JP2012116587A - エレベータの制御ケーブル吊手用治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、2本の懸架用ワイヤロープの張力を容易に均等化することを目的とするものである。
【解決手段】制御ケーブル吊手用治具13は、ロープガイド14と、張力バランス測定具15とを有している。ロープガイド14は、ロープガイド本体16と、第1及び第2の上側支持部17,18と、第1及び第2の下側支持部19,20とを有している。張力バランス測定具15は、測定具本体23と、第1及び第2の中間支持部24,25とを有している。第1及び第2の中間支持部24,25の間隔は、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4を第1及び第2の中間支持部24,25で屈曲させるように設定されている。
【選択図】図2
【解決手段】制御ケーブル吊手用治具13は、ロープガイド14と、張力バランス測定具15とを有している。ロープガイド14は、ロープガイド本体16と、第1及び第2の上側支持部17,18と、第1及び第2の下側支持部19,20とを有している。張力バランス測定具15は、測定具本体23と、第1及び第2の中間支持部24,25とを有している。第1及び第2の中間支持部24,25の間隔は、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4を第1及び第2の中間支持部24,25で屈曲させるように設定されている。
【選択図】図2
Description
この発明は、制御ケーブルを懸架する2本の懸架用ワイヤロープの張力バランスの調整を行う際に用いられるエレベータの制御ケーブル吊手用治具に関するものである。
従来のエレベータのテールコード懸架装置では、昇降路壁又はかご下に固定されたテールコード受け梁上にヒッチブロックが固定されている。2本のシャックルロッドは、ヒッチブロックを上下に貫通している。各シャックルロッドの上端部には、ナットが螺着されている。各ナットとヒッチブロックとの間には、コイルばねが設けられている。各シャックルロッドの下端部には、ロープソケットが設けられている。各ロープソケットには、テールコードから引き出された懸架用ワイヤロープの端部が接続されている。2本の懸架用ワイヤロープの張力が均等にならない場合、ナットを回して調整する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記のような従来のテールコード懸架装置では、ナットを回すことにより懸架用ワイヤロープの張力を変化させることはできるものの、2本の懸架用ワイヤロープの張力が均等になったかどうかがわからず、張力を均等にするのが難しかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、2本の懸架用ワイヤロープの張力を容易に均等化することができるエレベータの制御ケーブル吊手用治具を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの制御ケーブル吊手用治具は、制御ケーブルから引き出された第1及び第2の懸架用ワイヤロープに取り付けられるものであって、ロープガイド本体と、上下方向の同じ位置で互いに間隔をおいてロープガイド本体に設けられた第1及び第2の上側支持部と、第1及び第2の上側支持部の下方の上下方向の同じ位置で互いに間隔をおいてロープガイド本体に設けられた第1及び第2の下側支持部とを有し、第1の上側支持部及び第1の下側支持部により第1の懸架用ワイヤロープに支持されるとともに、第2の上側支持部及び第2の下側支持部により第2の懸架用ワイヤロープに支持されるロープガイド、及び測定具本体と、測定具本体に設けられた第1及び第2の中間支持部とを有し、第1の上側支持部と第1の下側支持部との間で第1の中間支持部により第1の懸架用ワイヤロープに支持されるとともに、第2の上側支持部と第2の下側支持部との間で第2の中間支持部により第2の懸架用ワイヤロープに支持される張力バランス測定具を備え、第1及び第2の中間支持部の間隔が、第1及び第2の懸架用ワイヤロープを第1及び第2の中間支持部で屈曲させるように設定されている。
この発明のエレベータの制御ケーブル吊手用治具は、第1及び第2の懸架用ワイヤロープに装着した後に、第1及び第2の懸架用ワイヤロープに張力を発生させたとき、どちらかの張力が弱いと、張力の強い側へ張力バランス測定具が移動することになるため、張力バランス測定具の位置を戻すように第1及び第2の懸架用ワイヤロープの張力を調整することで、2本の懸架用ワイヤロープの張力を容易に均等化することができる。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの制御ケーブル吊手用治具の使用状態を示す正面図である。図において、ケーブル受け部材(ケーブル吊手)1は、昇降路壁又はかご下に固定されている。ケーブル受け部材1には、水平な受け部1aが設けられている。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの制御ケーブル吊手用治具の使用状態を示す正面図である。図において、ケーブル受け部材(ケーブル吊手)1は、昇降路壁又はかご下に固定されている。ケーブル受け部材1には、水平な受け部1aが設けられている。
制御ケーブル2は、かごと昇降路壁との間に懸架されている。制御ケーブル2には、かごへの給電を行うための給電線と、かごに対して信号の送受信を行うための信号線とが含まれている。
また、制御ケーブル2内には、制御ケーブル2を懸架するための第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4が通されている。ケーブル受け部材1の近傍では、制御ケーブル2のシースの一部が破られて第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の端部が外部へ引き出され(剥き出され)ている。
第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4は、制御ケーブル2の幅方向の両端部にシールドされて配置されている。また、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の撚り方向は、互いに逆向きである。例えば、第1の懸架用ワイヤロープ3はS撚り、第2の懸架用ワイヤロープ4はZ撚りである。
第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の端部は、一対のロープ止め金具5を介してケーブル受け部材1に接続されている。これにより、懸架用ワイヤロープ3,4を含む制御ケーブル2の荷重は、ロープ止め金具5を介してケーブル受け部材1により支持されている。
各ロープ止め金具5は、ロープソケット6、楔(ロープ押さえ部材)7、割りピン8、ロッド9、球面座金10及びダブルナット11を有している。楔7は、ロープソケット6に挿入されている。各懸架用ワイヤロープ3,4の端部は、楔7の外周に沿うように曲げられており、ロープソケット6の内面に圧接されて固定保持されている。また、各懸架用ワイヤロープ3,4の端部は、番線12により纏められている。
割りピン8は、楔7の下端部に挿入され、ロープソケット6からの楔7の抜けを阻止する。ロッド9の下端部は、ロープソケット6の上部にねじ込まれている。ロッド9の上端部は、受け部1aを上下に貫通している。
球面座金10は、受け部1a上に設けられ、ロッド9により貫通されている。ダブルナット11は、球面座金10上でロッド9に螺着されている。ロッド9に対するダブルナット11の装着位置を調整することにより、ロッド9の高さを調整し、懸架用ワイヤロープ3,4の張力を調整することができる。
懸架用ワイヤロープ3,4の制御ケーブル2からの引出部とロープ止め金具5との間には、懸架用ワイヤロープ3,4の張力バランスを測定するための制御ケーブル吊手用治具13が取り付けられている。
図2は図1の制御ケーブル吊手用治具13を拡大して示す正面図、図3は図2の制御ケーブル吊手用治具13を示す側面図である。制御ケーブル吊手用治具13は、ロープガイド14と、張力バランス測定具15とを有している。
ロープガイド14は、ロープガイド本体16と、ロープガイド本体16に設けられた第1及び第2の上側支持部17,18と、ロープガイド本体16に設けられた第1及び第2の下側支持部19,20とを有している。
ロープガイド本体16は、平板を断面ハット形に折り曲げて構成されており、上下方向(懸架用ワイヤロープ3,4に装着した状態での上下方向:図2の上下方向)の中間部に凹部(溝部)16aが形成されている。また、ロープガイド本体16は、凹部16aの上側に位置する上側平板部16bと、凹部16aの下側に位置する下側平板部16cとを有している。
第1及び第2の上側支持部17,18は、ロープガイド本体16の幅方向(図2の左右方向)に互いに間隔をおいて、上側平板部16bに取り付けられている。また、第1及び第2の上側支持部17,18は、ロープガイド本体16の上下方向の同じ位置に取り付けられている。さらに、第1及び第2の上側支持部17,18は、ロープガイド本体16の幅方向の中心に対して線対称に配置されている。
第1及び第2の下側支持部19,20は、ロープガイド本体16の幅方向に互いに間隔をおいて、下側平板部16cに取り付けられている。また、第1及び第2の下側支持部19,20は、ロープガイド本体16の上下方向の同じ位置に取り付けられている。さらに、第1及び第2の下側支持部19,20は、ロープガイド本体16の幅方向の中心に対して線対称に配置されている。
この例では、第1及び第2の下側支持部19,20の間隔(図中A)は、第1及び第2の上側支持部の間隔と同じである。また、間隔Aは、制御ケーブル2における第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の間隔と同じである。
ロープガイド14は、第1の上側支持部17及び第1の下側支持部19により第1の懸架用ワイヤロープ3に支持されているとともに、第2の上側支持部18及び第2の下側支持部20により第2の懸架用ワイヤロープ4に支持されている。
各支持部17,18,19,20は、ロープガイド本体16との間に懸架用ワイヤロープ3,4を挟持するUボルト(U字形の挟持具)21と、Uボルト21の両端部に螺着された複数のナット22とを有している。支持部17,18,19,20は、制御ケーブル吊手用治具13の自重による懸架用ワイヤロープ3,4に対する摺動を阻止するように、懸架用ワイヤロープ3,4を拘束する。
張力バランス測定具15は、平板状の測定具本体23と、測定具本体23に設けられた第1及び第2の中間支持部24,25とを有している。測定具本体23は、凹部16aに配置されており、ロープガイド14とは接触していない。
測定具本体23の幅寸法は、ロープガイド本体16の幅寸法と同じである。第1及び第2の中間支持部24,25は、測定具本体23の幅方向(図2の左右方向)に互いに間隔をおいて、測定具本体23の上下方向の同じ位置に配置されている。即ち、第1及び第2の中間支持部24,25は、測定具本体23の幅方向の中心に対して線対称に配置されている。
張力バランス測定具15は、第1の上側支持部17と第1の下側支持部19との中間で第1の中間支持部24により第1の懸架用ワイヤロープ3に支持されているとともに、第2の上側支持部18と第2の下側支持部20との中間で第2の中間支持部25により第2の懸架用ワイヤロープ4に支持されている。
各中間支持部24,25は、支持部17〜20と同様に、Uボルト21及びナット22を有している。
第1及び第2の中間支持部24,25の間隔は、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4を第1及び第2の中間支持部24,25で屈曲させるように設定されている。この例では、第1及び第2の中間支持部24,25の間隔は、第1及び第2の上側支持部17,18の間隔よりも狭くなっている。従って、懸架用ワイヤロープ3,4は、張力バランス測定具15で内側に絞られている。
上記のような制御ケーブル吊手用治具13を懸架用ワイヤロープ3,4に装着し、懸架用ワイヤロープ3,4に張力を発生させると、懸架用ワイヤロープ3,4が中間支持部24,25で屈曲されているため、懸架用ワイヤロープ3,4には屈曲部を伸ばそうとする力、即ち張力バランス測定具15を幅方向外側へ移動させようとする力(図2の矢印)が作用する。なお、支持部17〜20は、懸架用ワイヤロープ3,4を拘束しつつも、懸架用ワイヤロープ3,4の張力による摺動は許容する。
第1の懸架用ワイヤロープ3の張力と第2の懸架用ワイヤロープ4の張力とが等しければ、張力バランス測定具15を移動させようとする力は互いに打ち消し合うため、張力バランス測定具15は移動されず、ロープガイド14の幅方向の中心と張力バランス測定具15の幅方向の中心とは一致したままである。
しかし、例えば、第1の懸架用ワイヤロープ3の張力が第2の懸架用ワイヤロープ4の張力よりも弱い場合、張力バランス測定具15は、図2の右方へ移動する。逆に、第2の懸架用ワイヤロープ4の張力が第1の懸架用ワイヤロープ3の張力よりも弱い場合、張力バランス測定具15は、図2の左方へ移動する。
従って、張力バランス測定具15の移動量を是正し、張力バランス測定具15が制御ケーブル吊手用治具13の幅方向の中心に位置するように、ロッド9の高さを調整すれば、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の張力を容易に均等化することができる。
また、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の張力を均等化することにより、疲労に対する延命化を図ることができ、また、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の捻回トルクも一致し、制御ケーブル2の捻りの発生が抑えられる。
なお、制御ケーブル吊手用治具13は、ロープ止め金具5の据付完了後に取り外し、他の据付現場で繰り返し使用することができ、経済的である。
また、実施の形態1では、ロープガイド本体16の幅寸法と測定具本体23の幅寸法とを同じにしたので、ロープガイド14の幅方向の中心と張力バランス測定具15の幅方向の中心とが一致したことを目視で確認するのが容易である。
また、実施の形態1では、ロープガイド本体16の幅寸法と測定具本体23の幅寸法とを同じにしたので、ロープガイド14の幅方向の中心と張力バランス測定具15の幅方向の中心とが一致したことを目視で確認するのが容易である。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2による制御ケーブル吊手用治具13を示す正面図、図5は図4の制御ケーブル吊手用治具13を示す側面図である。図において、ロープガイド本体16の中心及び測定具本体23の中心には、それぞれガイド孔が設けられており、これらのガイド孔には、中心調整具である丸棒26が貫通している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図4はこの発明の実施の形態2による制御ケーブル吊手用治具13を示す正面図、図5は図4の制御ケーブル吊手用治具13を示す側面図である。図において、ロープガイド本体16の中心及び測定具本体23の中心には、それぞれガイド孔が設けられており、これらのガイド孔には、中心調整具である丸棒26が貫通している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような制御ケーブル吊手用治具13では、丸棒26を挿入した状態でロープガイド14と張力バランス測定具15とを懸架用ワイヤロープ3,4に装着する。そして、丸棒26を引き抜いてから、懸架用ワイヤロープ3,4に張力を発生させる。この後、丸棒26を再度挿入できる位置に張力バランス測定具15を戻すように、ロッド9の高さを調整する。
従って、単に目視で張力バランス測定具15の位置を調整する場合に比べて、より正確かつ容易に第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の張力を均等化することができる。
なお、中心調整具は丸棒26に限定されるものではなく、例えば角棒であってもよい。
また、中心調整具を貫通させる位置は、必ずしもロープガイド14及び張力バランス測定具15の中心ではなくてもよい。
さらに、実施の形態1、2では、ロープガイド本体16の幅寸法と測定具本体23の幅寸法とを同じにしたが、幅寸法が異なっていてもよい。
また、中心調整具を貫通させる位置は、必ずしもロープガイド14及び張力バランス測定具15の中心ではなくてもよい。
さらに、実施の形態1、2では、ロープガイド本体16の幅寸法と測定具本体23の幅寸法とを同じにしたが、幅寸法が異なっていてもよい。
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3による制御ケーブル吊手用治具13を示す正面図、図7は図6の制御ケーブル吊手用治具13を示す側面図である。この例では、張力バランス測定具としてターンバックル27が用いられている。ターンバックル27は、ターンバックル本体28と、ターンバックル本体28に螺着され、第1の懸架用ワイヤロープ3に引っ掛けられた第1の中間支持部としての第1のフック29と、ターンバックル本体28に螺着され、第2の懸架用ワイヤロープ4に引っ掛けられた第2の中間支持部としての第2のフック30とを有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図6はこの発明の実施の形態3による制御ケーブル吊手用治具13を示す正面図、図7は図6の制御ケーブル吊手用治具13を示す側面図である。この例では、張力バランス測定具としてターンバックル27が用いられている。ターンバックル27は、ターンバックル本体28と、ターンバックル本体28に螺着され、第1の懸架用ワイヤロープ3に引っ掛けられた第1の中間支持部としての第1のフック29と、ターンバックル本体28に螺着され、第2の懸架用ワイヤロープ4に引っ掛けられた第2の中間支持部としての第2のフック30とを有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような制御ケーブル吊手用治具13では、第1及び第2のフック29,30に右ねじと左ねじが施工されており、ターンバックル本体28を回転させることで、第1及び第2の懸架用ワイヤロープ3,4の間隔を容易に絞ることができる。また、回転量に応じて、絞り込み量も調整することができ、様々な張力における絞り込み変位を設定することができる。このため、張力バランス測定具の種類削減及び据付時間短縮を図ることができる。
なお、ロープガイド及び張力バランス測定具の少なくともいずれか一方に、第1の懸架用ワイヤロープ3,4の張力が均等化された位置に張力バランス測定具が位置することを示すための目印(基準線等)を設けてもよい。
また、上記の例では、中間支持部24,25にて懸架用ワイヤロープ3,4の間隔を絞ったが、逆に広げてもよい。
さらに、上記の例では、上側支持部17,18の間隔と下側支持部19,20の間隔とを同じにしたが、必ずしも同じでなくてもよい。
また、上記の例では、中間支持部24,25にて懸架用ワイヤロープ3,4の間隔を絞ったが、逆に広げてもよい。
さらに、上記の例では、上側支持部17,18の間隔と下側支持部19,20の間隔とを同じにしたが、必ずしも同じでなくてもよい。
ここで、図8はこの発明が適用されるエレベータの一例を示す構成図である。図において、かご31は、昇降路32内を昇降される。昇降路32の上部には、エレベータ制御装置(制御盤)33が設けられている。かご31の運行は、エレベータ制御装置33により制御される。
昇降路32の上下方向の中間部の昇降路壁には、昇降路ケーブル吊手34が設けられている。かご31の下部には、かごケーブル吊手35が設けられている。ケーブル吊手34,35には、図1に示したようなケーブル受け部材1が設けられている。
エレベータ制御装置33と昇降路ケーブル吊手34との間には、電線36が敷設されている。昇降路ケーブル吊手34とかごケーブル吊手35との間には、制御ケーブル2が吊り下げられている。かご31は、電線36及び制御ケーブル2を介してエレベータ制御装置33に電気的に接続されている。
2 制御ケーブル、3 第1の懸架用ワイヤロープ、4 第2の懸架用ワイヤロープ、14 ロープガイド、15 張力バランス測定具、16 ロープガイド本体、17 第1の上側支持部、18 第2の上側支持部、19 第1の下側支持部、20 第2の下側支持部、21 Uボルト(挟持具)、23 測定具本体、24 第1の中間支持部、25 第2の中間支持部、26 丸棒(中心調整具)、27 ターンバックル、29 第1のフック(第1の中間支持部)、30 第2のフック(第2の中間支持部)。
Claims (5)
- 制御ケーブルから引き出された第1及び第2の懸架用ワイヤロープに取り付けられるエレベータの制御ケーブル吊手用治具であって、
ロープガイド本体と、上下方向の同じ位置で互いに間隔をおいて前記ロープガイド本体に設けられた第1及び第2の上側支持部と、前記第1及び第2の上側支持部の下方の上下方向の同じ位置で互いに間隔をおいて前記ロープガイド本体に設けられた第1及び第2の下側支持部とを有し、前記第1の上側支持部及び前記第1の下側支持部により前記第1の懸架用ワイヤロープに支持されるとともに、前記第2の上側支持部及び前記第2の下側支持部により前記第2の懸架用ワイヤロープに支持されるロープガイド、及び
測定具本体と、前記測定具本体に設けられた第1及び第2の中間支持部とを有し、前記第1の上側支持部と前記第1の下側支持部との間で前記第1の中間支持部により前記第1の懸架用ワイヤロープに支持されるとともに、前記第2の上側支持部と前記第2の下側支持部との間で前記第2の中間支持部により前記第2の懸架用ワイヤロープに支持される張力バランス測定具
を備え、
前記第1及び第2の中間支持部の間隔が、前記第1及び第2の懸架用ワイヤロープを前記第1及び第2の中間支持部で屈曲させるように設定されていることを特徴とするエレベータの制御ケーブル吊手用治具。 - 前記第1及び第2の上側支持部と前記第1及び第2の下側支持部とは、それぞれ前記ロープガイド本体との間に前記第1及び第2の懸架用ワイヤロープを挟持するU字形の挟持具を有していることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御ケーブル吊手用治具。
- 前記第1及び第2の下側支持部の間隔は、前記第1及び第2の上側支持部の間隔と同じであり、
前記第1及び第2の中間支持部の間隔は、前記第1及び第2の上側支持部の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御ケーブル吊手用治具。 - 前記ロープガイドの中心と前記張力バランス測定具の中心とが一致した状態で、前記ロープガイド及び前記張力バランス測定具を貫通する棒状の中心調整具をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの制御ケーブル吊手用治具。
- 前記張力バランス測定具は、ターンバックルであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの制御ケーブル吊手用治具。
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