JP2012105037A - 歪補償増幅回路 - Google Patents

歪補償増幅回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2012105037A
JP2012105037A JP2010251484A JP2010251484A JP2012105037A JP 2012105037 A JP2012105037 A JP 2012105037A JP 2010251484 A JP2010251484 A JP 2010251484A JP 2010251484 A JP2010251484 A JP 2010251484A JP 2012105037 A JP2012105037 A JP 2012105037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
distortion
section
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010251484A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kurihara
正実 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2010251484A priority Critical patent/JP2012105037A/ja
Publication of JP2012105037A publication Critical patent/JP2012105037A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】増幅部から歪成分を抑止した信号を出力させる歪補償増幅回路を提供する。
【解決手段】フィードフォワード方式の歪補償増幅回路であって、入力信号を分配する第1分配部と、分配された一方の入力信号の振幅、位相を調整する第1調整部と、第1合成部を有し第1調整部からの出力信号を第1合成部の一方に入力させ第1合成部の出力信号を増幅する増幅部と、増幅された信号を分配する第2分配部と、第1分配部で分配された他方の入力信号を遅延させる遅延部と、遅延部の出力信号と第2分配部で分配された一方の信号とを合成する第2合成部と、合成された信号の振幅、位相を調整する第2調整部と、第2調整部の出力信号を分配する第3分配部と、第3分配部で分配された一方の出力信号の振幅、位相を調整し、調整した信号を増幅部の第1合成部の他方に入力させ、第1合成部に第1調整部からの出力信号と合成させるフィードバック部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅器で発生する歪を低減するフィードフォワード方式の歪補償増幅回路に関する。
増幅器で増幅された信号は、非線形動作による歪成分が含まれて出力される。この歪を低減する回路として、増幅器で出力される信号と入力信号とを同振幅、逆位相で足し合わせることで、増幅器によって発生した歪成分を抜き出すフィードフォワード方式の歪補償増幅回路(以下、フィードフォワード歪補償増幅回路と称する)が知られている。
また、関連のある技術として、以下の文献が開示されている。
特開2010−171535号公報
フィードフォワード歪補償増幅回路において、増幅器から出力される信号に含まれる歪成分を、その増幅器の出力前に抑えることができれば、発生した歪を打ち消すフィ―ドフォワード回路においては制御レベルを低く抑えることができる。本発明は、増幅器で発生する歪を、増幅器の出力前に抑えることで、フィードフォワード歪補償増幅回路としての歪の低減を図る技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る歪補償増幅回路は、フィードフォワード方式の歪補償増幅回路であって、入力信号を分配する第1分配部と、第1分配部で分配された一方の入力信号の振幅及び位相を調整する第1調整部と、第1合成部を有し第1調整部からの出力信号を第1合成部の一方に入力させて第1合成部の出力信号を増幅する増幅部と、増幅部によって増幅された信号を分配する第2分配部と、第1分配部で分配された他方の入力信号を遅延させる遅延部と、遅延部の出力信号と第2分配部で分配された一方の信号とを合成する第2合成部と、第2合成部で合成された信号の振幅及び位相を調整する第2調整部と、第2調整部からの出力信号を分配する第3分配部と、第3分配部で分配された一方の出力信号の振幅及び位相を調整し、調整した信号を増幅部の第1合成部の他方に入力させ、第1合成部に第1調整部からの出力信号と合成させるフィードバック部とを有する。
入力信号を増幅する増幅部から、歪成分を抑止した信号を出力させることができる。
本実施形態に係るフィードフォワード歪補償増幅回路の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードフォワード歪補償増幅回路の調整時の画面例を示す図である。 一般的なフィードフォワード歪補償増幅回路の一例を示す図である。
まず、本実施形態の前提となる一般的なフィードフォワード歪補償増幅回路を図3に示すとともに、その動作、調整手法について説明する。
無歪の入力信号は、まず分配器1により分配される。主信号の一方は、主信号増幅器4で増幅され、方向性結合器6、遅延回路11、方向性結合器12を通る。主信号から歪成分を抽出するため、主信号増幅器4で増幅された信号の一部が方向性結合器6から取り出される。この取り出された歪成分を含む信号と、分配器1で分配された他方の主信号とが合成器7で合成されることで主信号成分が打ち消され、歪信号が抽出される。
ここで、主信号を打ち消すためには、合成器7で合成される2つの信号が同振幅、逆位相となる必要がある。よって図3の例では、遅延回路5と可変位相器3とで2つの信号が互いに逆位相となるように調整され、可変減衰器2で2つの信号が同振幅となるように調整される。
合成器7は、主信号を打ち消すことで歪信号を出力し、歪信号増幅器10はこの歪信号を増幅する。方向性結合器12は、方向性結合器6から出力される主信号(歪成分が含まれる)と歪信号増幅器10で増幅された歪信号とを結合することで、主信号に含まれる歪成分を低減し、この歪成分が低減された信号を出力する。
方向性結合器6から出力される主信号に含まれる歪成分を打ち消すためには、方向性結合器12で歪信号が同振幅、逆位相となるように結合される必要がある。よって、図3の例では、遅延回路11で主信号の位相が調整され、可変位相器9で歪信号の位相が調整されることで逆位相を実現し、また可変減衰器8で歪信号の振幅が調整されることで同振幅を実現する。
次に、図3で示したフィードフォワード歪補償増幅回路に対しての、歪低減を図るための設定手法について説明する。遅延回路5、11の遅延量は予め固定値で決められている。そこでまず、ユーザは、抜き出される歪量が設定値に達するよう可変減衰器2、可変位相器3を設定し、その後、主信号の歪が設定値まで打ち消されるように可変減衰器8、可変位相器9の設定を行う。
本実施形態は、図3で示したフィードフォワード歪補償増幅回路に対し、主信号増幅器4に歪補償のためのフィードバック回路を別途追加し、本来は主信号の歪を打ち消すために増幅された歪信号を、フィードバック回路を用いて主信号増幅器4にフィードバックさせる。本実施形態は、このフィードバックされる歪のレベルを安定的に制御することにより、主信号増幅器4から出力される歪の低減を図る。
本実施形態の構成を図1に示す。本実施形態でのフィードフォワード歪補償増幅回路100(歪補償増幅回路)は、前述図3で説明をした、歪信号増幅器10内の2つの増幅器の段間に方向性結合器14を持ち、また主信号増幅器4内の2つの増幅器の段間に方向性結合器13を持ち、さらに方向性結合器14から取り出された信号を方向性結合器13へフィードバックさせる構成としたものである。
フィードバック制御の歪補償もフィードフォワード制御と同様、同振幅、逆位相で合成することで歪の補償を行う必要がある。よってフィードフォワード歪補償増幅回路100は、さらに、固定の遅延量を持つ遅延回路17と、振幅、位相の調整を行う可変減衰器15、可変位相器16を具備している。
フィードフォワード歪補償増幅回路100の調整手順について説明する。可変減衰器2、可変位相器3は、合成器7で出力される歪信号を予め規定された設定値より小さくなるように出力信号を調整する。次に、可変減衰器15、可変位相器16は、フィードバック歪補償の出力レベル(可変減衰器15からの出力レベル)が一定値に収束させるように出力信号を調整する。その後、可変減衰器8、可変位相器9は、方向性結合器12での歪成分を所定レベルまで収束させるように出力信号を調整する。この歪抽出回路の収束方法(可変減衰器2、可変位相器3による調整)と歪打ち消し回路の収束方法(可変減衰器8、可変位相器9による調整)は前述図3の例で説明した方法と同じである。
本実施形態では、各段で出力される電力レベルをそれぞれ検波し、A/D変換を行い数値化することで、外部装置、例えばパーソナルコンピュータのディスプレイに表示するとともに、ユーザによってその値を設定、制御できるものとする。
図2に外部装置に制御状態(歪状態)を表示した例を示す。歪抽出制御の表示18では、可変減衰器2、可変位相器3が用いられることで打ち消される主信号レベル(主信号レベル値)、その設定値(主信号収束値)、可変減衰器2の状態を示す可変減衰値、可変位相器3の状態を示す可変位相値の各数値が表示される。
フィードバック制御の表示19では、可変減衰器15、可変位相器16によって調整される歪電力レベル(歪電力レベル値)、その設定値(歪電力収束値)、可変減衰器15の状態を示す可変減衰値、可変位相器16の状態を示す可変位相値の各数値が表示され、また可変減衰器15、可変位相器16の基準値が表示される。
フィードフォワード制御の表示20は、可変減衰器8、可変位相器9によって調整されるTotal歪レベル値、その設定値である歪レベル収束値、可変減衰器8の状態を示す可変減衰値、可変位相器9の状態を示す可変位相値の各数値が表示される。
次に、フィードフォワード歪補償増幅回路100の動作、およびフィードフォワード歪補償増幅回路100に対する図2の画面を用いた設定方法について説明をする。まず、ユーザによって、表示18の主信号収束値より主信号レベル値が小さくなるように可変減衰器2、可変位相器3が設定される。合成器7より合成された歪信号は、歪信号増幅器10により増幅され、ある程度まで増幅した歪信号は、歪信号増幅器10内の段間の方向性結合器14によって一部が取り出される。
その後、ユーザによって表示19の歪電力レベル値が歪電力収束値に収束するように、可変減衰器15、可変位相器16が設定される。振幅は、歪の打ち消しが始まると出力されるレベルが低くなるため、低くなったレベルを主信号と同振幅となるように可変減衰器15が設定される。方向性結合器14によって取り出された信号は、このように可変位相器16、可変減衰器15が設定されることで、また遅延回路17によって遅延となることで主信号に対して逆位相、同振幅となり、その後、主信号増幅器4の段間に具備された方向性結合器13で主信号と結合される。
上記2つの調整が完了後、最後に可変減衰器8、可変位相器9が設定されることで、フィードフォワード歪補償増幅回路100から出力される信号の収束調整が行われる。この調整は表示20のTotal歪レベル値が歪レベル収束値近傍(もしくは歪レベル収束値以下)となるまで行われる。
この際、可変減衰器8、可変位相器9の出力信号が変動すると可変減衰器15、可変位相器16に入力される歪信号の振幅、位相が変化してしまい、これによりフィードバック歪補償の出力信号の振幅、位相が変動してしまう。これを抑えるために、上記2つの設定(可変減衰器2と可変位相器3の設定、および可変減衰器15と可変位相器16の設定)が完了した後に、外部装置は、可変減衰器15、可変位相器16の値を基準値として保持する。そして、この基準値となるように可変減衰器8と逆の動きとなるように可変減衰器15が設定され、また可変位相器9で変化させた位相と逆の位相となるように可変位相器16が設定される。
本実施形態によって、主信号の歪成分をフィードバック制御により低減させ、歪成分が低減した信号をフィードフォワード動作により歪のキャンセルを行うことができ、歪量を良化する仕組みを提供できる。
また、本実施形態によって、主信号の歪成分が低減することで、歪信号増幅回路への入力レベルが低減され低消費電力化を図ることができる。
本実施形態では、方向性結合器で信号の一部を分配したり、結合したりしたが、態様を限定するものではなく、方向性結合器に代え、分配器や分岐器、および合成器等を用いる実装も考えられる。同様に、本実施形態の分配器、合成器に代え、分岐器や方向性結合器を用いる実装も考えられる。
本実施形態では、以下の歪補償増幅回路が開示されている。
入力信号を分配する第1分配部(1)と、前記第1分配部(1)で分配された一方の入力信号の振幅及び位相を調整する第1調整部(2,3)と、第1合成部(13)を有し前記第1調整部(2,3)からの出力信号を該第1合成部(13)の一方に入力させて該第1合成部(13)の出力信号を増幅する増幅部(4)と、前記増幅部(4)によって増幅された信号を分配する第2分配部(6)と、前記第1分配部(1)で分配された他方の入力信号を遅延させる遅延部(5)と、前記遅延部(5)の出力信号と前記第2分配部(6)で分配された一方の信号とを合成する第2合成部(7)と、前記第2合成部(7)で合成された信号の振幅及び位相を調整する第2調整部(8,9)と、前記第2調整部(8,9)からの出力信号を分配する第3分配部(14)と、前記第3分配部(14)で分配された一方の出力信号の振幅及び位相を調整し、該調整した信号を前記増幅部(4)の第1合成部(13)の他方に入力させ、該第1合成部(13)に前記第1調整部(2,3)からの出力信号と合成させるフィードバック部(15,16,17)とを有するフィードフォワード方式の歪補償増幅回路。
また、上記の歪補償増幅回路において、さらに、前記第3分配部(14)で分配された他方の出力信号と、前記第2分配部(6)で分配された他方の信号とが逆位相、且つ同振幅となるように合成し、該合成信号を外部に出力する出力部(10、11、12)を有するフィードフォワード方式の歪補償増幅回路も本実施形態で開示されている。
1 分配器、2、8、15 可変減衰器、3、9、16 可変位相器、4 主信号増幅器、5、11、17 遅延回路、6、12、13、14 方向性結合器、7 合成器、10 歪信号増幅器、100 フィードフォワード歪補償増幅回路。

Claims (1)

  1. 入力信号を分配する第1分配部と、
    前記第1分配部で分配された一方の入力信号の振幅及び位相を調整する第1調整部と、
    第1合成部を有し、前記第1調整部からの出力信号を該第1合成部の一方に入力させて該第1合成部の出力信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部によって増幅された信号を分配する第2分配部と、
    前記第1分配部で分配された他方の入力信号を遅延させる遅延部と、
    前記遅延部の出力信号と前記第2分配部で分配された一方の信号とを合成する第2合成部と、
    前記第2合成部で合成された信号の振幅及び位相を調整する第2調整部と、
    前記第2調整部からの出力信号を分配する第3分配部と、
    前記第3分配部で分配された一方の出力信号の振幅及び位相を調整し、該調整した信号を前記増幅部の第1合成部の他方に入力させ、該第1合成部に前記第1調整部からの出力信号と合成させるフィードバック部と
    を有するフィードフォワード方式の歪補償増幅回路。
JP2010251484A 2010-11-10 2010-11-10 歪補償増幅回路 Withdrawn JP2012105037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251484A JP2012105037A (ja) 2010-11-10 2010-11-10 歪補償増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251484A JP2012105037A (ja) 2010-11-10 2010-11-10 歪補償増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012105037A true JP2012105037A (ja) 2012-05-31

Family

ID=46394940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010251484A Withdrawn JP2012105037A (ja) 2010-11-10 2010-11-10 歪補償増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012105037A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001053552A (ja) フィードフォワード増幅回路、及びフィードフォワード増幅回路における非線形歪の補償方法。
US6194964B1 (en) Predistorter having an automatic gain control circuit and method therefor
US6127889A (en) Nested feed forward distortion reduction system
US7196578B2 (en) Amplifier memory effect compensator
JP2012105037A (ja) 歪補償増幅回路
JP4441239B2 (ja) 電圧制御可変移相器
JP2011211655A (ja) 高周波増幅器
JP2010050609A (ja) 歪補償増幅回路
JP4500671B2 (ja) 歪生成器及び低歪増幅器
JP2005151290A5 (ja)
JP4931551B2 (ja) 歪み補償装置、増幅装置、歪み補償方法及び増幅方法
KR100763488B1 (ko) 폐쇄형 루프 전치왜곡 방식을 이용한 고주파 선형 전력증폭기
JP2015033083A (ja) マルチバンド増幅器
JP2011103540A (ja) 電力増幅器
JP2007019598A (ja) プリディストーション歪補償増幅装置及びプリディストーション歪補償方法
JP2000223961A (ja) フィードフォワード増幅器及びその増幅方法
JP2008160299A (ja) 歪補償装置
JP2003133864A (ja) 並列電力分配合成増幅器
JP2005236875A (ja) フィードフォワード型歪補償増幅器
KR20060038793A (ko) 선형 전력 증폭기의 멀티 증폭 장치 및 그 방법
JP2009284416A (ja) フィードフォワード歪補償回路
JP2007006436A (ja) 歪補償増幅器
JP2012156693A (ja) フィードフォワード増幅器
JP2006101209A (ja) 電力増幅装置、通信装置及び電力増幅方法
JP2005175894A (ja) 歪補償増幅装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140204