JP2012099746A - 蓄電装置 - Google Patents

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Teruhisa Miura
照久 三浦
Motohiro Sakata
基浩 坂田
Susumu Nomoto
進 野本
Takehiko Inoue
健彦 井上
Kimiyasu Kakiuchi
公康 垣内
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Abstract

【課題】本発明は製造時の信頼性に優れた蓄電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明における蓄電装置は、電解質を含み対向する素子端部1a、1bを備え、そこから正極と負極が引き出される素子1と、素子端部1a、1bにそれぞれ融着した集電端子部材2、集電板3と、素子1、集電端子部材2、集電板3を収容する有底筒状の外装ケース7と、外装ケース7の底面7aは貫通孔7cを有し、この貫通孔7cから表出する前記集電端子部材2に設けられた端子部2bと、前記集電端子部材2と外装ケース7の底面7aの間に介在する素子支持体5と、集電板3の外表面に結合された接続端子部材4と、この接続端子部材4と外装ケース7の開口端部の間に介在する封口部材6とを備え、前記素子支持体5が底面7aおよび集電端子部材2により付勢され、かつ、前記封口部材6は前記外装ケース7の外周面から付勢されていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器、ハイブリッド自動車や燃料電池車のバックアップ電源用や回生用、あるいは電力貯蔵用等に使用される蓄電装置に関するものである。
従来から、機器の動作中から停止に移るまでに機器から熱エネルギーなどとして不必要に消費される運動エネルギーを、電気エネルギーとして一旦蓄電素子に貯蔵し、必要な際に再利用することにより、消費されるエネルギーを低減し、効率化を図ることが考えられてきた。
その際に、機器の動作に必要なエネルギーを必要な出力で供給することが出来る蓄電装置を用いた蓄電ユニットが必須となった。その蓄電装置の候補には、大別してキャパシタと蓄電池の2種類があった。
図7は従来の蓄電装置の一例として示した電気二重層キャパシタの構造を示した正面断面図である。
図7において、シート状である正極および負極が互いに逆方向に突出するように一部ずれた状態で対向し、これら正極および負極の間にセパレータを介在させながら重ねて巻回された素子101はその巻回軸方向両端に正極および負極の一部が突出して形成された陽極101a、陰極101bを有している。
これら陽極101aおよび陰極101bにおける素子101の巻回軸方向の端面には、金属板を加工して作製された正極集電板102と負極集電板103がそれぞれ接合されている。素子101に接合された正極集電板102の外表面には金属製の端子板104が接合され、負極集電板103の外表面は素子101や電解液を収容する有底筒状の金属ケース105の内底面に接合されている。
この構成により素子101に接合された端子板104が金属ケース105の開口端部付近に位置することとなり、この端子板104の外周面を覆うように封口部材107が配設されている。
これにより、この封口部材107が端子板104と金属ケース105の開口端部の間に介在することとなり、金属ケース105の外周面において、上記封口部材107が配設されている箇所と対応する箇所に金属ケース105内部へ向かって絞り加工などを施すことにより、封口部材107を付勢させることができ、端子板104および封口部材107により金属ケース105の開口端部を封止することができる。
そして、端子板104には金属ケース105内部と連通する貫通孔104aが形成され、この貫通孔104aを外部から塞ぐように調圧弁106が配設されている。
図7に示される電気二重層キャパシタにおいて、上記部材を接合させるために溶接を多く用いるが、素子101のシート状の正極、負極の束で形成された陽極101aや陰極101bと他の部材を溶接箇所において一様に溶着させることは、素子101との接触面積が増え、蓄電装置として低抵抗化を図ることができることと引き換えに、平面どうしの溶着に比べて信頼性において注意を払う必要があった。
その課題に対して素子101に正極集電板102、負極集電板103が接合されることにより、素子101を端子板104や金属ケース105と直接接合される構成に比べて、素子101を金属ケース105に収容する前に陽極101a、陰極101bの接合信頼性を視認することができ、電気二重層キャパシタを含めた蓄電装置として、製造時の信頼性を高めることができた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−194131号公報
確かに図7に記載の電気二重層キャパシタのような蓄電装置の構成により、金属ケース105に収容して金属ケース105と負極集電板103を接合する前に、予め、素子101と正極集電板102および負極集電板103との接合信頼性を確認した上で金属ケース105との接合を行うことができ、信頼性向上を図ることができる。
しかしながら上記電気二重層キャパシタを作製するために、素子101と正極集電板102、負極集電板103、端子板104、金属ケース105を溶接することが必要となる。そして、これらの部材を溶接する方法は作業性などの観点からレーザー溶接などが多く用いられる。
そのため、上記の蓄電装置を作製するために、必要な溶接回数が増え、この溶接による孔あきなどの不良発生の可能性が高くなり、生産性の低下を招く恐れがあった。
そこで本発明では、生産性がより優れた蓄電装置を提供することを目的とする。
上記課題に対し、本発明における蓄電装置は、対向する両端部に電極を有し、電解質を含んだ蓄電素子と、これら一対の電極にそれぞれ融着した金属製の集電端子部材および集電板と、これらを収容し、有底筒状である外装体と、前記集電端子部材に備えられ、前記外装体の底面に形成された貫通孔から表出する端子部と、接合手段により前記集電板と接合され、前記外装体の開口部から表出して電極を引き出す接続端子部材と、この接続端子部材と前記外装体の開口部の間に介在し、前記外装体の開口部を封口した封口部材とを少なくとも備え、前記集電端子部材および前記外装体の底面内部と当接した素子支持体を有し、この素子支持体が前記集電端子部材から前記底面に向かって付勢されると共に、前記封口部材は外周面から内部に向かって付勢されたことを特徴としている。
この構成により本発明の蓄電装置は、対向する一対の端部から各電極が引き出される素子の一方の端部に接合された集電端子部材が素子支持体に圧着し、固定されることにより、本発明の集電端子部材および集電板を用いて、素子と他の金属部材との溶接信頼性を確認した上で外装体の内部へ収容することができ、かつ、溶接を行わずに外装体の中で素子の位置を固定できるため、上記従来の蓄電装置の構成に比べて蓄電装置一つを作製するために必要な溶接回数を低減することができる。従って、蓄電装置の製造時の信頼性を向上させることができる。
また、さらに、容易に素子の一端を固定することができるため、端子板のような接続端子部材を介して素子の他端を絞り加工などの外装体の内周面からの押圧により固定する際の軸ずれを抑制することができ、蓄電装置としての信頼性向上や抵抗増大の抑制などが可能となる。
本発明における実施例1の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタを示した分解斜視図 本発明における実施例1の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタを示した正面断面図 本発明における実施例1の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタの接続端子部材近傍を部分的に抜粋して示した部分斜視図 (a)本発明における実施例2の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタの一部を抜粋して示した正面断面図、(b)同電気二重層キャパシタの素子支持体近傍を抜粋し、拡大して示した正面断面図 本発明における実施例3の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタを示した正面断面図 本発明における実施例3の蓄電装置の一例として外装ケース底面近傍にアンカー部を備えた電気二重層キャパシタの外装ケースの底面近傍を抜粋して示した部分断面図 従来の蓄電装置の一例として示した電気二重層キャパシタの正面断面図
(実施例1)
以下に図面を用いながら実施例1および請求項1〜2に記載の発明の説明を行うが、本発明は下記の内容に限定されない。
また、本実施例では本発明の構造を、蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタを用いて説明するが本発明の蓄電装置はこれに限定されない。
図1は、本実施例における電気二重層キャパシタの分解斜視図である。
図2は、本実施例における電気二重層キャパシタの正面断面図である。
図1において、本実施例における電気二重層キャパシタは、対向する一対の端部から正極および負極をそれぞれ取り出すことができる素子1と、その一対の端部に溶接される集電端子部材2、集電板3と、集電板3と結合される接続端子部材4と、図4における上記集電端子部材2および接続端子部材4をそれぞれ覆うように取り付けられる素子支持体5および封口部材6と、筒部7bと底面7aとから成り、前記素子1や電解液(図示なし)を収容する金属製の外装体である外装ケース7と、上記接続端子部材4の内部に取り付けられた弁体8と、この弁体8を上記接続端子部材4の内部で固定できるように押さえつける弁固定体9とから構成されている。
本実施例における素子1は、金属箔からなる集電体と、この集電体の表裏面に形成される電極層とから構成される正極および負極と、正極および負極の間に介在するセパレータから構成されている。
これら正極および負極はそれぞれ、集電体の一端辺に集電体が露出して電極層が形成されていない集電体露出部(図示なし)を有する。これら正極および負極の集電体露出部を逆方向に突出させるために正極および負極はセパレータを介してずれて対向している。この状態で、正極と負極とセパレータは、対向する正極および負極のどの間にもセパレータが介在するように巻回されて素子1が形成される。このように巻回されることにより、正極および負極の集電体露出部は巻回状の素子1においてそれぞれ巻回軸方向に外に向かって突出した構成になり、箔端部によって構成された対向する端部である素子端部1a、1bをそれぞれ形成している。
そして、本実施例では、この素子端部1a、1bに当接するように金属製の集電端子部材2、集電板3が溶接などによって融着している。
図2において、本実施例の集電端子部材2、集電板3は少なくとも、素子端部1a、1bにそれぞれ当接し融着する平板状の素子接続部2a、3aを備え、集電端子部材2の素子接続部2aは、素子端部1aと対向する面の裏面に、外部へ突出した端子部2bを備えている。この端子部2bは、本実施例の電気二重層キャパシタから電力を取り出す、バスバーや制御回路部品等と接続するために外装ケース7からその一部が表出している。
また、集電板3は上記素子端部1bと対向する面の裏面に接続端子部材4と結合するために突出した結合部3bを有する。この結合部3bには例えば、雄ネジが形成されている。
また、この結合部3bには、素子接続部3aと共に素子1の巻回軸方向に貫通して形成された注液孔3cを有する。
そして、金属製の接続端子部材4は、例えば、図1、2において、巻回状の素子1に合わせて円板状である第1フランジ部4aと、第1フランジ部4aの下に位置する円柱状の第2フランジ部4bと、第2フランジ部4bの下に形成された円筒状の弁配設部4cとから構成されている。第2フランジ部4bは第1フランジ部4aより断面径が小さく、弁配設部4cは第2フランジ部4bより断面径が小さい構成を有している。このように多段状の金属部材である上記接続端子部材4の構成の理由は後述する。上記弁配設部4cには、弁体8を取り付けるために、その筒体内部において一部、内周径が狭まった座部4dが設けられている。そして、第1フランジ部4aの集電板3と対向した面には、上記集電板3の結合部3bと結合するために、例えば雌ネジなどの結合手段を有した凹部である結合部4eが設けられている。この結合部3bと結合部4eにより、集電板3と接続端子部材4は結合している。さらに、この結合部4eの底には、第1フランジ部4aから弁配設部4cへ通じた貫通孔である注液孔4fを有している。
続いて、弾性部材から成る素子支持体5は、素子1に融着した集電端子部材2の素子接続部2aの外表面と上記外装ケース7の底面7aと介在して上記素子接続部2aまたは上記底面7aから付勢された平板状の支持部5aを少なくとも有している。本実施例の素子支持体5はさらに、図1において、上記集電端子部材2の端子部2bを嵌合させるための貫通孔5bを有している。そしてこの素子支持体5は、この貫通孔5bの開口端部と一体であり、端子部2bの外周面の一部を覆う密栓部5cを有している。
この密栓部5cは、貫通孔7cの封止の役割と、外装ケース7と集電端子部材2との絶縁の役割も有している。
図3は本発明における実施例1の蓄電装置の一例として電気二重層キャパシタの接続端子部材4近傍を部分的に抜粋して示した部分斜視図である。
図2、3において、封口部材6は、略環状の絶縁部材である。この封口部材6は、図2のように、上記接続端子部材4の第1フランジ部4aおよび第2フランジ部4bの側面を主に覆うように、接続端子部材4の外周に嵌め込まれている。そして、この封口部材6は、接続端子部材4の外周面と外装ケース7の開口部の内周面との間に介在し、この開口部を封止している。
本実施例における外装ケース7は上記のように底面に貫通孔を備えた金属製の有底円筒状ケースであり、加工性などの観点から、アルミニウムや鉄、ステンレスなどが好ましく、本実施例の場合、導電性を有する必要がないため、絶縁体であってもよい。
この外装ケース7は少なくとも筒部7bと底面7aから構成され、上記素子1、集電端子部材2、集電板3、接続端子部材4、素子支持体5、封口部材6を収容している。上記底面7aには上記貫通孔7cが形成されている。そして、この貫通孔7cから上記端子部2bが突出し、外装ケース7の外部へ表出している。
因みに、本実施例では、外装ケース7の筒部7bの一端を封止する壁面を底面7aと呼称しているが、当然ながら、本実施例の電気二重層キャパシタは底面7aが下側に位置する構成に限定されるものではない。底面7aが上側に位置しても同様の効果を奏する。
上記素子支持体5がこの外装ケース7の底面7a側に収容されることにより、素子支持体5が底面7aおよび集電端子部材2により押圧され、外装ケース7の内部において素子1を強固に固定することができる。
そして、外装ケース7の底面7a側と反対側に位置する開口端部には、封口部材6および接続端子部材4が位置している。この外装ケース7の開口端部では、筒部7bの内周面と封口部材6の外周面をより強固に圧着するように筒部7bの外周面から封口部材6へ向かう環状の絞り加工を施す(絞り加工部7d)。
この絞り加工部7dは、上記接続端子部材4の外周面と対向する位置に設けることが好ましい。これは、第1フランジ部4aが封口部材6の座板としての機能を有し、この第1フランジ部4aを必要最小限の厚みに設計することができ、径が大きい第1フランジ部4aの外周面において絞り加工を行うよりも、接続端子部材4の軽量化を図ることができる。
従って、本実施例の接続端子部材4は多段状のフランジ部が形成された構成を有している。
なお、この構成に加えて、外装ケース7の開口端部に内側に向かったカーリング加工を施し、さらに強固に封口部材6および接続端子部材4を固定しても良い。
上記構成により、本実施例における電気二重層キャパシタは、セル一つを作製するために、少なくとも素子1と集電端子部材2、集電板3を溶接接合させるだけで素子1を外装ケース7の内部で固定しながら、電気二重層キャパシタを組み立てることができるため、溶接時の不良発生の可能性が低減され、製造時の信頼性が向上する。
加えて、素子1を、素子支持体5を用いて固定することにより、絞り加工部7dを形成する際に、外装ケース7に対する素子1の軸ずれを抑制することができる。
これは、素子1の一端をあえて外装ケース7と溶接などによって一度、素子1の軸の位置が決定した後に絞り加工を行う構成に比べて、素子1の一端で素子1の軸の位置を決定できるためである。これにより、絞り加工を行う時の筒部7bから封口部材6の外側周面にかかる応力がより均一となる。そのため、封口部材6にかかる応力が偏在したときに生じる、封口部材6近傍における外装ケース7の開口部の封止強度の偏在化を抑制することができ、電解液漏れや外装ケース7内への水分の浸入抑制の信頼性が向上する。さらに、素子端部1bと集電板3との接合界面での不必要な引っ張り応力を抑制することができ、素子端部1bと集電板3の接合部における破断などの不良を抑制し、信頼性向上や低抵抗化を図ることができる。
本実施例において用いられている素子支持体5として、構成する材料は、弾性を有した材料であれば、特に限定されず、ブチルゴムなどでもよい。
なお、底面7aの貫通孔7cと、素子支持体5の密栓部5cと、集電端子部材2の端子部2bの構成において、端子部2bは柱状体であり、少なくとも前記貫通孔7cの内周面と対向する部分の径は、環状である前記密栓部5cの内径より大きい構成が好ましい。これにより、上記貫通孔7c周辺の気密性を高めることができる。そのため、本実施例における電気二重層キャパシタの製造時の生産性および信頼性を同時に高めることができる。
なお、この貫通孔5b、7cおよび密栓部5cの環状の形は、上記端子部2bの外周形に沿って構成されるものであり、円状だけに限らず方形状や多角形状などでもよい。
また、本実施例では、接続端子部材4には第1、第2フランジ部4a、4bなどが設けられているという説明を上記にて行ったが、本発明において必須構成ではなく、集電板3と連結することができ、バスバーなどと電気的に接続ができ、封口部材6を外装ケース7の開口部とともに付勢させるための面を有していればよい。また、接続端子部材4を素子1と溶接などによって直接接合する構成であってもよい。
(実施例2)
以下に、図面を用いながら本発明の実施例2と請求項4の説明を行っていくが、本発明は以下の内容に限定されない。また、上記実施例1と同じ部材については実施例1と同様の符号を付与して説明を行う。
図4(a)は、本実施例における電気二重層キャパシタに用いられる外装ケースの底面近傍を抜粋して示した正面断面図であり、図4(b)は、同電気二重層キャパシタに用いられる素子支持体5の近傍を抜粋し、拡大して示した正面断面図である。
図4(a)において、本実施例における電気二重層キャパシタでは、素子支持体5を外装ケース7内部で押圧している上記外装ケース7の底面7aと上記集電端子部材2の素子接続部2aにそれぞれ素子支持体5に向かった突起であるアンカー部10、11を形成した構成を有している。
このアンカー部10、11は、それぞれ、底面7aの内面および素子接続部2aの外側面に環状に形成されており、これら環の径が、上記底面7aの貫通孔7cの開口径より大きいことが好ましい。
これにより、本実施例の巻回状の素子1および円筒状の筒部7bを用いた電気二重層キャパシタにおいて、外装ケース7内部に収容された電解液が、貫通孔5b、7cに到達する前にアンカー部10、11により強固に封止することができるため、底面7a側の封止強度を高めることができる。
そしてさらに、図4(a)、(b)のように、本実施例における上記アンカー部10、11は互いに非対向であることが好ましい。言い換えれば、アンカー部10、11を形成している環のうち一方の環が他方の環より大きい構成が好ましい。因みに図4(a)のように本実施例では、集電端子部材2のアンカー部10の環の方が、外装ケース7のアンカー部11よりも小さい構成を一例として示している。
これは、非対向の構成をとることにより、図4(b)に示される矢印のように、アンカー部10、11は2方向のアンカー機能を果たす。まず、上下の方向に応力が働き、上記のような電解液の漏液防止の機能を果たす。次に、水平方向に応力が働き、水平方向の移動を抑制する機能を果たす。この水平方向の機能は、集電端子部材2の固定を通じて素子1の軸ずれ抑制効果を高めることができる。
また、アンカー部10、11が非対向であることにより、アンカー部10、11が対向して底面7aと素子接続部2aの間の距離が、互いの突起の高さの和より小さく狭められない構成に比べて、上記距離をさらに狭め、より低背化を図ることができる。
なお、アンカー部10、11の環の大きさの大小関係は、図4(a)、(b)と逆であっても同様の効果を奏する。
(実施例3)
以下に、図面を用いながら本発明の実施例3および請求項3、5〜7の説明を行っていくが、本発明は以下の内容に限定されない。また、上記実施例1と同じ部材については実施例1と同様の符号を付与して説明を行う。
図5は本実施例における電気二重層キャパシタの正面断面図であり、図6は本実施例に用いられる電気二重層キャパシタにおいて底面近傍にアンカー部を備えた外装ケースの底面近傍を抜粋して示した部分断面図である。
図5において、本実施例における電気二重層キャパシタは、素子端部1aと接合する集電端子部材20は、素子端部1aと融着した素子接続部20aと後述する端子部20cと結合するために設けられた結合部20bとから構成されている。この結合部20bには例えば雌ねじが設けられている。
本実施例の電気二重層キャパシタにおいて用いられる端子部20cは、軸となる柱状の接続部20dと、この接続部20d外周に設けられた、外装ケース7の貫通孔7cより大きい面を有した鍔部20eと、上記接続部20dの外装ケース7と対向する平面側端部に形成された結合部20fとから成る。この端子部20cの結合部20fに素子接続部20a、結合部20bが結合される。
このように、本実施例では実施例1、2のように、端子部2bが集電端子部材2において一体で形成されている構成に変わって、端子部20cとして別体で構成されている。
この端子部20cと上記素子接続部20aを強固に結合させることにより、上記鍔部20eが外装ケース7の底面7aの外表面とより強固に当接することとなる。
この構成により、本実施例における電気二重層キャパシタは、素子1を強固に固定させようとして素子1を素子支持体5および底面7aの内面に圧着させると、底面7aが膨れあがる恐れがあり、それにより、外装ケース7の内部の気密性や蓄電装置として寸法精度が悪化してしまうことがあるが、鍔部20eが逆方向から再び力を加えることにより、底面7aの平滑性を維持させることができる。これにより、本実施例における電気二重層キャパシタの上記気密性や寸法精度の悪化を抑制することができる。
図6は、本実施例の蓄電装置の一例として外装ケース7の底面近傍にアンカー部21、22を有した電気二重層キャパシタの外装ケース7の底面近傍を抜粋して示した部分断面図である。
また、図5、6において、本実施例の電気二重層キャパシタにおいて、上記素子支持体5は、支持部5aおよび密栓部5cと一体であり、上記鍔部20eと底面7aの間に介在するように配設されている外表部5dを備え、この外表部5dが鍔部20eおよび底面7aにより押圧された構成であってもよい。その際、鍔部20eの外表部5dと対向する部分および底面7aの外表部5dと対向する部分に実施例2のようなアンカー部21、22がそれぞれ形成されていることが好ましい。
この構成により、結合部20b、20fの部分からの電解液の漏液を抑制することができ、実施例3における電気二重層キャパシタにおいて、更に封止強度を高めることができる。因みに、実施例2のように、形成されたアンカー部21、22は非対向であることが好ましい。
この構成において、図6のように実施例2において説明を行った支持部5aの表裏面が当接するようなアンカー部10、11を併せて設けた構成であってもよい。
以上により、本発明では機密性、溶接信頼性に優れた蓄電装置を構成することができる。
なお、本発明の実施例に用いられる駆動用電解液(図示せず)は、溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)などのうち少なくとも一つを用いた溶媒に、電解質として例えばテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TEABF4)や、トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TEMABF4)、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート(EMIBF4)、1−エチル−2、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート(EDMIBF4)、1、2、3−トリメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート(TMIBF4)及び1、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート(DMIBF4)などのうち少なくとも一つを用いることができるが、特に溶媒、電解質を限定するものではない。
そして、上記素子1を構成する正極および負極の集電体の材料としては弁金属が用いられる。その弁金属としては例えば、アルミニウム、タンタル、チタンなどの金属がある。そして、集電端子部材2、集電板3、接続端子部材4は加工性や内部抵抗などの観点から、アルミニウム、鉄、ステンレス、ニッケル、銅、これらの合金などが好ましい。
また、本発明の蓄電装置は、実施例1〜3のような電気二重層キャパシタに限定されず、電解液のカチオンにリチウムを用い負極の電極材料内へリチウムを吸蔵させて用いる、リチウムイオンキャパシタなどの他のキャパシタや蓄電池など、種々の電極材料とそれを支持する集電体を使って、蓄電素子として対向する両端から正極と負極がそれぞれ一方ずつ引き出される構成の素子を備えた装置であれば、同様に、本発明の蓄電装置として効果を奏することができる。
本発明にかかる蓄電装置は、外装ケースの内部で素子の一端を素子支持体により固定することにより、容易に外装ケースと素子とを固定することができる。そのため、蓄電装置として組立てに必要な部材どうしの溶接回数が低減され、非常に信頼性にすぐれている。加えて、外装ケース内部における素子の軸ずれが抑制され、外装ケース端部における封止応力がより均一になり、封止強度が向上する。そのため電子機器や車載用蓄電装置として利用することが期待される。
1 素子
1a、1b 素子端部
2、20 集電端子部材
2a、3a、20a 素子接続部
2b、20c 端子部
3 集電板
3b、4e、20b、20f 結合部
3c、4f 注液孔
4 接続端子部材
4a 第1フランジ部
4b 第2フランジ部
4c 弁配設部
4d 座部
5 素子支持体
5a 支持部
5b、7c 貫通孔
5c 密栓部
5d 外表部
6 封口部材
7 外装ケース
7a 底面
7b 筒部
7d 絞り加工部
8 弁体
9 弁固定体
10、11、21、22 アンカー部
20d 接続部
20e 鍔部

Claims (7)

  1. 対向する両端部に電極を有し、電解質を含んだ蓄電素子と、
    これら一対の電極にそれぞれ融着した金属製の集電端子部材および集電板と、
    有底筒状であり、底面に貫通孔を有し、この貫通孔から前記集電端子部材が表出するように前記蓄電素子および集電端子部材、集電板を収容した外装体と、
    前記集電板の外表面と当接し、前記外装体の開口部から前記外装体の外部へ表出した接続端子部材と、
    この接続端子部材の側面と前記外装体の開口部の間に介在し、前記開口部を封口した封口部材とを少なくとも備え、
    対向した前記外装体の底面と前記集電端子部材の間に介在して絶縁する素子支持体を有し、前記封口部材は前記外装体の外周面から内部へ付勢されると共に、前記素子支持体が前記集電端子部材から前記外装体の底面へ向かって付勢されたことを特徴とした蓄電装置。
  2. 前記集電端子部材は、
    前記蓄電素子の前記蓄電素子の一方の電極と融着して電気的に接続された素子接続部と、前記素子接続部における前記蓄電素子との融着面の裏面に設けられた端子部とを備え、この端子部の一部が前記貫通孔から前記外装体の外部へ突出した構成である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記集電端子部材は、
    前記蓄電素子の一方の電極と融着して電気的に接続された素子接続部と、
    この素子接続部と結合されて前記外装体の貫通孔から一部が前記外装体の外部へ表出した端子部とを少なくとも有し、
    この端子部は、前記素子接続部と対向する面に、前記素子接続部と結合する結合部を備えた接続部と、この接続部側面に形成された、前記外装体の貫通孔の外周よりも外周が大きい平板状の鍔部とから少なくとも構成され、
    前記鍔部および前記素子支持体が前記外装体の底面を挟持した請求項1に記載の蓄電装置。
  4. 前記集電端子部材には、前記素子支持体と対向する部分に形成された円環状の突起である第1のアンカー部が設けられ、前記外装体には、前記素子支持体と対向する部分に形成された円環状の突起である第2のアンカー部が設けられ、
    これら第1、第2のアンカー部を形成する環の大きさは、前記外装体の貫通孔の開口部の外形よりも大きく、第1、第2のアンカー部を形成する環の大きさはそれぞれ異なる請求項1に記載の蓄電装置。
  5. 前記素子支持体は、
    前記素子接続部および前記外装体の底面の間に介在した支持部と、
    前記支持部と一体であり、前記外装体の貫通孔の内周面と前記集電端子部材との間に介在した環状の密栓部と、
    前記封止部と一体であり、前記端子部の鍔部と前記底面の外表面との間に介在した外表部とからなる請求項3に記載の蓄電装置。
  6. 前記端子部の鍔部には、前記素子支持体の外表部と対向する部分に形成された円環状の突起である第3のアンカー部が設けられ、
    前記外装体の底面の外表面には、前記外表部と対向する部分に形成された円環状の突起である第4のアンカー部が設けられ、
    前記第3、第4のアンカー部を形成する環の大きさは、前記外装体の貫通孔の開口部の外形よりも大きく、第3、第4のアンカー部を形成する環の大きさはそれぞれ異なる請求項3に記載の蓄電装置。
  7. 前記集電端子部材の前記素子接続部および前記端子部の結合部を結合する手段がネジ止めである請求項3に記載の蓄電装置。
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