JP2012121396A - シートベルトの保持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上側内装部品10と下側内装部品20とで構成された上下2分割構造の内装部品2の意匠面20M側に、シートベルト3を係合保持するシートベルトホルダ30が設けられ、シートベルトホルダ30は、互いに連結される上側内装部品10の下端部と下側内装部品20の上端部とのいずれか一方に一体に形成されて、いずれか一方の見切り部から突出するとともに、いずれか他方の意匠面側の保持面17に対向し、シートベルト3をシートベルトホルダ30と保持面17の間に挿入してシートベルトホルダ30に係合させるように構成されている。
【選択図】図2
Description
車体パネルに取り付けられる上側内装部品と下側内装部品から成る上下2分割構造の内装部品の意匠面側に、シートベルトを係合保持するシートベルトホルダが設けられているシートベルトの保持構造に関する。
一方、リアシートには、車室後部の荷室を車両前方側に拡大できるように、シートバックをシートクッション上に折り畳み可能にした可倒式のリアシートがある。
このような3点支持式のシートベルト装置及び可倒式のリアシートを備える自動車では、シートベルトがリアシートの側部において内装部品に沿って垂れ下がった状態となるため、リアシートのシートバックを前倒しにする際、或いはシートバックを元の起立位置に引き起こす際に、シートベルトがシートバックと内装部品との間に挟み込まれてしまう虞があった。
また、可倒式のリアシートでなくても、自動車の走行中の振動によりシートベルトが内装部品に繰り返し当たって異音が発生することもある。
そこで、このようなシートベルトの挟み込み防止や異音の発生を抑える手段として冒頭に記載したシートベルトホルダが設けられている。
従来、上記のシートベルトの保持構造は、特許文献1に開示されているように、シートベルトの長手方向中間部を挟み込み保持するシートベルトホルダと保持面部とが下側内装部品の上端部に一体成形されていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、成形コストを低廉化することができ、外観品質を向上させることができ、車室内の環境を向上させることができるシートベルトの保持構造を提供する点にある。
車体パネルに取り付けられる上側内装部品と下側内装部品とで構成された上下2分割構造の内装部品の意匠面側に、シートベルトを係合保持するシートベルトホルダが設けられているシートベルトの保持構造であって、
前記シートベルトホルダは、互いに連結される前記上側内装部品の下端部と前記下側内装部品の上端部とのいずれか一方に一体に形成されて、前記いずれか一方の見切り部から突出するとともに、いずれか他方の意匠面側の保持面に対向し、
前記シートベルトを前記シートベルトホルダと前記保持面の間に挿入して前記シートベルトホルダに係合させるように構成されている点にある。
その結果、成形コストを低廉化できる。また、例えば、保持面側に型抜き用の孔が形成された構造の場合に生じる不具合、すなわち、型抜き孔を通して車体パネル等が見えることにより見栄えが低下するという不具合や、型抜き孔を通して車室内に走行音や埃が侵入するという不具合を回避できて、外観品質を向上させることができるとともに、車室内の環境を向上させることができる。(請求項1)
前記上側内装部品の下端部と下側内装部品の上端部とのいずれか他方の前記保持面の裏側に、前記車体パネルに固定される固定部が設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記シートベルトホルダの基端部の裏側の面に、前記固定部に当接する当接部が突設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記シートベルトホルダと共に前記シートベルトを挟持する凸部が前記保持面に突設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記下側内装部品の上端部に上下方向の段差部が形成され、
前記シートベルトホルダは前記段差部に設けられて、前記段差部の上側段差面と下側段差面を連結する接続面の外方側に突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
成形コストを低廉化することができ、外観品質を向上させることができ、車室内の環境を向上させることができるシートベルトの保持構造を提供することができた。
図1に示すように、自動車のリアドア開口9Hの車両後方側Rrのサイドボディパネル1(車体パネルに相当)に車室内側W1から樹脂製の内装トリム2(内装部品に相当)が取り付けられている。
図3,図8,図9に示すように、アッパートリム10の下端部に車両前後方向に長い長方形状の複数の係合孔12が車両前後方向(アッパートリム10の幅方向)に所定の間隔を空けて形成され、ロアトリム20の上端部に、ロアトリム20の裏側に突出する複数の係合爪22が、車両前後方向(ロアトリム20の幅方向)に所定の間隔を空けて形成されている。そして、図3に示すように、前記複数の係合爪22が前記複数の係合孔12に車室内側W1から各別に挿通係合されている。
また、シートベルト3の長手方向中間部を係合保持する長方形の板状のシートベルトホルダ30が、ロアトリム20の上端部の意匠面20M側(図8参照、内装トリムの意匠面に相当)に一体に形成されている。このシートベルトホルダ30は、第1段差部21の意匠面側から車室内側W1に立ち上がる立ち上がり部31(図4参照)と、この立ち上がり部31の頂部からロアトリム20の見切り部25に平行に車両前方側Frに延びるホルダ本体部32とから成る。つまり、シートベルトホルダ30は、ロアトリム20の上端部の第1段差部21側から第1段差部21の第1接続面21Cの外方側に突出している。立ち上がり部31は剛性が低下しないように突出量(立ち上がり量)が短く、かつ、断面円弧状に設定されている。そして、ホルダ本体部32は車両前後方向に長い長方形状に形成されてアッパートリム10の意匠面10M側(図8参照)の保持面17に対向している。
また、シートベルトホルダ30に押圧力F2が加わる場合は、ロアトリム20からロアトリム20の当接片33を介してアッパートリム10のクリップ座13に伝わり、クリップ座13に保持されたクリップCを介してサイドボディパネル1に伝達する。
シートベルトホルダ30に加わった力は、このように剛性を備えたサイドボディパネル1で受け止めることができ、シートベルトホルダ30に十分な保持力と剛性を備えさせることができる。
(1) 前記シートベルトホルダ30は、ロアトリム20の上端部に一体に形成され、シートベルトホルダ30に対向する保持面17はアッパートリム10の意匠面10M側に形成されているから、スライド型を用いなくてもシートベルトホルダ30を成形することができ、保持面17部側に型抜き用の孔を形成しなくても済む。
その結果、成形コストを低廉化できる。また、例えば、保持面17側に型抜き用の孔が形成された構造の場合に生じる不具合、すなわち、型抜き孔を通してサイドボディパネル1等が見えることにより見栄えが低下するという不具合や、型抜き孔を通して車室内に走行音や埃が侵入するという不具合を回避できて、外観品質を向上させることができるとともに、車室内の環境を向上させることができる。
(5) 本発明の型構造は図5に示すような型割となり、くいきりで対応可能となりスライド型を用いない簡単な構造となった。符号Kは型抜きの方向、符号Lは食いきり部である。
前記シートベルトホルダ30は、アッパートリム10の下端部の意匠面側に一体に形成されて、ロアトリム20の意匠面側の保持面に対向していてもよい。
2 内装部品(内装トリム)
3 シートベルト
10 上側内装部品(アッパートリム)
13 固定部(クリップ座)
15 見切り部(上側内装部品の見切り部)
17 保持面
17T 凸部
20 下側内装部品(ロアトリム)
20M 内装部品の意匠面(ロアトリムの意匠面)
21 段差部
21A 上側の段差面
21B 下側の段差面
21C 接続面
25 見切り部(下側内装部品のの見切り部)
30 シートベルトホルダ
30K シートベルトホルダの基端部
33 当接部(当接片)
Claims (5)
- 車体パネルに取り付けられる上側内装部品と下側内装部品とで構成された上下2分割構造の内装部品の意匠面側に、シートベルトを係合保持するシートベルトホルダが設けられているシートベルトの保持構造であって、
前記シートベルトホルダは、互いに連結される前記上側内装部品の下端部と前記下側内装部品の上端部とのいずれか一方に一体に形成されて、前記いずれか一方の見切り部から突出するとともに、いずれか他方の意匠面側の保持面に対向し、
前記シートベルトを前記シートベルトホルダと前記保持面の間に挿入して前記シートベルトホルダに係合させるように構成されているシートベルトの保持構造。 - 前記上側内装部品の下端部と下側内装部品の上端部とのいずれか他方の前記保持面の裏側に、前記車体パネルに固定される固定部が設けられている請求項1記載のシートベルトの保持構造。
- 前記シートベルトホルダの基端部の裏側の面に、前記固定部に当接する当接部が突設されている請求項2記載のシートベルトの保持構造。
- 前記シートベルトホルダと共に前記シートベルトを挟持する凸部が前記保持面に突設されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のシートベルトの保持構造。
- 前記下側内装部品の上端部に上下方向の段差部が形成され、
前記シートベルトホルダは前記段差部に設けられて、前記段差部の上側段差面と下側段差面を連結する接続面の外方側に突出している請求項1〜4のいずれか一つに記載のシートベルトの保持構造。
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