JP2012112154A - テント用ロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 柱体2、ロックベース3、ロック孔4、ロックピン5、弾性体6、操作レバー7、ロック保持手段8、搖動許容手段9とで構成し、とりわけロックピン5をロック位置に保持した際に同状態を維持しつつ操作レバー7のアンロック側への搖動を許容する搖動許容手段9を設ける。
【選択図】 図1
Description
当該テント用ロック装置は、基本的には、柱体と、柱体に相対昇降可能に設けられたロックベースと、柱体に設けられたロック孔と、ロックベースに長手方向に移動可能に設けられてロック孔に突入するロック位置とロック孔から抜け出るアンロック位置とをとり得るロックピンと、ロックベースに設けられてロックピンを常時ロック位置に付勢する弾性体と、ロックベースに搖動可能に設けられてロックピンをアンロック位置に作動し得る操作レバーと、ロックピンをロック位置に保持し得るロック保持手段と、から構成されている。
この様な状態から、弾性体に抗して操作レバーを搖動させると、ロックピンがロック孔から抜け出てアンロック位置にされ、柱体とロックベースとの相対昇降が許容される。
ロック保持手段が作動されると、ロックピンがロック位置に保持される。この為、操作レバーを誤操作してロックピンをアンロック位置にしようとしても、ロックピンがロック保持手段に依りロック位置に保持されているので、柱体とロックベースとの相対昇降が阻止される。
この為、ロックピンがロック位置に保持された状態で操作レバーがアンロック側へ普通に操作されると、ロックピンがロック位置に保持されて動かないと共に、これに依って操作レバーも動かないので、誤ってロック状態が解除される事がなく、安全性が確保される。
然しながら、この場合、操作レバーがアンロック側へ誤って強い力に依り操作されると、ロックピンがロック位置に保持されて動かないと共に、これに依って操作レバーも動かないので、操作レバーが折れ曲がったりして構成部品の損傷や作動不良を誘発する惧れがあった。
この様な状態から、弾性体に抗して操作レバーがアンロック側へ搖動されると、ロックピンがロック孔から抜け出てアンロック位置にされ、柱体とロックベースとの相対昇降が許容される。
ロック保持手段が作動されると、ロックピンがロック位置に保持される。この為、操作レバーを誤操作してロックピンをアンロック位置にしようとしても、ロックピンがロック保持手段に依りロック位置に保持されているので、柱体とロックベースとの相対昇降が阻止される。
ロック保持手段に依りロックピンがロック位置に保持されている状態に於て、操作レバーがアンロック側へ誤って搖動操作された場合には、搖動許容手段に依りロックピンがロック位置に保持された状態を維持しつつ操作レバーのアンロック側への搖動が許容される。この為、操作レバーが折れ曲がったりする惧れがなく、構成部品の損傷や作動不良を誘発する事がなくなる。
(1) 柱体、ロックベース、ロック孔、ロックピン、弾性体、操作レバー、ロック保持手段、搖動許容手段とで構成し、とりわけロックピンをロック位置に保持した際に同状態を維持しつつ操作レバーのアンロック側への搖動を許容する搖動許容手段を設けたので、ロックピンがロック位置に保持された状態で操作レバーがアンロック側へ誤って強い力に依り操作されても、構成部品の損傷や作動不良を誘発する惧れがない。
(2) 操作レバーの操作片と柱体との間に、これらの間に位置して操作レバーのアンロック側への搖動を阻止する阻止位置と、これらの間から離脱して操作レバーのアンロック側への搖動を許容する解除位置とをとり得る遮断手段を設けた場合は、操作レバーの操作片と柱体との間に指等を挟む惧れがなくなり、安全性が向上する。
図1〜図12は、本発明のテント用ロック装置を示している。尚、図1に於て、上側が上側、下側が下側、右上側が前側、左下側が後側、右下側が右側、左上側が左側と規定する。
外筒11は、断面略正方形の角筒状を呈して居り、下部の左右両側には、掛合孔13が穿設されていると共に、後側には、ロック孔4に連通する通孔14が穿設されている。
内筒12は、外筒11より小径で同じく断面略正方形の角筒状を呈し、内側四隅には、断面略正方形の補強リブ15を備えている。
外筒側摺動体16は、合成樹脂製にしてあり、外筒11の下端に当合される四枠状の枠片18と、これの各辺に立設されて外筒11の下部内側に位置して内筒12の外面に摺接される四つの摺動片19と、左右の摺動片19に外向きに突設されて外筒11の掛合孔13に掛合される突起20と、後側の摺動片19に穿設されて外筒11の通孔14に連通する通孔21とを備えている。
内筒側摺動体17は、同じく合成樹脂製にしてあり、内筒12の上端に当合される蓋片22と、これの下側に連設されて内筒12の上部内側に嵌入される嵌入片23と、外筒摺動体16の摺動片19に干渉しない様に蓋片22の四隅に突設されて外筒11の内面に摺接される合計八つの摺動片24とを備えている。
筒体25の左右両側には、外筒11の掛合孔13に連通して外筒側摺動体16の突起20が掛合される掛合孔28が形成されている。
筒体25と蓋体27には、ロックピン5を貫通して案内する為の案内孔29が形成されている。
箱体26の上部には、収容腔に連通されて操作レバー7が挿入される左右の挿入孔30が形成されている。一方(右方)の挿入孔30は、幅広にしてある。
箱体26の底壁には、内部に侵入した雨水等を外部へ排出し得る複数(二つ)の排出口31が形成されている。
蓋体27は、ビス等の止具32に依り箱体26に着脱可能に取付けられて居り、案内孔29の前側には、これより大径で弾性体6の一側を支持する為の受孔33が形成されていると共に、後面には、ロック保持状態を示す「ON」の文字とロック保持解除状態を示す「OFF」の文字と回動方向を示す「両矢印」の図形が表記されている。
ロックピン5の前側には、窪所が形成されてここには合成樹脂製で円柱状の摺接片34が前側を除いて嵌合されている。ロックピン5の中程には、小判型の鍔片35が形成されている。ロックピン5の後部には、両側が切除されて取付片36が形成されている。
操作レバー7のフォーク片37とボス片38は、ロックベース3の挿入孔30に挿入される。そして、フォーク片37の先部は、ロックピン5に跨った状態で鍔片35の前側に位置されると共に、ボス片38は、左右方向の支軸(ボルト)40に依りロックベース3に対して前後方向に搖動(横軸廻りに回動)可能に取付けられる。
操作レバー7は、ロックピン5をロック位置にし得るロック側(図3参照)からロックピン5をアンロック位置にし得るアンロック側(図7参照)まで搖動する事ができる。
回動操作体41は、図3に示す如く、垂直状態の時には、ロックピン5の鍔片35が水平状態になって回動規制機構42に依りロックピン5がロック保持解除位置になり、この状態から、図4に於て時計方向に90度だけ回動して図8に示す如く、水平状態した時には、ロックピン5の鍔片35が垂直状態になって回動規制機構42に依りロックピン5がロック保持位置になる様にしてある。
突起46は、略角柱状を呈し、ロックベース3の蓋体27に後向きに突設されている。
テント用ロック装置1は、次の様にして組立てられる。
操作レバー7のフォーク片37及びボス片38と操作レバー弾性体51の巻部とがロックベース3の挿入孔30に挿入されると共に、操作レバー7のボス片38と操作レバー弾性体51の巻部とが支軸40に依りロックベース3に搖動可能に取付けられる。操作レバー弾性体51の一端が操作レバー7のフォーク片37の上部に掛止されると共に、他端がロックベース3の凹部53に掛止される。
ロックピン5の後半に大径部を前側にして弾性体6が挿通されると共に、ロックピン5の後側がロックベース3の蓋体27の案内孔29に挿通された後、取付具45に依りロックピン5の取付片36に回動操作体41が取付けられる。そして、ロックピン5がロックベース3の箱体26内に挿入されてロックベース3の筒体25の案内孔29に挿通されると共に、止具32に依りロックベース3の蓋体27が箱体26に固定される。そうすると、操作レバー7のフォーク片37は、ロックピン5の前側に跨った状態で鍔片35の前側に当合される。
操作レバー7がアンロック側に搖動操作されてロックピン5がアンロック位置にされた状態で、柱体2の外筒11の下部にロックベース3の筒体25が外嵌されると共に、外筒11の掛合孔13とロックベース3の掛合孔28、外筒11の通孔21とロックベース3の案内孔29とが夫々合致される。そして、外筒側摺動体16の突起20を備えた摺動片19が窄められて外筒11の下部に挿入されると、外筒側摺動体16の突起20が摺動片19の弾性復元力に依り外筒11の掛合孔13とロックベース3の掛合孔28に掛合されると共に、外筒11の通孔14と外筒側摺動体16の通孔21が合致されてロックピン5がこれらの通孔14,21を経て外筒側摺動体16の内側に突出可能にされる。
内筒側摺動体17は、嵌入片23を内筒12の上部に嵌入する事に依り取付けられる。
そして、柱体2の外筒11の下方から内筒12の上部が外筒11の内部へ摺動可能に挿入される。
ロック孔4とロックピン5が合致しない場合は、ロックピン5の摺接片34が柱体2の内筒12の外面に摺接されるので、内筒12が損傷される事がない。
図12の鎖線で示す如く、遮断手段10の遮断体55を解除位置にすると、操作レバー7のアンロック側への搖動が許容される。
従って、遮断手段10の遮断体55を阻止位置にして置けば、例えば子供等が誤って操作レバー7をアンロック側へ操作しても、搖動できなくなるので、操作レバー7の操作片39と柱体2との間に指等を挟む惧れがなくなり、安全性が更に向上する。
ロックベース3の箱体26の底壁には、排出口31を備えているので、内部に侵入した雨水等を速やかに排出する事ができる。その結果、内部機構の錆付き等が防止されて作動不良を防ぐ事ができる。
弾性体6や操作レバー弾性体51は、先の例では、コイルスプリングであったが、これに限らず、例えば板バネやゴム等でも良い。
回動規制機構42は、先の例では、回動操作体41と突起46とで構成したが、これに限らず、例えば特許文献1,2に示す如く、ロックピン5の鍔片35と、ロックベース3に設けられた当片とで構成しても良い。
回動規制機構42は、先の例では、ロックベース3の蓋体27に突起46を突設したが、これに限らず、例えばロックベース3の箱体26に回動操作体41の付け根部分(最大直径部分)を回動可能に覆う円筒を突設すると共に、この円筒内に突起46を形成しても良い。
Claims (10)
- 柱体と、柱体と、柱体に相対昇降可能に設けられたロックベースと、柱体に設けられたロック孔と、ロックベースに長手方向に移動可能に設けられてロック孔に突入するロック位置とロック孔から抜け出るアンロック位置とをとり得るロックピンと、ロックベースに設けられてロックピンを常時ロック位置に付勢する弾性体と、ロックベースに搖動可能に設けられてロックピンをアンロック位置にし得る操作レバーと、ロックピンをロック位置に保持し得るロック保持手段と、ロックピンをロック位置に保持した際に同状態を維持しつつ操作レバーのアンロック側への搖動を許容する搖動許容手段と、から構成した事を特徴とするテント用ロック装置。
- ロック保持手段は、ロックベースに長手方向に移動可能且つ長手方向軸廻りに回動可能に設けられたロックピンと、ロックピンに設けられてこれを外部から回動操作可能な回動操作体と、ロックベースとロックピンとの間に設けられてロックピンの回動を規制してロックピンをロック保持位置とロック保持解除位置とにし得る回動規制機構と、ロックベースとロックピンとの間に設けられてロックピンがロック保持位置の時にはロックピンの長手方向の移動を阻止すると共にロックピンがロック保持解除位置の時にはロックピンの長手方向の移動を許容する抜止機構と、ロックピンと操作レバーとの間に設けられてロックピンがロック保持解除位置を保つ様にロックピンの自由回動を規制する自由回動規制機構とを備えている請求項1に記載のテント用ロック装置。
- 搖動許容手段は、ロックピンと操作レバーとの間に設けられてロックピンがロック保持解除位置の時にはロックピンと操作レバーとを係合させると共にロックピンがロック保持位置の時にはロックピンと操作レバーとの係合を解除する係脱機構と、ロックベースとロックピンとの間に設けられてロックピンをロック保持解除位置からロック保持位置まで回動するに連れてロックピンをアンロック側へ所定距離だけ移動させるカム機構と、ロックベースと操作レバーとの間に設けられて操作レバーを常時ロック側へ付勢する操作レバー弾性体と、ロックピンと操作レバーの両方を常時ロック側に付勢する弾性体とを備えている請求項1に記載のテント用ロック装置。
- 回動規制機構は、回動操作体と、ロックベースに設けられてロックピンがロック保持位置とロック保持解除位置の時には回動操作体の一部が当合し得る突起とを備え、回動操作体が水平状態の時にはロックピンをロック保持位置にすると共に、回動操作体が垂直状態の時にはロックピンをロック保持解除位置にする様にされている請求項2に記載のテント用ロック装置。
- 抜止機構は、ロックピンの略小判型を呈する鍔片と、ロックベースに設けられてロックピンがロック保持位置の時には鍔片に当合し得ると共にロックピンがロック保持解除位置の時には鍔片との当合が回避される抜止片とを備えている請求項2に記載のテント用ロック装置。
- 自由回動規制機構は、操作レバーの二股状を呈するフォーク片と、ロックピンの鍔片に形成されてロックピンがロック保持解除位置の時には操作レバーの両フォーク片間に挟まれて嵌合される係合部とを備えている請求項2に記載のテント用ロック装置。
- 係脱機構は、操作レバーの二股状を呈するフォーク片と、ロックピンの略小判型を呈する鍔片とを備え、操作レバーの両フォーク片の内側間隔よりロックピンの鍔片の最小幅が小さくされて操作レバーの両フォーク片間をロックピンの鍔片が通過可能にされている請求項3に記載のテント用ロック装置。
- カム機構は、ロックピンの略小判型を呈する鍔片と、鍔片のロック側の面に対向するロックベースに形成されて鍔片に当合し得るカム面とを備えている請求項3に記載のテント用ロック装置。
- 操作レバーの操作片と柱体との間には、これらの間に位置して操作レバーのアンロック側への搖動を阻止する阻止位置と、これらの間から離脱して操作レバーのアンロック側への搖動を許容する解除位置とをとり得る遮断手段が設けられている請求項1に記載のテント用ロック装置。
- 遮断手段は、ロックベースに設けられたブラケットと、ブラケットに設けられて操作レバーの操作片と柱体との間に位置する阻止位置から操作レバーの操作片と柱体との間から離脱する解除位置まで俯仰可能な遮断体とを備えている請求項9に記載のテント用ロック装置。
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JP2015021315A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | ソーラーフロンティア株式会社 | 細長部材 |
CN108626216A (zh) * | 2018-06-21 | 2018-10-09 | 蒲国华 | 一种二道锁装置 |
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JP2010255369A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | San E Protent Co Ltd | テント用ロック装置 |
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