JP2012111875A5 - - Google Patents

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すなわち、本発明は、互いに反応してヒドロシリル化により炭素−ケイ素結合を形成可能なラダー型シルセスキオキサン(A)及び分子量100〜9000の直鎖ポリシロキサン(B)と、ヒドロシリル化触媒(C)とを含むことを特徴とする硬化性樹脂組成物を提供する。
本発明の硬化性樹脂組成物は、さらに、上記ラダー型シルセスキオキサン(A)及び/又は直鎖ポリシロキサン(B)と反応してヒドロシリル化により炭素−ケイ素結合を形成可能なイソシアヌル酸化合物(D)を含んでいてもよい。
さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)が液体である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)が、下記式(L)
Figure 2012111875
[式(L)において、pは1以上の整数である。各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、ハロゲン原子、又は、下記式(1)
Figure 2012111875
(式(1)中の各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、又は、ハロゲン原子である。)
で表される基である。]
で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/若しくは側鎖のRの少なくとも1つが脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基であるビニル型ラダーシルセスキオキサン、又は、上記式(L)で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/若しくは側鎖のRの少なくとも1つが水素原子若しくはSi−H結合を有する基であるSi−H型ラダーシルセスキオキサンである前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンが、式(L)における脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基以外のRが、同一又は異なって、C 1-20 アルキル基、又は、C 6-14 アリール基である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンの分子量が100〜80万である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサン中の脂肪族炭素−炭素二重結合の含有量が0.0010〜0.0040mmol/gである前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンに含まれる脂肪族炭素−炭素二重結合の重量基準での割合が、ビニル基換算で3.0〜9.0%である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンが、式(L)における水素原子及びSi−H結合を有する基以外のRが、同一又は異なって、C 1-20 アルキル基、C 2-20 アルケニル基、又は、C 6-14 アリール基である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンの分子量が100〜80万である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記Si−H型ラダーシルセスキオキサン中のSi−H結合の含有量が0.0001〜0.005mmol/gである前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンに含まれるSi−H基の重量基準での割合が0.01〜0.30%である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記直鎖ポリシロキサン(B)が、下記式(6)
Figure 2012111875
[式(6)において各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、ハロゲン原子、又は、下記式(1)
Figure 2012111875
(式(1)中の各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、又は、ハロゲン原子である。)
で表される基である。但し、Rのうち少なくとも1つは、脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基又は水素原子である。qは1以上の整数である。]
で表される直鎖ポリシロキサンである前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記直鎖ポリシロキサン(B)が、式(6)における脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基及び水素原子以外のRが、それぞれ、C 1-10 アルキル基である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記イソシアヌル酸化合物(D)が、ジアリルイソシアヌル酸又はジアリルC 1-10 アルキルイソシアヌル酸である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)の含有量が45〜98重量%である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。
さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)100重量部に対して、前記直鎖ポリシロキサン(B)が3〜200重量部である前記の硬化性樹脂組成物を提供する。

Claims (21)

  1. 互いに反応してヒドロシリル化により炭素−ケイ素結合を形成可能なラダー型シルセスキオキサン(A)及び分子量100〜9000の直鎖ポリシロキサン(B)と、ヒドロシリル化触媒(C)とを含むことを特徴とする硬化性樹脂組成物。
  2. さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)及び/又は直鎖ポリシロキサン(B)と反応してヒドロシリル化により炭素−ケイ素結合を形成可能なイソシアヌル酸化合物(D)を含む、請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
  3. 前記ラダー型シルセスキオキサン(A)が液体である、請求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 前記ラダー型シルセスキオキサン(A)が、下記式(L)
    Figure 2012111875
    [式(L)において、pは1以上の整数である。各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、ハロゲン原子、又は、下記式(1)
    Figure 2012111875
    (式(1)中の各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、又は、ハロゲン原子である。)
    で表される基である。]
    で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/若しくは側鎖のRの少なくとも1つが脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基であるビニル型ラダーシルセスキオキサン、又は、上記式(L)で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/若しくは側鎖のRの少なくとも1つが水素原子若しくはSi−H結合を有する基であるSi−H型ラダーシルセスキオキサンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンが、式(L)における脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基以外のRが、同一又は異なって、C 1-20 アルキル基、又は、C 6-14 アリール基である請求項4に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンの分子量が100〜80万である請求項4又は5に記載の硬化性樹脂組成物。
  7. 前記ビニル型ラダーシルセスキオキサン中の脂肪族炭素−炭素二重結合の含有量が0.0010〜0.0040mmol/gである請求項4〜6のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  8. 前記ビニル型ラダーシルセスキオキサンに含まれる脂肪族炭素−炭素二重結合の重量基準での割合が、ビニル基換算で3.0〜9.0%である請求項4〜7のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  9. 前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンが、式(L)における水素原子及びSi−H結合を有する基以外のRが、同一又は異なって、C 1-20 アルキル基、C 2-20 アルケニル基、又は、C 6-14 アリール基である請求項4〜8のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  10. 前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンの分子量が100〜80万である請求項4〜9のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  11. 前記Si−H型ラダーシルセスキオキサン中のSi−H結合の含有量が0.0001〜0.005mmol/gである請求項4〜10のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  12. 前記Si−H型ラダーシルセスキオキサンに含まれるSi−H基の重量基準での割合が0.01〜0.30%である請求項4〜11のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  13. 前記直鎖ポリシロキサン(B)が、下記式(6)
    Figure 2012111875
    [式(6)において各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、ハロゲン原子、又は、下記式(1)
    Figure 2012111875
    (式(1)中の各Rは、同一又は異なって、水素原子、置換若しくは無置換の炭化水素基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アミノ基若しくは置換アミノ基、エポキシ基、又は、ハロゲン原子である。)
    で表される基である。但し、Rのうち少なくとも1つは、脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基又は水素原子である。qは1以上の整数である。]
    で表される直鎖ポリシロキサンである請求項1〜12のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  14. 前記直鎖ポリシロキサン(B)が、式(6)における脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基及び水素原子以外のRが、それぞれ、C 1-10 アルキル基である請求項13に記載の硬化性樹脂組成物。
  15. 前記イソシアヌル酸化合物(D)が、ジアリルイソシアヌル酸又はジアリルC 1-10 アルキルイソシアヌル酸である請求項2〜14のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  16. 前記ラダー型シルセスキオキサン(A)の含有量が45〜98重量%である請求項1〜15のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  17. 前記ラダー型シルセスキオキサン(A)100重量部に対して、前記直鎖ポリシロキサン(B)が3〜200重量部である請求項1〜16のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を含む光半導体用封止剤。
  19. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
  20. 請求項19記載の硬化物を含むLED。
  21. 請求項20記載のLEDを含む光半導体装置。
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