JP2012117346A - シャッターカーテンの補修方法および補修構造 - Google Patents
シャッターカーテンの補修方法および補修構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012117346A JP2012117346A JP2010270457A JP2010270457A JP2012117346A JP 2012117346 A JP2012117346 A JP 2012117346A JP 2010270457 A JP2010270457 A JP 2010270457A JP 2010270457 A JP2010270457 A JP 2010270457A JP 2012117346 A JP2012117346 A JP 2012117346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge
- retaining member
- curtain
- shutter curtain
- curtain body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
【解決手段】シート状のカーテン本体5の左右縁部に沿って抜止め部材8,8が設けられ、左右の抜止め部材8,8が、開口部左右のガイドレール3,3内を昇降可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、前記抜止め部材8,8の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した抜止め部材8,8が除去された前記カーテン本体5の縁部の所定幅部分を固化せしめる(固化部分9)ことにより、補修させるようにした。
【選択図】 図3
Description
本発明の請求項1記載のシャッターカーテンの補修方法は、シート状のカーテン本体5の縁部に沿って抜止め部材8,8が設けられ、前記抜止め部材8,8が、ガイドレール3,3内をスライド移動可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、前記抜止め部材8,8の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した部分の抜止め部材8,8が除去された前記カーテン本体5の縁部の所定幅部分を固化せしめることにより、補修させるようにしたことを特徴としている。
複数列の上記ホチキス針10は、2列、3列又はそれ以上の複数列に打ち込み形成させることができる。複数列のホチキス針10は、例えば、カーテン本体5の正面側から見て略コ形針の中間片部10aが前記縁部に沿った方向に連続するように同方向から打ち込み形成させることができ、また、左右又は上下に連続するホチキス針10の打ち込み方向を、表裏別方向から、打ち込み形成させることも可能である。
図1,2は本発明が適用されるシャッターカーテン装置を示すもので、建物内外あるいは建物内を仕切る壁面1には開口部1aが形成され、この開口部1aは、シャッターカーテン装置によって開閉可能となっている。すなわち、開口部1aの上縁にはこれに沿ってシャッターケース2が横設され、開口部1aの両側にはこれに沿って一対のガイドレール3が設けられ、このガイドレール3の上縁はシャッターケース2の長手方向両側に連通している。シャッターケース2内には図示しない巻取機構を介してシャッターカーテン4が巻取繰出し可能に収装されている。
図3(a),(b)は、第1実施形態の補修方法および補修構造を示す。
第1実施形態では、抜止め部材8は、連続したプラスチック線材の折れ曲げ形状であって、カーテン本体5の縁部となる基布7の縁部に連続的に設けられたものであり、抜け方向の力に対しては、抜止め部材8によりガイド溝3aに対して抜止めを行うとともに、抜止め部材8の列が上下に連続することによりスムーズな昇降ガイドを行う。
しかしながら、抜止め部材8の列に過度の抜け方向の外力が加わると、図3(a)に示すように、外力が加わった部位Lは基布7から脱落し、かつガイド溝3aから抜出す場合があり、このような脱落部位Lは、カーテン本体5のスムーズな移動の妨げとなる。なお、図においては、カーテン本体5および基布7の移動方向を矢印に示す横方向としているが、実際の移動は縦方向であり、以下の説明も同じである。
そこで、さらなる補修作業として、第1実施形態では、図3(b)に示すように脱落部位Lにおける基布7に瞬間接着剤(図のハッチングで囲う部分)を滴下含浸させることにより、含浸位置は瞬間的に硬化し、基布7そのものに剛性と可撓性のある固化部分9が形成される。これにより、第1実施形態の補修構造では、抜止め部材8の列が連続する他の部位と同等な可撓性により適度な曲げ強度を有するものとなり、抜止め部材8の一部が切除されたままであっても、スムーズに昇降ガイドされることになる。
次に第2実施形態の補修方法および補修構造を図4を用いて説明する。なお、以下の説明からは、前記第1実施形態と同一箇所には同一符号を用い、新たに付加される部品にのみ別の符号を用いて説明する。
ホチキス針10を1列または2,3列設けるにあたって、列ごとにホチキス針10の表裏が揃っていた方が、ホチキス針10を打込むにあたって表裏を切り替える手間があまりかからず、さらに直線状にホチキス針10を順次打込みやすいというメリットがあるが、これにこだわらず、ホチキス針10の表裏はランダムであってもよい。
ホチキス針10は、略列状になっていれば、本発明による一定の作用効果を奏し、また、ホチキス針10の配置位置は図4の図示位置から若干ずれていても本発明による一定の作用効果を奏する。また、ホチキス針10は、開閉に支障のない範囲内で、抜止め部材8に対して図4における上下方向にずれていてもよく、ホチキス針10の打ち込み位置には厳密な精度は要求されない。
ホチキス針10は、その列において、間隔を明けて配置してもよいし、間隔を明けずにまたはホチキス針10どうしが若干オーバーラップするように配置してもよい。
ホチキス針10は、折曲げ片部10b(針足部)が平なタイプでも、盛り上がるタイプでも、使用可能であり、中間片部10aも折曲げ片部10bも長さは任意である。
カーテン本体5の開閉方向において、瞬間接着剤の滴下範囲は、図示(図3(b),図4(b),(c))の斜線範囲より若干オーバーして、抜止め部材8の残存箇所とオーバーラップしてもよいし、若干であれば図示の斜線範囲よりも狭くてもよい。
瞬間接着剤は基布7に含浸しなければ、基布7の表面に塗布するのみとすることでも本発明の一定の効果を得ることができる。基布7に含浸した上、基布7の表面に塗布してもよい。
瞬間接着剤は、補修時間に余裕があれば、速乾性の低い固化時間がよりかかる接着剤を用いることも可能である。
ガイドレールは、シャッターカーテンの一端部をガイドする態様でもよく、対向する2つの端部をガイドする態様でもよい。
シート状のカーテン本体は、樹脂製シート、ガラスクロス、シリカクロス、織布や網などの、またはこれらを組み合わせたシート体をすることも可能である。
次に補修時における他の参考例について、図5〜図7を用いて説明する。まず図5は抜止め部材としての抜止め部材20が金属又はプラスチックブロックの断続によるカシメタイプの場合を示すものであって、この場合には、図5(a)に示すように、過度な外力が抜止め部材20に加わった場合には、該当する脱落部位Lの抜止め部材20は基布7から脱落するが、この場合には予め用意された予備の抜止め部材20を脱落部位Lにカシメ治具などを用いて嵌め込み固定することにより、初期の連続状態を保つことができる。この補修方法によれば、補修作業に時間がかかるが、完全復旧できる。
2 シャッターケース
3 ガイドレール
3a ガイド溝
4 シャッターカーテン
5 カーテン本体
6 錘部
7 基布
8 抜止め部材
9 固化部分
10 ホチキス針
10a 中間片部
10b 折曲げ片部
Claims (7)
- シート状のカーテン本体の縁部に沿って抜止め部材が設けられ、前記抜止め部材が、ガイドレール内をスライド移動可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、
前記抜止め部材の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した部分の抜止め部材が除去された前記カーテン本体の縁部の所定幅部分を固化せしめることにより、補修させるようにしたことを特徴とするシャッターカーテンの補修方法。 - 前記所定幅部分の固化は、前記カーテン本体の縁部の所定幅部分に瞬間接着剤を含浸および/または塗布させることにより行わせるようにしたことを特徴とする請求項1記載のシャッターカーテンの補修方法。
- シート状のカーテン本体の縁部に沿って抜止め部材が設けられ、前記抜止め部材が、ガイドレール内をスライド移動可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、
前記抜止め部材の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した部分の抜止め部材が除去された前記カーテン本体の縁部に、前記縁部に沿った方向に連続もしくは断続して、ホチキス針を打込むことにより補修させるようにしたことを特徴とするシャッターカーテンの補修方法。 - シート状のカーテン本体の縁部に沿って抜止め部材が設けられ、前記抜止め部材が、ガイドレール内をスライド移動可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、
前記抜止め部材の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した部分の抜止め部材が除去された前記カーテン本体の縁部の所定幅部分に瞬間接着剤を含浸および/または塗布させることにより固化せしめるとともに、該固化部分に前記縁部に沿った方向に連続もしくは断続してホチキス針を打込むことにより補修させるようにしたことを特徴とするシャッターカーテンの補修方法。 - 前記ホチキス針は、前記カーテン本体の縁部に複数列前記縁部に沿った方向に連続もしくは断続して設けられたことを特徴とする請求項3または4記載のシャッターカーテンの補修方法。
- 前記複数列の前記ホチキス針のうち、互いに隣接する一列のホチキス針は、前記カーテン本体の正面側から見て略コ形針の中間片部が前記縁部に沿った方向に連続するとともに、隣接する他列のホチキス針は、前記カーテン本体の正面側から見て略コ形針の折曲げ片部が前記縁部に沿った方向に連続するようにしたことを特徴とする請求項5記載のシヤッターカーテンの補修方法。
- シート状のカーテン本体の縁部に沿って抜止め部材が設けられ、前記抜止め部材が、ガイドレール内をスライド移動可能に案内されることにより、開口部を開閉自在としたシャッターカーテンであって、
前記抜止め部材の少なくとも一部が脱落、破損もしくは損傷などにより不良化した状態において、不良化した部分の抜止め部材が除去された前記カーテン本体の縁部の所定幅部分に、瞬間接着剤を含浸および/または塗布させることにより固化せしめるとともに、該固化部分に前記縁部に沿った方向に連続もしくは断続して、一列もしくは複数列のホチキス針を打込んだことを特徴とするシャッターカーテンの補修構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010270457A JP5670711B2 (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | シャッターカーテンの補修方法および補修構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010270457A JP5670711B2 (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | シャッターカーテンの補修方法および補修構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012117346A true JP2012117346A (ja) | 2012-06-21 |
JP5670711B2 JP5670711B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=46500494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010270457A Active JP5670711B2 (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | シャッターカーテンの補修方法および補修構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5670711B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108954A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Metako:Kk | 貨物車輌用シートシャッター装置 |
WO2003106805A1 (en) * | 2002-06-15 | 2003-12-24 | Poscon Corporation | Apparatus for opening and shutting a flexible sheet |
JP2005009097A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Katsuaki Tomita | ロール網戸における網端縁固定装置 |
-
2010
- 2010-12-03 JP JP2010270457A patent/JP5670711B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108954A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Metako:Kk | 貨物車輌用シートシャッター装置 |
WO2003106805A1 (en) * | 2002-06-15 | 2003-12-24 | Poscon Corporation | Apparatus for opening and shutting a flexible sheet |
JP2005009097A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Katsuaki Tomita | ロール網戸における網端縁固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5670711B2 (ja) | 2015-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012050518A1 (en) | Window screen device | |
EP2599947A2 (en) | Ladder tape for window covering and slat adjusting apparatus using the ladder tape | |
JP5670711B2 (ja) | シャッターカーテンの補修方法および補修構造 | |
JP2005009097A (ja) | ロール網戸における網端縁固定装置 | |
JP6215831B2 (ja) | プリーツスクリーン | |
EP2505759A2 (en) | Flashing tape, in particular for windows and doors and method of flashing tape production | |
JP6034131B2 (ja) | シートシャッター | |
JP5272258B2 (ja) | レール部材及びそれを備えた区画壁構造 | |
EP3095950A1 (en) | Tensioning system for curtains | |
JP6262465B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP2011241635A (ja) | コンクリート片防護ネット | |
JP5676231B2 (ja) | シャッターカーテンの下端部構造 | |
US10106016B2 (en) | Roller blind sheet for a protective device of a vehicle interior compartment | |
JP6009811B2 (ja) | シートシャッターの下端構造 | |
JP6121237B2 (ja) | プリーツスクリーン | |
JP6530879B2 (ja) | 遮蔽装置 | |
JP6636113B1 (ja) | プリーツスクリーンの製造方法 | |
JP6250335B2 (ja) | シートシャッター装置の構造 | |
JP3892767B2 (ja) | 定着用アンカー、定着用アンカーの製造方法、及びコンクリート構造物の補修補強方法 | |
JP7091392B2 (ja) | プリーツスクリーン | |
JPH10196294A (ja) | トンネル掘削面へのシ−ト防水材の施工法 | |
JP2015161087A (ja) | 防音壁 | |
JP6205292B2 (ja) | シール材 | |
ES2381015T3 (es) | Estructura textil plana con cintas de láminas | |
JP2018105068A (ja) | ロールスクリーン装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131017 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140415 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5670711 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |