JP2012121139A - 剥離工具及び剥離方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プリンタを移動したり撤去する場合、まず転倒防器具10から押え部材18及びベルト状平板13を抜き取った後に、ベース固定部材17が両面接着テープ178でプリンタの側面に貼り付けられたまま取り残こされた状態となる。剥離工具1の押え部101をベース固定部材17の溝部172に挿入し、剥離工具1の把持部102を貼り付け面に平行に回動させてベース固定部材17を剥離する。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明の第一の実施例の剥離工具を示す図で、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。剥離工具1は、「略板状本体部」としての本体部100と、「拘止手段」としての押え部101と、把持部102とからなる。本体部100と押え部101と把持部102はアルミニウム、鉄などの金属板或はエポキシ樹脂(FRP)などのプラスチック板で一体に形成される。本体部100の把持部102は押え部101に対し若干角度有する状態となっている。これは、後で説明するような把持部102の回動を容易にするためのものである。
R1={3・(√2)/8}a
となる。ここで、aは固定部品を正方形としたその一辺の長さである。また、2、3、5、8、9、12、14、15については、中心Oからの距離R2は
R2={(√10)/8}a
となる。さらに、6、7、10、11については、中心Oからの距離R3は
R3={(√2)/8}a
となる。把持部を回動させると16分割された固定部品の各部は回動方向にずれることになり、このずれ量が所定値を超えると剥離が起こる。しかし、16分割された固定部品の各部の中心Oからの距離が異なるため、所定のずれ量となる回動の角度は各部で異なる。剥離が起こる所定のずれ量をΔaとすると、
まず角度θ1が
θ1=8/{3・(√2)}・(Δa/a)
の時に1、4、13、16が、次に角度θ2が
θ2=8/(√10)・(Δa/a)
の時に2、3、5、8、9、12、14、15が、次に角度θ3が
θ3=8/(√2)・(Δa/a)
の時に残りの6、7、10、11が順次剥離される。16分割された固定部品の各部の面積は、固定部品の面積SとするとS/16であるため、剥離される面積は、θ1の時は4カ所のため全体の4/16、θ2の時は8カ所のため全体の8/16、θ3の時は4カ所のため全体の4/16となる。
R1={3・(√2)/8}a
となるため、
F1=f・{3・(√2)/(8・D)}
となる。このときの把持部の端部における回動θ1に伴う移動量X1は、
X1=8・D・Δa/{3・(√2)}
である。また、2、3、5、8、9、12、14、15については、中心Oからの距離R2は、
R2={(√10)/8}a
となるため、
F2=f・{(√10)/(8・D)}
となり、このとき把持部の端部における回動θ2に伴う移動量X2は、
X2=8・D・Δa/(√10)
である。さらに、6、7、10、11については、中心Oからの距離R3は、
R3={(√2)/8}a
となるため、
F3=f・{(√2)/(8・D)}
となり、このとき把持部の端部における回動θ3に伴う移動量X3は、
X3=8・D・Δa/(√2)
である。
Fa={3・(√2)/2+(√10)+(√2)/2}・(f/D)
となる。次に回転角度がθ1度からθ2度、すなわち把持部の移動量がX1からX2までは、全体の力Fbは、
Fb=[(√10)+{(√2)/2}]・(f/D)
となり、回転角度がθ2度からθ3度、すなわち把持部の端部の移動量がX2からX3までは、全体の力Fcは、
Fc={(√2)/2}・(f/D)
となる。図7は、Dを3と仮定した場合について、把持部の回動による把持部の端部の移動量と、剥離のために必要な全体の力の関係を実線で示した図である。横軸の単位は剥離に必要なずれ量Δaを1として示している。縦軸の単位は16分割の内の1分割を剥離するに必要な力fを1として示している。波線は固定部品を1方向に押す若しくは引っ張る従来の方法では移動量は1単位、すなわちΔaと小さいが、力は16f必要であることを示している。さらに図7の実線の面積と波線の面積は等しい。これは、仕事量は変わらないことを意味している。しかし縦軸は実線の方が、波線に比べて小さい。これは、第一の実施例の剥離工具を使用することにより、把持部の梃の原理により剥離のための力は極めて少なくて済むが、把持部の端部の移動量が大きく剥離に時間がかかることを意味している。把持部の梃を使わない従来方向は移動量は少ないが非常に大きな力を必要とする。なお、第一の実施例の剥離工具の特徴を固定部品を16分割した場合で説明したが、分割数をさらに多くした場合は剥離工具の特徴をより精緻に説明できる。
図8は、本発明の第二の実施例の剥離工具を示す図で、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図、図8(c)は正面図である。剥離工具2は、「略板状本体部」としての本体部200と、「拘止手段」としての押え部201と、把持部202とからなる。押え部201は、基底部203と、基底部203の両側に把持部202とは反対の面に設けられた第1の起立片204と、第1の起立片204と同じ面に略平行に設けられた第2の起立片205と、切り込み206とから構成される。本体部200の把持部202は押え部201に対し若干角度有する状態となっている。これは、後で説明するような把持部202の回動を容易にするためのものである。また、把持部202は途中から曲がり、押え部201と反対の先端部付近では、水平に近い状態になっている。これは後で説明する把持部202の回動させるための力を入れ易くするためである。本体部200と押え部201と、把持部202とはアルミニウム、鉄などの金属板或はエポキシ樹脂(FRP)などのプラスチック板で一体に形成される。
図11は、本発明の第三の実施例の剥離工具を示す図で、図11(a)は平面図、図11(b)は側面図、図11(c)は正面図である。剥離工具3は、「略板状本体部」としての本体部300と、「拘止手段」としての押え部301と、把持部302とからなる。押え部301は、基底部303と、基底部303の両側に把持部302とは反対の面に設けられた第1の起立片304と、第1の起立片304と同じ面に略平行に設けられた第2の起立片305とから構成される。本体部300の把持部302は押え部301に対し若干角度有する状態となっている。これは、後で説明するような把持部302の回動を容易にするためのものである。また、把持部302は途中から曲がり、押え部301と反対の先端部付近では、水平に近い状態になっている。これは、後で説明する把持部302の回動させるための力を入れ易くするためである。本体部300と押え部301と、把持部302とはアルミニウム、鉄などの金属板或はエポキシ樹脂(FRP)などのプラスチック板で一体に形成される。
図15は、本発明の第四の実施例の剥離工具を示す図で、図15(a)は平面図、図15(b)は側面図、図15(c)は正面図である。剥離工具4は、「略板状本体部」としての本体部400と、「拘止手段」としての押え部401と、把持部402とからなる。押え部401は、基底部403と、基底部403の両側に把持部402とは反対の面に設けられた「第1の起立片」としての起立片A404及び起立片B405と、起立片A404及び起立片B405と同じ面に略平行に設けられた「第2の起立片」としての起立片C406及び起立片D407とから構成される。起立片A404と起立片C406は基底部403の両端側に、起立片B405と起立片D407は起立片A404と起立片C406より若干内側に配設され、起立片A404と起立片B405の間隔と、起立片C406と起立片D407の間隔は等しくなっている。本体部400の把持部402は押え部401に対し若干角度有する状態となっている。これは、後で説明するような把持部402の回動を容易にするためのものである。本体部400、押え部401と把持部402とはアルミニウム、鉄などの金属板或はエポキシ樹脂(FRP)などのプラスチック板で一体に形成される。
図21は、本発明の第五の実施例の剥離工具を示す図で、図21(a)は平面図、図21(b)は側面図、図21(c)は正面図である。剥離工具5は、「略板状本体部」としての本体部500と、「拘止手段」としての押え部501と、把持502とからなる。押え部501は、基底部503と、基底部503の両側に把持部502とは反対の面に設けられた第1の起立片504と、第1の起立片504と同じ面に略平行に設けられた第2の起立片505と、押え板506とから構成される。押え板506は、基底部503の第1及び第2の起立片が立設される面に設けられ、押え部501で押さえつける固定部品の厚みが薄いため、ほぼ直角に曲げられた第1の起立片504と第2の起立片505の曲がり角に発生する隙間を補正するためのものである。本体部500の把持部502は押え部501に対し若干角度有する状態となっている。これは、後で説明するような把持部502の回動を容易にするためのものである。また、把持部502は途中から曲がり、押え部501と反対の先端部付近では、水平に近い状態になっている。これは、把持部302の回動させるための力を入れ易くするためである。本体部500と押え部501と、把持部502とはアルミニウム、鉄などの金属板或はエポキシ樹脂(FRP)などのプラスチック板で一体に形成される。
図25は、本発明の第五の実施例の剥離工具の変形例を示す図で、図25(a)は平面図、図25(b)は側面図、図25(c)は正面図である。剥離工具6は、「略板状本体部」としての本体部600と、「拘止手段」としての押え部601と、把持602とからなる。押え部601は、基底部603と、基底部603の両側に把持部502とは反対の面に設けられた第1の起立片504と、第1の起立片604と同じ面に略平行に設けられた第2の起立片605と、押え板606と、基底部601の先端部の両脇に立設された第3の起立片607と第4の起立片608とから構成される。押え板506は、基底部503の第1及び第2の起立片が立設される面に設けられ、押え部501で押さえつける固定部品の厚みが薄いため、ほぼ直角に曲げられた第1の起立片504と第2の起立片505の曲がり角に発生する隙間を補正するためのものである。第3の起立片607と第4の起立片608には楕円筒状の凸部609と、楕円筒状の凸部610とが設けられている。
Claims (3)
- 固着手段により表面に固着され、前記表面と交差する少なくとも2つの側面を備える固定部品を前記表面から剥離する剥離工具において、
本体部と、前記本体部の一端部に設けられる押え部と、前記本体部の他端部に設けられる把持部とを具備し、
前記押え部は、前記本体部の一端部に取り付けられる基底部と、前記基底部の一方の面に立設され、各々が前記側面に当接する位置に配置される第1の起立片と第2の起立片とを備え、
前記第1の起立片と前記第2の起立片は、前記固定部品を中心とした前記把持部の回動により前記側面への当接が維持されることを特徴とする剥離工具。 - 固着手段により表面に固着され、前記表面と交差する交差面を備える固定部品を前記表面から剥離する剥離工具において、
本体部と、前記本体部の一端部に設けられる押え部と、前記本体部の他端部に設けられる把持部とを具備し、
前記押え部は前記交差面に当接する当接面を有し、前記固定部品を中心とした前記把持部の回動により前記当接面の前記交差面への当接が維持されることを特徴とする剥離工具。 - 表面に固着され、前記表面と交差する交差面を有する固定部品を前記表面から剥離する、剥離工具を用いた剥離方法であって、
前記剥離工具の本体部の一端部に設けられた押え部を前記交差面に当接させ、前記剥離工具の本体部の他端部に設けられた把持部を前記固定部品を中心に回動させ、前記固定部品を前記表面から剥離させることを特徴とする剥離方法。
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JP2012070252A JP2012121139A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | 剥離工具及び剥離方法 |
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JP (1) | JP2012121139A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0462946A (ja) * | 1990-07-02 | 1992-02-27 | Fujitsu Ltd | 液晶表示パネルへのicチップの実装方法 |
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JPH05345290A (ja) * | 1992-06-15 | 1993-12-27 | Fujitsu Ltd | ハンド機構 |
JPH09115967A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-02 | Hitachi Chem Co Ltd | Icチップの剥離方法及びその方法に使用する剥離用治具 |
-
2012
- 2012-03-08 JP JP2012070252A patent/JP2012121139A/ja active Pending
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