JP2012107590A - 燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト増加を抑制しつつ正確なリーク検出を行うことができる燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置を提供する。
【解決手段】燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出対象領域内に負圧を生じさせて、その負圧状態に基づいてリークの有無を判定するリーク検出装置が、ブレーキブースタ204に接続されてブレーキブースタ204内に負圧を生じさせると共にリーク検出対象領域を大気から遮断した状態でその領域内に負圧を生じさせる負圧ポンプ101を備えるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料タンク内の燃料蒸散ガスをエンジンの吸気系に導入する燃料蒸散ガス処理装置で生じているリーク(漏れ)を検出するリーク検出装置に関するものである。
燃料タンク内に生じた燃料蒸散ガスは大気汚染の原因となることから、エンジンを搭載した車両には、大気中への排出を防止するための燃料蒸散ガス処理装置が一般的に搭載されている。燃料蒸散ガス処理装置は、例えば、燃料タンクとエンジンの吸気系とをキャニスタを備えたパージ管路で接続し、燃料タンク内で発生した燃料蒸散ガスをキャニスタ内の活性炭に吸着させると共に、エンジンの吸気負圧に応じて活性炭中の燃料蒸散ガスをエンジンの吸気系に導入し、新気と共に燃焼させる。
このような燃料蒸散ガス処理装置に何らかのトラブルでリークが生じると大気汚染に直結することから、米国等ではリークを検出する装置の搭載が法規上義務付けられている。特に、米国の法規制では、このようなリーク検出装置を、OBD(On Board Diagnosis)として設け、リークが生じた場合には、例えば、警告ランプを点灯させること等によって運転者に報知することが義務付けられている。
リーク検出装置としては、例えば、車両走行中にエンジンの吸気負圧を利用して燃料タンク内を所定圧まで減圧し、その後に燃料蒸散ガスを吸気系に導くガス導入管路を閉塞することで燃料タンク内を復圧させ、燃料タンクの内圧の変化によってリークの有無を判定するようにしたものがある。
このように車両走行中の吸気負圧を利用する方法では、燃料タンクの揺れや温度変化に起因するタンク内の圧力変化が外乱となり、リークを正確に検出できない虞がある。そこで、キャニスタ内を減圧する専用のポンプを備え、例えば、車両駐車時に、このポンプによってキャニスタ内を減圧させ、そのときの圧力変化から燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−156492号公報
このように専用のポンプを備えることで、例えば、車両駐車時等の外乱のない状態で燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出を実施することができるため、極めて正確にリークを検出することができる。しかしながら、専用のポンプを備えるようにすると、コストが大幅に増加してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コスト増加を抑制しつつ正確なリーク検出を行うことができる燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両に搭載される燃料タンク内で発生した蒸散燃料をキャニスタで吸着して処理する燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置であって、ブレーキブースタに接続されて該ブレーキブースタ内に負圧を生じさせると共に前記キャニスタを含むリーク検出対象領域を大気から遮断した状態で当該領域内に負圧を生じさせる負圧ポンプと、前記領域内の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段によって検出される前記領域内の負圧状態に基づいて当該領域内におけるリークの有無を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置にある。
かかる第1の態様では、ブレーキブースタ用の負圧ポンプを圧力発生手段として利用することで、専用のポンプを備える必要がなくなる。したがって、燃料蒸散ガス処理装置のリークを正確に検出できるリーク検出装置を比較的安価に実現することができる。
本発明の第2の態様は、前記負圧ポンプは、負圧流路によって前記ブレーキブースタと接続されていると共に、該負圧流路の途中に切替弁を介して接続された中間流路によって前記キャニスタと接続され、前記中間流路には、前記負圧ポンプを作動させた際の流量を制御する流量制御オリフィスが設けられていることを特徴とする第1の態様の燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置にある。
かかる第2の態様では、ブレーキブースタ用の負圧ポンプによる流量をより適正な値とすることができ、上記領域内をより良好に負圧とすることができる。
本発明の第3の態様は、前記中間流路には、前記負圧ポンプ側から前記キャニスタ側への流れを規制する逆止弁が設けられていることを特徴とする第2の態様の燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置にある。
かかる第3の態様では、リーク検出装置作動時に、中間流路における逆流が防止される。したがって、燃料蒸散ガス処理装置のリークをより良好に検出することができる。
以上のように、本発明のリーク検出装置では、ブレーキブースタ用の負圧ポンプを利用することで専用のポンプを備える必要がないため、コストの削減を図りつつ正確なリーク検出を行うことができる。なおブレーキブースタ用の負圧ポンプは、車両走行時に使用されるものであり、車両駐車時には使用されることはないため、ブレーキブースタ用負圧ポンプをリーク検出装置として用いても全く支障はない。また、ブレーキブースタ用の負圧ポンプの容量は、リーク検出時に必要な負圧を発生させるには十分であり、本発明を用いればわざわざリーク検出用の負圧ポンプを別に設ける必要がなくなる。
本発明の一実施形態に係るリーク検出装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る負圧モジュールの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るリーク検出方法を説明するフローチャートである。 負圧モジュールにおける空気の流れを説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るリーク検出装置10を備える燃料蒸散ガス処理装置20は、自動車等の車両に搭載される。燃料蒸散ガス処理装置20は、車両の燃料タンク30内に発生する蒸散燃料(ベーパ)が大気中に放出されるのを防止するためのものであり、燃料タンク30からの蒸散燃料をベーパ通路40を通して活性炭を封入したキャニスタ50内に吸着させ、キャニスタ50内に吸着された蒸散燃料を所定条件下でパージ通路60を通して車両のエンジン70の吸気通路71へ放出(パージ)するように構成されている。
具体的には、パージ通路60にはパージ通路60を開閉する開閉手段であるパージソレノイド65が介装されている。またキャニスタ50には一端側が大気に開放される大気開放路80が接続されている。この大気開放路80の途中には、リーク検出装置10を構成しキャニスタ50内等に負圧を生じさせる負圧ポンプモジュール100が接続されている。
負圧ポンプモジュール100は、図2に示すように、キャニスタ50内等に負圧を生じさせる負圧ポンプ101と、モジュール内の圧力を検出する圧力センサ102とを備えると共に、キャニスタ50に接続される第1の流路103と、大気に通じる第2の流路104と、負圧ポンプ101に繋がる第3の流路(中間流路)105とを備える。なお第3の流路105の途中には、流量を制御するための流量制御オリフィス106が設けられている。第2の流路104と第3の流路105とは、第1の切替弁107を介して第1の流路103に接続されている。すなわち第1の切替弁107を切り替えることで、第1の流路103と、第2の流路104又は第3の流路105とがそれぞれ接続されるようになっている。
また負圧ポンプモジュール100は、第1の切替弁107を跨いで第1の流路103と第3の流路105とを繋ぐバイパス流路108を備える。バイパス流路108には、その途中に、例えば、0.5mm径の基準オリフィス109が設けられており、この基準オリフィス109よりも第2の流路104側に圧力センサ102が設けられている。
また本発明に係るリーク検出装置10を構成する負圧ポンプモジュール100においては、負圧ポンプ101として、ブレーキ装置200を構成するブレーキブースタ用負圧ポンプ(真空ポンプ)を利用している。
ここで、車両のブレーキ装置200について簡単に説明する。図1に示すように、ブレーキ装置200を構成するブレーキペダル201は、支点部202を中心に車体側に回動自在に支持されている。ブレーキペダル201の一端部(下端部)には、踏み込み操作を行う操作部203が設けられている。ブレーキペダル201の他端部には、ブレーキブースタ204に連結するオペレーティングロッド205が枢支されている。またブレーキブースタ204にはマスターシリンダ206が接続されている。ブレーキブースタ204には、ブレーキブースタ用負圧ポンプ207が接続されており、この負圧ポンプ207によって負圧が印加されている。このようなブレーキ装置200では、ブレーキペダル201の操作部203を踏み込むことにより、オペレーティングロッド205が移動して、ブレーキブースタ204を介してマスターシリンダ206が作動する。その際、ブレーキブースタ204によって踏み込み操作力を倍力しマスターシリンダ206を作動させ、ブレーキペダル201の少ない踏み込み操作力で制動能力を確保することができるようになっている。
そして、負圧ポンプモジュール100においては、上述のように負圧ポンプ101としてブレーキ装置200を構成するブレーキブースタ用負圧ポンプ207を利用している。すなわち、図2に示すように、負圧ポンプ207(101)は、負圧流路208を介してブレーキブースタ204に接続されている。負圧流路208には逆止弁209が設けられている。そして、この負圧流路208の途中に、第3の流路105が第2の切替弁110を介して接続されている。つまり、所定のタイミングで第2の切替弁110を切り替えることで、負圧ポンプ101(207)がブレーキブースタ204又はキャニスタ50の何れかに接続されるようになっている。
また、このような負圧ポンプモジュール100を構成する負圧ポンプ101、第1の切替弁107及び第2の切替弁110、パージ通路60に設けられているパージソレノイド65は、ECU150からの制御信号に基づいて制御されている。
このような燃料蒸散ガス処理装置20に搭載されている本発明のリーク検出装置10では、パージソレノイド65を閉鎖した状態で、負圧ポンプモジュール100によって燃料蒸散ガス処理装置20の所定領域内に負圧を生じさせ、その際の圧力変化に基づいてリークの有無を判定(検出)している(判定手段)。そして、リークが有ると判定された場合には、例えば、運転席に設けられたリーク表示用の警告灯15を点灯させて、運転者への警告を行うようになっている。
以下、図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係るリーク検出装置10によるリーク検出方法について説明する。
本発明に係るリーク検出装置10は、上述のようにブレーキ装置200を構成する負圧ポンプ207(101)を利用しているため、ブレーキ装置200が作動に影響のない車両駐車時にリーク検出を行う。つまり負圧ポンプ207(101)は、車両走行時にはブレーキ装置200として機能し、車両停車時にリーク検出装置10として機能する。なお車両駐車時にリーク検出を行うことで、種々の外乱の影響が極力小さく抑えられるため、リーク検出の正確性が向上する。
図3に示すように、ステップS1で車両のイグニッションスイッチがON状態である場合、つまり車両が走行可能な状態、又は走行中である場合には(ステップS1:Yes)、ECU150によって第2の切替弁110が制御されて負圧ポンプ101(207)は、ブレーキブースタ204に接続されている。そして、ブレーキブースタ204内の圧力が常に所定範囲となるように負圧ポンプ207(101)のON/OFFが制御される。
具体的には、まずステップS1でイグニッションスイッチがON状態となると、ステップS2でブレーキブースタ204内の圧力P2が第1の値(下限値)以上か否かが判定される。なお、ブレーキブースタ204内の圧力は、図示しない圧力センサによって常時検出されている。ブレーキブースタ204内の圧力P2が第1の値以上であれば(ステップS2:Yes)、ステップS3で負圧ポンプ207(101)がOFF状態からON状態に切り替わる。これにより、ブレーキブースタ204内の圧力P2は徐々に低下することになる。
その後ステップS1に戻り、イグニッションスイッチのON状態が維持されていれば、ステップS2でブレーキブースタ204内の圧力P2が第1の値以上であるか否かを再び判定する。圧力P2がまだ第1の値以上であれば(ステップS2:Yes)、負圧ポンプ207(101)のON状態が維持される(ステップS3)。
一方、ブレーキブースタ204内の圧力P2が第1の値よりも低くなると(ステップS2:No)、負圧ポンプ207(101)がON状態からOFF状態に切り替わる(ステップS4)。その後、ステップS5でブレーキブースタ204内の圧力P2が第1の値よりも大きい第2の値(上限値)以上か否かが判定される。圧力P2が第2の値よりも小さい場合には(ステップS5:No)、ステップS4に戻り負圧ポンプ207(101)のOFF状態が維持される。圧力P2が第2の値以上になると(ステップS5:Yes)、ステップS3に進んで負圧ポンプ207(101)が再びON状態に切り替わる。
このように車両のイグニッションスイッチがON状態である場合には、ブレーキブースタ204内の圧力P2に応じて、負圧ポンプ207(101)のON/OFFが適宜制御され、ブレーキブースタ204内の圧力P2が、常に所定範囲(第1の値と第2の値との間)に保持される。これにより、車両走行中におけるブレーキ装置200の制動能力を良好に確保することができる。
再び、ステップS1に戻り、イグニッションスイッチがOFF状態である場合には(ステップS1:No)、所定条件が成立した段階で、リーク検出装置10による燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出(リークチェック)が実行される。
具体的には、まずステップS6でリークチェックフラグがONであるか否かが判定される。なおリークチェックフラグは、例えば、前回のリークチェックから所定期間が経過するとONにセットされ、リークチェックが終了するとOFFにセットされる。そしてリークチェックフラグがONである場合には(ステップS6:Yes)、ステップS7に進み、リークチェックフラグがOFFである場合には、処理を終了する。ステップS7ではイグニッションスイッチがOFFになってから所定時間が経過しているか否かが判定され、所定時間が経過した段階で(ステップS7:Yes)、ステップS8に進む。すなわちイグニッションスイッチがOFF状態になってから所定時間が経過すると(ステップS7:Yes)、リークチェック開始の所定条件が成立したと判定されて、ステップS8以降のステップでリークチェックが実行される。なおイグニッションスイッチがOFF状態になってからの経過時間は、例えば、ECU150に設けられるタイマ等により計測される。
ステップS8では、第2の切替弁110が負圧流路208側から第3の流路105側に切り替えられる。すなわち、負圧ポンプ101(207)が第2の切替弁110を介して第3の流路105に接続される。次いで、ステップS9で、第1の切替弁107が必要に応じて切り替えられて、第1の流路103と第2の流路104とが接続される。次いで、ステップS10で負圧ポンプ101(207)がON状態となる。この状態では、図4(a)に示すように、空気は大気側から第2の流路104、第1の流路103及びバイパス流路108に流入し、基準オリフィス109を通過して負圧ポンプ101(207)により大気側へ排出される。
次いでステップS11では、負圧ポンプ101をON状態としてから所定時間が経過した時点で、ECU150の判定手段が、圧力センサ102の値αを記録する。この値αは、リークの発生の有無を判定する際の基準値となる。
次にステップS12で第1の切替弁107が第2の流路104側から第3の流路105側に切り替えられ、第1の流路103と第3の流路105とが接続される。この状態では、図4(b)に示すように、空気(ガス)が、キャニスタ50側から第1の流路103及び第3の流路105に流入し、負圧ポンプ101(207)によって大気側に排出される。これにより、キャニスタ50を含む燃料蒸散ガス処理装置20のリーク検出対象領域が減圧されて負圧となる。本実施形態では、リークチェックを行う際にパージソレノイド65が閉弁されていることでパージソレノイド65よりも燃料タンク30側の所定領域(リーク検出対象領域)が大気から遮断された状態となっており、この領域が減圧されて負圧となる。なお本実施形態では、第3の流路105に設けられた流量制御オリフィス106によって、負圧ポンプ101(207)による流量が適正に制御されている。
次いでステップS13では、ステップS12で第1の切替弁107を切り替えて負圧ポンプ101をON状態としてから所定時間が経過した時点で、ECU150の判定手段が、圧力センサ102の値βを、上記リーク検出対象領域の圧力値として記録する。その後、負圧ポンプ101(207)をOFF状態とする(ステップS14)。
次いで、ステップS15で、ECU150の判定手段が、記録してある基準値αと、リーク検出対象領域の圧力値βとを比較し、圧力値βが基準値α以上である場合には(ステップS15:No)、リーク有りと判定して警告灯(チェックランプ)を点灯させる(ステップS16)。その後、ステップS17で第2の切替弁110を第3の流路105側から負圧流路208側に切り替えて、一連の処理を終了する。一方、ステップS15で、圧力値βが基準値αよりも小さい場合には(ステップS15:Yes)、判定手段はリーク無しと判定し、警告灯を点灯させることなくステップS17に進み、一連の処理を終了する。
このように本発明に係る燃料蒸散ガス処理装置20のリーク検出装置10では、負圧ポンプ101によって燃料蒸散ガス処理装置20を減圧させて負圧にし、そのときの圧力(負圧状態)によってリークの有無を判定するようにしている。したがって、燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出を、車両駐車時等の外乱の極めて少ない状態で実施することができるため、リークの有無を正確に検出することができる。さらに本発明に係るリーク検出装置10は、専用の負圧ポンプを備えることなく、ブレーキ装置200を構成するブレーキブースタ204に接続されたブレーキブースタ用の負圧ポンプ207(101)を利用するようにした。したがってコストの大幅な削減を図ることができ、リークの有無を正確に判定することができるリーク検出装置10を比較的安価に実現することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、第3の流路(中間流路)105には、負圧ポンプ101(207)側からキャニスタ50側への流れを規制する逆止弁が設けられていてもよい。これにより、リークチェック時に、第3の流路105における逆流が防止され、燃料蒸散ガス処理装置20のリークをより正確に検出することができる。
また例えば、上述の実施形態では、基準値αと、圧力値βとの大きさを比較してリークの有無を判定しているが、リークの有無の判定方法自体は、特に限定されるものではない。例えば、燃料蒸散ガス処理装置20内の所定領域を負圧ポンプ101(207)によって負圧にし、その後の圧力変化の度合等に基づいてリークの有無を判定するようにしてもよい。何れにしても、リーク検出装置10として、ブレーキブースタ用の負圧ポンプ207(101)を利用することで、コストの大幅な削減を図ることができ、且つリークの有無を正確に判定することができる。
10 リーク検出装置
15 警告灯
20 燃料蒸散ガス処理装置
30 燃料タンク
40 ベーパ通路
50 キャニスタ
60 パージ通路
65 パージソレノイド
70 エンジン
71 吸気通路
80 大気開放路
100 負圧ポンプモジュール
101,207 負圧ポンプ
102 圧力センサ
103 第1の流路
104 第2の流路
105 第3の流路
106 流量制御オリフィス
107 第1の切替弁
108 バイパス流路
109 基準オリフィス
110 第2の切替弁
200 ブレーキ装置
204 ブレーキブースタ
208 負圧流路
209 逆止弁

Claims (3)

  1. 車両に搭載される燃料タンク内で発生した蒸散燃料をキャニスタで吸着して処理する燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置であって、
    ブレーキブースタに接続されて該ブレーキブースタ内に負圧を生じさせると共に前記キャニスタを含むリーク検出対象領域を大気から遮断した状態で当該領域内に負圧を生じさせる負圧ポンプと、
    前記領域内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    該圧力検出手段によって検出される前記領域内の負圧状態に基づいて当該領域内におけるリークの有無を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置。
  2. 前記負圧ポンプは、負圧流路によって前記ブレーキブースタと接続されていると共に、該負圧流路の途中に切替弁を介して接続された中間流路によって前記キャニスタと接続され、
    前記中間流路には、前記負圧ポンプを作動させた際の流量を制御する流量制御オリフィスが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置。
  3. 前記中間流路には、前記負圧ポンプ側から前記キャニスタ側への流れを規制する逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料蒸散ガス処理装置のリーク検出装置。
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