JP2012103588A - 感光体のクリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体に付着する紙粉をクリーニングするに際して、軸方向両端部においても紙粉逆流機能を十分に発揮可能な感光体のクリーニング装置を提供する。
【解決手段】感光ドラム13の外周面に接触し、外周面に付着した紙粉を吸着するスポンジローラ46と、スポンジローラ46の外周面に接触し、外周面に付着した紙粉を吸着する金属ローラ47と、金属ローラ47の外周面に接触し、外周面に付着した紙粉を掻き落とすブレード49と、金属ローラ47の外周面であって、ブレード49よりも回転方向の上流側の外周面に、そのシート面が接触する上スクイシート54と、が設けられ、上スクイシート54の金属ローラ47の外周面に接触する円周方向長さは、金属ローラ47の軸方向両端部における長さL1が他の部分の長さL2よりも長くなるように設定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機やデジタル複合機等の画像形成装置において感光体の表面に付着した紙粉を除去するための感光体のクリーニング装置に関するものである。
かかる画像形成装置においては、原稿からスキャナーで読み取った画像データや、ファクシミリで受信した画像データに基づいて、記録紙に画像を形成する画像形成部を備えている。この画像形成部では、一様に帯電された感光ドラム(感光体に相当)の表面に画像データに基づく潜像(静電画像)を形成し、この潜像をトナーにより現像して記録紙に転写することで画像形成が行われる。
ここで、正帯電性の電子写真プロセスを採用した場合、感光ドラムとトナーを正に帯電させる一方、感光ドラムに記録紙を密着させる転写ローラを負に帯電させて、感光ドラム上のトナー画像を記録紙に転写させる。従って、記録紙から生じる紙粉は、一般に負に帯電されるため、正に帯電した感光ドラムの表面に紙粉が多量に付着する。この感光ドラム上の紙粉を除去するために、紙粉クリーニング装置が設けられている。
下記特許文献1に開示されるクリーニング装置は、感光ドラムの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着するスポンジローラ(第1ローラ)と、スポンジローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着する金属ローラ(第2ローラ)と、を備えている。さらに、金属ローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を掻き落とす金属ブレードと、金属ローラの外周面に、シート面が接触する紙粉逆流防止シートと、を備えている。
金属ローラの外周面から掻き落とされた紙粉は、紙粉回収空間に収容されていくが、この回収された紙粉が逆流して感光ドラムの側に行かないように、上記紙粉逆流防止シートが設けられている。
特開2006−251211号公報
上記紙粉逆流防止シートは、特許文献1の図9に開示されるように、矩形のシートであり、金属ローラの外表面に接触する円周方向長さは、金属ローラの軸方向において、どの場所においても同じ長さに設定している。
しかしながら、紙粉の量は上記軸方向において均等ではなく、軸方向両端部において多くなる傾向がある。これは、記録紙の製造工程において、記録紙を切断するときに、記録紙の繊維を切断してしまうため、記録紙の端部において紙粉が多くなるためである。従って、単純な矩形の紙粉逆流防止シートでは、特に軸方向両端部における逆流防止機能が十分に発揮されないという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、感光体に付着する紙粉をクリーニングするに際して、軸方向両端部においても紙粉逆流機能を十分に発揮可能な感光体のクリーニング装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る感光体のクリーニング装置は、感光体の外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着する第1ローラと、前記第1ローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着する第2ローラと、前記第2ローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を掻き落とすブレードと、前記第2ローラの外周面であって、前記ブレードよりも回転方向の上流側の外周面に、そのシート面が接触する紙粉逆流防止シートと、が設けられ、
前記紙粉逆流防止シートの前記第2ローラの外周面に接触する円周方向長さは、前記第2ローラの軸方向両端部における長さが他の部分よりも長くなるように設定されていることを特徴とするものである。
この構成による感光体のクリーニング装置の作用及び効果について説明する。感光体の外周面に付着した紙粉は、第1ローラを経由して第2ローラに吸着され、第2ローラの外周面に付着した紙粉はブレードにより掻き落とされ、所定の場所に蓄積される。第2ローラの外周面には、紙粉逆流防止シートが接触しており、紙粉の逆流を防止している。紙粉逆流防止シートの円周方向長さは、第2ローラの軸方向両端部が他の部分よりも長くなるように設定されている。従って、特に紙粉が多く付着する軸方向両端部において、逆流防止効果を高めており、感光体に付着する紙粉をクリーニングするに際して、軸方向両端部においても紙粉逆流機能を十分に発揮することができる。
本発明において、前記紙粉逆流防止シートの背面側に、紙粉逆流防止シートを第2ローラの外周面に押し付けるための弾性部材を設けたことが好ましい。
この構成によると、紙粉逆流防止シートを第2ローラの外周面に押し付けているので、紙粉の逆流防止をより確実に行うことができる。
本発明に係る前記弾性部材は、前記第2ローラの軸方向両端部のみに設けていることが好ましい。
この構成によると、紙粉の量が特に多い軸方向両端部においてのみ弾性部材を設けているので、その部分においての逆流防止をより確実に行うことができる。また、軸方向両端部以外では、弾性部材がないので、掻き落とした紙粉を蓄積するための空間を十分に確保することができる。
本発明の実施形態に係る帯電装置27を備えた画像形成装置1の外観を示す概略斜視図 図1におけるA−A断面を示す概略縦断面図 図2における感光ドラムカートリッジ14について拡大した部分拡大断面図 清掃ローラユニットの構成を示す分解斜視図 スクイシート(紙粉逆流防止シート)の一例を示す図 スクイシートの一例を示す図 スクイシートの一例を示す図 スクイシートの一例を示す図 バックアップスポンジの取り付け方法を説明する図
以下、本発明の実施形態に係る感光体の紙粉クリーニング装置について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る感光体の紙粉クリーニング装置を備えた画像形成装置1の外観を示す概略斜視図である。本発明に係る画像形成装置1は、原稿の複写機能の他、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機である。もちろん、本発明は、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、複写機能のみを備える画像形成装置1や、ファクシミリ通信機能のみを備える画像形成装置1にも適用可能である。
<画像形成装置>
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体2と、該装置本体2の上部に設けられた原稿載置台3と、該原稿載置台3に対して開閉自在に設けられた原稿押圧板4と、原稿載置台3の前面側に設けられた操作パネル5と、を具備している。そして、原稿画像を読み取るための画像読取部が原稿載置台3と原稿押圧板4の内部に設けられるとともに、読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成するための画像形成部が装置本体2の内部に設けられている。
装置本体2には、図1に示すように、画像形成部に供給する記録紙を格納するための給紙カセット6が引き出し可能に設けられるとともに、画像形成の完了した記録紙が排出される排紙トレイ7が設けられている。また、装置本体2には、開閉カバー8が図示しないヒンジ部材を介して装置本体2の前面側へ倒れるようにして開閉自在に設けられている。従って、画像形成部でトナー切れ等が発生した場合には、この開閉カバー8を開いて後述する現像カートリッジを装置本体2の内部から取り出して交換することが可能となっている。
図2は、図1におけるA−A断面を示す概略図である。装置本体2の内部には、前述のように画像形成部9が設けられている。この画像形成部9は、記録紙Pが格納された給紙カセット6と、該給紙カセット6内の記録紙Pを搬送路10へ繰り込むピックアップローラ11と、搬送路10に適宜配置され記録紙Pを下流側へ搬送する一対の搬送ローラ12と、を備えている。また、内部に収容した感光ドラム13を一様に帯電させる感光ドラムカートリッジ14と、感光ドラム13に光を照射して潜像を形成する露光ユニット15とを備えている。また、内部に収容したトナーTで感光ドラム13上に形成された潜像をトナー像化する現像カートリッジ16と、を備えている。さらに、搬送路10を挟んで感光ドラム13の対向位置に配置された転写ローラ17と、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させる定着ユニット18と、搬送路10の最下流部に配置された一対の排紙ローラ19と、を備えている。トナー画像が転写された記録紙Pは、排紙トレイ7へ排出される。
このように構成される画像形成部9では、画像形成動作が開始されると、感光ドラムカートリッジ14内で感光ドラム13が一様に帯電される。この感光ドラム13に対して画像データに応じた光を露光ユニット15から照射して潜像を形成し、該潜像に現像カートリッジ16のトナーTを付着させてトナー画像とすることで可視像化する。一方、画像形成動作の開始に伴い、給紙カセット6にセットされた記録紙Pがピックアップローラ11によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路10へ繰り込まれ、搬送ローラ12によって下流側へ搬送される。感光ドラム13へと搬送された記録紙Pは、転写ローラ17によって感光ドラム13に押圧されるが、この際、転写ローラ17に感光ドラム13とは逆極性の電圧を印加することにより、感光ドラム13上のトナー画像が記録紙Pに転写される。更に、記録紙Pは搬送路10を下流側へ搬送され、定着ユニット18によって熱と圧力を加えられることにより、記録紙P上のトナー画像が記録紙Pに定着する。その後、記録紙Pは排紙ローラ19によって排紙トレイ7へと排出される。
露光ユニット15は、固定走査型のLEDヘッド21を備えており、図2に示すように、LEDヘッド21のレンズ面21aを感光ドラム13に対向させるようにして配置されている。LEDアレイから照射した光を感光ドラム13の周面上に結ばせ、感光ドラム13上の負電荷を部分的に除去することで潜像を形成する。一方、現像カートリッジ16は、感光ドラム13にトナーTを供給する現像ローラ22と、該現像ローラ22にトナーTを供給する供給ローラ23を備えており、現像ローラ22を感光ドラム13に接触させて配置されている。この現像カートリッジ16によれば、供給ローラ23がトナーTを負に帯電させつつ現像ローラ22に供給し、現像ローラ22上のトナーTが、静電気によって感光ドラム13上の電荷が除去された潜像部分に付着することにより、トナー画像が形成される。また、前記定着ユニット18は、ヒータを内蔵したヒートローラ24と、該ヒートローラ24に圧接されたプレスローラ25を備えており、搬送路10に沿って感光ドラムカートリッジ14の下流側に配置されている。この定着ユニット18によれば、ヒートローラ24とプレスローラ25とのニップ部にトナー画像転写後の記録紙Pが送り込まれて加熱・加圧されることにより、トナー画像が記録紙Pに定着する。
<感光ドラムカートリッジ>
以下、感光ドラムカートリッジ14の構成について詳述する。図3は、図2における感光ドラムカートリッジ14について拡大した部分拡大断面図である。なお、図3には、説明の便宜のため露光ユニット15を点線で示している。図3に示すように、感光ドラムカートリッジ14は、樹脂等により一体成形されたケーシング26に、感光ドラム13と、該感光ドラム13を帯電させるための帯電装置27と、感光ドラム13に付着した紙粉を除去するための紙粉クリーニング装置28とを収容している。
感光ドラム13は、図3に示すように、中空の円筒形状を有するアルミドラムの外周面に感光層が形成されたドラム本体13aを備えている。なお、本発明に係る感光体としては、ドラム状の感光ドラム13に限られず、例えば、ベルト状に形成された感光体を用いることも可能である。
<クリーニング装置>
次に、紙粉クリーニング装置28について説明する。紙粉クリーニング装置28は、画像形成が完了した感光ドラム13の周面を清掃するために設けられる。より詳細に説明すれば、画像形成部9では、正帯電性の電子写真プロセス、すなわち感光ドラム13とトナーTを正極性に、転写ローラ17を負極性にそれぞれ帯電させることにより、感光ドラム13上のトナー画像を記録紙Pに転写する方式を採用している。この方式では、記録紙Pから発生した紙粉が負極性に帯電しており、紙粉が感光ドラム13の表面に多量に付着する。そのため、図3に示すように、感光ドラム13の回転方向に向かって転写ローラ17の下流側に、次の画像形成に備えて感光ドラム13上の紙粉を除去するための紙粉クリーニング装置28を設けている。
紙粉クリーニング装置28は、図3に示すように、感光ドラム13に付着した紙粉を吸着して除去するスポンジローラ(弾性体ローラであり第1ローラに相当)46と、スポンジローラ46に付着した紙粉を吸着して除去する金属ローラ47(第2ローラに相当)を備えている。また、ケーシング26の背面側に組み付けられた清掃ローラユニット48と、ケーシング26の内側面に突設され金属ローラ47に付着した紙粉を掃き落とす金属ブレード49とを備えている。さらに、ケーシング26の内側面に取り付けられ金属ブレード49によって掃き落とされることなく金属ローラ47に残留した紙粉を除去する残留紙粉除去部材50を備えている。
図4は、清掃ローラユニット48の構成を示す分解斜視図である。図3及び図4に示すように、清掃ローラユニット48は、スポンジローラ46と、金属ローラ47と、金属ローラ47とスポンジローラ46を一体に保持する左右一対の軸受部材51備えている。また、薄板材を打ち抜き及び曲折加工して形成した板金フレーム52と、この板金フレーム52の内側面52aに固定された縦断面L字形のシート支持板53と、を備えている。さらに、シート支持板53に貼設された上スクイシート54と、この上スクイシート54の左右両端部に配設された左右一対のバックアップスポンジ55と、を備えている。更にまた、上スクイシート54の左右両端縁に当接するようにして配設された左右一対の側部シール部材56と、板金フレーム52の下端部に貼設された下スクイシート57と、を備えている。
スポンジローラ46は、図4に示すように、金属性のローラ軸46aの周囲にスポンジ材からなるローラ本体46bが設けられたものである。このスポンジローラ46は、ローラ軸46aの両端部が軸受部材51に形成された図示しない挿通孔にそれぞれ挿通されることによって回転自在に支持されている。また、ローラ軸46aの一端側には、軸受部材51より外側に突出した部分にギア58が固定されており、このギア58が感光ドラム13の両端部に外嵌されたギア(不図示)に噛み合わされている。これにより、スポンジローラ46は、感光ドラム13の回転に連動して回転駆動され、感光ドラム13の周面に付着した紙粉を、ローラ本体46bの図示しない気泡内に取り込んで除去する。
一方、金属ローラ47は、図4に示すように、ステンレス鋼等から一体成形されたローラ軸47aと、ローラ本体47bと、ローラ本体47bの両端部で紙粉漏れが発生するのを防止するための円筒シール部材47cとを備える。この金属ローラ47は、ローラ軸47aの両端部が軸受部材51に形成された図示しない挿通孔にそれぞれ挿通されることによって、ローラ本体47bがスポンジローラ46のローラ本体46bに圧接された状態で回転自在に支持されている。
また、ローラ軸47aの一端側には、軸受部材51より外側に突出した部分にギア59が固定されており、このギア59がスポンジローラ46のギア58に噛み合わされている。これにより、金属ローラ47は、スポンジローラ46の回転に連動して回転駆動され、スポンジローラ46のローラ本体46bに付着した紙粉を、静電気で吸着して除去する。
シート支持板53は、略矩形の薄板材をその幅方向中間部で曲折して形成され、図3に示すように、板金フレーム52に固定するための固定部53aと、この固定部53aの一端から所定角度をなして起立する起立部53bとを有している。このシート支持板53が、その固定部53aを板金フレーム52の内側面52aに載置して固定され、起立部53bと板金フレーム52の内側面52aによって形成される紙粉溜め空間Sに、金属ブレード49によって金属ローラ47の周面から掃き落とされた紙粉が収容される。
<紙粉逆流防止シート>
上スクイシート54(紙粉逆流防止シートに相当)は、ポリエチレンテレフタレートやウレタンゴム等からなる略矩形のシート部材である。その厚みは、ポリエチレンテレフタレートの場合0.025mm〜0.1mm程度、ウレタンゴムの場合0.05mm〜0.2mm程度が好適である。上スクイシート54は、図3に示すように、両面テープ等を介して、シート支持板53の起立部53bにその長手方向に渡って貼付され、その先端部を起立部53bの先端より突出させている。この上スクイシート54は、金属ローラ47から掃き落とされた紙粉を紙粉溜め空間Sへ案内するとともに、紙粉溜め空間Sに収容された紙粉が漏れ出すのを防止するために設けられる。
すなわち、図3に示すように、シート支持板53の起立部53bの先端と金属ローラ47の間には若干の隙間があるため、紙粉溜め空間Sに溜まった紙粉が該隙間からスポンジローラ46側へ漏れ出すと、漏れ出した紙粉がスポンジローラ46に付着する。そして、更に感光ドラム13へ転移することにより画像品質が劣化するという問題が生じる。係る問題を防止するため、シート支持板53に上スクイシート54を貼付してその先端を金属ローラ47に当接させることによって、前記隙間を上スクイシート54でシールして紙粉溜め空間Sからの紙粉漏れを防止している。
この上スクイシート54は、図5に示すように金属ローラ47の軸方向両端部における長さL1は、他の部分の長さL2よりも長くなっている。すなわち、金属ローラ47の外表面に接触する円周方向の軸方向両端部における長さL1が、他の部分の長さL2よりも長い。紙粉の発生は、記録紙の幅方向両端部(記録紙の端面部)において、特に多量に発生するため、軸方向両端部において、逆流防止効果を高める必要がある。そこで、上記のように軸方向両端部における上スクイシート54の金属ローラ47への接触長さを長くすることで、逆流防止効果を高めることができる。また、軸方向両端部以外については、接触長さを長くすれば、紙粉溜め空間Sの確保が難しくなるので、軸方向両端部のみを長くすることが好ましい。
図5に示す形状は一例であって、例えば、図5A,図5B、図5Cのような種々の変形例も考えられる。長さL1は長さL2よりも、例えば、1cm程度長くすることができる。ただし、どの程度長くするかは、適宜設定することができる。
前記一対の側部シール部材56は、図4に示すように、スポンジ材を略直方体形状に形成しており、上スクイシート54の長手方向、すなわち金属ローラ47のローラ軸47aの軸方向両端部に密着するようにしてそれぞれ配置される。そして、両面テープ等を介して板金フレーム52の内側面52aに固着されている。この側部シール部材56は、紙粉溜め空間Sに溜まった紙粉が漏れ出すのを防止するためのものである。すなわち、紙粉溜め空間Sはその長手方向両端部が開放された状態であるため、紙粉溜め空間S内に溜まった紙粉がこの開放部分からスポンジローラ46側へ漏れ出した場合、漏れ出した紙粉がスポンジローラ46を介して感光ドラム13へ転移する。これにより、画像品質が劣化するという問題が生じる。係る問題を防止するため、前記開放部分を側部シール部材56でそれぞれシールすることによって、紙粉溜め空間Sからの紙粉漏れを防止している。
一対のバックアップスポンジ55(弾性部材に相当)は、上スクイシート54の長手方向両端部において紙粉漏れが発生するのを防止するために設けられる。すなわち、上スクイシート54の長手方向両端部では、上スクイシート54と金属ローラ47の接触圧が低下して両者の間に隙間が生じること、あるいは、上スクイシート54及び側部シール部材56の部品公差や組み立て誤差等に起因して両者の間に隙間が生じることがある。これにより、紙粉漏れが発生しやすくなっている。従って、本発明では、上スクイシート54の長手方向両端部に一対のバックアップスポンジ55を配置し、上スクイシート54の長手方向両端部を裏側から付勢して金属ローラ47に圧接させることでそのシール効果を高めている。これに加えて、上スクイシート54と側部シール部材56の間に生じた隙間をバックアップスポンジ55でシールすることにより、紙粉漏れの発生を防止している。
このバックアップスポンジ55は、図4に示すように、所定厚みのスポンジ材を紙粉溜め空間Sの縦断面形状と同形状に且つ若干大きく形成したものであり、本実施形態では縦断面台形形状としている。図5は、バックアップスポンジ55の取り付け方法を説明するための説明図であり、説明の便宜のため、上スクイシート54とシート支持板53を点線で示している。図5に示すように、バックアップスポンジ55は、紙粉溜め空間Sに圧入され、その底面と背面を板金フレーム52の内側面52aに、前面をシート支持板53の起立部53bにそれぞれ当接させるようにして配置する。さらに、その外側面55aが、両面テープ60を介して側部シール部材56の内側面56aに固着されている。
ここで、前述のように、バックアップスポンジ55は紙粉溜め空間Sの縦断面形状より若干大きく形成されているため、シート支持板53の起立部53bより上方に突出した部分が上スクイシート54側へ膨出し、上スクイシート54を金属ローラ47側へ付勢する。尚、バックアップスポンジ55の形状は、紙粉溜め空間Sの縦断面形状に合わせて適宜設計変更が可能であり、またその材質は、上スクイシート54を付勢するに足りる弾性を有するものであれば、スポンジ材以外に例えばゴム材等を用いることも可能である。
バックアップスポンジ55を側部シール部材56に固着させる際には、図5に示すように行う。すなわち、両面テープ60をバックアップスポンジ55の側面55aより小さくカットし、該両面テープ60の一方の面を、バックアップスポンジ55の外側面55aにおける上スクイシート54と逆側の端部に貼付する。そして、バックアップスポンジ55の外側面55aを側部シール部材56の内側面56aに圧接させることにより、両面テープ60の他方の面を側部シール部材56に固着させる。尚、両面テープ60の形状は、本実施例に限られず任意の形状とすることが可能である。また、両面テープ60に替えて、接着剤等を用いてバックアップスポンジ55を側部シール部材56に固着させることももちろん可能である。
下スクイシート57は、上スクイシート54と同じ材質からなり、図4に示すように、図示しない両面テープ等を介して、板金フレーム52の下端部にその内側面52aと略90°の角度をなすようにして貼付されている。この下スクイシート57は、図3に示すように、その先端部がスポンジローラ46に当接して、スポンジローラ46と板金フレーム52の間に生じた隙間を塞いでいる。これにより、スポンジローラ46や金属ローラ47から紙粉が落下することを防止でき、万が一、紙粉溜め空間Sから紙粉漏れが発生した場合でも、これらの紙粉が感光ドラム13上に落下することを防止している。
<別実施形態>
第1ローラと第2ローラの素材については、本実施形態の存在に限定されるものではなく、他の材質のものを使用してもよい。
13 感光ドラム
46 スポンジローラ
47 金属ローラ
49 金属ブレード
54 上スクイシート
55 バックアップスポンジ
L1 長さ
L2 長さ

Claims (3)

  1. 感光体の外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着する第1ローラと、
    前記第1ローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を吸着する第2ローラと、
    前記第2ローラの外周面に接触し、当該外周面に付着した紙粉を掻き落とすブレードと、
    前記第2ローラの外周面であって、前記ブレードよりも回転方向の上流側の外周面に、シート面が接触する紙粉逆流防止シートと、が設けられ、
    前記紙粉逆流防止シートの前記第2ローラの外周面に接触する円周方向長さは、前記第2ローラの軸方向両端部における長さが他の部分よりも長くなるように設定されていることを特徴とする感光体のクリーニング装置。
  2. 前記紙粉逆流防止シートの背面側に、紙粉逆流防止シートを第2ローラの外周面に押し付けるための弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の感光体のクリーニング装置。
  3. 前記弾性部材は、前記第2ローラの軸方向両端部のみに設けていることを特徴とする請求項2に記載の感光体のクリーニング装置。
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