JP2012100203A - 表示装置、及び、テレビジョン - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することを課題とする。
【解決手段】表示装置(1)は、照度検出手段3により照度を所定期間T毎に検出し、最新の検出照度EF0,EU0を含む連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最大照度EFmax,EUmaxと該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最小照度EFmin,EUminとの差異(R1,R2)と所定量(TH1)との大小関係を判断し、差異(R1,R2)が所定量(TH1)以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整する一方、差異(R1,R2)が所定量(TH1)以下又は未満でないと判断された場合に表示部2の輝度L1を変更しない。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置周囲の照度に応じて表示部の輝度を調整する表示装置、及び、テレビジョンに関する。
特許文献1には、表示パネルのバックライトの明るさを制御可能な調光制御装置を搭載した液晶表示装置が開示されている。この液晶表示装置は、表示画面周囲に5個の光センサが設けられ、各光センサについて約0.1mSの周期で連続3回サンプリング値を取得し、コンパレータの閾値をVPL2→VPL1→VPL0と段階的に変化させながら同一の光センサにおける連続3個のサンプリング値と比較してコンパレータから3個の比較結果(H又はL)を出力し、時分割処理により各光センサについて3個の比較結果(H又はL)を出力し、5個の光センサの出力についての3個の比較結果(H又はL)を多数決判定し、多数決判定結果をエンコードしてバックライトの明るさを制御する。
以上より、表示画面周囲の照度に短期間の変化が起こると、5個の光センサとも照度変化に応じて検出信号が変化し、5個の光センサの出力についての比較結果がいずれも変化する。従って、多数決判定結果も変化することとなり、バックライトが短期間の照度変化に応じた明るさに制御される。
特許文献2に記載の表示装置は、表示部の正面側に照射される外光量を検出する第1の外光センサと、表示部の天面側又は背面側に照射される外光量を検出する第2の外光センサと、周囲状況を示す周囲情報が入力されるマイコンとを備えている。このマイコンは、第1の外光センサからの外光量と、第2の外光センサからの外光量と、周囲情報とに基づいて表示部の画面の明るさを制御する。
特許文献3に記載の映像表示装置は、複数の周囲照度センサを用いて周囲照度を検知して画面の明るさを調整するように構成され、一部の周囲照度センサの出力が他の周囲照度センサの出力と異なっている場合、どの周囲照度センサの出力が部屋の明るさを反映しているかを判定し、判定した周囲照度を基に画面の明るさを調整する。
特許文献4に記載の反射型液晶表示装置は、表示面の近傍に設けられた複数の光センサにより表示面照度を検出し、その検出結果に基づいて、ライティング制御回路により表示面照度が所定の大きさとなるようにフロントライトの発光強度を制御する。
特開2007−199274号公報 特開2010−91816号公報 特開2007−310096号公報 再公表特許WO2003/050602号公報
特許文献1〜4に記載の技術は、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こると、表示輝度に短期間の変化が生じてしまう。
以上を鑑み、本発明は、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、画像を表示するための表示部と、表示装置周囲の照度を検出するための照度検出手段と、検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整するための輝度調整手段とを備える表示装置において、
前記照度検出手段により照度を所定期間毎に検出し、最新の検出照度を含む連続した所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異と所定量との大小関係を判断する照度差異判断手段を備え、
前記輝度調整手段は、前記差異が前記所定量以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整する一方、前記差異が前記所定量以下又は未満でないと判断された場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することができる。
請求項2、請求項6に係る発明では、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを簡易な構成で適切に抑制することができる。
請求項3〜請求項5に係る発明では、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさをさらに適切に抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、テレビジョン周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係るテレビジョン(表示装置)1の構成を模式的に例示する正面図、(b)はテレビジョン1の構成を模式的に例示する側面図、である。 テレビジョン1の回路構成を例示するブロック図である。 (a)は周囲照度に対するセンサ電圧出力の特性を例示する図、(b)は周囲照度に対する画面輝度L1の特性を例示する図、である。 RAM113に格納されるデータの構造を例示する図である。 テレビジョン1で行われるバックライト明るさ補正処理を例示するフローチャートである。 (a)は周囲照度の変化を例示する図、(b)は照度センサの出力電圧の変化を例示する図、(c)は画面輝度L1の変化を例示する図、である。 閾値TH1,TH2をいずれも0とした変形例のバックライト明るさ補正処理を示すフローチャートである。 正面側照度センサ31のみを用いた変形例のバックライト明るさ補正処理を示すフローチャートである。 比較例に係るバックライト明るさ補正処理を示すフローチャートである。
(1)テレビジョン(表示装置)の概略:
図1(a),(b)及び図2に例示するテレビジョン(表示装置)1は、表示画面10となる液晶パネル128aに映像(画像)を表示する薄型表示装置とされている。むろん、本発明を適用可能なテレビジョンは、液晶テレビジョンの他、プラズマテレビジョンといった薄型表示装置、受像管表示装置、記録再生装置が一体化されたテレビジョン、等のディスプレイでもよい。前記記録再生装置には、ハードディスク記録再生装置、BD(Blue-ray Disc)記録再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)記録再生装置、ビデオデッキ、等が含まれる。また、表示装置には、テレビジョン放送を受信しないディスプレイも含まれる。
上記テレビジョン(TV)1に例示される表示装置は、画像を表示するための表示部2、表示装置周囲の照度を検出するための照度検出手段3、検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整するための輝度調整手段4、を備えるとともに、照度差異判断手段5を備える。
照度差異判断手段5は、照度検出手段3により照度を所定期間T毎に検出し、最新の検出照度EF0,EU0を含む連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最大照度EFmax,EUmaxと該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最小照度EFmin,EUminとの差異(R1,R2)と所定量(TH1)との大小関係を判断する。輝度調整手段4は、差異(R1,R2)が所定量(TH1)以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整する一方、差異(R1,R2)が所定量(TH1)以下又は未満でないと判断された場合に表示部2の輝度L1を変更しない。
すなわち、最新の検出照度EF0,EU0を含む連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5から選ばれる最大照度EFmax,EUmaxと最小照度EFmin,EUminとの差異(R1,R2)が小さいと検出照度に応じて表示部2の輝度L1が調整され、差異(R1,R2)が大きいと表示部2の輝度L1が変わらない。これにより、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こったときに表示輝度L1に短期間の変化が生じない。従って、本表示装置は、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することができる。
上記所定量は、閾値とされてもよい。従って、上記照度差異判断手段5は、所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最大照度EFmax,EUmaxと該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最小照度EFmin,EUminとの差異を表す差異値R1,R2と所定の閾値TH1との大小関係を判断してもよい。上記輝度調整手段4は、差異値R1,R2が閾値TH1以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整する一方、差異値R1,R2が閾値TH1以下又は未満でないと判断された場合に表示部2の輝度L1を変更しなくてもよい。これにより、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを簡易な構成で適切に抑制することができる。
ここで、上記差異値には、最大照度EFmax,EUmaxを表す値Emaxと最小照度EFmin,EUminを表す値Eminとの差(Emax−Emin)、この差を所定の関数で変換した値、値Emax,Eminの比(Emax/Emin等)、この比を所定の関数で変換した値(1−(Emin/Emax))、これらの組合せ、等が含まれる。値Emax,Eminは、照度そのものでもよいし、照度を所定の関数で変換した値でもよい。
上記所定回数Nは、照度の短期間の変化をより確実に検出する観点から、3回以上が好ましく、4回以上がより好ましく、5回以上がさらに好ましい。
上記照度差異判断手段5は、最新の検出照度EF0,EU0と該最新よりも1回前の検出照度EF1,EU1との差異を表す一回差異(一回差異値DF1,DU1)と第二所定量(第二の閾値TH2)との大小関係を判断し、一回差異(一回差異値DF1,DU1)が第二所定量(第二の閾値TH2)以上又はより大であると判断した場合に所定回数N、照度検出手段3により照度を所定期間T毎に検出し、該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最大照度EFmax,EUmaxと該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5の最小照度EFmin,EUminとの差異を表す差異値R1,R2と閾値TH1との大小関係を判断する一方、一回差異(一回差異値DF1,DU1)が第二所定量(第二の閾値TH2)以上又はより大でないと判断した場合に差異値R1,R2と閾値TH1との大小関係の判断を行わなくてもよい。このとき、上記輝度調整手段4は、一回差異(一回差異値DF1,DU1)が第二所定量(第二の閾値TH2)以上又はより大でないと判断した場合に表示部2の輝度L1を変更しなくてもよい。
すなわち、所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5から得られる差異値R1,R2と閾値TH1との大小関係を判断する前に2回の検出照度から得られる一回差異(一回差異値DF1,DU1)と第二所定量(第二の閾値TH2)との大小関係を判断するので、差異値R1,R2と閾値TH1との大小関係の判断処理が減り、表示輝度調整処理を軽減することができる。従って、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさをさらに適切に抑制することができる。
上記第二所定量は、第二の閾値TH2とされてもよい。ここで、第二の閾値TH2は、閾値TH1と同じでもよいし、閾値TH1と異なる値でもよい。
上記一回差異値には、最新の検出照度EF0,EU0を表す値E0と1回前の検出照度EF1,EU1を表す値E1との差(|E1−E0|)、この差を所定の関数で変換した値、値E0,E1の比(E0/E1又はE1/E0)、この比を所定の関数で変換した値(|(E0/E1)−1|等)、これらの組合せ、等が含まれる。値E0,E1は、照度そのものでもよいし、照度を所定の関数で変換した値でもよい。
上記照度検出手段3は、互いに異なる位置の照度を検出するための第一の照度検出手段3a及び第二の照度検出手段3bを備えていてもよい。
このとき、上記照度差異判断手段5は、第一の照度検出手段3aによる検出照度EF0〜EF5の差異を表す一回差異値DF1と第二の閾値TH2との大小関係、及び、第二の照度検出手段3bによる検出照度EU0〜EU5の差異を表す一回差異値DU1と第二の閾値TH2との大小関係を判断し、いずれの一回差異値DF1,DU1も第二の閾値TH2以上又はより大であると判断した場合に所定回数N、第一の照度検出手段3a及び第二の照度検出手段3bにより照度を所定期間T毎に検出し、第一の照度検出手段3aについて該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5の最大照度EFmaxと該所定回数Nの検出照度EF0〜EF5の最小照度EFminとの差異を表す第一差異値R1と閾値TH1との大小関係を判断し、第二の照度検出手段3bについて該所定回数Nの検出照度EU0〜EU5の最大照度EUmaxと該所定回数Nの検出照度EU0〜EU5の最小照度EUminとの差異を表す第二差異値R2と閾値TH1との大小関係を判断する一方、いずれか一方の一回差異値DF1,DU1が第二の閾値TH2以上又はより大でないと判断した場合に第一差異値R1と閾値TH1との大小関係の判断、及び、第二差異値R2と閾値TH1との大小関係の判断を行わなくてもよい。
このとき、上記輝度調整手段4は、第一差異値R1が閾値TH1以下又は未満、かつ、第二差異値R2が閾値TH1以下又は未満であると判断された場合に第一の照度検出手段3aについて検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整する一方、第一差異値R1が閾値TH1以下又は未満でないか、又は、第二差異値R2が閾値TH1以下又は未満でないと判断された場合に表示部2の輝度L1を変更せず、さらに、いずれか一方の一回差異値DF1,DU1が第二の閾値TH2以上又はより大でないと判断した場合に表示部2の輝度L1を変更しなくてもよい。
すなわち、表示輝度調整用の検出照度を得るための第一の照度検出手段3aに第二の照度検出手段3bが併用されているので、表示輝度を調整するか否かの判断の精度が向上する。従って、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさをさらに適切に抑制することができる。
上記第一の照度検出手段3aは、表示部2の正面側の照度を検出する正面側照度センサ31を備えていてもよい。上記第二の照度検出手段3bは、前記表示部2の上側の照度を検出する上側照度センサ32を備えていてもよい。
すなわち、表示部2の正面側の照度が表示輝度調整用の検出照度とされ、表示部2の上側の照度とともに検出照度が表示輝度を調整するか否かの判断に用いられる。従って、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさをさらに適切に抑制することができる。
上記閾値(所定量)は、0とされてもよい。従って、上記照度差異判断手段5は、所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5が全て同一であるか否かを判断してもよい。上記輝度調整手段4は、所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5が全て同一であると判断された場合に前記検出された照度に応じて表示部2の輝度L1を調整する一方、所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5が全て同一とは判断されなかった場合に表示部2の輝度L1を変更しなくてもよい。これにより、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを簡易な構成で適切に抑制することができる。
(2)テレビジョン(表示装置)の構成:
TV1は、キャビネット8、照度センサ31,32、マイコン(マイクロコンピュータ)110、不揮発性メモリ118、本体側送受信装置119、表示手段121〜128、音声出力部130、リモコン(リモートコントロール装置)9、等を備えている。テレビジョン本体を形作るキャビネット8は、樹脂等で略箱形に形成され、表示画面10のための開口を前面に有している。照度検出手段3を構成する照度センサ31,32は、キャビネット8に取り付けられている。マイコン110は、映像表示及び音声出力を制御する。不揮発性メモリ118は、例えば不揮発性半導体メモリで構成され、各種データを保持する。不揮発性メモリ118は、ハードディスクといった磁気ディスク等でもよい。本体側送受信装置119は、リモコン9との間で赤外線信号(無線信号)を送受信可能である。リモコン9以外のTV1の電気回路は、キャビネット8に収容されている。
まず、表示手段の各部を説明する。
チューナ回路121は、例えば、マイコン110の制御により、PLL(Phase Lock Loop)シンセサイザ方式の選局方式で選局し、アンテナ122から受信したテレビジョン放送信号を高周波増幅し、増幅後の信号をヘテロダイン検波によって中間周波信号に変換する。テレビジョン放送には、地上デジタル放送、BS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送、地上アナログ放送、等が含まれる。中間周波増幅回路123は、チューナ回路121から前記中間周波信号を入力し、該中間周波信号を増幅して映像検波回路124へ出力する。映像検波回路124は、中間周波増幅回路123から入力される中間周波信号から復号映像信号及び音声信号を取り出す。復号映像信号には、輝度信号や搬送色信号や同期信号が含まれる。AGC(Automatic Gain Control)回路125は、映像検波回路124から同期信号を入力し、該同期信号の大きさ強さに応じたRF−AGC(Radio Frequency Automatic Gain Control)電圧およびIF−AGC(Intermediate Frequency Automatic Gain Control)電圧を生成する。映像信号処理部126は、複合映像信号をさらに増幅し、Y/C分離回路126aでY/C分離を行い、輝度信号(Y)をマトリクス回路126cに対して出力し、搬送色信号(C)を色復調回路126bに対して出力し、同期分離によって得られる同期信号をマイコン110に対して出力する。色復調回路126bは、Y/C分離回路126aから入力される搬送色信号(C)をR−Yの色差信号及びB−Yの色差信号に復調し、マトリクス回路126cに対して出力する。マトリクス回路126cは、入力される輝度信号(Y)、R−Y色差信号及びB−Y色差信号に基づいてマトリクス変換処理を行い、RGB(Red-Green-Blue)信号を生成する。液晶ドライバ127は、映像信号処理部126からのRGB信号を入力し、液晶モジュール128を駆動するための駆動信号をRGB信号に従って生成し、この駆動信号を液晶モジュール128へ出力する。
表示部2を構成する液晶モジュール128は、表示画面10となる液晶パネル128a、液晶パネル128aを背面から照射するバックライト128b、入力される電源電圧から高電圧を生成してバックライト128bに供給するバックライト駆動部128c、を備えている。液晶モジュール128は、液晶ドライバ127からの駆動信号を入力し、この駆動信号に従ってバックライト128bを点灯させながら液晶パネル128aに映像を表示させる。
バックライト駆動部128cは、マイコン110からの制御信号に応じたデューティ比のPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するPWM調光回路128dを備えている。バックライト駆動部128cは、PWM信号のデューティ比に応じてバックライト128bの明るさを制御する。具体的には、PWM信号のデューティ比が大きくなるほどバックライト128bの発光を明るくさせ、PWM信号のデューティ比が小さくなるほどバックライト128bの発光を暗くさせる。その結果、表示画面10(表示部2)の輝度が調整される。
以上より、マイコン110、バックライト128b及びバックライト駆動部128cは、輝度調整手段4を構成する。
また、音声出力部130は、映像検波回路124から入力される音声信号を増幅し、音声信号に対応した音声をスピーカから出力する。
マイコン110は、内部のバスに接続されたCPU(Central Processing Unit)111、半導体メモリ112,113、時計回路114、OSD(On-Screen Display)回路115、A/D(アナログ/デジタル)変換回路116,117、I/O(入出力)回路、等を備えている。CPU111は、RAM(Random Access Memory)113をワークエリアとして利用しながらROM(Read Only Memory)112に書き込まれたテレビジョン用の制御プログラムを実行し、TV1全体の動作を制御する。ROM112には、輝度調整手段4や照度差異判断手段5を含むTV1としてコンピュータを機能させる複数のプログラムが書き込まれている。RAM113は、図4に示すように、最新の検出照度EF0,EU0を含む連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5を表す値を格納する。これらの値は、照度そのものでもよいし、照度を所定の関数で変換した値でもよい。時計回路114は、現在時刻を計時し、一定時間毎に割込信号を生成してCPU111へ出力可能である。OSD回路115は、OSD画面の被重畳信号を生成して映像信号処理部126へ出力する。A/D変換回路116,117には、照度センサ31,32が接続されている。
以上より、マイコン110は、輝度調整手段4を構成するとともに、照度差異判断手段5を構成する。
正面側照度センサ31は、キャビネット8の正面側において表示画面10の下側に取り付けられたアナログ出力の照度センサであり、表示画面10の正面側の照度を検出するための第一の照度検出手段3aを構成する。上側照度センサ32は、キャビネット8の上側に取り付けられたアナログ出力の照度センサであり、表示画面10の上側の照度を検出するための第二の照度検出手段3bを構成する。
図3(a)は、周囲照度に対する照度センサの電圧出力の特性を例示している。ここで、横軸は照度(lx)であり、縦軸は照度センサの電圧出力(V)である。本照度センサは、TV1の近傍を人や物が横切ったり、至近距離で視聴しているユーザーが動いたりする等により、0〜200lx程度の間で瞬間的な(短時間の)周囲照度の変化が生じると、電圧出力が変動する。
図3(b)は、周囲照度に対する表示画面10の輝度L1の特性を例示している。ここで、横軸は照度(lx)であり、縦軸は表示画面10の輝度L1(cd/m2)である。周囲照度に短期間の変化が無ければ、0〜200lx程度の間で表示画面10の輝度L1は周囲照度に合わせた輝度となる。
ここで、図9に示す比較例に係るバックライト明るさ補正処理を説明する。本処理を行うTVは、キャビネットの正面側にのみアナログ出力照度センサが取り付けられているものとする。本処理は、例えば、TVの電源オン時に開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。
処理を開始すると、TVのマイコンは、照度センサからの検出照度を表すデジタル値を100ミリ秒毎に16回読み込み、RAMに格納する(ステップS902。以下、「ステップ」の記載を省略)。S904では、連続した16回の検出照度(デジタル値)の相加平均値を算出する。マイコンは、求められた平均値に応じてバックライトの明るさをPWM補正するための制御信号を生成してPWM調光回路へ出力し(S906)、S902に戻る。
例えば、周囲照度が200lxから1秒間だけ100lxとなって200lxに戻ったとする。周囲照度200lxの状態が続いているときには、平均値が200lxに対応した値となり、バックライトの明るさは200lxに対応した明るさとなる。16回の期間中に周囲照度が1秒間100lxとなると、平均値は(100×10+200×6)/16=137.5lxに対応した値となり、バックライトの明るさは137.5lxに対応した明るさとなる。むろん、周囲照度が200lxに戻ると、平均値も200lxに対応した値となり、バックライトの明るさは200lxに対応した明るさに戻る。従って、TV周囲の照度に短期間の変化が起こると、表示画面の輝度に短期間の変化が生じてしまう。このことは、表示画面10を見ているユーザーに煩わしさを感じさせることとなる。
一方、本実施形態のTV1は、瞬間的な周囲照度変化に対して画面輝度補正が行われない一方で、短期間でなく変わる周囲照度に合わせた適切な画面輝度で表示する。
(3)テレビジョン(表示装置)の動作、作用、及び、効果:
次に、TV1の動作、作用、及び、効果を説明する。
図5は、TV1で行われるバックライト明るさ補正処理をフローチャートにより例示している。本処理は、例えば、TVの電源オン時に開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。ここで、S102〜S114の処理を行うマイコン110は、照度差異判断手段5を構成する。また、S116の処理を行うマイコン110は、バックライト128b及びバックライト駆動部128cとともに輝度調整手段4を構成する。
処理を開始すると、マイコン110は、両照度センサ31,32からの検出照度に対応したデジタル値をT秒毎となるように読み込み、RAM113に格納する(S102)。これにより、マイコン110は、照度センサ31,32により照度を所定期間T秒毎に検出する。照度の検出間隔Tは、特に限定されないが、0.1〜2秒程度(例えば0.4秒)とすることができる。図4を参照して説明すると、RAM113に格納されている過去の検出照度を表す値を1回前へシフトし、今回の検出照度を最新の検出照度EF0,EU0としてRAM113に格納する。i回前の検出照度EFi,EUi(iは1〜4の整数)を表す値についてはi+1回前の検出照度を表す値としてRAM113に格納しておく。これにより、新たなi回前の検出照度EFi,EUi(iは1〜5の整数)は、iT秒前の検出照度となる。
S104では、正面側照度センサ31からの最新の検出照度EF0が1回前の検出照度EF1と比べて大きく変化しているか否かを判断する。例えば、RAM113に格納された検出照度EF0,EF1の差異を表す一回差異値DF1=|EF1−EF0|を求め、この一回差異値DF1と第二の閾値(第二所定量)TH2(TH2≧0)との大小関係を判断する。一回差異値は、EF0とEF1の差が大きくなるほど大きくなる値が好ましいが、EF0とEF1の差が大きくなるほど小さくなる値でもよい。第二の閾値TH2は、所定回数Nの検出照度の変動を表す差異値と対比するための閾値TH1でもよいし、0でもよい。一回差異値が整数となる場合、TH2は1又は2程度でもよい。一回差異値のとりうる範囲が0〜DF1max(DF1max>0)である場合、TH2は0.01×DF1max〜0.1×DF1max程度でもよい。S104では、一回差異値DF1が閾値TH2以上である場合にS106へ進み、一回差異値DF1が閾値TH2未満である場合にS102に戻る。むろん、S104では、一回差異値DF1が閾値TH2よりも大きい場合にS106へ進み、一回差異値DF1が閾値TH2以下である場合にS102に戻ってもよい。TH2=0の場合、DF1>TH2であるか否かを判断すればよい。
正面側照度センサ31の出力電圧変化を検出した際、上側照度センサ32の出力電圧にも同様の変化が発生したか比較を行い、上側照度センサ32では出力電圧変化が発生しておらず、出力電圧変化発生が正面側照度センサ31のみの場合は、バックライトのPWM補正は行わず、出力電圧変化直前の画面輝度を保つことにしている。そこで、S106では、上側照度センサ32からの最新の検出照度EU0が1回前の検出照度EU1と比べて大きく変化しているか否かを判断する。例えば、RAM113に格納された検出照度EU0,EU1の差異を表す一回差異値DU1=|EU1−EU0|を求め、この一回差異値DU1と第二の閾値TH2(TH2≧0)との大小関係を判断する。一回差異値は、EU0とEU1の差が大きくなるほど大きくなる値が好ましいが、EU0とEU1の差が大きくなるほど小さくなる値でもよい。第二の閾値TH2は、所定回数Nの検出照度の変動を表す差異値と対比するための閾値TH1でもよいし、0でもよい。一回差異値が整数となる場合、TH2は1又は2程度でもよい。一回差異値のとりうる範囲が0〜DU1max(DU1max>0)である場合、TH2は0.01×DU1max〜0.1×DU1max程度でもよい。S106では、一回差異値DU1が閾値TH2以上である場合にS108へ進み、一回差異値DU1が閾値TH2未満である場合にS102に戻る。むろん、S106では、一回差異値DU1が閾値TH2よりも大きい場合にS108へ進み、一回差異値DU1が閾値TH2以下である場合にS102に戻ってもよい。TH2=0の場合、DF1>TH2であるか否かを判断すればよい。
照度センサ31,32ともに出力電圧変化が発生した際は、照度センサ31,32の出力電圧を例えば400msec毎にN回読み込むことにしている。ここで、照度センサ31,32ともにN回全ての値が一致した場合、周囲照度が変化したものとし、正面側照度センサ31の出力電圧に従って、電圧に応じたバックライトPWM補正を行う。一方、照度センサ31,32のいずれかの値が一致しない場合は、瞬間的な照度の変化が発生したものとして補正動作を行わず、出力電圧変化直前の画面輝度を保つことにしている。
まず、S108では、両照度センサ31,32からの検出照度に対応したデジタル値をT秒毎にN回読み込み、RAM113に格納する。これにより、マイコン110は、いずれの一回差異値DF1,DU1も閾値TH2以上又はより大であると判断した場合に所定回数(N)、照度センサ31,32により照度を所定期間T毎に検出する。所定回数Nは、特に限定されないが、例えば6回とすることができる。
S110では、正面側照度センサ31からの連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5のうち、最大照度をEFmax、最小照度をEFminとして、最大照度EFmaxと最小照度EFminとの差異を表す第一差異値R1=EFmax−EFminを算出する。
S112では、上側照度センサ32からの連続した所定回数Nの検出照度EU0〜EU5のうち、最大照度をEUmax、最小照度をEUminとして、最大照度EUmaxと最小照度EUminとの差異を表す第二差異値R2=EUmax−EUminを算出する。
差異値R1,R2は、最大照度と最小照度の差が大きくなるほど大きくなる値が好ましいが、最大照度と最小照度の差が大きくなるほど小さくなる値でもよい。
S114では、第一差異値R1と閾値(所定量)TH1(TH1≧0)との大小関係、及び、第二差異値R2と閾値TH1(TH1≧0)との大小関係を判断する。TH1は、0でもよい。差異値が整数となる場合、TH1は1又は2程度でもよい。差異値のとりうる範囲が0〜Rmax(Rmax>0)である場合、TH2は0.01×Rmax〜0.1×Rmax程度でもよい。S114では、第一差異値R1が閾値TH1以下、かつ、第二差異値R2が閾値TH1以下である場合にS116へ進み、第一差異値R1が閾値TH1よりも大きいか、又は、第二差異値R2が閾値TH1よりも大きい場合にS102に戻る。むろん、S114では、第一差異値R1が閾値TH1未満、かつ、第二差異値R2が閾値TH1未満である場合にS116へ進み、第一差異値R1が閾値TH1以上、又は、第二差異値R2が閾値TH1以上である場合にS102に戻ってもよい。TH1=0の場合、R1≦TH1かつR2≦TH1であるか否かを判断すればよい。
S116では、正面側照度センサ31からの検出照度に応じてバックライト128bの明るさをPWM補正するための制御信号を生成してPWM調光回路128dへ出力する。PWM補正のための検出照度に対応した値は、連続6回の検出照度EF0〜EF5の平均を表す値、最新の検出照度EF0を表す値、等とすることができる。PWM調光回路128dは、入力される制御信号に従ったデューティ比のPWM信号を生成する。バックライト駆動部128cは、PWM信号のデューティ比に応じてバックライト128bの明るさを制御する。その結果、表示画面10の輝度が調整される。
その後、マイコン110は、処理をS102に戻す。
図6(a)は、TV1の正面側及び上側の照度の変化を例示している。ここで、縦軸は時間(秒)、横軸は照度(lx)を示している。図6(b)は、図6(a)に示す周囲照度変化が生じているときのセンサ出力の変化を例示している。ここで、縦軸は時間(秒)、横軸は照度センサ31,32の出力電圧(V)を示している。図6(c)は、画面輝度L1の変化を例示している。ここで、縦軸は時間(秒)、横軸は表示画面10の輝度L1(cd/m2)を示している。
所定期間Tは0.4秒、所定回数Nは6回、閾値TH1,TH2はいずれも照度センサ31,32の出力電圧0.1V相当の値とする。
図6(b)の例では、正面側照度センサ31の出力電圧のみ約2.7Vから1.6〜2.0秒の短期間、約1.7Vに下がっている。従来であれば、約1.7Vのデジタル値が用いられて表示画面の輝度が短期間、下がることになる。本TV1においては、1.6〜2.0秒の間、上側照度センサ32の出力電圧は下がっていないので、図5のS106で条件不成立となり、S116のPWM補正は行われない。
また、正面側照度センサ31の出力電圧は、約2.7Vから4.0〜4.8秒の短期間、約2.0V以下に下がっている。上側照度センサ32の出力電圧も、約3.0Vから4.0〜4.8秒の短期間、約2.3V以下に下がっている。本TV1においては、時間4.0秒においてS104,S106の条件がともに成立し、4.4〜6.4秒の連続6回の出力電圧から差異値R1,R2が求められる。正面側照度センサ31からの第一差異値R1は約2.7−1.3Vに対応した値となり、上側照度センサ32からの第二差異値R2は約3.0−1.7Vに対応した値となる。この場合、図5のS114で条件不成立となり、S116のPWM補正は行われない。
一方、正面側照度センサ31の出力電圧は、時間6.8秒以降、約1.3Vで一定となっている。上側照度センサ32の出力電圧も、時間6.8秒以降、約1.7Vで一定となっている。本TV1においては、時間6.8秒においてS104,S106の条件がともに成立し、7.2〜9.2秒の連続6回の出力電圧から差異値R1,R2が求められる。7.2〜9.2秒の間、照度センサ31,32の出力電圧が変化していないので、正面側照度センサ31からの第一差異値R1は0となり、上側照度センサ32からの第二差異値R2も0となる。この場合、図5のS114で条件成立となり、S116のPWM補正が行われる。
以上説明したように、最新の検出照度EF0,EU0を含む連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5,EU0〜EU5から選ばれる最大照度EFmax,EUmaxと最小照度EFmin,EUminとの差異(R1,R2)が小さいと検出照度に応じて表示部2の輝度L1が調整され、差異(R1,R2)が大きいと表示部2の輝度L1が変わらない。これにより、瞬間的(例えば2sec以内)な照度変化に対して画面輝度変化が発生せず、適切な画面輝度が保たれるため、ユーザーに煩わしさを与えない。従って、本表示装置は、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することができる。
また、TV1から上方向の照度も感知するため、正面側照度センサ31近辺のみの照度変化に対して画面輝度補正が掛からない。この点でも、本表示装置は、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを抑制することができる。
(4)変形例:
複数のLED(発光ダイオード)を用いて表示するLED表示装置を用いる場合、各LEDの発光輝度を調整することによって表示画面の輝度を調整することができる。
表示装置には、上述した第一及び第二の照度検出手段とは異なる位置の照度を検出するための第三、必要に応じて第四、第五、…、の照度検出手段が設けられてもよい。バックライト明るさ補正処理については、例えば、全ての照度検出手段についてS104,S106のように検出照度を表す値が閾値以上又はより大の場合にS108以降の処理を行い、全ての照度検出手段についてS110,S112のように差異値R1,R2,…,Rnを算出し、全ての照度検出手段についてS114のようにR1,R2,…,Rnがいずれも閾値TH1以下又は未満であるか否かを判断すればよい。
最大照度と最小照度の差異を比で表す場合、この比が1又は1に近い場合に表示部の輝度を調整すればよい。例えば、比を最小照度Eminに対する最大照度Emaxの比とすると、閾値TH1を1<TH1(例えば、1.01<TH1<2、1.02<TH1<1.5、1.1<TH1<1.3)として、比Emax/Eminが閾値TH1以下又は未満であるか否かを判断すれば、最大照度と最小照度の差異と所定量との大小関係を判断することになる。
上述した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、図5のS104の判断処理の前にS106の判断処理を行ってもよい。
図7は、閾値(所定量)TH1及び第二の閾値(第二所定量)TH2をいずれも0とした変形例のバックライト明るさ補正処理をフローチャートにより示している。本フローは、図5のフローと比べて、S104がS122に置き換わり、S106がS124に置き換わり、S110〜S114がS126に置き換わっている。
処理を開始すると、マイコン110は、両照度センサ31,32からの検出照度に対応した値をT秒毎となるように読み込み、RAM113に格納する(S102)。S122では、正面側照度センサ31からの最新の検出照度EF0が1回前の検出照度EF1から変化しているか否かを判断する。すなわち、TH2=0となっており、EF0≠EF1であればS124へ進み、EF0=EF1であればS102に戻る。S124では、上側照度センサ32からの最新の検出照度EU0が1回前の検出照度EU1から変化しているか否かを判断する。すなわち、TH2=0となっており、EU0≠EU1であればS108へ進み、EU0=EU1であればS102に戻る。S108では、両照度センサ31,32からの検出照度に対応した値をT秒毎にN回読み込み、RAM113に格納する。S126では、正面側照度センサ31からの所定回数Nの検出照度EF0〜EF5が全て同一であり、かつ、上側照度センサ32からの所定回数Nの検出照度EU0〜EU5が全て同一であるか否かを判断する。条件成立時にはS116へ進み、検出照度EF0〜EF5に一つでも不一致があるか、又は、検出照度EU0〜EU5に一つでも不一致がある場合にはS102に戻る。
以上より、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを簡易な構成で適切に抑制することができる。
また、上側照度センサ32が無くても、本発明の基本的な作用及び効果が得られる。さらに、S104,S106,S122,S124の判断処理が行われなくても、本発明の基本的な作用及び効果が得られる。 図8は、正面側照度センサ31のみを用いた簡易な構成のバックライト明るさ補正処理をフローチャートにより示している。本フローは、図5のフローと比べて、S104〜S108が無く、S112〜S114がS132に置き換わっている。
処理を開始すると、マイコン110は、正面側照度センサ31からの検出照度に対応した値をT秒毎となるように読み込み、RAM113に格納する(S102)。S110では、正面側照度センサ31からの連続した所定回数Nの検出照度EF0〜EF5のうち、最大照度をEFmax、最小照度をEFminとして、最大照度EFmaxと最小照度EFminとの差異を表す差異値R1=EFmax−EFminを算出する。S132では、差異値R1と閾値(所定量)TH1(TH1≧0)との大小関係を判断する。S132では、差異値R1が閾値TH1以下又は未満である場合にS116へ進み、差異値R1が閾値TH1より大又は以上の場合にS102に戻る。
以上によっても、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度L1に短期間の変化が生じる煩わしさを適切に抑制することができる。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、表示装置周囲の照度に短期間の変化が起こることにより表示輝度に短期間の変化が生じる煩わしさを適切に抑制することが可能な表示装置、表示方法、テレビジョン、テレビジョンの制御方法、表示プログラム、テレビジョンの制御プログラム、これらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非伝送媒体、等を提供することができる。
なお、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる装置、システム、方法及びプログラムでも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…テレビジョン(表示装置)、
2…表示部、3…照度検出手段、
3a…第一の照度検出手段、3b…第二の照度検出手段、
4…輝度調整手段、5…照度差異判断手段、
8…キャビネット、9…リモートコントロール装置、
10…表示画面、
31…正面側照度センサ、32…上側照度センサ、
EF0〜EF5…正面側検出照度、EU0〜EU5…上側検出照度。

Claims (7)

  1. 画像を表示するための表示部と、表示装置周囲の照度を検出するための照度検出手段と、検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整するための輝度調整手段とを備える表示装置において、
    前記照度検出手段により照度を所定期間毎に検出し、最新の検出照度を含む連続した所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異と所定量との大小関係を判断する照度差異判断手段を備え、
    前記輝度調整手段は、前記差異が前記所定量以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整する一方、前記差異が前記所定量以下又は未満でないと判断された場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする表示装置。
  2. 前記照度差異判断手段は、前記所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す差異値と所定の閾値との大小関係を判断し、
    前記輝度調整手段は、前記差異値が前記閾値以下又は未満であると判断された場合に前記検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整する一方、前記差異値が前記閾値以下又は未満でないと判断された場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記照度差異判断手段は、最新の検出照度と該最新よりも1回前の検出照度との差異を表す一回差異と第二所定量との大小関係を判断し、前記一回差異が前記第二所定量以上又はより大であると判断した場合に前記所定回数、前記照度検出手段により照度を前記所定期間毎に検出し、該所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す差異値と前記閾値との大小関係を判断する一方、前記一回差異が前記第二所定量以上又はより大でないと判断した場合に前記差異値と前記閾値との大小関係の判断を行わず、
    前記輝度調整手段は、前記一回差異が前記第二所定量以上又はより大でないと判断した場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記照度検出手段は、互いに異なる位置の照度を検出するための第一の照度検出手段及び第二の照度検出手段を備え、
    前記照度差異判断手段は、前記第一の照度検出手段による検出照度の差異を表す一回差異値と第二の閾値との大小関係、及び、前記第二の照度検出手段による検出照度の差異を表す一回差異値と前記第二の閾値との大小関係を判断し、いずれの前記一回差異値も前記第二の閾値以上又はより大であると判断した場合に前記所定回数、前記第一の照度検出手段及び前記第二の照度検出手段により照度を前記所定期間毎に検出し、前記第一の照度検出手段について該所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す第一差異値と前記閾値との大小関係を判断し、前記第二の照度検出手段について該所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す第二差異値と前記閾値との大小関係を判断する一方、いずれか一方の前記一回差異値が前記第二の閾値以上又はより大でないと判断した場合に前記第一差異値と前記閾値との大小関係の判断、及び、前記第二差異値と前記閾値との大小関係の判断を行わず、
    前記輝度調整手段は、前記第一差異値が前記閾値以下又は未満、かつ、前記第二差異値が前記閾値以下又は未満であると判断された場合に前記第一の照度検出手段について検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整する一方、前記第一差異値が前記閾値以下又は未満でないか、又は、前記第二差異値が前記閾値以下又は未満でないと判断された場合に前記表示部の輝度を変更せず、さらに、いずれか一方の前記一回差異値が前記第二の閾値以上又はより大でないと判断した場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第一の照度検出手段は、前記表示部の正面側の照度を検出する正面側照度センサを備え、
    前記第二の照度検出手段は、前記表示部の上側の照度を検出する上側照度センサを備えることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記照度差異判断手段は、前記所定回数の検出照度が全て同一であるか否かを判断し、
    前記輝度調整手段は、前記所定回数の検出照度が全て同一であると判断された場合に前記検出された照度に応じて前記表示部の輝度を調整する一方、前記所定回数の検出照度が全て同一とは判断されなかった場合に前記表示部の輝度を変更しないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 映像を表示するための表示画面と、該表示画面の正面側の照度を検出する正面側照度センサと、前記表示画面の上側の照度を検出する上側照度センサと、前記表示画面の輝度を調整するための輝度調整手段とを備えるテレビジョンにおいて、
    前記正面側照度センサ及び前記上側照度センサにより照度を所定期間毎に検出し、前記正面側照度センサについて最新の検出照度と該最新よりも1回前の検出照度との差異を表す一回差異値と所定の閾値との大小関係を判断し、前記上側照度センサについて最新の検出照度と該最新よりも1回前の検出照度との差異を表す一回差異値と前記閾値との大小関係を判断し、いずれの前記一回差異値も前記閾値以上又はより大であると判断した場合に所定回数、前記正面側照度センサ及び前記上側照度センサにより照度を前記所定期間毎に検出し、前記正面側照度センサについて最新の検出照度を含む連続した前記所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す第一差異値と前記閾値との大小関係を判断し、前記上側照度センサについて最新の検出照度を含む連続した前記所定回数の検出照度の最大照度と該所定回数の検出照度の最小照度との差異を表す第二差異値と前記閾値との大小関係を判断する照度差異判断手段を備え、
    前記輝度調整手段は、前記第一差異値が前記閾値以下又は未満、かつ、前記第二差異値が前記閾値以下又は未満であると判断された場合に前記正面側照度センサについて検出された照度に応じて前記表示画面の輝度を調整する一方、前記第一差異値が前記閾値以下又は未満でないか、又は、前記第二差異値が前記閾値以下又は未満でないと判断された場合に前記表示画面の輝度を変更せず、さらに、いずれか一方の前記一回差異値が前記閾値以上又はより大でないと判断した場合に前記表示画面の輝度を変更しないことを特徴とするテレビジョン。
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