JP2012111285A - 車両用ドアフレーム及び車両用ドアフレームの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用ドアフレームは、長尺状の部材であって、その長手方向に対して直交する方向に湾曲するとともに車両後方に突出してなる中空部141と、中空部141から車幅方向外側に延びるとともに対向する面同士が当接する重合部142とを一体として有するフレーム部材40を備える。重合部142を構成する後側の部位である第2平面部147が車幅方向に分断され、中空部141により区画される面であって長手方向に対して直交する面Sの面積が下方ほど小さくされるとともに、車幅方向におけるフレーム部材40の幅Wが下方ほど大きくされる。
【選択図】図3
Description
この点、上記構成によれば、重合部を構成する車両前側の部位と車両後側の部位とが互いに固定され、この固定される部位よりも車幅方向内側にて中空部の突出方向前方に位置する部位が分断される。従って、分断部よりも車幅方向外側の部位が互いに離間することを抑制することができるようになる。
この点、上記方法によれば、まずは第4工程により、重合部を構成する車両前側の部位と車両後側の部位とが互いに固定され、その後の第2工程により、この固定部よりも車幅方向内側にて車両後側の部位が分断される。従って、分断部よりも車幅方向外側の部位が互いに離間することを抑制することができるようになる。
本実施形態のフレーム部材40の製造方法は、大きくは、曲げ加工工程、溶接工程、スリット形成工程、及びプレス加工工程からなる。
図3(a)に示すように、曲げ加工工程直後のフレーム部材40は、長手方向におけるいずれの位置においても同一の構造を有している。具体的には、フレーム部材40は、前外方から後内方に向けて、すなわち図中L方向に向けて延びる略平面状の第1平面部43、第1平面部43の内側端から屈曲して後方に延びる内側壁部44、及び内側壁部44の後側端から屈曲して外方に延びる後側壁部45、後側壁部45の外側端から屈曲して前方に延びる外側壁部46を有している。ここで、外側壁部46の前側端は、L方向における第1平面部43の略中央位置において第1平面部43の後端面に当接している。また、外側壁部46は、前側部分が内側に凹設されており、その外側面に図示しないガラスランが取り付けられるようになっている。これら第1平面部43、内側壁部44、後側壁部45、外側壁部46によって、内部に中空空間の形成される中空部41が構成される。
溶接工程後に行なわれるスリット加工工程によって重合部142を構成する第2平面部147を車幅方向に分断すると、この分断部よりも外側の部位、すなわち重合部側の部位147aと第1平面部143とが互いに離間するおそれがある。
(1)本実施形態では、重合部142を構成する後側の部位である第2平面部147が車幅方向に分断され、中空部141により区画される面であって長手方向に対して直交する面Sの面積が下方ほど小さくされるとともに、車幅方向におけるフレーム部材40の幅Wが下方ほど大きくされるものとしている。このように、重合部142を構成する第2平面部147が車幅方向に分断されるものとすることで、上記面Sの面積を下方ほど小さくするとともに、車幅方向におけるフレーム部材40の幅Wを下方ほど好適に大きくすることが可能となる。これにより、フレーム部材40の断面2次モーメントが下方ほど大きくなる。従って、板材の切断加工を行なうことなく、フレーム部材40の断面2次モーメントの長手方向における分布を適正なものとすることができるようになる。
・上記実施形態では、長手方向におけるフレーム部材40とドア本体2との連結位置において、中空部141を構成する内側壁部144の全体と外側壁部146の全体とが互いに当接するものについて例示したが、これに代えて、当該連結位置において、中空部を構成する車幅方向内側の部位と車幅方向外側の部位とが部分的に当接するものや、これら部位同士が当接しないものとすることもできる。これらの場合であっても、鉛直方向下方ほど、中空部により区画される上記面Sの面積が小さくされるとともに、車幅方向におけるフレーム部材の幅Wが大きくされるものを具現化することはできる。
・上記実施形態によるように、重合部を構成する車両前側の部位と車両後側の部位とを互いに固定することが望ましい。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、重合部を構成する各部位を互いに固定しないようにすることもできる。
Claims (8)
- 長尺状の部材であって、その長手方向に対して直交する方向に湾曲するとともに車両後方及び車両前方のいずれか一方に突出してなる中空部と、同中空部から車幅方向外側に延びるとともに対向する面同士が当接する重合部とを一体として有するフレーム部材を備える車両用ドアフレームであって、
前記重合部を構成する部位であって前記中空部の突出方向前方に位置する部位が車幅方向に分断され、鉛直方向下方ほど、前記中空部により区画される面であって長手方向に対して直交する面の面積が小さくされるとともに、車幅方向における同フレーム部材の幅が大きくされてなる
ことを特徴とする車両用ドアフレーム。 - 請求項1に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記フレーム部材は、一枚の板材から形成される長尺状の部材であって、
前記中空部は、長手方向に対して直交する方向に前記板材が曲げ返されてなり、
前記重合部は、前記中空部から車幅方向外側に延びるとともに前記板材の対向する面同士が当接してなる
ことを特徴とする車両用ドアフレーム。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記重合部には車幅方向の所定位置において同重合部を構成する車両前側の部位と車両後側の部位とが互いに固定され、
前記重合部は当該固定される部位よりも車幅方向内側にて分断されてなる
ことを特徴とする車両用ドアフレーム。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記中空部は、長手方向における前記フレーム部材とドア本体との連結位置において、同中空部を構成する車幅方向内側の部位と車幅方向外側の部位とが互いに当接してなる
ことを特徴とする車両用ドアフレーム。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記ドアフレームはドアミラーが取り付けられるドアに適用されて前記ドアミラーを前記ドアに取り付けるためのブラケットを備え、
前記重合部を構成する車両後側の部位は長手方向において前記ブラケットが配設される範囲内にて車幅方向に分断され、
前記ブラケットは、前記中空部に対向する面が、長手方向における前記中空部の突出態様に応じて徐変されてなる
ことを特徴とする車両用ドアフレーム。 - 長尺状のフレーム部材を形成する工程であって、その長手方向に対して直交する方向に湾曲するとともに車両後方及び車両前方のいずれか一方に突出する中空部と、同中空部から車幅方向外側に延びるとともに対向する面同士が当接する重合部とを一体として有するフレーム部材を形成する第1工程と、
前記重合部を構成する部位であって前記中空部の突出方向前方に位置する部位を車幅方向に分断するスリットを形成する第2工程と、
鉛直方向下方ほど、前記中空部により区画される面であって長手方向に対して直交する面の面積を小さくするとともに、車幅方向における同フレーム部材の幅を大きくするように前記中空部をプレス加工する第3工程と、
を備える車両用ドアフレームの製造方法。 - 請求項6に記載の車両用ドアフレームの製造方法において、
前記第1工程は、長尺状のフレーム部材を曲げ加工により一枚の板材から形成する工程であって、その長手方向に対して直交する方向に前記板材が曲げ返されて車両後方及び車両前方のいずれか一方に突出する中空部と、同中空部から車幅方向外側に延びて前記板材の対向する面同士が当接する重合部とを有するフレーム部材を形成する
を備える車両用ドアフレームの製造方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の車両用ドアフレームの製造方法において、
前記第2工程に先立ち、前記重合部の車幅方向の所定位置において同重合部を構成する車両前側の部位と車両後側の部位とを互いに溶接する第4工程を更に備え、
前記第2工程では、前記所定位置よりも車幅方向内側に前記スリットを形成する
ことを特徴とする車両用ドアフレームの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6212522U (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-26 | ||
JPH04151328A (ja) * | 1990-01-05 | 1992-05-25 | Emar Co Sarl | 自動車ドア用フレーム及びそのフレームを含む自動車ドア |
JPH07329572A (ja) * | 1994-06-08 | 1995-12-19 | Sankei Giken Kogyo Kk | 自動車のサイドドア |
JP2006007852A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Aisin Seiki Co Ltd | ドアフレーム |
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