JP2012111579A - エレベータ異常音診断システム - Google Patents

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政和 金
Tomonori Kyoie
朝紀 京家
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Abstract

【課題】 本発明は、エレベータ機器の異常音を確実に検知することができるエレベータ異常音診断システムを提供する。
【解決手段】 本発明は上記目的を達成するために、かご上に設けられた集音装置4によって集音された音声データによりエレベータ機器の異常音を検出するエレベータの異常音診断システムにおいて、集音装置4は、エレベータの動作状態を監視する監視装置10が発信するエレベータ機器を動作させるための制御信号と同期して、エレベータ機器が発生する音を集音する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ機器の異常音を検知するに好適なエレベータ異常音診断システムに関する。
エレベータは複数の摺動部を有しており、かごの昇降やドアの開閉を繰り返し行っているため、摺動部の油切れや変形、異物が挟まることにより異常音を発生することがある。特にドアの開端部は、開閉動作によりドアレールの油かすが溜まりやすいため、異常音が発生しやすくなっている。
従来は、エレベータに異常音が発生すると、エレベータの利用者や管理者より通報を受け、技術員が現地に赴いて対応していた。
また、通報した利用者や管理者に専門知識が無い場合、事前情報が乏しく、現地で作業を始めるまで異常原因を推定しにくいことがある。更に利用者や管理人の記憶が曖昧であったり、当人が不在であったりする場合には、実際にエレベータを動かして異常音を見つけることから始めなければならず、対応に時間を要していた。
そこで従来は、エレベータかご内のインターホンを利用し、ドア開閉音の異常を電話回線を通じた遠隔監視装置から確認する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、エレベータかご内及びかご上に集音計を設置し、エレベータ運行状況に応じ、集音されたかご内音及びかご上音を比較することでエレベータの異常音を検知する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開平10−203745号公報 特開2001−278562号公報
特許文献1記載の技術並びに特許文献2記載の技術では、乗客の会話や足音などのノイズにより誤検知するという問題があった。
本発明は上記の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、エレベータ機器の異常音を確実に検知することができるエレベータ異常音診断システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベータの動作状態を監視する監視装置が発信するエレベータ機器を動作させるための制御信号と同期して、エレベータ機器が発生する音声をかご上に設けられた集音装置により集音する。これにより、異常音が発生しやすい動作状態で集音することができるので、異常音を確実に検知できる。
上記のような本発明の一態様として、かご上に設けられた集音装置によって集音された音声データによりエレベータ機器の異常音を検出するエレベータの異常音診断システムにおいて、前記集音装置は、エレベータの動作状態を監視する監視装置が発信する前記エレベータ機器を動作させるための制御信号と同期して、前記エレベータ機器が発生する音を集音する。本態様によれば、監視装置の制御信号に同期して集音することにより、異常音が発生しやすい動作状態で集音することができる。これにより、ドアの異常音を確実に検知できる。
また、上記一態様において、集音装置をかごに設けられるドアのドア開端部近傍に設置しても良い。これにより、ドア部の異常音を確実に検知することができる。
また、上記一態様において、監視装置が発信する制御信号によりかごに設けられたドアを開閉動作させ、ドアがドア開端部まで開いた時に集音装置によって収集される音声データによってドアの異常音を検知する。これにより、異常音が発生しやすいドア開端部において発生した異常音を確実に検知できる。ここで、集音装置をドア開端部近傍に設置すれば、さらに確実に異常音を検知できる。
本発明によれば、異常音が発生しやすい動作状態で集音することができるので、異常音を確実に検知できる。
本発明の実施形態であるエレベータ異常音診断システムを示すブロック構成図である。 本実施形態におけるかご上インターホンの設置箇所を示す図である。 本実施形態における異常音診断の処理手順を示すフローチャートである。 エレベータ異常音の診断方法の一例を示す図であって、図4aは正常時、図4bは異常時の状態を示している。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベータ異常音診断システムを示すブロック構成図である。本図において、1はエレベータのかご、2はかごに設けられたドア、3はかご内に設けられたインターホン、4はかご上に設けられ、異常音を検出するための集音装置となるインターホン、5はドア2を開閉させる駆動用モータ、6はモータ5を回転駆動してドア2の動作を制御するドア制御装置、7はドア2の開閉移動を案内するための案内レール(ドア用)、8はかご1の上下移動を案内するための案内レール(かご用)、9はエレベータの運転を制御する制御盤、10は制御盤9に接続され、エレベータの状態を監視及び診断し、かつ制御盤9を介してエレベータを走行させることが可能な監視装置、11は電話回線、12は、エレベータが設置される建物から地理的に離れた場所に在る管制センタに設置され、複数の監視装置10(但し、簡単のため†台のみ図示)と電話回線11を介して接続される管制センタ装置、13は監視装置10及び管制センタ装置12と電話回線11を介して接続される営業所用端末である。なお、本実施形態において、かご上のインターホン4は、技術員がかご上で保守点検作業を行う時に管制センタや営業所などの外部と通話するために用いられるが、このインターホン4を集音装置として兼用する。これにより、特別な集音装置を設けることなく、ドア異常音を検出するものである。
図1において、制御盤9はI/F回路(インターフェース回路)9aと制御回路9bを有し、管制センタ装置12はI/F回路12aと制御回路12bを有する。また、同図において、監視装置10は、I/F回路10a,制御回路10b,異常音閾値記憶部10cおよび音声データ記憶部10dを有しており、異常音閾値記憶部10cは音声データが異常か否かを判定するための閾値を記憶し、音声データ記憶部10dはサンプリングした音声データを記憶する。なお、監視装置10はI/F回路10aを介して、かご上インターホン4にサンプリング指令を発信する。
次に、かご上インターホンの設置箇所について図2を参照しながら説明する。図2に示すように、かご上インターホン4は、特に異常音が発生しやすいドア駆動用のモータ5及び案内レール(ドア用)7近傍に設置する。さらに、かご上インターホン4は、図2のような片開きドアにおいては、ドア開端部の付近となるように、すなわち、かご上におけるドア開端部(図2の○を付した箇所)の近傍のかご上角部に設置する。これらのようなかご上インターホンの設置箇所により、ドアの異常音を確実に集音することができるので、異常音診断の確度が向上する。
次に、図1に示した実施形態であるエレベータ異常音診断システムにおける異常音診断処理ついて図3を参照しながら説明する。なお図3は本実施形態における異常音診断の処理手順を示すフローチャートである。図3における処理は、主に監視装置10の制御回路によって実行される。
まず、ステップSl00において、監視装置10が、異常音診断開始指令があるか否かを判定し、指令がある場合はステップS101に進み、指令が無い場合はステップ100を繰り返し実行する。ここで、本実施形態において、異常音診断開始指令は、任意の時刻に自動的に診断開始指令を発行するよう、予め監視装置10に設定している。異常音診断開始指令の自動発行する日時は、任意に設定可能であり、例えば乗客が少ない夜間に設定することで、乗客の会話や足音などのノイズが少ない環境で診断することができ、誤検知を低減することができる。なお、異常音診断開始指令は、予め監視装置10に設定しておく他に、監視センタ装置12あるいは営業所用端末13から電話回線11を介して監視装置10に送信したり、技術員が携帯する携帯端末から送信したりしても良い。
次に、ステップS101において、監視装置10が、制御盤9から送信されるエレベータの動作状態を示す信号によりエレベータの状態が平常状態であるか否かを判定する。本実施形態においては、エレベータにかご呼び及びホール呼びが無い状態が3分以上続いている場合にエレベータを平常状態と判断してステップS102に進み、3分に満たない場合はステップ101を繰り返し実行する。
次に、ステップS102において、監視装置10が、エレベータのかご1の位置が最下階にあるか否かを判定する。かご1が最下階になかったらステップSl03に進み、最下階にあったらステップS104に進む。
ステップS103において、監視装置10が、制御盤9に指令を送信し最下階にかご呼びを作成してかご1を最下階に走行させ、ステップS104に進む。
次に、ステップS104において、監視装置10から制御盤9に指令を送信しドア2を開閉させる。ここで制御盤9は、監視装置10から指令を受信すると、ドア制御装置6にドア開閉指令を送信する。そして、ドア制御装置6は、ドア開閉指令を受信すると、モータ5を回転駆動してドア2を所定の動作パターンで開閉動作させる。この時、監視装置10は、ドア2の開閉動作が終了するまでの音をかご上インターホン4により集音する。監視装置10は、ドア2が開端部まで開く前後各数秒間において集音される音声データをサンプリングし、音声データ記憶部10dに格納し、格納終了後、ステップS105に進む。なお、サンプリング時間(例えば、図4aのx秒)、本実施形態においてはドア2が開端部まで開く前後の各数秒の値は、ドア2の開閉速度に応じて任意に設定できる。このような音声データのサンプリングにより、異常音が発生しやすいドア開端部までドアが開いた時における音声データを取得できるので、ドアの異常音を検知する確度が向上する。
次に、ステップS105において、監視装置10が制御盤9に指令を送信し、現在のかご1の位置より上方階にかご呼びを作成し、かご1を走行させ、ステップSl06に進む。
次に、ステップSl06において、ステップS104と同様に、ドア2を開閉し、ドア2が開端部まで開く前後各数秒間の音声データをサンプリングして音声データ記憶部10dに格納し、その後、ステップS107に進む。
次に、ステップSl07において、監視装置10が現在のかご1の位置が最上階であるか否かを判定する。
最上階にある場合はステップS108に進み、最上階ではない場合は、ステップS105に戻り、かご1の位置が最上階になるまでステップS105及びS106を繰り返し実行する。
次に、ステップS108において、監視装置10は音声データ記憶部10dに格納した各階の音声データが異常音か否かを診断する。ここで、図4にエレベータ異常音の診断方法の一例を示す。図4aに示すように、サンプリングしたドア開端部の前後各数秒間(図4a中のx秒)の音声データと異常音閾値記憶部10cに記憶された閾値とを比較し、図4bにハッチングで示したように、音声データが閾値を越えた場合はドア開閉時異常音検出と診断する。異常音検出の場合はステップSl09に進み、ドア開閉時異常音なしの場合はステップS110に進む。
次にステップS109において、監視装置10は、異常音を検出した階床情報を含む、異常音診断の結果ドア開閉時異常音が検出された旨の情報を、電話回線11を介して管制センタ装置12及び営業所用端末13に通知する。管制センタ装置12あるいは営業所用端末13は、監視装置10からの通知を受けると、保守技術者の携帯端末に点検指示信号を送信する。あるいは、管制センタまたは営業所の担当者が通知を確認後、保守技術者に点検指示を出す。また、ステップS110において、監視装置10は、異常音診断の結果ドア開閉時異常音が検出されなかった旨の情報を、電話回線11を介して管制センタ装置12及び営業所用端末13に通知する。
以上で、エレベータ異常音診断システムはドア異常音診断の処理を終了する。
上述したように、実施形態によれば、監視装置からの制御信号によりかごやドアなどのエレベータ機器を動作させながら、すなわちこの制御信号に同期して、かご上に設けられた集音装置であるインターホンによりエレベータ機器から発生する音を集音するので、異常音が発生しやすい動作状態で集音することができる。従って、異常音を検出する確度または精度が向上し、ノイズなどによる誤検知が低減できる。また、本実施形態においてはインターホンをかご上においてドア駆動用のモータおよびドア用の案内レールの近傍やドア開端部の近傍に設けたが、このようにエレベータ機器における異常音が発生しやすい箇所の近傍で発生音を集音することにより、異常音をさらに正確に検知することができる。
なお、上述した実施形態に限らず、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の実施形態が可能である。例えば、集音装置としては、インターホンの他、専用のマイクを用いても良い。また、集音装置の設置位置をかご上の案内レール(かご用)の近傍として、案内レール(かご用)との摺動部から発生する異常音を検出するようにしても良い。さらに、かご上における集音装置の位置を変更できるようにして、集音対象の部位を変更できるようにしても良い。
1 かご
2 ドア
3 インターホン
4 インターホン
5 モータ
6 ドア制御装置
7 案内レール(ドア用)
8 案内レール(かご用)
9 制御盤
9a I/F回路
9b 制御回路
10 監視装置
10a I/F回路
10b 制御回路
10c 異常音開催記憶部
10d 音声データ記憶部
11 電話回線
12 管制センタ装置
12a I/F回路
12b 制御回路
13 営業所用端末

Claims (4)

  1. かご上に設けられた集音装置によって集音された音声データによりエレベータ機器の異常音を検出するエレベータの異常音診断システムにおいて、
    前記集音装置は、エレベータの動作状態を監視する監視装置が発信する前記エレベータ機器を動作させるための制御信号と同期して、前記エレベータ機器が発生する音声を集音することを特徴とするエレベータの異常音診断システム。
  2. 請求項1記載のエレベータの異常音診断システムにおいて、前記集音装置は、前記かごに設けられるドアのドア開端部近傍に設置されることを特徴とするエレベータの異常音診断システム。
  3. 請求項1記載のエレベータの異常音診断システムにおいて、前記監視装置が発信する前記制御信号により前記かごに設けられたドアを開閉動作させ、前記ドアがドア開端部まで開いた時に前記集音装置によって収集される音声データによって前記ドアの異常音を検出することを特徴とするエレベータの異常音診断システム。
  4. 請求項3記載のエレベータの異常音診断システムにおいて、前記集音装置は、前記ドア開端部近傍に設置されることを特徴とするエレベータの異常音診断システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014114111A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Hitachi Ltd 異常診断機能を有するエレベータ

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