JP2012112813A - 電動モータユニットの検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動モータユニット10に入力される入力トルク信号を取得し、電動モータMの出力トルクを検出し、電動モータMの温度を検出し、検出された電動モータMの出力トルクを温度で補正し、温度補正された電動モータMの出力トルクの、入力トルクに対する関係を、あらかじめ用意した電動モータの出力トルクの入力トルクに対する基準関係に近づけるように、電動モータユニット10内で電動モータMに供給されるモータ電流を補正する。このために補正に必要な値をEEPROM19に書き込む。
【選択図】図1
Description
これら電動モータの動作特性は、車の基本品質に大きく係わるため、通常、当該電動モータが目的とする動作特性を備えているかどうかについて、車に装着する前に事前に検査が行われている。この検査装置の概略構成を図6に示す。
検査装置は、モータ制御装置から電動モータへ電流を供給する電線に設置された電流センサによって、電動モータに流れる電流を、モータ電流検出部において検出する。また、モータ制御装置のトルク信号入力端子にステアリングホイールの操舵トルクを模擬するためのトルク信号発生器がつながれ、このトルク信号発生器からのトルク信号は検査装置にも入力されている。
モータ制御装置は、このゲイン補正値を、内蔵EEPROMに焼いて記憶し、この記憶された補正値を使ってモータ制御装置の内部で検出されるモータ電流をゲイン補正する。このようにして、モータ制御装置において、入力トルクに対応した正確なモータ電流を供給することができるようになる。
本発明の電動モータユニットの検査方法は、本発明の電動モータユニットの検査装置の発明と同一の発明に係るものである。
電動モータユニット10は、車両の舵取り機構に減速機構を介して操舵補助力を与える操舵補助電動モータ(「電動モータM」という)と、トルクセンサ(図示せず)が検出する操舵トルクに応じて当該電動モータMを制御することにより操舵状況に応じた適切な操舵補助を実現するモータ制御装置(ECU)とが1つの筐体に組込まれて、1つのユニットとなったものである。
さらに、電動モータユニット10は、操舵トルク検出部12によって検出された操舵トルクに基づいて電流指令値を生成する基本アシスト制御部13と、電流指令値と検出されたモータ電流との差(電流偏差)を演算し、この電流偏差をなくすように、PI(比例積分)制御するモータ電流制御部14と、モータ電流制御部14の出力にもとづいてPWM(Pulse Width Modulation)モータ駆動電流を生成するモータ駆動部15とを備えている。
検出された操舵トルクは、例えば左方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、右方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、電流指令値は、電動モータMから左方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とされ、電動モータMから右方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには負の値とされる。
モータ電流検出部16は、電動モータMのステータ巻線51、52、53(図2参照)を流れる電流を検出する。より具体的には、モータ電流検出部16は、三相(U相、V相及びW相)のステータ巻線における相電流をそれぞれ検出する電流検出器を有する。
この電流検出器によって検出された電流は、電流補正部17に入力される。電流補正部17は、検出電流に対してゲイン補正、オフセット補正を行い、補正後の電流値をモータ電流制御部14に提供する。
電動モータユニット10のモータ電流検出部16、モータ駆動部15以外の部分は、CPU及びメモリ(ROM及びRAMなど)を備えるマイクロコンピュータで構成されており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能する。
そこで温度補正部25は、入力されたモータトルク値を、既定の温度におけるモータトルク値に換算して出力する。既定の温度は、何度に設定しても良いが、例えば常温(27度C)とする。
ゲイン補正部26は、トルク信号発生器30から供給される入力トルク信号をこのテーブルに適用して理想的な出力トルク値T0を求め、理想的な出力トルク値T0と、温度補正部25から入力された既定の温度に換算された出力トルク値T1との比を求める。この比をトルクゲインR1(R1=T1/T0)と定義する。トルクゲインR1の値は、電動モータユニット10の試験端子18に出力される。
すなわち電動モータユニット10の電流補正部17は、モータ電流検出部16において検出されたモータ電流IMに、試験端子18から入力されたトルクゲインR1をかけて、モータ電流IMを補正する。すなわち補正後のモータ電流IM′は、
IM′=IM×R1・・・(1)
となる。この(1)式は、モータMから計測される実際のトルク値が、入力トルクから推定される理想的な出力トルク値を上回っていれば、トルクゲインR1をかけることによって、モータ電流検出部16で過小に評価されたモータ電流IMを補正するものである。モータMから計測される実際のトルク値が、入力トルクから推定される理想的な出力トルク値を下回っていれば、トルクゲインR1をかけることによって、モータ電流検出部16で過大に評価されたモータ電流IMを補正する。
図4は電動モータユニットの検査方法を説明するためのフローチャートである。
検査装置20のコンピュータは、電動モータユニット10にトルクゲインR1を提供した後、もう一度ステップS1に戻り、S1〜S5までの処理を繰り返す。ステップS6でトルクゲインR1を再度算出し、1又は1に近い値(たとえば0.9〜1.1)になっていれば、電動モータユニット10において適正な補正が行われたことが確認できる。もしトルクゲインR1が、1よりも大きな値(たとえば1.1以上)又は1よりも小さな値(たとえば0.9以下)であれば、電動モータユニット10において補正が適正に行われなかったとみなして、もう一度ステップS1に戻る。このようなループを所定回数繰り返すようであれば、その電動モータユニット10は不良であると判断する。「所定回数」は実際運用してみて電動モータユニット10の良/不良を正しく反映するように決定される数である。
図5は、本発明の変形例を示す図であり、電動モータユニット及びそれに適用される検査装置の電気的構成と制御機能を説明するためのブロック図である。図1と異なるところのみ説明する。
Claims (4)
- 電動モータに供給するモータ電流を制御するモータ制御装置と前記電動モータとが一体となった組込みユニットにおける前記電動モータの性能を検査する、電動モータユニットの検査装置であって、
前記モータ制御装置に入力される入力トルクを模擬した入力信号を取得する入力信号取得手段と、
前記電動モータの出力トルクを検出する出力トルク検出手段と、
前記電動モータの温度を検出する温度検出手段と、
前記出力トルク検出手段で検出された出力トルクを、前記温度検出手段で検出した温度で補正する温度補正手段と、
温度補正された電動モータの出力トルクの前記入力トルクに対する関係を、あらかじめ用意した電動モータの出力トルクの入力トルクに対する関係に近づけるように、前記モータ制御装置から前記電動モータに供給されるモータ電流を補正する電流補正手段とを有することを特徴とする電動モータユニットの検査装置。 - 前記電流補正手段は、前記モータ制御装置の不揮発性メモリに、モータ電流を補正するために使用する値を書き込むものである請求項1記載の検査装置。
- 前記モータ制御装置は電動パワーステアリング装置に使用される操舵制御装置であり、前記電動モータは電動パワーステアリング装置に使用される操舵補助モータである請求項1又は請求項2記載の検査装置。
- 電動モータに供給するモータ電流を制御するモータ制御装置と電動モータが一体となった組込みユニットにおける前記電動モータの性能を検査する、電動モータユニットの検査方法であって、
前記モータ制御装置に入力される入力トルクを模擬した入力信号を取得する入力信号取得工程と、
前記電動モータの出力トルクを検出する出力トルク検出工程と、
前記電動モータの温度を検出する温度検出工程と、
前記出力トルク検出工程で検出された出力トルクを、前記温度検出工程で検出された温度で補正する温度補正工程と、
温度補正された電動モータの出力トルクの前記入力トルクに対する関係を、あらかじめ用意した電動モータの出力トルクの入力トルクに対する基準関係に近づけるように、前記モータ制御装置から前記電動モータに供給されるモータ電流を補正する電流補正工程とを有することを特徴とする検査方法。
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