JP2012121592A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のロール紙R、…を収容する袋本体部10を備える包装袋100であって、袋本体部は、フィルム体Fを成形してなり、フィルム体の引き伸ばし方向である上下方向と略平行に延在する側面部11を有し、側面部には、切り開かれることにより、上下方向と交わる所定方向に延在するロール紙の取出口15を形成するミシン目30が設けられ、ミシン目は、上下方向に延在する複数の上下切れ目を有し、これら複数の上下切れ目は、全体として当該ミシン目が切り開かれる方向と反対方向に凸の曲線状部を形成するように配設されている。
【選択図】図2
Description
この包装袋には、袋本体部の上面パネル部から側面パネル部に亘るように切り取り破線(ミシン目)が形成され、使用時に切り取り破線に沿って切り取られることで紙製衛生物品の取り出し用の開口が形成されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、袋本体部の側面の上端部から下方にかけて、使い捨て衛生物品の取り出し用の開口を形成するための切り取り破線(ミシン目)が形成されたものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、第2開封部には、10〜80度傾斜した互いに平行な直線状の切目が設けられ、上下に隣り合う切目どうしは、上側の切目の幅方向外側の端部(終端)と、下側の切目の幅方向内側の端部(始端)が上下方向に延在する同一直線上に位置するように設けられている。これにより、引き裂く際に上側の切目の終端から下側の切目の始端に向って直線状に裂けて開封する構成となっている。この場合、フィルムの流れ方向と開封方向が同一である場合には、開封し易いが、フィルムの流れ方向と開封方向が一致しない場合、上側の切目の終端から下側の切目の始端に向わずに当該上側の切目の延長線上に裂けたり、引き裂き強度が高くなるために想定している通りに裂けない虞がある。また、上側の切目の終端から下側の切目の始端に向う点から点の引き裂きであるため、上下方向に延在する同一直線に沿って引き裂かれなかった場合には、引き裂かれる方向が下側の切目から大きく外れてしまい、開封部がぐちゃぐちゃになったり、包装体が保管に適さない状態になってしまう虞もある。
複数の紙製衛生物品を収容する袋本体部を備える包装袋であって、
前記袋本体部は、フィルム体を成形してなり、当該フィルム体の引き伸ばし方向である上下方向と略平行に延在する側面部を有し、
前記側面部には、切り開かれることにより、前記上下方向と交わる所定方向に延在する前記紙製衛生物品の取出口を形成するミシン目が設けられ、
前記ミシン目は、前記上下方向に延在する複数の上下切れ目を有し、これら複数の上下切れ目は、全体として当該ミシン目が切り開かれる方向と反対方向に凸の曲線状部を形成するように配設されていることを特徴としている。
さらに、ミシン目には、フィルム体の引き伸ばし方向と略平行な上下方向に沿って複数の上下切れ目が形成されているので、使用者により当該包装袋が把持されて袋本体部が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、フィルム体の引き伸ばし方向と交わる方向に沿って形成される他の切れ目に比べて裂け難くすることができる。
これにより、紙製衛生物品の取出口を形成するミシン目が上下方向と交わる所定方向に延在するように形成される包装袋にて、当該取出口の未開封状態では裂け難さを維持することができ、この結果、取出口(ミシン目)の上下方向と直交する方向の幅を十分に大きくすることができることとなって、包装袋から紙製衛生物品を個別に取り出し易くすることができる。
前記複数の上下切れ目のうち、隣合うものどうしは、前記上下方向に互いに重なり合うように配設されていることを特徴としている。
前記ミシン目は、更に、上下方向及び当該上下方向に対して略直交する直交方向と交わる斜め方向に延在する複数の斜め切れ目を有し、これら複数の斜め切れ目は、全体として前記直交方向に沿う直線状部を形成するように配設され、
前記複数の斜め切れ目どうしの間隔は、略等しく、且つ、前記曲線状部を構成する前記複数の上下切れ目どうしの間隔よりも広くなっていることを特徴としている。
また、上下切れ目に比べて裂け易い形状の斜め切れ目であっても、複数の斜め切れ目どうしの間隔を、略等しく、且つ、曲線状部を構成する複数の上下切れ目どうしの間隔よりも広くすることで、袋本体部が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、複数の斜め切れ目から構成された直線状部自体を裂け難くすることができる。
従って、未開封状態では裂け難さを維持し、開封の際には開封し易いミシン目を提供することができる。
前記袋本体部には、略等しい形状の複数の前記紙製衛生物品が上下方向に積載されてなり、
前記ミシン目の上下方向の長さは、前記紙製衛生物品の上下方向の1/2の長さよりも長く、且つ、当該紙製衛生物品の上下方向の長さ以下であることを特徴としている。
前記袋本体部には、略等しい形状の複数の前記紙製衛生物品が上下方向に対して略直交する直交方向に2つ並んで収容され、
前記側面部は、上下方向及び前記直交方向に対して略平行に延在する平面状をなし、
前記ミシン目の前記直交方向の長さは、前記紙製衛生物品の前記直交方向の長さよりも長く、且つ、前記側面部の前記直交方向の長さ以下であることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の包装袋100を示す斜視図であり、図2は、包装袋100から取出口15が切り開かれた状態を模式的に示す斜視図である。
なお、以下の説明では、包装袋100の取手部20から当該包装袋100の載置面(底面)に亘る方向を上下方向とし、上下方向に直交する一方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向の双方に直交する方向を前後方向とする。
また、袋本体部10には、例えば、12個のトイレットペーパーのロール紙Rが収容され、具体的には、1段4個のトイレットペーパーのロール紙Rを3段積みして収容されている。その他にも、1段4個のトイレットペーパーのロール紙Rを2段積みした8個のトイレットペーパーのロール紙Rが収容されたものや1段6個のトイレットペーパーのロール紙Rを3段積みした18個のトイレットペーパーのロール紙Rが収容されたものもある。
なお、筒状のフィルム体Fの包装の具体例としては、例えば、既知のキャラメル包装、ガセット包装、シュリンク包装等が挙げられる。また、筒状のフィルム体Fは、その製造の際にフィルムの流れ方向に引き伸ばされるようになっており、フィルム体Fの引き伸ばし方向が当該包装袋100の上下方向と略平行となっている。
また、フィルム体の厚さは、例えば、ポリエチレンフィルムの場合、25〜30μmが一般的となっている。
前側の側面部11には、ロール紙R(製衛生物品)の取出口15を形成するミシン目30が設けられている。即ち、当該ミシン目30の内側の部分がミシン目30に沿って切り開かれることにより取出口15が形成されるようになっている(図2参照)。
図3は、包装袋100の取出口15を形成するミシン目30を拡大して示す正面図である。
また、第1曲線状部31は、使用者の指や爪などが引っかけられて開封し易いように、複数の切れ目31a、…どうしの間隔が狭くなっている。同様に、第1曲線状部31の複数の切れ目31a、…のうち、第2曲線状部32側の一部分の切れ目31aは、当該第1曲線状部31を開封し易いように、フィルム体Fの引き伸ばし方向と略直交する左右方向に沿うように形成されている。
ここで、隣合う上下切れ目32a、…どうしの重なり合う幅(対向する長さ)は、当該ミシン目30の開封し易さを考慮して設定される。具体的には、厚さが25〜30μmのポリエチレンフィルムの場合、隣合う上下切れ目32a、…どうしの重なり合う幅は、例えば、0%よりも大きく50%以下、好ましくは20%以上30%以下程度となっている。
また、上側の直線状部33を構成する複数の斜め切れ目33a、…は、前側の側面部11の左上隅部から右方向に配設されることで、上側の直線状部33が左右方向に延在するように形成されている。同様に、下側の直線状部34を構成する複数の斜め切れ目34a、…は、上側の直線状部33から上下方向に所定間隔を空けて、前側の側面部11の左端部から右方向に配設されることで、下側の直線状部34が左右方向に延在するように形成されている。
これにより、上下方向に積載された複数のロール紙R、…を個別に取り出し易く、且つ、開封後に使用されずに収容された状態のロール紙Rが当該包装袋100から飛び出すことを防止することができる。
このように、上下の直線状部33、34を構成する複数の斜め切れ目33a、34aは、フィルム体Fの引き伸ばし方向と交わる斜め方向に沿って形成されている。従って、使用者により当該包装袋100の取手部20が把持されて袋本体部10が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、フィルム体Fの引き伸ばし方向と略直交する左右方向に沿って形成されている切れ目に比べて、当該複数の斜め切れ目33a、34aを裂け難くすることができる。
ここで、上下の直線状部33、34を構成する各斜め切れ目33a、34aの角度は、当該複数の斜め切れ目33a、34aの引き裂き易さや破れ難さを考慮して設定される。具体的には、厚さが25μmのポリエチレンフィルムの場合、各斜め切れ目の角度は、例えば、30〜60度程度であるが、45〜60度程度が当該複数の斜め切れ目の引き裂き易さ(ミシン目30の開封し易さ)と破れ難さの両立を図る上で好ましい。
即ち、ミシン目30を切り開く際に、上下の直線状部33、34の斜め切れ目33a、34aよりも第2曲線状部32の上下切れ目32aの方が裂け難いため、第2曲線状部32の複数の上下切れ目32a、…どうしの間隔をより狭く設定している。また、上下の直線状部33、34の複数の斜め切れ目33a、34aどうしの間隔を、複数の上下切れ目32a、…どうしの間隔よりも広く設定することで、ミシン目30が切り開かれる前に袋本体部10が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、当該複数の斜め切れ目33a、34aが配設された上下の直線状部33、34を裂け難くすることができる。
従って、ミシン目30の内側の部分がミシン目30に沿って右から左に切り開かれることにより、左右方向に長尺な取出口15、より具体的には、ロール紙R1.5個分の左右方向の長さを有する取出口15が形成される。
このように、左右方向に並んだ複数のロール紙R、…を個別に取り出し易く、且つ、開封後に使用されずに収容された状態のロール紙Rが当該包装袋100から飛び出すことを防止することができる。
複数の上下切れ目の当該各切れ目の延在方向(上下方向)の重なり度合いについて、以下の実施例1〜12及び比較例1〜8を参照して説明する。
フィルム片:厚さ25μm、30μmの各ポリエチレンフィルムを用い、当該各ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと平行な一方向の長さを10cm、それに直交する方向の長さを15cmとする矩形状のフィルム片T1を作成して試験に用いた。
厚さ25μmのポリエチレンフィルムを用いて試験したものを、実施例1〜6及び比較例1〜4とし、厚さ30μmのポリエチレンフィルムを用いて試験したものを、実施例7〜12及び比較例5〜8とする。
各上下切れ目の長さ[mm]:10
引き伸ばし方向Aと直交する方向に隣合うものどうしの間隔[mm]:5
上下切れ目の形成方向:各ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと平行方向(図5(a)及び図5(b)参照)
上下切れ目どうしが上下方向に重なり合う幅[mm](割合):1.0(10%)<実施例1、7>、2.0(20%)<実施例2、8>、2.5(25%)<実施例3、9>、3.0(30%)<実施例4、10>、4.0(40%)<実施例5、11>、5.0(50%)<実施例6、12>、-2.5(-25%)<比較例1、5>、0(0%)<比較例2、6>、6.0(60%)<比較例3、7>、7.5(75%)<比較例4、8>
ここで、隣り合う上下切れ目において、一方の切れ目の一端部を通過し、ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aに直交する方向に延在する一直線が、他方の切れ目の他端部よりも内側の部分を通過する場合に、所定の割合で重なり合った状態となり、当該一直線が他方の切れ目の他端部上に位置する場合に、重なり合う幅が0mm(0%)となる。また、一方の切れ目の端部を通過する一直線が他方の切れ目の他端部よりも外側の部分を通過する場合には、隣り合う上下切れ目どうしが全く重なり合わない状態であり、この状態を、−「マイナス」の符号を付して表す。
各フィルム片T1には、万能引張圧縮試験器200(後述)の下チャック202により挾持される2cm×8cmの長尺な挾持用片部F1(図5(a)及び図5(b)参照)を形成し、当該挾持用片部F1に連続させて複数の上下切れ目を全体として略「ハ」字状になるように形成した。
なお、図5(a)には、上下切れ目どうしが上下方向に全く重なり合っていない状態を示し、図5(b)には、上下切れ目どうしが上下方向に所定の割合で重なり合っている状態を示している。
万能引張圧縮試験器200(型番:TG-200N、番号:1084601、ミネベア株式会社;図4参照)を用いて試験した。実施例1〜12及び比較例1〜8の各フィルム片T1の一端部を上チャック201で挾持するとともに挾持用片部F1を下チャック202で挾持して、上チャック201を速度30mm/minで50mm上昇させる。このとき、複数の上下切れ目を引き裂くのに必要な力[cN]を測定した。上記の試験を各フィルム片T1について3回ずつ行った。
実施例1〜12及び比較例1〜8の各フィルム片T1の一端部を一方の手で把持するとともに挾持用片部F1を他方の手で把持して、両方の手を相対的に離間させるように複数の上下切れ目を引き裂いていく。このときの引き裂き易さの官能評価を、5段階で評価し、数値が大きい程引き裂き易いものとする。具体的には、非常に引き裂き易かった場合に「5」と表記し、やや引き裂き易かった場合に「4」と表記し、どちらとも言えなかった場合に「3」と表記し、やや引き裂き難かった場合に「2」と表記し、非常に引き裂き難かった場合に「1」と表記する。上記の試験を各フィルム片T1について3回ずつ行った。
隣合う上下切れ目どうしが上下方向に全く重なり合わず、隣合う上下切れ目どうしの一方の切れ目の一端部と他方の切れ目の他端部の上下方向の距離を2.5mm離したもの(比較例1、5)の引き裂きに必要な力は、隣合う上下切れ目どうしの一端部と他端部の上下方向の距離を0mmとしたもの(比較例2、6)や、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に所定幅重なり合わせたもの(実施例1〜12、比較例3、4、7、8)よりも大きくなった。
これにより、ポリエチレンフィルムの厚さに拘わらず、隣合う上下切れ目どうしの一方の切れ目の一端部と他方の切れ目の他端部とを上下方向に離間させない、即ち、隣合う切れ目どうしの一端部と他端部の上下方向の距離を0mmとするか、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に所定幅重なり合わせることが、引き裂きに必要な力を比較的小さくすることができると考えられる。
これに対して、引き裂き易さは、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に重なり合う幅を次第に小さくしていくと(実施例2〜6、8〜12、比較例3、4、7、8)、次第に大きくなっていく傾向にある。特に、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に5.0mm重なり合わせると(実施例6、12)、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に6.0mm重なり合わせたもの(比較例3、7)や7.5mm重なり合わせたもの(比較例4、8)に比べて、引き裂き易さの数値が明らかに大きくなった。
また、厚さ25μmのポリエチレンフィルムの場合、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に2.0〜3.0mm重なり合わせたもの(実施例2〜4)が、引き裂き易さの数値が最も大きくなり、厚さ30μmのポリエチレンフィルムの場合、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に2.5mm重なり合わせたもの(実施例9)が、引き裂き易さの数値が最も大きくなった。
そして、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に重なり合う幅をさらに小さくしていくと、厚さ25μmのポリエチレンフィルムの場合、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に1.0mm重なり合わせたもの(実施例1)と、隣合う切れ目どうしの一端部と他端部の上下方向の距離を0mmとしたもの(比較例2)が、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に2.0mm重なり合わせたもの(実施例2)に比べて引き裂き易さの数値が小さくなった。また、厚さ30μmのポリエチレンフィルムの場合、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に1.0〜2.0mm重なり合わせたもの(実施例7、8)と、隣合う切れ目どうしの一端部と他端部の上下方向の距離を0mmとしたもの(比較例6)が、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に2.5mm重なり合わせたもの(実施例9)に比べて引き裂き易さの数値が小さくなった。
この結果、隣合う上下切れ目どうしの一方の切れ目の一端部と他方の切れ目の他端部の上下方向の距離を0mmとした場合に生じる問題点(特許文献2参照)等を考慮すると、ポリエチレンフィルムの厚さに拘わらず、隣合う上下切れ目どうしを上下方向に重なり合わせる割合を、0%より大きく50%以下、好ましくは、20%以上30%以下とすることが、引き裂きに必要な力を比較的小さくすることができるとともに、引き裂き易さを向上させることができると考えられる。
複数の切れ目の形成方向について、以下の実施例13〜16及び比較例9〜16を参照して説明する。
引き裂き易さ試験用のフィルム片:厚さ25μm、30μmの各ポリエチレンフィルムを用い、当該各ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと平行な一方向の長さを10cm、それに直交する方向の長さを15cmとする矩形状のフィルム片T2を作成して試験に用いた。
引張強度試験用のフィルム片:厚さ25μm、30μmのポリエチレンフィルムを用い、当該各ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと平行な一方向の長さを15cm、それに直交する方向の長さを10cmとする矩形状のフィルム片T3を作成して試験に用いた。
厚さ25μmのポリエチレンフィルムを用いて試験したものを、実施例13、14及び比較例9〜12とし、厚さ30μmのポリエチレンフィルムを用いて試験したものを、実施例15、16及び比較例13〜16とする。
各切れ目の長さ[mm]:5
引き伸ばし方向Aと直交する方向に隣合うものどうしの間隔[mm]:5
切れ目の角度:各ポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと直交する方向を0度、引き伸ばし方向Aと平行な方向を90度として、各フィルム片T2、T3に、45度<実施例13、15>、60度<実施例14、16>、0度<比較例9、13>、30度<比較例10、14>、75度<比較例11、15>、90度<比較例12、16>となるように形成した。
引き裂き易さ試験用の各フィルム片T2には、万能引張圧縮試験器200の下チャック202により挾持される7.2cm幅の挾持用片部F2(図6(a)参照)を形成し、当該挾持用片部F2の基端部に連続させて複数の切れ目をポリエチレンフィルムの引き伸ばし方向Aと直交する方向に沿って全体として直線状に2本形成した。
引張強度試験用の各フィルム片T3には、引き伸ばし方向Aと直交する方向に沿って複数の切れ目が並ぶように7.2cm間隔を空けて全体として直線状に2本形成した。
また、引き裂き易さ試験用の各フィルム片T2及び引張強度試験用の各フィルム片T3にて、2本の直線をなす切れ目の向きは、引き裂かれる方向の上流側が狭く、且つ、下流側が拡がるように「ハ」字状となっている。
万能引張圧縮試験器200(型番:TG-200N、番号:1084601、ミネベア株式会社;図4参照)を用いて試験した。実施例13〜16及び比較例9〜16の引き裂き易さ試験用の各フィルム片T2の一端部を上チャック201で挾持するとともに挾持用片部F2を下チャック202で挾持して、上チャック201を速度30mm/minで50mm上昇させる。このとき、複数の上下切れ目を引き裂くのに必要な力[cN]を測定した。上記の試験を各フィルム片T2について3回ずつ行った。
実施例13〜16及び比較例9〜16の引き裂き易さ試験用の各フィルム片T2の一端部を一方の手で把持するとともに挾持用片部F2を他方の手で把持して、両方の手を相対的に離間させるように複数の上下切れ目を引き裂いていく。このときの引き裂き易さの官能評価を、5段階で評価し、数値が大きい程引き裂き易いものとする。5段階の評価基準は、重なり度合いの試験と同様である。上記の試験を各フィルム片T2について3回ずつ行った。
万能引張圧縮試験器200(型番:TG-200N、番号:1084601、ミネベア株式会社;図4参照)を用いて試験した。実施例13〜16及び比較例9〜16の引張強度試験用の各フィルム片T3の一端部を上チャック201で挾持するとともに挾持用片部F2を下チャック202で挾持して、上チャック201を速度30mm/minで20mm上昇させる。このとき、複数の上下切れ目を引き裂くのに必要な力[cN]を測定した。上記の試験を各フィルム片T3について3回ずつ行った。
実施例13〜16及び比較例9〜16の引張強度試験用の各フィルム片T3の一端部を一方の手で把持するとともに挾持用片部F2を他方の手で把持して、両方の手を相対的に離間させるように複数の上下切れ目を引き裂いていく。このときの破れ難さの官能評価を、5段階で評価し、数値が大きい程破れ難いものとする。具体的には、非常に破れ難かった場合に「5」と表記し、やや破れ難かった場合に「4」と表記し、どちらとも言えなかった場合に「3」と表記し、やや破れ易かった場合に「2」と表記し、非常に破れ易かった場合に「1」と表記する。上記の試験を各フィルム片T3について3回ずつ行った。
表3及び表4に示すように、切れ目の角度を0度とすると(比較例9、13)、引き裂きに必要な力が最も小さくなり、切れ目の角度を次第に大きくしていくと(比較例10、14、実施例13〜16、比較例11、15)、引き裂きに必要な力も次第に大きくなっていき、切れ目の角度を90度とすると(比較例12、16)、引き裂きに必要な力が最も大きくなった。
これに対して、引き裂き易さは、切れ目の角度を30度としたもの(比較例10、14)が、最も大きい値をとり、切れ目の角度を次第に大きくしていくと(実施例13〜16、比較例11、12、15、16)、引き裂き易さの数値が低下した。特に、切れ目の角度を75度とすると(比較例11、15)、切れ目の角度を60度としたもの(実施例14、16)に比べて、引き裂き易さの数値が明らかに小さくなった。
これにより、切れ目の角度を45度以上とすると(実施例13〜16、比較例11、12、15、16)、即ち、厚さ25μmのポリエチレンフィルムの場合、引張強度値が約1400[cN]よりも大きくなると、また、厚さ30μmのポリエチレンフィルムの場合、引張強度値が約1500[cN]よりも大きくなると、20mm以上引っ張っても破れ難いと考えられる。
同様に、破れ難さは、切れ目の角度を90度としたもの(比較例12、16)が、最も大きい値をとり、切れ目の角度を次第に小さくしていくと(比較例11、15、実施例13〜16、比較例9、10、13、14)、破れ難さの数値が低下した。ここで、厚さ25μmのポリエチレンフィルムの場合、切れ目の角度を75度としたもの(比較例11)と、切れ目の角度を90度としたもの(比較例12)は、略同様の数値となり、非常に破れ難い、即ち、開封性が悪いことを示している。
つまり、ポリエチレンフィルムの厚さに拘わらず、切れ目の角度が45〜60度とした場合に、開封性と破れ難さの両立を図ることができると考えられる。
さらに、ミシン目30には、フィルム体Fの引き伸ばし方向と略平行な上下方向に沿って複数の上下切れ目32a、…が形成された第2曲線状部32が設けられているので、使用者により当該包装袋100の取手部20が把持されて袋本体部10が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、フィルム体Fの引き伸ばし方向と交わる方向に沿って形成される他の切れ目に比べて当該第2曲線状部32を裂け難くすることができる。
これにより、ロール紙Rの取出口15が左右方向に延在するように形成される包装袋100にて、取出口15の未開封状態では裂け難さを維持することができ、この結果、取出口15(ミシン目30)の上下方向と略直交する左右方向の幅を十分に大きくすることができることとなって、包装袋100からロール紙Rを個別に取り出し易くすることができる。
従って、未開封状態では裂け難さを維持し、開封の際には開封し易いミシン目30を提供することができる。
また、上下切れ目32aに比べて裂け易い形状の斜め切れ目33a、34aであっても、複数の斜め切れ目33a、34aどうしの間隔を、略等しく、且つ、第2曲線状部32を構成する複数の上下切れ目32a、…どうしの間隔よりも広くすることで、袋本体部10が上下方向に所定の力で引っ張られた場合に、複数の斜め切れ目33a、34aから構成された上下の直線状部33、34自体を裂け難くすることができる。
従って、未開封状態では裂け難さを維持し、開封の際には開封し易いミシン目30を提供することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、取出口15として左右方向に延在する形状のものを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、取出口15の形状は適宜任意に変更可能である。即ち、取出口15は、上下方向と交わる所定方向(例えば、斜め方向等)に延在する形状であれば如何なる形状であっても良い。
また、第1曲線状部31と第2曲線状部32と上下の直線状部33、34とから構成されたミシン目30を例示したが、ミシン目30の構成は一例であってこれに限られるものではなく適宜任意に変更可能である。即ち、必ずしも第1曲線状部31、第2曲線状部32及び上下の直線状部33、34の全てを設ける必要はなく、ミシン目30の開封のし易さ等を考慮して当該ミシン目30の構成を変更しても良い。
例えば、複数のロール紙R、…を上下方向に積載する場合には、袋本体部10の側面部11が、ロール紙Rの周方向に延在する曲面状をなすが、当該曲面状の側面部に取出口を形成するミシン目30を設けても良い。
10 袋本体部
11 側面部
15 取出口
30 ミシン目
32 第2曲線状部
32a 上下切れ目
33 上側の直線状部
33a 斜め切れ目
34 下側の直線状部
34a 斜め切れ目
R ロール紙(紙製衛生物品)
Claims (5)
- 複数の紙製衛生物品を収容する袋本体部を備える包装袋であって、
前記袋本体部は、フィルム体を成形してなり、当該フィルム体の引き伸ばし方向である上下方向と略平行に延在する側面部を有し、
前記側面部には、切り開かれることにより、前記上下方向と交わる所定方向に延在する前記紙製衛生物品の取出口を形成するミシン目が設けられ、
前記ミシン目は、前記上下方向に延在する複数の上下切れ目を有し、これら複数の上下切れ目は、全体として当該ミシン目が切り開かれる方向と反対方向に凸の曲線状部を形成するように配設されていることを特徴とする包装袋。 - 前記複数の上下切れ目のうち、隣合うものどうしは、前記所定方向に互いに重なり合うように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- 前記ミシン目は、更に、上下方向及び当該上下方向に対して略直交する直交方向と交わる斜め方向に延在する複数の斜め切れ目を有し、これら複数の斜め切れ目は、全体として前記直交方向に沿う直線状部を形成するように配設され、
前記複数の斜め切れ目どうしの間隔は、略等しく、且つ、前記曲線状部を構成する前記複数の上下切れ目どうしの間隔よりも広くなっていることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。 - 前記袋本体部には、略等しい形状の複数の前記紙製衛生物品が上下方向に積載されてなり、
前記ミシン目の上下方向の長さは、前記紙製衛生物品の上下方向の1/2の長さよりも長く、且つ、当該紙製衛生物品の上下方向の長さ以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の包装袋。 - 前記袋本体部には、略等しい形状の複数の前記紙製衛生物品が上下方向に対して略直交する直交方向に2つ並んで収容され、
前記側面部は、上下方向及び前記直交方向に対して略平行に延在する平面状をなし、
前記ミシン目の前記直交方向の長さは、前記紙製衛生物品の前記直交方向の長さよりも長く、且つ、前記側面部の前記直交方向の長さ以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の包装袋。
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