JP2012103605A - 画像形成装置 - Google Patents

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啓 安富
Kazuki Funabashi
一樹 船橋
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Abstract

【課題】 トナー付着量の低減と2次色以上の多次色の色再現範囲が狭くなってしまうことの防止とを、両立して実現することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 少なくとも、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成装置4と、記録媒体上のトナー像を該記録媒体上に定着する定着装置5と、複数色のトナー像に対応する画像データを解析することによって対象の色を構成するトナーの色数の判定を行う色数判定装置と、を有し、トナー像形成装置4と定着装置5は、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に、後から再度トナー像形成と定着とを行うことによって色重ね画像を形成することが可能に配置され、かつ色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、1度目の定着によって定着を行うトナー像と、2度目の定着によって定着を行うトナー像とへ、トナー像を分割して作像することが可能になっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真プロセスを利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも1つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスを利用したフルカラー複写機やフルカラープリンタでは、記録媒体である記録シート(用紙)上に複数色(通常は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色)のトナー像を重ねて配置し、このトナー像を定着装置において加熱・加圧することで、用紙上に固定している。
前記定着装置の1例としては、加熱ローラと加圧ローラというローラ対から構成されたものが提案されている。この加熱ローラの内部にはハロゲンランプなどの加熱源が配置されている。そして、前記一対の定着ローラ間に、トナー像を形成した用紙を通過させることで、カラートナーを熱溶融して用紙上に定着する。
この他の定着装置として、シリコーンゴムなどの離型層が表面に形成された定着ベルトを複数の張架ロールに掛け渡し、この定着ベルトを挟んで1対の張架ロールと加圧ロールとを対向配置するとともに、前記張架ロールの内部にハロゲンランプなどの加熱源を内蔵させたものもあり、前記定着ベルトと加圧ローラ間にトナー像を形成した用紙を通過させることで、カラートナーを熱溶融して用紙上に定着する。この定着ベルト方式では、ベルト構成にすることにより、定着ニップを自在に設定できることから、低温定着(省エネルギー化)、分離性向上、といった利点を持つ。
また、前記トナーは、ポリエステル樹脂・スチレン/アクリル共重合体・スチレン/ブタジエン共重合体などの熱可塑性の樹脂を主成分として着色材である顔料を分散させて形成される、1〜10μmの粒子に対して、平均粒径5〜100nm程度の微粒子、例えば酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子を外添して構成されている。トナー中に分散される顔料は、Y(イエロー)としては、ジスアゾイエロー、ファストイエロー、イソインドリンイエローなど、M(マゼンタ)としては、ブリリアントカーミン6B、キナクリドンマゼンタ、ローダミン6Gレーキなど、C(シアン)としては、フタロシアニンブルーなど、K(ブラック)としては、カーボンブラック、アニリンブラックなどである。
通常では、用紙に4色分のトナー像を形成した後に定着装置を通過させることで、用紙上のトナー像を定着する。つまり、4色分の未定着のトナー像を1回の定着装置通過で用紙上の画像として定着させることになる。
このような電子写真プロセスを使用した画像形成装置に対して、近年特に、省資源・省エネルギー・低コストの観点から、画像形成に使用するトナー量(トナー重量)を低減させることが強く求められている。この際に、単に使用するトナーを減少させただけでは用紙上のトナー像が薄いトナー像となってしまい(画像濃度や彩度が低下しまい)、使用者(顧客)からの画質要求を満足させることができない。このため、トナー使用量の低減と画質要求との両立をはかるために、次のような工夫が行われている。
トナー使用量を減少させたトナー像を作成する際に使用されるトナーとしては、トナーを構成する顔料を増加させた(トナー中の顔料/顔料の比率を、より顔料の比率が大きい方向に設定した)トナーを使用することが一般的である。このようにすることで、画像形成に使用する顔料自体を減少させることなく、トナー中の樹脂分のみを減少させてトナー使用量の低減を実現し、トナー使用量の低減と画質要求との両立を実現している。このようなトナー消費量低減の努力の結果として、現在では、ベタ画像のトナー付着量を0.3〜0.4mg/cm2程度として画像形成を行うようになってきている。
また、トナー粒径の小さなトナーを使用することも、トナー使用量の低減につながると考えられる。これは、粒径の小さなトナーを使用したトナー像では少ないトナー量であっても用紙の表面を隙間なく埋めることができる(紙の表面が残ってしまうことがなくなる)ためである。反対に粒径の大きなトナーを使用したトナー像ではトナー量を少なくしてしまうとトナー間に隙間ができてしまい、用紙の表面を隙間なく埋めることができず、十分な画像濃度や彩度低下が発生し易い。トナー粒径は小粒径化の方向で技術開発が進められているが、小粒径化によって感光体ドラムや中間転写ベルトなどとの付着力が増加してしまうため、大量の添加剤を添加して、こうした付着力の増加を抑制することが行われる。しかし、大量の添加剤の効果を長期間にわたって維持することには課題があるため、トナーの小粒径化の制約となっている。このような事情のため、現在では体積平均粒径で5〜6μm程度のトナーが使用されている。
また、トナー樹脂の粘弾性特性も、トナー使用量の低減につながると考えられる。これは、トナー粘弾性特性のうちの損失弾性率が大きなトナーを使用したトナー像では、定着工程でのトナーの広がりが大きくなる(トナーの粘性が大きくなることに相当するため、定着時の加圧がなくなってもトナーが元の形状に復元しにくい)ために、少ないトナー量であっても用紙の表面を隙間なく埋めることができる(紙の表面が残ってしまうことがなくなる)ためである。一方で、損失弾性率が大きなトナーでは定着工程での離型性が悪化するため、ホットオフセットが発生し易いといった問題がある。このため、それらのバランスをとったトナーが設計され使用されている。
前述のように、近年になって画像形成に使用するトナー量(トナー重量)を低減させることが強く求められているために、顔料の比率を大きくしたトナーが使用されるようになってきている。一方で、トナー粒径は小粒径化が進んではいるものの長期間での使用に課題があり、極端に小さな粒径のトナーを使用することはできない。このため、ある程度大きな粒径のトナーを使用せざるを得ない。
トナー使用量を低減するためには、定着後のトナー像が、「トナー像が薄い」かつ「用紙表面の全面を覆っている」といった状態として形成されていることが理想的である。もしも定着後のトナー像が用紙表面の全面を覆うことができていないと、必要な波長域での光の吸収が十分ではなくなるため画像濃度(画像のコントラスト)が不十分となる。しかしながら、前述したように現状のトナー粒径は5〜6μm程度であるため、この5〜6μmといったサイズよりも小さな値のトナー層を形成して用紙表面を覆うためには、用紙上でトナーを潰して広げる必要がある。
このような、用紙上でトナーを潰すことによって薄く広がったトナー像を形成することになっても、1次色のトナー像を形成する場合にはそれほど大きな問題は発生しない。1次色とは、複数色のトナー像を重ねないで1色分のトナーだけで形成する色のことであり、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)、K(ブラック)の各色のトナーを単独で使用する色がこれに相当する。
一方で、2次色のトナー像を形成する場合には、用紙上でトナー像を潰すことで薄く広がったトナー像を形成しようとすると、色再現範囲が狭くなってしまうといった問題が発生する。2次色とは、2色のトナー像を重ねて形成する色のことであり、R(レッド、Y+M)、B(ブルー、C+M)、G(グリーン、Y+C)などの色が2次色に相当する。
2次色において用紙上でトナー像を潰すことで薄く広がったトナー像を形成しようとした場合に、色再現範囲が狭くなってしまうといった現象の理由は、次のように説明することができる。2次色形成時には、一般的には中間転写体上に2色分のトナー像を重ねた後に2色分をまとめて用紙上へ転写する方法が用いられる。そして、2色分のトナーを用紙上に載せた状態で、定着装置によって2色分のトナーを一括して用紙上に定着する。つまり、定着の際に、2色分のトナーを一度に用紙上で潰すことになる。このため、2色のトナーのうちの片方のトナーのみに注目すると、1次色のときのように薄く広がったトナー像にすることはできない。2次色の場合には、注目する片方の色のトナーの周辺には、1次色の場合とは異なり、もう一方の色のトナーが存在することになるため、トナーを押し潰しても広がるだけのスペースがないのである。
一方で、2次色の色再現範囲を広く維持するためには、トナー像の層を通過するすべての光が2つ色の層を通過するようにトナー像を形成する必要があるが、トナーを用紙上で潰して薄く広げることを期待して形成したトナー像(大きなトナー粒径で低トナー付着量を目指した画像)では、このようなトナー像を形成することができない。トナーを用紙上で極端に潰すことを期待して形成したトナー像では、2次色においてはそれぞれ用紙上に片方の色のトナーのみが存在する箇所ができてしまうために、片方の色のトナー像の層のみを通過する光が生じてしまう。この結果、色再現範囲が小さくなってしまうのである。
なお、以上の説明では2次色に限定をして説明を行ったが、2次色以上の色(3次色、4次色)についても同様である。用紙上に各色のトナー像を層状に形成することが困難になり、用紙上に1色のトナーのみが存在する箇所ができてしまうため、2次色以上の色についても色再現範囲が小さくなってしまう。
このように、トナー付着量の低減(トナー粒径に制約があるために用紙上でトナーを薄く広げるトナー像を形成すること)と2次色以上の多次色の色再現範囲とを、両立して成立させることが困難であるといった課題があった。
前記の課題に対応すべき従来の画像形成装置として、発明者等が知見している特許文献等としては、定着手段によって定着された記録媒体上のトナー像を再加熱して、当該トナー像の光沢度を再加熱前のものにくらべて低下させる再加熱手段と、を備えたもの(特許文献1)があるが、これはトナー像の一部が定着部材側に写ることによって粒状性が悪化するといった問題の解決と、トナー像の光沢度を記録媒体の光沢度に適した光沢度に設定するといった課題とを、両立して画像形成を行うことができるにとどまる。また、転写された像を記録媒体に定着させる第1の定着器と、像が定着された記録媒体の光沢を高める第2の定着器と、を有し、第1の定着器を通過した後に第2の定着器を経由しない第1の経路と、第1の定着器を経由した後さらに第2の定着器を経由する第2の経路との何れかに記録媒体の行く先を切り換える切換部を有するもの(特許文献2)があるが、これは別ユニットの形態をとらずに、望ましい光沢を実現することができ、また定着器の配置位置や搬送経路に工夫を行うことで従来の画像形成装置(別ユニットを含まない)と同等のサイズに収めることができるにとどまる。さらに、複数の現像手段に形成された現像剤像が転写される被転写体への転写順序を制御する、制御手段を有するもの、より具体的には中間転写ベルトへの現像剤像の転写を回避するようなダミーサイクルを設けて転写順序を制御するもの(特許文献3)があるが、これは2次色および3次色のすべての色において最適な色重ね順を実現することができ、種々の色再現や濃度再現に対応可能な画像形成装置を実現することができるにとどまる。このように、そのいずれもが前記の課題を解決することができるものではなかった。
そこでこの発明は、前記した従来の画像形成装置の有する課題に鑑みてなされたものであり、トナー付着量の低減と2次色以上の多次色の色再現範囲が狭くなってしまうことの防止とを、両立して実現することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数色のトナー像を記録媒体上に重ねて形成することにより所望の画像を提供する画像形成装置において、少なくとも、前記記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成装置と、前記記録媒体上のトナー像を該記録媒体上に定着する定着装置と、複数色のトナー像に対応する画像データを解析することによって対象の色を構成するトナーの色数の判定を行う色数判定装置と、を有し、前記トナー像形成装置と前記定着装置は、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に、後から再度トナー像形成と定着とを行うことによって色重ね画像を形成することが可能に配置され、かつ前記色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、1度目の定着によって定着を行うトナー像と、2度目の定着によって定着を行うトナー像とへ、トナー像を分割して作像することが可能になっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、1度目の定着と2度目の定着の各定着用のトナー像への分割を行う際に、1色分のトナーのみを使用する色については、2度目の定着によって定着を行うようにトナー像の分割を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に再度トナー像の形成及び定着を行う工程を、3回以上繰り返すことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、3回以上の定着に対応するようにトナー像に分割して作像することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、3回以上の定着の各定着用にトナー像に分割を行う際に、定着回数よりも使用する色数が少ない色については、定着順序で後の定着時に定着を行うようにトナー像を分割して作像することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、定着を複数回繰り返して行う第1の出力モードのほかに、記録媒体上に複数色のトナー像を形成して一括して定着を行う第2の出力モードの、2つの出力モードを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、定着を複数回繰り返して行う第1の出力モードと、一括して定着を行う第2の出力モードとを、出力する画像種によって切り換えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、記録媒体上に形成したトナー像位置用のパターンを検知するトナー像位置検知装置を有し、定着順序で先に記録媒体上に定着したトナー像位置を検知して、後から重ねるトナー像の作像位置を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、使用するトナーの明度に応じて、画像データの収縮及び膨張或いは画像データの拡大及び縮小を行い、トナー像の作像を行うことを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、少なくとも、前記記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成装置と、前記記録媒体上のトナー像を該記録媒体上に定着する定着装置と、複数色のトナー像に対応する画像データを解析することによって対象の色を構成するトナーの色数の判定を行う色数判定装置と、を有し、前記トナー像形成装置と前記定着装置は、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に、後から再度トナー像形成と定着とを行うことによって色重ね画像を形成することが可能に配置され、かつ前記色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、1度目の定着によって定着を行うトナー像と、2度目の定着によって定着を行うトナー像とへ、トナー像を分割して作像することが可能になっているので、まず1色目のトナー像について記録媒体上への定着を行うことで、記録媒体上に薄く広がったトナー像を形成し、その後に2色目のトナー像を1色目のトナー像の上に形成して記録媒体上への定着を行うことができる。換言すると、1色目のトナー像と2色目のトナー像とをそれぞれ別々に記録媒体上で潰して広げることで、各色のトナー像を薄く広がったトナー像へとすることができる。このようなトナー像の状態にすることでトナー像に入射した光が、1色目のトナー像の層と2色目のトナー像の層との両方のトナー像の層とを通過するようなトナー像となるため、トナーが本来有する色再現範囲をトナー像においても実現することができ、色再現範囲が狭くなってしまうといった従来技術の問題を解決することができる。
詳しく述べると、まず1色目のトナー像について記録媒体上への定着を行うことで記録媒体上に薄く広がったトナー像を形成し、その後に2色目のトナー像を1色目のトナー像上に形成して記録媒体上への定着を再度行う。この結果、トナー像に入射した光が、1色目のトナー像の層と2色目のトナー像の層との両方のトナー像の層を通過するようなトナー像へとすることができるようになり、2次色において色再現範囲が狭くなってしまうといった従来技術の問題を解決することができる。さらに、対象の色を構成するトナーの色数の判定を行う色数判定装置を有し、この色数判定装置の判定結果に基づいて、1度目の定着で定着を行うトナー像と2度目の定着で定着を行うトナー像とへ、トナー像を分割して作像するように構成していることにより、前記の効果に加えて、画像データを入力するだけでそれ以上の作業を行うことなく、色再現範囲が狭くなってしまうといった問題を解決することができる。
前記のように請求項1に記載の発明においては、色再現範囲が狭くなってしまうといった課題の解決を行うに当たって、1度目の定着で定着を行うトナー像と2度目の定着で定着を行うトナー像とを適切に作像する必要があるが、こうした各定着に対応したトナー像の形成に伴う作業を自動的に行うことができるようになる。このことは、画像形成装置を使用する使用者にとって、面倒な作業が不要となり利便性の向上へとつながる。つまり、請求項1に記載の発明においては、1度目の定着で定着を行うトナー像と、2度目の定着で定着を行うトナー像との分割を自動化して、使用者にとって利便性の高い画像形成装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、まず1色目のトナー像について記録媒体上への定着を行うことで記録媒体上に薄く広がったトナー像を形成し、その後に2色目のトナー像を1色目のトナー像の上に形成して記録媒体上への定着を再度行う。この結果、請求項2においてもトナー像に入射した光が、1色目のトナー像の層と2色目のトナー像の層との両方のトナー像の層とを通過するようにすることができるようになり、2次色において色再現範囲が狭くなってしまうといった従来技術の問題を解決することができる。また、色数判定装置の判定結果に基づいて、1度目の定着で定着を行うトナー像と2度目の定着で定着を行うトナー像とのトナー像の分割を行うことで、トナー像の分割に伴う作業を自動化することができる。これにより、画像形成装置を使用する使用者にとって、面倒な作業が不要となる。こうした効果に加えて、均一な画像光沢を実現できるといった効果を得ることができる。この構成では、定着装置を複数回通過させることで良好な色再現範囲を実現している。
また、画像中の最上層のトナー像の層については、1次色と2次色のどちらであっても1度だけ定着装置を通過するような作像条件となっているため、画像の中でのどの色(どの箇所)でも画像光沢が一致した状態で画像出力を行うことができる。つまり、請求項3に記載の発明の構成であれば、画像光沢の大小の差異による違和感のない画像出力を行うことができる。このように、請求項2に記載の発明では請求項1に記載の発明の効果に加えて、2次色の色再現性に優れた画像出力を可能とし、それと両立して、画像中での画像位置(色)の違いによる画像光沢の差異が発生せずに光沢均一性にすぐれた画像出力を行うことが可能な画像形成装置を実現することができる。
請求項3ないし5に記載の発明によれば、トナーの消費量の低減を行った上で、従来の画像形成装置と比較して、3次色以上の色についても色再現性の悪化を防止して色再現範囲を良好に維持することが可能な画像形成装置を実現することができる。
請求項6に記載の発明によれば、色再現範囲が大きな状態で画像出力を行いたい場合には、第1の出力モードとして定着装置を複数回通過させる出力方法で画像出力を行い、色再現範囲がそれほど大きくなくても構わない場合には、第2の出力モードとして一括して定着を行う方法で画像出力を行うように、適切に画像出力モードを切り換えることで、色再現範囲の大きさと省エネルギー・高生産性とのバランスをとった画像出力を行うことができるようになる。つまり、前記の効果に加えて、色再現範囲への要望が低い画像出力の際には出力モードを変更することで、省エネルギーと高生産性とを実現した画像形成装置を実現することができる。
請求項7に記載の発明によれば、広い色再現範囲が要求されるか否かは、出力する画像の種類が何であるのかということに大きく依存する。例としては、グラフィックス画像では広い色再現範囲が要求される場合が多く、文字画像では広い色再現範囲が要求されることはほとんどない。一方で、画像種については、使用者が画像出力時に指定をするほかに、アプリケーションソフトの種類から特定することもできるので、従来の画像形成装置においても画像出力時には既に指定されている状態にある。このため、この画像種に関する情報を利用することで、広い色再現範囲が要求されているか否かを自動的に判別して、第1の出力モードか第2の出力モードかの適当な画像出力モードを選択することができるようになる。つまり、前記の効果に加えて、色再現範囲への要望が大きいか、又は小さいかを自動的に判別して、適切な出力モードで画像出力を行うことができる画像形成装置を実現する。また、適切な出力モードを選択するといった使用者にとって面倒な作業をなくすことができる。
請求項8に記載の発明によれば、トナー像位置検出装置により記録媒体上のトナー像の位置の検知を行って、トナー像の作像位置を制御するようにしている。これにより、用紙の収縮に伴ってトナー像の位置が変化した場合であっても、そうした変化に合わせて後から重ねるトナー像の位置を制御するため、前述したような版ずれを発生させることなしに、トナー像を重ね合わせることができるようになる。つまり、前記の効果に加えて、色再現範囲を良好に維持することと、版ずれの解消といった問題とを両立することができる画像形成装置を実現することができる。
請求項9に記載の発明によれば、定着時の用紙の収縮によって版ずれが発生してしまうといった問題に対して、使用するトナーの明度に応じて画像データの収縮及び膨張或いは画像データの拡大及び縮小を行ってトナー像の作像を行うことで、複数色のトナー像を重ねた画像において端部に現れる境界での色付き(例:境界部での白抜け)を低減することができるようになる。この構成によって、版ずれに対しても境界部が知覚されてしまうといった問題までには至らずに、版ずれの影響を低減した出力画像を実現することができる。つまり、前記の効果に加えて、色再現範囲を良好に維持することと、版ずれの低減といった問題とを両立することができる画像形成装置を実現することができる。
この発明に係る画像形成装置の実施の形態1を示す全体構成の概略断面図である。 同上の画像形成装置におけるカラー画像形成部を示す概略図である。 同上の画像処理装置における画像処理部のフローチャートである。 実施の形態2の画像形成装置における作像機会の分割方法を示す概念図である。 実施の形態6の画像形成装置の概略図である。 実施の形態1ないし6の画像形成装置によって実現されるトナー像を示す図面である。 従来の方法で実現されるトナー像を示す図面である。 実施の形態8の画像形成装置の模式図である。
以下、図面を参照しながら、この発明を適用した電子写真方式の画像形成装置を示す実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
図1は、画像形成装置の全体構成の概略図を示す。同図において、100は画像形成装置、101は画像形成装置本体で、該本体の下部には複数個の給紙カセット1,2が配置されている。給紙カセット1,2はいずれも、記録シートである用紙を収納している。記録シートとしては、一般的に複写機やプリンタなどに使用されるOA用紙(普通紙)とよばれる情報用紙などを用いるが、そのほかに、キャストコート紙・アート紙・微塗工紙などの塗工紙、上質紙・中質紙・下級紙などの非塗工紙など、どのようなものであっても構わない。また、PETなどのプラスチック素材で形成されるいわゆるOHPシートなどであっても構わない。ただし、この画像形成装置100では、色再現性に優れた画像形成装置の実現を目的としているため、いわゆる白色度の大きな記録シートである、コート紙や塗工紙などが好適である。
給紙カセット1又は2から送り出された記録シートは、搬送経路にしたがって画像形成装置本体101の上部へと搬送されていく。搬送ベルト3は、記録シートを表面に支持しながら搬送を行う。トナー像形成装置であるカラー画像形成部4では、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナーによって形成されたトナー像を、搬送ベルト3上の記録シートへと転写する。トナー像を転写された記録シートは、さらに搬送ベルト3によって画像形成装置本体101の上部へと搬送されていく。記録シートは、表面にトナー層を保持した状態で、定着装置である定着器5へと搬送され、該定着器を通過することでトナー像が加熱・加圧され、記録シート上に定着される(この定着を「1次定着」と称する)。
1次定着されたトナー像を保持した記録シートは、搬送経路切換爪7によって画像形成装置本体101の上部で右向き搬送経路をとり、再度画像形成装置本体101の下部へと搬送経路6を経て搬送される。その後、画像形成装置本体101の下部に搬送された記録シートは、右向きに搬送経路を変えて当初の搬送経路に戻り、再び搬送ベルト3上に保持される。そして、再びカラー画像形成部4ではYCMKのトナーによってトナー像が形成され、すでにトナー像が1次定着されて搬送ベルト3上に保持されている記録シートへとこのトナー像が転写される(1次定着されたトナー像の上に再度トナー像が転写される)。このとき、記録紙シート上のトナー像がすでに記録シート上に定着されているトナー像と重ね合わさるように、記録シートが搬送されるようになっている。
新たにトナー像が転写された記録シートは、再度定着器5へと搬送され、該定着器を通過することでトナー像が加熱・加圧され、記録シート上に定着される(この定着を「2次定着」と称する)。2次定着が行われた記録シートは、搬送経路切換爪7により、今度は機外へ排出されるような左側に向きを変える搬送経路が選択され、該搬送経路を経て画像形成装置本体101の機外へと排出される。
2次色の画像を形成する場合は、2次色を構成する各色のトナー像を1次定着と2次定着とで別々に定着を行うように、記録シート上にトナー像を形成するようにしている。例えば、G色(グリーン)を再現するには、Y色トナー像とC色トナー像とを記録シート上で重ねる必要があるが、ここではY色トナーだけのトナー像をはじめに記録シート上に形成して1次定着を行う。その後にC色トナーだけのトナー像を記録シート上で1次定着を終えたY色トナー像の上に重ねて形成して2次定着を行うようにしている。なお、ここでは2次色の例としてG色を例にして説明を行ったが、それ以外の2次色についても同様である。つまり、2次色を構成する各色のトナー像を1次定着と2次定着とで別々に定着を行うようにしている。B色(C色+M色)、R色(Y色+M色)、Y色+K色、C色+K色、M色+K色、といった2次色については、前記のように画像形成を行う。
一方で、1次色の画像を形成したい場合は、どの色であっても2次定着でトナー像の定着を行うように画像形成を行うようにする。例えば、1次色の画像であればY色トナー像であっても前述のように1度目の作像機会で作像及び定着(1次定着)を行うわけではなく、2度目の作像機会において作像及び定着(2次定着)を行うようにする。出力する画像の中には、1次色の画像領域と2次色の画像領域とが、1枚の画像中に混在して存在することになる。このため、同じ色のトナー像であっても画像領域ごとに異なる作像機会で作像及び定着が行われる。つまり、同じ色のトナー像であっても、1度目の作像機会で定着(1次定着)を行う画像領域もあれば、2度目の作像機会で定着(2次定着)を行う画像領域もある。
3次色、4次色の画像出力も行うが、この際には、3次色であれば使用する3色のなかからYCMKの順で1色を選択して、この選択した1色を1度目の作像機会で作像定着する。そして、残りの2色を2度目の作像機会で同時に作像・定着する。また4次色であれば、使用する4色のなかからYCMKの順で1色を選択(つまり、Y色を選択)して、この1色を1度目の作像機会で作像及び定着する。そして、残りの3色(つまり、CMK色)を2度目の作像機会で作像及び定着する。なお、3次色や4次色については、前記した作像機会の分割(異なる定着機会への分割)以外の方法も考えることができるが、もちろんそうした分割方法であっても構わない。
図2は、前記の画像形成装置100におけるカラー画像形成部4の概略図である。カラー画像形成部4については従来のカラー画像形成部と比較して特徴的な部分があるわけではなく、従来からのカラー画像形成部を問題なく用いることができる。以下に、カラー画像形成部4を説明する。
カラー画像形成部4では、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の色成分画像を中間転写ベルト上で重ね合わせて画像を形成できるような構成になっていて、YCMKの各色成分に対応して、4つの画像形成ユニット40(40Y,40C,40M,40K)が図2のように配置されている。各画像形成ユニットで形成された各色成分トナー像は、4つの画像形成ユニット40に当接して配置されているベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)47へと、順次転写される。中間転写体47は、不図示の駆動手段によって所定のタイミングで回転しているため、各色成分トナー像が所定の位置で重ね合わされるようになっている。中間転写体47上に形成された各色成分トナー像は、前述した搬送ベルト3上の記録シートへと転写され、記録シート上のトナー像となる。
カラー画像形成部4では、前記YCMKの4色の各色画像形成ユニット40は共通の構成となっているため、その1組について画像形成ユニット41Kを例にして説明を行うと、画像形成ユニット40Kは、感光体ドラム41Kと、この感光体ドラム41Kを所望の電位に帯電する帯電器43、所望の電位に帯電された感光体ドラム41Kに出力用画像データ(後述する画像処理を施した画像データに基づきビデオ信号処理部において書き込み用信号に変換された信号)に対応して書き込みを行うレーザ光学ユニット42、このレーザ光学ユニット42による書き込みによって感光体ドラム41K上に形成された静電潜像を各色成分に対応するトナーによって現像する現像器44、この現像器44によって感光体ドラム41K上に現像されたトナー像を中間転写体47上へと転写する転写器(1次転写器)46、中間転写体47へ転写されずに感光体ドラム41K上に残った未転写トナーをクリーニングするクリーナー45、とから構成されている。42aはレーザ光学ユニット42の発光点(レーザーダイオード)を示す。
次に、画像データ入力から出力用画像データを得るまでの画像処理部を説明する。図3は、図2に示す画像処理装置における画像処理部のフローチャートである。スキャナ部(コピー機の場合)又はパーソナルコンピュータ(プリンタの場合)などからの入力画像データはRGB多値(多くの場合8bit)画像であり、画像処理部の中の、MTFフィルタ処理部において強調処理され、次いで色分解処理部においてRGB色空間からYCMK色空間へと分解される。この後、作像機会分割部において、このYCMK色空間に分解された画像データに対して、1度目の作像機会(1次定着)用の出力画像データ及び2度目の作像機会(2次定着)用の画像データへと、作像機会の分割に対応した画像データの生成を行う。この作像機会の分割の際には、前述したように、1次色については全て2次定着用として画像データを分割し、2次色については、G色であればY色を1次定着用、C色を2次定着用となるようにして画像データを分割する。3次色及び4次色についても、前述した分割方法と対応するように画像データを分割する。
作像機会分割部において作像機会毎に分割された画像データは、それぞれの分割後データについて、階調補正処理部(γ変換部)によりあらかじめ設定されている階調を実現するための濃度制御がなされる。次に、擬似中間調処理部によりプリンタ特性に合うように擬似中間調処理が施され、出力用画像データ(600dpi、4bitデータ)を得る。そして、図2に示した画像出力側のビデオ信号処理部へと引き渡される。そして、1度目の作像機会(1次定着)では1次定着用の画像データを用いて作像を行い、2度目の作像機会(2次定着)では2次色用の画像データを用いて作像を行う。
次に、前記ビデオ信号処理部でのデータフローの説明を行うが、ここでは作像機会1回分の1色分(仮にY色と考える)のデータの流れだけの説明を行う。他のCMK3色についても同様の処理が施されるため、ここでは1色分のデータの流れを説明する。
ビデオ信号処理部では前述した出力画像用データ(画像処理の結果)を受け取り、発光点(レーザーダイオード)42aの個数分のデータをラインメモリ上に記憶し、ポリゴンミラーの回転に同期した信号(いわゆる同期信号)に合せて、各画素に対応する前記ラインメモリ状のデータを所定のタイミング(画素クロック)で、PWM制御部へと引き渡す。なお、ここでは、発光点42aの数は、各色ともに1つである。PWM制御部では、このデータがパルス幅変調(PWM)信号へと変換され、LDドライバへと引き渡される。LDドライバでは、このパルス幅変調信号に対応して所定の光量でLD素子(LDアレイ)を光変調駆動する。ここでは、各色成分の出力用画像データに対応して、パルス幅変調(PWM)制御を行い、レーザの光変調駆動を行うようになっている。
次に、図2に示すレーザ光学ユニット42の機能の説明を行うが、光学ユニット42については従来のカラー画像形成部と比較して特徴的な部分があるわけではなく、従来からのカラー画像形成部を問題なく用いることができる。以下に、従来のカラー画像形成部の一例を説明する。LD素子からの発光光は、コリーメートレンズにおいて平行光を形成するようになり、アパーチャーにより所望のビーム径に対応する光束に切り取られる。アパーチャー通過後の光束はシリンドリカルレンズを通過し、ポリゴンミラーへと入射される。ポリゴンミラーで反射された光束は、走査レンズ(f−θレンズ)によって集光されて、折り返しミラーで折り返した後に、感光体ドラム位置上で結像するようになっている。以上で説明を行ったように、感光体ドラム41に対して静電潜像を形成したのち、この静電潜像をトナー像へと現像して、用紙上のトナー像とするまでの工程は前述の通りである。
次に、使用するトナーについて説明する。ここで使用するトナーは重合法によって作製を行った、いわゆる重合トナーである。また、1次定着時及び2次定着時にオイルレス定着を実現することができるように、トナー内部に離型剤であるWAXを内包している。トナーの粒径は、体積平均粒径は5.5μmとなるように製造した(トナー粒径の測定は、コールターエレクトロニクス社製の粒度測定器「コールターカウンターTAII」を用い、アパーチャー径100μmで測定した)。ほぼ同一の製法により、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーについて作製を行っている。なお、前記の説明はトナーの仕様を限定するものではなく、前記作製方法のほか、分散重合法、あるいは粉砕法などによって作製したトナーであっても構わない。
定着器5(図1参照)は、定着ローラ(トナー像側)及び加圧ローラ(非トナー像側)を有する。定着ローラは、直径が30mmに形成され、アルミ素管上に液状シリコーンゴムの弾性層を形成し、表層には離型層としてフッ素樹脂であるPTFE層を形成してある。加圧ローラは、直径が30mmに形成され、アルミ芯金上にシリコーンゴムの弾性層を形成し、表層にはフッ素系樹脂(PTFE)を離型層として形成してある。
定着器5の定着ローラの温度を170度になるように設定し、線速200mm/secで記録シートを通過させることで、トナー像を記録シート上に定着(1次定着)する。また、定着器5を2次定着においても使用するが、定着ローラの温度(170度)及び線速(200mm/sec)は1次定着と同じ条件としている。なお、前記定着器5の構成以外の定着器を用いてもこの発明の効果を実現できることは言うまでもない。従来から用いられている定着器をこの発明においても使用することが可能であり、記録シート上にトナー像を定着することができるものであればどのようなものであっても構わない。
<実施の形態2>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態1の構成と同じである。実施の形態1との相違点は、画像データを1次定着用と2次定着用へと作像機会の分割を行う際に、この作像機会の分割をYCMKデータの解析結果に基づいて行っている点にある。この実施の形態2でも、画像処理部において色分解処理後のYCMKデータに対して、作像機会毎にデータの分割する点において差異はない。ただし、実施の形態2では前述のYCMKデータの画像領域ごとにデータ値を解析して、1次色であるか2次色であるかの判定を行い、この判定結果に基づき作像機会毎の分割を決定するようにしている。実施の形態2では、はじめに画像データのオブジェクト毎に1次色〜4次色の画像のいずれであるかを判定する。このときの判定方法は、オブジェクト内にYCMKデータに値がゼロではないデータが1色にしか含まれていない場合には1次色、ゼロでないデータが2色に含まれていれば2次色、ゼロでないデータが3色に含まれていれば3次色、すべての色においてゼロでないデータが含まれていれば4次色、といった具合に判定を行う。
この判定結果に基づいて行う作像機会分割方法は、実施の形態1と同じである。1次色と判定されたオブジェクトであれば、2次定着(2度目の作像機会)でトナー像の定着を行うように画像形成を行う。2次色と判定されたオブジェクトであれば、2次色を構成する各色のトナー像を1次定着(1度目の作像機会)と2次定着(2度目の作像機会)とで別々に定着を行うように画像形成を行う。例えばG色(グリーン)であれば、Y色トナーだけのトナー像をはじめに記録シート上に形成して1次定着を行う。その後にC色トナーだけのトナー像を記録シート上で1次定着を終えたY色トナー像の上に重ねて形成して2次定着を行う。3次色、4次色については実施の形態1の場合と同じであるので、説明を省略する。
図4は、実施の形態2での作像機会の分割方法を示す概念図である。色分解後のYCMKデータを表したものが(1)であり、オブジェクト1〜3を含むデータとなっている。このYCMKデータをオブジェクト毎にオブジェクト1〜3に解析して、1次色〜4次色のいずれに属するかの判定を行う。この判定結果を表したものが(2)である。そして、この判定結果に基づいて、作像機会1用および作像機会2用の画像データをそれぞれ作成する。この作像機会毎の画像データを表したものが、(3)−1及び(3)−2である。
<実施の形態3>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態1の構成と同じである。実施の形態1との相違点は、作像機会の分割を2回とせずに3回としている点にある。このため、実施の形態3では1回目の作像機会(1次定着)、2回目の作像機会(2次定着)、3回目の作像機会(3次定着)、を行った上で画像出力を行う。実施の形態3でも、実施の形態2と同じように色分解後のYCMKデータのオブジェクト毎にデータ値を解析して、1次色〜4次色のいずれであるかの判定を行い、この判定結果に基づき作像機会毎の分割を決定するようにしている。1次色〜4次色の判定方法は実施の形態2と同じである。
この判定結果に基づいて行う作像機会の分割方法は、1次色と判定されたオブジェクトであれば、3次定着(3度目の作像機会)でトナー像の定着を行うように画像形成を行う。2次色と判定されたオブジェクトであれば、2次色を構成する各色のトナー像を2次定着(2度目の作像機会)と3次定着(3度目の作像機会)とで別々に定着を行うように画像形成を行う。このとき2次定着と3次定着の割り当て順は、YCMKの優先順で1色を選択して2次定着に割り当て、2次色を構成するもう一方の1色を3次定着へと割り当てる。3次色と判定されたオブジェクトであれば、3次色を構成する各色のトナー像をそれぞれ1次定着〜3次定着に割り当てる。このときもやはり、YCMKの優先順で1色を選択して1次定着に割り当てる。そして、3次色を構成する残りの2色から、やはりYCMKの優先順で1色を選択して2次定着に割り当てる。そして残りの1色を3次定着へと割り当てる。
例えば、B+K色(ブルー+ブラック)の3次色であれば、C色トナーだけのトナー像をはじめに記録シート上に形成して1次定着を行う。その後、M色トナーだけのトナー像を記録シート上で1次定着を終えたトナー像(C色)の上に重ねて形成して2次定着を行う。さらに、K色だけのトナー像を記録シート上で2次定着を終えたトナー像(C色+M色)の上に重ねて形成して3次定着を行う。4次色と判定されたオブジェクトであれば、Y色トナーだけのトナー像で1次定着、C色だけのトナー像で2次定着、M色トナー像とK色トナー像とを同時に用紙上のトナー像の上に重ねて定着して3次定着を行う。
<実施の形態4>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態1の構成と同じである。実施の形態1との相違点は、実施の形態1のような定着を複数回繰り返して行う出力モードのほかに、記録シート(用紙)上に複数色のトナー像を未定着の状態で形成して一括して定着を行う出力モードの、2つの出力モード備える点にある。実施の形態4において、定着を複数回繰り返し行う出力モードでの動作は実施の形態1と同じであるので詳細は省略する。一方で、トナー像を一括して定着する出力モードでの動作では、YCMK4色のトナー像をカラー画像形成部4(図2参照)の中間転写体47上で重ね合わせた後で用紙上に一括して転写させる。そして、この用紙上のトナー像を1回の定着器5の通過によって用紙上に定着させる。実施の形態4では、こうした出力モードの違いを、使用者が選択することができるような構成になっている。実施の形態4では使用者がプリンタドライバの設定画面から出力モードの選択を行う。画像形成装置側ではこの使用者が決定した指示を受けて、出力モードを適切に切り換えて画像出力を行う構成になっている。
<実施の形態5>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態4の構成と同じである。実施の形態4との相違点は、2つの出力モードの選択を、画像種に基づいて決定する点にある。実施の形態5では、画像種がグラフィックス画像である場合に定着を複数回繰り返し行う出力モードで動作し、画像種がそれ以外の一般文書などである場合にはトナー像を一括して定着する出力モードで動作するようにしている。画像種がグラフィックス画像であるか否かの判定は、アプリケーションソフト(グラフィックス作成ソフトウエア)からの情報によって決定するようにしている。
<実施の形態6>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態1の構成と同じである。実施の形態1との相違点は、用紙上のトナー像の位置を検知するトナー像検知装置を有し、定着順序で先に用紙上に定着したトナー像の位置を検知して、後から重ねるトナー像の作像位置を制御する構成になっている点にある。図5は、実施の形態6の画像形成装置の概略図である。実施の形態6では、第1の作像機会の際に、用紙上の非画像部へあらかじめ規定されたルールでトナー像を形成しておく(用紙上の位置を判別することができるようなパターンを最初の作像機会に形成しておく)。実施の形態6ではK色のトナーを用いて、画像の端部(非画像部)に主走査方向及び副走査方向に線幅2mmかつピッチ10mmのパターンを形成するようにした。実施の形態6ではこのパターンを画像形成装置本体101内に配置したトナー像位置検知装置である検知センサ8で読み取って電気信号を変換することで、用紙上の位置情報を判別する構成になっている。この検知センサ8には市販の位置センサなどを用いることができる。
実施の形態6ではこのようにして検知した用紙上の位置情報に基づいて、2回目の作像機会での画像データの書き出し位置の調整を行う。これにより、用紙上でそれぞれの作像機会におけるトナー像を、位置ずれを発生させることなく重ね合わせることができる。なお、実施の形態6では、検知センサ8の検知結果に基づく書き出し位置の調整のほかに、画像データの拡大及び縮小を行って画像位置全体の位置が重なるような調整を行っている。画像データの拡大及び縮小については、従来から使用されている変倍機能と同じであるので、これ以上の説明を省略する。
図6は、前記各実施の形態の画像形成装置によって実現されるトナー像を図示したものである。未定着のトナー像は用紙上にトナーがまばらに配置された状態になっている(図6の(1)の状態)。これは、トナー付着量を極力低減したいこと、トナーの小粒径化には使いこなしの点で限界あること、の両立を図ろうとした場合には、このようなトナー像の状態になってしまうためである。前記の構成では、このトナー像を用紙上にて定着器によって潰すことで図6の(2)のような薄く広がったトナー像を形成するようになっている。そして、図6の(3)のようにこのトナー像の上にもう一色のトナー像を形成する。そして、このトナー像も先程と同様に定着器によって潰すことで図6の(4)のようなトナー像が形成されるようになる。このように前記の構成では、トナー像1色毎に定着器でトナーを押し潰す構成であるので、用紙上に各色のトナーが層状に形成された状態にすることができるのである。そしてこのことは、トナー像に入射した光が、各色のトナー層を通過することになるために、特に2次色において色再現範囲を良好に維持することができる。
一方で、従来のような、複数色のトナー像を未定着のまま用紙上に形成して、一括して定着を行う方法では、前記のようなトナー層の状態にすることができないために、色再現範囲が悪化してしまうのである。図7が従来の方法で実現されるトナー像を図示したものである。2次色形成時には用紙上で2色分の未定着のトナー像を重ねることになるが、図7の(2)のように一方のトナーの隙間にもう一方のトナーが入り込むような状態になる(未定着の状態では、トナー1色分の付着量では、まばらに配置された状態となるためである)。このように、一方のトナーの隙間にもう一方のトナーが入り込むような2次色の状態で一括して定着を行うと、図7の(2)のように用紙上に片方のトナーのみが配置されているような箇所が点在するようになってしまう。つまり、用紙上に各色のトナー像が層状には構成されず、片方の色のトナーのみの箇所が出現するトナー像状態となってしまうのである。このようなトナー像状態では、用紙に入射した光の中には一方の色のトナー層しか通過しない成分が発生してしまう。このことは、吸収波長域での必要な吸収が不十分(同時にトナー層が必要以上に厚い箇所が発生するため透過波長域でも不要な吸収が発生してしまう)となることにつながるため、鮮やかな色を実現することができず、色再現性の劣化といった問題が発生する。
以上の説明のように、前記の構成によって理想的なトナー状態を実現することができるようになる。つまり、トナーの消費量の低減を行った上で、従来の画像形成装置と比較して、色再現性の悪化を防止して色再現範囲を良好に維持する(特に2次色における色再現範囲を良好に維持する)ことが可能な画像形成装置を実現することができる。
<実施の形態7>
画像形成装置の構成は、大部分は実施の形態1の構成と同じである。実施の形態1との相違点は、使用するトナーの明度に応じて、画像データの収縮及び膨張を行ってから、トナー像の形成を行うといった点である。実施の形態7では、YCMKへと色分解を行った後に作像機会の分割を行った画像データに対して、前述の収縮及び膨張を施す構成になっている。1次色のオブジェクトであれば、作像機会の異なるトナー像の重ね合わせは行わないため、収縮及び膨張は行わない。
一方で2次色のオブジェクトであれば実施の形態1と同じように1色目を最初に用紙上に定着(1次定着)して、2色目をこのトナー像の上に形成して定着(2次定着)を行う。この際に、明度の大きな側(明るい)のトナーの画像サイズを99%に縮小するようにしている。例としてG色(グリーン)の再現を想定した場合、G色はY色トナー像とC色トナー像との重ね合わせによって実現される。Y色とC色とでは、ほとんどのトナーではY色の方が明度の大きな色特性をもっている(Y色の方が明るい)。実施の形態7では、明度が大きなトナー色特性を持つトナーのトナー像のサイズが、明度の小さな色特性を持つトナーのトナー像のサイズに比べて、小さくなるように画像サイズを少しだけ縮小して、トナー像の重ね合わせを行うようになっている。
トナーの明度に関しては、前述したように各色のトナー像の単色ベタパッチを用紙上に形成して測色計によって測色することで明度値を得ることができる。なお、ほとんどYCMK色のトナーでは、明度が大きな順から、
(明度が大きい)Y色→C色→M色→K色(明度が小さい)
となっている。
実施の形態7では、作像機会の異なるトナー像の重ねの際には、前述したように明度の大きな側のトナー像の画像サイズが小さくなるように縮小してから画像形成を行っているが、これは色重ね時の色ずれ(版ずれ)に伴う異常画像の発生を低減する効果を得るためのものである。このため、明度の大きな側のトナー像の画像サイズを小さくすることとほぼ同じ効果を、明度の大きなトナー像のサイズを変更することはなく明度が小さくなるトナー像の画像サイズが大きくなるように拡大をしてから画像出力を行うようにすることでも、達成することができる。
<実施の形態8>
図8は、実施の形態8の画像形成装置の全体構成の概略図を示す。同図において、200は画像形成装置、201は画像形成装置本体である。この実施の形態8の画像形成装置200の構成は、大部分は実施の形態1の画像形成装置100の構成と同じである(同じ部分には同一符号を付した)。実施の形態1との相違点は、カラー画像形成部4,14と定着器5,15とをそれぞれ2個、備えている点である。すなわち、画像形成装置200では実施の形態1のような搬送経路6はなく、画像形成装置本体201内の定着器5の上部に、カラー画像形成部4と同様なカラー画像形成部14と、定着器5と同様な定着器15を配置した構成となっている。定着器15で定着された用紙は排紙ローラにより機外へ排出される。
実施の形態8の構成であっても、第1の定着器5で広く延ばしたトナー像の上に、さらにトナー像を形成して第2の定着器15によってこちらのトナーについても広く延ばしたトナー像とすることができるため、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに実施の形態8では、実施の形態1とは異なり1枚の画像を作成するために、1つの定着器を複数回通過させるようなことがないので、プリント速度(生産性)が低下してしまうようなこともない。実施の形態8では生産性の低下を防止した画像形成装置を実現することができる。
100,200 画像形成装置
101,201 画像形成装置本体
1,2 給紙カセット
3 搬送ベルト
4,14 カラー画像形成部
5,15 定着器
6 搬送経路
7 搬送経路切換爪
40 画像形成ユニット
41 感光体ドラム
42 レーザ光学ユニット
42a 発光点(レーザーダイオード)
43 帯電器
44 現像器
45 クリーナー
46 転写器(1次転写器)
47 中間転写体
特開2009−8709号公報 特開2004−151203号公報 特開2006−259283号公報

Claims (9)

  1. 複数色のトナー像を記録媒体上に重ねて形成することにより所望の画像を提供する画像形成装置において、
    少なくとも、前記記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成装置と、
    前記記録媒体上のトナー像を該記録媒体上に定着する定着装置と、
    複数色のトナー像に対応する画像データを解析することによって対象の色を構成するトナーの色数の判定を行う色数判定装置と、を有し、
    前記トナー像形成装置と前記定着装置は、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に、後から再度トナー像形成と定着とを行うことによって色重ね画像を形成することが可能に配置され、かつ前記色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、1度目の定着によって定着を行うトナー像と、2度目の定着によって定着を行うトナー像とへ、トナー像を分割して作像することが可能になっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、1度目の定着と2度目の定着の各定着用のトナー像への分割を行う際に、1色分のトナーのみを使用する色については、2度目の定着によって定着を行うようにトナー像の分割を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、先に記録媒体上に定着されたトナー像の上に再度トナー像の形成及び定着を行う工程を、3回以上繰り返すことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、色数判定装置の判定結果に基づき、複数色トナーを使用する色については、3回以上の定着に対応するようにトナー像に分割して作像することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、3回以上の定着の各定着用にトナー像に分割を行う際に、定着回数よりも使用する色数が少ない色については、定着順序で後の定着時に定着を行うようにトナー像を分割して作像することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、定着を複数回繰り返して行う第1の出力モードのほかに、記録媒体上に複数色のトナー像を形成して一括して定着を行う第2の出力モードの、2つの出力モードを備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、定着を複数回繰り返して行う第1の出力モードと、一括して定着を行う第2の出力モードとを、出力する画像種によって切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、記録媒体上に形成したトナー像位置用のパターンを検知するトナー像位置検知装置を有し、定着順序で先に記録媒体上に定着したトナー像位置を検知して、後から重ねるトナー像の作像位置を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、使用するトナーの明度に応じて、画像データの収縮及び膨張或いは画像データの拡大及び縮小を行い、トナー像の作像を行うことを特徴とする画像形成装置。
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