JP2012114656A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の画像読取装置における自動原稿搬送装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きの検出を原稿セット部に配列された太陽電池を用いて行う場合において、自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態検出も太陽電池を利用して行うことができるようにし、それだけ、自動原稿搬送装置の開閉検出関係の費用を低減する。
【解決手段】自動原稿搬送装置12のスキャナ部に対する開閉状態を、自動原稿搬送装置12の原稿セット部121に配列された太陽電池群SBのうち原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち少なくとも一つの発電量の、自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量に対する変化に基づいて検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を搭載した画像形成装置に関する。
スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を有する画像形成装置は、複写機、ファクシミリ機、これらを組み合わせた複合機などにみられる。
例えば複写機、ファクシミリ機、これらを組み合わせた複合機は、一般的には、原稿画像を読み取るための画像読取装置を備えている。画像読取装置の中には、スキャナ部に自動原稿搬送装置を備えたものが多々見うけられる。自動原稿搬送装置は読み取ろうとする原稿をセットするための原稿セット部を備えている。
このように自動原稿搬装置に原稿セット部を有している画像形成装置の中には、該原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出するための手段を備えているものがある。
この種の画像形成装置では、原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出することで、その原稿に見合った複写用記録用紙を選択することや、原稿の読み取り範囲を設定すること等が可能になる。
また、スキャナ部に自動原稿搬送装置を搭載した画像読取装置を有する画像形成装置では、自動原稿搬送装置がスキャナ部の開閉カバーを兼ねているので、自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態を検出する開閉検出装置を備えているものがある。
自動原稿搬送装置の開閉状態を検出することで、原稿画像の読み取り不良や、原稿画像読み取り前の画像形成動作開始を禁止すること等が可能になる。
ところで、近年、一酸化炭素ガス削減の世界的要請に対応するエネルギー源として、太陽電池が広く普及し始めており、画像形成装置の分野でも、太陽光、室内照明光等の光を受け得る部位である用紙セット部が注目されるようになってきた。
自動原稿搬装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きの検出に関しては、例えば、特開2007−106583号公報(特許文献1)には、用紙セット部にセットされる用紙のサイズ及び(又は)向きを、該用紙セット部に配置された、用紙のサイズ及び(又は)向きを検出するための太陽電池の発電量に基づいて検出する用紙種検出装置を備えた画像形成装置が記載されている。
一方、自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態の検出については、リミットスイッチ等の機械的スイッチやフォトセンサなどを用いるのが一般的である。
特開2007−106583号公報
自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態の検出装置については、既述のとおり、機械的スイッチやフォトセンサなどを利用したものが用いられてきたのであるが、近年の太陽電池の普及、そして、自動原稿搬装置の原稿セット部にセットされる原稿種の検出に関して太陽電池が用いられるようになってきた現状からすると、自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態の検出にも原稿セット部に配置される太陽電池を利用し、機械的スイッチやフォトセンサを省略してしまうことが望ましいといえる。
そこで本発明は、スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を有しており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池が該原稿セット部に配置されている画像形成装置であって、前記自動原稿搬送装置の前記スキャナ部に対する開閉状態の検出を、従来自動原稿搬送装置開閉検出で使用されていた機械的スイッチやフォトセンサを省略して太陽電池を利用して行うことができ、それだけ、自動原稿搬送装置の開閉検出関係の費用の低減を図ることができる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は前記課題を解決するため、
スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を有しており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池が該原稿セット部に配置されている画像形成装置であり、前記自動原稿搬送装置の前記スキャナ部に対する開閉状態を検出する開閉検出装置を備えており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部には前記原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池である複数の太陽電池を含む太陽電池群が配列されており、前記開閉検出装置は、太陽電池発電量検出部を含んでおり、前記太陽電池群のうちの原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち少なくとも一つの、前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の、前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量に対する変化値が予め定めた基準値より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあり、前記デフォルト発電量に対する変化値が定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断することで前記自動原稿搬送装置の開閉状態を検出する画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置によると、前記自動原稿搬送装置の前記スキャナ部に対する開閉状態を検出する開閉検出装置は、該自動原稿搬送装置の原稿セット部の太陽電池群のうちの原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち少なくとも一つの、自動原稿搬送装置閉状態のときのデフォルト発電量に対する変化値が予め定めた基準値より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあり、前記デフォルト発電量に対する変化値が定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断することで前記自動原稿搬送装置の開閉状態を検出することができる。
このように本発明に係る画像形成装置によると、自動原稿搬送装置のスキャナ部に対する開閉状態の検出を、従来自動原稿搬送装置開閉検出で使用されていた機械的スイッチやフォトセンサを省略して太陽電池を利用して行うことができ、それだけ、自動原稿搬送装置の開閉検出関係の費用の低減を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置においては、前記自動原稿搬送装置は一つの側端部で前記スキャナ部にヒンジ連結して開閉可能とすることができる。
画像形成装置は室内の壁近く等の人通過の邪魔にならない場所に設置されることが多く、自動原稿搬送装置がスキャナ部にヒンジ連結されている場合には、一般的には、ヒンジ側が壁等に向けられる。
このような画像形成装置の配置では、自動原稿搬送装置をヒンジでスキャナ部に対して開閉可能とする場合、天井からの光照射状態や、壁からの光反射状態を考慮すると、自動原稿搬送装置開閉に伴う原稿セット部の受光量変化は、前記ヒンジから遠い部位より近い部位の方が大きいことがおおい。
そこで、前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の検出に用いる太陽電池の少なくとも一つとして、前記自動原稿搬送装置の、前記スキャナ部にヒンジ連結された一側端部と該一側端部とは反対側の他側端部の両側端部のうち該一側端部により近く位置する太陽電池の少なくとも一つを採用してもよい。
前記自動原稿搬送装置の開閉状態を前記太陽電池の発電量の変化に基づいて判断する前記開閉検出装置の例として以下のものを挙げることができる。
・発電量平均値のデフォルト平均値との比較
前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の平均値と該原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量の平均値との差が予め定めた基準値(基準差)より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあると判断し、前記差が予め定めた基準値(基準差)以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する。
この場合、前記[基準値(基準差)]は自動原稿搬送装置の開閉を検出し得る「基準値」であり、予め実験等により定めておくことができるが、支障なければ、「0」と設定し、前記の差があるときは開状態、差がないときは閉状態と判断してもよい。
(2)最大変化値による判断
前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない各太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量に対する変化のうち最大変化値が予め定めた基準値より大きいときは前記自動原稿搬送装置が開状態にあると判断し、前記予め定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する。
この場合も、前記[基準値]は自動原稿搬送装置の開閉を検出し得る値であり、予め実験等により定めておくことができる。
・発電量総和のデフォルト発電量総和との比較
前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の総和と該原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量の総和との差が予め定めた差より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあり、前記差が予め定めた差以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する。
この場合も、前記[基準値(基準差)]は自動原稿搬送装置の開閉を検出し得る「基準値」であり、予め実験等により定めておくことができるが、支障なければ、「0」と設定し、前記の差があるときは開状態、差がないときは閉状態と判断してもよい。
いずれにしても、前記太陽電池発電量検出部の発電量検出のタイミングに関して、前記開閉検出装置は、前記太陽電池発電量検出部に、前記自動原稿搬送装置の開閉状態検出に用いる太陽電池の発電量を予め定めた時間間隔で検出させるとともに該太陽電池の発電量に基づいて前記自動原稿搬送装置の開閉状態を判断する場合を例示できる。
また、前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の初期判断を前記スキャナ部の予備スキャン動作から得られる自動原稿搬送装置の開閉情報に基づいて行い、該初期判断において前記自動原稿搬送装置が閉状態にあることを確認すると前記発電量検出部に前記太陽電池のデフォルト発電量を求めさせ、該デフォルト発電量を記憶部に記憶させ、前記初期判断後の前記自動原稿搬送装置の開閉状態検出において該記憶部に記憶させたデフォルト発電量を参照してもよい。
また、前記自動原稿搬送装置が一つの側端部で前記スキャナ部にヒンジ連結されて開閉可能であり、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部は中央通紙基準の原稿セット部である場合、前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の検出に用いる太陽電池として、原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち、前記一側端部側の太陽電池の少なくとも一つ及び前記一側端部とは反対側の太陽電池の少なくとも一つを採用してもよい。
以上説明したように本発明によると、スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を有しており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池が該原稿セット部に配置されている画像形成装置であって、前記自動原稿搬送装置の前記スキャナ部に対する開閉状態の検出を、従来自動原稿搬送装置開閉検出で使用されていた機械的スイッチやフォトセンサを省略して太陽電池を利用して行うことができ、それだけ、自動原稿搬送装置の開閉検出関係の費用の低減を図ることができる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置例の構成を概略的に示す図である。 図1の画像形成装置の一部の斜視図であり、画像読取装置の自動原稿搬送装置を開いた状態で示す斜視図である。 図1の画像形形成位置における画像読取装置の自動原稿搬送装置の概略平面図である。 自動原稿搬送装置の原稿セット部における太陽電池配列状態を示す図である。 自動原稿搬送装置を開いた状態を開閉ヒンジ側から見て示す図である。 自動原稿搬送装置の開角度と太陽電池発電量との関係を示すグラフである。 図1の画像形成装置の制御回路の概略を示すブロック図である。 図4の太陽電池配列状態に係る用紙種検出及び開閉検出装置の制御回路を示す図である 図8の制御回路による用紙有無及び用紙種検出動作を示すフローチャートである。 図8の制御回路による自動原稿搬送装置の開閉検出のメイン動作を示すメインフローチャートである。 図10のフローチャートにおける自動原稿搬送装置のステップS3の開閉検出動作の1例を示すフローチャートである。 図10のフローチャートにおける自動原稿搬送装置のステップS3の開閉検出動作の他の例を示すフローチャートである。 図10のフローチャートにおける自動原稿搬送装置のステップS3の開閉検出動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 自動原稿搬送装置の原稿セット部における太陽電池配列状態の他の例を示す図である。
図1に本発明に係る画像形成装置の1例を示す。
図1に示す画像形成装置100は、プリンタ部分20とそれに搭載された画像読取装置10を含んでいる。画像形成装置100は複写機、プリンタ、ファクシミリ機等として利用できる所謂複合機である。
図7は画像形成装置100の制御回路の概略を示している。プリンタ部20の各部及び画像読取装置10の各部等は図7に示す制御部Contの指示のもとに所定のタイミングで動作する。制御部Contには操作パネル30が接続されている。操作パネル30には各種情報等を表示するディスプレイ301や、画像形成枚数等指定用のテンキー及び記録用紙種等を選択するキー等のキー群302などが配置されている。
画像読取装置10はスキャナ部11とそれに搭載された自動原稿搬送装置12とを含んでいる。
プリンタ部分20は、それとは限定されないが、ここでは画像読取装置10で原稿から読み取られる画像情報、外部コンピュータ、フアクシミリ機等から送信されてくる画像情報等に基づいて、電子写真方式により記録用紙Sにトナー画像を形成することができるものである。
プリンタ部分20は、画像形成部21、画像形成部下方の用紙供給部22、画像形成パス23を有している。画像形成部21は図示省略のベルト駆動部により回転駆動される駆動ローラd1と対向ローラd2に巻き掛けられて図中反時計方向CCWに回転駆動可能の中間転写ベルト211を含んでいる。該ベルトに沿ってベルト走行方向にイエロー画像形成ユニットY、マゼンタ画像形成ユニットM、シアン画像形成ユニットC及びブラック画像形成ユニットKがこの順序で配置されている。
各色担当の画像形成ユニットは、画像読取装置10からの画像情報や、図示省略の外部コンピュータや外部ファクシミリ機等から送信されてくる画像情報に基づいて、電子写真方式により感光体PC上に担当色画像に対応する静電潜像を形成し、該潜像を担当色トナーで現像してトナー像を形成し、これを図示省略の電源から1次転写バイアスが印加される1次転写ローラtrでベルト211上に1次転写することができる。
画像形成ユニットを用いて画像形成するにあたっては、四つの画像形成ユニットのうちいずれか一つを用いてモノクロトナー像を形成することもできるし、二つ以上の画像形成ユニットを用いてカラー画像を形成することもできる。二つ以上の画像形成ユニットを用いる場合には、それら画像形成ユニットで形成される各色トナー像はベルト211上で重ねられるタイミングでベルト211に1次転写される。
画像形成部21はさらに、中間転写ベルト211の回転方向においてブラック画像形成ユニットKの下流側で該ベルトに臨む2次転写ローラ212及びその上方に配置された定着装置213も含んでいる。
前記のようにベルト211上に1次転写されるトナー像は、図示省略の電源から2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ212により、画像形成パス23に沿って搬送されてくる用紙Sに2次転写される。
画像形成すべき用紙は用紙供給部22から供給される。
用紙供給部22は、カセット受入れ部に取り出し可能に装着された給紙カセット220に予め積載収容された用紙Sを給紙ローラ221により1枚ずつレジストローラ231へ供給するものである。
用紙供給部22から供給される用紙は画像形成パス23の入口に位置するレジストローラ231に突き当てられて一旦停止され、画像形成部21において用紙の所定位置に画像形成が可能になるタイミングでレジストローラ231により画像形成パス23へ送り込まれる。
このようにして用紙に2次転写されたトナー像は、定着装置213により加熱加圧下に定着され、用紙とともに排出ローラ24にて排出トレイ25へ排出される。
画像読取装置10は既述のとおり、スキャナ部11と、それに搭載された自動原稿搬送装置12を含んでいる。自動原稿搬送装置は以下「ADF」ということがある。
スキャナ部11は既に知られているもので、図1に示すように、原稿画像をシートスルー方式(流し撮り方式)で読み取るための原稿台ガラス111及び原稿をその上に静止配置して読み取る大きい面積の原稿台ガラス112を有している。さらに、これらガラス下方の図示省略の光学式原稿画像走査ユニット、レンズを含む光学系及び撮像素子等を含んでいる。
走査ユニットはガラス111又は112を通して照明ランプで原稿を照らし、原稿からの画像情報を含む反射光を、光学系を介して、光電変換撮像素子(本例ではCCDを含む素子)へ導き、撮像素子に原稿画像を結像させ、読みとらせる。
スキャナ部11は以上の構成に限定されるものではなく、それ自体知られた画像読取センサをガラス111に対して定位置に配置して原稿画像を読み取る、或いはその画像読取センサをガラス112に対して所定の位置から一定速度で移動させて原稿画像を読み取る方式のもの等でもよい。
自動原稿搬送装置(ADF)12は、後述する太陽電池利用の用紙種検出装置40(図7、図8参照)等を備えている点を除けば、既に知られているものである。自動原稿搬送装置12は図2に示すように奥側端部でヒンジHによりスキャナ部11に開閉可能に連結されており、原稿台ガラス111,112のある面を開閉できるカバーとしても機能する。
自動原稿搬送装置12は、原稿セット部(原稿載置トレイ)121にセットされた原稿を、それ自体知られている原稿搬送機構部122(図1参照)で、原稿台ガラス111上に通過させ、原稿排出トレイ123へ排出するものである。
図1において、自動原稿搬送装置12に120で示される部分は、装置12をスキャナ部11の開閉カバーとして開閉操作するとき利用できる手掛け凹所である。図1、図3において、自動原稿搬送装置12に1211、1211’で示される部分は、原稿セット部121上の原稿セット位置を規制する定規である。
原稿セット部や記録用紙セット部等の用紙セット部に原稿や記録用紙等の用紙をセットするにあったては、セットすべき用紙の予め決められた箇所を用紙セット部の予め決められた基準セット位置に一致させるとともに、用紙の向きを予め決められた向きにしてセットするのが一般的である。
自動原稿搬送装置12は、図4に例示するような所謂中央通紙基準の装置である。原稿セット部121に原稿をセットするにあたり、図4に破線で示す各種定型サイズ(A3,B4,A4,B5)の原稿のうち、いずれのサイズの、いずれの向きの原稿をセットする場合でも、原稿セット部121の前端の中央部(図4で言えば左端中央部)を原稿基準セット位置として、連動して間隔を可変とした定規1211、1211’を用いて、原稿の1辺(及びこれと平行な辺)を方向Xに揃え、且つ、該原稿の先端中央部を該基準セット位置に合致させてセットする。
図4において原稿の定型サイズを示すA3、A4、B4、B5等の後ろに付された記号「Y」は原稿セット部121にセットされた原稿の基準セット位置からの原稿長辺長さ位置(長辺の終端位置)を示しており、「T」はセット部121にセットされた原稿の基準セット位置からの原稿短辺長さ位置(短辺の終端位置)を示している。
原稿搬送装置12の原稿セット部121の上面には、図3及び図4に示すように複数の太陽電池が配列されている。太陽電池群SBは、原稿のサイズと向きを検出するための9個の検知太陽電池1〜3、4〜9と、セット部121上の原稿の有無を検出するための検知太陽電池0と、これら検知太陽電池が配置されていない空きスペースに配置された発電専用の太陽電池pgとからなっている。
原稿搬送装置12では、検知太陽電池0〜9及び発電専用太陽電池pgのいずれも、形状は長方形状であり、サイズは同一であり、同じ光の照射において同一発電量を示す。
検知太陽電池1〜3(第1太陽電池群)は、用紙(原稿)のX方向のサイズを検出するために、異なる定型用紙サイズ間(A3YとB4Yの間、B4YとA4Yの間、A4YとB5Yの間)の領域に、かつ、定型用紙サイズの境界を跨がないように配置されている。
検知太陽電池4〜6,7〜9(第2太陽電池群)は、用紙(原稿)のY方向のサイズを検出するために、異なる定型用紙サイズ間(B5TとA4Tの間、A4TとB4Tの間、B4TとA3Tの間)の領域に、かつ、定型用紙サイズの境界を跨がないように配置されている。
検知太陽電池0は、基準セット位置からX方向のB5Tまでの領域、かつ、基準セット位置からY方向のB5Tまでの領域に配置されている。
原稿セット部121上に配列された各太陽電池の長辺の長さは、定型用紙の最小サイズであるB5T以下となる寸法以内であり、かつ、各太陽電池の短辺の長さは、異なる定型用紙サイズ間でY方向のサイズ差が最大となる寸法以内である。
第1太陽電池群の検知太陽電池1〜3の長辺の方向と第2太陽電池群の検知太陽電池4〜6,7〜9の長辺の方向とは直交している。
前記のように自動原稿搬送装置12の原稿セット部121に配列された太陽電池群SBは、図7及び図8に参照符号40で示すように、用紙種検出及び自動原稿搬送装置(ADF)開閉検出装置を構成している。
用紙種検出及びADF開閉検出装置40は、図8に示すように、太陽電池群SBを含んでいるとともに、用紙種判定及びADF開閉判定部41を含んでいる。判定部41は、電流センサ及びダイオードを含む電流電圧検出部411、電力算出並びに用紙サイズ向き及びADF開閉状態の判定を行う判定部412、蓄電池等を含んでいる。部分412にはメモリmがあり、ここに後述する原稿の有無、並びに原稿サイズと向きを判別するための表1が記憶されている。さらにADFの開閉状態を判定するときの参考基準となるを基準値を記憶させてある。なお、この説明から理解できるように、判定部41は太陽電池の発電量を検出できる発電量検出部を含んでいるといえる。
図8では、検知太陽電池0、1〜9のほかの太陽電池は「他の太陽電池」としてまとめて示してあり、それらにそれぞれ対応する電圧電流検出部も、他の電流センサなどの記載を用いてまとめて示してある。
表1は以下のとおりである。
Figure 2012114656
表1において、A3Y,B4Y,A4Y,B5Y、A4T,B5Tは原稿のサイズと向きをあらわしてしており、図4においてX方向の原稿長さ終端位置が示されている原稿をあらわしている。
表1において、「○」は、検知太陽電池の発電量が、予め定めた閾値発電量β(検知太陽電池が原稿に覆われているか否かを判断するための閾値発電量)より大きいことを示しており、その検知太陽電池は原稿で覆われていないことを意味している。
「●」は、検知太陽電池の発電量が閾値発電量β以下であることを示しており、その検知太陽電池は原稿で覆われていることを意味している。
電流電圧検出部411は検知太陽電池0〜9からの電流及び電圧を検出してその情報を判定部412へ入力する。判定部412では検出部411から入力される電流と電圧から各検知太陽電池の発電量を算出する。さらに算出した各太陽電池の発電量を閾値発電量βと比較し、その太陽電池が原稿で覆われているか否かを判断する。
このようにして検知太陽電池1-〜9の発電量(βより大「○」か、以下「●」か)の組み合わせを表1に求め、表1において求められる同じ組み合わせから、原稿のサイズと向きを判定する。また、検知太陽電池0の発電量が「○」か、「●」かで原稿セット部121上の原稿の有無も判断する。
図9は判定部412における用紙有無及び用紙種判断動作を示している。
図9に示されるように、プログラムがスタートすると、検知太陽電池0の電流と電圧を読み込み、その太陽電池0の発電量(α0)を算出する。発電量(α0)が閾値発電量βより小さいと、原稿セット部121に原稿があると判断して、検知太陽電池1〜9のそれぞれについて順次電流と電圧を読み込み、発電量(αi)を算出する。発電量(αi)>βの電池については用紙なし(「○」)とし、発電量(αi)≦βの電池については用紙あり(「●」)とし、表1より用紙(原稿)のサイズと向きを求める。
このようにして得られた原稿の有無情報及び用紙種情報は制御部Contに入力され、操作パネル30での用紙種の表示、原稿に見合った複写用記録用紙の選択、原稿の読み取り範囲の設定等に供することができる。
判定部412は太陽電池0〜9及びpgからの電力を蓄電池に蓄え、蓄えた電力を画像形成装置の予め定めた部分に供することもできる。
検出装置40では、ADF12のスキャナ部11に対する開閉状態も検出する。
図6は、ADF12の開閉角度に応じたADF12上の太陽電池発電量の変化を例示している。検出装置40はこの発電量変化を利用してADF12の開閉状態を検出する。
検出装置40の判定部412では、基本的には、太陽電池群SBのうちの原稿で遮蔽されていない太陽電池の発電量の、ADF12閉状態ときの、予め求めてメモリmに記憶させてあるデフォルト発電量に対する変化が予め定めた変化値(基準値)より大きいとADF12が開状態にあり、デフォルト発電量に対する変化が定めた変化値(基準値)以下のときはADF12が閉状態にあると判断することで前記自動原稿搬送装置の開閉状態を検出する。
ここでADF12の開閉を判断するための前記基準値(基準変化値)は、予めの実験等でADF12の開又は閉を判断できることが確認されている値であるが、後述する図11や図13のフローチャートでは「0」に設定してある。
図10はADF12の開閉判断(判定)にあたっての前記判定部412の動作のメインルーチンを示している。
図10に示すように、ステップS1で初期処理を行う。初期処理では、画像形成装置100の電源が投入され、制御部Contの指示のもとに、画像読取装置10のスキャナ部11の光学方式の原稿走査機構における露光ランプ(図示省略)が点灯され、撮像素子(図示省略)がプレスキャンされることで、制御部ContからADF12の開閉情報を受ける。このときADF閉情報を受け取ることで、各太陽電池のADF閉時のデフォルト発電量を算出し、メモリmに格納する。
ステップS2では、太陽電池の発電量に変化があるか否かを判断し、変化があればステップS3で、図11に示されるADF12の開閉検出処理を実行する。
なお、図10で示される動作は、予め定めた時間間隔で行なえばよく、また、太陽電池の発電量変化があるときは、割り込み処理で図10の動作を実行してもよい。
ステップ3の開閉検出処理では、図11に示すように、ステップS31でADF12 の原稿セット部121上の原稿の有無を検出する。この原稿有無検出処理は、図9に示される用紙有無検出処理と同様に行う。なお、図9の用紙有無検出及び用紙種検出処理をここで行なってもよい。
次いで原稿で遮蔽されている太陽電池を除く各太陽電池の発電量を算出し、それら発電量の平均値を求める(ステップS32〜S34)。そしてステップS34で、この平均値をメモリmに予め記憶させてある、原稿で遮蔽されている太陽電池を除く太陽電池のデフォルト発電量の平均値と比較し、ステップS36で両者の差の有無をみて、差があればADF12は開状態にあり(S37)、差がなければADF12は閉状態にある(S38)と結論する。なお、図4に示すように、X方向においてA3Yで示される大きいサイズの原稿がセットされるときには、それよりさらに外側に配置された太陽電池pg1がADF開閉検出に利用される。
図12は図10のフローチャートにおける自動原稿搬送装置12のステップS3の開閉検出動作の他の例を示すフローチャートである。
図12のADF開閉検出処理例では、ステップS310でADF12 の原稿セット部121上の原稿の有無を検出する。この原稿有無検出処理も、図9に示される用紙有無検出処理と同様に行う。
次いで原稿で遮蔽されている太陽電池を除く各太陽電池の発電量を算出し(ステップS320〜S340)、それら各太陽電池について、算出された発電量とADF12閉状態ときのデフォルト発電量との差を求め、その差の中から最大差、換言すれば最大変化値を決定し(ステップS350)、その最大変化値が予め定めた基準値より大きいときはADF12は開状態にあり(S370)、基準値以下のときはADF12は閉状態にある(S380)と結論する。
図13は図10のフローチャートにおける自動原稿搬送装置のステップS3の開閉検出動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
図13のADF開閉検出処理例では、ステップS311でADF12の原稿セット部121上の原稿の有無を検出する。この原稿有無検出処理も、図9に示される用紙有無検出処理と同様に行う。
次いで原稿で遮蔽されている太陽電池を除く各太陽電池の発電量を算出し、それら発電量の総和を求める(ステップS321〜S341)。そしてステップS351で、この発電量総和をメモリmに予め記憶させてある、原稿で遮蔽されている太陽電池を除く太陽電池のデフォルト発電量の総和と比較し、ステップS361で両者の差の有無をみて、差があればADF12は開状態にあり(S371)、差がなければADF12は閉状態にある(S381)と結論する。
以上説明した図11、図12、図13のそれぞれのADF開閉検出では、原稿セット部121に配列された太陽電池群SDを構成するすべての太陽電池を利用している。
しかし、ADF開閉検出には、太陽電池群SB中の一部の太陽電池を利用するだけでもよい。
画像形成装置100の設置のとき、一般的には、壁近く等の人通過の邪魔にならない場所に、かつ、ADF12のヒンジHを壁等に向けて設置することが多い。そして、天井からの光照射状態や、壁からの光反射状態を考慮すると、ADF12の開閉に伴う原稿セット部121の受光量変化は、ヒンジHから遠い部位より近い部位の方が大きいことがおおい。
そこでADF12の開閉検出にあたっては、例えば図5に示すように、ヒンジH側の太陽電池7,8,9、或いは、ヒンジH側の太陽電池7,8,9と原稿配置域を間にして反対側の太陽電池4,5,6とを利用してもよい。
図4に示す原稿セット部121は、既述のとおり所謂中央通紙基準のものであるが、本発明は所謂片側通紙基準の原稿セット部にも適用できる。
図14は片側通紙基準の原稿セット部121における太陽電池配列例を示している。
片側通紙基準の原稿搬送装置の場合も、原稿セット部121の上面に複数の太陽電池を配列すればよい。図14の例では、太陽電池群を、原稿のサイズと向きを検出するための6個の検知太陽電池1〜6と、セット部121上の原稿の有無を検出するための検知太陽電池0と、これら検知太陽電池が配置されていない空きスペースに配置された発電専用の太陽電池pgとで構成する。
検知太陽電池0〜6及び発電専用太陽電池pgのいずれも、形状は長方形状であり、サイズは同一であり、同じ光の照射において同一発電量を示す。
検知太陽電池1〜3(第1太陽電池群)は、用紙(原稿)のX方向のサイズを検出するために、異なる定型用紙サイズ間(A3YとB4Yの間、B4YとA4Yの間、A4YとB5Yの間)の領域に、かつ、定型用紙サイズの境界を跨がないように配置されている。
検知太陽電池4〜6(第2太陽電池群)は、用紙(原稿)のY方向のサイズを検出するために、異なる定型用紙サイズ間(B5TとA4Tの間、A4TとB4Tの間、B4TとA3Tの間)の領域に、かつ、定型用紙サイズの境界を跨がないように配置されている。
検知太陽電池0は、基準セット位置からX方向のB5Tまでの領域、かつ、基準セット位置からY方向のB5Tまでの領域に配置されている。
原稿セット部121上に配列された各太陽電池の長辺の長さは、定型用紙の最小サイズであるB5T以下となる寸法以内であり、かつ、各太陽電池の短辺の長さは、異なる定型用紙サイズ間でY方向のサイズ差が最大となる寸法以内である。
第1太陽電池群の検知太陽電池1〜3の長辺の方向と第2太陽電池群の検知太陽電池4〜6の長辺の方向とは直交している。
片側通紙基準のADF12では、原稿セット部121に配列された検知太陽電池0、1〜6及び太陽電池pgが、図8に示す用紙種検出及びADF開閉検出装置40と同様の用紙種検出及びADF開閉検出装置を構成することができる。
しかし、図8の装置と異なり、原稿のサイズと向きを判断するための太陽電池の発電量の組み合わせ表については、表1に替えてつぎの表2が格納される。
Figure 2012114656
表2において、「○」は、検知太陽電池の発電量が、予め定めた閾値発電量β(検知太陽電池が原稿に覆われているか否かを判断するための閾値発電量)より大きいことを示しており、その検知太陽電池は原稿で覆われていないことを意味している。
「●」は、検知太陽電池の発電量が閾値発電量β以下であることを示しており、その検知太陽電池は原稿で覆われていることを意味している。
検知太陽電池1-〜6の発電量(βより大「○」か、以下「●」か)の組み合わせを表2に求め、表2において求められる同じ組み合わせから、原稿のサイズと向きを判定することができる。また、検知太陽電池0の発電量が「○」か、「●」かで原稿セット部121上の原稿の有無も判断できる。
本発明は、自動原稿搬送装置(ADF)の原稿セット部に配置される太陽電池を利用してADFの開閉を検出できる画像形成装置を提供することに利用できる。
100 画像形成装置
10 画像読取装置
20 プリンタ部分
11 スキャナ部
111、112 原稿台ガラス
12 自動原稿搬送装置
121 原稿セット部
122 原稿搬送機構部
123 原稿排出トレイ
120 手掛け凹所
40 用紙種検出及びADF開閉検出装置
41 用紙種検出及びADF開閉判定部
411 電流電圧検出部
412 電力算出及び用紙サイズと向き、ADF開閉を判定する部分
・1〜6、7〜9 検知太陽電池
pg 太陽電池
SB 太陽電池群
m メモリ

Claims (8)

  1. スキャナ部と該スキャナ部の開閉カバーを兼ねる自動原稿搬送装置を含む画像読取装置を有しており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部にセットされる原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池が該原稿セット部に配置されている画像形成装置であり、前記自動原稿搬送装置の前記スキャナ部に対する開閉状態を検出する開閉検出装置を備えており、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部には前記原稿のサイズと向きを検出するための太陽電池である複数の太陽電池を含む太陽電池群が配列されており、前記開閉検出装置は、太陽電池発電量検出部を含んでおり、前記太陽電池群のうちの原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち少なくとも一つの、前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の、前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量に対する変化値が予め定めた基準値より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあり、前記デフォルト発電量に対する変化値が定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断することで前記自動原稿搬送装置の開閉状態を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記自動原稿搬送装置は一つの側端部で前記スキャナ部にヒンジ連結されて開閉可能であり、前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の検出に用いる太陽電池の少なくとも一つとして、前記自動原稿搬送装置の、前記スキャナ部にヒンジ連結された一側端部と該一側端部とは反対側の他側端部の両側端部のうち該一側端部により近く位置する太陽電池の少なくとも一つを採用する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の平均値と該原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量の平均値との差が予め定めた基準値より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあると判断し、前記差が予め定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない各太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量に対する変化のうち最大変化値が予め定めた基準値より大きいときは前記自動原稿搬送装置が開状態にあると判断し、前記予め定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉検出装置は、前記原稿セット部に配列された太陽電池群のうちの、原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記太陽電池発電量検出部で検出される発電量の総和と該原稿で遮蔽されていない太陽電池の前記自動原稿搬送装置閉状態ときのデフォルト発電量の総和との差が予め定めた基準値より大きいと前記自動原稿搬送装置が開状態にあり、前記差が予め定めた基準値以下のときは前記自動原稿搬送装置が閉状態にあると判断する請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉検出装置は、前記太陽電池発電量検出部に、前記自動原稿搬送装置の開閉状態検出に用いる太陽電池の発電量を予め定めた時間間隔で検出させるとともに該太陽電池の発電量に基づいて前記自動原稿搬送装置の開閉状態を判断する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の初期判断を前記スキャナ部の予備スキャン動作から得られる自動原稿搬送装置の開閉情報に基づいて行い、該初期判断において前記自動原稿搬送装置が閉状態にあることを確認すると前記発電量検出部に前記太陽電池のデフォルト発電量を求めさせ、該デフォルト発電量を記憶部に記憶させ、前記初期判断後の前記自動原稿搬送装置の開閉状態検出において該記憶部に記憶させたデフォルト発電量を参照する請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記自動原稿搬送装置は一つの側端部で前記スキャナ部にヒンジ連結されて開閉可能であり、前記自動原稿搬送装置の原稿セット部は中央通紙基準の原稿セット部であり、前記開閉検出装置は、前記自動原稿搬送装置の開閉状態の検出に用いる太陽電池として、原稿で遮蔽されていない太陽電池のうち、前記一側端部側の太陽電池の少なくとも一つ及び前記一側端部とは反対側の太陽電池の少なくとも一つを採用する請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015032897A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置
JP2016174341A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 富士ゼロックス株式会社 用紙収容装置、画像読取装置及び画像形成装置

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