JP2012104679A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被露光体上を走査する光ビームの走査距離を短くして露光工程のタクトを短縮する。
【解決手段】被露光体4を一定方向に一定速度で搬送する搬送手段1と、被露光体4の搬送方向と交差する方向に一定の配列ピッチで一列に並べられた複数の光スイッチにより、一方向に拡幅されたレーザ光Lを一定の配列ピッチで一列に並んだ複数のレーザビームLbに分割して射出するパターンジェネレータ6と、パターンジェネレータ6から射出し、被露光体4に照射する複数のレーザビームLbを互いに隣接するレーザビームLbの間の領域を同時に往復走査する光走査手段7と、往復走査される複数のレーザビームLbを被露光体上に集光するfθレンズ8と、パターンジェネレータ7の複数の光スイッチのオン・オフ駆動を制御する制御手段3と、を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、被露光体を一定方向に搬送しながら該被露光体の搬送方向と交差する方向に光ビームを走査して露光する露光装置に関し、特に被露光体上を走査する光ビームの走査距離を短くして露光工程のタクトを短縮しようとする露光装置に係るものである。
従来のこの種の露光装置は、被露光体を一定方向に搬送しながら、光スイッチによりオン・オフ変調されて射出する一本のレーザビームを、ポリゴンミラーにより被露光体の搬送方向と交差する方向に往復走査し、fθレンズにより被露光体上に集光して露光するものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−317800号公報
しかし、このような従来の露光装置においては、一本の光ビームが被露光体上の露光領域の全幅を往復走査するものであるので、光ビームの走査距離が長くなっていた。したがって、被露光体の搬送方向において未露光部が生じないようにするためには、被露光体の搬送速度を遅くしなければならず、露光工程のタクトが長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、被露光体上を走査する光ビームの走査距離を短くして露光工程のタクトを短縮しようとする露光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による露光装置は、被露光体を一定方向に一定速度で搬送する搬送手段と、前記被露光体の搬送方向と交差する方向に一定の配列ピッチで一列に並べられた複数の光スイッチにより、一方向に拡幅されたレーザ光を一定の配列ピッチで一列に並んだ複数のレーザビームに分割して射出するパターンジェネレータと、前記パターンジェネレータから射出し、前記被露光体に照射する前記複数のレーザビームを互いに隣接する前記レーザビームの間の領域を同時に往復走査する光走査手段と、前記往復走査される複数のレーザビームを前記被露光体上に集光するfθレンズと、前記パターンジェネレータの前記複数の光スイッチのオン・オフ駆動を制御する制御手段と、を備えたものである。
このような構成により、搬送手段で被露光体を一定方向に一定速度で搬送しながら、制御手段で制御して被露光体の搬送方向と交差する方向に一定の配列ピッチで一列に並べられたパターンジェネレータの複数の光スイッチをオン・オフ駆動し、複数の光スイッチにより、一方向に拡幅されたレーザ光を一定の配列ピッチで一列に並んだ複数のレーザビームに分割してパターンジェネレータから射出し、光走査手段で被露光体に照射する複数のレーザビームを互いに隣接するレーザビームの間の領域を同時に往復走査し、fθレンズで往復走査される複数のレーザビームを露光体上に集光する。
また、前記パターンジェネレータの各光スイッチは、電気光学結晶材料からなる角柱状のスイッチング素子の長軸に平行な対向面に夫々電極を設けると共に、前記スイッチング素子の長軸方向の両端面側に一対の偏光素子をクロスニコルに配置して構成したものである。これにより、電気光学結晶材料からなる角柱状のスイッチング素子の長軸に平行な対向面に夫々電極を設けると共に、前記スイッチング素子の長軸方向の両端面側に一対の偏光素子をクロスニコルに配置して構成したパターンジェネレータの各光スイッチで各レーザビームの射出をオン・オフする。
さらに、前記光走査手段は、前記fθレンズと、前記パターンジェネレータと前記fθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置された光偏向ミラーである。これにより、fθレンズと、パターンジェネレータとfθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置された光偏向ミラーで複数のレーザビームを同時に往復走査する。
また、前記光偏向ミラーは、ガルバノミラーである。これにより、ガルバノミラーで複数のレーザビームを同時に往復走査する。
さらに、前記光偏向ミラーは、ポリゴンミラーである。これにより、ポリゴンミラーで複数のレーザビームを同時に往復走査する。
さらにまた、前記光走査手段は、前記fθレンズと前記搬送手段との間に配置された音響光学素子である。これにより、fθレンズと搬送手段との間に配置された音響光学素子で複数のレーザビームを同時に往復走査する。
そして、前記光走査手段は、前記fθレンズと、前記パターンジェネレータと前記fθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置され、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向面に光軸に対して傾斜した辺を有する三角形の電極を設けた電気光学素子である。これにより、fθレンズと、パターンジェネレータとfθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置され、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向面に光軸に対して傾斜した辺を有する三角形の電極を設けた電気光学素子で複数のレーザビームを同時に往復走査する。
請求項1に係る発明によれば、光ビームを複数のレーザビームに分割して同時に往復走査し、被露光体の露光領域の全幅を露光するようにしているので、1本当たりのレーザビームの走査距離を短くすることができ、レーザビームの走査周波数をあげることができる。したがって、被露光体の搬送速度を速くすることができ、露光工程のタクトを短縮することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、パターンジェネレータの光スイッチを電気光学結晶材料で形成しているので、エネルギーの高いレーザ光を使用することができる。したがって、レーザビームの走査速度をより速くして露光工程のタクトをより短縮することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、一対のfθレンズの間にて複数のレーザビームが光軸側に絞られた位置に光偏向ミラーを配置することができ、光偏向ミラーのミラー形状を小さくすることができる。したがって、光偏向ミラーの慣性モーメントを小さくして駆動周波数をより高くことができる。これにより、被露光体の搬送速度をより速くして露光工程のタクトを一層短縮することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、光偏向ミラーの製造コストを安価にすることができる。
さらに、請求項5に係る発明によれば、往復走査する光ビームの復路の走査時間を短縮することができ、レーザビームの走査周波数をなお一層高くすることができる。
そして、請求項6又は7に係る発明によれば、光走査手段の経時的変化が少なくレーザビームを長時間安定して走査することができる。したがって、露光装置の信頼性を向上することができる。
本発明による露光装置の第1の実施形態を示す概要図である。 本発明の露光装置に使用する光スイッチの構成を示す斜視図である。 本発明の露光装置の制御手段の概略構成を示すブロック図である。 本発明の露光装置に使用するガルバノミラーの往復動作を示す説明図である。 上記光スイッチのオン・オフ駆動を説明する図であり、(a)はオン状態を示し、(b)はオフ状態を示す。 本発明の露光装置における1つのレーザビームの往復動作による露光を示す説明図である。 本発明による露光装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。 本発明による露光装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。 上記第3の実施形態の光走査手段の一構成例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による露光装置の第1の実施形態を示す概要図である。この露光装置は、被露光体を一定方向に搬送しながら該被露光体の搬送方向と交差する方向に光ビームを走査して露光するもので、搬送手段1と、露光光学系2と、制御手段3と、を備えてなる。
上記搬送手段1は、被露光体4を一定方向に一定速度で搬送するものであり、ステージ5の上面5aにエアの噴出口及び吸引口を備え、エアの噴出力及び吸引力を調整して被露光体4をステージ5の上面5aに一定量だけ浮上させた状態で図示省略の搬送機構により被露光体4の両端縁部を保持して搬送するようになっている。なお、図1において被露光体4の搬送方向は、同図に正対して手前から奥に向かう方向(矢印A方向)である。
上記搬送手段1の上方には、露光光学系2が配設されている。この露光光学系2は、レーザビームLbを被露光体4の搬送方向と交差する方向(矢印B,C方向)に走査して矢印A方向に移動中の被露光体4表面に照射し、被露光体4面に塗布された感光材を露光するもので、レーザビームLbの進行方向上流から下流に向かってパターンジェネレータ6と、光走査手段7と、第1のfθレンズ8とをこの順に配置して備えたものである。
ここで、パターンジェネレータ6は、被露光体4の搬送方向と交差する方向に一定の配列ピッチで一列に並べられた複数の光スイッチ9(図2参照)により、一方向に拡幅されたレーザ光Lを一定の配列ピッチで一列に並んだ複数のレーザビームLbに分割して射出するものであり、図2に示すように、各光スイッチ9は、電気光学結晶材料からなる角柱状の複数のスイッチング素子10の長軸に平行な対向面に夫々電極11a,11bを設けると共に、複数のスイッチング素子10の長軸方向の両端面側に一対の偏光素子をクロスニコルに配置して構成されている。そして、上記複数のスイッチング素子10は、図1に示すように、それらの長軸方向を光の通路として透明な配線基板12上に上記一対の電極11a,11bが配線基板12の各配線に接続された状態で一列に並べて形成され、スイッチング素子組立体13を構成している。
なお、本第1の実施形態においては、上記一対の偏光素子は、図2に示すように、一例として電気光学結晶材料の光入射端面10a側に配置された第1の偏光ビームスプリッタ14と、光射出端面10b側に配置された第2の偏光ビームスプリッタ15とを、互いに光軸を中心に90°回転した関係に設けたもので示しているが、一対の偏光素子は一対の偏光板であってもよい。また、第1及び第2の偏光ビームスプリッタ14,15は、スイッチング素子組立体13の全体に亘って共通したものであってもよい。さらに、本第1の実施形態においては、第1の偏光ビームスプリッタ14とスイッチング素子組立体13との間に、複数のマイクロレンズを上記複数のスイッチング素子10の配列ピッチと同じピッチで一列に並べて設けたレンズアレイ16を配置し、拡幅されたレーザ光Lを複数のマイクロレンズにより複数のレーザビームLbに分割し、上記各スイッチング素子10上に集光させている。これにより、光利用効率を向上させることができる。
また、上記パターンジェネレータ6に入射するレーザ光Lは、レーザ光源17から放射され、光ファイバ18によって板状のロッドレンズ19まで導かれ、このロッドレンズ19により光強度分布が均一化された後、ビームエキスパンダ20によりロッドレンズ19の端面の長軸方向に拡幅されるようになっている。したがって、上記レンズアレイ16の各マイクロレンズの配列方向及び複数の光スイッチ9の配列方向がレーザ光Lの拡幅方向に一致するようにパターンジェネレータ6は、配置されることになる。
上記光走査手段7は、パターンジェネレータ6から射出し、被露光体4に照射する複数のレーザビームLbを互いに隣接するレーザビームLbの間の領域を同時に往復走査するもので、後述の第1のfθレンズ8と、パターンジェネレータ6と第1のfθレンズ8との間に第1のfθレンズ8とミラー対称に対向配置された第2のfθレンズ21との間に配置された光偏向ミラーであり、ガルバノミラー又はポリゴンミラーである。以下の説明においては、光偏向ミラーがガルバノミラー22である場合について述べる。なお、第2のfθレンズ21は上述のように配置されているので、通常の使用状態と反対となり、通常使用における物体面側が光射出側となる。
上記第1のfθレンズ8は、上記ガルバノミラー22で往復走査される複数のレーザビームLbを被露光体4上で等速スキャンさせるものであり、像面側の焦点位置を被露光体4表面に略合致させ、物体面側の焦点位置を第2のfθレンズ21の物体面側焦点位置に略合致させて配置されている。
上記搬送手段1と、パターンジェネレータ6と、ガルバノミラー22と、レーザ光源17と、に電気的に接続して制御手段3が設けられている。この制御手段3は、パターンジェネレータ6の複数の光スイッチ9のオン・オフ駆動を制御するものであり、図3に示すように、搬送手段駆動部23と、パターンジェネレータ駆動部24と、ミラー駆動部25と、レーザ光源駆動部26と、演算部27と、メモリ28と、制御部29と、を備えている。
ここで、上記搬送手段駆動部23は、搬送手段1の駆動を制御して図示省略の搬送機構を一定速度で移動させるものである。また、パターンジェネレータ駆動部24は、後述のメモリ28に予め記憶されたCADデータに基づいてパターンジェネレータ6の各光スイッチ9のオン・オフ駆動を制御するものであり、往復走査するレーザビームLbの往路において各光スイッチ9をオン・オフ駆動し、復路においては常にオフ駆動するように制御する。さらに、ミラー駆動部25は、ガルバノミラー22を一定周波数Fmで駆動するものであり、例えば図4に示すようにレーザビームLbの往路走査時間に相当する立上がり時間がT1及び復路走査時間に相当する立下り時間がT2である鋸歯状波で駆動される。また、レーザ光源駆動部26は、レーザ光源17を予め設定された出力で駆動させるものである。さらに、演算部27は、予め設定された初期設定値に基づいて例えば被露光体4の搬送速度Vや、光スイッチ9の切換周波数Fs等を演算するものである。また、メモリ28は、各要素の初期設定値を記憶すると共に露光パターンのCADデータを記憶するものである。そして、制御部29は、各要素が適切に駆動するように装置全体を統合して制御するものである。
次に、このように構成された露光装置の動作について説明する。
先ず、被露光体4の搬送方向(矢印A方向)の露光ピッチP1、レーザビームLbの走査方向の露光ピッチP2、ガルバノミラー22の駆動周波数(レーザビームLbの走査周波数に相当)Fm、レーザビームLbの走査幅W、レーザ光源17のパワー等の初期設定値、及び露光パターンのCADデータをメモリ28に記憶する。
この場合、被露光体4の搬送速度Vは、被露光体4の搬送方向の露光ピッチP1とガルバノミラー22の駆動周波数Fmとに基づいて演算部27においてV=P1・Fmの関係式を演算することにより算出することができる。また、光スイッチ9の切換周波数Fsは、レーザビームLbの走査方向の露光ピッチP2、レーザビームLbの走査幅W、レーザビームLbの往路走査時間T1(図4参照)に基づいて演算部27においてFs=W/(P2・T1)の関係式を演算することによって算出される。なお、被露光体4の搬送速度V及び光スイッチ9の切換周波数Fsを初期設定値として直接入力してもよい。
次に、搬送手段1上に被露光体4が載置される。そして、露光開始スイッチが投入されると、搬送手段1のステージ5の上面5aと被露光体4との間に空気層が形成され、被露光体4が一定量だけ浮上された状態で図示省略の搬送機構によって両端縁部が保持されて速度Vで搬送される。
また、レーザ光源17からはレーザ光Lが放射され、光ファイバ18によってパターンジェネレータ6側に導かれる。そして、ロッドレンズ19によって光強度分布が均一化された後、ビームエキスパンダ20によって一定方向(被露光体4の搬送方向と交差する方向)に拡幅されてパターンジェネレータ6に入射する。
パターンジェネレータ6においては、入射したレーザ光Lは、先ず第1の偏光ビームスプリッタ14によって偏光面14a(図2参照)を透過するP偏光と偏光面14aで反射されるS偏光に分離される。なお、以下の説明においては、P偏光を露光に使用する場合について述べるが、S偏光を使用してもよい。
第1の偏光ビームスプリッタ14の偏光面14aを透過したP偏光のレーザ光Lは、レンズアレイ16の複数のマイクロレンズによって複数のレーザビームLbに分割されて、それぞれ後段のスイッチング素子組立体13の対応するスイッチング素子10に入射する。
各スイッチング素子10は、パターンジェネレータ駆動部24によりCADデータに基づいて切換周波数Fsでオン・オフ駆動される。そして、各スイッチング素子10を通過したレーザビームLbは、第2の偏光ビームスプリッタ15によって偏光面15a(図2参照)の透過が制限される。例えば、図5(a)に示すように、スイッチング素子10がオン駆動されている場合には、スイッチング素子10に入射したP偏光のレーザビームLbは、スイッチング素子10内を通過中に偏波面が90°回転されてS偏光となる。このとき、第1の偏光ビームスプリッタ14と第2の偏光ビームスプリッタ15とは、光軸を中心に互いに90°回転した状態に配置されているため、スイッチング素子10を射出したS偏光は、第2の偏光ビームスプリッタ15の偏光面15aに対してはP偏光の関係となり、この偏光面15aを透過して被露光体4上に到達することができる。
一方、図5(b)に示すように、スイッチング素子10がオフ駆動されている場合には、スイッチング素子10に入射したP偏光のレーザビームLbは、スイッチング素子10内で偏波面が回転されずP偏光のままである。したがって、このP偏光は、第2の偏光ビームスプリッタ15の偏光面15aに対してはS偏光の関係となり、この偏光面15aで反射されて被露光体4上に到達することができない。
パターンジェネレータ6を射出した複数のレーザビームLbは、第2のfθレンズ21により光軸側に絞られた後、ガルバノミラー22のミラー面に入射する。そして、駆動周波数Fmの鋸歯状波によって駆動されるガルバノミラー22のミラー面によって反射され、第1のfθレンズ8を介して被露光体4上を走査幅Wで被露光体4の搬送方向(矢印A方向)と交差する方向(矢印B,C方向)に等速走査される。
これにより、図6に示すように、矢印A方向に搬送中の被露光体4上をレーザビームLbが矢印B方向に走査されている間にスイッチング素子10が切換周波数Fsでオン・オフ駆動される。したがって、被露光体4の搬送方向と交差する方向に露光ピッチP2で1ライン分の露光が実行される。また、レーザビームLbが矢印C方向へ走査されている間は、スイッチング素子10は全てオフ駆動されるため、この間の露光は停止される。そして、レーザビームLbの1回目の往復走査が終了すると、レーザビームLbの照射位置は、被露光体4が矢印A方向に速度Vで搬送されているため、先の照射位置から露光ピッチP1だけ後方にずれた位置となる。これにより、レーザビームLbの2回目の往復走査中に上記先の1ライン分の露光に続いて、次の1ライン分の露光が実行される。以下、同様にしてレーザビームLbを往復走査しながら、未露光部を生じさせることなく、被露光体4上の露光領域内を均一に露光することができる。この場合、光スイッチ9をCADデータに基づいて適切に駆動すると、被露光体4上に緻密な露光パターンを形成することができる。なお、同図において、破線は、隣接するレーザビームLbによる隣接する露光領域の露光を示している。
なお、ガルバノミラー22に替えてポリゴンミラーを使用すれば図4に示すレーザビームLbの復路走査時間T2を短縮することができる。したがって、レーザビームLbの走査周波数を上げて被露光体4の搬送速度をより速くすることができる。これにより、露光工程のタクトをより向上することができる。
図7は、本発明の露光装置による第2の実施形態を示す概略構成図である。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。なお、図7においては、制御手段3は図示省略されている。
この第2の実施形態は、第1のfθレンズ8と搬送手段1との間に光走査手段としての音響光学素子(AOD)30を配置したものである。なお、図7において符号31は全反射ミラーである。
このような第2の実施形態によっても、被露光体4上を走査する光ビームの走査距離を短くして露光工程のタクトを短縮するという本発明の目的を達成することができる。また、光走査手段7が第1の実施形態におけるような機械的動作の光偏向ミラーではなく、電子的動作の音響光学素子30であるため、経時的変化が少なくレーザビームLbを長時間安定して走査することができる。したがって、露光装置の信頼性を向上することができる。
図8は、本発明の露光装置による第3の実施形態を示す概略構成図である。以下、第1及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。なお、図8においては、制御手段3は図示省略されている。
この第3の実施形態は、第1のfθレンズ8の物体側焦点位置に光走査手段7として電気光学素子32を配置したものである。この電気光学素子32は、図9に示すように角型ブロック状の電気光学結晶材料33の対向面に該対向面の光軸に平行な軸対して傾斜した辺34を有する三角形の一対の電極35A,35Bを設けた構成を成している。
この場合、上記一対の電極35A,35B間に印加する電圧を変化させると、該一対の電極35A,35Bに挟まれた電気光学結晶材料33の屈折率が変化する。したがって、電気光学素子32に入射したレーザビームLbは、電極35A,35Bの傾斜した辺34に対応する境界面において屈折することになる。それ故、レーザビームLbは、上記印加電圧の変化に応じて、図9に示す矢印B,C方向に走査される。なお、図9においては、複数のレーザビームLbに対応して複数の電極35A,35Bを設けた場合について示している。
このような第3の実施形態によっても、被露光体4上を走査する光ビームの走査距離を短くして露光工程のタクトを短縮するという本発明の目的を達成することができる。また、レーザビームLbが第1の実施形態におけるような機械的に走査されるのではなく、電子的に走査されるため、光走査手段7の経時的変化が少なくレーザビームLbを長時間安定して走査することができる。したがって、露光装置の信頼性を向上することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、電気光学素子32を第1のfθレンズ8の物体側焦点位置に配置した場合について説明したが、第1のfθレンズ8の光射出側に配置してもよい。だだ、第1のfθレンズ8の物体側焦点位置に配置した方が、レーザビームLbの走査角度が小さくてすむ。
また、以上の説明においては、光スイッチ9が電気光学結晶材料を用いたものである場合について述べたが、本発明はこれに限られず、光スイッチ9は、オン・オフ駆動するマイクロミラーであってもよい。したがって、パターンジェネレータ6は、複数のマイクロミラーを一定の配列ピッチで一列に並べたマイクロミラーアレイであってもよい。
1…搬送手段
3…制御手段
6…パターンジェネレータ
7…光走査手段
8…第1のfθレンズ(fθレンズ)
9…光スイッチ
10…スイッチング素子
11a,11b…電極
14…第1の偏光ビームスプリッタ(偏光素子)
15…第2の偏光ビームスプリッタ(偏光素子)
21…第2のfθレンズ(別のfθレンズ)
22…ガルバノミラー
30…音響光学素子(光走査手段)
32…電気光学素子(光走査手段)
33…電気光学結晶材料
35A,35B…電極

Claims (7)

  1. 被露光体を一定方向に一定速度で搬送する搬送手段と、
    前記被露光体の搬送方向と交差する方向に一定の配列ピッチで一列に並べられた複数の光スイッチにより、一方向に拡幅されたレーザ光を一定の配列ピッチで一列に並んだ複数のレーザビームに分割して射出するパターンジェネレータと、
    前記パターンジェネレータから射出し、前記被露光体に照射する前記複数のレーザビームを互いに隣接する前記レーザビームの間の領域を同時に往復走査する光走査手段と、
    前記往復走査される複数のレーザビームを前記被露光体上に集光するfθレンズと、
    前記パターンジェネレータの前記複数の光スイッチのオン・オフ駆動を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記パターンジェネレータの各光スイッチは、電気光学結晶材料からなる角柱状のスイッチング素子の長軸に平行な対向面に夫々電極を設けると共に、前記スイッチング素子の長軸方向の両端面側に一対の偏光素子をクロスニコルに配置して構成したものであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記光走査手段は、前記fθレンズと、前記パターンジェネレータと前記fθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置された光偏向ミラーであることを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
  4. 前記光偏向ミラーは、ガルバノミラーであることを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 前記光偏向ミラーは、ポリゴンミラーであることを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  6. 前記光走査手段は、前記fθレンズと前記搬送手段との間に配置された音響光学素子であることを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
  7. 前記光走査手段は、前記fθレンズと、前記パターンジェネレータと前記fθレンズとの間に該fθレンズとミラー対称に対向配置された別のfθレンズとの間に配置され、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向面に光軸に対して傾斜した辺を有する三角形の電極を設けた電気光学素子であることを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
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