JP2012121077A - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャック爪がワークを把持しているときにプッシャがワークを押すことなく、プッシャのストロークを長くとれ、かつコンパクトな構成のチャック装置を提供する。
【解決手段】 中心軸Oの外周に放射状に配置され、それぞれが径方向に開閉してワークを把持する複数のチャック爪2と、各チャック爪を開閉させるチャック爪開閉機構9とを備える。また、ワークをチャック爪2により把持された位置から中心軸Oに沿う方向に押し出すプッシャ3と、このプッシャ3にワーク押出し動作をさせる流体圧シリンダ26とを備える。流体圧シリンダ26とチャック爪開閉機構9とを、プッシャ3の押出し方向と直交する方向に並べて配置する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、工作機械等に対してワークの供給や排出を行うローダ装置等に設けられるワーク把持用のチャック装置に関する。
上記ローダ装置等に設けられるチャック装置には、ワークを把持する開閉式のチャック爪の他に、工作機械や他の装置にワークを渡す際にチャック爪によるワーク把持位置からワークを中心軸に沿って押し出すプッシャが設けられている。従来、このプッシャのワーク押出し動作を、ばねの弾性反発力で行わせていた(例えば特許文献1)。ばねを用いた構成以外では、流体圧シリンダを用いた構成も提案されている(例えば特許文献2)。
特開2006−7378号公報 特開2010−5766号公報
上記ばねを用いた流体圧シリンダは、チャック爪がワークを解放したときにプッシャがワークを押し出せるように、チャック爪がワークを把持している状態ではワークをプッシャに押し付けてある。そのため、プッシャによりワークを押し返す力がチャック爪に作用し、その分だけチャック爪の把持力を大きくする必要がある。
なお、特許文献1に記載の構成は、チャック爪が閉じているときと開いているときとで、ばねの基端の位置を変更することで、チャック爪が閉じてワークを把持している状態でも、プッシャに作用するばねの付勢力を小さくしている。しかし、チャック爪がワークを把持している状態でプッシャにばねの付勢力が作用していることには変わりなく、やはりそれに負けないチャック爪の把持力が必要となる。
また、ばねを用いた流体圧シリンダは、ばねの性質上、プッシャの有効なストロークが短いという問題がある。なぜなら、ばねは伸び縮みの長さによって弾性反発力が変化するため、ワークの押し出しに適した弾性反発力が得られる範囲が狭いからである。プッシャの有効なストロークが短いと、ワークの軸方向長さや形状等が変わるたびに、チャック爪やプッシャの段取り替えが必要となる。
例えば、図9に示すように、軸方向長さの長いワークW(同図(A))から短いワークW(同図(B))に変更すると、有効ストロークの短いプッシャ3はワークWに届かなくなる。この場合、チャック爪2を軸方向部分の長さが短いものに交換する(同図(C))か、またはプッシャ3に、ワーク押圧面の軸方向位置を調整する調整ブロック50を取付ける(同図(D))かしなければならない。
また、大径部Waと小径部Wbとでなる段付きワークW用のプッシャ3は、図10に示すように、ワークWの大径部Wa側を押す(同図(A))外周押し部51と、小径部Wb側を押す(同図(B))中央押し部52とを有し、段付きワークWを反転させても対応可能に構成されている。しかし、小径部Wbの軸方向長さが長い段付きワークWについては、大径部Wa側からチャック爪2で大径部Waを把持することができる(同図(C))が、小径部Wb側からは、小径部Wbが邪魔になってチャック爪2で大径部Waを把持することができない(同図(D))。そのため、大径部Wa側からチャック爪2で大径部Wa把持する場合、チャック爪2を軸方向部分の長さが長いものに交換しなければならない(図示せず)。
プッシャ3のワーク押出し動作を流体圧シリンダで行わせるようにすれば、チャック爪2がワークWを把持している状態でプッシャ3がワークWを押さないので、チャック爪2の把持力を小さくできる。また、一般的にプッシャ3のストロークを長くとれるので、ワークWの種類の変更によるチャック爪2やプッシャ3の段取り替えの回数を低減できる。しかし、特許文献2に記載されている従来の流体圧シリンダを用いた流体圧シリンダは、チャック爪の開閉機構と軸方向並びで配置されているため、チャック装置全体が大型化、特に軸方向長さが長くなり、ストロークの長い種類の流体圧シリンダを用いることが難しい。
この発明の目的は、チャック爪がワークを把持しているときにプッシャがワークを押すことなく、プッシャのストロークを長くとれ、かつコンパクトな構成のチャック装置を提供することである。
この発明の他の目的は、チャック爪開閉機構とプッシャ押出し用の流体圧シリンダとをコンパクトに配置することである。
この発明のさらに他の目的は、チャック爪開閉機構とプッシャ押出し用の流体圧シリンダとをより一層コンパクトな配置とし、かつチャック爪開閉機構によりチャック爪を確実に開閉させることである。
この発明のチャック装置は、中心軸の外周に放射状に配置され、それぞれが径方向に開閉してワークを把持する複数のチャック爪と、各チャック爪を開閉させるチャック爪開閉機構と、ワークを前記チャック爪により把持された位置から中心軸に沿う方向に押し出すプッシャと、このプッシャにワーク押出し動作をさせる流体圧シリンダとを備え、前記流体圧シリンダと前記チャック爪開閉機構とをプッシャの押出し方向と直交する方向に並べて配置した。
この構成によると、プッシャの押出しに流体圧シリンダを用いたため、チャック爪がワークを把持している状態でプッシャがワークを押さないように設計できる。そのため、チャック爪の把持力を小さくできる。また、流体圧シリンダを用いたため、プッシャのストロークを長くとることができ、ワークの変更によるチャック爪やプッシャの段取り替えの回数を低減できる。さらに、流体圧シリンダとチャック爪開閉機構とをプッシャの押出し方向と直交する方向に並べて配置したことにより、チャック装置の軸方向長さを短くしてコンパクト化を図れる。
この発明において、前記チャック爪開閉機構は、開閉駆動源と、この開閉駆動源の動作を各チャック爪に伝達する円筒状の動作伝達部材とを有し、前記円筒状の動作伝達部材の中空部に前記流体圧シリンダを配置するのが良い。
円筒状の動作伝達部材の中空部に流体圧シリンダを配置することで、チャック爪開閉機構とプッシャ押出し用の流体圧シリンダとをコンパクトに配置できる。
さらに、前記流体圧シリンダは前記中心軸上に配置され、前記チャック爪開閉機構の前記開閉駆動源は、前記中心軸と直交する方向に進退する流体圧シリンダであり、前記チャック爪開閉機構は、前記開閉駆動源の進退動作を前記動作伝達部材の前記中心軸に沿う方向の進退動作に変換する第1の動作変換機構部と、前記動作伝達部材の進退動作を前記各チャック爪の径方向の開閉動作にそれぞれ変換する、チャック爪と同数の第2の動作変換機構部とを有する構成としても良い。
プッシャ押出し用の流体圧シリンダを中心軸上に配置し、チャック爪開閉機構の開閉駆動源を、中心軸と直交する方向に進退する流体圧シリンダとすることにより、チャック爪開閉機構とプッシャ押出し用の流体圧シリンダとがより一層コンパクトな配置となる。また、第1の動作変換機構部と第2の動作変換機構部とで、開閉駆動源の進退動作を2段階でチャック爪に伝達することにより、チャック爪を確実に開閉させることができる。
この発明のチャック装置は、中心軸の外周に放射状に配置され、それぞれが径方向に開閉してワークを把持する複数のチャック爪と、各チャック爪を開閉させるチャック爪開閉機構と、ワークを前記チャック爪により把持された位置から中心軸に沿う方向に押し出すプッシャと、このプッシャにワーク押出し動作をさせる流体圧シリンダとを備え、前記流体圧シリンダと前記チャック爪開閉機構とをプッシャの押出し方向と直交する方向に並べて配置したため、チャック爪がワークを把持しているときにプッシャがワークを押すことなく、プッシャのストロークを長くとれ、かつコンパクトな構成にできる。
前記チャック爪開閉機構は、開閉駆動源と、この開閉駆動源の動作を各チャック爪に伝達する円筒状の動作伝達部材とを有し、前記円筒状の動作伝達部材の中空部に前記流体圧シリンダを配置した場合は、チャック爪開閉機構とプッシャ押出し用の流体圧シリンダとをコンパクトに配置できる。
前記流体圧シリンダは前記中心軸上に配置され、前記チャック爪開閉機構の前記開閉駆動源は、前記中心軸と直交する方向に進退する流体圧シリンダであり、前記チャック爪開閉機構は、前記開閉駆動源の進退動作を前記動作伝達部材の前記中心軸に沿う方向の進退動作に変換する第1の動作変換機構部と、前記動作伝達部材の進退動作を前記各チャック爪の径方向の開閉動作にそれぞれ変換する、チャック爪と同数の第2の動作変換機構部とを有する場合は、チャック爪開閉機構と流体圧シリンダとがより一層コンパクトな配置となり、かつチャック爪開閉機構によりチャック爪を確実に開閉させられる。
この発明の一実施形態にかかるチャック装置を備えたローダヘッドの側面図である。 同ローダヘッドの底面図である。 (A)は図1(A)のIII−III断面図、(B)はその異なる状態を示す断面図である。 同ローダヘッドを備えたローダ装置、および工作機械の概略構成を示す正面図である。 同ローダ装置の側面断面図である。 (A)はチャック装置で軸方向長さの長いワークを把持したときのチャック装置および主軸の状態を示す図、(B)はチャック装置で軸方向長さの短いワークを把持したときのチャック装置および主軸の状態を示す図である。 (A)は小径部の軸方向長さの短い段付きワークを大径部側から把持したときのチャック装置の状態を示す図、(B)は同段付きワークを小径部側から把持したときのチャック装置の状態を示す図である。 (A)は小径部の軸方向長さの長い段付きワークを大径部側から把持したときのチャック装置の状態を示す図、(B)は同段付きワークを小径部側から把持したときのチャック装置の状態を示す図である。 (A)〜(D)は従来のチャック装置におけるワークの軸方向長さの違いによる段取り替えの説明図である。 (A)〜(D)は従来のチャック装置におけるワークの形状の違いによる段取り替えの説明図である。
この発明の一実施形態を図1〜図3と共に説明する。このチャック装置1は、ローダ装置30(図4、図5)のローダヘッド35に設けられたものであり、図示のローダヘッド35には2つのチャック装置1(1A,1B)が設けられている。各チャック装置1は、ワークWを把持する複数(例えば3個)のチャック爪2と、ワークWを前記チャック爪2により把持された位置からチャック装置1の中心軸O(O,O)に沿って押し出すプッシャ3とを備える。
図2に示すように、複数のチャック爪2は、前記中心軸Oの外周に放射状に等間隔で配置され、それぞれが径方向に開閉することでワークWを把持および解放する。図3に示すように、各チャック爪2は、ローダヘッド35のチャック設置面に設けられた各ガイド溝5に係合して径方向に進退自在な爪支持台6に、ボルト7により着脱可能に取付けられている。チャック爪2の軸方向長さは比較的長くしてあり、大径部Waと小径部Wbとでなる段付きワークWの大径部Wa(図7、図8)を、大径部Waおよび小径部Wbのいずれの側からでも把持できるようになっている。
各チャック爪2は、図3に示すチャック爪開閉機構9により互いに同期して開閉駆動される。チャック爪開閉機構9は、中心軸Oと直交する方向にピストンロッド10aが進退するエアシリンダ等の流体圧シリンダからなる1つの開閉駆動源10と、ローダヘッド35に設けた円筒孔11に沿って中心軸Oの方向に進退自在な動作伝達部材12と、開閉駆動源10の進退動作を動作伝達部材12の中心軸Oに沿う方向の進退動作に変換する第1の動作変換機構部13と、動作伝達部材12の進退動作を各チャック爪2の径方向の開閉動作にそれぞれ変換するチャック爪2と同数の第2の動作変換機構部14とでなる。
詳しくは、第1の動作変換機構部13は、中心軸Oおよび径方向のいずれとも直交する支持軸16に揺動自在に支持され、前記支持軸16の両側部が2つのアーム部17a,17bとされたリンク部材17を有する。そして、このリンク部材17の一方のアーム部17aが、前記開閉駆動源10における進退する側であるピストンロッド10aに形成された係合凹部18に係合し、他方のアーム部17bが前記動作伝達部材12の外周面に形成された係合凹部19に係合している。
また、第2の動作変換機構部14は、中心軸Oおよび径方向のいずれとも直交する支持軸21に揺動自在に支持され、前記支持軸21の両側部が2つのアーム部22a,22bとされたリンク部材22を有する。そして、このリンク部材22の一方のアーム部22aが、前記動作伝達部材12の外周面に形成された係合凹部23に係合し、他方のアーム部22bが前記爪支持台6に形成された係合凹部24に係合している。
開閉駆動源10のピストンロッド10aを径方向に進退駆動させると、その進退動作が第1の動作変換機構部13を介して動作伝達部材12に伝えられて、動作伝達部材12が中心軸Oに沿って進退する。さらに、動作伝達部材12の進退動作が第2の動作変換機構部14を介して各爪支持台6に伝えられて、各爪支持台6が径方向に進退する。これら爪支持台6の進退により、各チャック爪2が開閉する。このように、第1の動作変換機構部13と第2の動作変換機構部14とで、開閉駆動源10の進退動作を2段階でチャック爪2に伝達することにより、チャック爪2を確実に開閉させることができる。
プッシャ3は、図2に示すように、中心軸Oの位置を中心にして例えば3方向に放射状に延びる分岐部3aを有する板状の部材である。各分岐部3aは、前記各チャック爪2に対し円周方向位置をずらして配置してある。
図3に示すように、プッシャ3にワーク押出し動作をさせるプッシャ駆動機構は、エアシリンダ等の複動式の流体圧シリンダ26からなる。この流体圧シリンダ26は中心軸O上に配置され、そのシリンダチューブ26aの先端つば状部26aaでボルト27によりローダヘッド35に固定されている。前記動作伝達部材12は円筒状で、この動作伝達部材12の中空部に前記シリンダチューブ26aが摺動自在に嵌合している。
シリンダチューブ26aには、中心軸O方向の両端に進出時用入口ポートP1および後退時用入口ポートP2がそれぞれ設けられている。これら各ポートP1,P2は、流体供給源(図示せず)にそれぞれ配管接続されている。シリンダチューブ26a内にはピストン26bが中心軸Oに沿って摺動自在に嵌合し、このピストン26bに、先端をローダヘッド35のチャック設置面から突出させたピストンロッド26cが一体に設けられている。そして、ピストンロッド26cの先端に設けたつば状のプッシャ取付部26caに、ボルト28(図2)によりプッシャ3が取付けられている。
進出時用入口ポートP1または後退時用入口ポートP2からエア等の流体をシリンダチューブ26a内に供給することにより、ピストン26bが中心軸Oに沿って進退する。それにより、ピストンロッド26bの先端に取付けられたプッシャ3が進退する。プッシャ3が進出するとき、ワークWをチャック爪2により把持された位置から中心軸Oに沿う方向に押し出す。プッシャ駆動機構を流体圧シリンダ26としたことで、プッシャ3の最大ストロークSを長くとることが可能となっている。
図4および図5は、上記チャック装置1が設けられるローダ装置30を示す。このローダ装置30は、工作機械40の上方に設置されて、直交座標系で駆動させるガントリ式のものである。ローダ装置30は、水平に設置された左右方向の架設レール31に沿って走行する走行体32に、前後移動台33を介して昇降ロッド34を設け、その下端に前記ローダヘッド35を設けてなる。図1に示すように、ローダヘッド35は、昇降ロッド34に固定された固定部36と、この固定部36に対し、水平に対し45°の角度に傾斜した回転中心軸37回りに回転可能な回転部38とでなり、回転部38に、前記2つのチャック装置1A,1Bが設けられている。回転中心軸37回りに回転部38を180°回転させることで、チャック装置1A,1Bが下向き位置と横向き位置とに位置変換される。
図4において、工作機械40は例えば旋盤であり、主軸41と刃物台42とを備える。主軸41は、その先端にチャック43を有し、ベッド44上に設けられた主軸台45に回転自在に支持されている。チャック43はワークWを把持する複数のチャック爪43aを有している。刃物台42は、タレット式のものであり、外周に取付けた複数の工具Tのうち任意に一つが切削位置に割り出される。刃物台42は、送り台46を介して、主軸41の軸心に沿う方向(Z軸方向)と、それと直交する水平方向(X軸方向)とに移動可能にベッド44に設置されている。主軸41のチャック43へは、ローダ装置30によってワークWの受渡しが行われる。
上記ローダ装置30の動作を説明する。
未加工のワークWの待機位置(図示せず)において、ローダ装置30は、そのローダヘッド35の下向き位置のチャック装置1(例えば1A)でワークWを把持する。このとき、チャック装置1のプッシャ3は、図3(A)のように後退した位置にある。ワークWを把持したローダヘッド35は、架設レール31に沿って走行する走行体32の左右移動(X軸方向)と、前後移動台33の前後移動(Z軸方向)と、昇降ロッド34の昇降(Y軸方向)とにより、ワークWを工作機械40の主軸41の前方位置まで搬送する。この間に、ローダヘッド35の回転部38を180°回転させて、下向き位置でワークWを把持したチャック装置1を横向き位置に位置変換させておく。
次いで、前後移動台33を前後移動させて、チャック装置1を主軸41に向かって前進させる。そして、チャック装置1に把持されているワークWのチャック装置側と反対側の端部が主軸41のチャック43のすぐ前に位置させられると、チャック装置1のチャック爪2が開き、続いてプッシャ3が突出して、ワークWをチャック爪2により把持された位置から中心軸Oに沿う方向に押し出す。押し出されたワークWは、主軸41のチャック43の着座面43b(図5)に着座する。着座後、チャック43のチャック爪43aが閉じて、ワークWを把持する。これにより、ローダ装置30のローダヘッド35から工作機械40の主軸41へのワークWの渡しが完了する。
上記ワークWの渡し時におけるローダヘッド35の位置は、チャック装置1のチャック爪2と主軸41のチャック43のチャック爪43aとが互いに干渉しないように、ワークWの種別ごとに行われるティーチングにより定められる。プッシャ3を動作させるプッシャ駆動機構がエアシリンダ等の流体圧シリンダ26からなるため、プッシャ3は、突出動作時にある一定の大きさ以上の反力を受けた時点で停止する。図6(A)に示すように、チャック装置1が軸方向長さの長いワークWを把持している場合、ワークWがプッシャ3と接触しているとすれば、プッシャ3の突出量は、ワークWの先端から主軸41のチャック43の着座面43bまでの距離aとなる。図6(B)に示すように、チャック装置1が軸方向長さの短いワークWを把持している場合、プッシャ3の突出量は、ワークWの先端から主軸41のチャック43の着座面43bまでの距離aに、プッシャ3からワークWまでの距離bを加えた距離となる。
また、このローダ装置30のチャック装置1は、チャック爪2の軸方向長さを長くしてあるため、図7および図8に示すように、大径部Waと小径部Wbとでなる段付きワークWの大径部Waを、大径部Waおよび小径部Wbのいずれの側からでも把持できる。小径部Wbの軸方向長さが短い段付きワークW(図7)であっても、あるいは小径部Wbの軸方向長さが長い段付きワークW(図8)であっても、チャック爪2により把持されているワークWについては全てプッシャ3で押し出すことができる。
このように、このチャック装置1は、ワークWの寸法や形状に対する融通性が高く、ワークWの種類の変更によるチャック爪2やプッシャ3の段取り替えが極力少なくて済む。また、プッシャ3の押出しに流体圧シリンダ26を用いたことにより、チャック爪2がワークWを把持している状態では、プッシャ3がワークWを押さないように設計できる。そのため、チャック爪2のワーク把持力を小さくすることができる。
このチャック装置1は、流体圧シリンダ26を中心軸O上に配置し、その横にチャック爪開閉機構9を並べて配置したことにより、軸方向長さを短くすることが可能となっている。また、チャック爪開閉機構9の円筒状の動作伝達部材12の中空部に流体圧シリンダ26を配置したことで、チャック爪開閉機構9と流体圧シリンダ26とがコンパクトな配置となっている。この実施形態の場合、チャック爪開閉機構9の開閉駆動源10は流体圧シリンダであり、この流体圧シリンダを中心軸Oと直交する方向に進退する配置したことにより、チャック爪開閉機構9とプッシャ押出し用の流体圧シリンダ26とがより一層コンパクトな配置となっている。
1…チャック装置
2…チャック爪
3…プッシャ
9…チャック開閉機構
10…開閉駆動源
12…動作伝達部材
13…第1の動作変換機構部
14…第2の動作変換機構部
26…流体圧シリンダ
O…中心軸
W…ワーク

Claims (3)

  1. 中心軸の外周に放射状に配置され、それぞれが径方向に開閉してワークを把持する複数のチャック爪と、各チャック爪を開閉させるチャック爪開閉機構と、ワークを前記チャック爪により把持された位置から中心軸に沿う方向に押し出すプッシャと、このプッシャにワーク押出し動作をさせる流体圧シリンダとを備え、
    前記流体圧シリンダと前記チャック爪開閉機構とをプッシャの押出し方向と直交する方向に並べて配置したチャック装置。
  2. 前記チャック爪開閉機構は、開閉駆動源と、この開閉駆動源の動作を各チャック爪に伝達する円筒状の動作伝達部材とを有し、前記円筒状の動作伝達部材の中空部に前記流体圧シリンダを配置した請求項1記載のチャック装置。
  3. 前記流体圧シリンダは前記中心軸上に配置され、前記チャック爪開閉機構の前記開閉駆動源は、前記中心軸と直交する方向に進退する流体圧シリンダであり、前記チャック爪開閉機構は、前記開閉駆動源の進退動作を前記動作伝達部材の前記中心軸に沿う方向の進退動作に変換する第1の動作変換機構部と、前記動作伝達部材の進退動作を前記各チャック爪の径方向の開閉動作にそれぞれ変換する、チャック爪と同数の第2の動作変換機構部とを有する請求項2記載のチャック装置。
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