JP2012105845A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃の取り残しが無く、吸込み具の操作性に優れた電気掃除機を提供する。
【解決手段】使用者が操作する把手と、電動送風機による吸引風で被掃除面から塵埃を吸引する吸込み具10と、電動送風機への電力供給量を加減する制御手段と、把手の傾き等を検知する状態検知手段と、吸込み具10の下面前部に配され前後に回転する第1の回転ブラシ11と、吸込み具10の下面の右端に設けられ略左右方向に回転する第2の回転ブラシ12を備え、制御手段は、状態検知手段からの信号にもとづいて、第1、第2の回転ブラシ11、12を独立して駆動するもので、前後方向の動きに対しては第1の回転ブラシ11を駆動し、右方向への動きに対しては、右側に設けた第2の回転ブラシ12を駆動制御することで、把手に連動して吸込み具10を容易に移動させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、電気掃除機の吸込み具の制御方法に関するものである。
従来の電気掃除機の吸込み具は、掃除における前後の動きを、吸込み具に設けた走行用車輪の回転によって助けようとするものであった。しかしながら前記従来の電気掃除機の吸込み具においては、走行用車輪は左右方向には回転しない。通常、吸込み具を左右方向にも動かすことが頻繁にあり、前記従来のものはこの時、吸込み具の重さと吸込力によって、床面に吸いついたり、走行用車輪の抵抗により、左右方向へは、非常に大きな力をかけて動かさないと動かず、掃除をするときに過大な労力が必要となっていた。
そこで、吸込み具の車輪として球体を用いて、前後モータと左右モータとで、一つの前記球体を駆動して、吸込み具の左右方向への移動を可能にさせたものもある(例えば、特許文献1参照)。また、吸込み具の移動用車輪として、前後モータにより回転する前後駆動輪と、左右モータにより回転する左右駆動輪とを有し、吸込み具を前後左右に移動させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−285519号公報 特開平4−288110号公報
しかしながら、前記従来の電気掃除機の構成では、吸込み具内に配置する移動用車輪及びそれを駆動する前後モータ及び左右モータにより、回転ブラシによる掻き上げ作用が得られない範囲が広くなるという課題を有していた。そのため、部屋の壁際や隅にある塵埃等を掃除するのに、吸込み具の側壁を壁に沿わせて掃除をする場合などには、吸込み具を何度も往復させたり、吸込み具の向きを変えたりして掃除を行わないと、塵埃の取り残しがあり、十分に掃除することができないという課題を有していた。
また、移動方向を検知する方向検知手段を吸込み具内の嵌合部に設けており、嵌合部に隙間を設けなければならず、ガタツキの原因ともなり使用性が悪く、また検知精度についても、嵌合のレベルによってバラツキが発生するので、精度が悪くなり使用性が悪くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者が操作する手元部分の動きを検知して、吸込み具の左右方向への移動を容易にするとともに、吸込み具の側壁を壁に沿わせて掃除をする場合に、塵埃の取り残しが無い使用性の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引風を発生する電動送風機を内蔵した掃除機本体と、使用者が掃除するために操作する手元操作部と、前記電動送風機が発生させる吸引風によって被掃除面から塵埃を吸引する吸込み具と、前記電動送風機への電力供給量を加減する制御手段と、前記手元操作部の向きや傾き移動方向及び移動
速度や加速度のうち、いずれかまたは複数を検知する状態検知手段と、前記吸込み具の下面前部に配され前後方向に回転する第1の回転ブラシと、前記吸込み具の下面左右の少なくともいずれか一端に設けられ略左右方向に回転する第2の回転ブラシとを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記第1、第2の回転ブラシを独立して駆動するもので、使用者が操作しようとする動きを、使用者が直接握る前記手元操作部で検知するようにした為、使用者から遠い所に位置する前記吸込み具で検知するよりも、検知精度は良くなる。
また、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記第1、第2の回転ブラシを独立して駆動するようにしたことにより、前後方向の動きに対しては、前記第1の回転ブラシを、左右方向の動きに対しては、前記第2の回転ブラシの回転方向を、駆動制御することで、使用者の手元の操作に連動した前記吸込み具の移動が可能となる。また、前記吸込み具の下面左右の端に、略左右方向に回転する前記第2の回転ブラシを設けたことにより、前記吸込み具の側壁を壁に沿わせて掃除をする際には、被掃除面の塵埃を第2の回転ブラシが掻き上げるので、前記吸込み具と壁との間の塵埃の取り残しがなくなり、十分に掃除することができる使用性の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機は、使用者が操作する掃除動作を、手元操作部に設けた状態検知手段で検知して、吸込み具の進行方向を制御するので、使用者の動きを精度良く検知でき、使用者が意図する吸込み具の動きを実現できる。そして、吸込み具の側壁を壁に沿わせて掃除をする際には、吸込み具の下面左右の一端に設けた回転ブラシにより、被掃除面の塵埃を掻き上げるので、吸込み具の向きを変えなくても、吸込み具と壁との間の塵埃の取り残しがなく、十分に掃除することができる使用性の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視外観図 同電気掃除機の吸込み具の下面図 同吸込み具の要部分解斜視図 同電気掃除機の制御ブロック図 同電気掃除機の3軸加速度センサの出力波形図 (a)(1)〜(4)同電気掃除機の吸込み具の横移動掃除のときの様子を示す図、(b)同吸込み具で横移動掃除をした時の3軸加速度センサの出力波形図 同電気掃除機の把手の後面図
第1の発明は、吸引風を発生する電動送風機を内蔵した掃除機本体と、使用者が掃除するために操作する手元操作部と、前記電動送風機が発生させる吸引風によって被掃除面から塵埃を吸引する吸込み具と、前記電動送風機への電力供給量を加減する制御手段と、前記手元操作部の向きや傾き移動方向及び移動速度や加速度のうち、いずれかまたは複数を検知する状態検知手段と、前記吸込み具の下面前部に配され前後方向に回転する第1の回転ブラシと、前記吸込み具の下面左右の少なくともいずれか一端に設けられ略左右方向に回転する第2の回転ブラシとを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記第1、第2の回転ブラシを独立して駆動するもので、使用者が操作しようとする動きを、使用者が直接握る前記手元操作部で検知するようにした為、使用者から遠い所に位置する前記吸込み具で検知するよりも、検知精度は良くなる。
また、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記第1、第2の回転ブラシを独立して駆動するようにしたことにより、前後方向の動きに対しては、前記第1の回転ブラシ
を、左右方向の動きに対しては、前記第2の回転ブラシの回転方向を、駆動制御することで、使用者の手元の操作に連動した前記吸込み具の移動が可能となる。
また、前記吸込み具の下面左右の端に、略左右方向に回転する前記第2の回転ブラシを設けたことにより、前記吸込み具の側壁を壁に沿わせて掃除をする際には、被掃除面の塵埃を第2の回転ブラシが掻き上げるので、前記吸込み具と壁との間の塵埃の取り残しがなくなり、十分に掃除することができる使用性の良い電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の吸込み具の左右の一端に第2の回転ブラシを配し、他端に、同じく略左右方向に回転する第3の回転ブラシを配し、制御手段は、前記第2の回転ブラシと前記第3の回転ブラシが、各々前記吸込み具の下面中央に向けて塵埃を送るように内側に回転するように制御するもので、第2の回転ブラシと第3の回転ブラシのそれぞれが、掃除面の塵埃を吸込み具の内側へと掻き上げるので、掻き上げられた塵埃は、電動送風機が起こす吸引風によって掃除機本体の集塵室に集められる。
このように、前記吸込み具の両端に位置する被掃除面の塵埃を掻き上げるので、前記吸込み具の前面だけではなく、側面を壁際や隅に当てた際に、前記吸込み具と壁との間の塵埃の取り残しがなくなり、十分に掃除することができる使用性の良い電気掃除機の提供ができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の第3の回転ブラシを左側に、第2の回転ブラシを右側にそれぞれ配し、制御手段が状態検知手段からの信号にもとづいて、手元操作部の左への傾きを検知した時、前記第3の回転ブラシの駆動力を強める或いは、前記第2の回転ブラシの回転を弱める或いは停止させる制御を行うようにし、前記制御手段が、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記手元操作部の右への傾きを検知した時は、第2の回転ブラシの駆動力を強める或いは、前記第3の回転ブラシの回転を弱める或いは停止させる制御を行うようにしたもので、制御手段は、使用者が吸込み具を、左側に移動させるために手元操作部を左に傾けたことを状態検知手段からの信号で検知して、吸込み具を左に移動させるために、第3の回転ブラシの駆動力を強めて左側に進む推進力を増加させる。
或いは、吸込み具の右側の第2の回転ブラシは、吸込み具を右に移動させる方向に回転しているため、吸込み具を左に移動させるためにその回転を弱める或いは停止させる制御を行えば、吸込み具を使用者が意図する左側に容易に移動させることができる。
また、逆に右側についても同様な考えで、制御手段は、吸込み具を右に移動させるために、第2の回転ブラシの駆動力を強めて右側に進む推進力を増加させる。或いは、吸込み具の左側の第3の回転ブラシは、吸込み具を左に移動させる方向に回転しているため、吸込み具を右に移動させるためにその回転を弱める或いは停止させる制御を行えば、吸込み具を使用者が意図する右側に移動させることができる使用性の良い電気掃除機の提供ができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の制御手段は、状態検知手段からの信号にもとづいて、手元操作部が所定の角度傾いたことを検知した時、所定時間のみ第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの回転を制御して吸込み具を移動させるもので、例えば、前記制御手段が手元に設けた前記状態検知手段から所定の傾き以上を検知した場合、傾いた方向に継続して吸込み具を移動させるのではなく、所定時間のみ移動のための制御を行うもので、掃除において、前記吸込み具が左右方向に継続して進み続ける動作は、頻度的には少ないので、所定時間のみ、移動のための制御を行うのである。例えば、前記手元操作部が床面等に放置された状態では、継続して移動のための制御を行うのは、省エネや安全上好ましくない。このように前記制御を行うことで使い勝手が良く、使
用性の良い電気掃除機の提供ができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の制御手段は、状態検知手段からの信号で、手元操作部の所定の角度の傾きが検知できなくなった場合、吸込み具を移動させるための第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの制御を停止するもので、例えば、使用者が吸込み具を左方向に移動させたいと考え、手元操作部を左に傾けると、前記制御手段は、左方向への移動のための制御を行う。
前記吸込み具が左方向へ移動し、使用者が思った場所に移動できれば、使用者は、その場所で、前後方向の往復掃除をするために、前記手元操作部を鉛直方向に戻す。これに応じて、前記状態検知手段は、左方向への所定の傾きを検知できなくなるため、左方向への移動のための制御を停止する。このように制御することで、使用者が思い思いの場所へ吸込み具を移動させることができる使用性の良い電気掃除機の提供ができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の制御手段は、状態検知手段からの信号レベルに応じて、吸込み具を移動させるための第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの回転数の増加度合い又は減少度合いを変化させるもので、例えば、前記手元操作部の右側への傾きに応じて、移動させる方向にある第2の回転ブラシの回転数を増加度合いと、反対側の第3の回転ブラシの回転数の減少度合いをリニアに変化させることによって、前記吸込み具が右方向へ移動する速度(移動の推進力)を、前記手元操作部の傾き角度に応じて変化させることができる。早く移動させたければ、大きく傾け、遅く移動させたいのなら少しだけ傾けることによって、使用者が前記吸込み具の移動速度を調整できる使用性の良い電気掃除機の提供ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における電気掃除機について、図1〜7を用いて説明する。図1は、本実施の形態における電気掃除機の斜視外観図、図2は、同電気掃除機の吸込み具の下面図、図3は、同吸込み具の要部分解斜視図、図4は、同電気掃除機の制御ブロック図である。
図1において、本実施の形態における電気掃除機の掃除機本体1は、後部に吸引風を発生する電動送風機2を内蔵し、その前部に、着脱自在で塵埃を捕集する集塵室3を配置している。後方下部の両側に1対の走行用の車輪4が回転自在に取着され、底面前部には、同じく走行用のキャスター5が取着されている。
掃除機本体1の前部には、着脱自在に接続されるホース6が接続される。ホース6の他端には、掃除の際に握ると共に掃除機本体1の運転(例えば強・中・弱・切等の吸込み力)を操作するための操作手段7を有する手元操作部としての把手8を備えている。また、把手8には、使用者の操作状況を検出するための3軸加速度センサ等からなる状態検知手段22が配されている。ホース6は、伸縮自在の延長管9に接続され、延長管9の他端には、掃除面に接して被掃除面の塵埃等を吸引するための吸込み具10が接続される。
図2は、吸込み具10を下面から見た図である。吸込み具10は、前部に被掃除面の塵埃を掻き上げると共に前後方向に回転する第1の回転ブラシ11を備え、両端に、それぞれ第1の回転ブラシ11に対して垂直方向に位置すると共に略左右方向に回転する第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13を配置している。
図3に示すように第1の回転ブラシ11は、第1の回転ブラシ11を回転駆動する電動機14a、電動機14aの回転数を減速する減速装置15a、減速装置15aの出力を第1の回転ブラシ11に伝達するギヤ16aなどを内蔵している。また、第1の回転ブラシ11のブラシ毛17aは吸気口18を包みこむような略V字形状をしていることで、回転すると被掃除面上の塵埃は、吸気口18に集中されるような現象となることで、集塵性能の向上を図っている。
第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13に関しても、第1の回転ブラシ11と同様の構造(図示しないが、電動機14b、14c、減速装置15b、15c、そして、伝達するギヤ16b、16c)を採用しており、第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13が各々、吸気口18に向かって回転することで、被掃除面上の塵埃は、吸込み具10の内側方向に集塵され、吸引風(図2の矢印B、矢印C)により、吸気口18より吸引され易くしている。
図4において、電動送風機2は、双方向性サイリスタなどで構成された駆動手段21で駆動される。吸込み具10に設けた第1の回転ブラシ11は、第1の回転ブラシ11内に設けられた電動機14aの電動機駆動手段23aで、第2の回転ブラシ12は、第2の回転ブラシ12内に設けられた電動機14bの電動機駆動手段23bで、第3の回転ブラシ13は、第3の回転ブラシ13内に設けられた電動機14cの電動機駆動手段23cで、それぞれ位相制御によって駆動される。制御手段20は、マイクロコンピュータなどで構成され、使用者が操作する操作手段7のスイッチ操作情報を取り込み、その情報をもとに、駆動手段21および電動機駆動手段23a、23b、23cへ位相制御するための点弧パルスを出力し、電気掃除機の運転動作を制御する。
また、制御手段20は、把手8の内部に配されている3軸加速度センサー等からなる状態検知手段22から入力される信号によって、常時、使用者が操作する把手8の向きや傾き移動方向及び移動速度や加速度も検知している。そして、電気掃除機は、商用電源30により電力供給を受けている。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。まず、使用者が、操作手段7を操作し、例えば、運転モードとして「中」を選択すると、制御手段20は、操作手段7からの情報を基に、駆動手段21及び電動機駆動手段23a、23b、23cに予め定められた信号を送り、電動送風機2及び電動機14a、14b、14cを駆動させる。電動機14a、14b、14cの駆動は、減速装置15a、15b、15c、そして、ギヤ16a、16b、16cを介して第1の回転ブラシ11、第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13に伝わりそれぞれ回転することになる。
この時、制御手段20は、第1の回転ブラシ11、第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13を各々、吸気口18に向かって回転するように制御する。これにより、略V字形状のブラシ毛17a、17b、17cが床面と接触し床面上の塵埃を、吸込み具10の内側(各第1の回転ブラシ11、第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13の中央付近)に集めるようにかき上げる。そして、塵埃は、吸引風によって、図2の矢印B、矢印Cに沿って運ばれ吸気口18より吸引される。
以上のように、本実施の形態の吸込み具10を用いれば、部屋の壁際や隅にある塵埃等を掃除するのに、吸込み具10の側壁を壁に沿わせて掃除をする場合などには、吸込み具10を何度も往復させたり、吸込み具10の向きを変えたりして掃除を行わなくても、吸込み具10の前面と側面に配置している第1の回転ブラシ11、第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13によって、壁際や隅の塵埃を取り残しなく効率良く掃除することが
できる。
そして、掃除をするために使用者が手で握る把手8内に内蔵された状態検知手段22である3軸加速度センサは、その名の通り、X、Y、Z軸に加わる加速度を検出する素子であり、その出力信号から、加速度と角度がわかるものである。また、速度や移動距離も、計算によって導き出すことができる。本実施の形態においては、状態検知手段22から制御手段20に出力される信号によって常時、把手8の移動方向及び移動速度や加速度、及び傾きを検知している。
図5に、把手8を前後に往復操作した時の状態検知手段22の出力波形と、状態検知手段22の出力信号から算出した操作速度との関係を示す。状態検知手段22を、Y軸が把手8の往復操作方向と一致するように配置した場合、把手8の往復操作に合わせて、Y軸とX軸の出力波形は図のように変化する。制御手段20は、Y軸の出力信号即ち、把手8の加速度から、把手8の操作速度を図のように算出する。このとき、X軸は、Y軸と90度で直交する横方向への把手8の動きを検出するものであり、把手8の一直線の往復操作では、横方向へのX軸の信号の変化は殆どない。
例えば、使用者が往復操作していた吸込み具10を、吸込み具10の横幅1個分の左隣を掃除しようとした場合、図6(a)に示すように、使用者は吸込み具10を左側に移動させようと、把手8を左に傾けながら、把手8を前方に押し出す(図6(a)(1)〜(3))。そして、左に傾けながら押し出した把手8を、傾けた把手8を元の位置に戻しながら手前に引く(図6(a)(4))ことで、吸込み具10の横幅1個分の左隣に移動することができる。この時の状態検知手段22のX軸出力は、図6(b)の様になり、制御手段20は、把手8を左に傾けながら操作したことを検知することができる。
従来の電気掃除機においては、この吸込み具10の横方向への移動が、使用者にとって大きな操作力が必要で、思うように動かなくて使い勝手が悪かった。しかしながら、本実施の形態の吸込み具10を床面に置いた場合、右側に位置する第2の回転ブラシ12は、右側に進もうとする方向に回転し駆動している。そして、左側に位置する第3の回転ブラシ13は、左側に進もうとする方向に回転し駆動している。通常、制御手段20は、第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13を同じ駆動力になるよう制御しているため、吸込み具10は、右にも左にも進まない。
例えば、使用者が、吸込み具10の横幅1個分の左隣を掃除しようとして把手8を左に傾けた事を、状態検知手段22からの入力によって検出した制御手段20は、吸込み具10を左へ移動させるために次のような制御行う。
例えば、左方向に進もうとしている第3の回転ブラシ13の駆動力(回転数)を増加させる制御を行う。これにより、第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13の駆動力の均衡が崩れ、左側に進もうとする第3の回転ブラシ13の駆動力が、右側に進もうとする第2の回転ブラシ12の駆動力を上回るため、吸込み具10は左側に自走する。これにより、使用者は、大きな操作力を必要とすることなく吸込み具10のスムーズな移動が可能となる。
また、別の制御方法として、右方向に進もうとしている第2の回転ブラシ12の駆動力(回転数)を減少させる、或いは、停止させる制御を行う。これにより、第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13の駆動力の均衡が崩れ、左側に進もうとする第3の回転ブラシ13の駆動力が勝るため、吸込み具10は左側に自走する。これにより、使用者は、大きな操作力を必要とすることなく吸込み具10のスムーズな移動が可能となる。
また、上記とは逆に、使用者が、吸込み具10を右側に移動させたい時は、制御手段20が、第2の回転ブラシ12と第3の回転ブラシ13に対して、上記とは逆の制御を行うことで実現できる。
また、図7は、図1における把手8を真後ろ(矢印D方向)から見た図である。使用者が把手8を握って、直線的に往復掃除をした場合、把手8は、点Cを中心に両矢印で示した角度Eの範囲内で動作する。例えば、使用者が吸込み具10を左方向に移動させたいと考え、把手8を左に傾ける(角度LFの範囲)と、制御手段20は、状態検知手段22からの信号で、傾きの角度がLFの範囲にあることを検知して、前述のような左方向への移動のための制御を行う。
吸込み具10が左方向へ移動し、使用者が思った場所に移動できれば、使用者は、その場所で、前後方向の往復掃除をするために、把手8を鉛直方向に戻す(角度Eの範囲)。これにより、制御手段20は、状態検知手段22の信号で、把手8の角度が角度LFの範囲ではなく、角度Eの範囲にあることを検知するため、左方向への横移動のための制御を停止することができる。このように制御することで、使用者は把手8の傾きを操作することで、吸込み具10を思い思いの場所に移動させることができる。
また、使用者が操作する把手8の傾き度合いに応じて、吸込み具10の移動速度を変えるよう制御しても良い。例えば、制御手段20は、状態検知手段22が検知する把手8の左側への傾き角度に応じて、第3の回転ブラシ13の回転数を増加度合いと、反対側の第2の回転ブラシ12の回転数の減少度合いをリニアに変化させるよう制御する。こうすることで、使用者は、早く移動させたければ、大きく傾け(角度LGの範囲)、遅く移動させたいのなら少しだけ傾ける(角度LFの範囲にする)ことによって、使用者が手元で操作する把手8の動きで、吸込み具10の移動速度を操作、調整できる。
上記以外の制御として、例えば、制御手段20が、状態検知手段22で、把手8の角度LGの範囲の傾きを検知した場合、吸込み具10を左方向に移動させる制御を行うが、継続して吸込み具10を移動させるのではなく、所定時間T1(例えば、2秒)のみ移動のための制御を行い、その後、継続して角度LGの範囲の傾きを検知しても、移動制御は行わないようにする。
これは、掃除中に吸込み具10が左方向または右方向に継続して進み続ける動作は、頻度的に少ないためである。それと、高さの低い家具や寝具の下、特に奥の方を掃除する際、把手8を角度LGや角度RGの範囲に倒して、把手8を床面に近づけて往復掃除をする場面があり、この時、横移動の制御を続けると、使用者の往復掃除を妨げて具合が悪いので、制御手段20は、所定時間T1以降は、吸込み具10の横移動をしない制御をすることで使い勝手が向上する。もちろん、把手8を床面に近づける動作は、状態検知手段22のZ軸の出力によって検出可能であるため、制御手段20は、この信号を用いて制御を行っても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者が、手元(把手8)の動きで吸込み具10の横方向への移動を調整でき、部屋の壁際や隅にある塵埃等を掃除するのに、吸込み具10の側壁を壁に沿わせて掃除をする場合などには、吸込み具10を何度も往復させたり、吸込み具10の向きを変えたりして掃除をしなくても、第1の回転ブラシ11、第2の回転ブラシ12、第3の回転ブラシ13が被掃除面の塵埃をかき上げるので、塵埃の取り残しのない使用性の良い電気掃除機の提供ができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、壁際での塵埃の吸引漏れがなく、また操
作性に優れたもので、各種家庭用、業務用電気掃除機だけではなく、使用者の操作によって移動方向を変える用途を持った機器の制御にも適用できる。
1 掃除機本体
2 電動送風機
8 把手(手元操作部)
10 吸込み具
11 第1の回転ブラシ
12 第2の回転ブラシ
13 第3の回転ブラシ
20 制御手段
22 状態検知手段

Claims (6)

  1. 吸引風を発生する電動送風機を内蔵した掃除機本体と、使用者が掃除するために操作する手元操作部と、前記電動送風機が発生させる吸引風によって被掃除面から塵埃を吸引する吸込み具と、前記電動送風機への電力供給量を加減する制御手段と、前記手元操作部の向きや傾き移動方向及び移動速度や加速度のうち、いずれかまたは複数を検知する状態検知手段と、前記吸込み具の下面前部に配され前後方向に回転する第1の回転ブラシと、前記吸込み具の下面左右の少なくともいずれか一端に設けられ略左右方向に回転する第2の回転ブラシとを備え、前記制御手段は、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記第1、第2の回転ブラシを独立して駆動することを特徴とする電気掃除機。
  2. 吸込み具の左右の一端に第2の回転ブラシを配し、他端に、同じく略左右方向に回転する第3の回転ブラシを配し、制御手段は、前記第2の回転ブラシと前記第3の回転ブラシが、各々前記吸込み具の下面中央に向けて塵埃を送るように内側に回転するように制御することを特徴とした請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 第3の回転ブラシを左側に、第2の回転ブラシを右側にそれぞれ配し、制御手段が状態検知手段からの信号にもとづいて、手元操作部の左への傾きを検知した時、前記第3の回転ブラシの駆動力を強める或いは、前記第2の回転ブラシの回転を弱める或いは停止させる制御を行うようにし、前記制御手段が、前記状態検知手段からの信号にもとづいて、前記手元操作部の右への傾きを検知した時は、第2の回転ブラシの駆動力を強める或いは、前記第3の回転ブラシの回転を弱める或いは停止させる制御を行うようにしたことを特徴とした請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 制御手段は、状態検知手段からの信号にもとづいて、手元操作部が所定の角度傾いたことを検知した時、所定時間のみ第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの回転を制御して吸込み具を移動させることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 制御手段は、状態検知手段からの信号で、手元操作部の所定の角度の傾きが検知できなくなった場合、吸込み具を移動させるための第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの制御を停止することを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 制御手段は、状態検知手段からの信号レベルに応じて、吸込み具を移動させるための第2の回転ブラシ及び/または第3の回転ブラシの回転数の増加度合い又は減少度合いを変化させることを特徴とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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