JP2012117184A - 塗工紙 - Google Patents

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JP2012117184A JP2010270877A JP2010270877A JP2012117184A JP 2012117184 A JP2012117184 A JP 2012117184A JP 2010270877 A JP2010270877 A JP 2010270877A JP 2010270877 A JP2010270877 A JP 2010270877A JP 2012117184 A JP2012117184 A JP 2012117184A
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Abstract

【課題】嵩高性、平滑性、印刷光沢、および耐ブリスター性等に優れた塗工紙の提供。
【解決手段】基紙の少なくともいずれか一方の面に塗工層を設けてなる塗工紙であって、基紙と、基紙の少なくともいずれか一方の面に設けられ、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗工層とを備え、基紙中に機械パルプが10〜80質量%含有されており、塗工紙をJIS P8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプのルンケル比が0.6〜2.1であり、顔料塗工層には、接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子が含有されており、顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とが、30〜70:70〜30の質量割合で含有されており、顔料のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は塗工紙に関し、より詳しくは嵩高性、平滑性、印刷光沢、および耐ブリスター性に優れた塗工紙に関する。
塗工紙の嵩高性を向上させるために機械パルプを含有させる技術は一般的に使用されているが、機械パルプはリグニンが除去されていないため剛性が高く、紙表面に機械パルプ繊維由来の凹凸が表れやすく、平滑性が低下する問題がある。
平滑性を向上させるため、例えばカレンダ処理などの平坦化処理を行う方法があるが、カレンダ処理による圧力でパルプ繊維が潰れて紙厚が低くなり、嵩高でなくなる問題があった。
また、塗工量を低減してパルプの含有量を多くすると、塗工層よりも嵩高な基紙の割合が多くなるため嵩高にはなるものの、塗工層が薄くなるため平坦化効果が得られ難く、平滑性が低下する問題があった。
特許文献1には、杉材を原料にしたサーモメカニカルパルプを製造する技術が開示されている。しかしながら、このパルプ繊維はリグニンを多く含み剛直であるため、単にこのサーモメカニカルパルプを含有させたのみでは、平滑性および印刷光沢に劣り塗工ムラが発生しやすく、見栄えが悪い塗工紙となる。
特許文献2には、杉材を原料にしたクラフトパルプを用いた新聞用紙の技術が開示されている。しかしながら、機械パルプではなくクラフトパルプとして基紙に含有させているため、リグニンが除去されており、剛性および嵩高さに劣る新聞用紙である。
特許文献3には、ノーサイズ基紙に微粒顔料を塗工してなる軽量コート紙の技術が開示されている。しかしながら、ゲル含有量が高いラテックスを用いているため、顔料塗工層の通気性に劣り、印刷後乾燥時に基紙中の水分が蒸発しにくく、耐ブリスター性に劣る塗工紙である。
特許文献4には、板状クレーを多く含む塗料を、ロール塗工にて基紙に塗工してなる印刷用塗被紙の技術が開示されている。しかしながら、ロール塗工はブレード塗工に比べて基紙表面の凹凸を改善しにくいため、塗工層表面の凹凸が大きく、印刷光沢にも劣る塗工紙となる。ブレード塗工にてこの塗料を塗工すると、塗料の流動性が悪いため塗工ムラが発生しやすく、平滑性および印刷光沢に劣るだけでなく、面感も悪化しやすい。
特開2004−225201号公報 特開2008−31586号公報 特開2004−162198号公報 特開2007−63737号公報
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、嵩高性、平滑性、印刷光沢および耐ブリスター性に優れた塗工紙を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本願は以下の特徴を採用した。すなわち、
第1の発明は、
基紙の少なくともいずれか一方の面に塗工層を設けてなる塗工紙であって、
上記基紙と、
上記基紙の少なくともいずれか一方の面に設けられ、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗工層とを備え、
上記基紙中に機械パルプが10〜80質量%含有されており、
上記塗工紙をJIS P8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプのルンケル比が0.6〜2.1であり、
上記顔料塗工層には、上記接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子が含有されており、
上記顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とが、30〜70:70〜30の質量割合で含有されており、
前記顔料のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上であることを特徴とする、塗工紙である。
第1の発明によれば、機械パルプを10〜80質量%含有し、かつ、塗工紙を離解した後のパルプのルンケル比を0.6〜2.1にしているので、機械パルプ由来の嵩高性と通気性を有し、かつパルプ繊維が潰れやすく繊維同士の接触が多くなり層内での耐剥離性に優れた、高い耐ブリスター性を有する塗工紙を得ることができる。なお、機械パルプを10〜80質量%含有することに加えて、機械パルプの樹種を杉、檜、ヒバ、ツガに限定すれば、塗工紙を離解した後のパルプのルンケル比を0.6〜2.1に調整しやすいため、嵩高であり、かつ耐ブリスター性に特に優れた塗工紙を得ることができる。
また、塗工層に微細な顔料粒子と板状の顔料粒子を併用することで、被覆性が良い板状粒子の間に微細な顔料粒子が入り込み、通気性が向上するためブリスターの発生を防止できる。また、微細な顔料粒子が板状の顔料粒子に移動を抑制されて基紙に沈み込みにくくなり、塗工層中の顔料粒子の割合が増加するため平滑性が向上でき、印刷光沢も向上する。また、全顔料粒子のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの含有割合が90%以上としたのは、板状顔料粒子および微細顔料粒子としてカオリンクレーおよび炭酸カルシウムを用いることが好ましいからである。これ以外の顔料、例えば細孔容積が大きい合成非晶質シリカやアルミナの含有量が10質量%を超えると、透気性が高くなるためブリスター欠陥は発生しないものの、塗工層が印刷インキを吸収しやすくなり、印刷光沢が低下しやすくなるため好ましくない。有機顔料はブリスターに影響しないものの、有機顔料スラリーの濃度が50質量%程度と低いため、塗料濃度が低くなり塗料の流動性が向上しすぎる傾向があり、微細な顔料粒子が基紙に沈み込みやすくなって、印刷光沢および耐ブリスター性が低下しやすくなるため好ましくない。カオリンクレーおよび炭酸カルシウムを顔料のうち90%以上にすることで、高いブリスター抑制効果と、高い印刷光沢向上効果が得られる。
なお、一般に、機械パルプは木材チップを熱と圧力で磨砕して製造するため、リグニンが除去されず剛性が高く柔軟性に劣るものである。そして、機械パルプを含むパルプを単に抄紙し、塗工したのでは耐ブリスター性や平滑性、塗工ムラ、印刷光沢の全てを満たす良好な塗工紙は得られない。しかしながら、第1の発明では、これらの品質を全て満たす塗工紙を得ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記ラテックス中のアクリロニトリル成分の含有量が25質量%以下であることを特徴とする。
第2の発明によれば、塗工層中のラテックスのアクリロニトリル成分を25質量%以下とすることで、よりインキセットが良好でありながら印刷光沢が高く、かつ耐ブリスター性にも優れた塗工紙が得られやすい。
第3の発明は、第1または第2の発明において、上記塗工層に含まれる水溶性高分子が、酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉であることを特徴とする。
第3の発明によれば、塗工層に含まれる水溶性高分子が、酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉であるので、高い印刷光沢向上効果が得られる。すなわち、上述の変性澱粉を用いることで、微細顔料の基紙への沈み込みを防止することができ、平滑性を向上できるため、印刷光沢を向上させることができる。
第4の発明は、第1〜第3いずれかの発明において、
上記基紙が平坦化されており、
上記塗工紙の緊度が0.65〜0.95g/cm3であることを特徴とする。
第4の発明によれば、基紙を平坦化することで塗工層の表面の平滑性を向上でき、塗工後の塗工液の流動性による平坦化効果をさらに向上させることができる。特に、塗工紙の緊度(嵩)が0.65〜0.95g/cm3となるように平坦化することで、得られる塗工紙の平滑性を特に向上できる。
第5の発明は、基紙の少なくともいずれか一方の面に塗工層を設けてなる塗工紙の製造方法であって、
機械パルプが10〜80質量%含有され、上記塗工紙をJIS P8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプのルンケル比が0.6〜2.1である基紙を製造する工程と、
上記基紙の少なくともいずれか一方の面に、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗工層を設ける工程とを備え、
上記顔料のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上であり、
上記顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とが、30〜70:70〜30の質量割合で含有されており、
上記接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子が含有されており、
上記ラテックス中のアクリロニトリル成分の含有量が25質量%以下であり、
上記顔料塗工層はフィルム転写型ロールコーター塗工により設けられることを特徴とする、塗工紙の製造方法である。
第5の発明によれば、十分に高い平滑度を得ることができ、面感を向上できる。なお、ブレード塗工やスプレー塗工では、十分に高い平滑度を得ることが難しい。
本発明によれば、嵩高性、平滑性、印刷光沢および耐ブリスター性に優れた塗工紙を得ることができる。
本願発明の実施形態に係る塗工紙は、基紙上に塗工層を設けてなる塗工紙である。
本実施形態に係る塗工紙の主な特徴は、以下の3つである。
(1)機械パルプを10〜80質量%含有させ、かつ塗工紙を離解して得られた離解パルプのルンケル比を特定範囲とすることで、嵩高でありながら基紙内部の剥離強度を向上させることができ耐ブリスター性を向上できる。
(2)塗工層に微粒な顔料粒子と板状の顔料粒子を併用することで、被覆性が良い板状粒子の間に微細な顔料粒子が入り込み、通気性が向上するためブリスターの発生を防止できる。また、微細な顔料粒子が板状粒子によって移動を抑制されて基紙に沈み込みにくくなり、塗工層中の顔料粒子の割合が増加して印刷光沢も向上する。
(3)顔料として、カオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上とすることで、塗工層内部でカオリンクレーが積層し密な塗工層を形成して塗工層中の細孔を少なくでき、インクセットが遅くなり印刷光沢が向上する。
さらには、次の3つの特徴を加えることで、より優れた塗工紙を得ることができる。
(4)塗工層の接着剤としてラテックスを用い、かつラテックスのアクリロニトリル成分を25質量%以下とすることで、インキセットが良好でありながら印刷光沢が高く、かつ耐ブリスター性にも優れた塗工紙が得られる。
(5)塗工層の接着剤として水溶性高分子を用い、かつ水溶性高分子が、酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉とすることで、微細な顔料粒子の沈み込みを防止でき、高い印刷光沢が得られる。
(6)機械パルプを含有させ、塗工紙を離解して得られたパルプのルンケル比を特定範囲内とし、かつ微細繊維が抜けやすいギャップフォーマーで抄紙することで、基紙の表裏両面において細孔を減少させることができ、基紙上に塗工層の皮膜を形成しやすくなるため、微細顔料の沈み込みを防止することができ、印刷光沢を向上できる。
以下、本実施形態に係る塗工紙について、詳細に説明する。
(機械パルプおよびルンケル比)
一般に、機械パルプは木材チップを熱と圧力で磨砕して製造するため、剛性が高く柔軟性に劣るものである。そして、機械パルプを含むパルプを単に抄紙し、塗工したのでは平滑性や耐ブリスター性、塗工ムラ、印刷光沢の全てを満たす良好な塗工紙は得られない。一方、本実施形態に係る塗工紙では、上述の(1)〜(3)の構成にすることで、これら品質を全て満たす塗工紙を得ることができる。また機械パルプを10〜80質量%含有し、かつ樹種を杉、檜、ヒバ、ツガに限定することで、塗工紙を離解した後のパルプのルンケル比を0.6〜2.1にさせやすくなり、特に耐ブリスター性に優れた塗工紙を得ることができる。
本実施形態では、嵩高な塗工紙を得ることが課題であり、剛直な機械パルプの含有量が10質量%未満では、緊度が0.95を超過する密な塗工紙になる可能性があり、嵩高とは言えなくなる。一方、機械パルプが80質量%を超過すると、嵩高性は向上(緊度が低減)して緊度が0.65を下回るまで嵩高化できるものの、剛直な機械パルプが基紙表面で目立つようになり、基紙表面が粗くなって、基紙表面を塗工層で被覆しても機械パルプ由来の表面粗さ(表面の凸凹性)を解消できない。すなわち、平滑性が劣ったり、印刷後でも凸凹が目立ち易く、印刷光沢が低下する可能性がある。
ルンケル比が0.65を下回ると、繊維壁厚が薄く潰れやすいため、嵩が低下しやすい(緊度が高くなりやすい)。ルンケル比が2.1を超過すると、繊維壁厚が厚く剛性に優れ、嵩が出やすいものの、基紙表面が粗くなりやすく、平滑性や印刷光沢が低下し、また、剛直な繊維が多いため塗工ムラも発生しやすくなる。加えて、繊維が潰れにくいため繊維間の絡み合いが弱く、耐ブリスター性が低下しやすい。
そして、機械パルプを10〜80質量%含有させ、かつ微細繊維が抜けやすいギャップフォーマーで抄紙すれば、微細繊維に起因する細孔が減少して、基紙に水溶性高分子(例えば澱粉)がより浸透しにくくなり、基紙への微細顔料の沈み込みをより確実に防止することができ、印刷光沢をさらに向上させることができる。加えて、塗工紙の離解パルプのルンケル比を0.65〜0.95とすることにより、機械パルプを含有する原料パルプのパルプ繊維同士の絡み合いを向上でき、かつ機械パルプ由来の嵩高性をも得ることができるため、嵩高性および耐ブリスター性を両立することができる。
(プレカレンダー)
本実施形態においては、基紙に塗工層を設ける前に、平坦化処理をすることが好ましい。塗工層を設ける前に平坦化処理することによって、塗工後の平滑性が高くなる。上記塗工紙の平坦化処理の条件については、特に限定されないが、嵩高性を有する緊度(0.65〜0.95g/cm3)を有する塗工紙を得るためには、ニップ圧10〜150kN/m、金属ロールの表面温度20〜150℃とすることが好ましい。緊度が0.65〜0.95g/cm3となるよう平坦化処理すれば、塗工ムラが発生しにくく、かつ高い剛性を有する塗工紙となるため好ましい。
(塗工層)
塗工層には顔料および接着剤を含有し、接着剤としてはラテックスおよび水溶性高分子を含有させる。塗工層の接着剤としてラテックスのみ使用したのでは、塗料粘度が低いため微細な顔料が塗料中を沈降しやすく、微細な顔料粒子が基紙に沈み込みやすくなり、板状顔料のみが塗工層に残り、塗工層のカバーリング(被覆性)が向上し、水蒸気がより抜けにくい塗工紙となり、ブリスターが発生しやすくなる。このため、塗工層に水溶性高分子を含有させることで、微細顔料粒子の塗料中の沈降を防止する。
塗工層に含有させる水溶性高分子としては、酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉を用いると、平滑性および印刷光沢に優れるため好ましい。特に、尿素リン酸エステル化澱粉またはヒドロキシエチル化澱粉を用いると、特に印刷光沢が高い塗工紙を得られやすいため好ましい。
(顔料)
塗工層に用いられる顔料としては、従来一般に製紙用途にて顔料として使用されているものを用いることができる。塗工層に用いられる顔料の例としては、炭酸カルシウム、カオリンクレー、焼成カオリン、デラミカオリン、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、非晶質シリカ、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および水酸化亜鉛等の無機顔料、並びにポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子等の有機顔料が挙げられ、必要に応じて1種類以上を組み合わせて使用することができる。また、製紙スラッジや脱墨フロスを脱水、乾燥、焼成および粉砕して得られた、いわゆる再生粒子を用いても良い。
これら顔料の中でも、カオリンクレーは板状であり、塗工層内部で積層し密な塗工層を形成して塗工層中の細孔が少なくなりやすく、インクセットが遅くなり印刷光沢が向上しやすいため好ましい。カオリンクレー以外の顔料、特に板状でない顔料、例えば非晶質シリカを用いると、カオリンクレーほど塗工層が密にならず細孔が多くなるため、インクセットが比較的早くなり、印刷光沢が低下する傾向がある。
塗工層に用いられる顔料のうち、板状顔料が50質量%を超過すると、塗工層の被覆性が良好になり過ぎ、微細顔料由来の板状顔料間の隙間が少なくなり、耐ブリスター性が低下しやすい。のみならず、塗料の粘度が増加しやすく塗工ムラが発生しやすくなり、平滑度が低下しやすい。板状顔料が10質量%を下回ると、板状顔料が少ないため微細顔料が基紙に沈み込みやすくなり、印刷光沢や平滑性が低下する。
板状顔料は、平均粒子径が2.0μm以上5.0μm未満であると、粒子が基紙に沈み込みにくいため好ましい。但し、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満かつ板状の顔料は被覆性が高いため、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満かつ板状の顔料のみを使用すると水蒸気を逃がし難くブリスターの発生原因となる。一方、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満と小さい顔料は、水蒸気を逃がしやすくブリスターの発生は少ないが、基紙に沈み込んで、高い印刷光沢が得られにくい問題がある。そこで、本実施形態では、平均粒子径が異なる2種類の顔料粒子を併用することで、微細顔料粒子は板状粒子に移動を阻害されて沈み込みにくくなり、板状粒子は粒子間に微細顔料粒子が入り込んで板状粒子間に隙間ができ、水蒸気を通しやすくなるため、ブリスターの発生を抑制でき、かつ高い印刷光沢を得ることができる。
ラテックスとしては、アクリロニトリル成分が25質量%以下であると好ましく、15質量%以下がより好ましく、特に好ましくは5質量%以下とされる。アクリロニトリルは印刷インキのビヒクルの浸透を抑え、印刷光沢を向上させる効果があるが、一方で印刷インキのビヒクルの浸透が行われないと、印刷インキの皮膜強度が高くなりすぎて、印刷後乾燥時に基紙からの水蒸気を逃しにくくなり、耐ブリスター性に劣る問題がある。このため、ラテックス中のアクリロニトリル含有割合が25質量%を超過すると、印刷光沢は高くなるものの耐ブリスター性に劣る。アクリロニトリル含有割合を25質量%以下にまで低減したラテックスでは、アクリロニトリル含有割合が25質量%を超えるラテックスに比べ、耐ブリスター性に優れるものの、インキセットが早く印刷光沢が低下しやすい。しかしながら本願発明においては、上述のとおり、基紙を離解した後の離解パルプのルンケル比を特定範囲内にすることで、嵩高でありながら表面平滑性に優れるため、アクリロニトリル成分が25質量%以下、さらには15質量%以下、特に5質量%以下であっても、十分に高い印刷光沢を得ることができ、かつ耐ブリスター性にも優れた塗工紙を得ることができる。
さらには、塗工層に用いられる顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とを、30〜70:70〜30の質量割合で併用することで、よりブリスターの発生を抑制でき、かつ高い印刷光沢を得ることができる。
特に、上述のとおりプレカレンダーを用いて基紙を平坦化処理することで、塗工後の表面平滑性を向上できるため、得られる塗工紙の印刷光沢も特に優れたものとなる。
塗工層は、ロール塗工で設けられる。板状粒子が顔料のうち70質量%を超過する(微細顔料粒子が30質量%を下回る)と、塗料粘度が増加して平滑性が悪化しやすい。平滑性を向上させるため、塗工後の平滑性が高いと言われるブレード塗工で顔料塗工層を設けると、塗料粘度の増加により塗工ムラが発生しやすくなり、さらに平滑性が悪化しやすい。そこで本実施形態では、フィルム転写型ロールコーターを用いて顔料塗工層が塗工される。
一般には、フィルム転写型ロールコーターでは基紙の凹凸を十分に改善することができないが、本実施形態においては、上述のとおり塗工紙を離解したパルプのルンケル比特定範囲内とし、かつ特定の粒径範囲を有する微細顔料および平板状顔料を特定割合で併用し、かつ接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子を併用しているため、顔料塗料が基紙に浸透しにくくなる。そうすると、ラテックスのみを用いた場合に比べて塗工から塗料乾燥までに掛る時間が増加し、塗料の不動化(流動性を失う)までの時間を多くすることができ、レベリング(塗料の流動性による塗工面の平坦化)による平滑性向上効果を多く得ることができ、基紙の凹凸を十分に改善できる。このため、フィルム転写型ロールコーターを用いて塗工しても、高い平滑性を得ることができる。
加えて、アクリロニトリル含有量が25質量%以下のラテックスを用いることで、特に耐ブリスター性を向上でき、さらには水溶性高分子として酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉を用いることで、より高い印刷光沢が得られる。
特に、塗工紙の緊度が0.65〜0.95g/cm3となるよう基紙にプレカレンダーによる平坦化を行うことで、塗工後のレベリングによる平滑性向上効果をさらに高めることができ、特に印刷光沢に優れた塗工紙を得ることができる。
プレカレンダーによる平坦化処理を行わない場合、平滑度が低下しやすいだけでなく、続く塗工層形成の際にレベリングによる平滑性向上効果が得られにくいため、塗工ムラが発生しやすくなり、局所的にブリスターが発生しやすくなる。
<実施例>
次に、本発明の塗工紙の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(製造手順)
原料パルプとして表1および表2に記載の樹種から製造したNBKP,LBKP,およびBTMPを、表1および表2の割合で混合し、このパルプ(絶乾量)に対して填料(紡錘型軽質炭酸カルシウム、品番:TP−121―6S、奥多摩工業社製)5.0質量%、内添サイズ剤(品番:AK−720H,ハリマ化成(株)製)0.05質量%、カチオン化澱粉(品番:アミロファックスT−2600、アベベジャパン(株)製)1.0質量%、及び歩留向上剤(品番:NP442,日産エカケミカルス(株)製)0.02質量%を添加してパルプスラリーを得た。
Figure 2012117184
Figure 2012117184
パルプスラリーを表1および表2に記載のワイヤー形状を有する抄紙機で抄紙し、次いでプレスパートで搾水し、プレドライヤーパートで乾燥し、プレカレンダーパートで、ニップ圧20kN/mで平坦化処理を行った。次いで、コーターパートにおいて、表1および表2に記載の平均粒子径を有する顔料と、顔料100質量部に対して表1および表2に記載の種類の接着剤を表1及び表2に記載の量で含む塗工薬品を各基紙の表面に表1および表2に記載の塗工方法で塗工し、印刷用塗工紙を製造した。なお、顔料は、表1および表2に記載のクレーと炭酸カルシウムを混合し、合わせて100質量部となるようにした。但し、比較例8では顔料としてクレーと炭酸カルシウム以外に、合成非晶質シリカを15質量部用いた。
アフタードライヤーパートにおいて、乾燥速度1500m/分で赤外線乾燥装置を用い、さらに熱風乾燥を行い塗工紙を乾燥させた、さらにカレンダーパートにおいて、ニップ圧100kN/m、温度80°Cでカレンダーを掛けて平坦化を実施した。
製造システムは、上記以外にも、抄紙機とコーターパートとを分離したオフマシンコーターを用いてもよく、抄紙機とソフトカレンダーを分離したオフマシンカレンダーを含むシステムを用いてもよい。
なお、ワイヤーパートでは上記の如く、表1および表2の方法(ギャップフォーマー等)で抄紙し、コーターパートでは表1および表2に記載の方法(ロール塗工等)を用いた。また、カレンダーパートではソフトカレンダーを用いた。
上記各実施例および比較例において、塗工液の調製に用いた材料は次の通りである。
・板状顔料(カオリンクレー):
Hydraplate LV、ヒューバー社製、平均粒子径4.1μm
実施例に記載の顔料は、湿式粉砕機(品番:プラネタリーミル、セイシン企業製)を用いて粉砕し平均粒子径を調整した。
・微細顔料:
ハイドロカーブ90(炭酸カルシウム)、オミヤコーリア社製、平均粒子径1.1μm
・水溶性高分子:
HES(ヒドロキシエチル化澱粉):K96F、三晶社製
酸化澱粉:マーメイドM−200、三晶社製
尿素リン酸澱粉:スターコート#16、日本食品化社製
・ラテックス
PA−5118、日本A&L社製、アクリロニトリル含有割合5質量%
なお、実施例33、34および比較例7では、アクリロニトリル含有割合を表に記載の数値に変更した以外は、実施例1と同じラテックスを用いた。
<評価結果>
上記各実施例および各比較例おいて得られた塗工紙の下記(a)〜(g)の評価項目に係る物性について、以下の方法にて調べた。
(a)坪量
JIS P 8124:1998「紙および板紙-坪量測定方法」に準拠して測定した。
(b)緊度
JIS P 8118:1998「紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法」に準拠して密度を測定し、緊度とした。
0.65〜0.95g/cm3:嵩高であり好ましいレベル。
0.65g/cm3未満:嵩に優れるものの、他の品質(平滑性、光沢性)に悪影響が出る可能性があり、実使用不可能
0.95g/cm3を超過:嵩が低く、実使用不可能
(c)印刷光沢
次の条件で塗工紙に印刷を行って印刷試験体を作製した。
・印刷機:RI−3型、(株)明製作所製
・インキ:WebRexNouverHIMARKプロセス(藍)、大日精化社製
・インキ量:上段ロールに0.3ml、下段ロールに0.2ml
・試験方法:上段、下段ロールでそれぞれインキを各3分間練り(2分間練った後、ロールを反転させてさらに1分間練る)、回転速度30rpmで2色同時印刷を行った。
前記印刷試験体について、JIS P 8142:2005「紙及び板紙−75度鏡面光沢度の測定方法」に準拠して測定した。
35以上:印刷光沢に優れるため見栄えに優れる。
30〜35未満:印刷光沢が良いため見栄えが良い。
25〜30未満:印刷光沢、見栄え共に問題ないが、実使用可能な最低レベル。
25未満:印刷光沢が低く、実使用不可能。
(d)耐ブリスター性
上記の印刷試験体を、流れ方向2cm、幅方向10cmに調製し、23℃、50%RH条件下で24時間調湿したのち、200℃に調整したオイルバス(シリコンオイル)に4秒間浸けた。この試験を3回行い、ブリスターの発生状況を、目視で次のとおり評価した。
◎:ブリスターの発生がなく、見栄えに優れる。
○:ブリスターが僅かに発生したものの、実使用可能。
△:ブリスターが多少発生したものの、実使用可能な最低レベル。
×:ブリスターが多く見られ、実使用不可能。
(e)平滑度
JIS P 8119:1998「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に準拠して測定した。
50以上:平滑度に優れるため見栄えに優れる
40〜50未満:平滑度が良いため見栄えが良い
30〜40未満:平滑度は良いものの、見栄えが実使用可能な最低レベル。
30未満:平滑度が低く、見栄えが悪く実使用不可能。
(f)塗工ムラ
上記の印刷試験体の塗工ムラを、目視で次のとおり評価した。
◎:塗工ムラがなく、見栄えに優れる。
○:塗工ムラが僅かに見られたものの、実使用可能。
△:塗工ムラが多少発生したものの、実使用可能な最低レベル。
×:塗工ムラが多く見られ、実使用不可能。
(g)ルンケル比
ルンケル比はFiberLab(Kajaani社)により測定された繊維幅、繊維壁厚より算出される。本発明で用いるルンケル比は、R.O.H.Runkelが1940年にWachbl.Papierfabr誌上で発表したパラメータであり、(ルンケル比)=(繊維壁厚の2倍)/(繊維内腔径)で算出される。ルンケル比が大きいほど剛直な繊維であることを示している。
塗工紙を離解した後のパルプのルンケル比は、以下の方法にて調べた。
塗工紙をJIS P 8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプ繊維について、FiberLab.(Kajaani社)を用いて、次の式に従って算出した。
(ルンケル比)=(繊維壁厚の2倍)/(繊維内腔径)
(繊維内腔径)= 繊維幅−(繊維壁厚の2倍)
Figure 2012117184
Figure 2012117184
実施例の塗工紙は、いずれも、請求項1の構成を満たすため、上記各評価項目において良好な結果が得られた。すなわち、各実施例に係る塗工紙は、本願課題を解決できるものである。
これに対し、比較例の塗工紙は、いずれも、請求項1の構成を満たさないため、上記各評価項目のいずれかの項目において良好な結果が得ることができず。本願課題を必ずしも解決できないものである。
本発明は、嵩高性、平滑性、印刷光沢、および耐ブリスター性等に優れた塗工紙等として利用可能である。

Claims (5)

  1. 基紙の少なくともいずれか一方の面に塗工層を設けてなる塗工紙であって、
    前記基紙と、
    前記基紙の少なくともいずれか一方の面に設けられ、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗工層を備え、
    前記基紙中に機械パルプが10〜80質量%含有されており、
    前記塗工紙をJIS P8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプのルンケル比が0.6〜2.1であり、
    前記顔料塗工層には、前記接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子が含有されており、
    前記顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とが、30〜70:70〜30の質量割合で含有されており、
    前記顔料のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上であることを特徴とする、塗工紙。
  2. 前記ラテックス中のアクリロニトリル成分の含有量が25質量%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の塗工紙。
  3. 前記塗工層に含まれる水溶性高分子が、酸化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉およびヒドロキシエチル化澱粉から選ばれる、少なくとも1種類の変性澱粉であることを特徴とする、請求項1または2に記載の塗工紙。
  4. 前記基紙が平坦化されており、
    前記塗工紙の緊度が0.65〜0.95g/cm3であることを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載の塗工紙。
  5. 基紙の少なくともいずれか一方の面に塗工層を設けてなる塗工紙の製造方法であって、
    機械パルプが10〜80質量%含有され、前記塗工紙をJIS P8220:1998「パルプ−離解方法」で離解して得られたパルプのルンケル比が0.6〜2.1である基紙を製造する工程と、
    前記基紙の少なくともいずれか一方の面に、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗工層を設ける工程とを備え、
    前記顔料のうちカオリンクレーおよび炭酸カルシウムの占める割合が90質量%以上であり、
    前記顔料として、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm未満である微細顔料および、平均粒子径2.0μm以上5.0μm未満の板状顔料とが、30〜70:70〜30の質量割合で含有されており、
    前記接着剤としてラテックスおよび水溶性高分子が含有されており、
    前記ラテックス中のアクリロニトリル成分の含有量が25質量%以下であり、
    前記顔料塗工層はフィルム転写型ロールコーター塗工により設けられることを特徴とする、塗工紙の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015110848A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 北越紀州製紙株式会社 印刷用塗工紙の製造方法
JP2018188759A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 三菱製紙株式会社 印刷用塗工紙

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