JP2005106083A - 割t字管撤去方法 - Google Patents

割t字管撤去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005106083A
JP2005106083A JP2003336155A JP2003336155A JP2005106083A JP 2005106083 A JP2005106083 A JP 2005106083A JP 2003336155 A JP2003336155 A JP 2003336155A JP 2003336155 A JP2003336155 A JP 2003336155A JP 2005106083 A JP2005106083 A JP 2005106083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
split
annular core
branch port
pipe
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003336155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4360529B2 (ja
Inventor
Hidemi Nagamune
日出美 長棟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP2003336155A priority Critical patent/JP4360529B2/ja
Publication of JP2005106083A publication Critical patent/JP2005106083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4360529B2 publication Critical patent/JP4360529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】環状コアの分岐口への挿入が容易であり、環状コアの密着係合面を平滑化して環状コアと分岐口の密封状態を確保することで、環状コアからのシール漏れが起こる恐れがなく、栓体も環状コアに密接させることができる割T字管撤去方法を提供すること。
【解決手段】分岐管を取外した後、仕切弁装置6のフランジ6bに穿孔機を取付けて前記分岐口を再穿孔し、次にフランジ6bより穿孔機を取外し挿入機14を該フランジ6bに取付けて再穿孔後の分岐口に環状コア16を挿入し、その後この環状コア16を拡径して分岐口に密着係止させ、次いで栓体を挿入機14にて環状コア16内に水封状態で挿入嵌合させて挿入機14を取外し、最後に割T字管1を流体管2から撤去する。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体管に形成した分岐口に仕切弁装置を有し分岐管と接続している割T字管の撤去方法に関する。
水道本管等の流体管に割T字管を介して接続されている分岐管は、施工後に、何らかの事情で撤去する必要が生じることがあり、その際は、流体管内の水道水の流れを止めないで、不断水状態で分岐口を閉塞する必要がある。そして、この分岐口を閉塞する手段として、分岐口に環状コアを挿入し、その後半径方向外方に内側から膨出させて分岐口内周部に密着係止させ、環状コアの分岐口から突出する部分に環状コアとねじ係合可能な栓体を螺合させたものが知られている。(特許文献1参照)。
特開2002−267086号公報(第2、3頁、図5〜図10)
しかしながら、この特許文献1に記載のものは、分岐口内周面及びその近傍が長期間の使用により腐食していると、環状コアを分岐口に挿入して、その後分岐口内周部に密着させようとしても、腐食のために密着係合が充分に行われず、漏れが生じる恐れがあった。しかも長期使用により、割T字管で分かれた分岐管側が自重で下方に下がる傾向にあり、環状コアを分岐口の中心軸から少しずれた下側から挿入しなければならず、そのため環状コアの分岐口への挿入位置合わせが難しく、また、栓体も環状コアと螺合しているだけであるので、ねじ係合部が次第に弛んでシール漏れが起こる可能性もあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、環状コアの分岐口への挿入が容易であり、環状コアの密着係合面を平滑化して環状コアと分岐口の密封状態を確保することで、環状コアからのシール漏れが起こる恐れがなく、栓体も環状コアに密接させることができる割T字管撤去方法を提供することを目的としている。
上記課題を達成するために、本発明の請求項1に記載の割T字管撤去方法は、流体管に形成した分岐口に仕切弁装置を有し分岐管と接続している割T字管の撤去方法であって、前記分岐管を取外した後、仕切弁装置のフランジに穿孔機を取付けて前記分岐口を再穿孔し、次に前記フランジより穿孔機を取外し挿入機を該フランジに取付けて再穿孔後の分岐口に環状コアを挿入し、その後前記コアを拡径して分岐口に密着係止させ、次いで栓体を挿入機にて環状コア内に水封状態で挿入嵌合させて挿入機を取外し、最後に割T字管を流体管から撤去することを特徴としている。
この特徴によれば、穿孔機にて分岐口を再穿孔するので、分岐口内周面が平滑化されて環状コアと分岐口の密封状態が確保でき、栓体も環状コアに密接させることができる。
本発明の請求項2に記載の割T字管撤去方法は、請求項1に記載の割T字管撤去方法であって、前記穿孔機及び挿入機はその作業芯出しの基準となる中間フランジを介して仕切弁装置のフランジに取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、中間フランジにて作業芯出しを正確にだせるので、穿孔機で再穿孔した分岐口に対して、挿入機で環状コアを正確かつ容易に挿入することができる。
本発明の請求項3に記載の割T字管撤去方法は、請求項1または2に記載の割T字管撤去方法であって、前記環状コアの分岐口挿入時に少なくとも上方となる部分が一部扁平に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、長期使用により分岐管側が自重で下がった状態にあったとしても、環状コアの上方に扁平に形成された部分があるので、環状コア挿入時に、環状コア上部が割T字管内面に直接当接することが避けられる。
本発明の請求項4に記載の割T字管撤去方法は、請求項1ないし3のいずれかに記載の割T字管撤去方法であって、前記環状コアの拡径は、前記挿入機に付設した油圧シリンダによる油圧で行われることを特徴としている。
この特徴によれば、挿入機に付設した油圧シリンダにより環状コアの拡径を行うので、環状コア挿入後、挿入機を取外すことなく装着した状態で拡径作業を引き続き行える。
本発明の請求項5に記載の割T字管撤去方法は、請求項1ないし4のいずれかに記載の割T字管撤去方法であって、割T字管を流体管から撤去する前に、前記流体管に取付けた支持工具に設けた押圧ロッドにて栓体が環状コアから離脱しないように流体管に仮固定してから割T字管を流体管から撤去し、再度押圧ロッドにより栓体を押圧保持しながら仮固定を解除した後、栓体が環状コアから離脱しないように流体管に本固定して支持工具を流体管から取外すことを特徴としている。
この特徴によれば、栓体が環状コアから離脱しないように流体管に仮固定してから割T字管を流体管から撤去し、その後に栓体を流体管に本固定することで、栓体が予期せぬ圧力で抜け出すことが防げる。
本発明の請求項6に記載の割T字管撤去方法は、請求項5に記載の割T字管撤去方法であって、前記押圧ロッドによる栓体の押圧保持は、前記支持工具に設けたジャッキを介して行われることを特徴としている。
この特徴によれば、ジャッキ力を押圧ロッドに伝達することで、適切な押圧力を付与できる。
本発明の請求項7に記載の割T字管撤去方法は、請求項5または6に記載の割T字管撤去方法であって、前記栓体の流体管への本固定は流体管を挟持するコア保護バンドにより行うことことを特徴としている。
この特徴によれば、コア保護バンドにより環状コアの保護と栓体の固定とを兼ねることができる。
本発明の請求項8に記載の割T字管撤去方法は、請求項5ないし7の何れかに記載の割T字管撤去方法であって、前記コア保護バンドの栓体側はキャップで閉鎖されていることを特徴としている。
この特徴によれば、キャップにより外部から水や土砂が栓体側に侵入することが防げる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1〜図14は、本発明の一実施形態を示すもので、図1は本発明に係る割T字管撤去工法における最初の工程の説明図、図2は分岐管撤去後に水道本管の分岐口を拡大穿孔する穿孔機を取付ける工程の説明図、図3の(a)〜(c)は拡大穿孔後の分岐口に環状コアを装着する工程の説明図、図4(a)は環状コアの軸線に対し半断面と側面図を示し、(b)は環状コアを軸線の周りに90度回転させた(a)のA矢視図、(c)は(b)のB−O−B断面図で、図5の(a)〜(c)は水道本管の拡大穿孔後の分岐口に装着した環状コアとこの環状コアに装着される栓体との関係を示す説明図、図6は分岐口に装着した環状コアに栓体を装着する工程の説明図、図7は拡大穿孔後の分岐口を止水した後仕切り弁から中間フランジを取外す工程の説明図、図8は拡大穿孔後の分岐口を止水する栓体を押圧する押し棒の組立工程の説明図、図9は押し棒により栓体を押圧した状態で割T字管を水道本管から取外す工程の説明図、図10は仮押え具により栓体を密封状態に押圧保持する工程の説明図、図11は割T字管、仕切弁を水道本管から撤去し、栓体に本固定のためのコア保護バンドを準備する工程の説明図、図12は仮押え具に代えてコア保護バンドを水道本管に装着する工程の説明図、図13は水道本管に装着されたコア保護バンドによって栓体を密封保持した後これを押圧する押し棒を取外す工程の説明図であり、図14はコア保護バンドのガイド孔を保護キャップにより密封する工程の説明図である。
図1に示すように、割T字管1は、既設の水道本管2の外周に液密に装着される半割挟持管4、5とから構成されて、これら半割挟持管4、5が、フランジ4a,5aを介して水道本管2に装着されている。
そして、半割挟持管5の他端には仕切弁6の一方側フランジ6aとフランジ5bを介して取付けられ、仕切弁6の他方側フランジ6bには分岐管10のフランジ10aと接続している。
そこで、水道本管2から管内の水道水の流れを止めないで割T字管1を撤去するに際し、水道本管2の側面に形成された分岐口25を液密に閉塞する作業が行われる。
分岐口25は、長期的に使用して腐食し錆などが生ずることから、そのまま分岐口25に環状コアを装着すると装着部の腐食が促進して液漏れの原因となることから、これらを削り取るために分岐口25の外周が再穿孔により拡大加工されることになる。
分岐口25の拡大加工に際し、図1に示すように、分岐管10を外した仕切弁6のフランジ6bに以下の工程に使用される各装置を取付けるための作業芯出しの基準となる中間フランジ8が取付けられる。
分岐管10は長期にわたり使用していると、自重や地盤沈下などによりが水平方向より若干下に傾くために、割T字管1も水道本管2に対して下方に向けて変位することから、中間フランジ8が作業芯出しのために必要となる。
図2に示す次の工程では、仕切弁6のフランジ6bに取付けられた中間フランジ8に穿孔機12等が装着され、図示しない油圧モータなどで回転駆動され且つハンドルHの回転操作による送り作用で分岐口25を拡大する穿孔加工が行われる。
図3の(a)に示す14は挿入機であって、この挿入機14は、後方に設けられた送りハンドルHの回転操作により進退移動する押し棒20が先端に設けられており、押し棒20の後端には別置のパワーユニットPUから供給される油圧の作用によって公知の拡径装置18を拡径、縮径させる油圧シリンダ15が取付けられている。
この拡径装置18は、後述する環状コア16の孔内に挿嵌可能な外径を有する可撓性を有する先細の円柱状に形成されたゴム製の装着部材であって、その内部には装着部材を拡径、縮径させる機構が組み込まれている。
先ず、挿入機14の拡径装置18外周に環状コア16が挿嵌される。この環状コア16は、装着に際し後述するように環状コア16の扁平部26が上下を向くように位置決めされた状態で拡径装置18の外周に挿嵌され、ハンドルHの回転操作で挿入機14を前進移動させることで、図3の(b)に示すように環状コア16が拡大穿孔後の分岐口25内部に挿入される。
次に、図3の(c)に示すように、環状コア16の先端を分岐口25内部に圧入した状態でパワーユニットPUから供給される高圧油によって油圧シリンダ15を作動し、この油圧シリンダ15による拡径装置18の作用で環状コア16が塑性変形により拡径し、その先端が分岐口25周縁に押付けられて密着係止した状態となる。
ここで、図4を参照して環状コアの形状に付き詳述する。
図4の(a)は環状コアの軸線に対し半断面と側面図を示し、(b)は環状コアを軸線の周りに90度回転させた(a)のA矢視図、および(c)は(b)のB−O−B断面図である。
図4の(a)に示すように、環状コア16は、円筒状に形成されていて水道本管2の分岐口に挿入される軸方向先端には挿入部16aが設けられ、この挿入部16aは、水道本管2の分岐口25に対応するように円弧状に切り欠かれた切欠き部22dによって、一対の舌片22cが形成されている。
環状コア16は、先端側が薄肉筒部22bとして形成され、後端側の肉厚部22aとの境に段付き部24が形成されていて、薄肉筒部22bの外周には外形が先細となる一対の舌片22c外周面全面を覆うゴム等の環状弾性体28が、段付き部24に端部を突き当てた状態で装着されている。
肉厚部22aの嵌合孔23には、環状係止溝23aが形成されると共にその外周の上下面には一対の扁平部26が形成され、環状コア16を分岐口25に挿入するとき、下方に傾いた半割挟持管5内壁上面と干渉するのを防止できる。まや、この扁平部26は上面側だけ形成してあれば充分であるが、上下面に対象に扁平部26を形成しておけば環状コア16を拡径装置18に装着する場合に上下の向きを気にせず装着することができる。
上記のように形成された環状コア16が、図3に示される挿入機14によって分岐口25に密着係止された後、図5および図6に示すように、環状コア16後端の肉厚部22aの嵌合孔23に嵌合可能な円板状の栓体30が前述した工程で使用したものと同じ挿入機14によって嵌入される。
この栓体30は、図5に示すように、外側面の中央に嵌合穴30cが穿設され、この嵌合穴30cを挟んで直径方向上下に小径の係止穴30a,30bが穿設されると共に、係止穴30a,30bが配置される直径方向に対向する外周面には一対の扁平部33a,33b(図5c参照)が形成されている。
更に、栓体30外周面の前方に形成された環状溝には、図5(b)に示すように、芯出し用ゴムリングを介して挿入側前方が小径となるテーパ状のステンレス製止めリング35が係止され、その後方の環状溝にはOリング36が係止されている。
一方、挿入機14の押し棒20先端に形成された大径軸部前面の中心には、芯押し軸32が突設すると共に、芯押し軸32を挟んで上下には栓体30の係止穴30a,30bに挿嵌可能な係合軸34a,34bが突設している。
そして、芯押し軸32には、直径方向に貫通するねじ穴内部に、先端に外周面より若干突出するように押圧ボールを外方に向けて弾力的に付勢したねじ軸が没入状態で螺着設定されており、栓体30の嵌合穴30cの内周には押圧ボールに対応する位置に環状係止溝が形成されている。
図6に示すように、挿入機14によって環状コア16の嵌合孔23に栓体30を嵌入するに際し、栓体30の係止穴30a,30bおよび嵌合穴30cに、芯押し軸32ないし係合軸34a,34bを嵌合させることで、栓体30の扁平部33a,33bが上下向けて位置決めされ、環状コア16上下の扁平部26に対応させた状態で、栓体30は環状コア16の嵌合孔23に嵌入されることになる。
この栓体30が環状コア16の内部に嵌入されると、止めリング35が環状コア16内周の環状係止溝23aに係止されるので、栓体30が環状コア16の内部に離脱不能に保持されると共に、環状係止溝23a外側の環状コア16内周面はOリング36によって水封される。
環状コア16が栓体30により水封されると、図7に示すように、仕切弁6から挿入機14を取り外した後、仕切弁6のフランジ6bから中間フランジ8が取り外される。
環状コア16が栓体30により密封された状態で、図8に示すように、割T字管1両側の水道本管2に支持工具としての枠体40が取付けられる。そして、この枠体40は、割T字管1両側の水道本管2外周に装着された挟着具46a,46bと、これら挟着具46a,46bに支持された一対の支持枠44a,44bと、一対の支持枠44a,44b間に跨設された押え枠42とから構成されている。
そして、水道本管2に装着された枠体40の押え枠42には、両側面に設けた回転ハンドル45aの回転操作によって進退移動するジャッキ45の一端が水道本管2に向けて取付けられる。
次いで、図9に示すように、水道本管2の分岐口25に装着された環状コア16の開口を水封した栓体30が、ジャッキ45の先端に係合した押圧ロッド38の先端により押圧された状態で、半割挟持管4、5、仕切弁6が水道本管2から同時に取外される。
そして、図10に示されるように、取外された半割挟持管5、仕切弁6は、受け台48により支持された状態で、環状コア16に嵌入された栓体30が後述する仮押え具50により押圧保持され、分岐口25の封水状態が維持される。
この仮押え具50は、栓体30の外側を押圧保持する鋼製のコ字状に折曲形成された押えバンド50bと、水道本管2の分岐口25と反対側外周に配置されコ字型バンド50bの両端を固定する押え板50aとから構成されている。
仮押え具50により栓体30は分岐口25を押圧保持した後は、押圧ロッド38を仕切弁6から引き出して半割挟持管5及び仕切弁6をフリーの状態にして受け台48からおろされる。
次に、図11に示すように、栓体30を仮押え具50により押圧保持した状態で、後述するコア保護バンド52を挿通保持した押圧ロッド38の後端にジャッキ45の先端を係合し、この状態より図12に示すように、回転ハンドル45aを回転操作することで栓体30が押圧ロッド38により再び押圧保持される。
このコア保護バンド52は、断面コ字形のケース53から成り、片側には半割挟持管4のフランジ4aに対応するフランジ52aが設けられると共に、フランジ52aの反対側には押圧ロッド38を挿通するための挿通口52bを形成したボスが設けられている。
次いで、図13に示すように、押圧ロッド38に挿通保持されているコア保護バンド52を移動させて水道本管2外周の片側に当接した状態で、このコア保護バンド52のフランジ52aと既設の割T字管1の取付けに使用されていた半割挟持管4とが水道本管2外周に確実に本固定される。この場合必ずしも半割挟持管4を使用するとは限らない。
コア保護バンド52が水道本管2外周に本固定されると、押圧ロッド38、ジャッキ45および枠体40が取り外され、最後に図14に示すように、コア保護バンド52のボス外周にキャップ54を螺着することで挿通口52bが液密に閉鎖され、割T字管の撤去が終了する。
従って、上記のような割T字管の撤去工法によれば、穿孔機12と挿入機14の作業軸心が共通しているので、環状コア16の分岐口25への挿入が容易であり、そして穿孔機12にて分岐口25を再穿孔するので、分岐口25の内周面が平滑化されて環状コア16と分岐口25の密封状態が確保でき、しかも栓体30を水道本管2に固定するので環状コア16から離脱する恐れがない。
また、穿孔機12及び挿入機14が、その作業芯出しの基準となる中間フランジ8を介して仕切弁6のフランジ6bに取付けられているので、穿孔機12及び挿入機14の作業芯出しが正確にだせることから穿孔機12で再穿孔した分岐口に対し、挿入機14により環状コア16を正確かつ容易に挿入することができる。
更に、環状コア16の分岐口25挿入時に、少なくとも上方となる部分に一部扁平部26が形成されているので、長期使用により分岐管10側が自重で下がった状態にあったとしても、環状コア16挿入時に、環状コア16上部が割T字管1の内壁上面に直接当接することが避けられる。
そして、環状コア16の拡径は、挿入機14に付設した油圧シリンダ15による油圧で行われるので、環状コア16挿入後に、挿入機14を取外すことなく装着した状態で拡径作業を引き続き行える。
そしてまた、押圧ロッド38による栓体30の押圧保持は、枠体40の押え枠42に設けたジャッキ45を介して行われるので、適切な押圧力を付与できる。
更に、栓体30の水道本管2への本固定は、この水道本管2を挟持するコア保護バンド52により行われるので、環状コア16の保護と栓体30の固定とを兼ねることができる。
また、コア保護バンド52の挿通口52bは、キャップ54により液密に閉鎖されているので、外部から水や土砂が栓体30側に侵入することが防げる。
本発明に係る割T字管撤去工法における最初の工程の説明図である。 分岐管撤去後に水道本管の分岐口を拡大穿孔する穿孔機を取付ける工程の説明図である。 (a)〜(c)は拡大穿孔後の分岐口に環状コアを装着する工程の説明図である。 (a)は環状コアの軸線に対し半断面と側面図を示し、(b)は環状コアを軸線の周りに90度回転させた(a)のA矢視図、(c)は(b)のB−O−B断面図である。 (a)〜(c)は水道本管の拡大穿孔後の分岐口に装着した環状コアとこの環状コアに装着される栓体との関係を示す説明図である。 分岐口に装着した環状コアに栓体を装着する工程の説明図である。 拡大穿孔後の分岐口を止水した後仕切り弁から中間フランジを取外す工程の説明図である。 拡大穿孔後の分岐口を止水する栓体を押圧する押し棒の組立工程の説明図である。 押し棒により栓体を押圧した状態で割T字管を水道本管から取外す工程の説明図である。 仮押え具により栓体を密封状態に押圧保持する工程の説明図。 割T字管、仕切弁を水道本管から撤去し、栓体に本固定のためのコア保護バンドを準備する工程の説明図である。 仮押え具に代えてコア保護バンドを水道本管に装着する工程の説明図である。 水道本管に装着されたコア保護バンドによって栓体を密封保持した後これを押圧する押し棒を取外す工程の説明図である。 コア保護バンドのガイド孔を保護キャップにより密封する工程の説明図である。
符号の説明
1 割T字管
2 水道本管(既設流体管)
4 半割挟持管
4a,5a,5b フランジ
6 仕切弁
6a,6b フランジ
5 半割挟持管
8 中間フランジ
10 分岐管
10a フランジ
12 穿孔機
14 挿入機
15 油圧シリンダ
16 環状コア
16a 挿入部
18 拡径装置
20 押し棒
22a 肉厚部
22b 薄肉筒部
22c 舌片
22d 切欠き部
23 嵌合孔
23a 環状係止溝
24 段付き部
25 分岐口
26 扁平部
28 環状弾性体
30 栓体
30a,30b 係止穴
30c 嵌合穴
32 芯押し軸
33a,33b 扁平部
34a,34b 係合軸
35 止めリング
36 Oリング
38 押圧ロッド
40 枠体
42 押え枠
44a,44b 支持枠
45 ジャッキ
45a 回転ハンドル
46a,46b 挟着具
48 受け台
50 仮押え具
50a 押え板
50b 押えバンド
52 コア保護バンド
52a フランジ
52b 挿通口
53 ケース
54 キャップ
H ハンドル
PU パワーユニット

Claims (8)

  1. 流体管に形成した分岐口に仕切弁装置を有し分岐管と接続している割T字管の撤去方法であって、前記分岐管を取外した後、仕切弁装置のフランジに穿孔機を取付けて前記分岐口を再穿孔し、次に前記フランジより穿孔機を取外し挿入機を該フランジに取付けて再穿孔後の分岐口に環状コアを挿入し、その後前記コアを拡径して分岐口に密着係止させ、次いで栓体を挿入機にて環状コア内に水封状態で挿入嵌合させて挿入機を取外し、最後に割T字管を流体管から撤去することを特徴とする割T字管撤去方法。
  2. 前記穿孔機及び挿入機はその作業芯出しの基準となる中間フランジを介して仕切弁装置のフランジに取付けられている請求項1に記載の割T字管撤去方法。
  3. 前記環状コアの分岐口挿入時に少なくとも上方となる部分が一部扁平に形成されている請求項1または2に記載の割T字管撤去方法。
  4. 前記環状コアの拡径は、前記挿入機に付設した油圧シリンダによる油圧で行われる請求項1ないし3の何れかに記載の割T字管撤去方法。
  5. 割T字管を流体管から撤去する前に、前記流体管に取付けた支持工具に設けた押圧ロッドにて栓体が環状コアから離脱しないように流体管に仮固定してから割T字管を流体管から撤去し、再度押圧ロッドにより栓体を押圧保持しながら仮固定を解除した後、栓体が環状コアから離脱しないように流体管に本固定して支持工具を流体管から取外す請求項1ないし4のいずれかに記載の割T字管撤去方法。
  6. 前記押圧ロッドによる栓体の押圧保持は、前記支持工具に設けたジャッキを介して行われる請求項5に記載の割T字管撤去方法。
  7. 前記栓体の流体管への本固定は流体管を挟持する環状コア保護バンドにより行う請求項5または6に記載の割T字管撤去方法。
  8. 前記環状コア保護バンドの栓体側はキャップで閉鎖されている請求項5ないし7の何れかに記載の割T字管撤去方法。
JP2003336155A 2003-09-26 2003-09-26 割t字管撤去方法 Expired - Fee Related JP4360529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336155A JP4360529B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 割t字管撤去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336155A JP4360529B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 割t字管撤去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005106083A true JP2005106083A (ja) 2005-04-21
JP4360529B2 JP4360529B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34532385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003336155A Expired - Fee Related JP4360529B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 割t字管撤去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4360529B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329227A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 枝管更新工法
JP2009168163A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管の撤去方法、分岐口の密栓装置及びt字管
JP2012102752A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管の撤去方法
JP5403162B2 (ja) * 2010-07-07 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 リングギヤのかしめ方法、その方法に使用されるかしめ治具、及びリングギヤ
JP2014109325A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Cosmo Koki Co Ltd 分岐管部撤去装置及びその方法
JP2018048740A (ja) * 2017-10-24 2018-03-29 コスモ工機株式会社 分岐管部撤去装置及びその方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329227A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 枝管更新工法
JP4648760B2 (ja) * 2005-05-23 2011-03-09 株式会社水道技術開発機構 枝管更新工法
JP2009168163A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管の撤去方法、分岐口の密栓装置及びt字管
JP5403162B2 (ja) * 2010-07-07 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 リングギヤのかしめ方法、その方法に使用されるかしめ治具、及びリングギヤ
JP2012102752A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 分岐管の撤去方法
JP2014109325A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Cosmo Koki Co Ltd 分岐管部撤去装置及びその方法
JP2018048740A (ja) * 2017-10-24 2018-03-29 コスモ工機株式会社 分岐管部撤去装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4360529B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4360529B2 (ja) 割t字管撤去方法
JP5117866B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JP4537224B2 (ja) 振動吸収可撓継手
JP5411964B2 (ja) 分岐継手
JP2005083414A (ja) シールリング
JP4761387B2 (ja) 掘削システム
JP6841501B2 (ja) 連結管の接続方法
JP2013190087A (ja) 分岐開口連通方法
JP4707472B2 (ja) 管切断方法および装置ならびに分岐管の撤去工法
JP4398037B2 (ja) 防錆具挿入装置および不断水工法
KR200337222Y1 (ko) 주배관의 분기관 접속장치
JP2012177404A (ja) コア設置装置
JP4659542B2 (ja) 枝管の接続装置
JP3336227B2 (ja) 樹脂管の分岐工法
JPH0697078B2 (ja) 不断水型サドル分水栓の交換並びに拡孔工法およびその止水具
JP2006194346A (ja) サドル分水栓の交換方法およびサドル分水栓とサドル分水栓交換器との組合体
JP2006112634A (ja) 防食スリーブの装着工具
JP6341726B2 (ja) 更生管の分岐方法及び分岐部構造
WO2019198149A1 (ja) 連結管の接続方法
JP4437221B2 (ja) 分水栓の取り付け方法
KR101461834B1 (ko) 금속 파이프의 연결 장치 및 방법
JPWO2018167874A1 (ja) 密栓装置及び密栓方法
JP5674400B2 (ja) 制流弁
JP2006183839A (ja) 継手保持部材
JP5542023B2 (ja) コア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4360529

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150821

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees