JP2012101182A - シーラガン - Google Patents

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Abstract

【課題】握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁してシーラが吐出筒2の筒先から吐出し、握り込みの解放により閉弁してシーラの吐出が停止するシーラガンにおいて、塗布作業中における握り込んだ掌の疲れの対処のための握りなおしの操作が、他方の手を添えずに、シーラの吐出に乱れを生ぜしめることなく行えるようにする。
【解決手段】弁機構4を開弁・閉弁に作動さす作動シャフト7と連繋する握りレバー5に、作動シャフト7を閉弁とする側に移動させる復元バネ50と、その復元バネ50よりバネ圧を強くしたバネDとを連繋させて、弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の回動作動と、作動シャフト7を復元バネ50により開弁位置に保持させたまま、復元バネ50より強く設定したバネDを圧縮していく後半側の作動との、2段の作動とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、塗布剤または充填剤等のシーラを吐出筒の先端の吐出口から吐出させるシーラガンについての改良に関する。
さらに具体的にいえば、筒状に形成して基端側に把持グリップを具備せしめたボディの先端部に、先端側を小径のノズルに形成した吐出筒を接続し、ボディの内部には、シーラを吐出筒に導く誘導路と、その誘導路の吐出筒への連通を断・接する弁機構とを設け、その弁機構を、開弁・閉弁に作動させる弁軸を、把持グリップに並列させてボディに軸支した握りレバーに対し、該レバーの握り込みで開弁位置に動かし、握り込みの解放による復元回動で閉弁位置に動かすよう連繋して、握りレバーの握り込みでシーラが吐出し、握りレバーの握り込みの解放によりシーラの吐出が停止するようにしたシーラガンについての改良に関するものである。
塗布剤・充填剤などを液材料としたシーラを、構造体の隙間・間隙に、塗布・充填する作業に用いられるシーラガンは、通常、図1に示しているように、基端側に把持グリップ1を有する中空筒体の銃身状に形成したボディaの先端部に、先端側をノズル状に形成した吐出筒2を接続させて設け、ボディaの内部には、供給管3から供給されてくるシーラを先端側の吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの吐出筒2に対する連通を断・接する弁機構4と、その弁機構4の弁軸42を、弁口40と弁座口41とが接続連通した開弁位置と弁口40が閉鎖された閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト7と、を設け、その作動シャフト7には弁軸42を閉弁位置に動かす方向に付勢する復元バネ50を作用させ、かつ、その作動シャフト7と把持グリップ1の前面に並列させて軸支した握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みで作動シャフト7が弁機構4を開弁とする方向に動かし、握り込みの解放で、復元バネ50により作動シャフト7が弁機構4の弁軸42を閉弁とする方向に動くよう、連繋機構Mを介し連繋した構成としてあって、これにより、握りレバー5を把持グリップ1とともに握り込むと、弁機構4が開弁して供給管3から供給されてくるシーラが、誘導路uを経て吐出筒2に導かれて、その吐出筒2の筒先の吐出口20から吐出され、握りレバー5の握り込みを放すと、弁機構4が閉弁に作動して、シーラの吐出を停止するようにしている。
この握りレバー5の回動作動と弁機構4の開弁・閉弁の作動とを連動・連繋させる連繋機構Mは、通常、前端側に弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けて前後方向にスライド自在に収蔵せしめる作動シャフト7の周面に、係止部材(図示省略)を設けて、この係止部材とボディaの内周側に設けた係止部(図示省略)との間に、作動シャフト7を先端側に設けた弁軸42が閉弁位置に向かう方向に押し出すように作用する復元バネ50を渡架装設し、握りレバー5には、それの回動により前後方向に作動する突起状の係合突起(図示省略)を設けて、この係合突起を作動シャフト7に設けた係止部材に対し前後方向に係合するように係合連繋させることで構成してある。そしてこれにより、握りレバー5を把持グリップ1とともに握り込んで把持グリップ1に閉じ合わせる方向に回動させると、作動シャフト7が復元バネ50を押し縮めてそのバネ圧を増大させながら前後の一方向(図1の例のものでは後方)に動いて、弁軸42を開弁位置に動かし、握りレバー5の握り込みを開放すると、作動シャフト7が増大した復元バネ50のバネ圧で前後の他方向(図1の例では前方)にスライドして弁軸42を閉弁位置に動かし、閉弁に作動させ、同時にその作動シャフト7のスライド作動で握りレバー5を、把持グリップ1から離れた開放位置に向け復元回動させるようにしてある。即ち、握りレバー5を復元バネ50の付勢に抗して握り込むと、弁座口41を装備せる弁軸42が、弁口40を開放する位置に動いて弁機構4を開弁し、握りレバー5の握り込みを解放すると、該握りレバー5が復元バネ50のバネ圧で開放位置に向け回動すると、弁座口41を装備する弁軸42が弁口40を閉塞する位置に動いて弁機構4を閉弁するようにしてある。
このように、把持グリップ1に並設した握りレバー5を、把持グリップ1とともに握り込むと、シーラの吐出をオン・オフ制御する弁機構4が開弁に作動してシーラを吐出筒2の筒先の吐出口20から吐出させ、握りレバー5の握り込みを解放すると、握りレバー5が復元バネ50で把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動し、同時に弁機構4が閉弁作動を行ってシーラの吐出を停止させるように構成しているシーラガンAには、該シーラガンを用いて行うシーラの塗布・充填の作業中に、シーラガンを把持する作業者の手に生ずる疲労に対処するための、握りレバー5の握りなおしが厄介で、作業性を悪くしている問題がある。
これは、シーラガンAの握りレバー5を把持グリップ1とともに握り込んで、弁機構4を開弁させ、これによりシーラが吐出口20から吐出してくる状態に保持してシーラの塗布作業を行う際、握りレバー5の握り込みは、握りレバー5の回動範囲のエンドの位置まで固く握り込んでおかなければならない。握りを緩めると復元バネ50により握りレバー5が開放側に復元回動して、弁機構4が閉弁側に作動するようになって、吐出口20からのシーラの吐出を停止させ、作業を乱すようになるからである。このため、固く握り続ける手には疲労が出てくる。この疲労の対処には、握りレバー5を握り込んだ掌の握り込みを一度緩めて握りなおす操作を行うが、このとき、握りの緩めにより握りレバー5が復元バネ50により復元回動して弁機構4を閉弁側に作動させるようになって、シーラの吐出を停止させるようになる。これを避けるため、握りなおしの操作は、他方の手を握りレバー5に添えて復元回動しないように押さえておくことが必要となる。しかし、他方の手で握りレバー5を押さえる操作は、握り込んでいる掌の指から外れている部位を押さえることで、むずかしく、ミスを生ぜしめ易い。このことから、疲労に対処のための握りなおしの操作を厄介なものとしている。
また、このシーラガンAには、シーラの吐出を停止させたときに、吐出筒2の吐出口20からつらら状に垂れ下がるように生成してくるシーラの液だれを、シーラの吐出を停止させる度ごとに拭い取って廃棄しなければならないことで、作業性を悪くしている別の問題がある。
これは、シーラガンAの、握りレバー5の握り込みを放して、シーラの吐出を停止させたとき、弁機構4より下流側においてシーラガンAの器内に残留したシーラが、供給管3から導入されるときに与えられている圧力により、吐出筒2の筒先の吐出口20から押し出されてくることで、その押し出されるシーラが、吐出筒2の筒先の吐出口20から離れずに、その吐出口20の周辺に付着して、つらら状に垂れ下がる液だれを生成するようになり、そのシーラの液だれが、放置しておくと、外気に曝されることで、次に塗布作業・充填作業を行うときには、正常に使用できない性状のシーラに変性する性状のものであることから、シーラの吐出を停止させたときに、その直後に、吐出筒2の先端から拭き取って廃棄する処理を行っているということである。
シーラの吐出を停止したときに生成されてくる液だれについての問題の対策としては、生じた液だれを吸引・除去して消失せしめる液だれ防止装置Bを、シーラガンAのボディaに組み付け装備せしめる手段が開発されている。
このシーラガンAのボディaに組み付け装備せしめる液だれ防止装置Bは、これを組み付けた図2に示すシーラガンAの例について具体的に説明すれば、シーラガンAの本体を構成するボディaに、内部空間をシリンダ状に形成したケーシング60と、そのケーシング60の後面側から摺動自在に嵌合するピストン61と、そのケーシング60の前端側に装着する吸引ブロック62と、その吸引ブロック62に設けた吸引・吐出口63に接続する吸引・吐出パイプ64とにより、ピストン61のケーシング60に対する出入作動で、吸引ブロック62の後壁面とピストン61の前端面との間に形成される拡縮するポンプ室pが拡縮して吸引・吐出口63を介し吸引と吐出を行うポンプ装置Pを構成し、このポンプ装置Pを、シーラガンAのボディa内の前端側で、ボディa内に収蔵してある作動シャフト7の前端側の弁機構4より前方に位置する部位に組み込み、そのポンプ装置Pのピストン61を、前記作動シャフト7の前端側に設けた弁機構4の弁軸42の前端側に一体的に連続させて設けることで、握りレバー5の握り込みにより、握りレバー5に設けた係合突起51と作動シャフト7に設けたボビン状の係止部材70とで構成している連繋機構Mを介し、作動シャフト7と弁軸42とを前方に動かし、弁機構4を開弁作動させてシーラの吐出が行われるようにしたときに、同時にピストン61がケーシング60内に押し込まれて拡縮するポンプ室pの内容積を押し縮める吐出作動を行い、握りレバー5の握り込みを解放して、弁機構4を閉弁作動させてシーラの吐出を停止させたときには、ピストン61がケーシング60から引き出されてポンプ室pの内容積を拡張させる吸引作動を行うように、このポンプ装置Pの作動と、握りレバー5の回動作動とを連動・連繋させておく。
このポンプ装置Pの作動をさらに具体的に説明すれば、握りレバー5を握り込んで、作動シャフト7を前後の一方向(この図2に示す例では前方)に動かすと、作動シャフト7の前端側に設けた弁機構4の弁軸42が前方に動いて、その弁軸42に設けた弁座口41をボディa内周面に設けた弁口40に対向させて開弁の状態とし、同時に弁軸42に連続させて設けたポンプ装置Pのピストン61がケーシング60内に押し込まれて、ポンプ室pを押し縮めて吐出作動を行い、握りレバー5の握り込みを解放すると、復元バネ50により作動シャフト7が後方に動くことで、連繋機構Mを介し握りレバー5が、把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動し、同時に、復元バネ50による作動シャフト7の後方移動により、弁機構4の弁軸42が後方に動いて、弁軸42に設けてある弁座口41を弁口40から離れた位置に動かし、弁機構4を閉弁に作動させ、かつ、弁軸42と連続するポンプ装置Pのピストン61を後方移動させ、ケーシング60から引き出すようにしてポンプ室pを拡張させ吸引作動を行わすようにしてある。
そして、このポンプ装置Pのポンプ室pに連通する吸引・吐出パイプ64は、シーラガンAのボディaの先端側に接続させて設ける吐出筒2の内部に配位して、該パイプ64の先端開口を吐出筒2の筒先の吐出口20の近傍位置に臨ませておき、これにより、シーラの塗布作業において、握りレバー5の握り込みを放して、弁機構4を閉弁させてシーラの吐出を停止したときに、ポンプ装置Pが吸引作動を行って、シーラガンAの吐出筒2の筒先付近に生じてくるシーラの液だれを、吸引・吐出パイプ64が吐出筒2の吐出口20から吐出筒2内に吸引してポンプ装置Pのポンプ室p内に引き込ませ、吐出筒2の吐出口20から垂れ下がるように生じてくるシーラの液だれSを消失せしめるシーラガンAの液だれ防止装置Bを構成するようにしている。
ところで、このように、液だれ防止装置Bを組み付けたシーラガンAは、握りレバー5を握り込んで、弁機構4を開弁させてシーラを吐出筒2の筒先の吐出口20から吐出させて行う塗布・充填の作業中において、握りレバー5の握り込みを緩めると、弁機構4が閉弁側に作動し、かつ、液だれ防止装置Bのポンプ装置Pが吸引作動を行うようになって、吐出口20からのシーラの吐出状態を乱すようになるから、前述の図1に示しているシーラガンAと同様に、弁機構4を開弁位置に保持せしめるようたえず握りレバー5を固く握り込んでおかなければならない。そして、これにより生じてくる握りレバー5を握る掌の疲れの対処のための、握りなおしの操作を、他方の手を添えて、握りレバー5が回動しないように抑えた状態で行うことから、疲れが生じたときの握りなおしの操作を厄介なものとして、作業性を悪くしている。
本発明において解決しようとする課題は、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁してシーラが吐出筒2の筒先から吐出し、握り込みの解放により弁機構4が閉弁してシーラの吐出が停止するように構成してあるシーラガンにおいて、握りレバー5を握り込んだ状態で行うシーラの塗布作業中における握り込んだ掌の疲れの対処のための握りなおしの操作が、他方の手を添えずに、シーラの吐出に乱れを生ぜしめることなく手軽に行えるようにする手段を構成する点にある。
本発明においては、上述の課題を解決するための手段として、筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構4の弁軸42を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト7を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1と一緒に握り込めるようその把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4の弁軸42を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4の弁軸42を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁に作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
スライド作動により弁機構4を開弁・閉弁に作動さす作動シャフト7と連繋する握りレバー5に、作動シャフト7を閉弁とする側に移動させるよう付勢する復元バネ50と、その復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDとを連繋させて設けて、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の回動作動と、作動シャフト7を復元バネ50により開弁位置に保持せしめたまま、復元バネ50より強く設定したバネDを圧縮していく後半側の作動との、2段の作動とし、握りレバー5を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、この後半側の回動範囲内において弁機構4を開弁に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構4の弁軸42を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト7を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1と一緒に握り込めるようその把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4の弁軸42を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4の弁軸42を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁に作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内には、握りレバー5の握り込み作動による弁機構4の開弁作動と握りレバー5の握り込みの解放作動による弁機構4の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置Pの拡縮するポンプ室pに接続せる吸引・吐出パイプ64の先端開口を、ボディaの先端側に装設せる吐出筒2内に開口せしめ、かつ、スライド作動により弁機構4を閉弁・開弁に作動さす作動シャフト7と連繋する握りレバー5に、作動シャフト7を閉弁とする側に移動さすよう付勢する復元バネ50と、その復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDとを連繋させて設け、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の作動と、作動シャフト7を復元バネ50により開弁位置に保持せしめたまま、復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDを圧縮していく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構4を開弁に保持せしめ、液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを吐出作動状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を弁軸42の作動により断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構4を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト7を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4を閉弁とする側に動くよう連繋機構M)を介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁に作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
作動シャフト7には、筒状に形成した係止部材70を、軸方向に摺動自在に嵌装して、作動シャフト7に対する後方への移動を規制部材71により規制し、前方への移動を該作動シャフト7の周面に設けた係止部72と係止部材70との間に渡架せるバネDにより規制し、かつ、そのバネDのバネ圧は復元バネ50のバネ圧より強く設定しておき、握りレバー5の握り込みにより、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を弁機構4を開弁とする側にスライドさせるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の回動作動と、作動シャフト7を復元バネ50により開弁の状態位置に保持せしめたまま、その作動シャフト7に対しボビン状の係止部材70を、強いバネ圧のバネDを押し縮めながらスライドさせていく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす操作の際の握り込みの緩め回動が、係止部材70を作動シャフト7に対して動かす後半側の回動範囲内において、弁機構4を開弁に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を弁軸42の作動により断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けて、スライド作動により弁機構4を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト7を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4を閉弁とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内には、握りレバー5の握り込み作動による弁機構4の開弁作動と握りレバー5の握り込みの解放作動による弁機構4の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置Pの拡縮するポンプ室pに接続せる吸引・吐出パイプ64の先端開口を、ボディaの先端側に装設せる吐出筒2内に開口せしめ、
作動シャフト7には、筒状に形成した係止部材70を、軸方向に摺動自在に嵌装して、作動シャフト7に対する後方への移動を規制部材71により規制し、前方への移動を、該作動シャフト7の周面に設けた係止部72と係止部材70との間に渡架せるバネDのバネ圧により規制し、かつ、そのバネDのバネ圧は復元バネ50のバネ圧より強く設定しておいて、握りレバー5の握り込みにより復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を弁機構4を開弁とする側にスライドさせるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁方向のエンドまで動かす前半側の作動と、作動シャフト7を復元バネ50のバネ圧により開弁の状態位置に保持せしめた状態においてその作動シャフト7に対しボビン状の係止部材70を、バネDを押し縮めながら作動シャフト7上をスライドさせていく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす操作の際の握り込みの緩め回動が、係止部材70を作動シャフト7に対して動かす後半側の回動範囲内において、弁機構4を開弁に保持せしめ、液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを吐出作動に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構4の弁軸42を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト7を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1と一緒に握り込めるようその把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4の弁軸42開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4の弁軸42を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
把持グリップ1の前面側に配位してボディaに軸支する握りレバー5は、把持グリップ1とともに該握りレバー5を握り込むときの掌の指のかかる先端側の握り部5aと、支軸sに軸支されて前後方向に回動する基端側の主体部5bとに2分し、その先端側の握り部5aと基端側の主体部5bとを、握り部5aが主体部5bに対し直列に連続する姿勢位置から把持グリップ1に沿う姿勢位置との間を自在に折曲回動するよう軸着連結し、かつ、握り部5aと主体部5bとの間に、握り部5aを主体部5bと直列に連続する状態位置に向け回動さすよう付勢するバネDを復元バネ50より強いバネ圧に設定して付設し、そのバネDのバネ圧により先端側の握り部5aを基端側の主体部5bに対し直列に連続する状態姿勢に保持せしめて、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁作動させるときの握りレバー5の回動作動を、主体部5bと握り部5aとが一緒に回動して復元バネ50を圧縮しながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の作動と、握り部5bだけが復元バネ50により作動シャフト7を開弁位置に保持せしめたまま強いバネ圧のバネDを圧縮しながら回動する後半側の作動との2段の作動とし、握りレバー5を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構4を開弁に保持せしめた状態において行われるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2)に対する連通を断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構4の弁軸42を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト7を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1と一緒に握り込めるようその把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4の弁軸42を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4の弁軸42を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内には、握りレバー5の握り込み作動による弁機構4の開弁作動と握りレバー5の握り込みの解放作動による弁機構4の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置Pの拡縮するポンプ室pに接続せる吸引・吐出パイプ64の先端開口を、ボディaの先端側に装設せる吐出筒2内に開口せしめ、把持グリップ1の前面側に配位してボディaに軸支する握りレバー5は、把持グリップ1とともに該握りレバー5を握り込むときの掌の指のかかる先端側の握り部5aと、支軸sに軸支されて前後方向に回動する基端側の主体部5bとに2分し、その先端側の握り部5aと基端側の主体部5bとを、握り部5aが主体部5bに対し直列に連続する状態位置に向け回動さすよう付勢するバネDを復元バネ50より強いバネ圧に設定して付設し、そのバネDのバネ圧により先端側の握り部5aを基端側の主体部5bに対し直列に連続する状態姿勢に保持せしめて、
握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁作動させるときの握りレバー5の回動作動を、主体部5bと握り部5aとが一緒に回動して復元バネ50を圧縮しながら作動シャフト7を開弁位置に動かす前半側の作動と、握り部5bだけが復元バネ50により作動シャフト7を開弁位置に保持せしめたまま強いバネ圧のバネDを圧縮しながら回動する後半側の作動との2段の作動とし、握りレバー5を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構4を開弁に保持せしめ液だれ防止装置Bのポンプ装置pを吐出作動に保持せしめた状態において行われるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を弁軸42の作動により断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構4を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト7を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4を閉弁とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内の先端側には、シリンダ状のケーシング60と、そのケーシング60の前端側に取り付ける吸引ブロック62と、ケーシング60内を前後に往復動するピストン61と、そのピストン61と前記吸引ブロック62との間に形成される拡縮するポンプ室pと、そのポンプ室pに基端側が接続し先端側が吐出筒2内において吐出口20の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ64と、からなる液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み、
作動シャフト7の前端側に設ける弁機構4の弁軸42は、作動シャフト7とは別体の円筒状に形成して、前端側を前記ポンプ装置Pのピストン61の後面側に一体または一体的に連続させ、
作動シャフト7は、それの前端側に、前記円筒状の弁軸42内に嵌合する嵌合軸部7aを形成して、その嵌合軸部7a内に摺動自在に嵌合し、規制金具eにより摺動範囲を一定の距離dに規制して弁軸42に組み付け、この嵌合軸部7aと前記弁軸42に連続するピストン61との間に、嵌合軸部42を弁軸42から押し出す方向に付勢するバネDを、復元バネ50より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁させるときの、握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮しながら作動シャフト7と弁軸42とを開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネDを圧縮しながら作動シャフト7を弁軸42内に押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構4を開弁に保持せしめ液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を弁軸42の作動により断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構4を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト7を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4を閉弁とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内の先端側には、シリンダ状のケーシング60と、そのケーシング60の前端側に取り付ける吸引ブロック62と、ケーシング60内を前後に往復動するピストン61と、そのピストン61と前記吸引ブロック62との間に形成される拡縮するポンプ室pと、そのポンプ室pに基端側が接続し先端側が吐出筒2内において吐出口20の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ64と、からなる液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み、作動シャフト7の前端側に設ける弁機構4の弁軸42は、作動シャフト7とは別体の円筒状に形成して、前端側を前記ポンプ装置Pのピストン61の後面側に一体または一体的に連続させ、作動シャフト7は、それの前端側に、前記円筒状の弁軸42内に嵌合する嵌合軸部7aを形成して、その嵌合軸部7a内に摺動自在に嵌合し、規制金具eにより摺動範囲を一定の距離dに規制して弁軸42に組み付け、円筒状の弁軸42の後端部と作動シャフト7の周面に設けた係止金具fとの間に、嵌合軸部42を弁軸42から押し出す方向に付勢するバネDを、復元バネ50より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁させるときの、握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮しながら作動シャフト7と弁軸42とを開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネDを圧縮しながら作動シャフト7を弁軸42内に押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構4を開弁に保持せしめ液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起し、また、これに併せて、
筒状に形成して基端側に把持グリップ1を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口20を開設した吐出筒2を接続して設けたボディaの内部に、供給管3から導入されるシーラを吐出筒2に導く誘導路uと、その誘導路uの前記吐出筒2に対する連通を弁軸42の作動により断・接する弁機構4と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構4を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト7を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7には、前端側に設けた弁軸42が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト7を押し出すよう付勢する復元バネ50を連繋し、この作動シャフト7と、前記把持グリップ1の前面側に軸支せる握りレバー5とを、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7が弁機構4を開弁位置とする側に動き、握りレバー5の握り込みの解放により、作動シャフト7が復元バネ50のバネ圧で弁機構4を閉弁とする側に動くよう連繋機構Mを介して連繋して、握りレバー5の握り込みにより弁機構4が開弁作動してシーラを吐出筒2の筒先から吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
ボディa内の先端側には、シリンダ状のケーシング60と、そのケーシング60の前端側に取り付ける吸引ブロック62と、ケーシング60内を前後に往復動するピストン61と、そのピストン61と前記吸引ブロック62との間に形成される拡縮するポンプ室pと、そのポンプ室pに基端側が接続し先端側が吐出筒2内において吐出口20の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ64と、からなる液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを組み込み、作動シャフト7の前端側に設ける弁機構4の弁軸42は、作動シャフト7の前端部に前記ポンプ装置Pのピストン61と略同径の拡径軸部7bを一体に連続させて形成して、その拡径軸部7bをもって弁軸42に構成し、その弁軸42と前記ポンプ装置Pのピストン61とを、ピストン61に設けた透孔と弁軸42に設けてその透孔に嵌挿せる連繋金具gにより、一定の距離dを隔てて対向する状態と互いに衝合し合う状態とに変化するよう連繋し、この弁軸42の前端とピストン61との間に、ピストン61と弁軸42との間隔を押し拡げるように作用するバネDを、前述復元バネ50より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライドさせて弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮しながら作動シャフト7とともに弁軸42を開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネDを圧縮しながら作動シャフト7とともに弁軸42をピストン61と衝合するまで押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー5を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構4を開弁に保持せしめ液だれ防止装置Bのポンプ装置Pを吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
を提起するものである。
本発明手段は、握り込みによる握りレバー5の回動作動が、復元バネ50を圧縮しながら弁軸42を開弁作動のエンド位置まで押し込んで弁機構4を開弁させた状態とする前半側の回動作動と、弁軸42を開弁位置に押し込んだ状態に保持して復元バネ50よりバネ圧を強くしたバネDを圧縮していく後半側の回動作動との、2段の作動となるようにしてあるので、塗布作業中に握りレバー5を握り込む手の疲れをなおすために、握りを緩めて握りなおす操作が、バネ圧の強いバネDを圧縮していく後半側の回動作動の範囲内で行えることになって、シーラの吐出に影響を与えることなく、弁機構4を開弁に保持した状態で、握りレバー5の握りなおしが行えるようになる。
従前のシーラガンの縦断した側面図である。 改善策として液だれ防止装置を組み付けたシーラガンの縦断側面図である。 本発明手段を実施したシーラガンの縦断側面図である。 同上シーラガンの別の実施例の縦断側面図である。 同上のさらに別の実施例の一部破断した側面図である。 同上実施例の、握りレバーを握り込んだ状態時の一部破断した側面図である。 同上のさらに別の実施例の要部の縦断側面図である。 同上実施例の弁機構を閉弁とした状態時の縦断側面図である。 同上のさらに異なる実施例の握りレバーの握り込みを放して弁機構を開弁とした状態時における一部破断した側面図である。 同上実施例の握りレバーを握り込んで弁機構を開弁させた状態時における一部破断した側面図である。 同上のさらに別の実施例の、弁機構を閉弁とした状態時における一部破断した側面図である。 同上実施例の連繋金具の斜視図である。 同上の、さらに異なる実施例の、弁機構を閉弁とした状態時における要部の縦断側面図である。 同上実施例の弁機構を開弁とした状態時における要部の縦断側面図である。 同上のさらに別の実施例の、弁機構を閉弁とした状態時における要部の縦断側面図である。
次に本発明の実施の態様を、実施例につき図面に従い詳述する。
図3において、Aはシーラガンの全体、aはそのボディ、1はボディaの基端側に装設してある把持グリップ、2はボディaの先端側に装備せる吐出筒、3はシーラガンAの器体にシーラを供給する導入管、uはその供給管3により供給されてくるシーラをボディaの先端の吐出筒2に導くようボディa内に設けた誘導路、4はその誘導路uと吐出筒2との連通を断・接するようボディa内部に設けた弁機構、5はその弁機構4に開弁・閉弁の作動を行わすために把持グリップ1の前面側に配位して支軸s中心に前後に自在に回動するようボディaに軸支した握りレバー、Mは握りレバー5の回動作動で弁機構4に開弁・閉弁の作動を行わすよう握りレバー5と弁機構4とを連動・連繋する連繋機構、50は握りレバー5が把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動するよう連繋機構Mに組み込んだ復元バネ、Bはボディaの先端側に装備せしめた液だれ防止装置、を示す。
ボディaは、合成樹脂材または軽金属材により中空の筒状に成形してあり、基端側には、把持グリップ1が一体に連続して装設してある。その把持グリップ1は、内部に、前記ボディaに設けた誘導路uの上流側の部分が形設してあり、その部分の基端側に供給管3が接続するようにしてある。また、この把持グリップ1は、外周側に、前後の巾が広く左右の巾が狭い断面が楕円のカバー1aが被せてあって、前後に巾広で左右が巾狭の扁平な形状に形成してある。
ボディaの先端側に装備せる吐出筒2は、この例では、ボディaとは別体に成形して、その吐出筒2の基端側に形成せる拡径部2aを、ボディaの先端側に装設せる嵌合軸部bの外周にネジ嵌合により締着することで装備せしめてある。
弁機構4は、ボディaに設けたシーラの誘導路uに連通させてボディaの内周面に形設した弁口40と、ボディa内に前後にスライド自在に収蔵せる弁軸42の周面に設けて弁口40に対し変位自在に対向さす弁座口41とからなり、弁軸42が後方(図において右方)に動いて、弁座口41の位置が弁口40からずれると、閉弁状態となって、誘導路uにより導かれてくるシーラを弁口42の位置で阻止するようになり、弁軸42が前方に動いて、弁座口41が弁口40と接合すると、開弁状態となって、誘導路uにより導かれてくるシーラを、弁座口41から下流側誘導路u’を経て吐出筒2内に導く状態になるように構成してある。
この弁機構4の開閉弁の作動と握りレバー5の回動作動とを連動・連繋さす連繋機構Mは、ボディa内に前後にスライド自在に収蔵せる作動シャフト7と、ボビン状に形成して作動シャフト7の外周に設けた係止部材70と、握りレバー5の支軸sを越した上端部に角状に形設して前記係止部材70に係合連結した係合突起51と、作動シャフト7を後方に押し出すよう付勢する復元バネ50とにより、握りレバー5が握り込まれて、把持グリップ1側に回動すると作動シャフト7が前方に動き、握りレバー5の握り込みを解放すると、復元バネ50のバネ圧で作動シャフト7が後方に動くように構成して、作動シャフト7の前端側に弁機構4の弁軸42を一体または一体的に設けることで、握りレバー5が把持グリップ1に添う姿勢位置に回動すると弁機構4が開弁に作動し、握りレバー5の握り込みを解放すると弁機構4が閉弁に作動するように構成している。
そして、液だれ防止装置Bは、該装置Bのポンプ装置Pを構成する部材である、内部空間をシリンダ状に形成したケーシング60を、ボディa内の先端部に収蔵せしめて嵌装し、これに摺動自在に嵌合するピストン61を、前述の作動シャフト7の前端側に設けた弁機構4の弁軸42の前端部に一体または一体的に連続させて設け、このピストン61と対向してポンプ装置Pのポンプ室pを構成する吸引ブロック62を、前記ケーシング60の前端側に装着し、この吸引ブロック62に開設した吸引・吐出口63に、吸引・吐出パイプ64を接続して設けることで、握りレバー5の回動作動により前後にスライド移動する作動シャフト7の作動によって、ピストン61がケーシング60に対し出入作動してポンプ室pが拡縮して吸引・吐出の作動を行うポンプ装置Pを構成し、これの吸引・吐出パイプ64を、ボディaの先端部に装着した吐出筒2内に配位し、該パイプ64の先端開口を、吐出筒2内において筒先の吐出口20の近傍に臨ませることで、握りレバー5の握り込みを解放して弁機構4を閉弁に作動させてシーラの吐出を停止したときに生じてくるシーラの液だれSを、ポンプ装置Pのポンプ室pに吸引して消失せしめるようにして液だれ防止装置Bを構成するようにしている。
また、前述した握りレバー5の回動作動と弁機構4の開・閉弁の作動とを連繋する連繋機構Mにおいて、ボディa内に前後にスライド自在に収蔵せしめた作動シャフト7の外周面に設けたボビン状の係止部材70は、作動シャフト7に対し軸方向に摺動自在に嵌装してある。そして、その係止部材70を作動シャフト7上の所定位置に位置させたときに、その係止部材70の後面が衝合する規制部材71を、この規制部材71により作動シャフト7上における所定位置より後方へのスライドを規制し、係止部材70の前面側と、作動シャフト7の周面に設けた係合段部72との間に、前記復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDを渡架装設して、このバネDで係止部材70を規制部材72に押し付けることで、係止部材70が作動シャフト7上の所定位置に係合した状態として装架させてあり、これにより、係止部材70を後方に移動させると作動シャフト7が一緒に後方に動き、前方に移動させると、バネDのバネ圧で作動シャフト7を前方に移動させるようにしてある。そして係合部材70を介し作動シャフト7を前方移動させるとき、その作動シャフト7の前方移動がストップすると、バネ圧を強くしたバネDを圧縮しながら係合部材70が作動シャフト7に対し前方にスライドしていくようにしてある。
握りレバー5の握り込みを解放したときに、該握りレバー5を開放位置に向け復元回動させるための復元バネ50は、前述した如く、作動シャフト7にスライド自在に嵌装して規制部材71により装設位置よりも後方へのスライド移動が阻止させてある係止部材70の前面側とボディaとの間に、係止部材70を後方に向け押し出すように渡架装設してある。
これにより、握りレバー5を握り込んで、支軸s中心に把持グリップ1に添う位置に向け回動させると、該握りレバー5に設けた角状の係合突起51が前方に回動することで、これに係合するボビン状の係止部材70が前方に押し出されて作動シャフト7上をスライドして前方移動し、この係止部材70とボディaとの間に渡架張設した復元バネ50を押し縮めていく。
このとき、係止部材70と作動シャフト7との間に渡架張設せるバネDはバネ圧が復元バネ50のバネ圧より強いことで、作動シャフト7との間に渡架された状態のままに保持されて、作動シャフト7を前方に押し出していき、その作動シャフト7前端側に設けた弁軸42を前方に動かし弁機構4を開弁に作動させる。そして、弁軸42の前方移動がポンプ装置Pの吸引ブロック62との衝合でエンドに達し、作動シャフト7の前方移動がストップすると、引き続いて行われる握りレバー5の握り込みによる回動で、係合突起51により前方に押し出される係止部材70は、バネDを押し縮めながら作動シャフト7上をスライドして前方に移動していく。この係止部材70のバネDを押し縮めながらの前方へのスライド移動は、バネDの圧縮がエンドに達するまで行われ、それにより係止部材70の移動がストップすることで、握り込みによる握りレバー5の回動はエンドとなる。
次に、握り込んだ握りレバー5の握り込みを開放すると、係合突起51による係止部材70を前方に押し出す圧力が消失することで、係止部材70はバネDの復元力により後方に押し出され、作動シャフト7上をスライドして後方に移動し、その移動で作動シャフト7に設けた規制部材71に衝合すると、それにより作動シャフト7と係合した状態となり、以後は復元バネ50のバネ圧で作動シャフト7と一緒に後方に移動していく。そして、この係止部材70の後方移動は、作動シャフト7の後端が、ボディa内の後端側に装備せしめてある調整装置8の調整ロッド80に突き当たって作動シャフト7の後方移動がストップすることで停止し、以後、この状態位置に復元バネ50のバネ圧により保持される。そして、この係止部材70の移動作動により、握りレバー5は係合突起51の回動作動で、把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動する。
このように構成しているこの実施例のシーラガンAは、弁機構4を開弁に作動させるために、握りレバー5を握り込んで行うその握りレバー5の回動作動が、復元バネ50を圧縮させながら係止部材70を前方移動させて、バネ圧の強いバネDを介して係合している作動シャフト7を一緒に前方移動させ、弁機構4を開弁作動させる前半側の回動と、開弁位置にストップしている作動シャフト7を復元バネ50のバネ圧でその位置に保持せしめた状態において、係止部材70を、バネ圧の強いバネDを押し縮めながら作動シャフト7に対してスライドさせて前方に移動させていく後半側の回動との2段階で行われるようになる。
このため、握りレバー5をそれの回動のエンド位置まで固く握り込んでシーラの塗布作業を行っている作業中において、握りなおすために、握りを緩めたときの握りレバー5の少しの復元回動が、作動シャフト7に対し係止部材70がスライドする後半側の回動範囲内で行えるようになって、握りなおしの操作が、弁機構4を確実に開弁に保持した状態で手軽に行えるようになる。
図4は、別の実施例のシーラガンの縦断側面図を示している。この実施例は、握りレバー5は、先端側の握り部5aと基端側の主体部5bとに2分してそれぞれ別体に形成し、先端側の握り部5aを基端側の主体部5bに対し、把持グリップ1に向かう方向に折曲回動自在に連結し、それらの間に、直列に連続する状態姿勢となるようバネDを渡架しておくが、そのバネは、握りレバー5を復元回動させる復元バネ50よりバネ圧を強くしたバネDを用いておくことで、握りレバー5を握り込むときの該握りレバー5の回動作動が、基端側の主体部5bと先端側の握り部5aとが一体に連続する状態で、復元バネ50を圧縮しながら行われる前半側の回動と、作動シャフト7のスライドのストップにより基端側の主体部5bの回動がストップして先端側の握り部5aがバネ圧の強いバネDを圧縮しながら主体部5bに対し折曲回動する後半側の回動との2段に行われるようにしている例である。
この図4に示している実施例のシーラガンAは、基本的な構成については前述の図3に示している実施例1のシーラガンと変わりがなく、同じ構成部材については同じ符号を付している。即ち、図4において、aはボディで、中空の筒状に成形してあって、基端側には、把持グリップ1が装設してあり、先端側には吐出筒2が設けてある。把持グリップ1の内部及びボディaの底部には、把持グリップ1の基端部に接続する供給管3で供給されてくるシーラをボディaの先端側の吐出筒2内に導く誘導路uが形設してある。また、ボディaの内腔で、先端側に寄る部位には、前記誘導路uを経て導かれてくるシーラの吐出筒2内に対する供給を断・接制御する弁機構4が収蔵され、ボディa内腔の中央部位には、弁機構4と、把持グリップ1の前面側に配位して支軸sにより前後に回動自在に軸支してある握りレバー5とを連繋する連繋機構Mが収蔵してある。
この連繋機構Mは、軸方向に長いシャフト状に形成して軸方向を前後方向に沿う姿勢としてボディa内に前後にスライド自在に収蔵せしめた作動シャフト7と、それの周面に固着装設したボビン状の係止部材70と、握りレバー5の上端部に角状に突設して前記係止部材70に係合させた係合突起51と、作動シャフト7を後方に押し出すようボディaと係止部材70との間に渡架張設した復元バネ50と、作動シャフト7の前端側に一体的に接続させて設けた弁機構4の弁軸42とで構成され、握りレバー5を握り込むと、それにより回動する係合突起51が係止部材70を復元バネ50のバネ圧に抗して前方に押し出し、作動シャフト7を前方移動させ、弁機構4の弁軸42に設けた弁座口41をボディaの内周側に設けた弁口40に合致させて、弁機構4を開弁に作動させ、握りレバー5の握り込みを開放すると、復元バネ50の復元力で、作動シャフト7が後方に移動し、係止部材70、係合突起51の作動で握りレバー5が把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動するように連繋させてある。
しかし、握りレバー5は、把持グリップ1とともに握り込むときに掌の指をかける先端側の握り部5aと、支軸s中心に回動する基端側の主体部5bとに2分してそれぞれを別体に形成してあって、その先端側の握り部5aを、基端側の主体部5bに対し、前記支軸sと平行する連結軸52により、把持グリップ1に向かう方向に沿い折曲回動自在に連結させてあり、かつ、この握り部5aと主体部5bとの間に、前記復元バネ50より強いバネ圧のバネDを、トーションバネに形成して握り部5aが主体部5bと直列に連続する状態姿勢となるように付勢するように渡架装設してある。そして、基端側の主体部5bの支軸s中心とする回動作動は、握りレバー5が握り込みの解放により復元バネ50で復元回動している状態位置を基点とし、その位置から把持グリップ1に近接していく方向に回動していくときの回動範囲を、係合突起51を介して連繋する作動シャフト7が、弁機構4を開弁に作動させた状態位置までに規制し、作動シャフト7が弁機構5を開弁させた位置でストップしたところで、この主体部5bの前記方向の回動作動が停止するようにしてある。
この主体部5bの回動を、弁機構4に開弁作動を行わせたところで停止させる規制手段は、主体部5bがその状態位置まで回動したときに該主体部5bが突き当たるロック部材を把持グリップ1の側に付設しておくことで足りるが、この例においては、作動シャフト7の前端側が、液だれ防止装置Bのポンプ装置Pの吸引ブロック62に突き当たってストップすることを利用し、これで規制するようにしている。
また、先端側の握り部5aの基端側の主体部5bに対する連結軸52中心とする回動は、握りレバー5を握り込む作動で、主体部5bの回動がロックされた状態時から開始し、握り部5aの内壁面が主体部5bに設けた規制片53に衝合して停止するまで行われる。
握り部5aは、それの上端側に、主体部5bの把持グリップ1に対し外側に位置する外板54の前面に当接する当板55を設けて、この当板55が主体部5bの外板54外面に当接することで、該握り部5aの主体部5bに対する外側への回動が阻止され、また、主体部5bと握り部5aとの間に渡架するバネDにより、この当板55が外板54に当接して外側回動が停止した位置に保持せしめてある。
なお、バネDは、この例では、トーションバネを用いているが、板バネ等の適宜のバネ材を用いてよい。
この実施例のシーラガンAは、握りレバー5を握り込むと、握りレバー5は、弁機構4を開弁作動させるまでは、主体部5bと握り部5aとがバネDのバネ圧で一体的に連結して一緒に回動するが、弁機構4を開弁作動させた後は、主体部5bは回動せず、握り部5aだけがバネDのバネ圧に抗して回動し、該握り部5aの内壁面が規制片53に衝合して停止まで回動するようになる。そして、この握りレバー5を握り込みにより回動させて弁機構4を開弁作動させるときに行われる握り部5aの主体部5bに対する回動は、握り部5aがバネDのバネ圧に抗して主体部5bに対し折曲回動することで、弁機構4をバネDのバネ圧で開弁の状態位置に保持し続ける状態で行われるようになる。
このため、握りレバー5の握り込みを握りなおすために、握り込みを緩めると、主体部5bは回動せず握り部5aだけが、主体部5bに対し回動するようになるので、弁機構4の作動に変化を生ぜしめずに、握りなおしが行えるようになる。
図5・図6は別の実施例を示している。
この例は、握りレバー5の握り込みにより、作動シャフト7をスライド作動させることで、弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50のバネ圧に抗して作動シャフト7を開弁位置に押し込んでいく前半側の回動作動と、弁機構4を開弁に作動させた状態に保持せしめて、復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDを圧縮しながら作動シャフト7をさらに押し込んでいく後半側の回動と、の2段に作動させ、この強いバネDを圧縮していく後半側の回動範囲で、握りなおしのための握り込みの緩め回動が行えるようにしている例である。
この例のシーラガンは、それの基本的な構成については、前述した実施例1のものと変わりがなく、ボディaの後半側には把持グリップ1が設けられ、その把持グリップ1の前面には、弁機構4に開弁・閉弁の作動を行うための握りレバー5が軸支されている。
そして、その握りレバー5の弁機構4に対する連繋は、ボディa内には作動シャフト7を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト7の前端側に弁機構4の弁軸42を、一体または一体的に連続させて設けて、その作動シャフト7の周面に設けたボビン状の係止部材70とボディaの内周面に設けた係止部10との間に渡架せる復元バネ50により後方に押し出すよう付勢しておき、握りレバー5には、作動シャフト7に設けた前記係止部材70と係合する係合突起51を設けて、この係合突起51と前記係止部材70とからなる連繋機構Mで握りレバー5と作動シャフト7を連繋することで、握りレバー5を握り込むと、それにより回動する握りレバー5の回動方向と逆方向に回動する係合突起51の作動で係止部材70が復元バネ50を押し縮めながら前方に動いて作動シャフト7とともに弁軸42を前方にスライドさせ、弁軸42の周面に設けた弁座口41がボディaの内周面に設けた弁口40と接合して開弁に作動し、握りレバー5の握り込みを放すと、作動シャフト7と弁軸42とが復元バネ50の復元力で後方に動いて、弁軸42に設けた弁座口41が弁口40から外れた位置に動き、閉弁に作動させるようにしてある、こと前述した実施例のものと変わりがない。
しかし、この例においては、作動シャフト7の前端側に設ける弁軸42は、作動シャフト7とは別体の筒状に形成して、作動シャフト7の前端部に形設した拡径軸部7aの外周に軸方向に可動に嵌装し、その筒状の弁軸42の後端側には、作動シャフト7の拡径軸部7aの脱出を阻止する係止片42aを植設し、前端側には、ボディa内に収蔵せしめる液だれ防止装置Bのポンプ装置Pのピストン61を一体的に連結してあり、これにより筒状の弁軸42内に嵌合する作動シャフト7の拡径部7aが、ピストン61の内面と係止片42aとの間を一定の距離だけ自在に摺動するようにしてある。
そして、この作動シャフト7の前端の拡径軸部7aは、内部に後方に向かう穴hを形設して、この穴h内に、拡径部7aをピストン61の内面から後方に押し出すよう、復元バネ50よりもバネ圧を強く設定したバネDを装設し、これにより弁軸42と拡径軸部7aを一体的に係合させている。
なお、図5・図6において、60は、内周面をシリンダ状に形成して、筒状のボディaの内側に嵌装したポンプ装置Pのケーシング、6aは、前記ケーシング60を後方に延長するようにボディa内に嵌装したスプリングカラー、Pは、前記弁軸42の前端に設けたピストン61と、シリンダ状のケーシング60と、そのケーシング60の前端に設けた吸引ブロック62と、その吸引ブロック62の後面と前記ピストン61の前面との間に形成される拡縮するポンプ室pと、そのポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ64とからなるポンプ装置を示す。このポンプ装置Pは、拡縮するポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ64の先端開口を、吐出筒2の吐出筒2内において、その筒先の吐出口20の近傍位置に臨ませてあり、握りレバー5の握り込みの解放作動で、弁軸42が作動シャフト7と共に後方に動いて、弁座口41が弁口40と接合する位置から後方にずれて、弁機構4を閉弁に作動させたときに、弁軸42と共にピストン61が図5にあるよう後方に動いてポンプ室pを拡張させて吸引作動を行い、閉弁時に吐出筒2の筒先に生じてくるシーラの液だれを、吸引・吐出パイプ64を経てポンプ室pに向け引き込み、液だれを消失せしめる液だれ防止装置Bを構成している。
この実施例のシーラガンは、握りレバー5を握り込んでいくときの作動及び握りレバー5の握り込みを解放していくときの作動が、次のようになる。
握りレバー5を握り込んでいくときは、まず、復元バネ50を押し縮めながら作動シャフト7を前方に押し出す。これにより、復元バネ50よりも強いバネ圧のバネDで作動シャフト7前端の拡径軸部7aに連繋している弁軸42とピストン61が前方に動いて、弁軸42に設けた弁座口41が弁口40と接続連通して、弁機構4を開弁の状態とする。
この状態から握りレバー5をさらに握り込んでいくと、弁軸42とピストン61はさらに前方に移動する。この前方移動は、ピストン61の前面側が吸引ブロック62の後面側に突き当たってストップするまで続けられる。この弁軸42の移動は、弁軸42の周面に設ける弁座口41を、軸方向の巾が広くなるように形成していることで、弁座口41が弁口40に接合した開弁状態を保持した状態で行われる。この作動シャフト7の拡径軸部7aの動きがストップすることにより握りレバー5の握り込みの回動がストップし、握り込み作動はエンドとなる。
次に握りレバー5の握り込みを緩めていくと、まず、強いバネDが伸び出して拡径部7aが弁軸42に設けた係止片42aに突き当たるまで、作動シャフト7だけを後方に移動させる。この作動シャフト7の移動の間、弁軸42とピストン61は、バネDのバネ圧で前方に移動した位置に保持される。さらに握り込みを緩めていくと、バネDと係止片42aとにより拡径部7aと連結状態にあるピストン61と弁軸42とが、作動シャフト7と共に、後方に動いて、弁機構4を閉弁に作動させるようになる。
このことから、この実施例手段のものは、握りレバー5を握りなおすための握り込みを緩める操作作動が、弁機構4を開弁に保持せしめた状態で行えるようになる。
図7・図8は、さらに別の実施例を示している。この実施例は、前述の実施例3の変形例である。この例は、握りレバー5を握り込みにより、握り込み方向に回動させて弁機構4を開弁させる作動が、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を動かし、その作動シャフト7に装着支持せしめた弁機構4の弁軸42を開弁位置に動かす握りレバー5の前半側の回動作動と、その弁軸42を開弁位置に保持せしめた状態で復元バネ50よりバネ圧を強くした第2のバネDを押し縮めながら作動シャフト7だけを前方に動かす握りレバー5の後半側の回動とで行われるようにしていることは、前述の実施例3と同様であるが、復元バネ50より強いバネ圧に設定して作動シャフト7に作用させるバネDの装設位置を変えている例である。
即ち、前述の実施例3では、ポンプ装置Pのピストン61と一体に連続する筒状形成した弁軸42を、作動シャフト7と別体に形成し、これを作動シャフト7の前端側に形成した拡径部7aの外周に嵌装して、筒状の弁軸42に対し、作動シャフト7の拡径部7aが、筒状の弁軸42の後端に設けた係止片42aに突き当たるまでの間をスライドするようにしておいて、弁軸42と一体に連結するピストン61の内面と拡径部7aとの間に第2のバネであるバネ圧の強いバネDを設けている。
これに対し、この実施例では、作動シャフト7の前端側は拡径軸部7aを設けずに同径で連続する軸杆状の嵌合軸部7bに形成して、ポンプ装置Pのピストン61が蓋状に連続する有底の筒状に形成した弁軸42内に摺動自在に嵌挿して、その作動シャフト7の前端の軸芯部に植設したピン状の連繋金具gを、ピストン61の軸芯部に開設した透孔を介しピストン61の前面側に突出させ、その連繋金具gの突出端部に、抜け止めの止め金具7cを設けることで、筒状の弁軸42が連繋金具gにより規制された一定の距離dを作動シャフト7に対し動くようにしておく。そして、バネ圧の強い第2のバネDは、筒状の弁軸42の後端と、作動シャフト7の周面に設けた係止片kとの間に設けるようにしている。
この実施例は、握りレバー5を握り込んでいくと、その握りレバー5の握り込み回動の前半では、復元バネ50を押し縮めながら、作動シャフト7と弁軸42およびピストン61が前方に動き、それにより、ピストン61が吸引ブロック62に突き当たり、ピストン61と弁軸42の動きがストップすると、強いバネDを押し縮めながら作動シャフト7が前方に動き、そのシャフト7の前端がピストン61に衝合してストップすることで握りレバー5の握り込みの回動がエンドになって、前述の実施例3と同様に握りレバー5の握り込みの回動が、復元バネ50を押し縮めていく前半側の回動とバネ圧の強いバネDを押し縮めていく後半側の回動との2段に行われるようになる。
そして、握りレバー5の握り込みを放していくときの作動は、まず、バネ圧の強いバネDが伸び出して、ピストン61及び弁軸42とを押し込んだ位置に保持して作動シャフト7だけを後方にスライドさせ、それによりピストン61及び弁軸42が作動シャフト7に係合したところで、復元バネ50により作動シャフト7とピストン61及び弁軸42とが一緒に後方に移動させるように2段に作用するようになる。
このため、握りレバー5を握りなおすために握り込みを緩める作動が、バネDを伸び出させる作動の範囲で行えて、弁機構4を閉弁させることなく握りなおせるようになる。
図9・図10は別の実施例を示す。この例は、前述の実施例4の変形例である。弁機構4の弁軸42は、作動シャフト7とは別体の筒状に形成して、その弁軸42の前端側の開口端に液だれ防止装置Bのポンプ装置Pのピストン61を、盲蓋状に一体に連続させて取り付け、このピストン61と一体の弁軸42の内腔に作動シャフト7の前端側に形成した軸杆状の嵌合軸部7bを摺動自在に嵌挿し、その嵌合軸部7bの前端に突設したピン状の連繋金具gの突出端側を、ピストン61の軸芯部に開設した透孔に摺動自在に挿通して、突出端に抜け止めの止め金具7cを設けることで、ピストン61と一体に連続する弁軸42が作動シャフト7に対し、ピン状の連繋金具gの長さにより規制された一定の距離dだけスライドするようにしておいて、作動シャフト7とボディaとの間に復元バネ50を渡架装設し、作動シャフト7の周面に設けた係止片kと筒状とした弁軸42の後端面との間に前記復元バネ50よりバネ圧を強くしたバネDを渡架装設して、握りレバー5を握り込んでいくときの作動が、復元バネ50を圧縮していく前半側の回動と、バネ圧を強くしたバネDを圧縮していく後半側の回動との2段に行われるようにしていることについては前述の実施例4と変わりがない。
しかし、この実施例5は、ピストン61と一体に連続させて成形した弁軸42の内腔に、摺動自在に嵌挿せしめる作動シャフト7の前端側に形成した軸杆状の嵌合軸部7bを、それの周面に弁軸42に設けた弁座口41と連通するシーラの誘導路u’を設けて、弁機構4より下流側の誘導路uの構成部材に利用している点において前述の実施例4と相違する構成としたシーラガンである。
図11・図12は、弁軸42を作動シャフト7とは別体に形成し、かつ、その弁軸42を筒状に形成して、前端側にポンプ装置Pのピストン61を一体に連続させて設けておき、この弁軸42の内腔に、作動シャフト7の前端部を摺動自在に嵌挿し、その摺動範囲を作動シャフト7の前端部に設けたピン状の連繋金具gにより規制するときの、そのピン状の連繋金具gを植設するときの、そのピン状の連繋金具gの変形例を示している。ピン状の連繋金具gは、作動シャフト7とは別体のネジ軸に形設してあって、作動シャフト7の前端部を弁軸42の内腔に嵌挿した状態において、ピストン61の外側からピストン61の中心部に開設した透孔を介して先端側を挿し込み、作動シャフト7の前端面に先端のネジ部を螺合して取り付け、これにより、作動シャフト7の前方移動で、その作動シャフト7の前端部の端面がピストン61の後面側に突き当たり、ピン状の連繋金具gがピストン61の前面側に突出した状態となった位置から、作動シャフト7の後退で、ネジ軸としたピン状の連繋金具gの頭部が、ピストン61の前面側に衝合してピストン61と係合する状態位置となる間を、弁軸42が作動シャフト7に対し自在に摺動するように規制している。この実施例は、前述の実施例3、実施例4のものと同様に作用する。
図13及び図14は、さらに別の実施例を示している。この例は、前述の実施例が、作動シャフト7と弁軸42とを別体に形成しているのに対し、作動シャフト7の前端側に装設する弁機構4の弁軸42を、作動シャフト7の前端に一体または一体的に連続させて設け、かつ、この弁軸42を、弁機構4の前面側に配位してボディa内に組み込む液だれ防止装置Bのポンプ装置Pのピストン61と略同径の拡径軸状に形成し、その拡径軸状とした弁軸42の前端を、前記ポンプ装置Pのピストン61に対し、弁軸42の前端側に植設せるピン状の連繋金具gを介して、一定の距離dを可動に組み付け、この弁軸42の前端面とピストン61の後端面との間に、作動シャフト7に作用させる復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDを渡架装設して、ピストン61と弁軸42との間がこのバネDにより押し拡げられるようにしている例である。
この例では、握りレバー5を握り込んで回動させると、作動シャフト7が復元バネ50を圧縮させながら前方にスライドして弁軸42を前方に動かし、弁軸42に設けた弁座口41がボディa内周側に設けている弁口40と合致する開弁位置に動かし、図14に示す状態とする。このとき、弁軸42の前端に組み付けてあるピストン61が一緒に前方に動き、ポンプ装置Pの吸引ブロック62と衝合するようになって、吸引ブロック62とピストン61との間に形成されるポンプ室pを圧縮し、ポンプ装置Pに吐出作動を行わせる。
この状態からさらに握りレバー5を握り込むと、吸引ブロック62に突き当たっているピストン61が前方に動かないことで、作動シャフト7と弁軸42だけが、バネ圧を強く設定したバネDを圧縮しながら前方に移動する。この移動の間、弁軸42に設けた弁座口41の軸方向の巾が広くなっていることで、弁口40と合致した状態を続け、弁機構4を開弁の状態に保持し続ける。また、ポンプ装置Pも吐出作動を行った状態を保持し続ける。この弁軸42の移動は、ピン状の連繋金具gの長さにより設定された一定の距離dを動いて、弁軸42がピストン61に突き当たるか、バネDの圧縮がエンドに達することでストップする。そして、その作動シャフト7のストップにより握りレバー5の握り込みによる回動はエンドとなる。
また、握りレバー5の握り込みを緩めると、バネ圧の強いバネDの復元作動で弁軸42と作動シャフト7とが、連繋金具gにより規制された一定の距離dだけ後方に動き、図14にて実線に示している状態位置を占める。このとき、弁機構4は弁座口41の軸方向の巾が広く形成してあることで、開弁の状態を保持し続ける。また、ポンプ装置Pもピストン61が吸引ブロック62に押し付けられた状態にあることで、吐出作動を行った状態の保持される。
握り込みをさらに緩めると、復元バネ50のバネ圧で作動シャフト7と弁軸42がさらに後方に動いて、図13に示す状態となり弁軸42に設けた弁座口41が弁口40から外れて弁機構4を閉弁させ、また、連繋金具gで弁軸42に連繋しているピストン61が吸引ブロック62から後退して、ポンプ装置Pに吸引作動を行わすようになる。
従って、この実施例6のシーラガンは、握りレバー5の握り込みにより作動シャフト7をスライド作動させて弁機構4を開弁させるときの握りレバー5の回動作動を、復元バネ50を圧縮させながら作動シャフト7を開弁位置に押し込んでいく前半側の回動作動と、弁機構4を開弁に作動させた状態に保持せしめて復元バネ50よりバネ圧を強く設定したバネDを圧縮しながら作動シャフト7をさらに押し込んでいく後半側の回動作動と、の2段に作動するようになり、前述の各実施例のものと同様に、強いバネ圧のバネDを圧縮していく後半側の回動範囲で、作業中における握りレバー5を握りなおす操作のための、握りレバー5の握り込みの緩めが行えるようになる。
この実施例のシーラガンは、基本的な構成については前述した実施例のものと変わりがなく、同じ構成部材については同一の符号を付して詳しい説明は省略している。
なお、図13・図14において、u’は、弁軸42の内部に形設した弁機構4より下流側のシーラの誘導路を示している。
図15は、さらに別の実施例を示している。この例は、前述の実施例6の変形例である。作動シャフト7の前端側に装設する弁軸42を、作動シャフト7と一体または一体的に連続させて設けていること、その弁軸4は、ポンプ装置Pのピストン61と略同径とした拡径軸部7aを作動シャフト7の前端側に設けて、この拡径軸部7aで形成していること、この弁軸42の前端側に、ポンプ装置Pのピストン61を、連繋金具gを介し連繋して、そのピストン61に対しいっていの距離dに規制された範囲内で進退自在としていること、この弁軸42を、シリンダ状に形成してボディa内に嵌装してあるケーシング60内に摺動自在に嵌合させていること、作動シャフト7に設けたボビン状の係止部材70とボディa内周面に設けた係合部との間に復元バネ50を渡架装設して作動シャフト7を後方に押し出していること、弁軸42とピストン61との間に復元バネ50より強いバネ圧のバネDを渡架装設して弁軸42をピストン61から後方に押し出すようにしていること、については前述の実施例6のものと変わりがない。
前述の実施例6のものと相違している点は、弁軸42とピストン61とを連繋する連繋金具gを、弁軸42の前端面の中心部に、弁軸42から突出する軸杆を一体に連続させて形成し、この軸杆をピストン61の軸芯部に開設した透孔に挿通して、ピストン61の前面側に突出させ、突出端に抜け止め金具7cを取り付けて、ピストン61と弁軸42とを連繋させている点と、拡径軸部に形成した弁軸42には周面に軸方向の巾を広くした弁座口41を環状に形設するだけで内部にシーラの誘導路u’を設けない形態としている点だけであり、前述の実施例6のものと同様に機能し作用する。
A シーラガン
B 液だれ防止装置
C バネ
D バネ
M 連繋機構
P ポンプ装置
S シーラの液だれ
a ボディ
b 嵌合軸部
d 距離
e 規制金具
f 係止金具
g 連繋金具
h 穴
k 係止片
p ポンプ室
s 支軸
u 誘導路
u’ シーラの誘導路
1 把持グリップ
1a カバー
2 吐出筒
2a 拡径部
20 吐出口
3 供給管
4 弁機構
40 弁口
41 弁座口
42 弁軸
5 握りレバー
5a 握り部
5b 主体部
50 復元バネ
50a 係止部
51 係合突起
52 連結軸
53 規制片
54 外板
55 当板
6a スプリングカラー
60 ケーシング
61 ピストン
62 吸引ブロック
63 吸引・吐出口
64 吸引・吐出パイプ
7 作動シャフト
7a 拡径軸部
7b 嵌合軸部
7c 止め金具
70 係止部材
71 規制部材
72 係止部
8 調整装置
80 調整ロッド

Claims (9)

  1. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)と一緒に握り込めるようその把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)の弁軸(42)を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁に作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    スライド作動により弁機構(4)を開弁・閉弁に作動さす作動シャフト(7)と連繋する握りレバー(5)に、作動シャフト(7)を閉弁とする側に移動させるよう付勢する復元バネ(50)と、その復元バネ(50)よりバネ圧を強く設定したバネ(D)とを連繋させて設けて、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁させるときの握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を開弁位置に動かす前半側の回動作動と、作動シャフト(7)を復元バネ(50)により開弁位置に保持せしめたまま、復元バネ(50)より強く設定したバネ(D)を圧縮していく後半側の作動との、2段の作動とし、握りレバー(5)を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、この後半側の回動範囲内において弁機構(4)を開弁に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  2. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)と一緒に握り込めるようその把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)の弁軸(42)を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内には、握りレバー(5)の握り込み作動による弁機構(4)の開弁作動と握りレバー(5)の握り込みの解放作動による弁機構(4)の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置(P)の拡縮するポンプ室(p)に接続せる吸引・吐出パイプ(64)の先端開口を、ボディ(a)の先端側に装設せる吐出筒(2)内に開口せしめ、かつ、スライド作動により弁機構(4)を閉弁・開弁に作動さす作動シャフト(7)と連繋する握りレバー(5)に、作動シャフト(7)を閉弁とする側に移動さすよう付勢する復元バネ(50)と、その復元バネ(50)よりバネ圧を強く設定したバネ(D)とを連繋させて設け、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁させるときの握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を開弁位置に動かす前半側の作動と、作動シャフト(7)を復元バネ(50)により開弁位置に保持せしめたまま、復元バネ(50)よりバネ圧を強く設定したバネ(D)を圧縮していく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構(4)を開弁に保持せしめ、液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を吐出作動状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  3. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を弁軸(42)の作動により断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構(4)の弁軸(42)を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構(4)を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)を閉弁とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁に作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    作動シャフト(7)には、筒状に形成した係止部材(70)を、軸方向に摺動自在に嵌装して、作動シャフト(7)に対する後方への移動を規制部材(71)により規制し、前方への移動を該作動シャフト(7)の周面に設けた係止部(72)と係止部材(70)との間に渡架せるバネ(D)により規制し、かつ、そのバネ(D)のバネ圧は復元バネ(50)のバネ圧より強く設定しておき、握りレバー(5)の握り込みにより、復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を弁機構(4)を開弁とする側にスライドさせるときの握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を開弁位置に動かす前半側の回動作動と、作動シャフト(7)を復元バネ(50)により開弁の状態位置に保持せしめたまま、その作動シャフト(7)に対しボビン状の係止部材(70)を、強いバネ圧のバネ(D)を押し縮めながらスライドさせていく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす操作の際の握り込みの緩め回動が、係止部材(70)を作動シャフト(7)に対して動かす後半側の回動範囲内において、弁機構(4)を開弁に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  4. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を弁軸(42)の作動により断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構(4)の弁軸(42)を一体または一体的に設けて、スライド作動により弁機構(4)を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)を閉弁とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内には、握りレバー(5)の握り込み作動による弁機構(4)の開弁作動と握りレバー(5)の握り込みの解放作動による弁機構(4)の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置(P)の拡縮するポンプ室(p)に接続せる吸引・吐出パイプ(64)の先端開口を、ボディ(a)の先端側に装設せる吐出筒(2)内に開口せしめ、
    作動シャフト(7)には、筒状に形成した係止部材(70)を、軸方向に摺動自在に嵌装して、作動シャフト(7)に対する後方への移動を規制部材(71)により規制し、前方への移動を、該作動シャフト(7)の周面に設けた係止部(72)と係止部材(70)との間に渡架せるバネ(D)のバネ圧により規制し、かつ、そのバネ(D)のバネ圧は復元バネ(50)のバネ圧より強く設定しておいて、握りレバー(5)の握り込みにより復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を弁機構(4)を開弁とする側にスライドさせるときの握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮させながら作動シャフト(7)を開弁方向のエンドまで動かす前半側の作動と、作動シャフト(7)を復元バネ(50)のバネ圧により開弁の状態位置に保持せしめた状態においてその作動シャフト(7)に対しボビン状の係止部材(70)を、バネ(D)を押し縮めながら作動シャフト(7)上をスライドさせていく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす操作の際の握り込みの緩め回動が、係止部材(70)を作動シャフト(7)に対して動かす後半側の回動範囲内において、弁機構(4)を開弁に保持せしめ、液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を吐出作動に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  5. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)と一緒に握り込めるようその把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)の弁軸(42)を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    把持グリップ(1)の前面側に配位してボディ(a)に軸支する握りレバー(5)は、把持グリップ(1)とともに該握りレバー(5)を握り込むときの掌の指のかかる先端側の握り部(5a)と、支軸(s)に軸支されて前後方向に回動する基端側の主体部(5b)とに2分し、その先端側の握り部(5a)と基端側の主体部(5b)とを、握り部(5a)が主体部(5b)に対し直列に連続する姿勢位置から把持グリップ(1)に沿う姿勢位置との間を自在に折曲回動するよう軸着連結し、かつ、握り部(5a)と主体部(5b)との間に、握り部(5a)を主体部(5b)と直列に連続する状態位置に向け回動さすよう付勢するバネ(D)を復元バネ(50)より強いバネ圧に設定して付設し、そのバネ(D)のバネ圧により先端側の握り部(5a)を基端側の主体部(5b)に対し直列に連続する状態姿勢に保持せしめて、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁作動させるときの握りレバー(5)の回動作動を、主体部(5b)と握り部(5a)とが一緒に回動して復元バネ(50)を圧縮しながら作動シャフト(7)を開弁位置に動かす前半側の作動と、握り部(5b)だけが復元バネ(50)により作動シャフト(7)を開弁位置に保持せしめたまま強いバネ圧のバネ(D)を圧縮しながら回動する後半側の作動との2段の作動とし、握りレバー(5)を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構(4)を開弁に保持せしめた状態において行われるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  6. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前記弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置と閉弁位置とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を、軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に一体または一体的に連結せしめて設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)と一緒に握り込めるようその把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)の弁軸(42)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)の弁軸(42)を閉弁位置とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内には、握りレバー(5)の握り込み作動による弁機構(4)の開弁作動と握りレバー(5)の握り込みの解放作動による弁機構(4)の閉弁作動とに、それぞれ連動して吐出作動と吸引作動とを行う液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み収蔵せしめ、そのポンプ装置(P)の拡縮するポンプ室(p)に接続せる吸引・吐出パイプ(64)の先端開口を、ボディ(a)の先端側に装設せる吐出筒(2)内に開口せしめ、把持グリップ(1)の前面側に配位してボディ(a)に軸支する握りレバー(5)は、把持グリップ(1)とともに該握りレバー(5)を握り込むときの掌の指のかかる先端側の握り部(5a)と、支軸(s)に軸支されて前後方向に回動する基端側の主体部(5b)とに2分し、その先端側の握り部(5a)と基端側の主体部(5b)とを、握り部(5a)が主体部(5b)に対し直列に連続する状態位置に向け回動さすよう付勢するバネ(D)を復元バネ(50)より強いバネ圧に設定して付設し、そのバネ(D)のバネ圧により先端側の握り部(5a)を基端側の主体部(5b)に対し直列に連続する状態姿勢に保持せしめて、
    握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁作動させるときの握りレバー(5)の回動作動を、主体部(5b)と握り部(5a)とが一緒に回動して復元バネ(50)を圧縮しながら作動シャフト(7)を開弁位置に動かす前半側の作動と、握り部(5b)だけが復元バネ(50)により作動シャフト(7)を開弁位置に保持せしめたまま強いバネ圧のバネ(D)を圧縮しながら回動する後半側の作動との2段の作動とし、握りレバー(5)を握りなおす際の握り込みの緩め回動が、後半側の回動範囲内において、弁機構(4)を開弁に保持せしめ液だれ防止装置(B)のポンプ装置(p)を吐出作動に保持せしめた状態において行われるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  7. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を弁軸(42)の作動により断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構(4)の弁軸(42)を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構(4)を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)を閉弁とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内の先端側には、シリンダ状のケーシング(60)と、そのケーシング(60)の前端側に取り付ける吸引ブロック(62)と、ケーシング(60)内を前後に往復動するピストン(61)と、そのピストン(61)と前記吸引ブロック(62)との間に形成される拡縮するポンプ室(p)と、そのポンプ室(p)に基端側が接続し先端側が吐出筒(2)内において吐出口(20)の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ(64)と、からなる液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み、
    作動シャフト(7)の前端側に設ける弁機構(4)の弁軸(42)は、作動シャフト(7)とは別体の円筒状に形成して、前端側を前記ポンプ装置(P)のピストン(61)の後面側に一体または一体的に連続させ、
    作動シャフト(7)は、それの前端側に、前記円筒状の弁軸(42)内に嵌合する嵌合軸部(7a)を形成して、その嵌合軸部(7a)内に摺動自在に嵌合し、規制金具(e)により摺動範囲を一定の距離(d)に規制して弁軸(42)に組み付け、この嵌合軸部(7a)と前記弁軸(42)に連続するピストン(61)との間に、嵌合軸部(42)を弁軸(42)から押し出す方向に付勢するバネ(D)を、復元バネ(50)より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁させるときの、握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮しながら作動シャフト(7)と弁軸(42)とを開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネ(D)を圧縮しながら作動シャフト(7)を弁軸(42)内に押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構(4)を開弁に保持せしめ液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  8. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を弁軸(42)の作動により断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構(4)の弁軸(42)を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構(4)を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)を閉弁とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内の先端側には、シリンダ状のケーシング(60)と、そのケーシング(60)の前端側に取り付ける吸引ブロック(62)と、ケーシング(60)内を前後に往復動するピストン(61)と、そのピストン(61)と前記吸引ブロック(62)との間に形成される拡縮するポンプ室(p)と、そのポンプ室(p)に基端側が接続し先端側が吐出筒(2)内において吐出口(20)の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ(64)と、からなる液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み、作動シャフト(7)の前端側に設ける弁機構(4)の弁軸(42)は、作動シャフト(7)とは別体の円筒状に形成して、前端側を前記ポンプ装置(P)のピストン(61)の後面側に一体または一体的に連続させ、作動シャフト(7)は、それの前端側に、前記円筒状の弁軸(42)内に嵌合する嵌合軸部(7a)を形成して、その嵌合軸部(7a)内に摺動自在に嵌合し、規制金具(e)により摺動範囲を一定の距離(d)に規制して弁軸(42)に組み付け、円筒状の弁軸(42)の後端部と作動シャフト(7)の周面に設けた係止金具(f)との間に、嵌合軸部(42)を弁軸(42)から押し出す方向に付勢するバネ(D)を、復元バネ(50)より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁させるときの、握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮しながら作動シャフト(7)と弁軸(42)とを開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネ(D)を圧縮しながら作動シャフト(7)を弁軸(42)内に押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構(4)を開弁に保持せしめ液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
  9. 筒状に形成して基端側に把持グリップ(1)を具備せしめ、先端側には筒先に吐出口(20)を開設した吐出筒(2)を接続して設けたボディ(a)の内部に、供給管(3)から導入されるシーラを吐出筒(2)に導く誘導路(u)と、その誘導路(u)の前記吐出筒(2)に対する連通を弁軸(42)の作動により断・接する弁機構(4)と、を収蔵せしめるとともに、前端側に前記弁機構(4)の弁軸(42)を一体または一体的に設けてスライド作動により弁機構(4)を開弁と閉弁とに切り替え作動させる作動シャフト(7)を軸方向にスライド自在に収蔵せしめ、その作動シャフト(7)には、前端側に設けた弁軸(42)が閉弁位置を占める側に動く方向に該作動シャフト(7)を押し出すよう付勢する復元バネ(50)を連繋し、この作動シャフト(7)と、前記把持グリップ(1)の前面側に軸支せる握りレバー(5)とを、握りレバー(5)の握り込みにより、作動シャフト(7)が弁機構(4)を開弁位置とする側に動き、握りレバー(5)の握り込みの解放により、作動シャフト(7)が復元バネ(50)のバネ圧で弁機構(4)を閉弁とする側に動くよう連繋機構(M)を介して連繋して、握りレバー(5)の握り込みにより弁機構(4)が開弁作動してシーラを吐出筒(2)の筒先から吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)が閉弁に作動してシーラの吐出を停止させるシーラガンにおいて、
    ボディ(a)内の先端側には、シリンダ状のケーシング(60)と、そのケーシング(60)の前端側に取り付ける吸引ブロック(62)と、ケーシング(60)内を前後に往復動するピストン(61)と、そのピストン(61)と前記吸引ブロック(62)との間に形成される拡縮するポンプ室(p)と、そのポンプ室(p)に基端側が接続し先端側が吐出筒(2)内において吐出口(20)の近傍位置に臨む吸引・吐出パイプ(64)と、からなる液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を組み込み、作動シャフト(7)の前端側に設ける弁機構(4)の弁軸(42)は、作動シャフト(7)の前端部に前記ポンプ装置(P)のピストン(61)と略同径の拡径軸部(7b)を一体に連続させて形成して、その拡径軸部(7b)をもって弁軸(42)に構成し、その弁軸(42)と前記ポンプ装置(P)のピストン(61)とを、ピストン(61)に設けた透孔と弁軸(42)に設けてその透孔に嵌挿せる連繋金具(g)により、一定の距離(d)を隔てて対向する状態と互いに衝合し合う状態とに変化するよう連繋し、この弁軸(42)の前端とピストン(61)との間に、ピストン(61)と弁軸(42)との間隔を押し拡げるように作用するバネ(D)を、前述復元バネ(50)より強いバネ圧に設定して渡架装設して、握りレバー(5)の握り込みにより作動シャフト(7)をスライドさせて弁機構(4)を開弁させるときの握りレバー(5)の回動作動を、復元バネ(50)を圧縮しながら作動シャフト(7)とともに弁軸(42)を開弁位置に押し込んでいく前半側の作動と、強いバネ(D)を圧縮しながら作動シャフト(7)とともに弁軸(42)をピストン(61)と衝合するまで押し込んでいく後半側の作動との、2段に作動させ、握りレバー(5)を握りなおす際の緩め回動が、後半側の回動範囲内において弁機構(4)を開弁に保持せしめ液だれ防止装置(B)のポンプ装置(P)を吐出作動の状態に保持せしめた状態で行えるようにしたことを特徴とするシーラガン。
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CN112570203A (zh) * 2020-11-30 2021-03-30 华中科技大学鄂州工业技术研究院 自动点胶枪及控制方法

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JPH01110873U (ja) * 1988-01-19 1989-07-26

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