JP2012111514A - 包装袋および充填体ならびに充填体の製造方法 - Google Patents
包装袋および充填体ならびに充填体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012111514A JP2012111514A JP2010261953A JP2010261953A JP2012111514A JP 2012111514 A JP2012111514 A JP 2012111514A JP 2010261953 A JP2010261953 A JP 2010261953A JP 2010261953 A JP2010261953 A JP 2010261953A JP 2012111514 A JP2012111514 A JP 2012111514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- horizontal
- film
- vertical
- filling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Abstract
【解決手段】対抗してなるヒートシール性フィルムのヒートシール面に、帯状の縦シールおよび帯状の第一横シールが形成され、かつ、前記第一横シール部と縦シールの一部に、帯状部に前記縦シールと横シールとを交差する角シール部が連設された第二横シールが形成されたことを特徴とする、包装袋である。前記角シール部により大容量の包装体の角部に発生しやすいシール不良を、効率的に回避することができる。
【選択図】 なし
Description
また、このような包装袋に内容物を充填した充填体を提供することを目的とする。
更に、このような充填体や無菌充填体を効率的に製造しうる製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記包装袋に内容物が充填された、充填体を提供するものである。
本発明によれば、ピンホールやシワを防止できるため、無菌充填体を安定して製造することができる。
また、本発明の第三は、連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールして筒状フィルムを形成する工程と、前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、充填体の製造方法、本発明の第四は、無菌状態に維持されるべき領域内に、連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールおよび仕切りシールを形成して筒状フィルムを形成する工程と、前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、無菌充填体の製造方法である。以下、本発明を図面を用いて説明する。
本発明の包装袋は、対抗してなるヒートシール性フィルムのヒートシール面に、帯状の縦シールおよび帯状の第一横シールが形成され、かつ、前記第一横シール部と縦シールの一部に、帯状部に前記縦シールと横シールとを交差する角シール部が連設された第二横シールが形成されたことを特徴とする。縦シールと横シールとによって四方を熱シールしてなる大容量の包装袋は、幅広の原反を使用して製造する必要があり、横シールの際にシワが発生しやすい。このような横シールの際に発生するシワは、縦シールによって移動が制限される縦シールと横シールとが交差する位置に発生しやすいことが判明した。本発明によれば、横シールの際にこのようなシワが発生した場合でも、角シール部を有する第二横シールによってシワが熱シールされるため、包装袋からシワを消滅させることができる。
図2に第一横シール(5)と第二横シール(9)との関係を示す。
本発明において、第一横シール(5)は、縦シール(3)を含むフィルム幅にわたる帯状シール部であり、包装袋の底部シールおよび上部シールを構成する。縦シール(3)と第一横シール(5)とはともに帯状であり、略直角に交差する。本発明では、前記第一横シール(5)と縦シール(3)の一部に、第二横シール(9)を形成する。
本発明の包装袋は、内容量が1〜15kg、より好ましくは2〜10kgの大型包装袋を対象とするが、サイズの選択が容易であり、3kg用、5kg用、7kg用などに調整することができる。このため、内容物の使い残しを低減することができる。
本発明の充填体は、上記包装袋に内容物が充填されかつ密封された充填体である。
充填する内容物は特に限定されないが、流動性のある食品や医薬品などの保存などに好適である。例えば、ソフトクリーム原料、トマトソース、トマトペースト、マヨネーズ、調理済みカレールーやシチューやシチュー、医薬品などを例示することができる。また、本発明の充填体が無菌充填装置を使用して製造される場合には、変質しやすい内容物場合でも、内容物の保持性に優れる充填体となる。
本発明の包装袋および充填体の製造方法に限定はなく、いずれの方法で製造してもよいが、本発明の第三によって製造することができる。すなわち、連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールして筒状フィルムを形成する工程と、前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、充填体の製造方法である。
本発明では、更に無菌充填体を製造することもできる。すなわち、本発明の第四は、無菌状態に維持されるべき領域内に、連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールおよび仕切りシールを形成して筒状フィルムを形成する工程と、前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、無菌充填体の製造方法である。
縦型充填包装装置によって大量の内容物を包装体に充填する場合、横シールロールによって横シールを行うと、シール圧着時間が瞬間的であるため完全密封が困難で、シール強度が不足する場合がある。このため、不活性ガス充填装置や脱酸素剤封入包装では、均一な圧力で横シールできるシール強度の高いボックスモーション型が必要になる。しかしながら、ボックスモーション型は、横シーラが上下機構と開閉機構とによってボックス状に複雑に動くため、無菌充填ゾーン内に配置することが困難である。このため、ボックスモーション型の横シールは、無菌充填ゾーンを出てから行われることが一般的であり、第一横シールの際にシワが発生すると、内容物や充填ノズルを含む充填包装装置が汚染される恐れがあった。本発明では、無菌充填ゾーンで横シールロールを使用して第一横シールを行うことができる。第一横シールについで、無菌充填ゾーンを出てからボックスモーション型の第二横シール装置(90)によって第二横シールを行うことで、高いシール強度を確保することができる。
3・・・縦シール、
5・・・第一横シール
7・・・充填部、
9・・・第二横シール、
9a・・・第二横シールの帯状部、
9b・・・第二横シールの角シール部、
10・・・第一横シール装置、
13・・・第一横シールロール、
15・・・間隙調整材、
25・・・折り返しローラ、
30・・・充填機構、
36・・・供給管、
40・・・縦シール装置
43・・・縦シールロール、
45・・・縦シール、
50・・・絞りロール、
60・・・フィルム、
70・・・切断装置、
80・・・充填包装体、
90・・・第二横シール装置、
93・・・横シーラ、
95・・・カッター、
100・・・無菌充填包装装置、
120・・・原反供給領域、
121・・・フィルムロール、
130・・・フィルム殺菌領域、
133・・・殺菌液槽、
140・・・無菌領域(無菌状態に維持されるべき領域)、
141・・・温風ノズル、
143・・・冷風ノズル、
145・・・折り返しローラ、
150・・・製品排出領域
Claims (5)
- 対抗してなるヒートシール性フィルムのヒートシール面に、帯状の縦シールおよび帯状の第一横シールが形成され、かつ、
前記第一横シール部と縦シールの一部に、帯状部に前記縦シールと横シールとを交差する角シール部が連設された第二横シールが形成されたことを特徴とする、包装袋。 - 前記第二横シールの帯状部は、第一横シールのシール幅よりも狭いことを特徴とする、請求項1記載の包装袋。
- 請求項1または請求項2記載の包装袋に内容物が充填された、充填体。
- 連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールして筒状フィルムを形成する工程と、
前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、
前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、
帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、充填体の製造方法。 - 無菌状態に維持されるべき領域内に、連続移送されるヒートシール性フィルムを、縦シール用および仕切りシール用のシール部が形成された1対の縦シールロールで縦シールおよび仕切りシールを形成して筒状フィルムを形成する工程と、
前記フィルムを送りつつ筒状フィルムの底部側および開口側となる箇所をフィルムの幅方向に沿って第一横シールする工程と、
前記筒状フィルムに内容物を充填する工程と、
帯状シール部と前記帯状シール部の両端に角シール部が形成された一対のシール板で前記第一横シール部と縦シール部の一部とを加圧および加熱し、第二横シールを形成することを特徴とする、無菌充填体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010261953A JP5760404B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 包装袋および充填体、充填体の製造方法ならびに無菌充填体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010261953A JP5760404B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 包装袋および充填体、充填体の製造方法ならびに無菌充填体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012111514A true JP2012111514A (ja) | 2012-06-14 |
JP5760404B2 JP5760404B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=46496173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010261953A Active JP5760404B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 包装袋および充填体、充填体の製造方法ならびに無菌充填体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5760404B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017202830A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社タイキ | 包装袋及び包装袋の製造方法 |
JP2021050029A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 兼松株式会社 | 液状物封入パウチ |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5691202U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-21 | ||
JP2512608Y2 (ja) * | 1990-02-06 | 1996-10-02 | 光雄 今村 | 自動包装機用縦シ―ル装置 |
US6053635A (en) * | 1999-04-26 | 2000-04-25 | Pac One, Inc. | Reclosable pouch with reinforced handle |
JP2000185743A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-07-04 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用内袋 |
JP2001240007A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Nippon Seiki Co Ltd | 充填包装機におけるフィルム折返し案内装置 |
JP2003267301A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 自動充填包装装置 |
US20090094944A1 (en) * | 2007-10-12 | 2009-04-16 | Friedrich Steven G | Product Package |
-
2010
- 2010-11-25 JP JP2010261953A patent/JP5760404B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5691202U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-21 | ||
JP2512608Y2 (ja) * | 1990-02-06 | 1996-10-02 | 光雄 今村 | 自動包装機用縦シ―ル装置 |
JP2000185743A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-07-04 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用内袋 |
US6053635A (en) * | 1999-04-26 | 2000-04-25 | Pac One, Inc. | Reclosable pouch with reinforced handle |
JP2001240007A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Nippon Seiki Co Ltd | 充填包装機におけるフィルム折返し案内装置 |
JP2003267301A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 自動充填包装装置 |
US20090094944A1 (en) * | 2007-10-12 | 2009-04-16 | Friedrich Steven G | Product Package |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017202830A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社タイキ | 包装袋及び包装袋の製造方法 |
JP2021050029A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 兼松株式会社 | 液状物封入パウチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5760404B2 (ja) | 2015-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9428289B2 (en) | Method and apparatus for making medium-filled packages | |
JP4753875B2 (ja) | ピロー包装袋、ピロー型包装体、およびピロー包装機用ヒートシールバー並びにピロー包装機 | |
RU2476323C2 (ru) | Усовершенствованный способ и устройство для изготовления плоскодонного пакета типа подушечки | |
WO2018225422A1 (ja) | 縦型製袋充填包装機、内容物入りフィルム包装袋の製造方法 | |
US11260997B2 (en) | Vertical bag-making/filling machine and method for producing content-filled film packaging bag | |
WO2006038700A1 (ja) | 充填包装体 | |
JP2014526990A (ja) | 平底パッケージを作るための改良された方法および装置 | |
JP5760404B2 (ja) | 包装袋および充填体、充填体の製造方法ならびに無菌充填体の製造方法 | |
JP5640385B2 (ja) | 空気充填部付き包装袋および空気充填部付き充填体の製造方法 | |
JP5615534B2 (ja) | 第二横シール装置、二段階横シール装置、充填包装装置および無菌充填包装装置 | |
JP2003276098A (ja) | 包装袋の製造方法及びその装置 | |
JP5264573B2 (ja) | 易開封加工装置、製袋充填方法および製袋充填装置 | |
JP2012166841A (ja) | 包装方法およびその装置 | |
WO2003097461A1 (fr) | Procede de fabrication et de remplissage de sac au moyen d'un film double | |
JP5699324B2 (ja) | 注出口形成シール付き包装袋、充填体および充填体の製造方法 | |
JP3822002B2 (ja) | 流動物の充填包装装置 | |
JP5393257B2 (ja) | 横シール装置、充填包装機および無菌充填機 | |
JP2015063329A (ja) | インフレーションフィルムを用いた縦型充填包装機、および内容物入りフィルム包装袋の製造方法 | |
WO2023149228A1 (ja) | 縦型製袋充填包装機、内容物入りフィルム包装袋の製造方法、内容物入りフィルム包装袋 | |
JPH10211901A (ja) | 口栓付き袋の製袋方法及び製袋充填方法 | |
JP7403378B2 (ja) | 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋 | |
JP7182351B2 (ja) | スタンディングパウチ及びその製造方法 | |
JP2006193175A (ja) | 固形物を含有する粘性流動体の充填・密封方法 | |
JP2020175914A (ja) | 複数列縦型充填包装機および複数列充填包装方法 | |
JP2022041082A (ja) | 包装用フィルムの超音波シール方法および包装機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140422 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150216 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5760404 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |