JP2012100382A - 充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム - Google Patents
充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012100382A JP2012100382A JP2010244163A JP2010244163A JP2012100382A JP 2012100382 A JP2012100382 A JP 2012100382A JP 2010244163 A JP2010244163 A JP 2010244163A JP 2010244163 A JP2010244163 A JP 2010244163A JP 2012100382 A JP2012100382 A JP 2012100382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- charger
- charge
- abnormality
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 56
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 116
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 22
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 8
- 238000011084 recovery Methods 0.000 abstract description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 11
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 8
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】充電器から電動車のバッテリーユニットへの充電に係る充電制御方法であって、充電器からバッテリーユニットへの出力が有る状態(S1)で異常が発生した際、充電器からの出力が無い状態(S2)へ一旦遷移させた後、待機状態(S3)へと遷移させ、所定時間以内に異常が復帰した際には、待機状態(S3)より充電器からの出力が有る状態(S1)へと遷移させ、異常が復帰した時点から充電を再開させる一方、異常が復帰しない状態で所定時間が経過した後は、待機状態(S3)より充電停止状態(S4)へと遷移させる充電制御方法、並びにこれを適用した充電制御装置およびバッテリー充電システムとする。
【選択図】図2
Description
それゆえ、外部電源の電源電圧が所定範囲内にあるにもかかわらず、CAN等の通信異常が発生した場合等の異常が発生したときには、充電制御装置は充電器が正常状態にないと判定して充電を停止してしまう場合があり、停電のケース同様、やはりユーザーに対し、未充電または充電不足により電動車を利用することができないという重大な不利益をもたらすおそれがあった。
しかしながら、充電器自体が致命的なトラブルを抱えている可能性が少ない、上記異常の発生から復帰までの時間が僅かなケースについてまで、充電再開時において空のバッテリーを一から充電する場合等と同じ制御シーケンスを一々繰り返すこととすると、充電制御装置が充電指示を受けた際、充電制御を行うに当たって必要となるバッテリーユニットの端子電圧、温度、またはバッテリーユニットの容量および充電量(SOC)等の各種データを一旦読み込んでから、これらを参考に充電器の制御状態を一々指示する時間が必要となる。
さらに、仮に充電器が電流増加率に基づいて初期値から目標値に到達するまで出力電流値を徐々に増加させる徐変電流制御による充電を行わせる制御シーケンスを有するものであれば、異常から復帰して充電を再開させる度に、再開時の充電出力が小さい時間を一々経ることを要するので、充電再開から充電完了までの時間の短縮化を図るに当たって妨げとなっていた。
(1)充電器から電動車のバッテリーユニットへの充電に係る充電制御方法であって、
前記充電器から前記バッテリーユニットへの出力が有る状態で異常が発生した際には、前記充電器からの出力が無い状態へ一旦遷移させた後、待機状態へと遷移させ、
所定時間以内に前記異常が復帰した際には、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させ、前記異常が復帰した時点から前記充電を再開させる一方、
前記異常が復帰しない状態で前記所定時間が経過した後は、前記待機状態より充電停止状態へと遷移させる、
ことを特徴とするものである。
(2)前記所定時間以内に前記異常が復帰し、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させる際、前記充電器からの最大出力で充電を再開させることが好ましい。
(3)前記所定時間以内に前記異常が復帰し、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させる際、さらに、当該復帰時点における前記バッテリーユニットの内部充電電圧値または充電量が規定値以上であるか否かを判定し、
前記内部充電電圧値または前記充電量が規定値以上である場合には、前記充電器からの最大出力で充電を再開させる一方、
前記内部充電電圧値または前記充電量が規定値未満である場合には、徐変電流制御により前記充電を再開させることが好ましい。
(4)前記異常が発生した際、その時点における充電状態を記憶させ、前記所定時間以内に前記異常が復帰した際には、当該記憶させておいた前記異常発生時点における充電状態から充電を再開させることが好ましい。
(5)前記所定時間経過後に前記異常が復帰した際、前記バッテリーユニットの充電を新たに開始させるのと同一要領で前記充電を再開させることが好ましい。
(6)前記所定時間が0<t≦5[min](t:時間)であることが好ましい。
(7)電動車のバッテリーユニットを充電する充電器の充電制御装置であって、中央処理装置と、ROMおよびRAMからなるメモリと、計時用タイマと、A/D変換器およびD/A変換器からなる入出力インタフェースとを含むマイクロコンピュータより構成され、前記バッテリーユニット内のバッテリー制御ユニット、前記充電器、そして前記電動車を制御する車両制御ユニットと接続されており、さらに、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の充電制御方法により前記充電器の制御を行うよう構成されていることを特徴とするものである。
(8)電動車のバッテリーユニットを充電するバッテリー充電システムであって、
前記電動車を制御する車両制御ユニットと、
前記バッテリーユニットを充電する充電器と、
前記充電器に前記バッテリーユニット充電用の電力を供給する外部電源と、
前記充電器の動作を制御する、上記(7)に記載の充電制御装置と、
からなることを特徴とするものである。
また本発明によれば、所定時間以内に異常が復帰した際には、直ちに充電出力有り状態へ遷移させて充電を再開させることが可能であり、充電再開から充電完了までの時間をより短縮することができる。
図1に、本発明に係る充電制御装置1を備え、本発明に係る充電制御方法によって制御されるバッテリー充電システム10の一実施例に係るブロック図を示す。
本実施例に係るバッテリー充電システム10は、充電制御装置1と、車載充電器2と、バッテリーおよびバッテリー制御ユニットを含むバッテリーユニット3と、車両制御ユニット(EV−ECU)4とからなっている。充電制御装置1と、車載充電器2と、バッテリーユニット3と、車両制御ユニット4とは、CAN(Controller Area Network )を介して相互通信可能に接続されている。
一方、車載充電器2は、外部電源5から供給される低電圧(例えばAC100VまたはAC200V)の交流電力を、上記高電圧の直流電力に変換してバッテリーユニット3に供給する。
なお、本発明の制御方法の適用対象は車載充電器2であっても、上記不図示の設置型充電器であっても良く、以下、特に断りのない限り、両者を充電器2と総称して説明を進めることとする。
バッテリーユニット3の正負端子は、充電器2に接続されるほか、不図示の走行用モータ駆動用インバータに接続されている。インバータはバッテリーユニット3を電源として、車両制御ユニットからの指令に従い走行用モータを駆動する。
次に、図2〜5を用いて、本実施例により行われる充電制御につき説明する。図2は、本実施例により行われる充電制御に伴い変化する各状態を示す状態遷移図、図3は本実施例の充電制御方法の概略を示すフローチャート、図4は本実施例の充電制御方法の詳細な流れを説明するフローチャート、そして図5は本実施例の充電制御方法を適用した場合における出力電流とバッテリー電圧との関係を示すグラフである。
図5に示す通り、本実施例では、充電器2の制御状態は定電流制御と定電力制御と定電圧制御とに分けられる。これらの制御状態は、充電制御装置1の制御下で切り替えられる。
しかしながら、本願発明は、以下に説明する通り、停電オンオフ信号Siのようなものを利用せず、また停電中における補助バッテリー24の使用を最小限にすることを発明の課題または効果とするものではない。さらに本願発明は、停電以外の異常についても対応可能であり、この点からも、両者の発想の原点が異なるものであることは明白である。
S1(充電中、出力あり)とは、充電開始後、文字通り充電中、すなわち充電器2からの出力が有る状態を指すものとする。
S2(充電中、出力無し)とは、充電器2のステータス、つまり充電状態としては正常状態(=充電中)のままであるが、その時点における充電目標値がゼロを指している、すなわち出力無しの状態を指すものとする。
S3(充電待機)とは、充電器2のステータス、つまり充電状態を充電中から解除して、充電準備をしている状態(充電器の電源オン)を指すものとする。
S4(充電停止)とは、充電器2のステータス、つまり充電状態を充電準備から解除して、充電機能を完全に停止させた状態(充電器の電源オフ)を指すものとする。
i)充電条件:1
このケースは、下記がすべて成立するときに該当する。
・AC接続:1(あり)
・充電指示:1(あり)
・異常検出:0(無し)
そして、充電条件:1に該当したことをトリガとして、T21、T32またはT42の各遷移が生じる。
このケースは、下記がすべて成立するときに該当する。
・AC接続:1(あり)
・充電指示:1(あり)
・異常検出:0(無し)
・復帰時点の内部充電電圧値またはSOCが規定値未満
後に説明する変形例では、充電条件:1※に該当したことをトリガとしてT31の遷移が生じ、充電再開時に徐変電流制御が行われる。なお、T31の遷移が無い本実施例にはこの条件は適用されない。
このケースは、下記のいずれかが成立するときに該当する。
・AC接続:0(無し)
・充電指示:0(無し)
・通信異常:1(あり)
そして、充電条件:0に該当したことをトリガとして、T12およびT23の遷移が生じる。
このケースは、下記のいずれかが成立するときに該当する。
・充電停止指示:1
・異常検出:1
・充電完了:1
そして、充電停止条件:1に該当したことをトリガとして、T34またはT14の遷移が生じる。
または、後記変形例に示すように、徐変電流制御も利用して充電制御を行うケース等では、復帰時点におけるバッテリーユニット3の内部充電電圧値またはSOCが規定値以上であるか否かを判定し、復帰時点の内部充電電圧値またはSOCが規定値未満である場合には(充電条件:1※)、徐変電流制御により充電を再開させる(T31)。
このように、T21とT31とは、充電を再開させるという遷移状況は同じであっても、T21は徐変電流制御を行うことなく直ちに充電再開を行うことを意図しているのに対し、T31は復帰時点の内部充電電圧値またはSOCの値次第で徐変電流制御を行うことを意図している点で相違する。
なお、待機時間tは任意に設定されるが、あまり長く設定すると異常以外の充電器トラブルや外部要因等により充電停止させたケースをも包含する可能性があるため、運用状況に応じ適宜調整することが好ましい。
S4の充電停止状態へと遷移した後は、異常が復帰して充電可能条件が揃い次第(充電条件:1)、充電を再開する(T42、T21)。しかしながら、このケースでは空のバッテリーを一から充電する場合等と同様の制御シーケンスを経由させて充電を再開させるため、所定時間以内に異常が復帰して充電再開されるケース(T32、T21)のように直ちに充電出力が再開されるとは限らない。
充電指示が充電制御装置1に与えられたとき、充電制御装置1はバッテリーユニット3の端子電圧、温度、またはバッテリーユニット3の容量およびSOC等、充電制御を行うに当たって必要となる各種データを自身のRAM内に読み込む(ステップS101)。
充電制御装置1は、読み込んだ各種データを参考に、充電器2の制御状態を定電流制御、定電力制御、そして定電圧制御と順次切り替えてバッテリーユニット3の充電を行うように構成されている。
本実施例では、実際に充電を行っている積算充電時間が所定の目標時間に達したときに充電完了に到達したと判断する充電制御が行われる。積算充電時間の計時は充電制御装置1内のタイマにより行われる。また本実施例では、バッテリーユニット3の端子電圧や温度の変化の割合を監視すること等を通じて充電器2の制御状態の切り替えを行っている。
本実施例では、実際に充電を行っている積算充電時間が所定の目標時間に達していないと判断された場合(ステップS108:NO)には、再びステップS102へと戻り、異常が発生していないか否か監視されるよう構成されている。
そして、異常が復帰するまで、ステップS103の判断ループが繰り返され(ステップS103:NO)、異常が復帰した場合(ステップS103:YES)、充電が再開される(ステップS104)。
このときの充電器2の制御状態は、異常が発生してから復帰するまでの時間の長短により、異常が復帰した時点から直ちに、充電目標値すなわち充電電圧を最大値に設定し、充電器から出力し得る最大電力で充電を再開するか、または空のバッテリーを一から充電する場合等と同様に、再度、充電指示装置1がステップS101を経て読み込んだ各種データを参考に充電器2の制御状態を一々判断する制御シーケンスを採るかのいずれかが選ばれる。このあたりの詳細についても、図4を用いて後述する。
充電指示が充電制御装置1に与えられたとき、充電制御装置1はバッテリーユニット3の端子電圧、温度、またはバッテリーユニット3の容量およびSOC等、充電制御を行うに当たって必要となる各種データを自身のRAM内に読み込んだ後、充電を開始する(ステップS201)。充電指示装置1は、読み込んだ各種データを参考に、充電完了に到達するまで充電器2の制御状態を定電流制御、定電力制御、そして定電圧制御と順次切り替えてバッテリーユニット3の充電を行う。
本実施例では、実際に充電を行っている積算充電時間が所定の目標時間に達していないと判断された場合(ステップS207:NO)には、再びステップS202へと戻り、異常が発生していないか否か監視されるよう構成されている。
ここで、上記した本実施例の充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システムの作用につき説明する。
本実施例によれば、異常が発生した場合であっても、所定時間内に異常が復帰した場合には充電を再開でき、充電指示装置1がステップS101を経て読み込んだ各種データを参考に充電器2の制御状態を一々判断する時間を省略することが可能となる。
すなわち、本実施例によれば、充電停止時間を最小にし、充電出力をしている時間を少しでも長くすることが可能となり、充電再開から充電完了までの時間の短縮化を図ることができる。
ここで、実施例1と実施例2の違いにつき予備的に説明すると、実施例1においては、異常が発生してから所定時間以内に異常が復帰した場合、充電制御装置1は充電目標値すなわち充電電圧を最大値に設定し、充電器から出力し得る最大電力で充電を再開する構成となっている。
他方、本実施例では、異常が発生した場合、充電制御装置1には、異常が発生した時点における充電器2の制御状態が記憶される(下記参照)。そして、異常が発生してから所定時間以内に異常が復帰した場合には、充電制御装置1に記憶された異常が発生した時点における充電器2の制御状態で充電再開する構成となっている。この点が実施例1の場合と異なる点である。
本実施例では、実際に充電を行っている積算充電時間が所定の目標時間に達したときに充電完了に到達したと判断する充電制御が行われる。積算充電時間の計時は充電制御装置1内のタイマにより行われる。本実施例では、バッテリーユニット3の端子電圧や温度の変化の割合を監視すること等を通じて充電器2の制御状態の切り替えを行っている。
なお、本実施例では、異常が発生した場合、充電制御装置1には異常が発生した時点における充電器2の制御状態が記憶される。
このときの充電器2の制御状態は、異常が発生してから復帰するまでの時間の長短により、充電制御装置1に記憶された異常が発生した時点における充電器2の制御状態(T32、S2、T21、S1)とされるか、または空のバッテリーを一から充電する場合等と同様に、再度、充電指示装置1がステップS101を経て読み込んだ各種データを参考に充電器2の制御状態を一々判断する制御シーケンス(T34、S4、T42、S2、T21、S1)を採るかのいずれかが選ばれる。
以上、一実施例に基づき本発明の充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システムに付き説明してきたが、本発明は上記実施例記載の構成に限定されず、種々変形実施することが可能である。
なお、図7に示すように、徐変電流制御を行う際には、充電制御装置1は、定電流制御時における充電器2の出力電流値である目標値I1と、(徐変電流制御による)充電開始時における出力電流値である初期値I0と、初期値I0から目標値I1までの電流増加率とからなる制御条件を設定する。
以下、図6のフローチャート100’に基づきこの変形例に係る充電制御方法の概略を説明する。図6は、図3のステップS104の後処理としてステップS105〜S107の処理が追加されたものである。したがって、以下では、上記した本実施例に係る説明と重複する部分については、その詳細な説明を省略する。
一方、異常が発生した場合(ステップS102:YES)には、一旦、充電器2からの出力がない状態(T12、S2)としてから充電待機(T23、S3)となり、図4のステップS203以降の制御処理が行われる。
異常が復帰した場合(ステップS103:YES)、充電が再開され(ステップS104)、後述するステップS105〜S107の処理が行われる。
内部充電電圧値、またはSOCが規定値(例えば300V、SOC:60%)以上である場合(ステップS105:YES)には、充電待機(S3)から充電器2からの出力がない状態(T32、S2)となり、充電目標値を再開用定数に設定、すなわち、充電電圧を最大値に設定し、充電器から出力し得る最大電力で直ちに充電を再開(T21、S1)する(ステップS106)。
一方、内部充電電圧値、またはSOCが規定値未満である場合(ステップS105:NO)には、充電制御装置1は、充電器2の制御状態を徐変電流制御に切り替えてバッテリーユニット3の充電を再開(T31、S1)する(ステップS107)。
すなわち、この変形例に係る充電制御方法によれば、異常が発生してから所定時間以内に復帰した場合における充電再開時に全て徐変電流制御を行うのではなく、充電再開時における出力電流の増加が急激となるケースに限って徐変電流制御が適用されるよう構成されているので、バッテリーユニット3の劣化防止と、充電再開から充電完了までの時間の短縮化という相反する要求を両立させることが可能となる。
2 車載充電器
3 バッテリーユニット
4 車両制御ユニット
5 外部電源
10 バッテリー充電システム
Claims (8)
- 充電器から電動車のバッテリーユニットへの充電に係る充電制御方法であって、
前記充電器から前記バッテリーユニットへの出力が有る状態で異常が発生した際、前記充電器からの出力が無い状態へ一旦遷移させた後、待機状態へと遷移させ、
所定時間以内に前記異常が復帰した際には、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させ、前記異常が復帰した時点から前記充電を再開させる一方、
前記異常が復帰しない状態で前記所定時間が経過した後は、前記待機状態より充電停止状態へと遷移させる、
ことを特徴とする充電制御方法。 - 前記所定時間以内に前記異常が復帰し、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させる際、前記充電器からの最大出力で充電を再開させることを特徴とする請求項1に記載の充電制御方法。
- 前記所定時間以内に前記異常が復帰し、前記待機状態より前記充電器からの出力が有る状態へと遷移させる際、さらに、当該復帰時点における前記バッテリーユニットの内部充電電圧値または充電量が規定値以上であるか否かを判定し、
前記内部充電電圧値または前記充電量が規定値以上である場合には、前記充電器からの最大出力で充電を再開させる一方、
前記内部充電電圧値または前記充電量が規定値未満である場合には、徐変電流制御により前記充電を再開させることを特徴とする請求項2に記載の充電制御方法。 - 前記異常が発生した際、その時点における充電状態を記憶させ、前記所定時間以内に異常が復帰した際には、当該記憶させておいた前記異常発生時点における充電状態から充電を再開させることを特徴とする請求項1に記載の充電制御方法。
- 前記所定時間経過後に前記異常が復帰した際、前記バッテリーユニットの充電を新たに開始させるのと同一要領で前記充電を再開させることを特徴とする請求項1に記載の充電制御方法。
- 前記所定時間が0<t≦5[min](t:時間)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の充電制御方法。
- 電動車のバッテリーユニットを充電する充電器の充電制御装置であって、中央処理装置と、ROMおよびRAMからなるメモリと、計時用タイマと、A/D変換器およびD/A変換器からなる入出力インタフェースとを含むマイクロコンピュータより構成され、前記バッテリーユニット内のバッテリー制御ユニット、前記充電器、そして前記電動車を制御する車両制御ユニットと接続されており、さらに、請求項1〜6のいずれかに記載の充電制御方法により前記充電器の制御を行うよう構成されていることを特徴とする充電制御装置。
- 電動車のバッテリーユニットを充電するバッテリー充電システムであって、
前記電動車を制御する車両制御ユニットと、
前記バッテリーユニットを充電する充電器と、
前記充電器に前記バッテリーユニット充電用の電力を供給する外部電源と、
前記充電器の動作を制御する、請求項7に記載の充電制御装置と、
からなることを特徴とするバッテリー充電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244163A JP5610528B2 (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244163A JP5610528B2 (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012100382A true JP2012100382A (ja) | 2012-05-24 |
JP5610528B2 JP5610528B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=46391669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010244163A Expired - Fee Related JP5610528B2 (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5610528B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017108567A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動車の充電制御装置 |
US10658924B2 (en) | 2018-01-25 | 2020-05-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Power converter that converts input AC power into DC power and power conversion method of power converter that converts input AC power into DC power |
JP2021118571A (ja) * | 2020-01-23 | 2021-08-10 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0352522A (ja) * | 1989-07-19 | 1991-03-06 | Japan Storage Battery Co Ltd | 充電装置 |
JPH07254440A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-03 | Toshiba Corp | 二次電池の充電制御装置 |
JPH07298512A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-10 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 充電装置および充電方法 |
JPH08168187A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 充電装置 |
JPH10290533A (ja) * | 1997-04-14 | 1998-10-27 | Honda Motor Co Ltd | バッテリ充電システム |
JP2007221992A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Summit Microelectronics Inc | スイッチング電池充電システムおよび方法 |
WO2009034878A1 (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両のシステム起動装置および車両のシステム起動方法 |
JP2009071900A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Toyota Motor Corp | 蓄電機構の充電装置および充電方法 |
JP2010124537A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 車両の電源システムおよび車両 |
JP2010200530A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Omron Corp | 充電制御装置および方法、充電装置および方法、並びに、プログラム |
-
2010
- 2010-10-29 JP JP2010244163A patent/JP5610528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0352522A (ja) * | 1989-07-19 | 1991-03-06 | Japan Storage Battery Co Ltd | 充電装置 |
JPH07254440A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-03 | Toshiba Corp | 二次電池の充電制御装置 |
JPH07298512A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-10 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 充電装置および充電方法 |
JPH08168187A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 充電装置 |
JPH10290533A (ja) * | 1997-04-14 | 1998-10-27 | Honda Motor Co Ltd | バッテリ充電システム |
JP2007221992A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Summit Microelectronics Inc | スイッチング電池充電システムおよび方法 |
WO2009034878A1 (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両のシステム起動装置および車両のシステム起動方法 |
JP2009071900A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Toyota Motor Corp | 蓄電機構の充電装置および充電方法 |
JP2010124537A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 車両の電源システムおよび車両 |
JP2010200530A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Omron Corp | 充電制御装置および方法、充電装置および方法、並びに、プログラム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017108567A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動車の充電制御装置 |
US10658924B2 (en) | 2018-01-25 | 2020-05-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Power converter that converts input AC power into DC power and power conversion method of power converter that converts input AC power into DC power |
JP2021118571A (ja) * | 2020-01-23 | 2021-08-10 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体 |
JP7372160B2 (ja) | 2020-01-23 | 2023-10-31 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体及び充電制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5610528B2 (ja) | 2014-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6647912B2 (ja) | ジャンプスタートのための車両電源制御方法及びシステム | |
US20230202343A1 (en) | Low-voltage battery charging system and method | |
TWI594540B (zh) | 蓄電系統及電源系統 | |
EP2645115B1 (en) | Battery charge detection method and charge detection device | |
JP6088840B2 (ja) | 充放電システム | |
US10017138B2 (en) | Power supply management system and power supply management method | |
US20120146616A1 (en) | Discharger and discharger control method | |
JPH10290533A (ja) | バッテリ充電システム | |
JP2004357481A (ja) | 複数のバッテリを充電する方法と放電する方法 | |
KR101822232B1 (ko) | 연료전지 차량의 파워넷 시스템 및 그 제어 방법 | |
EP2626971A1 (en) | Power supply system and method for controlling same | |
KR20170122062A (ko) | 연료전지 차량의 시동 제어방법 | |
US20100231177A1 (en) | Battery pack and charger system | |
JP5610528B2 (ja) | 充電制御方法、充電制御装置およびバッテリー充電システム | |
JP2007228701A (ja) | 携帯端末装置 | |
JP5350734B2 (ja) | 二次電池放電回路、二次電池放電方法及び情報処理装置 | |
JP6180465B2 (ja) | 電力供給システム | |
KR20180101756A (ko) | 슬립 모드의 mcu 웨이크-업 장치 및 방법 | |
KR101546046B1 (ko) | 전동카트의 배터리 방전 방지장치 및 방법 | |
EP3100337A1 (en) | Charge algorithm for battery propelled elevator | |
KR101047651B1 (ko) | 연료 전지 차량의 파워 시스템 단락 검출 장치 | |
JP2009124883A (ja) | 2次電池保護回路 | |
EP4362275A1 (en) | Charge control device and program | |
JP2004343850A (ja) | 充電システム | |
WO2024089800A1 (ja) | 電源制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130408 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140312 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5610528 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |