JP2012102804A - 流量調節弁装置及び基準位置検出機構による操作軸の基準位置の検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流路36上に設けた主弁38と、主弁38の止水面45と垂直方向に移動する操作軸76とを有する流量調節弁装置22において、主弁38の設定動作位置に対して一義的に対応した操作軸76の基準位置を検出する基準位置検出機構90を設ける。またその基準位置検出機構90を、操作軸76と一体移動する状態に設けたリブ状の光遮蔽部122にて形成される被検出部と、被検出部を検出するセンサ(光センサ)92を備えて構成する。
【選択図】 図2
Description
例えば下記特許文献1に、この種の流量調節弁装置が開示されている。
図において、200は流路202上に設けられて、その開度に応じて液の流量を調節する主弁で、204はこの主弁200をパイロット操作するパイロット弁である。
206は、主弁200の止水面と垂直方向に移動する操作軸で、主弁200は、この操作軸206によってパイロット弁204が図中上下方向に進退移動せしめられることで、そのパイロット弁204との間に一定の追従間隙を保持しつつパイロット弁204に追従して同方向に動作し、流路202の開度を変化させる。
216はカム面214に下向きに当接する従動部としての突起、218は突起216を備えた従動部材で、スプリング220にて下向きに付勢されている。
上記操作軸206は、図中下端部が従動部材218に圧入により固定され、従動部材218と一体に図中上下方向に直進運動する。
一方操作軸206が下向きに移動すると、パイロット弁204の図中下向きの閉弁方向の移動により、主弁200が閉弁方向に動作して流路202の液の流量を減少変化させ、最終的に閉弁状態となって液の流通を遮断する。
通常、その閉弁後の止水状態で操作軸206はパイロット弁204との間、詳しくはピン222との間に隙間を形成する。
更にモータからの駆動力ではなく、ハンドルからの駆動力によって操作軸206を移動させ、主弁200を開閉動作させる場合においても同質の問題が生じ得る。
しかしながらこの特許文献2に開示のものは、止水時の状態から使用感が得られる流量までの操作量を一定にするといったものではなく、この点で本発明とは異なる。
このように空走区間の長さを各流量調節弁装置ごとに同じ且つ一定とすることができれば、各流量調節弁装置ごとに吐水性能を一定に揃えることができ、また操作軸における空走区間を速く動かすことが可能となって、これにより所望の流量に達するまでの時間を短くすること、即ち素早く吐水することが可能となって、使用感を高めることができる。
しかるに本発明によれば、そのような累積誤差の増大にも拘らず、操作軸の移動に正確に追従して主弁を開閉動作させることが可能となる。
ねじ送り機構の場合、操作軸の一定の移動量に対し、被検出部の回転による移動範囲,移動距離をより一層大きく取ることが可能となり、これにより操作軸の基準位置検出精度をより一層高めることができ、従って操作軸の位置の制御をよりきめ細かく高精度で行うことが可能となる。
この請求項4によれば、操作軸を移動させて主弁を目的とする設定動作位置に位置させた状態で検出部を移動させることにより、検出部が被検出部を検出する位置まで、位置調節することが可能となる。
このようにすることで、操作軸の基準位置を実際の主弁の動作に合せて(対応付けて)定めることができるとともに、基準位置検出機構による操作軸の基準位置を正確に検出することが可能となる。
このようにすることで、基準位置検出部を簡単に構成することができる。
使用者がハンドル操作によって手動で主弁を移動させ吐水等を行わせる場合には、吐水の状況を使用者が見ながらハンドル操作を微妙に手加減して目的とする流量で吐水を行わせるといったことが可能であるが、モータ駆動にて自動的に操作軸を移動させて主弁を開閉動作させる場合にはそうしたことは難しく、この場合、上記の空走区間の距離が長かったりまちまちであったりすると使用者は苛立ちを感じてしまう。
しかるに本発明では空走区間を一定且つ最短に設定でき、従ってまたその空走区間を速やかに操作軸を移動させることができるため、このようなモータ駆動の流量調節弁装置に本発明を適用して大なる効果を奏する。
この請求項7の検出方法によれば、操作軸の基準位置を主弁の設定動作位置に対して正確且つ厳密に対応させることができるとともに、その操作軸の基準位置の検出部を精度高く行うことが可能となる。
図1において、10は水栓で、カウンタ12上に設けられた操作部14と、カウンタ12から起立する吐水管15とを有している。
吐水管15はグースネック形状をなしており、先端に吐水口16を備えている。
また操作部14には、吐水口16からの吐水と止水とを行うための吐止水操作部,吐水の流量を調節する流調操作部及び吐水の温度を調節する温調操作部等が設けられている。
給水路18上の水側の流調弁装置22C及び給湯路20上の湯側の流調弁装置22Hは、それぞれ水の流量,湯の流量を調節し、そしてそれらによって水と湯との混合比を変化させて、吐水口16からの混合水の温度を変化させる。
また給水路18上の水側の流調弁装置22Cからの水の流量、及び給湯路20上の湯側の流調弁装置22Hからの湯の流量を合せた総流量によって、吐水口16からの吐水の流量を決定する。
これら流量調節弁装置22C,22Hから流出した水と湯とは合流部24で合流して混合水となり、混合水路26を通じて吐水管15へと送られ、吐水口16から外部に吐水される。
尚28は止水栓であり、また30は水栓10に備えられた制御部である。
この制御部30にはまた、操作部14及び後述のセンサ92が電気的に接続され、それらから制御部30に信号入力される。
36Aは流路36における主弁38の上流側(1次側)の流入流路を、36Bは下流側(2次側)の流出流路を表している。
主弁38はダイヤフラム式の弁で、図3にも示しているように硬質の主弁本体40と、これに保持された、シール部材を兼ねたゴム製のダイヤフラム膜42とから成っている。
主弁38は主弁座44に向けて進退移動して流路36を開閉し、また開度を変化させる。
詳しくは、主弁38は主弁座44への着座によって流路36を遮断し、また主弁座44から図中上向きに離間することによって流路36を開放する。
また主弁座44からの離間量に応じて流路36の開度を大小変化させ、流路36を流れる水の流量を調節する。
図3において、45は主弁が主弁座44に着座状態となって止水を行うときの止水面を表している。
尚、主弁座44はボデー34に形成された円筒部46の上端部にて構成されている。
背圧室48は、内部の圧力を主弁38に対し図中下向きの閉弁方向の押圧力として作用させる。
図3に示しているように主弁38には、これを貫通して1次側の流入流路36Aと背圧室48とを連通させる導入小孔50が設けられている。
導入小孔50は、流入流路36Aからの水を背圧室48に導いて背圧室48の圧力を増大させる。
このパイロット流路52は、背圧室48内の水を流出流路36Bに抜いて背圧室48の圧力を減少させる。
パイロット弁ケース54は中心部にガイド孔58を有しており、そこにプランジャ式のパイロット弁60が摺動可能に嵌合されている。
パイロット弁60は、このガイド孔58によって図中上下方向の移動時に移動ガイドされる。
尚、パイロット弁ケース54には図3(B)に示しているように切欠部62が設けられており、この切欠部62によって、背圧室48と上記のガイド孔56及び58とが互いに連通状態とされている。
ここでパイロット弁60は、パイロット弁ケース54内部に組み込まれたスプリング72によって図中下方、即ち閉弁方向に付勢されている。
主弁38は、パイロット弁ケース54とガイド孔56とによるガイド作用によって、止水面45と垂直方向に動作案内される。
上記のパイロット流路52は、このピン70と主弁38の貫通孔の内周面との間に狭小幅で環状に形成されている。
パイロット弁60の図中下部には、ゴム等の弾性材から成るシール部材68が設けられている。
パイロット弁60は図中上下方向、即ち主弁38に設けられたパイロット弁座74に対し図中上下方向の軸方向、即ち上記の止水面45と垂直方向に進退移動して、パイロット流路52の開度を変化させる。
更にパイロット弁60のパイロット弁座74からの離間量に応じて、パイロット流路52の開度が変化せしめられる。
その際主弁38、具体的にはこれに設けられたパイロット弁座74とパイロット弁60との間に一定の微小な追従間隙を保持した状態で、主弁38がパイロット弁60の進退移動に追従して同方向に進退移動する。
すると背圧室48の圧力と流入流路36Aの圧力とをバランスさせるようにして、主弁38がパイロット弁60の後退移動に追従して上向きに後退移動し、流路36を開いて流入流路36Aから流出流路36Bへと水を流通させる。
そして最終的に主弁38及びパイロット弁60が主弁座44,パイロット弁座74に着座して、それぞれが閉弁状態となる。
そしてパイロット弁60と主弁38との間の間隙が上記の追従間隙に達し、更にパイロット弁60が図中上向きに後退移動するに到って、そこで初めて主弁38がパイロット弁60に追従して図中上向きに開弁動作する。
ここで操作軸76は、軸方向の一端から他端に到るまで同一外径で一様な断面円形で延びる丸棒状をなしている。
この操作軸76は、図中上向きの移動によってパイロット弁60を図中上方に後退移動させ、そしてパイロット弁60を介して主弁38を同方向に後退移動せしめる。
またOリング78は、Oリング押え80によって図中下側から上向きに押えられ、支持されている。
このOリング押え80は中心部に挿通孔を有しており、操作軸76はこの挿通孔を挿通して下端側がボデー34の凹所82内に突き出している。
またボデー34の内部の収容室84には、雌ねじ部材(回転体)86,雄ねじ部材88,基準位置検出機構90における検出部としてのセンサ92を保持する保持部材94,及びこれを回転移動させるための小径のギヤ96等が収容されている。
雌ねじ部材86の円筒状の筒壁100には、内周面に雌ねじ部102が設けられている。
一方雄ねじ部材88には円形の外周面に雄ねじ部104が設けられ、この雄ねじ部104が雌ねじ部102に螺合されている。
この雄ねじ部材88は中心部に挿込孔106を有しており、そこに操作軸76の図中下端部が圧入状態に差し込まれ、雄ねじ部材88に結合されている。
即ちこの実施形態では、雌ねじ部102と雄ねじ部104とが、回転体としての雌ねじ部材86の回転運動を操作軸76の直進運動に変換する運動変換機構としてのねじ機構を構成している。
スプリング110は、この雄ねじ部材88と上記のOリング押え80との間に介在して、軸方向の各端を雄ねじ部材88の溝108の底面と、Oリング押え80の下面とに当接させ、それらを互いに逆方向に弾発している。
このセンサ92は、回転体としての雌ねじ部材86に設けた後述の被検出部の到来を検出するもので、図中上下方向に対向する投光部116と受光部118とを有していて、それらの間に挿入空間を形成している。
このセンサ92からは検出信号を出力するためのリード線120が延び出している。
この実施形態においては、光遮蔽部122の周方向の端部124が上記のセンサ92にて検出される被検出部を成している。
尚保持部材94の嵌合部は、ボデー34との間に介装されたOリング126による摩擦力によって、回転移動のための操作力を加えていない状態で回転方向位置が自在に変化してしまわないようになしてある。
この小径のギヤ96は、図2に示しているように円形の軸部134を有しており、この軸部134がボデー34の嵌合孔136に回転可能に嵌合されている。
軸部134は図中下面がボデー34の外部に露出せしめられており、そしてその露出した下面にマイナスドライバー等の工具を係合させるための係合溝138が設けられている。
この状態からモータ32によって雌ねじ部材86を回転させ、操作軸76を図中上向きに移動させて行くと、図6(II)に示すようにあるところで隙間Sが無くなって、操作軸76の先端とピン70とが当接した状態となる。
この間隙が上記の追従間隙dよりも小さいときには、主弁38はパイロット60に追従して開弁せず、そのまま閉弁状態を維持する。
従ってこのときには、背圧室48内の水がパイロット流路52を通じて流出流路36B側に流れる、微小なブリード流X(図8参照)のみを生じる。
このとき上記のブリード流Xは最大流量となる。但しこの時点においてもなお主弁38は閉弁状態をそのまま維持している。
その後主弁38は、パイロット弁60の弁開度の増大につれて弁開度を大きくし、流路36を流れる水の流量を増大変化させる。
例えば図8(ロ)の比較例図において、個体Aの隙間SがSAであったり、また個体Bの隙間Sがこれよりも大きいSBであったりする。
またP1は、主弁38が閉弁状態にあり且つパイロット弁60が開弁開始する位置を表し、P2はパイロット弁60と主弁38との間に追従間隙dが生じ、以後主弁38が開弁開始する位置、即ちブリード流Xから本流Yに切り替る位置を表している。
尚図8(ロ)において横軸は操作軸76の移動量を、縦軸は流量をそれぞれ表している。
そこで本実施形態では、主弁38の設定動作位置に対応した操作軸76の位置を基準位置として、制御部30に記憶させておき、その基準位置に基づいて操作軸76を移動制御する。
尚P1はパイロット弁60が開弁開始する位置であり、図9(ハ)に示しているように止水待機位置はこれよりも一定微小距離操作軸76を後退させた位置に設定しておくこともできる。
詳しくは、ここでは操作軸76を図中上向きに移動させて図6(IV)に示す状態、即ちパイロット弁60を主弁38に対し追従間隙dを生ずる状態、つまり本流Yの流れが開始する状態とする。
ここにおいて操作軸76の基準位置を検出する位置が設定される。
このとき操作軸76はパイロット弁60のピン70に当接した状態にある。
但し操作軸76を更に僅かに後退移動させた位置を止水待機位置とすることもできることは上記した通りである。
尚上記の追従間隙dはその距離が予め分かっているので、基準位置に位置させた操作軸76を、その追従間隙dに応じた距離だけ後退移動させるための必要パルス数をモータ32に送ることで、操作軸76を止水待機位置に位置させることができる。
このようにすることで、操作軸76の基準位置を実際の主弁38の動作に合せて(対応付けて)定めることができるとともに、基準位置検出機構90による操作軸76の基準位置を正確に検出可能となる。
この例では、操作軸76の図中上端側にくびれ部140を設け、そしてこのくびれ部140の上側に、棒状のパイロット弁60を一体に構成している。
この例において、主弁38には中心の貫通孔の内周面に沿って軸心周りに環状をなすパイロット弁座142が一体に設けられている。
このパイロット弁座142は、シール部としてのOリング144を保持している。
ここでパイロット弁60には、くびれ部140側の端部に全周に亘って傾斜面146が形成されている。
操作軸76の、くびれ部140側の端部においても同様に傾斜面146が全周に亘り形成されている。
尚、他の構成については基本的に上記実施形態と同様である。
図11(I)は止水状態を表しており、このときパイロット弁60は、パイロット弁座142のOリング144に全周に亘り弾性嵌合しており、パイロット流路52は閉鎖された状態にある。
この状態から操作軸76が図中上向きに前進移動させられると、(II)に示しているようにあるところでパイロット弁60の傾斜面146がOリング144と接触するに到る。
但しその隙間dが一定の追従間隙dに達するまではブリード流のみが流れて、主弁38は未だ開弁しない。
一方操作軸76が図中下向きに後退移動することでパイロット弁60が下向きに前進移動し、これとともに主弁38が閉弁方向に動作し、最終的に主弁座44に着座して閉弁状態となる。
その後更にパイロット弁60が前進移動することで、傾斜面146が再びOリング144に接触し、図11(II)に示すのと同様の状態となって、ここにパイロット弁60が閉弁状態となる。
このときの図11(II)に示す状態となる位置が、図8(イ)の位置P1となる。
この例では、上記の実施形態における雌ねじ部材86に代えて、カム部材148を回転軸98と一体に回転する回転体として設けている。
カム部材148は図中上面に、周方向に沿って反時計方向に移動するにつれ上方に移行する形状の、部分螺旋形状をなすカム面150を有している。
またその外周面には、上記と同様の形態のリブ状の光遮蔽部122が所定周長に亘って(ここでは半周に亘って)一体回転状態に設けられている。
またカム部材150は、スプリング110によって下向きに弾発されている。
尚、操作軸76はこの従動部材152に一体移動する状態に結合されている。
その他の構成においても図12に示す流調弁装置22は、図2に示す流調弁装置22と基本的に同様である。
そしてこの実施形態では、回転体としてのカム部材148の上面に設けられたカム面150と従動部材152とで、運動変換機構としてのカム機構が構成されている。
図13はその具体例を示している。
図13(A)に示す例において、操作軸76は主弁156に直接に固定されており、操作軸76の図中上下方向の移動によって、主弁156が主弁座44に対し着座若しくは離間させられるようになっている。
尚45は止水面を表している。
この例では、操作軸76の側方に上記と同様の投光部116と受光部118とを有するセンサ92が設けられている。
またここでは操作軸76に直接に、被検出部としてのリブ状の光遮蔽部122が設けられ、光遮蔽部122が操作軸76と一体に直進運動する状態に設けられている。
ここで光遮蔽部122はセンサ92における投光部116と受光部118との間の挿入空間に挿入することで光路を遮断し、そのことによってセンサ92による光遮蔽部122の検出が行われる。
但し保持部材158を図中上下方向に移動可能に設けておくこと、或いは保持部材158を固定状態とし、センサ92を図中上下方向に移動可能に設けておくといったことも可能である。
他の点については(A)に示すのと同様である。
この例は、給水路18と給湯路20との合流部に湯水混合弁160を設けて、そこで湯と水を混合するとともに混合比率を調節し、そしてそこで混合された後の混合水を混合水路26へと流出させて、その混合水路26上に流調弁装置22を設けた例である。
他の点ついては上記実施形態と同様である。
例えば本発明においては操作軸における基準位置を上記とは異なった位置に設定することも可能であるし、また止水待機位置を主弁の閉弁状態における適宜の位置に設定しておくといったことも可能である。
更に本発明は上例以外の様々な形態の流調弁装置に適用することが可能であるし、また手動操作によりハンドルを操作して操作軸を移動させる形式のものにも適用可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
32 モータ
36 流路
45 止水面
60 パイロット弁
76 操作軸
86 雌ねじ部材(回転体)
90 基準位置検出機構
92 センサ(検出部)
116 投光部
118 受光部
122 光遮蔽部
124 端部(被検出部)
Claims (8)
- 流路上に設けた主弁と、駆動部からの駆動力で該主弁の止水面と垂直方向に移動し、該主弁を開閉方向に動作させる操作軸とを有し、該主弁の開度に応じて流量調節する流量調節弁装置において、
前記主弁の動作位置を設定し、設定した該動作位置に対して一義的に対応した前記操作軸の基準位置を検出する、該操作軸と一体移動する状態に設けた被検出部及び該被検出部を検出する検出部を備えた基準位置検出機構を設けたことを特徴とする流量調節弁装置。 - 請求項1において、前記主弁をパイロット操作するパイロット弁が設けてあって、該主弁が該パイロット弁との間に一定の追従間隙を保持しつつ該パイロット弁に追従して同方向に移動するものとなしてあり、前記操作軸が該パイロット弁を移動操作するものとなしてあることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記駆動部からの駆動力で回転する回転体と、該回転体の回転運動を前記操作軸の直進運動に変換する運動変換機構と、を有し、前記回転体に前記被検出部が一体回転状態に設けてあることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記検出部が位置調節可能となしてあるとともに、該検出部の位置を移動させる移動手段が設けてあることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項1〜4の何れかにおいて、前記検出部が投光部と受光部とを有する光センサとなしてあり、前記被検出部が該投光部と受光部との間の光路を遮断するリブ状の光遮蔽部にて形成されるものであることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項1〜5の何れかにおいて、前記駆動部がモータであることを特徴とする流量調節弁装置。
- 流路上に設けた主弁と、駆動部からの駆動力で主弁の止水面と垂直方向に移動し、該主弁を開閉方向に動作させる操作軸とを有し、主弁の開度に応じて流量調節する流量調節弁装置における該操作軸の基準位置の検出方法であって、
前記操作軸の移動により前記主弁を設定した動作位置まで移動させて移動後に、該操作軸と一体に移動する状態に設けた被検出部とともに基準位置検出機構を構成する検出部を、該被検出部の位置まで移動させることを特徴とする基準位置検出機構による操作軸の基準位置の検出方法。 - 請求項7において、前記流量調節弁装置が、前記主弁をパイロット操作するパイロット弁が設けてあって、該主弁が該パイロット弁との間に一定の追従間隙を保持しつつ該パイロット弁に追従して同方向に移動するものとなしてあり、
前記主弁の前記設定した動作位置が、前記パイロット弁が開弁して該パイロット弁と主弁との間に前記追従間隙を生じた位置の、該主弁が開弁開始する位置、又は該パイロット弁が開弁開始する位置であることを特徴とする基準位置検出機構による操作軸の基準位置の検出方法。
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JP2017201197A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | Toto株式会社 | 流量調整バルブおよびその製造方法 |
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