JP2012102752A - 分岐管の撤去方法 - Google Patents

分岐管の撤去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012102752A
JP2012102752A JP2010248837A JP2010248837A JP2012102752A JP 2012102752 A JP2012102752 A JP 2012102752A JP 2010248837 A JP2010248837 A JP 2010248837A JP 2010248837 A JP2010248837 A JP 2010248837A JP 2012102752 A JP2012102752 A JP 2012102752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
box
branch pipe
lid
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010248837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5570949B2 (ja
Inventor
Tamotsu Maenishi
保 前西
Takeshi Horikawa
堀川  剛
Hiroyuki Ito
裕之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Original Assignee
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waterworks Technology Development Organization Co Ltd filed Critical Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority to JP2010248837A priority Critical patent/JP5570949B2/ja
Publication of JP2012102752A publication Critical patent/JP2012102752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570949B2 publication Critical patent/JP5570949B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

【課題】作業性の悪化を引き起こすことなく、分岐管撤去後の仕上がりをコンパクトにして、重機が仕切弁を引っ掛ける恐れを軽減できる分岐管の撤去方法を提供する。
【解決手段】水道管Kに仕切弁2を介在させて接続した分岐管の撤去方法において、仕切弁2が、弁箱21と、弁箱21内の流路を遮断する閉位置と開放する開位置との間で変位する弁体22と、弁体22の変位を操作可能な弁軸23と、弁軸23を内蔵して弁箱21に着脱自在に接合された弁蓋25とを備え、弁体22を閉位置に配して、弁体22と弁箱21との間を管軸方向に圧縮されるシール材3により密封する遮断工程と、遮断工程の後に、仕切弁2から前記分岐管を取り外す分岐管撤去工程と、遮断工程の後に、弁箱21と弁蓋25との接合を解除し、弁体22との連結を解除した弁軸23と弁蓋25とを弁箱21から取り外して、弁体22を弁箱21内に残置させる弁蓋撤去工程とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、流体管に仕切弁を介在させて接続した分岐管の撤去方法に関する。
近年、水道管などの既設流体管の途中に分岐管を設ける分岐管接続工事では、管路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、流体管の周壁を穿孔して、分岐管を接続する工法が採用されている。かかる不断水工法では、弁軸の操作に応じて弁箱内の流路を開閉自在に変位する弁体を内蔵した仕切弁が用いられ、その仕切弁を介在させて流体管に分岐管を接続する。
例えば、本出願人による特許文献1では、図14に示すように、既設の水道管Kの穿孔箇所を取り囲むように上下二つ割りの分岐ケース91を装着し、その分岐ケース91の分割面90に仕切弁92の端部を挟み込んでいる。この分岐ケース91では、略水平方向に位置する分割面90の締結により仕切弁92との接続がなされるため、地盤変動などで管軸方向の大負荷が作用したとしても、締結具98のボルトが伸長する方向に負荷が作用しにくく、分岐ケース91の開口を抑えて流体の漏出を防止できる。
施工の際には、図14のように仕切弁92に穿孔装置96を接続し、弁体93を上昇させてから、カッター97を前進させて水道管Kの周壁を穿孔する。穿孔が完了したら、カッター97を後退させ、弁体93を下降して仕切弁92の内部を遮断する。続いて、仕切弁92から穿孔装置96を取り外し、代わりに分岐管(不図示)を接続する。その後、弁体93を上昇させて仕切弁92の内部を開放すれば、水道管Kから分岐管へと水が流れる。このように、不断水工法では、水道管Kに仕切弁92を介在させて分岐管が接続される。
ところで、将来的に分岐管が不要になった場合、例えば既設の水道管を更新するためのバイパスとして分岐管を設けている場合などには、所要のタイミングで分岐管を撤去する必要がある。従来は、仕切弁の内部を遮断したうえで分岐管を取り外し、その仕切弁を丸ごと残置させる方法が採られていたが、その近辺を別の工事によって掘削した際に、仕切弁の突出した弁蓋を重機が引っ掛けて破損させる恐れがあった。
これに対して、特許文献2では、流体管に穿設した分岐口に環状コアを挿入し、その環状コアを拡径して密着係止させ、止めリングを介した嵌合作用によって環状コアに栓体を取り付けたうえで、仕切弁を丸ごと取り外す方法が提案されている。しかしながら、かかる方法では、環状コアや栓体という特別な部品を用意しなければならず、それらを専用の治具で操作する必要が生じるため、作業性の悪化が避けられない。
特開2007−309474号公報 特開2005−106083号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業性の悪化を引き起こすことなく、分岐管撤去後の仕上がりをコンパクトにして、重機が仕切弁を引っ掛ける恐れを軽減できる分岐管の撤去方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る分岐管の撤去方法は、流体管に仕切弁を介在させて接続した分岐管の撤去方法において、前記仕切弁が、管路の一部を構成する弁箱と、前記弁箱内の流路を遮断する閉位置と該流路を開放する開位置との間で変位する弁体と、前記弁体の変位を操作可能な弁軸と、前記弁軸を内蔵して前記弁箱に着脱自在に接合された弁蓋とを備え、前記弁体を閉位置に配して、前記弁体と前記弁箱との間を管軸方向に圧縮されるシール材により密封する遮断工程と、前記遮断工程の後、前記仕切弁から前記分岐管を取り外す分岐管撤去工程と、前記遮断工程の後、前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除し、前記弁体との連結を解除した前記弁軸と前記弁蓋とを前記弁箱から取り外して、前記弁体を前記弁箱内に残置させる弁蓋撤去工程と、を備えるものである。
本発明に係る分岐管の撤去方法では、弁体を閉位置に配して弁箱内の流路を遮断した後、その弁箱から弁蓋と弁軸を取り外すことにより、分岐管撤去後の仕上がりをコンパクトにして、その後の工事で重機が仕切弁を引っ掛ける恐れを軽減できる。それでいて、流体管から分岐管に向かって形成されていた流路は、弁箱内に残置した弁体によって遮断されることから、該流路を遮断するための特別な部品や治具の操作は不要であり、作業性の悪化を引き起こすことがない。
図14に示したような従来のソフトシール仕切弁92では、水道管Kを不断水の状態としたまま、弁箱94から弁蓋99や弁軸95を取り外すことは極めて困難となる。その理由は、弁箱94の内周面に弁体93を強く押し付けて管径方向に密着させ、それにより弁体93と弁箱94との間を密封するためである。これに対して、本発明は、弁体と弁箱との間を管軸方向に圧縮されるシール材により密封するものであり、弁体を管径方向に密着させる必要がないため、弁蓋と弁軸を弁箱から支障なく取り外すことができる。
本発明では、前記弁体は、前記弁軸に螺合によって連結され、前記弁軸の回転に応じて閉位置と開位置との間を変位するものであり、前記弁蓋撤去工程では、前記弁体との螺合が外れるように前記弁軸を回転させて、前記弁体と前記弁軸との連結を解除するものが好ましい。かかる方法によれば、弁軸の回転操作によって弁体と弁軸との連結を解除できることから、特殊な作業や治具を必要とせず、作業性を高めることができる。
本発明では、前記弁体が、開位置にて管軸方向の片側から前記弁軸に対向する板状体により形成されているものが好ましい。かかる方法によれば、弁体と弁箱との間を管軸方向に圧縮されるシール材により密封する構造と相俟って、従来よりも弁体の厚みを大幅に低減することができ、延いては仕切弁の面間寸法の短縮に寄与しうるため、分岐管撤去後の仕上がりをよりコンパクトにできる。
本発明では、前記弁箱の内周面に、閉位置にある前記弁体の周縁部が入り込む周溝が形成されており、その周溝の溝壁面に前記シール材が管軸方向から押し当たって圧縮されるものが好ましい。かかる方法によれば、閉位置に配した弁体の姿勢が安定し、弁箱から弁蓋と弁軸を取り外すときなど、作業性を高めることができる。また、周溝の溝壁面を利用してシール材を圧縮できるため、仕切弁における流量を損なうことなく、シール機能を適切に確保できる。
本発明では、前記弁蓋撤去工程では、前記弁箱と前記弁蓋との接合部位に形成された孔に挿入しているロックピンを引き抜き、それにより前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除するものが好ましい。かかる方法によれば、弁箱と弁蓋との接合を簡単に解除できるため、作業性が高められる。また、図14のように弁蓋99を弁箱94に接合する構造では、フランジを高い位置に設けてボルトを締結するための作業スペースを確保する必要があるのに対し、ロックピンによる接合であれば、そのような作業スペースを削減して分岐管撤去後の仕上がりをよりコンパクトにできる。
本発明では、前記弁蓋撤去工程にて前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除する前に、前記弁蓋を前記弁箱側に押さえ付ける治具を取り付けるものが好ましい。これにより、弁軸に作用する反力に抗して弁蓋を弁箱側に押さえ付けて、弁箱と弁蓋との接合を解除する際の作業性を高めることができる。
本発明では、前記弁蓋撤去工程にて前記弁軸と前記弁蓋とを前記弁箱から取り外す前に、前記弁体の開位置への移行を妨げるストッパーを前記弁箱内にセットすることが考えられる。これにより、万一の場合に備えて、弁軸と弁蓋とを弁箱から取り外したときに、弁体が不意に持ち上がる事態を防ぎ、作業性を高めることができる。
水道管に仕切弁を介在させて接続した分岐管を示す縦断面図 弁体を閉位置に配した状態を示す仕切弁の要部断面図 仕切弁の側面図とロックピンの平面図 弁蓋の正面図 弁箱と弁蓋との接合部位を示す仕切弁の縦断面図 弁体の(a)正面図、(b)背面図、及び、(c)縦断面図 弁体の閉位置への(a)移行完了直前と(b)移行完了の状態を示す断面図 切欠きに入り込んだ突起を示す要部断面図 開位置へ移行するときの弁体を示す要部断面図 弁軸と弁蓋を弁箱から取り外す様子を示す図 弁蓋を押さえ付ける治具を取り付けた様子を示す正面図 弁箱内にストッパーをセットした様子を示す図 分岐管撤去後の水道管を示す縦断面図 上記特許文献1に開示されている分岐管接続装置を示す縦断面図
以下、本発明に係る分岐管の撤去方法の実施形態について、既設の水道管(流体管の一例)に接続した分岐管を撤去する場合を例に挙げ、図面を参照しながら説明する。
図1に示す水道管Kには、仕切弁2を介在させて分岐管16が接続されており、水道管Kから分岐管16に向かって分岐した管路が形成されている。水道管Kに外嵌装着された分岐ケース1は、図1にて上下2つ割となる割T字管であり、その分割面10に仕切弁2の端部を挟み込んでいる。分割面10では、分岐ケース1を構成する分割体1A,1Bのフランジ同士が締結具11により締結され、この締結具11の締め付けによりパッキン12,13を介して分割面10が水密に閉じられ、分岐ケース1に仕切弁2が接続される。
仕切弁2は、管路の一部を構成する弁箱21と、弁箱21内の流路を遮断する閉位置と該流路を開放する開位置との間で変位する弁体22と、弁体22の変位を操作可能な弁軸23と、弁軸23を内蔵して弁箱21に着脱自在に接合された弁蓋25とを備える。弁箱21は、両端部の間が連通可能な管状体により形成され、水道管Kから分岐管16に向かう管路の一部を構成する。弁箱21の端部の形状は特に制約されず、本実施形態では分岐管側端部にフランジを形成しているが、これを受口形状にして分岐管の挿口端部を接続可能にしてもよい。
弁箱21の上方には挿通口24が貫通形成されており、この挿通口24を通じて弁体22が弁箱21の内外を出入りする。図1では、弁体22が上昇して開位置に配された状態にあり、この弁体22を下降させると、図2に示した閉位置に移行する。弁蓋25は、弁箱21から管径方向外側に突き出して設けられ、挿通口24を覆いつつ、弁軸23と開位置にある弁体22とを収容する。弁蓋25から突出した弁軸23の頂部23aには、弁軸23を操作するための治具(不図示)が取り付けられる。
弁箱21の外周面に設けた位置決め突起29は、分岐ケース1に形成した延出部15の凹部に嵌め込まれ、これにより仕切弁2が周方向に位置決めされる。また、弁箱21の外周面には上方が開口した箱状部21aが設けられており、そこに弁蓋25の下端部を差し込んでいる。本実施形態では、図3に示すように、一組のロックピン4を用いて弁箱21と弁蓋25とを接合する例を示す。図4は、弁蓋25の正面図であり、図5は、弁箱21と弁蓋25との接合部位を示す仕切弁2の縦断面図である。図1,2の断面は図4のA−A矢視に対応し、図5の断面は図4のB−B矢視に対応している。
ロックピン4は、一対の挿入軸4aを備えたU字状をなし、弁箱21と弁蓋25との接合部位に形成された孔に挿入されている(図3で描かれない反対側においても同様)。この孔は、箱状部21aの内壁に形成された凹溝21bと、弁蓋25の下端部に形成された凹溝25aとが、互いに向かい合うことにより構成される。ロックピン4を挿入した状態では、弁蓋25が挿入軸4aを介して弁箱21と係合し、弁箱21と弁蓋25とが堅固に接合される。符号21cは、シール材である。
図1に示した状態から分岐管16を撤去する際には、まず、図2のように弁体22を閉位置に配して、弁体22と弁箱21との間を管軸方向(図1における左右方向)に圧縮されるシール材3により密封する(遮断工程)。弁体22は、図6に示した構造を有しており、水道管K側(流体管側)となる背面にシール材3を有している。図2のように弁体22を閉位置に移行させると、弁箱21の内周面に形成された周溝26に弁体22の周縁部が入り込み、その周溝26の溝壁面26aにシール材3が管軸方向から押し当たって圧縮される。
この弁体22は、開位置にて管軸方向の片側から弁軸23に対向する板状体により形成されている。このため、従来のソフトシール仕切弁よりも弁体22の厚みを大幅に低減でき、仕切弁2の面間寸法Lを短縮できる。本例のように弁箱21の分岐管側端部にフランジを形成した場合、面間寸法Lは、管径に関わらず、例えば230mm以下に設定できる。本実施形態では、弁体22の厚みT(後述するボディ22aの厚み)が弁軸23の太さ(ネジ径)よりも小さく、シール材3の厚みtが弁体22の厚みTよりも小さい。
このように仕切弁2の面間寸法Lが抑えられることにより、分岐管16を接続する工事では、水道管Kを穿孔するに際してカッター(図14に示したカッター97を参照)の移動ストロークが短くて済み、小型の穿孔装置を利用可能となる。本例のように弁箱21の分岐管側端部にフランジを形成した場合であれば、該フランジから水道管Kの周壁までの管軸方向距離は、仕切弁2の管径に関わらず、例えば240mm以下に設定することが可能である。
また、本実施形態のように、弁体22が弁軸23に対して分岐ケース寄り(即ち、水道管K側)に配置されている場合、後退位置にあるカッターに対して、閉位置にある弁体22を管軸方向に遠ざけて干渉を回避できるとともに、分岐ケース1から弁軸23を管軸方向に遠ざけることができるため、仕切弁2の面間寸法を巧みに短縮して、カッターの移動ストロークを有効に短くできる。
一方、図14に示した従来の仕切弁92では、箱状をなすボディ93aの全面に肉厚のシールゴムをライニングして弁体93が形成され、そのボディ93aの中心に弁軸95が取り付けられるため、弁体93の厚みT9が大きくなり、それ故に、面間寸法L9を大きく確保する必要が生じ、穿孔装置の大型化や取り扱いの煩雑化などの不具合を生じやすい。そうかと言って、単に弁体の厚みを低減しただけでは、弁箱の内周面に押し当たる弁体の面積が小さくなり、仕切弁の遮断に必要なトルクが増大するため、シール機能が損なわれる恐れがある。
仕切弁2では、シール材3を管軸方向に圧縮して密封状態が得られるため、弁箱21の内周面に弁体22を強く押し付ける必要がなく、弁体22の厚みを低減しながらもシール機能を適切に確保できる。また、水道管Kの穿孔時に発生した切粉が周溝26の溝底に溜まっていても、それによりシール機能が阻害されることがない。尚、この弁箱21では、周溝26や弁体22に切粉が付着しないように、周溝26よりも水道管K側に窪み36を形成し、そこに溜めた切粉をドレン37から外部に排出できるようにしている。
図6に示すように、弁体22は、円板状のボディ22aと、そのボディ22aから上方に突出したヘッド22bと、ボディ22aの背面に接着された薄膜状のシール材3とを有する。ボディ22aは、止水に適した剛性の高い材料、例えばスチールなどの金属により形成され、シール材3は、ゴムなどの弾性材料により形成される。本実施形態では、シール材3をボディ22aの背面(水道管K側)に配設しており、水道管Kから流れてくる水を適切に止水できる。
本実施形態のシール材3は円形に形成されているが、弁体22と弁箱21との間の密封に実質的に寄与するのは、弁体22の周縁部に沿って環状に延びた部分である。シール材3は、その環状の部分に、管軸方向に隆起して弁体22の周縁部に沿って延びるリップ部30を有している。リップ部30は、外側リップ31と、外側リップ31の内周側に凹溝33を介して形成され、外側リップ31よりも隆起高さの小さい内側リップ32とからなる。リップ部30は、溝壁面26aに対向して、後述するような圧縮作用を発現する。
弁軸23は弁体22のヘッド22bに連結され、その弁軸23に対して、開位置にある弁体22が図1左側から対向する。弁軸23は、弁体22の変位方向に沿って延在する雄ねじ部材であり、この弁軸23に螺合した雌ねじこま27が、管軸方向に遊びをもった状態でヘッド22bに嵌め込まれている。頂部23aに取り付けたハンドルなどの治具(不図示)を介して弁軸23を回転操作すると、雌ねじこま27が上下動し、それに連動して弁体22が昇降する。このように、弁体22は、弁軸23に螺合によって連結され、弁軸23の回転に応じて閉位置と開位置との間を変位する。
既述のように、この仕切弁2では、弁体22の周縁部が周溝26に入り込むことで、シール材3による密封状態が得られる。このとき、周溝26の溝幅を弁体22の厚みTよりも適度に大きく設定しておくことで、弁体22の周縁部が周溝26に円滑に入り込み、仕切弁2を遮断する際のトルクが軽減される。しかし、その反面、シール材3が管軸方向に圧縮されにくくなるため、この仕切弁2では、図7に示すように、閉位置にある弁体22を管軸方向に押圧してシール材3の圧縮を促す突起5を、弁箱21の内周面に設けている。
図7は、図2の左方向から仕切弁2を見た図であり、周溝26の中央で弁箱21及び弁体22を切断した断面を描いている。周溝26の溝壁面26bには、複数の突起5が周方向に間隔を置いて設けられており、これらが弁体22の周縁部の正面を管軸方向に(本実施形態では水道管K側に)押圧して、シール材3の圧縮を促すように構成されている。これにより、シール材3による密封状態を円滑に発現して、シール機能を良好に向上することができる。
また、弁体22の周縁部が周溝26に入り始めてから閉位置への移行が完了するまで、弁体22は幾分か下降することになるが、この間にシール材3が溝壁面26aに押圧されると、シール材3が引きずられて損傷したり、トルクが増大したりする恐れがある。そこで、この仕切弁2では、弁箱21の内周面に突起5を設けるだけでなく、弁体22の突起5と対向する箇所に、傾斜面を有する切欠き6を形成している。切欠き6には、弁体22の閉位置への移行に伴って、突起5が入り込むようになっている。
弁体22が閉位置へ移行するに際し、図7の(a)から(b)の状態に至る過程では、図8に示すように、切欠き6に入り込んだ突起5が傾斜面に擦れるように接触する。このように、突起5が切欠き6の傾斜面に摺接して弁体22を徐々に押圧することで、シール材3の引きずりを抑えて少しずつ圧縮できるため、シール材3の損傷やトルクの増大を防止できる。本実施形態では、閉位置への移行が完了した図7(b)の状態で、切欠き6の上側に突起5が位置し、切欠き6から脱した突起5が弁体22を安定して押圧する。
弁体22が閉位置へ移行したときには、シール材3のリップ部30が溝壁面26aに押し当たり、図6(c)のように、外側リップ31が凹溝33に入り込むように内周側に倒れ変形して、圧縮作用が高められる。また、その倒れ変形した外側リップ31を内側リップ32で支えることで、シール材3の切れや剥がれを防止できる。更に、図9のようにリップ部30が挿通口24を通過する際には、外側リップ31よりも先に内側リップ32が弁箱21の内周面に当接しうるため、衝撃を和らげてシール材3の切れを防止できる。
これに対し、内側リップ32を形成していない場合には、倒れ変形した外側リップ31を支えられないことでリップ部30が全体的に内周側に引っ張られ、シール材3がボディ22aから剥がれてしまう懸念がある。また、リップ部30が凹溝33を具備せずに単なる山状に隆起している場合には、上述した圧縮作用の向上が得られないうえ、付け根から切れてしまう懸念がある。凹溝33は、本実施形態のようなU字状溝であることが好ましく、それによって外側リップ31が内周側に倒れやすくなる。
図6(a)に示すように、弁体22の正面には、上側と左右両側の三箇所に、管軸方向に突出したガイド部7が形成されている。ガイド部7の外面は、弁体22の変位方向に沿って傾斜しており、弁箱21におけるガイド部7との接触部位には、ガイド部7の外面と合致した傾斜を持つ傾斜面28が形成されている。これによって、弁体22を閉位置に移行する際には、ガイド部7と傾斜面28との接触により弁体22を案内して適切に位置決めできる。上側中央のガイド部7には、弁軸23との干渉することを防ぐために縦溝72を設けている。
仕切弁2の内部を遮断した状態では、閉位置にある弁体22を傾斜面28や突起5が管軸方向に押圧し、シール材3が溝壁面26aに強く押し当たることから、弁箱21の内部で弁体22が管軸方向に挟まれるようにして固定される。このため、弁体22と弁箱21との間を管軸方向に圧縮されるシール材3により密封する構造と相俟って、水道管Kからの水圧に抗して水密性を良好に保持できる。
遮断工程を完了したら、仕切弁2から分岐管16を取り外す(分岐管撤去工程)。この時点では既に仕切弁2の内部を遮断しているため、弁箱21の分岐管側端部から吐水されることはない。続いて、図10に示すように、弁箱21と弁蓋25との接合を解除し、弁体22との連結を解除した弁軸23と弁蓋25とを弁箱21から取り外して、弁体22を弁箱21内に残置させる(弁蓋撤去工程)。この分岐管撤去工程と弁蓋撤去工程とは、順序が前後しても構わない。
本実施形態では、弁箱21と弁蓋25との接合部位に形成された孔に挿入しているロックピン4を引き抜き、それにより弁箱21と弁蓋25との接合を解除する。このため、図14のようなボルトで接合している構造と比べて、作業性を格段に向上できる。また、ロックピン4は側方から抜き差しされるため、仕切弁2の高さ寸法を抑えてコンパクトに構成できる。尚、本発明では、ボルトの締結作用により弁箱と弁蓋とを接合する構造であっても構わない。
弁体22を閉位置に配している状態では、弁軸23に作用する反力によって弁蓋25が上方に付勢されており、弁箱21と弁蓋25との間にテンションがかかっているため、ロックピン4を引き抜きにくい場合がある。かかる場合には、弁体22を閉位置に留めたまま、弁体22が開く方向に弁軸23を少しだけ回して(例えば反回転だけ回して)、弁蓋25を弁箱21側に押し込めばよく、それによってロックピン4を簡単に引き抜くことができる。
また、弁箱21と弁蓋25との接合を解除する際の作業性を高める観点から、弁箱21と弁蓋25との接合を解除する前に、弁蓋25を弁箱21側に押さえ付ける治具を取り付けておくことが好ましい。図11は、そのような治具としての反力受けステー40を取り付けた例である。反力受けステー40は、箱状部21aに下方から係合しており、ナット40aの締め付けに応じて弁蓋25を弁箱21側に押さえ付けるように構成されている。
既述のように、弁箱21と弁蓋25との接合を解除した後、弁体22との連結を解除した弁軸23と弁蓋25とを弁箱21から取り外す。このとき、本実施形態では、弁体22との螺合が外れるように弁軸23を回転させることによって、弁体22と弁軸23との連結を簡単に解除できる。即ち、ロックピン4を引き抜いた状態から、弁体22が閉まる方向に弁軸23を回転させると、図10のように雌ねじこま27から弁軸23が離脱し、弁蓋25と一緒に弁箱21から外れる。
弁軸23と弁蓋25を取り外した弁箱21の内部には、閉位置に配した弁体22が残置される。弁体22は、弁箱21の内部で管軸方向に挟まれるようにして固定されており、弁軸23と弁蓋25を撤去しても動かず、シール材3を管軸方向に圧縮する構造と相俟って、水密性を適切に保持しうる。
弁軸23と弁蓋25を弁箱21から取り外した際に弁体22が開く不測の事態を防ぐべく、弁軸23と弁蓋25とを弁箱21から取り外す前に、図12に示すように、弁体22の開位置への移行を妨げるストッパー50を弁箱21内にセットすることが考えられる。このストッパー50は、弁体22に形成したガイド部7に載置されており、弁箱21の内周面と係合して弁体22の開位置への移行を妨げる。
以上のような分岐管の撤去方法によれば、特別な部品や治具の操作が不要であり、作業性の悪化を引き起こさずに、分岐管撤去後の仕上がりをコンパクトにして、その後の工事で重機が仕切弁を引っ掛ける恐れを軽減できる。特に本実施形態では、仕切弁2の面間寸法を短縮可能な構成であり、更にはロックピン4の使用により仕切弁2の高さ寸法を抑えられるため、仕上がりのコンパクト化を良好に実現することができる。
一連の作業工程を完了したら、図13に示すように弁体22を覆うようにして弁箱21の箱状部21aに蓋55を取り付けてもよい。このとき、弁蓋25に形成した凹溝25aと同様な凹溝(不図示)を蓋55の外面に設けておくことによって、弁蓋撤去工程で引き抜いたロックピン4を利用して蓋55を固定することができる。弁箱21には、分岐管側端部を閉塞するための別の蓋を取り付けても構わない。
〔別実施の形態〕
(1)本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であり、仕切弁などの構造は適宜に変更することができる。例えば、前述の実施形態では、流体管側となる弁体の背面にシール材を設け、分岐管側となる弁体の正面に切欠きやガイド部を設けた例を示したが、本発明では、それらを逆に配置しても構わない。また、錆止めなどを目的として、弁体の両面にゴムライニングを施しても構わない。
(2)前述の実施形態では、開位置にある弁体が流体管側から弁軸に対向する例を示したが、これとは逆に、分岐管側から対向するように配置しても構わない。但し、既述したように、仕切弁の面間寸法を抑えるうえでは、前述の実施形態で示した位置関係にすることが有益である。
(3)前述の実施形態では、弁体の周縁部を周方向に延びる周溝に入り込ませてシール材を圧縮する例を示したが、本発明では、例えば、閉位置にある弁体の周縁部に対向するように周方向に延びた鍔状突起を弁箱の内周面に形成し、その鍔状突起を利用してシール材を管軸方向に圧縮してもよい。また、一対の鍔状突起の間に弁体の周縁部を入り込ませるようにすれば、上述したような突起や切欠き、ガイド構造の採用も可能である。
(4)前述の実施形態では、分岐ケースの分割面に仕切弁の端部を挟み込んで接続した例を示したが、これに限定されず、例えば分岐ケースと仕切弁とをフランジ接続しても構わない。但し、分岐管撤去後の仕上がりをコンパクトにするうえでは、前述の実施形態で示したような接続構造が好ましく、かかる接続構造に用いる分岐ケースとしては、上記特許文献1のほか、本出願人による特開2009−127686号公報や特開2009−299826号公報に開示される構造も適用可能である。
(5)前述の実施形態では、水道管を取り囲んで装着される分岐ケースを使用し、その分岐ケースに仕切弁を接続した例を示したが、これに限られず、T字管とした流体管の分岐部に仕切弁を接続するものであってもよい。
(6)流体管は、水道管に限定されるものではなく、各種の液体や気体が流れる流体管であってよい。
1 分岐ケース
2 仕切弁
3 シール材
4 ロックピン
16 分岐管
21 弁箱
22 弁体
23 弁軸
25 弁蓋
26 周溝
26a 溝壁面
40 反力受けステー(治具の一例)
50 ストッパー
K 水道管(流体管の一例)

Claims (7)

  1. 流体管に仕切弁を介在させて接続した分岐管の撤去方法において、
    前記仕切弁が、管路の一部を構成する弁箱と、前記弁箱内の流路を遮断する閉位置と該流路を開放する開位置との間で変位する弁体と、前記弁体の変位を操作可能な弁軸と、前記弁軸を内蔵して前記弁箱に着脱自在に接合された弁蓋とを備え、
    前記弁体を閉位置に配して、前記弁体と前記弁箱との間を管軸方向に圧縮されるシール材により密封する遮断工程と、
    前記遮断工程の後、前記仕切弁から前記分岐管を取り外す分岐管撤去工程と、
    前記遮断工程の後、前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除し、前記弁体との連結を解除した前記弁軸と前記弁蓋とを前記弁箱から取り外して、前記弁体を前記弁箱内に残置させる弁蓋撤去工程と、を備えることを特徴とする分岐管の撤去方法。
  2. 前記弁体は、前記弁軸に螺合によって連結され、前記弁軸の回転に応じて閉位置と開位置との間を変位するものであり、
    前記弁蓋撤去工程では、前記弁体との螺合が外れるように前記弁軸を回転させて、前記弁体と前記弁軸との連結を解除する請求項1に記載の分岐管の撤去方法。
  3. 前記弁体が、開位置にて管軸方向の片側から前記弁軸に対向する板状体により形成されている請求項1又は2に記載の分岐管の撤去方法。
  4. 前記弁箱の内周面に、閉位置にある前記弁体の周縁部が入り込む周溝が形成されており、その周溝の溝壁面に前記シール材が管軸方向から押し当たって圧縮される請求項1〜3いずれか1項に記載の分岐管の撤去方法。
  5. 前記弁蓋撤去工程では、前記弁箱と前記弁蓋との接合部位に形成された孔に挿入しているロックピンを引き抜き、それにより前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除する請求項1〜4のいずれか1項に記載の分岐管の撤去方法。
  6. 前記弁蓋撤去工程にて前記弁箱と前記弁蓋との接合を解除する前に、前記弁蓋を前記弁箱側に押さえ付ける治具を取り付ける請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐管の撤去方法。
  7. 前記弁蓋撤去工程にて前記弁軸と前記弁蓋とを前記弁箱から取り外す前に、前記弁体の開位置への移行を妨げるストッパーを前記弁箱内にセットする請求項1〜6のいずれか1項に記載の分岐管の撤去方法。
JP2010248837A 2010-11-05 2010-11-05 分岐管の撤去方法 Active JP5570949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248837A JP5570949B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 分岐管の撤去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248837A JP5570949B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 分岐管の撤去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012102752A true JP2012102752A (ja) 2012-05-31
JP5570949B2 JP5570949B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=46393393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010248837A Active JP5570949B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 分岐管の撤去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5570949B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084901A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Cosmo Koki Co Ltd 管接続部材の脱着装置
JP2018048740A (ja) * 2017-10-24 2018-03-29 コスモ工機株式会社 分岐管部撤去装置及びその方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6326489A (ja) * 1986-07-16 1988-02-04 コスモ工機株式会社 水道管路の不断水分岐施工方法及びその装置
JPH03118392U (ja) * 1990-03-19 1991-12-06
JPH0552493U (ja) * 1991-11-28 1993-07-13 コスモ工機株式会社 作業用制水弁
JP2005106083A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Cosmo Koki Co Ltd 割t字管撤去方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6326489A (ja) * 1986-07-16 1988-02-04 コスモ工機株式会社 水道管路の不断水分岐施工方法及びその装置
JPH03118392U (ja) * 1990-03-19 1991-12-06
JPH0552493U (ja) * 1991-11-28 1993-07-13 コスモ工機株式会社 作業用制水弁
JP2005106083A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Cosmo Koki Co Ltd 割t字管撤去方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084901A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Cosmo Koki Co Ltd 管接続部材の脱着装置
JP2018048740A (ja) * 2017-10-24 2018-03-29 コスモ工機株式会社 分岐管部撤去装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5570949B2 (ja) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6018246B2 (ja) 分岐管接続装置
JP7370629B2 (ja) 弁装置及び流体管路構造
JP5584637B2 (ja) 仕切弁
JP7475274B2 (ja) 流体制御装置の設置方法及び設置装置
JP5570949B2 (ja) 分岐管の撤去方法
JP4681591B2 (ja) 管内流路遮断装置
JP2006144824A (ja) 流体配管系統の流路遮断方法及び管内流路遮断装置
JP5520788B2 (ja) 流体配管系の開閉弁撤去工法と流体配管用フランジ蓋及び流体配管系の開閉弁取付け構造
JP2009168163A (ja) 分岐管の撤去方法、分岐口の密栓装置及びt字管
JP5346271B2 (ja) 分岐管接続装置
JP6484455B2 (ja) 分岐ケースの装着方法及び分岐管接続装置
JP4916769B2 (ja) 分岐管接続装置と分岐管接続工法
JP2019143683A (ja) 弁装置
JP2011017446A (ja) 管内流路遮断装置及び管内流路遮断装置の遮断作業カバー
JP3963909B2 (ja) 既設管の弁設置工法及びそれに用いられる切断装置
JP2016075312A (ja) 流体管撤去方法及びそれに用いられる保護ケースと切断閉止装置
JP5837562B2 (ja) 仕切弁
JP2007298181A (ja) 管内流路遮断装置
JP4796644B2 (ja) 流体配管系統の流路遮断方法及び管内流路遮断装置
JP4325768B2 (ja) 作業管部の蓋体の取付装置および取り付け方法
JP5337900B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JP6999933B2 (ja) 弁装置及び内弁箱の固定方法
JP2005265112A (ja) 既設管の弁設置工法及びそれに用いられる弁
JP5947581B2 (ja) コア組付装置及びそれを用いたコア嵌設方法
JP2013076446A (ja) 穿孔口の閉塞器具、閉塞方法、及び、その閉塞器具の装着機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5570949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250