JP2012109967A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力モードに移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にする通信装置を提供する。
【解決手段】印刷装置100は、いずれの通信速度で通信すべきかをLAN制御部103に指示する制御部102を有し、制御部102へ電力を供給する電力モードから制御部102へ電力を供給しない電力モードへ移行させると判定した場合、制御部102は通信速度を低下させるための指示をLAN制御部103に行い、電源部105は速度を低下させるための指示が行われた後に制御部102への電力供給を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置に関する。
従来から、通信装置がLAN等のネットワークを介して他の通信装置と通信を行うために、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card(以下、NIC))を用いることが知られている。NICは、通信装置に例えばバス等を介して接続される基板であり、ネットワークケーブルを介して通信装置を他の通信装置を接続するための機能を提供する。
なお、ネットワークに関する代表的な規格として、イーサネット(登録商標)が知られている。そしてイーサネット(登録商標)における通信規格として、データ転送速度が10Mbpsの10BASE−Tや、データ転送速度が100Mbpsの100BASE−TXが知られている。また近年では、データ転送速度が1000Mbpsの1000BASE−Tも知られている。
そして、近年は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbps等の複数の通信速度にて通信可能なNICが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、通信装置には、消費電力の低減が求められている。通信装置が消費する消費電力を低減するには、装置の一部が動作していないときには、その部分に対する電力の供給を遮断する省電力モードとすれば良い。
ただし、通信装置は、省電力モードにおいて、省電力モードから復帰する要因を検出することができなければ省電力モードから通常の電力モードに復帰することができない。
そこで、通信装置は、装置の消費電力を低減させる省電力モードにて動作するときに、省電力モードから復帰する要因を検出する部分には電力を供給し、他の部分には電力を供給しないようにするのが望ましい。
特開2001−154763号公報
特許文献1のNICは、通信装置が省電力モードで動作する時に通信速度を低速にすることで、NICの消費電力を低減することができる。
しかし、通信装置は、省電力モードにて動作するときに、省電力モードから復帰する要因を検出する部分を除く他の部分には電力を供給しないようにするのが望ましいのであるが、特許文献1のNICはそのような構成ではない。
具体的には、特許文献1のNICは、省電力モードにおいて、省電力モードから復帰する要因を検出する部分を除く他の部分にまで電力が供給されている。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、省電力モードに移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にする通信装置を提供することにある。更に、本発明は、省電力モードにおいては通信速度を低速にするための指示をする部分への電力供給を遮断することで省電力化を実現する通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段であって、複数の通信速度のうちいずれかの通信速度にて通信可能な通信手段を接続する通信装置であって前記通信装置を通常電力モードから前記通常電力モードより消費電力が小さい省電力モードに移行させるか否かを判定するとともに、前記通信手段の通信速度に関する指示を前記通信手段に与える制御手段と、前記制御手段へ電力を供給する電力供給手段とを有し、前記制御手段は、前記通信装置を前記通常電力モードから前記省電力モードに移行させると判定した場合、前記通信手段の通信速度を低くするように前記通信手段に指示を行った後に前記制御手段への電力供給を停止する指示を前記電力供給手段に与え、前記電力供給手段は、前記停止する指示を前記制御手段から受信したことに応じて前記制御手段への電力供給を停止することを特徴とする。
本発明によれば、省電力モードに移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にする通信装置を提供することができる。更に、本発明によれば、省電力モードにおいては通信速度を低速にするための指示をする部分への電力供給を遮断することで省電力化を実現する通信装置を提供することができる。
第1実施形態の印刷装置100の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の印刷装置100の動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の印刷装置100の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の印刷装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の印刷装置100の構成を示すブロック図である。
図1において、印刷装置100は、画像を用紙に印刷処理する印刷部101、印刷装置100の全体を制御する制御部102、LAN(Local Area Network)を介して他の通信装置と通信するためのLAN制御部103を有する。また、印刷装置100は、印刷装置100を動作させるための各種の情報を印刷装置の操作者に入力させるための操作部104、印刷装置100の各部に電力を供給する電源部105を有する。また、印刷装置100は、印刷部101、制御部102、LAN制御部103、操作部104の間でデータの送受信を行うための内部バス106を有する。
以下、印刷装置100を構成する各部について、より詳細に説明する。
(LAN制御部103)
LAN制御部103は、スイッチングハブ113を介して他の通信装置112と通信することができる。第1実施形態におけるLAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能である。
ここで、スイッチングハブ113は、ネットワークの中継機器であり、印刷装置100から送られてきたデータを解析してあて先を検出し、送り先の端末(例えば、通信装置112)にしかデータを送信しないようにすることができる。また、スイッチングハブ113は、通信装置112から送られてきたデータを解析してあて先を検出し、送り先の端末(例えば、印刷装置100)にしかデータを送信しないようにすることもできる。なお、スイッチングハブ113は、あて先を解析するために一時的にデータを蓄えるため、速度の違うネットワーク同士を接続することも可能である。例えば、通信装置112が1000Mbpsの通信速度でしか通信できない装置である場合に、スイッチングハブ113は、印刷装置100が10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsのいずれの通信速度でも通信できるようにすることができる。ただし、LAN制御部103は、通常は、通信先の装置と印刷装置100との双方が通信可能な通信速度のうち最高速度のものを用いて通信を行うように設定する。例えば、通信装置112が通信可能な最高速度が1000Mbpsである場合は、1000Mbpsにて通信するよう設定する。このとき、LAN制御部103は、通信装置112から通信可能な最高速度が1000Mbpsであることを示す情報を受信することで1000Mbpsにて通信するよう設定する。
また、LAN制御部103は、通信装置112等の他の通信装置から、印刷データ以外にも種々のデータを受信する。例えば、他の通信装置から印刷装置100の動作状態(電力モード、印刷データの処理状況等)を問い合わせるステータス要求を受信することもある。そして、LAN制御部103はステータス要求、印刷データを含む各種のデータを受信すると、内部バス106を介して制御部102へ転送する。
(制御部102)
制御部102は、印刷装置100の全体を制御するためのものであり、内部バス106を介して印刷部101、LAN制御部103、操作部104にコマンドを送信することで各部を制御する。
また、制御部102は、LAN制御部103を介して通信装置112等から送信される印刷データを受信するとともに受信した印刷データの解析を行う。そして、制御部102は、印刷データを解析して印刷部101にて印刷可能な画像データに変換するとともに、画像データを印刷部101へ転送する。一方、制御部102は、LAN制御部103を介して通信装置112等から受信したデータがステータス要求であれば、印刷装置100の各部の動作状態に関する情報をLAN制御部103へ転送する。そして、LAN制御部103は、印刷装置100の動作状態に関する情報を、ステータス要求した通信装置を宛先として送信する。なお、制御部102は、印刷装置100の各部の動作状態に関する情報を保持するためのRAMを有しているものとする。
(印刷部101)
印刷部101は、制御部102から受信した画像データに基づいて印刷処理を実行する。印刷部101が印刷処理をする方法としては、種々の方法が適用できる。例えば、画像データに基づくトナー像を感光ドラム上に形成し、感光ドラム上に形成されたトナー像をシートに転写することで画像を形成する電子写真方式が適用できる。また、例えば、画像データに基づいてシートにインク滴を射出することで、シート上に画像を形成するインクジェット方式が適用できる。なお、印刷部101が印刷処理をするシートは、不図示の給紙カセット等から給紙され、印刷部101に供給されるものとする。
(電源部105)
電源部105は、印刷装置100の各部(印刷部101、制御部102、LAN制御部103、操作部104)へ電力を供給するものである。そして、電源部105には、制御部102から電源遮断信号107が入力され、LAN制御部103から電源供給信号108が入力され、操作部104から電源供給信号109が入力される。
電源部105は、2つの電力供給経路を介して、印刷装置100の各部に電力を供給する。電力供給経路A110は、印刷部101及び制御部102へ電力を供給する経路である。制御部102は、印刷装置100を後述する省電力モードに移行させる場合、電源遮断信号107を電源部105に入力することで、電力供給経路A110から印刷部101及び制御部102への電力供給を遮断させる。
一方、電力供給経路B111は、LAN制御部103及び操作部104へ電力を供給する経路である。電力供給経路B111からLAN制御部103及び操作部104への電力供給は、省電力モードにおいても行われる。
なお、電源部105は、省電力モードにおいて、LAN制御部103からの電源供給信号108を受信すると、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を再開させることで省電力モードを解除する。
また、電源制御部105は、省電力モードにおいて、操作部104からの電源供給信号109を受信すると、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を再開させることで省電力モードを解除する。
(操作部104)
操作部104は、印刷装置100の動作を設定するための操作者による指示を入力するためのものである。操作部104は、印刷装置100が省電力モードとなっている状態で、操作者による指示が入力されると、電源供給信号109を電源部105へ出力する。電源部105は、省電力モード(印刷部101及び制御部102への電力供給を遮断するモード)において電源供給信号109が入力されると、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を再開させる。
次に、図2を用いて印刷装置100の動作を説明する。
なお、図2のフローチャートは、制御部102が、制御部102が備えるROM(不図示)に記憶された制御プログラムを実行することにより行われる動作を示すものである。ただし、ステップS209〜210については、制御部102への電力供給が遮断されている場合に実行される処理である。ステップS209〜210における動作は、LAN制御部103又は操作部104が実行するものである。
印刷装置100は、印刷装置100の電源スイッチ(不図示)がONされることにより外部商用電源(不図示)からの電力を電源部105に供給することで、動作が開始される。なお、電源部105は、電源スイッチがONされた後においては、電力供給経路A110及び電力供給経路B111の双方を介して各部(印刷部101、LAN制御部103及び操作部104)へ電力を供給する。
電源部105から電力供給経路A110を介した電力の供給を受けた制御部102は、ステップS200で、印刷装置100の各部に初期化動作を実行させるための初期化コマンドを、内部バス106を介して送信する。内部バス106を介して制御部102から初期化コマンドを受信した各部(印刷部101、LAN制御部103及び操作部104)は、初期化動作を実行する。
ステップS201で制御部102は、LAN制御部103の通信速度を高速度に設定するよう内部バス106を介してLAN制御部103へ指示する。ここで、LAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能であるので、1000Mbpsに設定するものとする。
ステップS202で制御部102は、制御部102に備えられたタイマーによるカウントを開始させる。
ステップS203で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112等の外部装置から、データを受信したか否かを判定し、データを受信していればステップS204へ進み、そうでなければステップS205へ進む。
ステップS204で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112との外部装置から受信したデータに応じた処理を実行する。
ここで、通信装置112から印刷データを受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信した印刷データを解析して印刷部101にて印刷可能な画像データに変換する。そして、制御部102は、画像データを印刷部101へ転送する。制御部102から画像データを受信した印刷部101は、受信した画像データに基づいてシートに画像を形成する。
また、通信装置112からステータス要求を受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信したステータス要求にて要求されている内容を解釈する。そして、制御部102は、ステータス要求にて要求されている内容が、印刷部101の動作状態に関する情報の送信であれば、印刷部101の動作状態を印刷部101に問合せる。制御部102は、印刷部101から問合せに対する応答を受信すると、受信した内容を通信装置112へ送信するようLAN制御部103へ要求する。
なお、制御部102は、ステップS204の処理を実行した後にステップS202を再び実行するよう制御する。
ステップS205で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対する指示を入力したか否かを判定し、入力があればステップS206へ進み、そうでなければステップS207へ進む。
ステップS206で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対して指示した内容に応じた処理を実行する。なお、制御部102は、ステップS206の処理を実行した後にステップS202を再び実行するよう制御する。
ステップS207で制御部102は、ステップS202でスタートさせたカウンタによるカウント値が一定値を超えたか否かを判定し、一定値を超えればステップS208へ進み、そうでなければステップS202へ戻る。制御部102がこのような判定をするのは、印刷装置100を通常の電力モードから省電力モードへ移行させるためである。通常の電力モードとは、電力供給経路A110及び電力供給経路B111の双方を介して各部(印刷部101、LAN制御部103及び操作部104)へ電力を供給するモードである。一方、省電力モードとは、電力供給経路B111を介してLAN制御部103及び操作部104へ電力を供給するが、電力供給経路A110を介して印刷部101及び制御部102へ電力を供給しないモードである。印刷装置100が一定の時間動作しないような場合に、通常の電力モードから省電力モードに移行させることにより、印刷装置100が消費する電力を低くすることができる。制御部102のカウンタが1分につき1カウントするものである場合、例えば前述した一定値を15と設定しておくことで、15分間に渡って印刷装置100が動作をしないと、通常の電力モードから省電力モードに動作モードが切り替わることとなる。
ステップS208で制御部102は、印刷装置100を省電力モードに移行させるのに先立って、LAN制御部103の通信速度を低速度に設定する。前述したように、LAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能である。ところが、LAN制御部103は、設定された通信速度が高いほど、消費する電力量が多くなる。通常の電力モードにおいては、高速に通信できる方が通信装置112からデータ(例えば、印刷データ)を受信するに要する時間が短くなり、高速化を図ることができる。一方で、省電力モードにおいては、消費する電力量が多くなってしまい省電力化に悪影響を与える。
そこで、ステップS208で制御部102は、LAN制御部103の通信速度を通常の電力モードのための1000Mbpsから省電力モードのための100Mbpsになるよう設定を変更させるよう内部バス106を介してLAN制御部103へ指示する。制御部102から速度変更の指示を受信したLAN制御部103は、通信速度を1000Mbpsから100Mbpsに変更する。
具体的には、LAN制御部103は、制御部102から100Mbpsへの速度変更の指示を受信した場合、スイッチングハブ113に対して現在の通信速度(1000Mbps)による通信リンクを切断するように要求する。LAN制御部103は、スイッチングハブ113との1000Mbpsでの通信リンクが切断されたと判断すると、新たに100Mbpsでの通信リンクを確立するようスイッチングハブ113に要求する。以上の動作により、LAN制御部103とスイッチングハブ113との通信速度は、1000Mbpsから100Mbpsに変更される。
ステップS209で制御部102は、印刷装置100を通常の電力モードから省電力モードに移行させるため、電源遮断信号107を電源部105へ送信する。制御部102から電源遮断信号107を受信した電源部105は、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を停止する。
なお、本実施形態の印刷装置100は、省電力モードにおいて消費する電力を低減するために、印刷装置100の全体を制御する制御部102への電力供給をも遮断するものである。さらに、本実施形態の印刷装置100は、省電力モードにおけるLAN制御部103の通信速度を低減することで消費電力を低減するものである。このように、制御部102の消費電力の低減と、LAN制御部103の消費電力の低減を両立させるために、制御部102は、ステップS208でLAN制御部103の通信速度を変更した後に、ステップS209にて電源遮断信号107を送信するようにしている。例えば、ステップS209をステップS208より先に実行させようとしても、ステップS209にて制御部102への電力供給が遮断されてしまうので、ステップS208を実行することができなくなってしまう。本実施形態のようにすれば、省電力モードにおける制御部102の消費電力の低減と、LAN制御部103の消費電力の低減を両立させることができる。
印刷装置100が省電力モードに移行した後は、省電力モードから通常の電力モードへの復帰させるための条件が整うか否かを判定することとなる。
具体的には、ステップS209でLAN制御部103は、通信装置112等の外部装置から、データを受信した場合はステップS210へ進み、そうでなければステップS211へ進む。
ステップS211でLAN制御部103は、印刷装置100の操作者が操作部104に対する指示を入力した場合はステップS210へ進み、そうでなければステップS209へ進む。
ステップS210でLAN制御部103又は操作部104は、電源供給信号108又は電源供給信号109を電源部105へ送信する。電源供給信号108又は電源供給信号109を受信した電源部105は、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を再開して本フローを終了する。なお、本フローを終了すると新たに本フローが開始される。具体的には、ステップS210にて制御部102への電力要求が再開された後、再びステップS200以降の各処理が実行される。具体的には、制御部102は、省電力モードにて低速(100Mbps)に設定していた通信速度を、通常の電力モードに復帰したことに応じて高速(1000Mbps)に再び戻す(S201)。具体的には、LAN制御部103は、制御部102から1000Mbpsへの速度変更の指示を受信した場合、スイッチングハブ113に対して現在の通信速度(100Mbps)による通信リンクを切断するように要求する。LAN制御部103は、スイッチングハブ113との100Mbpsでの通信リンクが切断されたと判断すると、新たに1000Mbpsでの通信リンクを確立するようスイッチングハブ113に要求する。以上の動作により、LAN制御部103とスイッチングハブ113との通信速度は、100Mbpsから1000Mbpsに変更される。
以上説明したように本実施形態では、通常の電力モードから省電力モードへ移行させると判定した場合、制御部102はLAN制御部103に対して通信速度を低下させるための指示を行う。また、電源部105は制御部102が指示を行った後に制御部102への電力供給を遮断する。
それにより、省電力モードにおいて、省電力モードに移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にする。更に、省電力モードにおいては通信速度を低速にするための指示をする部分への電力供給を遮断することで省電力化を実現することができる。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の印刷装置100の構成を示すブロック図である。
第2実施形態の印刷装置100が、第1実施形態の印刷装置100と異なる点は、クロック供給部301が新たに追加されている点である。クロック供給部301を除く他の部分については、第1実施形態の印刷装置100と同様であるので説明を省略することとする。
(クロック供給部301)
クロック供給部301は、制御部102を動作させるための動作クロックを供給するものである。クロック供給部301は、制御部102から受信するクロック周波数指示信号302に基づいて、周波数の高い第1クロック信号又は周波数の低い第2クロック信号のいずれかを、クロック信号303として制御部102へ供給する。なお、制御部102は、第1クロック信号が供給されているときの消費電力が、第2クロック信号が供給されているときの消費電力より大きくなる。
次に、図4を用いて印刷装置100の動作を説明する。
なお、図4のフローチャートは、制御部102が、制御部102が備えるROM(不図示)に記憶された制御プログラムを実行することにより行われる動作を示すものである。ただし、ステップS417〜419については、制御部102への電力供給が遮断されている場合に実行される処理である。ステップS417〜419における動作は、LAN制御部103又は操作部104が実行するものである。
印刷装置100は、印刷装置100の電源スイッチ(不図示)がONされることにより外部商用電源(不図示)からの電力を電源部105に供給することで、動作が開始される。なお、電源部105は、電源スイッチがONされた後においては、電力供給経路A110及び電力供給経路B111の双方を介して各部(印刷部101、LAN制御部103及び操作部104)へ電力を供給する。
電源部105から電力供給経路A110を介した電力の供給を受けた制御部102は、ステップS400で、印刷装置100の各部に初期化動作を実行させるための初期化コマンドを、内部バス106を介して送信する。内部バス106を介して制御部102から初期化コマンドを受信した各部(印刷部101、LAN制御部103及び操作部104)は、初期化動作を実行する。なお、クロック供給部301は、初期化された状態では、周波数の高い第1クロック信号を制御部102へ供給するものとする。
ステップS401で制御部102は、LAN制御部103の通信速度を高速度に設定するよう内部バス106を介してLAN制御部103へ指示する。ここで、LAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能であるので、1000Mbpsに設定するものとする。
ステップS402で制御部102は、制御部102に備えられたタイマーによるカウントを開始させる。
ステップS403で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112等の外部装置から、データを受信したか否かを判定し、データを受信していればステップS404へ進み、そうでなければステップS405へ進む。
ステップS404で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112との外部装置から受信したデータに応じた処理を実行する。
ここで、通信装置112から印刷データを受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信した印刷データを解析して印刷部101にて印刷可能な画像データに変換する。そして、制御部102は、画像データを印刷部101へ転送する。制御部102から画像データを受信した印刷部101は、受信した画像データに基づいてシートに画像を形成する。
また、通信装置112からステータス要求を受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信したステータス要求にて要求されている内容を解釈する。そして、制御部102は、ステータス要求にて要求されている内容が、印刷部101の動作状態に関する情報の送信であれば、印刷部101の動作状態を印刷部101に問合せる。制御部102は、印刷部101から問合せに対する応答を受信すると、受信した内容を通信装置112へ送信するようLAN制御部103へ要求する。
なお、制御部102は、ステップS404の処理を実行した後にステップS402を再び実行するよう制御する。
ステップS405で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対する指示を入力したか否かを判定し、入力があればステップS406へ進み、そうでなければステップS407へ進む。
ステップS406で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対して指示した内容に応じた処理を実行する。なお、制御部102は、ステップS406の処理を実行した後にステップS402を再び実行するよう制御する。
ステップS407で制御部102は、ステップS202でスタートさせたカウンタによるカウント値が一定値を超えたか否かを判定し、一定値を超えればステップS408へ進み、そうでなければステップS402へ戻る。制御部102がこのような判定をするのは、印刷装置100を通常の電力モードから省電力モード1へ移行させるためである。ここで、通常の電力モードとは、電力供給経路A110及び電力供給経路B111の双方を介して各部へ電力を供給し、かつクロック供給部301が制御部102へ周波数の高い第1クロック信号を供給するモードである。一方、省電力モード1とは、電力供給経路A110及び電力供給経路B111の双方を介して各部へ電力を供給し、かつクロック供給部301が制御部102へ周波数の低い第2クロック信号を供給するモードである。なお、ここでいう各部とは、印刷部101、LAN制御部103及び操作部104である。印刷装置100が一定の時間動作しないような場合に、通常の電力モードから省電力モード1に移行させることにより、印刷装置100が消費する電力を低くすることができる。なお、省電力モード1においては、制御部102に供給されるクロック信号の動作周波数が通常の電力モードよりも低くなるが、制御部102への電力供給が遮断されるわけではない。制御部102のカウンタが1分につき1カウントするものである場合、例えば前述した一定値を15と設定しておくことで、15分間に渡って印刷装置100が動作をしないと、通常の電力モードから省電力モード1に動作モードが切り替わることとなる。
ステップS408で制御部102は、印刷装置100を省電力モードに移行させるのに先立って、LAN制御部103の通信速度を中速度(100Mbps)に設定する。前述したように、LAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能である。ところが、LAN制御部103は、設定された通信速度が高いほど、消費する電力量が多くなる。通常の電力モードにおいては、高速に通信できる方が通信装置112からデータ(例えば、印刷データ)を受信するに要する時間が短くなり、高速化を図ることができる。一方で、省電力モードにおいては、消費する電力量が多くなってしまい省電力化に悪影響を与える。
そこで、ステップS408で制御部102は、LAN制御部103の通信速度を通常の電力モードのための1000Mbpsから省電力モード1のための100Mbpsになるよう設定を変更させるよう内部バス106を介してLAN制御部103へ指示する。制御部102から速度変更の指示を受信したLAN制御部103は、通信速度を1000Mbpsから100Mbpsに変更する。
具体的には、LAN制御部103は、制御部102から100Mbpsへの速度変更の指示を受信した場合、スイッチングハブ113に対して現在の通信速度(1000Mbps)による通信リンクを切断するように要求する。LAN制御部103は、スイッチングハブ113との1000Mbpsでの通信リンクが切断されたと判断すると、新たに100Mbpsでの通信リンクを確立するようスイッチングハブ113に要求する。以上の動作により、LAN制御部103とスイッチングハブ113との通信速度は、1000Mbpsから100Mbpsに変更される。
ステップS409で制御部102は、制御部102の動作クロックを低い周波数に変更するために、クロック周波数指示信号302をクロック供給部301へ送信する。クロック供給部301は、クロック周波数指示信号302を受信すると、制御部102へ供給するクロック信号303を周波数の高い第1クロック信号から周波数の低い第2クロック信号へ変更する。この変更により、制御部102が消費する電力量が減少することとなる。
ステップS410で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112等の外部装置から、データを受信したか否かを判定し、データを受信していればステップS411へ進み、そうでなければステップS412へ進む。
ステップS411で制御部102は、LAN制御部103が通信装置112との外部装置から受信したデータに応じた処理を実行する。
ここで、通信装置112から印刷データを受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信した印刷データを解析して印刷部101にて印刷可能な画像データに変換する。そして、制御部102は、画像データを印刷部101へ転送する。制御部102から画像データを受信した印刷部101は、受信した画像データに基づいてシートに画像を形成する。
また、通信装置112からステータス要求を受信した場合には、以下のような処理を実行する。まず、制御部102は、LAN制御部103を介して受信したステータス要求にて要求されている内容を解釈する。そして、制御部102は、ステータス要求にて要求されている内容が、印刷部101の動作状態に関する情報の送信であれば、印刷部101の動作状態を印刷部101に問合せる。制御部102は、印刷部101から問合せに対する応答を受信すると、受信した内容を通信装置112へ送信するようLAN制御部103へ要求する。
なお、制御部102は、ステップS411の処理を実行した後にステップS402を再び実行するよう制御する。
ステップS412で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対する指示を入力したか否かを判定し、入力があればステップS413へ進み、そうでなければステップS414へ進む。
ステップS413で制御部102は、印刷装置100の操作者が操作部104に対して指示した内容に応じた処理を実行する。なお、制御部102は、ステップS413の処理を実行した後にステップS402を再び実行するよう制御する。
ステップS414で制御部102は、ステップS402でスタートさせたカウンタによるカウント値が一定値を超えたか否かを判定し、一定値を超えればステップS415へ進み、そうでなければステップS410へ戻る。制御部102がこのような判定をするのは、印刷装置100を省電力モード1から省電力モード2へ移行させるためである。省電力モード2とは、電力供給経路B111を介してLAN制御部103及び操作部104へ電力を供給するが、電力供給経路A110を介して印刷部101、制御部102及びクロック供給部301へ電力を供給しないモードである。印刷装置100が一定の時間動作しないような場合に、省電力モード1から省電力モード2に移行させることにより、印刷装置100が消費する電力を更に低くすることができる。制御部102のカウンタが1分につき1カウントするものである場合、例えば前述した一定値を30と設定しておくことで、30分間に渡って印刷装置100が動作をしないと、省電力モード1から省電力モード2に動作モードが切り替わることとなる。
ステップS415で制御部102は、印刷装置100を省電力モード2に移行させるのに先立って、LAN制御部103の通信速度を低速度に設定する。前述したように、LAN制御部103は、10Mbps、100Mbps及び1000Mbpsの3種の速度にて通信が可能である。ところが、LAN制御部103は、設定された通信速度が高いほど、消費する電力量が多くなる。省電力モード1においては、中速に通信できる方が通信装置112からデータ(例えば、印刷データ)を受信するに要する時間が短くなり、ある程度の高速化を図ることができる。一方で、省電力モード2においては、消費する電力量が多くなってしまい省電力化に悪影響を与える。
そこで、ステップS415で制御部102は、LAN制御部103の通信速度を省電力モード1のための100Mbpsから省電力モード2のための10Mbpsになるよう設定を変更させるよう内部バス106を介してLAN制御部103へ指示する。制御部102から速度変更の指示を受信したLAN制御部103は、通信速度を100Mbpsから10Mbpsに変更する。
具体的には、LAN制御部103は、制御部102から10Mbpsへの速度変更の指示を受信した場合、スイッチングハブ113に対して現在の通信速度(100Mbps)による通信リンクを切断するように要求する。LAN制御部103は、スイッチングハブ113との100Mbpsでの通信リンクが切断されたと判断すると、新たに10Mbpsでの通信リンクを確立するようスイッチングハブ113に要求する。以上の動作により、LAN制御部103とスイッチングハブ113との通信速度は、100Mbpsから10Mbpsに変更される。
ステップS416で制御部102は、印刷装置100を省電力モード1から省電力モード2に移行させるため、電源遮断信号107を電源部105へ送信する。制御部102から電源遮断信号107を受信した電源部105は、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を停止する。
なお、本実施形態の印刷装置100は、省電力モード2において消費する電力を省電力モード1より更に低減するために、印刷装置100の全体を制御する制御部102への電力供給をも遮断するものである。さらに、本実施形態の印刷装置100は、省電力モード1及び省電力モード2におけるLAN制御部103の通信速度を通常の電力モードより低減することで消費電力を低減するものである。このように、制御部102の消費電力の低減と、LAN制御部103の消費電力の低減を両立させるために、制御部102は、ステップS415でLAN制御部103の通信速度を変更した後に、ステップS416にて電源遮断信号107を送信するようにしている。例えば、ステップS416をステップS415より先に実行させようとしても、ステップS416にて制御部102への電力供給が遮断されてしまうので、ステップS415を実行することができなくなってしまう。本実施形態のようにすれば、省電力モードにおける制御部102の消費電力の低減と、LAN制御部103の消費電力の低減を両立させることができる。
印刷装置100が省電力モードに移行した後は、省電力モードから通常の電力モードへの復帰させるための条件が整うか否かを判定することとなる。
具体的には、ステップS417でLAN制御部103は、通信装置112等の外部装置から、データを受信した場合はステップS419へ進み、そうでなければステップS418へ進む。
ステップS418でLAN制御部103は、印刷装置100の操作者が操作部104に対する指示を入力した場合はステップS419へ進み、そうでなければステップS417へ進む。
ステップS419でLAN制御部103又は操作部104は、電源供給信号108又は電源供給信号109を電源部105へ送信する。電源供給信号108又は電源供給信号109を受信した電源部105は、電力供給経路A110を介した印刷部101及び制御部102への電力供給を再開して本フローを終了する。なお、本フローを終了すると新たに本フローが開始される。具体的には、ステップS419にて制御部102への電力要求が再開された後、再びステップS400以降の各処理が実行される。具体的には、制御部102は、省電力モードにて低速(10Mbps)に設定していた通信速度を、通常の電力モードに復帰したことに応じて高速(1000Mbps)に再び戻す(S201)。具体的には、LAN制御部103は、制御部102から1000Mbpsへの速度変更の指示を受信した場合、スイッチングハブ113に対して現在の通信速度(10Mbps)による通信リンクを切断するように要求する。LAN制御部103は、スイッチングハブ113との10Mbpsでの通信リンクが切断されたと判断すると、新たに1000Mbpsでの通信リンクを確立するようスイッチングハブ113に要求する。以上の動作により、LAN制御部103とスイッチングハブ113との通信速度は、10Mbpsから1000Mbpsに変更される。
以上説明したように本実施形態では、通常の電力モードから省電力モード1へ移行させると判定した場合、制御部102はLAN制御部103に対して通信速度を低下させるための指示を行う。更に、制御部102は、制御部102を動作させるためのクロック信号の周波数を低下させる指示をクロック供給部301へ出力する。それにより、省電力モード1において、制御部102への電力供給を維持しつつ通常の電力モードよりも消費電力を低下させることができる。
また、本実施形態では省電力モード1から省電力モード2へ移行させると判定した場合、制御部102はLAN制御部103に対して通信速度を更に低下させるための指示を行う。更に、電源部105は制御部102が指示を行った後に制御部102への電力供給を遮断する。
それにより、省電力モード2において、省電力モード2に移行する前に他の通信装置と通信するための通信速度を低速にする。更に、省電力モード2においては通信速度を低速にするための指示をする部分への電力供給を遮断することで省電力化を実現することができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること前述した実施形態の機能を実現する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 印刷装置
101 印刷部
102 制御部
103 LAN制御部
104 操作部
105 電源部
106 内部バス
110 電力供給経路A
111 電力供給経路B
112 通信装置
113 スイッチングハブ

Claims (12)

  1. ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段であって複数の通信速度のうちいずれかの通信速度にて通信可能な通信手段を接続する通信装置であって、
    前記通信装置を通常電力モードから前記通常電力モードより消費電力が小さい省電力モードに移行させるか否かを判定するとともに、前記通信手段の通信速度に関する指示を前記通信手段に与える制御手段と、
    前記制御手段へ電力を供給する電力供給手段とを有し、
    前記制御手段は、前記通信装置を前記通常電力モードから前記省電力モードに移行させると判定した場合、前記通信手段の通信速度を低くするように前記通信手段に指示を行った後に前記制御手段への電力供給を停止する指示を前記電力供給手段に与え、
    前記電力供給手段は、前記停止する指示を前記制御手段から受信したことに応じて前記制御手段への電力供給を停止することを特徴とする通信装置。
  2. 前記省電力モードから前記通常電力モードへ復帰させるための復帰指示を前記電力供給手段へ出力する出力手段を更に有し、
    前記電力供給手段は、前記出力手段から前記復帰指示を受信したことに応じて前記制御手段への電力供給を再開することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記復帰指示により電力供給が再開されたことに応じて、前記通信手段の通信速度を高くするように前記通信手段に指示を行うことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記出力手段は、前記省電力モードにおいて前記通信手段が前記外部装置からデータを受信したことに応じて前記復帰指示を前記電力供給手段へ出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 操作者による指示を受け付ける操作手段を有し、
    前記出力手段は、前記省電力モードにおいて前記操作手段が前記操作者による指示を受け付けたことに応じて前記復帰指示を前記電力供給手段へ出力することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記通信手段が前記外部装置から受信した印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記電力供給手段は、前記通常電力モードにおいては前記印刷手段へ電力を供給し、前記省電力モードにおいては前記印刷手段への電力供給を停止することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段にクロック信号を供給するクロック供給手段と、
    前記制御手段は、自身に供給するクロック信号の周波数が前記通常電力モードより低い他の省電力モードへ前記通信装置を移行させるか否かを判定し、
    前記制御手段が前記通常電力モードから前記他の省電力モードへ移行させると判定した場合、前記制御手段は前記通信手段の通信速度を低くするように指示を行うとともに、自身に供給するクロック信号を低くするためのクロック周波数指示信号を前記クロック供給手段に与え、
    前記クロック供給手段は、前記クロック周波数指示信号を前記制御手段から受信したことに応じて前記制御手段へ供給するクロック信号を周波数の高いクロック信号から周波数の低いクロック信号へ変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記制御手段は、前記他の省電力モードにて一定時間に渡って前記通信装置が動作しない場合に、前記通信装置を前記他の省電力モードから前記省電力モードへ移行させると判定することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記制御手段は、前記通常電力モードにて一定時間に渡って前記通信装置が動作しない場合に、前記通信装置を前記通常電力モードから前記省電力モードへ移行させると判定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. ネットワークを介して外部装置と通信する通信手段であって複数の通信速度のうちいずれかの通信速度にて通信可能な通信手段を接続する通信装置の制御方法であって、
    制御手段が、前記通信装置を通常電力モードから前記通常電力モードより消費電力が小さい省電力モードに移行させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記制御手段が、前記通信手段の通信速度に関する指示を前記通信手段に与えるステップと、
    電力供給手段が、前記制御手段へ電力を供給する電力供給ステップと、
    前記制御手段が、前記通信装置を前記通常電力モードから前記省電力モードに移行させると前記判定ステップで判定した場合、前記通信手段の通信速度を低くするように前記通信手段に指示を行った後に前記制御手段への電力供給を停止する指示を前記電力供給手段に与えるステップと、
    前記電力供給手段が、前記停止する指示を前記制御手段から受信したことに応じて前記制御手段への電力供給を停止するステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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