JP2012106624A - シートベルト装置体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベルトの巻取りの終わりに、巻取り体が不用意にロックするのを防ぐことができ、次にベルトを引き出すときには、そのベルトを難なく引き出すことができるシートベルト装置体を提供する。
【解決手段】 シートベルト装置体3は、乗物用のシートベルト装置2にベルト2aの制動手段4を設けた装置体である。シートベルト装置2は、ベルト2aと、そのベルト2aを巻き取る巻取り装置2bとを備える。この巻取り装置2bは、ベルト2aが巻かれる巻取り体2fと、その巻取り体2fを支持する支持体2gとを備える。巻取り体2fは、ベルト2aを巻き取る巻取り側に付勢されるとともに緊急時にはベルト2aを引き出す引出し側の回転がロックされる。一方、制動手段4は、ベルト2aの巻取りによる引込み速度を減じるように制動力を付与すべく、巻取り体2fに巻かれたベルト2aの巻き環部2hの外周を押圧する押圧部5を備える。
【選択図】 図7

Description

この発明は、乗物用のシートベルト装置にベルトの制動手段を設けたシートベルト装置体に関するものである。
従来、シートベルト装置においては、リトラクター(巻取り装置)に巻き取られたウェビング(ベルト)の先端部分には、タングプレートが接続された。そして、このタングプレートは、リトラクターによるウェビングの巻取りの終わりには、ウェビングが通されるスリット開口部を有する保持部材により、所定の位置に案内、保持された(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−115565号公報
ところで、前記従来のシートベルト装置においては、ウェビング(ベルト)を引き出した状態から放すと、ウェビングが勢いよくリトラクターによって巻き取られた。そして、タングプレートが保持部材の所で止められて、ウェビングの巻取りが完了すると、その衝撃により、緊急時用のウェビングロック機構が作動し、これによって、リトラクターの巻取りドラム(巻取り体)がロックしてしまう虞があった。そして、このロック機構が作動すると、次にウェビングを引き出すときにその引出しに手間取ることとなった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ベルトの巻取りの終わりに、巻取り体が不用意にロックするのを防ぐことができ、次にベルトを引き出すときには、そのベルトを難なく引き出すことができるシートベルト装置体を提供することにある。
この発明に係るシートベルト装置体は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るシートベルト装置体は、乗物の座席に用いられるシートベルト装置にベルトの制動手段を設けたシートベルト装置体である。ここで、前記シートベルト装置は、前記ベルトと、そのベルトを巻き取る巻取り装置とを備える。この巻取り装置は、前記ベルトが巻かれてそのベルトを巻き取る巻取り側に付勢されるとともに緊急時には前記ベルトを引き出す引出し側の回転がロックされる巻取り体と、その巻取り体を支持する支持体とを備える。そして、前記制動手段は、前記ベルトの巻取りによる引込み速度を減じるように制動力を付与すべく、前記巻取り体に巻かれた前記ベルトの巻き環部の外周を押圧する押圧部を備える。
このシートベルト装置体によると、ベルトを巻取り装置の巻取り体から引き出した状態から放すと、巻取り側に付勢された巻取り体が回転することで、ベルトは巻取り体に巻き取られて収納される。このとき、制動手段における押圧部がベルトの巻き環部の外周を押圧することで、ベルトの巻取りによる引込み速度が減じられる。こうして、ベルトの引込み速度が減じられることで、ベルトの巻取りの終わりに、巻取り体が不用意にロックするのを防ぐことができ、次にベルトを引き出すときには、そのベルトを難なく引き出すことができる。
また、請求項2に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項1に記載のシートベルト装置体において、前記押圧部は、前記ベルトが前記巻取り体から引き出された使用状態で前記巻き環部の外周から離れる位置に配置され、前記ベルトが前記巻取り体に巻き取られて前記巻き環部が太る途中の中間状態で前記巻き環部の外周に当接し、その中間状態から前記ベルトが前記巻取り体に巻き取られた収納状態に移るまでの間前記巻き環部の外周を押圧してもよい。これにより、ベルトが使用状態から中間状態に移るまでの間は、押圧部は、ベルトの巻き環部の外周に当接することはなく、ベルトの引込み速度は、減じられることはない。そして、ベルトが中間状態で、押圧部は、ベルトの巻き環部の外周に当接し、その後の収納状態に移るまでの間、押圧部は、ベルトの巻き環部の外周を押圧し、ベルトの引込み速度が減じられる。こうして、途中からベルトの引込み速度を減じることで、ベルトの巻取りの終わりに巻取り体が不用意にロックするのを防ぐだけでなく、ベルトの引込みをスムーズに行うことができる。
また、請求項3に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項1または2に記載のシートベルト装置体において、前記制動手段は、前記押圧部を介して前記巻き環部の外周を弾性的に押圧する弾性体を備え、前記巻き環部が太るに連れて、その巻き環部に押し返されるように前記弾性体の変形量が増すことで、その弾性体による前記巻き環部への押圧力が増加してもよい。こうして、ベルトの引込みは、収納状態に近づくほど強くブレーキがかけられるため、巻取り体が不用意にロックするのを的確に防ぐことができ、また、ベルトが収納状態に近づく前にそのベルトの引込みが止まるようなことを避けることができる。
また、請求項4に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項3に記載のシートベルト装置体において、前記弾性体は、板バネからなり、その板バネに前記押圧部が設けられてもよい。
また、請求項5に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項4に記載のシートベルト装置体において、前記押圧部は、前記板バネの一部が前記巻き環部側に突出して形成された突部からなってもよい。
また、請求項6に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項5に記載のシートベルト装置体において、前記板バネは、前記巻き環部の幅方向と同一方向の幅を有し、その板バネの幅の端側を除く中間位置に前記突部が設けられ、かつ、その突部が、前記巻き環部の幅の端側を除く中間位置を押圧してもよい。
また、請求項7に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のシートベルト装置体において、前記制動手段は、制動部材からなり、その制動部材は、前記板バネと、その板バネと一体に形成された被取付部とを備え、その被取付部が、前記支持体に取り付けられてもよい。
また、請求項8に記載の発明に係るシートベルト装置体のように、請求項7に記載のシートベルト装置体において、前記被取付部は、前記支持体とともに、前記座席側または前記乗物側の固定部に、共締めされて取り付けられてもよい。こうして共締めすることで、既存のシートベルト装置に対して、簡単に制動部材を取り付けることができる。
この発明に係るシートベルト装置体によれば、ベルトの巻き環部の外周を押圧する押圧部を設けることで、ベルトの引込み速度が減じられ、これによって、ベルトの巻取りの終わりに、巻取り体が不用意にロックするのを防ぐことができ、次にベルトを引き出すときには、そのベルトを難なく引き出すことができる。
この発明の一実施の形態の正面図である。 同じく、平面図である。 同じく、図1におけるA矢視拡大図である。 同じく、図3におけるB矢視図である。 同じく、ベルトの使用状態における巻取り装置の模式図である。 同じく、ベルトの中間状態における巻取り装置の模式図である。 同じく、ベルトの収納状態における巻取り装置の模式図である。 同じく、制動部材の拡大斜視図である。 同じく、制動部材の拡大正面図である。 同じく、制動部材の拡大底面図である。 同じく、図9におけるC−C線による断面図である。 この発明の他の実施の形態の正面図である。 この発明のさらに他の実施の形態の正面図である。
以下、この発明に係るシートベルト装置体を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、乗物(バスとか乗用車とかの車両、航空機、船舶、乗物型遊具等)の座席である。2は、前記座席1に用いられるシートベルト装置である。3は、前記シートベルト装置2にベルト2aの制動手段4を設けたシートベルト装置体である。
ここで、座席1は、座部1aと背部1bとを備える。そして、座部1aは、座当て1cとその座当て1cを支持する支持フレーム1dとから構成される。
シートベルト装置2は、前記ベルト2aと、そのベルト2aを巻き取る巻取り装置2bとを備える。図示実施の形態においては、シートベルト装置2は、二点式のシートベルト装置であって、座席1の下部に配備された巻取り装置2bから引き出されたベルト2aは、座部1aの一方の側部の後部に設けられたアンカー2cに通され、その通されたベルト2aの先端に、タングプレート2dが取り付けられる(図1、図2参照)。そして、ベルト2aは、座部1aの一方の側部から着座者の腰部(図示せず)に回され、先端のタングプレート2dが、座部1aの他方の側部に設けられたバックル2eに装着される。
巻取り装置2bは、ベルト2aが巻かれてそのベルト2aを巻き取る巻取り側に付勢されるとともに緊急時にはベルト2aを引き出す引出し側の回転がロックされる巻取り体2fと、その巻取り体2fを支持する支持体2gとしての枠体とを備える。また、前記制動手段4は、ベルト2aの巻取りによる引込み速度を減じるように制動力を付与すべく、巻取り体2fに巻かれたベルト2aの巻き環部2hの外周を押圧する押圧部5を備える。なお、巻取り装置2bにおける緊急時のロックとは、事故等の緊急時において、例えば、ベルト2aの引出し速度とか、乗物の傾きとか、乗物の負の加速度とかを検知して作動するロックをいう。
詳細には、押圧部5は、ベルト2aが巻取り体2fから引き出された使用状態で巻き環部2hの外周から離れる位置に配置され(図5参照)、ベルト2aが巻取り体2fに巻き取られて巻き環部2hが太る途中の中間状態で巻き環部2hの外周に当接し(図6参照)、その中間状態からベルト2aが巻取り体2fに巻き取られた収納状態に移るまでの間巻き環部2hの外周を押圧するようになっている(図7参照)。
その一方において、前記制動手段4は、押圧部5を介して巻き環部2hの外周を弾性的に押圧する弾性体6を備えている。そこで、巻き環部2hが太るに連れて、その巻き環部2hに押し返されるように弾性体6の変形量が増すことで、その弾性体6による巻き環部2hへの押圧力が増加する(図6、図7参照)。また、この弾性体6は、板バネ6aからなり、その板バネ6aに前記押圧部5が設けられる。そして、押圧部5は、板バネ6aの一部が巻き環部2h側に突出して形成された突部5aからなっている。
具体的には、制動手段4は、制動部材4aからなり、その制動部材4aは、前記板バネ6aと、その板バネ6aと一体に形成された被取付部4bとを備える(図8〜図11参照)。そこで、制動部材4aにおける被取付部4bが、巻取り装置2bにおける支持体2gに取り付けられる。この制動部材4aは、例えばSK材等のばね材からなる。また、この制動部材4aは、板材を断面L字状に折り曲げることで形成され、その一片が、前記板バネ6aとなり、もう一片が、前記被取付部4bとなっている。
ここにおいて、板バネ6aは、巻き環部2hの幅方向と同一方向の幅を有し、その板バネ6aの幅の端側(左右両方の端側)を除く中間位置に前記押圧部5となる突部5aが設けられる。そして、その突部5aが、巻き環部2hの幅の端側(左右両方の端側)を除く中間位置を押圧する。詳細には、この突部5aは、板バネ6aの幅方向に直線状に延びている。そして、突部5aは、板バネ6aから打ち出されるようにして突出し、突出し始める基端の全周が板バネ6aの平板部分から滑らかに立ち上がるとともに、頂部に滑らかに繋がっている。
被取付部4bは、平板状に形成され、中央付近には、巻取り装置2bの支持体2gに取り付けるための取付孔4cがあけられている。そして、被取付部4bには、例えば突起からなる被係合部4d、4dが形成され、この被係合部4d、4dが、支持体2gに形成された、例えば切欠きとか孔からなる係合部2i、2iに係合することで、被取付部4b、ひいては制動部材4aは、巻取り装置2bの支持体2gに対して位置決めされる(図4参照)。さらには、被取付部4bは、その側方に、同一面上において鉤状に延設されたガイド部4eを有している。そこで、このガイド部4eの内側辺が、巻取り装置2bの支持体2gに当接することで、被取付部4b、ひいては制動部材4aは、支持体2gに対して位置決めされる(図4参照)。
ところで、被取付部4bは、巻取り装置2bの支持体2gとともに、前記座席1側または前記乗物側の固定部7に、共締めされて取り付けられる。図示実施の形態においては、巻取り装置2bの支持体2gは、座席1における支持フレーム1dに設けられた固定部7に、ボルト8とナット9を用いて取り付けられており、そのボルト8とナット9を利用して、被取付部4bが、支持体2gとともに固定部7に共締めされる(図3参照)。すなわち、ボルト8は、固定部7および支持体2gにあけられた孔を通るとともに、被取付部4bにあけられた取付孔4c(図8、図11参照)を通って、ナット9と螺合する。
次に、以上の構成からなるシートベルト装置体3の作用効果について説明する。このシートベルト装置体3によると、ベルト2aを巻取り装置2bの巻取り体2fから引き出した状態から放すと、巻取り側に付勢された巻取り体2fが回転することで、ベルト2aは巻取り体2fに巻き取られて収納される。このとき、制動手段4における押圧部5がベルト2aの巻き環部2hの外周を押圧することで、ベルト2aの巻取りによる引込み速度が減じられる(図6、図7参照)。こうして、ベルト2aの巻き環部2hの外周を押圧する押圧部5を設けることで、ベルト2aの引込み速度が減じられ、これによって、ベルト2aの巻取りの終わりに、巻取り体2fが不用意にロックするのを防ぐことができ、次にベルト2aを引き出すときには、そのベルト2aを難なく引き出すことができる。
また、押圧部5は、ベルト2aが巻取り体2fに巻き取られて巻き環部2hが太る途中の中間状態(図6参照)で、巻き環部2hの外周に当接することから、ベルト2aが使用状態(図5参照)から中間状態(図6参照)に移るまでの間は、押圧部5は、ベルト2aの巻き環部2hの外周に当接することはなく、ベルト2aの引込み速度は、減じられることはない。そして、ベルト2aが中間状態(図6参照)で、押圧部5は、ベルト2aの巻き環部2hの外周に当接し、その後の収納状態(図7参照)に移るまでの間、押圧部5は、ベルト2aの巻き環部2hの外周を押圧し、ベルト2aの引込み速度が減じられる。こうして、ベルト2aの巻取りの途中からベルト2aの引込み速度を減じることで、ベルト2aの巻取りの終わりに巻取り体2fが不用意にロックするのを防ぐだけでなく、ベルト2aの引込みをスムーズに行うことができる。
また、制動手段4は、弾性体6を備え、その弾性体6が押圧部5を介して巻き環部2hの外周を弾性的に押圧するようになっている。そして、巻き環部2hが太るに連れて、その巻き環部2hに押し返されるように弾性体6の変形量が増すことで、その弾性体6による巻き環部2hへの押圧力が増加する。これにより、ベルト2aの引込みは、収納状態に近づくほど強くブレーキがかけられる。このため、巻取り体2fが不用意にロックするのを的確に防ぐことができ、また、ベルト2aが収納状態に近づく前にそのベルト2aの引込みが止まるようなことを避けることができる。
また、制動手段4としての制動部材4aにおける被取付部4bは、巻取り装置2bの支持体2gとともに、座席1側または乗物側(図示実施の形態においては、座席1側)の固定部7に、共締めされる。こうして、被取付部4bを支持体2gとともに共締めすることで、既存のシートベルト装置2に対して、簡単に制動部材4aを取り付けることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、シートベルト装置2は、二点式のシートベルト装置であって、巻取り装置2bから引き出されたベルト2aは、一旦座部1aの一方の側部の後部に設けられたアンカー2cに通されてから、座部1aの上方に引き出されるが、図12に示すように、巻取り装置2bを、座部1aの一方の側部の後部に設けることで、アンカー2cを介すことなく、直接座部1aの上方に引き出すようにしてもよい。
また、シートベルト装置2は、二点式のものでなくとも、図13に示すように、三点式のものであってもよい。ここで、巻取り装置2bは、例えば座席1の脚部1eに取り付けられ、ベルト2aは、例えば背部1bの上部に設けられた第1のアンカー2jを通って、座部1aの一方の側部の後部に設けられた第2のアンカー2kに固定される。そして、タングプレート2dは、第1のアンカー2jと第2のアンカー2kとの間において、ベルト2aに移動可能に取り付けられる。
また、制動手段4において、押圧部5は、板バネ6aの一部が巻き環部2h側に突出して形成された突部5aからならなくとも、板バネ6aとは別体の部材が、溶接とかカシメ等により板バネ6aに固定されるものであってもよい。もっとも、押圧部5は、突出形成されなくとも、板バネ6aの平板部分が巻き環部2hと接するようにすることで、その接する部分が押圧部5となってもよい。
また、弾性体6は、板バネ6aからならなくとも、例えばコイルスプリングからなり、そのコイルスプリングに押される圧子の先端部分が押圧部5となってもよい。
また、制動手段4は、板バネ6a(弾性体6)を備えて、巻き環部2hが太るに連れて、板バネ6a(弾性体6)の変形量が増すことで巻き環部2hへの押圧力が増加しなくとも、例えばエアーシリンダ等による流体圧を用いる等により、押圧力を常に一定にしたり、押圧力を任意に制御してもよい。これにより、例えば、ベルト2aを巻き取るときには、押圧部5は、巻き環部2hを押圧するが、ベルト2aを引き出すときには、押圧部5は、巻き環部2hを押圧しないようにすることもできる。
また、制動部材4aにおける被取付部4bは、巻取り装置2bにおける支持体2gとともに、座席1側または乗物側の固定部7に共締めされて取り付けられるが、巻取り装置2bへの制動部材4aの取付けと、固定部7への巻取り装置2bの取付けとを別々に行ってもよく、また、巻取り装置2bと制動部材4aとの両方を別々に固定部7に取り付けるようにしてもよい。
また、制動手段4としての制動部材4aは、板バネ6aと被取付部4bとが一体に形成されたものでなくとも、板バネ6aと被取付部4bとが別体であって、板バネ6aが被取付部4bに溶接とかカシメとかビス止め等により固定されたものであってもよい。
1 座席
2 シートベルト装置
2a ベルト
2b 巻取り装置
2f 巻取り体
2g 支持体
2h 巻き環部
3 シートベルト装置体
4 制動手段
4b 被取付部
5 押圧部
5a 突部
6 弾性体
6a 板バネ
7 固定部

Claims (8)

  1. 乗物の座席に用いられるシートベルト装置にベルトの制動手段を設けたシートベルト装置体であって、
    前記シートベルト装置は、前記ベルトと、そのベルトを巻き取る巻取り装置とを備え、
    前記巻取り装置は、前記ベルトが巻かれてそのベルトを巻き取る巻取り側に付勢されるとともに緊急時には前記ベルトを引き出す引出し側の回転がロックされる巻取り体と、その巻取り体を支持する支持体とを備え、
    前記制動手段は、前記ベルトの巻取りによる引込み速度を減じるように制動力を付与すべく、前記巻取り体に巻かれた前記ベルトの巻き環部の外周を押圧する押圧部を備えることを特徴とする、シートベルト装置体。
  2. 前記押圧部は、前記ベルトが前記巻取り体から引き出された使用状態で前記巻き環部の外周から離れる位置に配置され、前記ベルトが前記巻取り体に巻き取られて前記巻き環部が太る途中の中間状態で前記巻き環部の外周に当接し、その中間状態から前記ベルトが前記巻取り体に巻き取られた収納状態に移るまでの間前記巻き環部の外周を押圧することを特徴とする、請求項1に記載のシートベルト装置体。
  3. 前記制動手段は、前記押圧部を介して前記巻き環部の外周を弾性的に押圧する弾性体を備え、前記巻き環部が太るに連れて、その巻き環部に押し返されるように前記弾性体の変形量が増すことで、その弾性体による前記巻き環部への押圧力が増加することを特徴とする、請求項1または2に記載のシートベルト装置体。
  4. 前記弾性体は、板バネからなり、その板バネに前記押圧部が設けられることを特徴とする、請求項3に記載のシートベルト装置体。
  5. 前記押圧部は、前記板バネの一部が前記巻き環部側に突出して形成された突部からなることを特徴とする、請求項4に記載のシートベルト装置体。
  6. 前記板バネは、前記巻き環部の幅方向と同一方向の幅を有し、その板バネの幅の端側を除く中間位置に前記突部が設けられ、かつ、その突部が、前記巻き環部の幅の端側を除く中間位置を押圧することを特徴とする、請求項5に記載のシートベルト装置体。
  7. 前記制動手段は、制動部材からなり、その制動部材は、前記板バネと、その板バネと一体に形成された被取付部とを備え、その被取付部が、前記支持体に取り付けられることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のシートベルト装置体。
  8. 前記被取付部は、前記支持体とともに、前記座席側または前記乗物側の固定部に、共締めされて取り付けられることを特徴とする、請求項7に記載のシートベルト装置体。
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