JP2012100210A - データ伝送システム、送信回路および受信回路 - Google Patents

データ伝送システム、送信回路および受信回路 Download PDF

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Abstract

【課題】RAMの効率的、ノイズおよび消費電力の抑制ならびに信頼性向上を図る。
【解決手段】64ビット幅のデータが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えた場合、データをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、極性を反転させずに出力し、出力されたデータと、変化したビットの数が閾値を超えたかどうかを示す反転指示信号とに対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与し、出力されたデータと反転指示信号とエラー訂正符号とを送信し、送信されてきたエラー訂正符号を用いて、データと反転指示信号とに対して、エラー符号訂正を行い、エラー符号訂正が行われた反転指示信号が変化したビットの数が閾値を超えたことを示す場合、エラー符号訂正が行われたデータをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、エラー符号訂正が行われたデータを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データを伝送するデータ伝送システム、送信回路および受信回路に関する。
近年、通信用IC(Integrated Circuit)の取り扱う信号容量が飛躍的に増加しており、実用領域で40Gbpsから100Gbpsへ移行する段階である。さらに、研究領域では400Gbpsの検討が行われようとしている。
一方、IC内部の処理クロック周波数は、このトレンドについていくことができていない。つまり、IC内部では高速なクロックを用いて処理を行うことができないため、入力された高速の信号を、パラレル信号へ変換してからクロック周波数を下げて処理を行っている。
以下に、SONET(Synchronous Optical NETwork)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)装置において、IC内部のクロック周波数を156MHzとした場合を例に挙げて、高速信号のパラレル変換について説明する。
信号速度が10Gbpsの場合、当該信号をIC内部で64ビット幅のパラレル信号へ変換する必要がある(10Gbps/156MHz =64ビット)。また、信号速度が40Gbpsの場合は、当該信号をIC内部で256ビット幅のパラレル信号へ変換する必要がある(40Gbps/156MHz =256ビット)。さらに、信号速度が100Gbpsの場合は、当該信号をIC内部で640ビット幅のパラレル信号へ変換する必要がある(100Gbps/156MHz =640ビット)。このように、信号速度が速くなればなるほど、パラレル信号のビット幅が増えることとなる。
このような高速信号をIC内のFF(フリップフロップ)で一段ラッチする場合、例えば、信号速度が40Gbpsであれば、一段ラッチするだけでも256個のFFが必要となる。そのため、当該FFの出力同時動作数の最大は256となる。
さらに、IC内では複雑な論理が取られることから、論理が深くなればなるほど、FFの組がIC内に多く存在することになり、さらに同時動作数が増える。
したがって、通信容量(通信速度)が増大するにつれ、IC内部のFFの同時動作によるスイッチングノイズが非常に大きくなり、IC外部に実装する電源ラインのパスコン数をいくら増やしても、当該スイッチングノイズを抑えることができなくなるおそれがある。
また、CMOS−ICの場合、IC内部の消費電力はFFの信号変化の数に比例する。そのため、同時動作数が増えるにしたがって、ICの消費電力が増加してしまう。
そこで、パラレル信号に1ビットの反転指示信号を付加して同時動作数を削減する手法が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図6は、特許文献1に開示された回路を示す図である。
図6に示すように、比較判定回路17にて、クロックごとの同時動作数をカウントし、同時動作数が基準値を超えた場合、極性信号作成回路32にて極性信号を作成し、当該極性信号を用いて、データの極性を反転させる。
また、近年の微細プロセスでは、メモリのソフトエラー対策として、ECC(Error Checking and Correction)回路を適用することが一般化している(例えば、特許文献2参照。)。
このECC回路をFPGA(Field Programmable Gate Array)に適用することを考慮して、FPGAメーカは、72ビット幅のメモリ(RAM:Random Access Memory)を標準として用意する傾向にある。64ビット幅の主信号に対し、8ビット幅のECC符号訂正符号が付き、合計72ビットとなるからである。
特開平02−310762号公報 特開2006−179131号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような手法を、ECC回路が搭載されたFPGAに適用しようとすると、以下の問題点が生じてしまう。
主信号が64ビット幅である場合、ECC回路で付与された8ビット幅の信号を加えると、合計のビット幅は72ビットとなる。そこに、1ビットの反転指示信号を加えると、合計のビット幅が73ビットとなり、上述したように標準的にリリースされている72ビット幅のRAMでは使用できないという問題点がある。信号速度が40Gbpsの場合も同様に、RAMの使用効率が極めて悪くなってしまう。
また、特許文献1に記載された手法(ECC回路を搭載しないもの)においては、何らかの理由でこの1ビット幅の反転指示信号にエラーが発生した場合、復号側では主信号が反転される。そのため、例えば、主信号が64ビットパラレルの場合、64ビットすべてがエラーすることになってしまい、システムの信頼性上の問題が生じてしまうおそれがある。
本発明の目的は、上述した課題を解決するデータ伝送システム、送信回路および受信回路を提供することである。
本発明のデータ伝送システムは、
送信回路と受信回路とから構成されるデータ伝送システムにおいて、
前記送信回路は、
入力された64ビット幅のデータのうち、データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号を生成する判定部と、
前記反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記データをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記データを前記極性を反転させずに出力する送信データ出力部と、
前記送信データ出力部からの前記出力のタイミングに合わせて、前記反転指示信号を出力する指示信号出力部と、
前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号とに対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与するエラー符号付与部と、
前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号と、前記エラー訂正符号とを前記受信回路へ送信する送信部とを有し、
前記受信回路は、
前記送信回路から送信されてきたエラー訂正符号を用いて、前記送信回路から送信されてきたデータと反転指示信号とに対して、エラー符号訂正を行うエラー符号訂正部と、
前記エラー符号訂正が行われた反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記エラー符号訂正が行われたデータをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記エラー符号訂正が行われたデータを出力する受信データ出力部とを有することを特徴とする。
また、本発明の送信回路は、
所定のデータを受信回路へ伝送する送信回路であって、
入力された64ビット幅のデータのうち、データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号を生成する判定部と、
前記反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記データをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記データを前記極性を反転させずに出力する送信データ出力部と、
前記送信データ出力部からの前記出力のタイミングに合わせて、前記反転指示信号を出力する指示信号出力部と、
前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号とに対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与するエラー符号付与部と、
前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号と、前記エラー訂正符号とを前記受信回路へ送信する送信部とを有する。
また、本発明の受信回路は、
データを伝送する送信回路から送信されてきたデータを受信する受信回路であって、
前記送信回路から送信されてきた7ビット幅のエラー訂正符号を用いて、前記送信回路から送信されてきた64ビット幅のデータと、該データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号とに対して、エラー符号訂正を行うエラー符号訂正部と、
前記エラー符号訂正が行われた反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記エラー符号訂正が行われたデータをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記エラー符号訂正が行われたデータを出力する受信データ出力部とを有する。
以上説明したように、本発明においては、72ビットのRAMデバイスにおいて、RAMを効率的に使用することができ、ノイズや消費電力を抑えることができ、またデータの信頼性を高めることができる。
本発明のデータ伝送システムのうち送信回路の実施の一形態を示す図である。 図1に示した比較判定回路の内部構成の一例を示す図である。 本発明のデータ伝送システムのうち受信回路の実施の一形態を示す図である。 本形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明のデータ伝送システムのうち送信回路の実施の他の形態を示す図である。 特許文献1に開示された回路を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、本発明のデータ伝送システムは、エラー訂正符号を付与する側の回路(以下、送信回路と称する)と、送信回路から送信されてきたデータについて、エラー訂正符号を用いてエラー訂正をする側の回路(以下、受信回路と称する)とから構成される。
まずは、送信回路について説明する。
図1は、本発明のデータ伝送システムのうち送信回路の実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、判定部100と、送信データ出力部110と、指示信号出力部120と、エラー符号付与部130と、送信部140とが設けられている。
判定部100は、比較判定回路101から構成され、入力された64ビット幅のデータDin(1)〜(64)のうち、データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを判定する。この所定の閾値は、あらかじめ設定された値であり、例えば、入力されたデータ幅の半分の値、つまり、ここでは「32」としても良い。また、データが変化したかどうかは、図1に示すように、入力されたデータと、その入力されたデータを送信データ出力部110にて1クロック分、遅延させたものとを各ビットで比較することで、判定することができる。
また、判定部100は、判定結果を示す1ビット幅の反転指示信号を生成する。このとき、判定部100は、判定の結果、変化したビットの数が閾値を超えた場合、Highレベルの反転指示信号を生成する。また、判定部100は、判定の結果、変化したビットの数が閾値以下である場合は、Lowレベルの反転指示信号を生成する。
図2は、図1に示した比較判定回路101の内部構成の一例を示す図である。
図1に示した比較判定回路101は図2に示すように、n(nは、整数)ビット幅のデータの各ビットについて、入力データ(Din(1)〜(n))と送信データ出力部110から出力されてきたデータ(Din’(1)〜(n))とを比較し、互いに異なるものの合計がn/2を超えた場合、反転指示信号として「1」を生成して出力する。一方、互いに異なるものの合計がn/2以下である場合、反転指示信号として「0」を生成して出力する。互いに異なるものかどうかは、図2に示すように、ビットに設けられた排他的論理和回路Eor_1〜nを用いて行う。排他的論理和の論理は、一般的なものと同じである。入力データと、その入力データを1クロック分遅延させたデータとを比較することにより、この「互いに異なるもの」が、「データが変化したもの」となるため、その合計数が同時動作数となる。
また、送信データ出力部110は、判定部100が生成した反転指示信号が、変化したビットの数が閾値を超えたことを示す場合、つまり、ここでは、反転指示信号のレベルがHighレベルである場合、入力された64ビット幅のデータをビット毎の極性を反転させて出力する。また、送信データ出力部110は、判定部100が生成した反転指示信号が、変化したビットの数が閾値以下であることを示す場合、つまり、ここでは、反転指示信号のレベルがLowレベルである場合は、入力された64ビット幅のデータを極性を反転させずに出力する。ここで、送信データ出力部110から出力されるデータをDin’(1)〜(64)とする。
また、送信データ出力部110は、入力された信号の排他的論理和を取る排他的論理和回路111と、FFであるラッチ回路112とから構成される。入力された64ビット幅のデータと判定部100が生成した反転指示信号とを、この排他的論理和回路111へ入力させることで、当該データの極性反転の処理を行う。また、排他的論理和回路111からの出力は、ラッチ回路112にてクロック1段分の時間、ラッチ(遅延)されてから出力される。
指示信号出力部120は、FFであるラッチ回路121から構成される。指示信号出力部120は、送信データ出力部110からのデータの出力のタイミングに合わせて、判定部100から出力されてきた反転指示信号を出力する。
エラー符号付与部130は、ECC付加回路131から構成される。エラー符号付与部130は、送信データ出力部110が出力した64ビット幅のデータと、指示信号出力部120が出力した1ビット幅の反転指示信号との合計65ビット幅の信号に対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与する。エラー符号付与部130におけるエラー訂正符号の付与方法については、一般的なECC付加の方法と同じである。また、エラー符号付与部130は、ハミング符号を用いてエラー訂正符号を付与するものであっても良い。以下に、ハミング符号を用いてエラー訂正符号を付与する場合のエラー訂正符号ビット数について説明する。
一般的なハミング符号については、以下に示すビット数の訂正符号が必要である。
(1)主信号と符号訂正ビットとを含めて127ビット以下の信号の場合、7ビットの訂正符号が必要
(2)主信号と符号訂正ビットとを含めて63ビット以下の信号の場合、6ビットの訂正符号が必要
(3)主信号と符号訂正ビットとを含めて31ビット以下の信号の場合、5ビットの訂正符号が必要
(4)主信号と符号訂正ビットとを含めて15ビット以下の信号の場合、4ビットの訂正符号が必要
一般的に、FPGAでは64ビット信号に対して8ビットの符号訂正ビットを準備しているが、実際に使用しているのは7ビットであり、残りの1ビットはパリティ符号である。
このパリティ符号を用いることにより、2ビットエラーを検出できるようになっている。ただし、この検出機能は、2ビットエラーを検出した場合であっても、そのエラーに対して符号訂正をすることができないため、2ビットエラーがあったことを単に報告するだけの機能である。
ソフトエラーにおけるRAMの2ビットエラーは、一般に1個の宇宙線がRAMセルを通過した際、近傍の複数のRAMセルの値を反転させて起きる現象である。最近のFPGAは、この2ビットエラーへの対策のため、論理アドレスと物理アドレスとが異なるように作られている。そのため、ソフトエラーにより2ビットエラーが発生した場合であっても、同一アドレスのビットに2ビット以上のエラーが発生しないように考慮されている。その結果として、2ビットエラーが発生する確率は極めて小さく、無視して良いとされている。
本発明では、ここに注目し、2ビットエラー検出用に用意されているパリティ信号を使用しない。例えば、64ビット幅の信号の場合、ECC信号を7ビットに抑えることができる。上述したように、FPGAの一般的なRAMは72ビット構成になっているため、
72ビット−64ビット(信号)−7ビット(ECC符号)=1ビット
となり、1ビットの余裕ができる。この1ビットに、上述した反転指示信号を割り振る。
なお、本形態においては、主信号(64ビット)と反転指示信号(1ビット)との合計65ビットに対してECC訂正符号をつけることができるため(7ビットの場合、符号訂正ビットを含めて127ビットまで対応できるため)、反転指示信号が何らかの原因でエラーになったとしても、復号側でその訂正が可能となる。
送信部140は、FFであるラッチ回路141,142から構成される。送信部140は、送信データ出力部110が出力したデータ(64ビット)と、指示信号出力部120が出力した反転指示信号(1ビット)と、エラー符号付与部130にて付与されたエラー訂正符号(7ビット)とを、ラッチ回路141,142を用いて互いのタイミングを合わせて受信回路へ送信する。なお、ラッチ回路141,142は、使用される周波数等を考慮し、不要である場合は、削除することが可能である。
このように、64ビットのデータにおける同時動作数を64の半数以下とすることで、
最大同時動作数≦(64/2)+1(反転指示信号)+7(ECC符号)=40
となり、64ビット幅の信号が入力された場合、最大でも同時動作数は40に収まる。
以下に、受信回路について説明する。
図3は、本発明のデータ伝送システムのうち受信回路の実施の一形態を示す図である。
本形態は図3に示すように、エラー符号訂正部200と、受信データ出力部210とから構成される。
エラー符号訂正部200は、ECC符号訂正回路201から構成され、送信回路から送信されてきたエラー訂正符号を用いて、送信回路から送信されてきたデータまたは反転指示信号にエラーがあった場合、それらに対して、エラー符号訂正を行う。このエラー訂正方法については、一般的なECC訂正処理であれば良い。
また、エラー符号訂正部200から出力された65ビット幅のデータは、64ビットの主信号と1ビットの反転指示信号とに分離され、受信データ出力部210へ入力する。
受信データ出力部210は、入力された信号の排他的論理和を取る排他的論理和回路211から構成される。受信データ出力部210は、エラー符号訂正部200にてエラー符号訂正が行われた反転指示信号が、変化したビットの数が閾値を超えたことを示すものである場合、つまり、本形態においては、反転指示信号のレベルがHighレベルである場合、エラー符号訂正が行われた64ビットのデータをビット毎の極性を反転させて、次段の回路(不図示)へ出力する。また、受信データ出力部210は、エラー符号訂正部200にてエラー符号訂正が行われた反転指示信号が、変化したビットの数が閾値以下であることを示すものである場合、つまり、本形態においては、反転指示信号のレベルがLowレベルである場合、エラー符号訂正が行われた64ビットのデータをそのまま(極性を反転させずに)次段の回路へ出力する。
以下に、本形態における動作について説明する。
図4は、本形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、入力されるデータのビット幅が64ビットである場合を例に挙げて説明する。
図4におけるDin(1)〜(64)は、入力される64ビットのデータの各ビットを示す。また、図4における反転指示信号は、判定部100から出力される反転指示信号を示す。また、図4におけるDin’(1)〜(64)は、送信データ出力部110から出力される64ビットのデータの各ビットを示す。また、図4におけるDout(1)〜(64)は、送信部140から出力される64ビットのデータを示す。また、図4におけるラッチ後の反転指示信号は、送信部140から出力される1ビットの反転指示信号を示す。また、図4におけるΣ(In(1) to In(64))は、入力された64ビット幅のデータが変化したビットの数の合計を示す。つまり、Din(1)〜Din(64)と、Din’(1)〜(64)とを、それぞれのタイミングで比較したとき、互いに異なっているビットの数を示す。
図4に示すように、タイミングT4において、同時動作数が63となり、閾値である32(64/2)を超えるため、反転指示信号の信号レベルはHighレベルとなる。それにより、入力されたデータDin(1)〜(64)の各ビットの極性が反転される。
また、タイミングT5においては、タイミングT4において反転された信号に対して同時動作数がカウントされる。タイミングT5において、同時動作数が63となり、閾値である32(64/2)を超えるため、反転指示信号の信号レベルはHighレベルとなる。それにより、入力されたデータDin(1)〜(64)の各ビットの極性が反転される。
このように、同時動作数が閾値を超えているかどうかの判定は、クロック毎に行われ、信号の同時動作数は常に閾値以下に保たれる。
図5は、本発明のデータ伝送システムのうち送信回路の実施の他の形態を示す図である。
本形態における送信回路にて、図1に示した構成と同じ部分は図5において省略する。本形態では、ECC付加回路131の適用方法について、さらに工夫している。
本形態は、主信号の64ビットのうち、任意の1ビットをECC対象から外し、ECC対象のビット数を主信号63ビットと反転指示信号1ビットとの合計64ビットとする。
主信号1ビットのみが、ECC対象外(エラー訂正対象外)となり、エラー訂正能力が若干劣化することにはなるが、ECC付加回路131への入力ビット数が64と一般的な数値となり、FPGAメーカがリリースしているECC回路をそのまま適用できるメリットがある。
以上説明したように、本発明においては、以下に示すような効果を有する。
第1の効果は、クロックで同期して動作する各FFの同時動作数を信号ビット幅の約半数以下に抑えることが可能となり、クロックに同期して発生する(FFの出力変化が起因して発生する)ノイズの量を、一般的な回路で発生するノイズの量の約半分以下に抑えることができる。
なお、ロジック部でこの信号を使用する場合は、元の値に復元させてから使用するため、結果的にこの部分では元の信号の同時動作数になってしまう。しかしながら、FFと異なり、ロジック部は各ゲートの遅延と各ゲート間の配線遅延とが加算された時間後に動作するため、これらの遅延時間のばらつきによりスイッチング時間にばらつきが出るもとにより、スイッチングノイズが時間的に分散される。そのため、ロジック部の同時動作数は特に考慮する必要が無く、FFの同時動作数を抑えることがICの同時動作を抑えることができる。
第2の効果は、IC内の消費電力を低減することができることである。同時動作数がデータ幅の半数以上である場合、同時動作数は最大でも半数に抑えることができる。そのため、元の信号の同時動作数が多いほど効果が大きい。実際には、元信号の同時動作数に依存するため、その効果を一意に求めることはできないが、ランダム性が高いデータと仮定すると、15%前後の消費電力削減が期待できる。
第3の効果は、FPGAのように72Bit_RAMが基本のデバイスでは、RAMの数を増やすことなく、有効に使用できることである。
第4の効果は、反転指示信号がソフトエラー等何らかの理由でエラーした場合であっても、エラー訂正が可能であることである。そのため、従来にようにこの1ビットエラーのために信号64ビットすべてを誤らせてしまうというような重大なエラーを引き起こすことがなく、常に正常に動作し、装置としての信頼度の向上を図ることができる。
100 判定部
101 比較判定回路
110 送信データ出力部
111,211 排他的論理和回路
112,121,141,142 ラッチ回路
120 指示信号出力部
130 エラー符号付与部
131 ECC付加回路
140 送信部
200 エラー符号訂正部
201 ECC符号訂正回路
210 受信データ出力部

Claims (6)

  1. 送信回路と受信回路とから構成されるデータ伝送システムにおいて、
    前記送信回路は、
    入力された64ビット幅のデータのうち、データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号を生成する判定部と、
    前記反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記データをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記データを前記極性を反転させずに出力する送信データ出力部と、
    前記送信データ出力部からの前記出力のタイミングに合わせて、前記反転指示信号を出力する指示信号出力部と、
    前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号とに対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与するエラー符号付与部と、
    前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号と、前記エラー訂正符号とを前記受信回路へ送信する送信部とを有し、
    前記受信回路は、
    前記送信回路から送信されてきたエラー訂正符号を用いて、前記送信回路から送信されてきたデータと反転指示信号とに対して、エラー符号訂正を行うエラー符号訂正部と、
    前記エラー符号訂正が行われた反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記エラー符号訂正が行われたデータをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記エラー符号訂正が行われたデータを出力する受信データ出力部とを有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 請求項1に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記判定部は、前記入力されたデータ幅の半分の値を前記閾値として用いることを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 請求項1に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記エラー符号付与部は、ハミング符号を用いて前記エラー訂正符号を付与することを特徴とするデータ伝送システム。
  4. 請求項1に記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記判定部は、前記変化したビットの数が前記閾値を超えた場合、Highレベルの前記反転指示信号を生成し、それ以外の場合、Lowレベルの前記反転指示信号を生成し、
    前記送信データ出力部は、前記データと前記反転指示信号との排他的論理和を出力することを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 所定のデータを受信回路へ伝送する送信回路であって、
    入力された64ビット幅のデータのうち、データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号を生成する判定部と、
    前記反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記データをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記データを前記極性を反転させずに出力する送信データ出力部と、
    前記送信データ出力部からの前記出力のタイミングに合わせて、前記反転指示信号を出力する指示信号出力部と、
    前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号とに対して、7ビット幅のエラー訂正符号を付与するエラー符号付与部と、
    前記送信データ出力部が出力したデータと、前記指示信号出力部が出力した反転指示信号と、前記エラー訂正符号とを前記受信回路へ送信する送信部とを有する送信回路。
  6. データを伝送する送信回路から送信されてきたデータを受信する受信回路であって、
    前記送信回路から送信されてきた7ビット幅のエラー訂正符号を用いて、前記送信回路から送信されてきた64ビット幅のデータと、該データが互いに同時に変化したビットの数が所定の閾値を超えたかどうかを示す1ビット幅の反転指示信号とに対して、エラー符号訂正を行うエラー符号訂正部と、
    前記エラー符号訂正が行われた反転指示信号が前記変化したビットの数が前記閾値を超えたことを示す場合、前記エラー符号訂正が行われたデータをビット毎の極性を反転させて出力し、それ以外の場合、前記エラー符号訂正が行われたデータを出力する受信データ出力部とを有する受信回路。
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