに、計画停電予定日時352、計画停電実施日時353、計画停電実施エリア354、個別対応需要家リスト355、事前調整需要家リスト356、事前調整不要需要家リスト357およびその他358が記憶されている。計画停電予定日時352には、計画停電の実施予定日時が記憶され、計画停電実施日時353には、計画停電の実施日時が記憶され、計画停電実施エリア354には、計画停電実施エリアを示す、例えば、電柱番号などが記憶されている。また、個別対応需要家リスト355には、計画停電前に個別対応が必要な需要家リストである個別対応需要家リストを記憶したメモリアドレスが記憶され、個別対応需要家ID3551が記憶されている。事前調整需要家リスト356には、計画停電前に調整が必要な需要家リストである事前調整需要家リストを記憶したメモリアドレスが記憶され、事前調整需要家ID3561が記憶されている。事前調整不要需要家リスト357には、計画停電前に調整が不要な需要家リストである事前調整不要需要家リストを記憶したメモリアドレスが記憶され、事前調整不要需要家ID3571が記憶されている。この停電情報データベース35aは、停電が計画された場合に追加され、計画の変更・取消があった場合に更新・削除される。また、計画停電予定日時352、計画停電実施エリア354は、入力部32から停電条件が入力された際に記憶されるようになっている。また、個別対応需要家リスト355、事前調整需要家リスト356、事前調整不要需要家リスト357は後述するように事前調整要否判断タスク36によって記憶されるようになっている。または、需要家から個別の申出があった場合に更新されるようになっている。
事前調整要否判断手段としての事前調整要否判断タスク36は、入力された計画停電条件と、配電情報データベース33aの配電情報とに基づいて、計画停電実施エリアに含まれる対象需要家を抽出し、対象需要家ごとの需要家情報データベース34aに記憶された需要家情報に基づいて、停電事前調整の要否を判断する機能を有するプログラムである。ここで、事前調整の要否とは、需要家ごとに計画停電に際して個別対応が必要か否か、事前調整が必要か否かを判断することであり、いずれにも該当しない場合は事前調整が不要と判断する。個別対応が必要であるとは、例えば基地局や放送局など停電不可の需要家であって、計画停電に際しては電力会社と需要家との間で個別に日時や救済方法などを調整する必要があることをいう。事前調整が必要であるとは、計画停電に際して当該需要家に停電可能な日時を問い合わせて日時を調整する必要があり、計画停電実施日時の確定前に周知、問い合わせが必要であることをいう。事前調整が不要であるとは、当該需要家には計画停電実施日時の確定後に周知を行えばよく、日時調整不要であることをいう。この事前調整要否判断タスク36は、周知担当者M2の起動操作によって任意に起動される。
計画停電情報周知手段としての計画停電情報周知タスク37は、計画停電事前調整要否判断タスク36で判断した計画停電事前調整要否に基づいて、計画停電情報を対象需要家宅に設置された通信機器2へ所定のタイミングで送信する機能を有するプログラムである。具体的には、個別対応需要家リスト355の需要家に対しては、計画停電の実施前に周知担当者M2が個別に訪問し調整を行うので、周知担当者M2の訪問前に計画停電の案内を送信し、個別調整に伺う旨を通知する。事前調整需要家リスト356の需要家に対しては、計画停電の実施前に停電可能日時を確認し、日時を調整するので、計画停電の実施が決まった段階で、図4に示すように、停電可能日時の問い合わせるための(「停電工事へのご協力のお願い」)を当該需要家宅に設置された通信機器2に電子メールやFAXなどによって送信する。ここで、「停電工事へのご協力のお願い」は、需要家に計画停電予定日時を提示し、どうしても都合の悪い日付を回答してもらうもので、回答がない場合は、都合が悪い日付がないものとして処理する旨が記載されている。事前調整不要需要家リスト357の需要家に対しては、計画停電実施日時(停電工事日)が確定した後に、図5に示すように、「停電工事日 確定 のお知らせ」に計画停電実施日時を記載して当該需要家宅に設置された通信機器2に電子メールやFAXなどによって送信する。また、計画停電実施日時が中止、変更となった場合には、図6に示すように、「停電工事日 中止・変更 のお知らせ」その旨をすべての停電実施エリアの需要家宅に設置された通信機器2に通知する。このような計画停電情報周知タスク37は、制御部50によって起動が制御され、計画停電の所定期日前までに起動されるようなっている。
計画停電実施日時調整タスク38は、個別対応需要家リスト355の需要家との調整結果、事前調整需要家リスト356の需要家への計画停電情報周知タスク37による周知に対する回答などに基づいて、計画停電予定日時352における需要家ごとの停電可否を判定し、最も停電の影響が少ない日時を判断し、計画停電実施日時を調整(確定)する機能を有するプログラムである。計画停電実施日時が確定できなかった場合には、「停電工事へのご協力のお願い(再調整)」が事前調整需要家リスト356の需要家へ周知され、再度得た回答によって計画停電実施日時が再調整される。この処理が、計画停電実施日時が確定されるまで所定回数繰り返される。
ところで、このような計画停電実施日時調整タスク38による計画停電実施日時の調整、再調整が不調に終わった場合や、計画停電実施日時の確定後に当該日時の停電が不可であるとの連絡を需要家から受けた場合には、周知担当者M2が当該需要家と個別に交渉し承諾を得るようにする。承諾を得られなかった場合は、発電機などを使用したり、高・低圧系統を切り替えたりすることによる無停電工法によって当該需要家を救済する。さらに、無停電工法でも救済が困難な場合は、計画停電予定日時を変更するなどした上で、再度計画停電実施日時を確定する。
次に、このような構成の計画停電周知支援システム1における情報の処理手段および作用について説明する。
まず、電柱周囲の掘削を伴う道路工事などが計画されると、図7に示すように、設計者M1が、計画停電予定日時や計画停電エリアなどを記載した停電計画表(停電条件)を提出する。そして、ステップS1において、周知担当者M2によって計画停電周知支援システム1の事前調整要否判断タスク36が起動される。この事前調整要否判断タスク36では、図8に示すように、ステップS101において、計画停電実施エリアや計画停電実施希望日などの停電条件が入力される。ステップS102において、配電情報データベース33aと需要家情報データベース34aとに基づいて、計画停電実施エリアに含まれる需要家が取得される。ステップS103において、最初の当該需要家の需要家情報データベース34aの需要家情報が取得される。ステップS104において、個別調整の要否が判定される。つまり、個別調整要否343が「要」の場合(「YES」の場合)は、ステップS105に進み、当該需要家が個別対応需要家リスト355に登録される。「要」以外の場合(「NO」の場合)は、ステップS106に進み、事前調整の要否が判定される。つまり、事前調整要否344および今後の事前調整要否345が「要」の場合(「YES」の場合)は、ステップS107に進み、当該需要家が事前調整需要家リスト356に登録される。「要」以外の場合(「NO」の場合)は、ステップS108に進み、停電補償設備の要否が判定される。つまり、停電補償装置情報346が「要」の場合(「YES」の場合)は、ステップS109に進み、当該需要家が事前調整需要家リスト356に登録される。「要」以外の場合(「NO」の場合)は、ステップS110に進み、顧客満足度情報347を取得する。そして、ステップS111において、顧客満足度情報347の中に「C」ランクの回答を有する場合(「YES」の場合)は、ステップS112に進み、当該需要家が個別対応需要家リスト355に登録される。顧客満足度情報347の中に「C」ランクの回答がない場合(「NO」の場合)は、ステップS113に進み、顧客満足度情報347の中に「C」ランクがなく「B」ランクの回答を有する場合(「YES」の場合)は、ステップS114に進み、当該需要家が事前調整需要家リスト356に登録される。顧客満足度情報347の中に「C」ランク、「B」ランクの回答がない場合(「NO」の場合)は、ステップS115に進み、当該需要家が事前調整不要需要家リスト357に登録される。
ステップS116において、すべての需要家情報に対する処理が終了したか否かが判断され、終了していないと判断された場合(「NO」の場合)は、ステップS117に進み次の需要家情報が取得され、事前調整要否タスク36に戻る。ステップS116で終了したと判断された場合(「YES」の場合)は、このタスクの処理が終了される。
次に、図7に示すように、ステップS1の計画停電情報周知タスク37が起動され、ステップS2において事前調整需要家リスト356の需要家宅の通信機器2Yに対して、図4に示すような「停電工事へのご協力のお願い」が送信され、計画停電情報が周知されて停電可能日時が問い合わせされる。ここで、この計画停電情報周知タスク37の起動は、周知担当者M2が起動しても、または、計画停電予定日時352までの残り日数が所定日数となった場合に制御部30によって起動されるようにしてもよい。また、個別対応需要家リスト355の需要家については、通信機器2Xに対して個別訪問に伺う旨を通知し、停電周担当者が個別に訪問するなどして調整が行われる。需要家からの回答が通信機器2X、2Yを介して受信されると、回答内容3484が記録される。そして、図7に示すように、ステップS3の計画停電実施日時調整タスク38が起動され、需要家からの回答内容3484に基づいて計画停電実施日時が調整される。
そして、この計画停電実施日時調整タスク38では、図9に示すように、ステップS201において、個別対応需要家リスト355の需要家との事前調整の結果と事前調整需要家リスト356の回答とに基づいて、計画停電実施日時が確定される。ステップS202において、計画停電実施日時が確定できたか否か、すなわち、施工可能日の有無を判定する。確定できた場合(「YES」の場合)は、計画停電実施日時を計画停電情報データベース35aの計画停電実施日時353に記憶し、このタスクの処理を終了する。確定できなかった場合(「NO」の場合)は、個別に交渉して停電を承諾してもらうか、救済計画を策定するなどするため、周知担当者M2に計画停電実施日時が確定できなかった旨を通知してこのタスクの処理を終了する。
そして、計画停電実施日時が確定すると、図7に示すように、ステップS4の計画停電情報周知タスク37によって、停電エリア内のすべての需要家宅の通信機器2、つまり、個別対応需要家リスト355の需要家宅、事前調整需要家リスト356の需要家宅、事前調整不要需要家リスト355の需要家宅の通信機器2X、2Y、2Zに対して、図5に示すように「停電工事日 確定 のお知らせ」が送信され、計画停電情報が周知される。ここで、この計画停電情報周知タスク37の起動は、周知担当者M2が起動しても、または、計画停電実施日時353までの残り日数が所定日数となった場合に制御部30によって起動されるようにしてもよい。そして、需要家からの回答が通信機器2X、2Y、2Zを介して受信され、回答内容348が記録される。ここで、未回答の需要家に対しては、所定期間の経過後に再度周知が行われ、その後も未回答の需要家は、周知済として処理が進められる。
ところで、計画停電実施日時調整タスク38による計画停電実施日時の調整、再調整が不調に終わった場合や、計画停電実施日時の確定後に当該日時の停電が不可であるとの連絡を需要家から受けた場合には、周知担当者M2が当該需要家と個別に交渉し承諾を得るようにする。承諾を得られなかった場合は、発電機などを使用したり、高・低圧系統を切り替えたりすることによる無停電工法によって当該需要家を救済する。さらに、無停電工法でも救済が困難な場合は、計画停電予定日時を変更するなどした上で、再度計画停電実施日時を確定する。
このようにして、計画停電周知支援システム1によって需要家ごとに事前周知の要否が判断されて、計画停電情報が周知される。
以上のように、この計画停電周知支援システム1によれば、各需要家の需要家情報データベース34aの停電事前調整履歴や顧客満足度情報347(需要家満足度情報)に基づいて事前調整の要否を判断するようにしているので、事前調整が必要な需要家を確実に抽出することができる。つまり、個別対応需要家リスト355の需要家に対しては、個別の調整を行い、事前調整需要家リスト356の需要家に対しては、通信機器2に対して計画停電実施日時の確定前に計画停電情報が周知(送信)され、需要家からの回答に基づいて計画地電実施日時が調整される。そして、計画停電実施日時が確定すると、すべての需要家宅の通信機器2に対して計画停電情報が周知される。また、事前調整要否判断タスク36による事前調整の要否の判断と、計画停電情報周知タスク37による計画停電情報の周知とを、自動で行うことができるので、計画停電の周知に要する手間と時間とを大幅に削減することができる。つまり、計画停電の準備に要する時間を削減し、計画停電実施の周知から計画停電実施日時の調整までの時間的な無駄を省くことができる。
また、計画停電情報周知タスク37による計画停電情報の周知は、通信機器2を介して行うので、容易かつ確実に周知を行うことができ、かつ、需要家宅の通信機器2を介して需要家からの回答も容易に得られるので、回答率が向上する。したがって、電力供給事業者からの需要家への停電周知の対応が迅速にでき、しかも計画停電の周知に要する電力供給事業者側の労力を大幅に削減することができる。
さらに、需要家からの回答に基づいて、計画停電実施日時を調整することができるので、需要家からの回答を計画停電実施日時に確実に反映することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、通信機器2の表示部に情報を表示するようにして説明したが、需要家宅などに設置されたコンピュータのブラウザ、携帯電話などの携帯用電子機器やメールなどを介して情報が表示されるようにしてもよい。
また、計画停電情報周知タスク37は計画停電情報(「停電工事へのご協力のお願い」など)をHTML形式の電子メールで送信するようにしてもよい。この場合は、需要家が当該電子メールを受信し表示すると、当該電子メールの図4に示すカレンダ表示部の日付を選択可能となっており、需要家が都合の悪い日付を選択すると、当該需要家の需要家情報データベース34aの回答日3483、回答内容3484に記憶されるようになっている。
さらに、停電工事を例として説明したが、水道、ガス、電話などの工事にも適用できることはもちろんである。
1 計画停電周知支援システム
2 通信機器
3 停電周知支援サーバ(計画停電周知支援手段)
32 入力部
33a 配電情報データベース(配電情報記憶手段)
34a 需要家情報データベース(需要家情報記憶手段)
35a 計画停電情報データベース(計画停電情報記憶手段)
36 事前調整要否判断タスク(事前調整要否判断手段)
37 計画停電情報周知タスク(計画停電情報周知手段)
38 計画停電実施日時調整タスク(計画停電実施日時調整手段)

Claims (2)

  1. 配電網に接続される需要家に電力供給事業者による計画停電を事前に周知する計画停電周知支援システムであって、
    前記需要家側に設置され、前記電力供給事業者と通信可能な通信機器と、
    前記電力供給事業者側に設置され、前記通信機器と通信可能な計画停電周知支援手段と、
    から構成され、
    前記計画停電周知支援手段は、
    前記配電網の配電経路を含む配電情報を記憶する配電情報記憶手段と、
    前記需要家の所在地、過去に停電事前調整を実施した停電事前調整履歴や、電力会社に対する満足度の高低を示す需要家満足度情報などの需要家情報を記憶する需要家情報記憶手段と、
    前記計画停電における計画停電実施エリアや計画停電実施希望日などの計画停電情報が入力される計画停電情報記憶手段と、
    前記計画停電情報記憶手段に入力された計画停電情報と、前記配電情報記憶手段に記憶された配電情報とに基づいて、前記計画停電の計画停電実施エリアに含まれる対象需要家を抽出し、前記対象需要家ごとの前記需要家情報記憶手段に記憶された需要家情報に基づいて、停電事前調整の要否を判断する事前調整要否判断手段と、
    前記事前調整要否判断手段で判断した計画停電事前調整要否に基づいて、計画停電情報を前記対象需要家宅に設置された前記通信機器へ送信する計画停電情報周知手段と、
    を備えることを特徴とする計画停電周知支援システム。
  2. 前記計画停電情報周知手段によって周知された計画停電情報に対する前記対象需要家から前記通信機器を介して送信される回答を受信し、計画停電実施日時を調整する計画停電実施日時調整手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の計画停電周知支援システム。
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