JP2012117933A - 接着構造体の製造方法 - Google Patents

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景介 中野
Itaru Ishii
格 石井
Tameji Ota
為治 太田
Takeshi Shinoda
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Abstract

【課題】内部ユニットの平坦な搭載面の一部領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介してケーシングを搭載面に接着するようにした接着構造体の製造方法において、接着剤の形状を適切に調整可能とする。
【解決手段】接着剤40の塗布工程の前に、内部ユニット10の搭載面11のうちの接着領域11aにレーザLを照射して、接着領域11aのうち当該接着領域11aの少なくとも外郭を凹部11bとすることにより、塗布された接着剤40の接着領域11aからのはみ出しを防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、一部材の平坦面上に接着剤を介して他部材を搭載してなる接着構造体の製造方法に関する。
従来より、この種の接着構造体は、第1の部材と、第1の部材が搭載される部材であって第1の部材が搭載される側に平坦な搭載面を有する第2の部材とを用意し、搭載面の一部の領域を接着領域として、当該接着領域に接着剤を塗布した後、接着剤を介して搭載面上に第1の部材を搭載し、この状態で接着剤を硬化して搭載面に第1の部材を接着することにより製造される。
たとえば、このような接着構造体としては、角速度センサの実装において、内部ユニットと外部ケースとを接着剤を介して接合してなり、当該接着剤にダンパー機能を付与させたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−181392号公報
ここで、第2の部材の搭載面は、たとえばNiメッキされた合金板などの平坦面として構成されるものであり、当該搭載面の一部の接着領域に接着剤を塗布して配置するが、塗布される接着剤は流動性を持つため、その上に第1の部材を搭載した場合、その第1の部材の搭載時の加重などにより、接着剤が接着領域からはみ出してしまい、狙いの接着剤形状が実現できないという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、第2の部材の平坦な搭載面の一部領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して第1の部材を搭載面に接着するようにした接着構造体の製造方法において、接着剤の形状を適切に調整可能な製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1の部材(20)と、第1の部材(20)が搭載される部材であって第1の部材(20)が搭載される側に平坦な面としての搭載面(11)を有する第2の部材(10)とを用意し、搭載面(11)の一部の領域を接着領域(11a)として、当該接着領域(11a)に、接着剤(40)を塗布した後、接着剤(40)を介して搭載面(11)上に第1の部材(20)を搭載した状態で、接着剤(40)を硬化して搭載面(11)に第1の部材(20)を接着するようにした接着構造体の製造方法において、
接着剤(40)の塗布工程の前に、搭載面(11)のうちの接着領域(11a)にレーザを照射して、接着領域(11a)のうち当該接着領域(11a)の少なくとも外郭を凹部(11b)とすることにより、塗布された接着剤(40)の接着領域(11a)からのはみ出しを防止するようにしたことを特徴とする。
それによれば、外郭が凹部(11b)とされた接着領域(11a)に接着剤(40)を塗布したとき、拡がろうとする接着剤(40)が凹部(11b)に溜められ、接着剤(40)が接着領域(11a)内からはみ出すことが防止されるため、結果、硬化後の接着剤(40)の形状が整ったものとされる。よって、本発明によれば、接着剤(40)の形状を適切に調整可能な製造方法を提供することができる。また、レーザ照射により接着領域(11a)の汚れ等が除去されるので、その点で接着力の向上が期待できる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の接着構造体の製造方法において、凹部(11b)の底部を凹凸面状に粗化することを特徴とする。
それによれば、凹部(11b)の底部を粗化することにより、当該底部と接着剤(40)との密着力が向上し、結果、接着力の強化が図れ、好ましい。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の接着構造体の製造方法において、第2の部材(10)として、第1の部材(20)が搭載される側に、レーザにより融解または蒸発する材料よりなる平坦な層(11c)を設け、この平坦な層(11c)の表面を搭載面(11)としたものを用意し、接着領域(11a)にレーザを照射する工程では、平坦な層(11c)をレーザで破壊することにより接着領域(11a)に凹部(11b)を形成することを特徴とする。
それによれば、第2の部材(10)の母材の材質に関係なく、レーザの照射により容易に接着領域(11a)に凹部(11b)が形成できる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の接着構造体の製造方法において、レーザの照射工程では、凹部(11b)を形成するとともに、搭載面(11)のうち接着領域(11a)以外の部位にレーザを照射して、搭載面(11)に第1の部材(20)を搭載するときの位置合わせ用のマーク(11d)を形成することを特徴とする。
それによれば、位置合わせ用のマーク(11d)によって、第1の部材(20)と第2の部材(10)との位置合わせが容易となる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の接着構造体の製造方法において、接着領域(11a)において凹部(11b)を形成すべき部位に対応した位置に開口部(M2)を有するマスク(M1)を用意し、レーザの照射工程では、搭載面(11)をマスク(M1)で被覆するとともに、接着領域(11a)のうち凹部(11b)を形成すべき部位を開口部(M2)にて露出させた状態で、当該レーザの照射を行うことを特徴とする。
それによれば、レーザの照射位置がずれても、凹部(11b)の形成予定部位以外の搭載面(11)の部位がレーザでダメージを受けたり、凹んだりするのを防止できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)中のA−A概略断面図である。 第1実施形態に係るセンサ装置の製造方法を示す工程図である。 (a)、(b)はそれぞれレーザ照射工程、接着剤塗布工程を示す概略斜視図であり、(c)は凹部が形成された接着領域の概略断面図である。 第1実施形態において接着領域に形成される凹部の他の例を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)中の上視概略平面図である。 第1実施形態において接着領域に形成される凹部のもう一つの他の例を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図であり、(a)、(b)はレーザ照射工程を示す概略斜視図、(c)は接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置を示す図であり、(a)は概略平面図であり、(b)は(a)中の一点鎖線A−Aに沿った概略断面図である。なお、図1において、(a)は(b)の上視図に相当する。
本実施形態のセンサ装置は、大きくは、内部ユニット10と、内部ユニット10を収容するケーシング20と、内部ユニット10とケーシング20との間の相対的な振動を減衰する防振部材としての機能を有する接着剤40と、内部ユニット10とケーシング20とを電気的に接続するボンディングワイヤ50と、を備えて構成されている。
内部ユニット10は、鉄や鉄系合金などを母材とする金属製ケースにより、その本体が区画形成されたものであり、当該金属製ケースの内部に加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ、フローセンサなどの種々のセンサチップ、あるいは、回路チップなどの図示しない半導体チップを内蔵してなるものである。
内部ユニット10は、ここでは矩形板状をなしており、その厚さ方向における両端部に、それぞれ矩形の板面としての端面11および端面12を有している。ここで、内部ユニット10は、第2の部材として構成されており、図1(b)中の上側の一端面11を搭載面11とし、図1(b)中の下側であって当該搭載面11とは反対側の端面12を他端面12としている。
ここで、搭載面11は、第1の部材としてのケーシング20が搭載・接着される面であり、平坦な面である。また、この搭載面11は、上述した内部ユニット10の母材である鉄などの金属にNiメッキが施されたものである。また、この搭載面11には、ワイヤボンディングされる図示しないパッドが設けられており、搭載面11はワイヤボンディングされる面とされている。
第1の部材としてのケーシング20は、型などにより成形された樹脂よりなるもので、ケーシング本体21と支持部22とを備えて構成されている。ここでは、ケーシング本体21は、その一端側および他端側が開口し、内部に内部ユニット10が入る中空部を備えた角筒状に形成されたものである。
ここでは、内部ユニット10の一端面である搭載面11がケーシング本体21の一端側に位置し、内部ユニット10の他端面12がケーシング本体21の他端側に位置している。そして、ケーシング本体21は、内部ユニット10の外側を囲む角筒状をなしている。
ケーシング20の支持部22は、内部ユニット10の搭載面11に接着されて内部ユニット10を支持するものであり、ケーシング本体21の一端側に設けられている。この支持部22は、ケーシング20における内部ユニット10の搭載面11と対向する部位として、ケーシング20に設けられたものであり、支持部22とケーシング本体21とは一体に成形されている。
この支持部22は、ケーシング本体21から内側へ突出し、内部ユニット10の搭載面11の一部を覆うように設けられている。そして、支持部22のうち内部ユニット10の搭載面11と対向する面が支持面23として構成されている。
本実施形態の場合、図1に示されるように、支持部22は、上記矩形角筒状のケーシング本体21の各角部から内側へ突出している。また、これらケーシング本体21と支持部22との間には、開口部24が形成されている。この開口部24は、支持面23側から支持面23と反対側の面まで支持部22を貫いている。
こうして、内部ユニット10においては、内部ユニット10の搭載面11は、ケーシング本体21の一端側の開口部24より露出し、内部ユニット10の他端面12は、ケーシング本体21の他端側の開口部26より露出している。
そして、上記接着剤40は、図1に示されるように、内部ユニット10の搭載面11とケーシング20の支持面23との間に介在して設けられている。この接着剤40は、ケーシング20と内部ユニット10とを接続、すなわち接着している。これにより、内部ユニット10は、ケーシング20の支持部22に接着剤40によって保持されている。
ここで、搭載面11の一部が、接着剤40が配置される接着領域11aとされている。図1(a)では、4個の破線円形領域として、接着剤11の外郭と接着領域11aの外郭とを、一致して示してある。
この接着剤40は、一般的なもの、あるいはこの種のセンサ装置に適用し得るものであり、例えばシリコーンゴムあるいはシリコーン樹脂などの柔軟なエラストマーで形成されている。そして、接着剤40の共振周波数を所望の値とすることにより、内部ユニット10とケーシング20との間の相対的な振動を減衰するようにしている。それにより、センサ装置における外乱である外部振動が除去されるようになっている。
また、ケーシング20は、内部ユニット10と外部とを電気的に接続するためのリードフレーム30を備えており、ここでは、リードフレーム30は当該ケーシング20にインサート成形されている。また、ケーシング20は、リードフレーム30と電気的に接続されているパッド31を有している。
このパッド31は、図1(a)では省略してあるが、図1(b)に示されるように、ケーシング本体21の一端側に設けられている。ここでは、ケーシング本体21の一端側にパッド配置用の溝27を設け、パッド31は、このパッド配置用の溝27の底面に露出して設けられている。このパッド31は、アルミや銅などよりなり、ケーシング本体21内部の図示しないリードフレーム30の部分と導通している。
そして、ボンディングワイヤ50は、内部ユニット10とケーシング20のパッド31との間を接続している。これにより、内部ユニット10とケーシング20のリードフレーム30とは、ボンディングワイヤ50によって電気的に接続されている。
ここでは、ケーシング20の開口部24から露出する内部ユニット10の搭載面11とケーシング20のパッド31との間が、当該開口部24を介してボンディングワイヤ50により接続されている。
このボンディングワイヤ50は、ワイヤボンディングにより形成されたものであり、たとえば、一般的な金やアルミなどの線材を用いたボールボンディングやウェッジボンディングなどによるものである。
このようなセンサ装置は、たとえば自動車に取り付けられるセンサ装置として適用される。この場合、図示しないが、さらに、ケーシング本体21の他端側の開口部26に蓋を取り付けて、内部ユニット10を外部から遮蔽した後、これを、たとえばマザーボードなどに搭載し、ケーシング20から突出するリードフレーム30の部分にて、外部との電気接続を行うようにする。
次に、本実施形態の接着構造体としてのセンサ装置の製造方法について、図2、図3を参照して述べる。図2は、本製造方法の各工程を示す工程図であり、各工程におけるワークを上記図1(b)に対応した断面にて示したものである。
また、図3(a)、(b)はそれぞれ、本製造方法におけるレーザ照射工程、接着剤塗布工程を示す概略斜視図であり、図3(c)はレーザ照射により凹部11bが形成された搭載面11の接着領域11aの概略断面図である。なお、図3(c)では、接着剤40塗布後の接着剤40の外形を破線にて示してある。
まず、第1の部材であるケーシング20として、支持面23を有する支持部22および開口部24、さらに上記リードフレーム30およびパッド31が備えられているものを用意する。
一方で、ケーシング20が搭載される側に平坦な面としての搭載面11を有する第2の部材としての内部ユニット10を用意する。また、内部ユニット10を支持する支持治具1を用意する。この支持治具1は、材質は特に限定しないが、一面(図2中の上面)が内部ユニット10およびケーシング20を搭載・支持する支持面とされている。
そして、図2(a)に示されるように、内部ユニット10における他端面12を支持治具1に対向させた状態で、内部ユニット10を支持治具1上に搭載する。そして、図2(a)、図3(a)に示されるように、内部ユニット10の搭載面11のうちの接着領域11aにレーザLを照射する。
そうすることで、図3(c)に示されるように、接着領域11aに凹部11bを形成する。ここで、凹部11bは、内部ユニット10の搭載面11よりも凹んだ凹部である。これがレーザ照射工程である。
このようなレーザLの照射による凹部11bの形成は、一般的なレーザ照射装置を用いて行われ、たとえばYAGレーザなどの搭載面11を溶かす、あるいは焼くことのできるレーザLならば何でもよい。
具体的には、接着領域11aよりもビーム径の小さいレーザLを用い、そのレーザLを接着領域11a内の凹部11b形成部分にてスキャンさせることにより、当該レーザLがスキャンされた部位を凹部11bとする。
そうすることで、内部ユニット10の搭載面11を構成するめっきやその下地の母材が溶融または焼失し、搭載面11の接着領域11aに凹部11bが形成される。ここでは、図3(c)に示されるように、凹部11bは接着領域11aの全体が搭載面11よりも凹んだ凹部であるが、この凹部11bとしては、接着領域11aの全体ではなく接着領域11aのうち少なくとも外郭に形成されていればよい。
こうして、レーザ照射工程では、搭載面11のうちの接着領域11aにレーザLを照射して、接着領域11aのうち少なくとも外郭を凹部11bとする。その後、図2(b)に示されるように、接着剤塗布工程では、支持治具1で内部ユニット10を支持した状態で、内部ユニット10の搭載面11のうちの接着領域11aに接着剤40を搭載する。
典型的には、接着剤40を、流動性を有する状態すなわち液状または半固形の硬化前の状態で内部ユニット10の搭載面11における接着領域11aに塗布する。この接着剤40の塗布は、一般的なディスペンス法などによって行うことができる。こうして、接着剤塗布工程では、搭載面11の接着領域11aに、流動性を有する接着剤40を塗布して配置する。
次に、図2(c)に示されるように、接着剤40を介して内部ユニット10の搭載面11とケーシング20の支持面23とが対向した状態にて、ケーシング20を内部ユニット10の搭載面11上に搭載する。このとき、通常はケーシング20を搭載面11側に加圧して搭載する。また、このとき、ケーシング20も支持治具1の上記支持面に接触させてケーシング20を支持治具1上に支持する。
そして、この状態で加熱などにより、接着剤40を硬化させ、内部ユニット10の搭載面11にケーシング20を接着する。こうして、接着剤40によって内部ユニット10とケーシング20とが接続・固定される。これがケーシング(第1の部材)搭載工程および接着剤硬化工程である。
続いて、図2(d)に示されるように、ワイヤボンディング工程を行う。ここでは、内部ユニット10およびケーシング20を支持治具1によって支持した状態で、開口部24を介してワイヤボンディングを行うことにより、開口部24から露出する内部ユニット10の搭載面11とケーシング20との間をボンディングワイヤ50により接続する。
こうしてワイヤボンディングが完了した後は、必要に応じて、図示しないカバーなどの取り付けや、リードフレーム30のカット・成形などを行うことで、本実施形態のセンサ装置ができあがる。
ところで、本実施形態の製造方法によれば、接着剤塗布工程の前に、レーザ照射工程によって、搭載面11のうちの接着領域11aにレーザLを照射して、接着領域11aのうち当該接着領域11aの少なくとも外郭を凹部11bとしている。
そのため、外郭が凹部11bとされた接着領域11aに接着剤40を塗布した後、接着領域11a上を拡がろうとする接着剤40が凹部11bに溜められ、接着剤40が接着領域11a内からはみ出すことが防止される
仮に、従来のように搭載面11の接着領域11aが平坦面である場合、第1の部材であるケーシング20の搭載時にその搭載加重により接着剤40が接着領域11aからはみ出して拡がってしまう。しかし、本実施形態では、そのはみ出しが防止されるため、結果、硬化後の接着剤40の形状が整ったものとされる。
よって、本実施形態によれば、接着剤40の形状を適切に調整可能な製造方法を提供することができる。また、レーザ照射により接着領域11aの汚れ等が除去されるので、その点で接着力の向上が期待できる。
ここで、上述したが、接着剤40は、その弾性力等によって第1の部材であるケーシング20と第2の部材である内部ユニット10との間の相対的な振動を減衰する防振部材としての機能、すなわち防振機能を有するものとしている。
この場合、当該両部材10、20間における接着剤40の厚さは、防振機能を発揮させるべく、ある程度の厚さが必要となり、接着剤40の塗布量も比較的多くする必要があるため、塗布された接着剤40が拡がりやすく、接着領域11aからはみ出しやすくなる。そうすると、接着剤40の形状も狙いの形状から崩れやすく、防振機能が発揮されにくくなる。
その点、本実施形態によれば、接着剤40の接着領域11aからのはみ出しを防止し、適切に狙いの接着剤形状を実現できるから、本実施形態は、このような防振機能を有する接着剤40を用いた場合に、特に有効である。
また、図4は、本実施形態において搭載面11の接着領域11aに形成される凹部11bの他の例を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)中の上視概略平面図である。
また、図5は、本実施形態において搭載面11の接着領域11aに形成される凹部11bのもう一つの他の例を示す概略断面図である。なお、図4(a)および図5では、接着剤40塗布後の接着剤40の外形を破線にて示してある。
上記図3(c)に示したように、凹部11bは接着領域11aの全体が搭載面11よりも凹んだ凹部であってもよいが、図4に示されるように、凹部11bは、少なくとも接着領域11aの外郭全周に設けられていればよく、接着領域11aの中央部寄りの部位は凹部とされていなくてもよい。図4の例では、凹部11bは、円形の接着領域11aの外郭全周に円環状に設けられた溝形状をなしている。
また、図5に示されるように、さらに、凹部11bは、その底部が凹凸形状に粗化されたものであってもよい。図5の例では、上記図3に示される凹部11から、さらにレーザ照射を進め、当該凹部11の底部の中央部側を凹凸形状としたものである。この場合、凹部11bの当該底部と接着剤40との密着力が向上し、その結果、接着力の強化が図れるという利点がある。
なお、これら図4、図5に示した凹部11の形状についても、上述したように、接着領域11aよりもビーム径の小さいレーザLを用い、そのレーザLを接着領域11a内の凹部11b形成部分にてスキャンさせ、当該レーザLがスキャンされた部位を凹部11bとすることで形成される。
この場合、レーザLの照射時間や照射パワーを適宜調整することで、狙いの部位に狙いの凹凸形状が形成される。また、凹部11bの底部の凹凸形状は、たとえばストライプ状または格子状に配置された複数の溝を凹とし、当該溝間を凸とするものにできる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図であり、(a)、(b)は本製造方法におけるレーザ照射工程を示す概略斜視図、(c)は接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。本実施形態では、上記第1実施形態の製造方法との相違点を中心に述べることとする。
まず、図6(a)に示されるように、本実施形態では、第2の部材である内部ユニット10として、第1の部材であるケーシング10が搭載される側に、レーザLにより融解または蒸発する材料よりなる平坦な層11cを設け、この平坦な層11cの表面を搭載面11としたものを用意する。
つまり、本実施形態の内部ユニット10は、上記第1実施形態の内部ユニット10の搭載面11に、さらに、平坦な層11cを接着等により貼り付け固定してなるものであり、この平坦な層11cの表面自体を搭載面11としている。ここで、平坦な層11cとしては、内部ユニット10の母材よりも低融点な材料であればよく、たとえば樹脂や当該母材よりも低融点な金属などが採用される。
そして、図6(b)に示されるように、本製造方法のレーザ照射工程では、平坦な層11cにおける接着領域11aをレーザLで破壊する、すなわち、レーザLで当該接着領域11aの平坦な層11cを溶融または焼失させることにより、当該接着領域11aに凹部11bを形成する。
ここで、平坦な層11cが、レーザLによって除去された部位として凹部11bが形成されるが、この凹部11bについては、上記第1実施形態と同様、各種形状が可能である。そして、図6(c)に示されるように、この凹部11bが形成された接着領域11aに、上記同様、接着剤40を塗布して配置する。
その後は、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、ケーシング(第1の部材)搭載工程、接着剤硬化工程、ワイヤボンディング工程を行えば、本実施形態のセンサ装置ができあがる。なお、本センサ装置は、上記第1実施形態のセンサ装置において、平坦な層11cが付加されたものであることは明らかである。
このように、本実施形態によれば、第2の部材である内部ユニット10の母材の材質に関係なく、たとえば、内部ユニット10の母材がレーザLで溶融等しにくい材質であったとしても、レーザLの照射により容易に接着領域11aに凹部11bを形成することができる。
また、本実施形態においても、当該平坦な層11cをレーザで削っていくことにより、上記図5に示したように、凹部11bの底部が凹凸形状に粗化されたものとすることができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図であり、本製造方法におけるレーザ照射工程を示す概略斜視図である。本実施形態では、上記第1実施形態の製造方法との相違点を中心に述べることとする。
図7に示されるように、本実施形態では、レーザ照射工程において、上記同様に凹部11bを形成するとともに、搭載面11のうち接着領域11a以外の部位にレーザLを照射して、搭載面11に第1の部材20を搭載するときの位置合わせ用のマーク11dを、当該搭載面11に形成する。
この位置合わせ用のマーク11dは、上記凹部11bと同様に、搭載面11よりも凹んだ凹部として構成され、カメラや目視によって視認されるものである。また、そのマーク11dのデザインは、一般的な電子装置分野における組付けの位置合わせマークと同様のものにできる。
本実施形態によれば、ケーシング搭載工程において、この位置合わせ用のマーク11dを基準として位置あわせを行うことによって、内部ユニット10とケーシング20との位置合わせが容易となる。
なお、本実施形態の製造方法は、レーザ照射工程において、凹部11bの形成を行うことに加えて、搭載面11のうち接着領域11a以外の部位に位置合わせ用のマーク11dを形成するものであるから、上記第2実施形態と組み合わせてもよく、その場合には、上記平坦な層11cに対して当該マーク11dを形成すればよい。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図であり、本製造方法におけるレーザ照射工程を示す概略斜視図である。本実施形態では、上記第1実施形態の製造方法との相違点を中心に述べることとする。
図8に示されるように、本実施形態のレーザ照射工程では、接着領域11aにおいて凹部11bを形成すべき部位に対応した位置に開口部M2を有するマスクM1を用意する。ここで、マスクM1としては、レーザLに耐性を有する材料、具体的には内部ユニット10の母材よりも高融点な材料であればよく、たとえばセラミックや当該母材よりも高融点な金属などが採用される。
そして、本実施形態のレーザ照射工程では、内部ユニット10の搭載面11をマスクM1で被覆するとともに、接着領域11aのうち凹部11bを形成すべき部位を開口部M2にて露出させた状態とし、この状態で、レーザLの照射を行う。
これにより、上記第1実施形態と同様、接着領域11aに凹部11bが形成される。そして、その後は、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様、接着剤塗布工程、ケーシング(第1の部材)搭載工程、接着剤硬化工程、ワイヤボンディング工程を行えば、上記第1実施形態と同様のセンサ装置ができあがる。
本実施形態によれば、レーザLの照射位置がずれても、搭載面11のうち凹部11bの形成予定部位以外の部位がレーザLでダメージを受けたり、凹んだりするのを防止することができる。
なお、本実施形態の製造方法は、レーザ照射工程において、凹部11bの形成部位に開口するマスクM1を用いたものであるから、上記第2実施形態と組み合わせてもよいことはもちろんであり、さらには、上記第3実施形態とも組み合わせてよいことはもちろんである。その場合には、マスクM1において上記マーク11dの形成部位に対応する開口部M2を設ければよい。
(第5実施形態)
図9は、本発明の第5実施形態に係る接着構造体としてのセンサ装置の製造方法の要部を示す図であり、本製造方法におけるレーザ照射工程を示す概略斜視図である。本実施形態は、上記第1実施形態以外にも、上記各実施形態と組み合わせて適用することが可能である。
図9に示されるように、本実施形態では、レーザ照射を行うレーザ光源2と接着剤40の塗布を行う接着剤塗布ヘッド部3とを一体化し、これら両部2、3が一体に移動可能とした装置を構成する。そして、この装置を用いて、上記したレーザ照射工程、接着剤塗布工程を行うものである。
このような装置は、レーザ光源2と接着剤塗布ヘッド部3とを、ネジなどの締結手段で一体に接合したり、ケースに収納して一体化したりすることにより構成される。ここで、レーザ光源2の照準と接着剤塗布ヘッド部3による接着剤40の塗布部は一致するようにする。
このような装置を用いれば、レーザ照射装置と接着剤塗布装置とが別体の場合に比べて、これら両装置間のワークの移動が不要となり、工程の簡約化が図れるほか、レーザの照射部と塗布部との位置ずれを極力防止できるなどの効果が期待できる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、内部ユニット10が、搭載面11を有し当該搭載面11に接着剤40が塗布される第2の部材であり、ケーシング20が、内部ユニット10の搭載面11に接着される第1の部材であったが、それとは反対に、ケーシング20の支持部22の支持面23を平坦な搭載面としてこの支持面23に接着剤40が塗布されるものとすることで、当該ケーシングを第2の部材とし、内部ユニットを第1の部材とするようにしてもよい。
この場合、樹脂よりなるケーシング20の支持面23のうち接着剤40が塗布される領域を接着領域とし、レーザの照射工程では、この支持面23の接着領域にレーザ照射を行って、支持面23の樹脂を溶融または消失させることで上記同様の凹部を形成する。その後は、当該接着領域に接着剤40を塗布し、次に、内部ユニット10を搭載・接着するようにすればよい。
また、上記第1実施形態では、内部ユニット10において、ワイヤボンディングされる面と接着剤40が塗布される搭載面11とが、同一の面とされていたが、ワイヤボンディングされる面は、内部ユニット10において搭載面11とは反対側の面、すなわち、上記他端面12(図1(b)参照)であってもよい。
また、第1の部材および第2の部材については、第1の部材が搭載される平坦な搭載面を有し且つ当該搭載面に接着剤が塗布されるものが第2の部材であり、その第2の部材の搭載面に接着剤を介して搭載・接着されるものが第1の部材であればよく、上記したセンサ装置における内部ユニット10やケーシング20に限定されるものではない。
10 第2の部材としての内部ユニット
11 搭載面
11a 接着領域
11b 凹部
11c 平坦な層
11d 位置合わせ用のマーク
20 第1の部材としてのケーシング
40 接着剤
M1 マスク
M2 マスクの開口部

Claims (5)

  1. 第1の部材(20)と、前記第1の部材(20)が搭載される部材であって前記第1の部材(20)が搭載される側に平坦な面としての搭載面(11)を有する第2の部材(10)とを用意し、
    前記搭載面(11)の一部の領域を接着領域(11a)として、当該接着領域(11a)に、接着剤(40)を塗布した後、
    前記接着剤(40)を介して前記搭載面(11)上に前記第1の部材(20)を搭載した状態で、前記接着剤(40)を硬化して前記搭載面(11)に前記第1の部材(20)を接着するようにした接着構造体の製造方法において、
    前記接着剤(40)の塗布工程の前に、前記搭載面(11)のうちの前記接着領域(11a)にレーザを照射して、前記接着領域(11a)のうち当該接着領域(11a)の少なくとも外郭を凹部(11b)とすることにより、前記塗布された接着剤(40)の前記接着領域(11a)からのはみ出しを防止するようにしたことを特徴とする接着構造体の製造方法。
  2. 前記凹部(11b)の底部を凹凸面状に粗化することを特徴とする請求項1に記載の接着構造体の製造方法。
  3. 前記第2の部材(10)として、前記第1の部材(20)が搭載される側に、前記レーザにより融解または蒸発する材料よりなる平坦な層(11c)を設け、この平坦な層(11c)の表面を前記搭載面(11)としたものを用意し、
    前記接着領域(11a)に前記レーザを照射する工程では、前記平坦な層(11c)を前記レーザで破壊することにより前記接着領域(11a)に前記凹部(11b)を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の接着構造体の製造方法。
  4. 前記レーザの照射工程では、前記凹部(11b)を形成するとともに、前記搭載面(11)のうち前記接着領域(11a)以外の部位に前記レーザを照射して、前記搭載面(11)に前記第1の部材(20)を搭載するときの位置合わせ用のマーク(11d)を形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の接着構造体の製造方法。
  5. 前記接着領域(11a)において前記凹部(11b)を形成すべき部位に対応した位置に開口部(M2)を有するマスク(M1)を用意し、
    前記レーザの照射工程では、前記搭載面(11)を前記マスク(M1)で被覆するとともに、前記接着領域(11a)のうち前記凹部(11b)を形成すべき部位を前記開口部(M2)にて露出させた状態で、当該レーザの照射を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の接着構造体の製造方法。
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