JP2012117280A - 袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠、及びそれを使った中詰め材投入方法 - Google Patents

袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠、及びそれを使った中詰め材投入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 中詰材の投入後、編地への損傷を極力減らすことが可能となり、確実に袋体の吊り上げができるための円筒状型枠を提供し、また、それを使った中詰材の投入方法を提供すること。
【解決手段】 本発明は、袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠は袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰め材Wを投入するための円筒状型枠Aであって、円筒状型枠Aの周囲に袋詰玉石工用袋体1の口部11を仮固定するための取付け部が設けられ、また、口部11に吊下げロープ2を有する袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰め材Wを投入するための円筒状型枠Aであって、円筒状型枠Aの周囲に吊下げ用ロープ2を仮固定するための吊下げロープ用取付け部Tを設けた袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠である。
【選択図】 図8

Description

本発明は、海岸、河川、湖、池等での洗堀防止、浸食防止等の工法に使用する型枠に関し、更に詳しくは、根固め工法、護床保護工、のり覆い工、水制工等に使用する袋詰玉石工用袋体用の型枠に関する。
従来から、海岸、河川、湖、池等での洗堀防止、浸食防止等のためとして、根固め工法、護床保護工、のり覆い工、水制工等の工法(以下、単に「根固め工法等」という)等の諸工法が採用されている。
この根固め工法等には、玉石、割栗石、砕石等の中詰材を入れた編地製の袋詰玉石工用袋体(通称、「ボトルユニット」ともいわれている)が使用されている(特許文献1参照)。
施工の現場においては、この袋詰玉石工用袋体(以下「袋体」という)に中詰材を一定量投入した後、吊り上げて施工対象となる位置に敷設することにより施工が行われる。
袋体は、吊り上げた場合に、袋体の底部に砕石、玉石、割栗石等の中詰材による荷重が加わっても、それに耐え得るための十分な強度を備えたものとなっている。
このような袋体には、吊上げるための吊下げロープや中詰材の充填後に首部を絞り閉口するための口縛りロープが備わっている。
吊下げロープは袋体の編目に挿通され袋体の口部の周囲にループ状に取り付けられており、また同様にしてその上方又は下方に口縛りロープが取り付けられている。
この袋体に中詰材を投入した後、クレーン等の重機を使い吊下げロープを介して袋体を吊り上げて移動するが、袋体に中詰材を投入する際、枠材構造を有する円筒状型枠を使う。
そして袋体に中詰材を投入するには、この円筒状型枠の内側に沿って袋体を配置し、余る袋体の口部付近は外に垂らしてセットする。
このようにセットされた袋体に中詰材を投入すると、該中詰材が袋体の隅々まで移動して行き渡り全体に充填される。
ところが、この中詰材の投入時、中詰材の動きに導かれるように、袋材も下方が広がるようになり、そのため円筒状型枠の外に垂らした袋体の部分(図10(A)の垂下部分1D参照)が円筒状型枠の内側に引き込まれる現象が生じる。
その結果、袋体の垂下部分の長さが短くなるのである。
その後、吊下げロープ2を内側に(すなわち円筒状型枠の中心方向に)ループ状に引き寄せてクレーン(重機)のフックに引っ掛け吊り上げるのであるが、上述したように垂下部分1Dが短くなっていて吊下げロープ2を内側に引き寄せることができない。
その結果、吊下げロープ2をフックに掛けられなくなり、当然、袋体の吊り上げは不可能となる。
図10は、この問題を説明するための模式図である。
すなわち図10(A)の状態でセットされた袋体1は、中詰材Wを投入することによって、円筒状型枠Kの外に垂らした袋体1の部分(垂下部分1D)が引き込まれて図10(B)に示すように短くなる。
従って、中詰材Wの投入後、袋体1の口部付近に取り付けられている吊下げロープ2を内側に引き寄せようとしても、図10(C)に示すように中心部まで至らない。
これではクレーン等のフックに掛けることができなく、中詰材Wを投入した後の袋体1の吊り上げが不可能となる。
敢えて吊下げロープ2を引き寄せるには、中詰材Wを、適量、外に取り出して容積を小さくし引き寄せるしかなく、極めて作業効率が悪くなる。
また、中詰材Wの投入時に、垂下げ部1Dの編地が引き込まれてしまうことにより、型枠内の中詰材Wに噛み込まれたり、シワがよったりする現象が生じる。
そのような状態のまま、中詰め材が詰まった袋材を吊り上げて型抜きしようとすると、シワが伸びて中詰め材と編地が磨耗を起こし、その結果、編地が破れる等の問題が生ずる。
特開2008−274698号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。
すなわち本発明の目的は、中詰材の投入後、編地への損傷を極力減らすことが可能となり、確実に袋体の吊り上げができるための円筒状型枠を提供することであり、またそれを使った中詰材の投入方法を提供することである。
このような技術的背景をもとに鋭意研究を重ねた結果、中詰材Wの投入時、型枠に対して袋体が内方に引き寄せられないような手段を講ずることによって、型枠として或いは袋体に対する中詰材の投入方法として、従来の問題点を克服できることを見出した。
本発明はこの知見により完成したものである。
すなわち、本発明は、(1)、袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰材を投入するための円筒状型枠であって、円筒状型枠の周囲に袋詰玉石工用袋体の口部を仮固定するための取付け部を設けた袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠に存する。
すなわち、本発明は、(2)、口部に吊下げロープを有する袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰め材中詰め材を投入するための円筒状型枠であって、円筒状型枠の周囲に吊下げ用ロープを仮固定するための吊下げロープ用取付け部を設けた袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠に存する。
すなわち、本発明は、(3)、円筒状型枠が縦枠材を備え吊下げロープ用取付け部が縦枠材に沿って上下方向に位置決め調整可能となっている上記(2)記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠に存する。
すなわち、本発明は、(4)、取付け部が縦枠材を囲む基部と基部より突出する掛止め部とよりなり基部が縦枠材に締め付け可能となっている上記(2)記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠に存する。
すなわち、本発明は、(5)、円筒状型枠が逆円錐台の形状である上記(2)記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
すなわち、本発明は、(6)、逆円錐台の傾斜が93度〜120度である上記(5)記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠に存する。
すなわち、本発明は、(7)、口部に吊下げロープを備えた袋詰玉石工用袋体を円筒状型枠にセットし該袋詰玉石工用袋体に中詰め材を投入するための中詰め材投入方法であって、袋詰玉石工用袋体を円筒状型枠の内側に配置し、該吊下げロープを円筒状型枠に設けられた吊下げロープ用取付け部に仮固定してセットし、該袋詰玉石工用袋体の開放口から中詰め材を投入し、その後、口絞りロープを絞って前記開放口を閉鎖する中詰め材投入方法に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記各発明を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の袋詰玉石工用袋体用の円筒状型枠は、その周囲に吊下げ用ロープを仮固定するための吊下げロープ用取付け部Tを設けたので、中詰材の投入の際、円筒状型枠の外に垂らした袋体の部分(すなわち垂下部分1D)が内方に引き込まれない。
そのため吊下げロープのループをクレーン等の重機のフックに容易に掛けることができ確実に吊り上げが可能である。
また袋体の編地が引き込まれないことにより、編地に均等なテンションがかかった状態で中詰材W袋材を投入することになる。
その状態では編地に噛み込みやシワが発生しないため袋体を型枠から引き抜く際に、編地の破れ等を防止することが可能となる。
図1は本発明の円筒状型枠に使用する袋体を概略的に示す斜視図である。 図2は、袋体の作り方の例を示す説明図である。 図3は、袋体の作り方の他の例を示す説明図である。 図4は、本発明の円筒状型枠の斜視図である。 図5は、この吊下げロープ用取付け部の例を示す説明図である。 図6は他の吊下げロープ用取付け部を説明する図であり、(A)は突起の形状は鉤状のもの、(B)は直線状のものを示す。 図7は更に他の吊下げロープ用取付け部を説明する図である。 図8は、円筒状型枠を使って袋体に中詰材を投入する方法を説明する概略図である。 図9は、吊下げロープ用取付け部を備える円筒状型枠を使った実験施工例(写真)を示す。 図10は、従来に於ける円筒状型枠を使って袋体に中詰材を投入する方法を説明する概略図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明に使用する袋詰玉石工用袋体1(以下「袋体1」という)について説明する。
図1は袋体1を概略的に示す斜視図である(尚、これは未だ中詰材Wを投入していない状態を示す)。
この袋体1は、上方に開いた口部11を有し、下方はやや狭まって底部を形成しており、全体として巾着状となっている。
袋体1は編地により形成され、また編み目(網目)Sを挿通するようにして取付けられた吊下げロープ2、及び同様に挿通するようにして取り付けられた口縛りロープ3を備える。
そして口縛りロープ3と吊下げロープ2との位置関係において、ここでは吊下げロープ2の上方に口縛りロープ3が備わっている(すなわち、口縛りロープ3と同じ位置やそれより上方には吊下げロープ2は備わっていない)。
袋体1の材料となる編地の形態は、例えばラッシェル編機により編成されるラッシェル編地であり、格子状に多数の矩形の編み目Sを有する。
また、編地を編成する編糸としては、ポリエステル繊維糸、ポリアミド繊維糸、ポリアクリル繊維糸等の合繊繊維糸、或いは、綿糸、麻糸等の天然繊維糸等が、適宜、単独又は混繊して使用される。
ここで参考のため袋体1の作り方について述べると、例えば図2のA→B→C→Dに示すように、筒状の編地の中央部を同体化して底部12を形成したものを、底部12を起点にして一方を被せ返すことにより2重の編地の袋体1を形成する方法がある。
袋体1には、中詰材Wが口部側から充填されるが、編地が同体化した部分が底部12となることで袋体1として機能する。
また例えば図3のA→B→C→Dに示すように、筒状の編地の中央部を底縛りロープで絞って底部12を形成し、同様にその底部12を起点として一方側を被せ返して2重の編地の袋体1とする方法により形成する方法がある。
さて、袋体1においては、吊下げロープ2が、袋体の口部11の編み目Sに挿通されて端部が結ばれてエンドレス状になっている。
そのため袋体1に中詰材Wを投入した後、吊下げロープ2を口部11の周囲から複数箇所、ループ状に引き出した状態にし、それを引き寄せて、クレーン等のフックに引っ掛ける。
このようにフックに吊下げロープが引っ掛けられた後は、袋体1の吊上げは容易に行える。
次に、本発明の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠(以下「円筒状型枠」という)について説明する。
なお、袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠をボトルユニット用円筒状型枠ともいう。
本発明の円筒状型枠Aは、口部11に吊下げロープ2を有する袋体1(ボトルユニット)をセットし、それに中詰め材Wを投入するために使用するものである。
円筒状型枠Aは、図4に概略示すように逆円錐形状となっており、上方及び下方が開口し、金属製の枠材により筒状に形成されている。
詳しくは、上端は上円形枠A1で下端はそれより径の小さい下円形枠A2で、この上円形枠A1と下円形枠A2とが、複数の上下方向の縦枠材A3によって円周状に連結された枠材構造となっている。
そして、大きな特徴は、上下方向の縦枠材A3には袋詰玉石工用袋体の口部11を仮固定するための取付け部が設けられていること。
詳しくは、上下方向の縦枠材A3には吊下げロープ用取付け部Tが設けられていることである。
なお、ここでは、例として外方に突設した棒状の吊下げロープ用取付け部Tを示した。
この吊下げロープ用取付け部Tは、袋体1に取り付けられた吊下げロープ2を、一旦、仮固定するためのものである。
吊下げロープ2を吊下げロープ用取付け部Tに仮固定することで、円筒状型枠Aの外に垂らした袋体1の部分(垂下部分1D)が円筒状型枠Aの内側に引き込まれることが確実に阻止される。
この吊下げロープ用取付け部Tの構造としては、この垂下部分1Dに取付けられた吊下げロープ2のループを取外し自在に仮に引っ掛けておくことができればよい。
この吊下げロープ用取付け部Tは、上面視で、円筒状型枠Aの円周方向に複数箇所設ける。
すなわち複数の縦枠材A3の各々に(例えば6本の縦枠材A3に)吊下げロープ用取付け部Tを設けるのである。
図5は、この吊下げロープ用取付け部Tの種々の例を示す説明図である。
吊下げロープ用取付け部Tは、縦枠材A3を囲む基部T2と基部より突出する掛止め部T1とよりなる。
そして基部T1が縦枠材A3に締め付け可能となっている。
具体的には、図5(A)に示すように、基部T2に図示しない雌ネジ孔を形成し、該雌ネジ孔にボルトT3を螺合させてねじ込むことで基部T2が縦枠材A3に締め込まれて固定される。
基部T2はボルトT3を緩めて、上下方向にスライドさせ或いは軸方向に回動させ位置の調整ができる。
また図5(B)は、一枚の例えば金属板より形成され、それが縦枠材A3を囲むことで基部T2となり、該基部から平行に突出することで掛止め部T1となっている。
この掛止め部T1に図示しない孔を形成しボルト・ナットT4を使って基部T2を縦枠材A3に締め付けて固定するものである。
これもボルト・ナットT4を緩めて、上下方向にスライドさせ或いは軸方向に回動させ位置の調整ができる。
因みに参考までに、この吊下げロープ用取付け部Tを備える円筒状型枠Aを使った実験施工例(写真)を図9に示した。
図6は、他の吊下げロープ用取付け部を説明する図である。
この吊下げロープ用取付け部Tは、縦枠材A3に直接、棒状の突起を形成したものであり、突起の形状は鉤状のもの図6(A)、或いは直線状のもの図6(B)が採用される。
これらの突起は、外方向、横方向等の軸方向のどの方向に突出してもよい。
図7は、更に他の吊下げロープ用取付け部Tを説明する図である。
この吊下げロープ用取付け部Tは、縦枠材A3に横桿A4を介して突起が形成されているものである。
すなわち2本の縦枠材の間に横桿A4を設け、この横桿に突起を形成したものである。
この突起は、ここでは下方に向いたものを示した。
この図7の吊下げロープ用取付け部Tは、吊下げロープ2を扱う場合に十分空間がとれるため人手による操作がし易い。
次に円筒状型枠Aを使って袋体1に中詰材Wを投入する操作方法について説明する。
図8は、円筒状型枠Aを使って袋体1に玉石、割栗石、砂利石等の中詰材Wを投入する方法の操作手順を説明する概略図である。
袋体1は、円筒状型枠A(この型枠は分割して開放することも可能である。)を使って詰めるが、まず地面に置いた円筒状型枠Aの内側に沿うようにして袋体1を入れて保持させてセットする。
この場合、袋体1の口部11の余る部分(垂下部分1D)は円筒状型枠Aから外に垂れ下がった状態でセットされる。
そして円筒状型枠Aの外に垂れ下がった袋体1の部分に取り付けられた吊下げロープ2を複数箇所、僅かにループ状に引き出し、その複数のループを、各々、取り付け部に仮固定する。
すなわち袋体1の編み目Sに挿通された吊下げロープ2の例えば6箇所のループを吊下げロープ用取付け部Tに引っ掛けるのである〔図8(A)参照〕。
(中詰材投入工程)
次に、このような状態において上方から砕石等の中詰材Wを開口部を介して袋体1に投入する〔図8(B)参照〕。
この中詰材Wは決められた所定量を投入するが、吊下げロープ2の複数のループが吊下げロープ用取り付け部Tに仮固定されているので、中詰材Wの荷重が作用しても、外に垂れ下がった袋体1の部分(垂下部分1D)は内側に引き込まれることはなく、そのままの状態にある。従って、袋体1の噛み込みやシワが生じない。
そして中詰材Wの投入が終了したら、吊下げロープ2の各ループを吊下げロープ用取付け部Tから外し、クレーン等のフックに引っ掛け直す〔図8(C))参照〕。この場合、ループを1つずつ引っ掛けることも、纏めて引っ掛けることもできる。
また纏めて引っ掛ける場合は、別の図示しないリングを使って引っ掛けてもよい。
そして袋体1を吊上げるのであるが、口絞りロープ3はこの吊上げの前段階で結んでおく。
(脱型吊上げ工程)
吊上げに際しては、円筒状型枠Aが逆円錐台状なので袋体1は簡単に脱型できる〔図8(D)〕参照〕。
ここで、逆円錐台状の側面の傾斜角度が、93度〜120度であると離脱性が優れたものとなることを既に実験で確かめている。
なお、開放可能な型枠を使った場合であれば、円筒状型枠Aを外方に開放させて脱型する。
円筒状型枠Aを開放する場合は、例えば枢着部が備わった型枠だと枢着部を起点に広げて開放すればよい。
最後に吊上げて必要な場所(置き場等)に移動させる。
以上本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、円筒状型枠として逆円錐台状の型枠で説明したが、等径の円筒状型枠であってもよい。
また有底の円筒状型枠或いは逆円錐状の型枠でも当然よい。
また、これらの型枠は、分割式の型枠でも当然適用可能である。
また袋体に対する絞りロープの取付け位置は自由である。
本発明は、中詰材の投入後、確実に袋体の吊り上げができるための型枠に関するものであるが、その原理を応用できる限り、根固め工法、護床保護工、のり覆い工、又は水制工等の種々の工法に適用可能であり、その利用分野は広範囲に渡る。
1…袋体
11…口部
12…底部
2…吊下げロープ
3…口縛りロープ
A…円筒状型枠
A1…上円形枠
A2…下円形枠
A3…縦枠材
A4…横桿
F…フック
K…円筒状型枠(従来)
S…編み目
T…吊下げロープ用取付け部
T1…掛止め部
T2…基部
T3…ボルト
T4…ボルト・ナット
W…中詰材

Claims (7)

  1. 袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰材を投入するための円筒状型枠であって、円筒状型枠の周囲に袋詰玉石工用袋体の口部を仮固定するための取付け部を設けたことを特徴とする袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  2. 口部に吊下げロープを有する袋詰玉石工用袋体をセットしそれに中詰め材を投入するための円筒状型枠であって、円筒状型枠の周囲に吊下げ用ロープを仮固定するための吊下げロープ用取付け部を設けたことを特徴とする袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  3. 円筒状型枠が縦枠材を備え吊下げロープ用取付け部が縦枠材に沿って上下方向に位置決め調整可能となっていることを特徴とする請求項2記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  4. 取付け部が縦枠材を囲む基部と基部より突出する掛止め部とよりなり基部が縦枠材に締め付け可能となっていることを特徴とする請求項2記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  5. 円筒状型枠が逆円錐台の形状であることを特徴とする請求項2記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  6. 逆円錐台の傾斜が93度〜120度であることを特徴とする請求項記5記載の袋詰玉石工用袋体用円筒状型枠。
  7. 口部に吊下げロープを備えた袋詰玉石工用袋体を円筒状型枠にセットし該袋詰玉石工用袋体に中詰め材を投入するための中詰め材投入方法であって、袋詰玉石工用袋体1を円筒状型枠の内側に配置し、該吊下げロープを円筒状型枠に設けられた吊下げロープ用取付け部に仮固定してセットし、該袋詰玉石工用袋体の開放口から中詰め材を投入し、その後、口絞りロープを絞って前記開放口を閉鎖する中詰め材投入方法。
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