JP2012098338A - 画像形成装置および画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】省資源や経費節減を十分に達成し、印刷した内容が読みにくくなるのを避ける。
【解決手段】記憶部13と、印刷済み用紙を順番に走査する用紙読取部16と、走査結果に基づき印刷済み用紙の印刷済み領域の位置情報を判定して記憶部13に印刷済み用紙の順番と対応付けて保存する用紙データ判定部17と、入力原稿画像データに基づき原稿領域の位置情報を判定する原稿データ判定部19と、原稿領域の位置情報と印刷済み領域の位置情報とを比較し、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定し、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定する印刷判定部20と、印刷判定部20により印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定されると印刷部11に当該印刷を実行させる印刷制御部21とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷済みの用紙を有効利用する画像形成装置および当該画像形成装置に用いられる画像形成プログラムに関するものである。
近年、省資源や経費節減のために、用紙の一方の面が印刷済みであっても他方の未使用の面に印刷や複写を行うことや、印刷済みの用紙面に上書き印刷を行うことが提案されている(例えば特許文献1〜4参照)。例えば特許文献1に記載の装置では、用紙の濃度を検出し、平均濃度が所定値以上のときに使用済みと判定し、所定値未満のときに未使用と判定して、未使用の面が複写面となるように用紙の向きを制御している。また、例えば特許文献2に記載の装置では、用紙の平均濃度が所定値以下であれば、使用済みであっても、印字濃度の薄い用紙であると判定して、印刷を行うようにしている。また、例えば特許文献3に記載の装置では、用紙搬送中に表裏両面の濃度を検知し、一方の濃度が所定値を超えている場合は、その印刷面は既に印刷が行われているとして取り扱い、両面印刷が指定されていても、片面印刷のみで排紙するようにしている。また、例えば特許文献4に記載の装置では、検出した印刷用紙の表面印刷濃度および裏面印刷濃度と、印刷可能用紙の印刷濃度上限値とを比較し、印刷済み用紙面に上書き印刷を行うときは、表面印刷濃度および裏面印刷濃度の両方が、印刷可能用紙の印刷濃度上限値以下であった場合のみ、印刷を行うようにしている。
特開平07−017656号公報 特開2000−321935号公報 特開2001−005341号公報 特開2002−273983号公報
ところが、上記特許文献1,3に記載の装置では、印刷済みの用紙面は使用しないようにしているため、省資源や経費節減の観点からは十分でない。また、上記特許文献2,4に記載の装置では、単に、用紙面の平均濃度を検出し、その濃度が所定値以下のときに上書き印刷を行っているため、上書き印刷した内容が読みにくくなる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、省資源や経費節減を十分に達成しつつ、印刷した内容が読みにくくなるのを避けることが可能な画像形成装置および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、原稿画像を印刷部により印刷用紙に印刷する画像形成装置であって、データを保存するための記憶部と、印刷用紙として使用する印刷済み用紙を順番に走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する用紙読取部と、前記用紙読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記印刷済み用紙の印刷済み領域の位置情報を含む用紙属性データを判定して前記記憶部に前記印刷済み用紙の順番と対応付けて保存する用紙データ判定部と、入力された原稿画像データに基づき当該原稿画像の印刷領域である原稿領域の位置情報を含む原稿属性データを判定する原稿データ判定部と、前記原稿データ判定部により判定された前記原稿領域の位置情報と前記記憶部に保存されている前記印刷済み領域の位置情報とを比較し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定する印刷判定部と、前記印刷判定部により前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されると前記印刷部に当該印刷を実行させる印刷制御部とを備える。
この構成によれば、印刷判定部により、原稿画像データに基づき判定された原稿領域の位置情報と記憶部に保存されている印刷済み領域の位置情報とが比較され、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かが判定され、原稿領域と印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定され、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定している。そして、印刷判定部により印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定されると、印刷制御部により印刷部に当該印刷を実行させている。
このように、単に用紙の平均濃度に基づくのではなくて、原稿領域の位置情報と印刷済み領域の位置情報とを比較して、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定しているため、原稿画像を印刷済み用紙に印刷することが可能か否かを好適に判定することができる。その結果、原稿画像を印刷済み用紙に印刷したときに、印刷した内容が読みにくくなるのを確実に避けることが可能となっている。また、印刷済み用紙を再利用しているため、省資源や経費節減の向上を図ることができる。また、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定しているため、可能な限り、印刷済み用紙の再利用を図ることができる。
また、上記の画像形成装置において、前記印刷済み領域の大きさを予め設定された設定範囲ずつに段階的に区分した設定範囲ごとに、前記印刷済み領域の大きさに基づき前記印刷済み用紙を分けてそれぞれ収容するための複数の用紙収容部をさらに備え、前記複数の用紙収容部は、前記印刷済み領域の大きさが予め設定された第1設定範囲に含まれる前記印刷済み用紙を収容する第1用紙収容部と、前記印刷済み領域の大きさが前記第1設定範囲より小さい第2設定範囲に含まれる前記印刷済み用紙を収容する第2用紙収容部とを含み、前記用紙データ判定部は、前記印刷済み領域の位置情報に基づき当該印刷済み領域の大きさを判定し、その印刷済み領域の大きさに対応する前記設定範囲を判定し、その設定範囲に基づき、前記印刷済み用紙の収容先として前記第1または第2用紙収容部を決定し、その前記第1または第2用紙収容部と対応付けて、前記用紙属性データを前記記憶部に保存し、前記印刷判定部は、前記第1用紙収容部に収容されている前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定し、可能と判定されないときは、前記第2用紙収容部に収容されている前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、まず、印刷済み領域の大きさが第1設定範囲に含まれる印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かが判定される。そして、可能と判定されないときは、印刷済み領域の大きさが第1設定範囲より小さい第2設定範囲に含まれる印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かが判定される。このように、印刷済み領域が大きいものから印刷可能か否かが判定されているため、印刷済み用紙をより有効に再利用することが可能となっている。
また、上記の画像形成装置において、前記用紙データ判定部により判定された前記印刷済み用紙の印刷済み領域の大きさに応じて決定された当該印刷済み用紙の収容先を案内する案内部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、印刷済み用紙の印刷済み領域の大きさに応じて決定された当該印刷済み用紙の収容先が案内部により案内されるため、ユーザーは、案内部の案内にしたがって印刷済み用紙を各用紙収容部に収容することにより、区分した印刷済み領域の大きさの設定範囲ごとに間違えることなく、印刷済み用紙を分けて各用紙収容部にそれぞれ収容することができる。
また、上記の画像形成装置において、前記用紙データ判定部により前記用紙属性データが判定された複数の前記印刷済み用紙を収容する用紙収容部をさらに備え、前記用紙データ判定部は、判定した前記用紙属性データを前記用紙収容部から搬出される前記印刷済み用紙の順番と対応付けて前記記憶部に保存し、前記原稿データ判定部は、入力された複数の前記原稿画像データに基づき前記原稿属性データをそれぞれ判定して入力順と対応付けて前記記憶部に保存し、前記印刷判定部は、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定するのに代えて、前記記憶部に保存されている複数の前記原稿領域の位置情報に基づき、前記用紙収容部から次に搬出される前記印刷済み用紙の前記印刷済み領域と重ならない前記原稿領域を有する前記原稿画像を抽出することが好ましい。
この構成によれば、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定するのに代えて、記憶部に保存されている複数の原稿領域の位置情報に基づき、用紙収容部から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域と重ならない原稿領域を有する原稿画像が抽出される。したがって、用紙収容部から次に搬出される印刷済み用紙に、その抽出された原稿画像を印刷することにより、用紙収容部に収容されている印刷済み用紙を無駄にすることなく有効に再利用することができる。
また、上記の画像形成装置において、前記用紙データ判定部により前記用紙属性データが判定された複数の前記印刷済み用紙が積層して収容されるとともに、最下層の用紙から順に用紙が搬出されるように構成された用紙収容部と、前記用紙収容部から搬出された前記印刷済み用紙を前記印刷部で印刷することなく前記用紙収容部の最上層に戻すための搬送経路と、前記印刷済み用紙を前記用紙収容部から搬出し、前記搬送経路に沿って搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送部の動作を制御する印刷制御部とをさらに備え、前記用紙データ判定部は、判定した前記用紙属性データを前記用紙収容部から搬出される前記印刷済み用紙の順番と対応付けて前記記憶部に保存し、前記印刷制御部は、前記印刷判定部により、前記用紙収容部に収容されている最下層の前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されないときは、前記用紙搬送部を制御して、前記最下層の前記印刷済み用紙を前記用紙収容部から搬出し、前記搬送経路に沿って搬送して前記用紙収容部の最上層に戻すことが好ましい。
この構成によれば、用紙収容部に収容されている最下層の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定されないときは、最下層の印刷済み用紙は用紙収容部から搬出され、搬送経路に沿って搬送されて、用紙収容部の最上層に戻される。したがって、用紙収容部に収容されている印刷済み用紙を無駄にすることなく有効に再利用することができる。また、最下層の印刷済み用紙が用紙収容部の最上層に戻されるため、記憶部に保存されている、その戻された印刷済み用紙の用紙属性データをそのまま利用することが可能となっている。
また、上記の画像形成装置において、前記用紙データ判定部により判定される前記用紙属性データは、前記印刷済み領域における印字率を含み、前記原稿データ判定部により判定される前記原稿属性データは、前記原稿領域における印字率を含み、前記印刷判定部は、前記原稿領域における印字率と前記印刷済み領域における印字率との高低を判定し、前記原稿領域における印字率の方が前記印刷済み領域における印字率より高いと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定することが好ましい。
この構成によれば、用紙全体の平均濃度ではなくて、原稿領域における印字率の方が印刷済み領域における印字率より高いと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定しているため、原稿画像を印刷済み用紙に印刷したときに、印刷した内容が読みにくくなるのを避けることができる。
また、上記の画像形成装置において、前記用紙データ判定部により判定される前記用紙属性データは、前記印刷済み領域における主要色を含み、前記原稿データ判定部により判定される前記原稿属性データは、前記原稿領域における主要色を含み、前記印刷判定部は、前記原稿領域における主要色と前記印刷済み領域における主要色との異同を判定し、両者が異なると判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定することが好ましい。
この構成によれば、原稿領域における主要色と、印刷済み領域における主要色とが異なると判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定しているため、原稿画像を印刷済み用紙に印刷したときに、印刷した内容が読みにくくなるのを避けることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成プログラムは、原稿画像を印刷部により印刷用紙に印刷する画像形成装置に用いられる画像形成プログラムであって、コンピュータを、データを保存するための記憶部と、印刷用紙として使用する印刷済み用紙を順番に走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する用紙読取部と、前記用紙読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記印刷済み用紙の印刷済み領域の位置情報を含む用紙属性データを判定して前記記憶部に前記印刷済み用紙の順番と対応付けて保存する用紙データ判定部と、入力された原稿画像データに基づき当該原稿画像の印刷領域である原稿領域の位置情報を含む原稿属性データを判定する原稿データ判定部と、前記原稿データ判定部により判定された前記原稿領域の位置情報と前記記憶部に保存されている前記印刷済み領域の位置情報とを比較し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定する印刷判定部と、前記印刷判定部により前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されると前記印刷部に当該印刷を実行させる印刷制御部として機能させる。
この構成によれば、印刷判定部により、原稿画像データに基づき判定された原稿領域の位置情報と記憶部に保存されている印刷済み領域の位置情報とが比較され、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かが判定され、原稿領域と印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定され、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定している。そして、印刷判定部により印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定されると、印刷制御部により印刷部に当該印刷を実行させている。
このように、単に用紙の平均濃度に基づくのではなくて、原稿領域の位置情報と印刷済み領域の位置情報とを比較して、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定しているため、原稿画像を印刷済み用紙に印刷することが可能か否かを好適に判定することができる。その結果、原稿画像を印刷済み用紙に印刷したときに、印刷した内容が読みにくくなるのを確実に避けることが可能となっている。また、印刷済み用紙を再利用しているため、省資源や経費節減の向上を図ることができる。また、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定しているため、可能な限り、印刷済み用紙の再利用を図ることができる。
本発明によれば、原稿領域の位置情報と印刷済み領域の位置情報とを比較して、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、重ならないと判定したときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定しているため、原稿画像を印刷済み用紙に印刷することが可能か否かを好適に判定することができ、原稿画像を印刷済み用紙に印刷したときに、印刷した内容が読みにくくなるのを確実に避けることが可能となっている。また、印刷済み用紙を再利用しているため、省資源や経費節減の向上を図ることができる。また、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能か否かを判定しているため、可能な限り、印刷済み用紙の再利用を図ることができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態の用紙情報判定処理を示すフローチャート。 印刷用紙として用いる印刷済み用紙の一例を示す図。 第1実施形態の印刷処理を示すフローチャート。 原稿画像の一例を示す図。 第2実施形態の印刷処理を示すフローチャート。 第3実施形態の用紙情報判定処理を示すフローチャート。 第4実施形態の画像形成装置の印刷部及び第1用紙収容部の構成を示す図。 第4実施形態の画像形成装置の印刷処理を示すフローチャート。
(第1実施形態)
本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面を参照して以下に説明する。図1は本発明の第1実施形態の画像形成装置1の構成を示すブロック図である。この画像形成装置1は、ホストPC(パーソナルコンピュータ)2と接続され、ホストPC2から入力される原稿画像データに基づき、印刷部11により原稿を印刷用紙に印刷するものである。ここで、この画像形成装置1は、印刷用紙として、印刷済み用紙を使用可能に構成されている。この画像形成装置1は、印刷部11に加えて、操作パネル12、記憶部13、第1〜第3用紙収容部141〜143、用紙搬送部15、用紙読取部16、用紙データ判定部17、表示制御部18、原稿データ判定部19、印刷判定部20、印刷制御部21、ユーザー設定部22を備えている。
操作パネル12は、操作部121および表示部122を備えている。操作部121は、ユーザーにより操作されて情報やデータなどを入力するためのものである。表示部122は、例えば液晶表示装置などからなり、メッセージなどを表示して、ユーザーに対し、操作を案内し、情報を報知するためのものである。記憶部13は、例えばハードディスクまたはフラッシュメモリなどからなり、ホストPC2から入力された原稿画像データなどのデータを保存するためのものである。
第1〜第3用紙収容部141〜143は、それぞれ印刷用紙を積層して収容するためのもので、第1および第2用紙収容部141,142には、印刷済み用紙が印刷用紙として収容され、第3用紙収容部143には、未使用(つまり白紙)の用紙が印刷用紙として収容されている。用紙搬送部15は、ローラやモータなどを備え、第1〜第3用紙収容部141〜143に収容されている印刷用紙を搬送するもので、例えば印刷部11まで印刷用紙を搬送し、印刷が終了した印刷用紙を装置外に排出する。
用紙読取部16は、例えば搬送装置により順次搬送される印刷済み用紙を走査して、画素ごとに複数の色成分、この実施形態では例えばR(赤),G(緑),B(青)の3成分の画素値を検出し、検出した各色成分の画素値を印刷済み用紙の画像データとして、用紙データ判定部17に送出する。
用紙データ判定部17は、用紙読取部16から送られてくるR,G,B成分の画素値(画像データ)に基づき、印刷済み用紙の用紙属性データを判定する。この印刷済み用紙の用紙属性データは、この実施形態では例えば、印刷済み用紙における印刷済み領域の位置、印刷済み領域における印字率、および印刷済み領域における主要色の各情報を含んでいる。例えば、緑色の範囲が印刷済み領域の半分以上を占めていれば、用紙データ判定部17は、主要色を緑(G)と判定する。また、用紙データ判定部17は、判定した用紙属性データを、読み取った印刷済み用紙の順番と対応付けて、記憶部13に保存する。
また、用紙データ判定部17は、印刷済み用紙における印刷済み領域の位置の情報に基づき、その印刷済み領域の大きさを判定する。ここで、この実施形態では、印刷済み用紙の印刷済み領域の大きさを、予め設定された設定範囲ずつに段階的に区分しており、印刷済み領域の大きさの設定範囲ごとに、印刷済み用紙を分けて、第1および第2用紙収容部141,142に、それぞれ収容するようにしている。すなわち、印刷済み領域の大きさが予め設定された設定値(この実施形態では例えば用紙サイズの50%)以上である第1設定範囲の印刷済み用紙は、第1用紙収容部141に収容する一方、設定値(50%)未満である第2設定範囲の印刷済み用紙は、第2用紙収容部142に収容する。
そして、用紙データ判定部17は、判定した印刷済み領域の大きさに対応する設定範囲を判定する。また、用紙データ判定部17は、判定した設定範囲に基づき、その印刷済み用紙の収容先の用紙収容部を決定する。すなわち、用紙データ判定部17は、例えば印刷済み領域の大きさが40%のときは第2設定範囲と判定し、収容先を第2用紙収容部142と決定する一方、印刷済み領域の大きさが60%のときは第1設定範囲と判定し、収容先を第1用紙収容部141と決定する。
また、用紙データ判定部17は、判定した用紙属性データを記憶部13に保存するときに、収容先として決定した第1、第2用紙収容部141,142の情報と対応付けて、保存する。また、用紙データ判定部17は、判定した用紙属性データを記憶部13に保存するときに、第1、第2用紙収容部141,142から搬出される用紙の順番と対応付けて、保存する。このように、第1、第2用紙収容部141,142ごとに、各用紙収容部141,142から搬出される印刷済み用紙の順番に対応付けて、各印刷済み用紙の用紙属性データが記憶部13に保存されることとなる。
表示制御部18は、用紙データ判定部17により決定された印刷済み用紙の収容先を表示部122に表示して、その印刷済み用紙を収容すべき用紙収容部、つまり第1用紙収容部141または第2用紙収容部142をユーザーに案内する。また、このとき、各用紙収容部141,142に収容するときの用紙の向きも案内する。
原稿データ判定部19は、ホストPC2から送られてくる原稿画像データに基づき、原稿画像の原稿属性データを判定する。この原稿画像の原稿属性データは、この実施形態では例えば、原稿画像における印刷領域である原稿領域の位置、その原稿領域における印字率、および原稿領域における主要色の各情報を含んでいる。例えば、緑色の範囲が原稿領域の半分以上を占めていれば、用紙データ判定部17は、主要色を緑(G)と判定する。
印刷判定部20は、原稿データ判定部19により判定された原稿領域の位置情報と、用紙データ判定部17により判定された印刷済み領域の位置情報とを比較して、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、原稿領域と印刷済み領域とが重ならないときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定する。
また、印刷判定部20は、まず、第1用紙収容部141に収容されている印刷済み用紙について、上記判定を行い、可能でないと判定したときに、第2用紙収容部142に収容されている印刷済み用紙について、上記判定を行う。
また、印刷判定部20は、原稿領域と印刷済み領域とが重なると判定したときは、次に、原稿領域の印字率と印刷済み領域の印字率とを比較し、原稿領域の印字率の方が、印刷済み領域の印字率より高いときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定する。
また、印刷判定部20は、原稿領域の印字率より、印刷済み領域の印字率の方が高いと判定したときは、原稿領域の主要色と印刷済み領域の主要色とを比較し、両者が異なるときは印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定する一方、両者が一致するときは不可能と判定する。
印刷制御部21は、印刷判定部20による判定結果に基づき、印刷部11や用紙搬送部15などの動作を制御する。すなわち、印刷制御部21は、印刷判定部20により印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定されたときは、印刷部11や用紙搬送部15などの動作を制御して、その印刷済み用紙に原稿画像を印刷する。また、印刷制御部21は、印刷判定部20により印刷済み用紙への原稿画像の印刷が不可能と判定されたときは、印刷部11や用紙搬送部15などの動作を制御して、第3用紙収容部143に収容されている未使用の用紙に原稿画像を印刷する。
また、印刷制御部21は、印刷済み用紙への印刷を実行する際に、今回印刷した領域と既に印刷済みであった領域とを区別するための識別マークを印刷済み領域に付加して、印刷を実行する。
ユーザー設定部22は、ユーザーによる操作部121への操作に基づき、印字率の上限値を設定し、または上書き禁止色を設定するものである。すなわち、ユーザー設定部22は、表示部122を制御して、ユーザー指定を行うか否かの選択を促し、ユーザーが操作部121への操作により、ユーザー指定を行うと選択したときは、ユーザーの指定に応じた印字率の上限値を設定し、上書き禁止色を設定する。これらの設定された印字率上限値及び上書き禁止色は、後述するように、印刷判定部20による判定に用いられる。なお、このユーザー設定部22は無くてもよい。
図2は第1実施形態の画像形成装置1における用紙情報判定処理を示すフローチャート、図3は印刷用紙として用いる印刷済み用紙の一例を示す図である。まず、ユーザーがユーザー指定を行うと選択したときは、ユーザー設定部22により、ユーザーにより指定された印字率の上限値が設定され(ステップS1)、上書き禁止色が設定される(ステップS2)。
次いで、用紙読取部16により、例えば搬送装置により順次搬送される印刷済み用紙が走査され、画素ごとに複数の色成分の画素値が検出され、その検出された各色成分の画素値が印刷済み用紙の画像データとして、用紙データ判定部17に送出される(ステップS3)。
次いで、印刷済み用紙の画像データに基づき、用紙データ判定部17により、用紙属性データとして、印刷済み領域の位置、印刷済み領域の印字率、印刷済み領域の主要色が判定され、読み取った印刷済み用紙の順番と対応付けて、記憶部13に保存される(ステップS4)。例えば、図3(a)に示す印刷済み用紙P1では、印刷済み領域A11の位置、印字率、主要色が判定され、印刷済み領域A12の位置、印字率、主要色が判定される。また、図3(b)に示す印刷済み用紙P2では、印刷済み領域A21の位置、印字率、主要色が判定され、印刷済み領域A22の位置、印字率、主要色が判定され、印刷済み領域A23の位置、印字率、主要色が判定される。そして、例えば印刷済み用紙P1,P2の順番で読み取られたときは、その印刷済み用紙P1,P2の順番と対応付けて、判定された各情報が記憶部13に保存される。
次いで、用紙データ判定部17により、印刷済み領域の大きさが設定値(この実施形態では例えば用紙サイズの50%)以上の印刷済み用紙の収容先を第1用紙収容部141に分類し、設定値(50%)未満の印刷済み用紙の収容先を第2用紙収容部142に分類する。すなわち、用紙データ判定部17により、印刷済み用紙における印刷済み領域の大きさに基づき、当該印刷済み用紙を収容すべき収容先の用紙収容部が決定される(ステップS5)。この結果、用紙データ判定部17により、記憶部13には、収容先の用紙収容部およびその用紙収容部に収容される順番と対応付けて、用紙属性データが保存されることとなる。例えば、図3(a)に示す印刷済み用紙P1では、印刷済み領域A11,A12の全体の大きさが用紙サイズの50%未満であるので、第2用紙収容部142に分類され、図3(b)に示す印刷済み用紙P2では、印刷済み領域A21,A22,A23の全体の大きさが用紙サイズの50%以上であるので、第1用紙収容部141に分類される。
次いで、表示制御部18により、印刷済み用紙ごとに、用紙データ判定部17により決定された収容先の用紙収容部が表示部122に表示されるとともに、収容する際の用紙の向きが表示部122に表示されて(ステップS6)、このルーチンを終了する。この表示部122への表示により、ユーザーに対して、各印刷済み用紙の収容先および収容の向きが案内される。ユーザーは、この案内にしたがって、各印刷済み用紙を第1および第2用紙収容部141,142に収容する。
図4は第1実施形態の画像形成装置1の印刷処理を示すフローチャート、図5は原稿画像の一例を示す図である。まず、ホストPC2から原稿画像データが入力され(ステップS11)、その原稿画像データに基づき、原稿データ判定部19により、原稿属性データとして、原稿領域の位置、原稿領域の印字率、原稿領域の主要色が判定される(ステップS12)。例えば図5(a)に示す原稿画像Q1では、原稿領域B11の位置、印字率、主要色が判定される。また、例えば図5(b)に示す原稿画像Q2では、原稿領域B21の位置、印字率、主要色が判定され、原稿領域B22の位置、印字率、主要色が判定される。
次いで、判定された原稿画像における原稿領域の位置情報と、記憶部13に保存されている、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙における印刷済み領域の位置情報とが、印刷判定部20により比較され(ステップS13)、原稿領域と印刷済み領域とが重なっていないときは(ステップS13でNO)、ステップS19に進む一方、原稿領域と印刷済み領域とが重なっているときは(ステップS13でYES)、ステップS14に進む。例えば図5(a)に示す原稿画像Q1と、第1用紙収容部141に収容される図3(b)に示す印刷済み用紙P2との場合には、原稿領域と印刷済み領域とが重なっているので、ステップS13でYESと判定される。
ステップS14では、ステップS12で判定された原稿画像における原稿領域の位置情報と、記憶部13に保存されている、第2用紙収容部142から次に搬出される印刷済み用紙における印刷済み領域の位置情報とが、印刷判定部20により比較され、原稿領域と印刷済み領域とが重なっていないときは(ステップS14でNO)、ステップS19に進む一方、原稿領域と印刷済み領域とが重なっているときは(ステップS14でYES)、ステップS15に進む。例えば図5(a)に示す原稿画像Q1と、第2用紙収容部142に収容される図3(a)に示す印刷済み用紙P1との場合には、原稿領域と印刷済み領域とが重なっていないので、ステップS14でNOと判定される。
ステップS15では、図2のステップS1において、ユーザー指定により印字率上限値が設定されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、印字率上限値が設定されていなければ(ステップS15でNO)、ステップS18に進む一方、印字率上限値が設定されていれば(ステップS15でYES)、原稿領域と重なる印刷済み領域の印字率と印字率上限値とが、印刷判定部20により比較される(ステップS16)。
そして、原稿領域と重なる印刷済み領域の印字率が、設定されている印字率上限値を下回れば(ステップS16でYES)、ステップS19に進む一方、設定されている印字率上限値以上であれば(ステップS16でNO)、互いに重なる原稿領域の主要色と印刷済み領域の主要色とが、印刷判定部20により比較される(ステップS17)。そして、両者が異なり、かつ印刷済み領域の主要色が、図2のステップS2で設定された上書き禁止色と異なるときに(ステップS17でYES)、ステップS19に進む一方、両者が一致するか、または印刷済み領域の主要色が、図2のステップS2で設定された上書き禁止色と同じときに(ステップS17でNO)、未使用の用紙(つまり白紙)が収容されている第3用紙収容部143の用紙を使用して印刷が、印刷制御部21により実行されて(ステップS18)、このルーチンを終了する。ステップS19では、印刷済み領域に識別マークが付加されて印刷が、印刷制御部21により実行されて、このルーチンを終了する。
以上説明したように、この第1実施形態によれば、印刷済み用紙を印刷用紙として使用しているため、省資源および経費節減を向上することができる。また、第1実施形態によれば、単に、用紙の平均濃度に基づくのではなく、印刷済み領域の位置情報と原稿領域の位置情報とに基づき、印刷済み領域と原稿領域とが重ならないときに印刷可能と判定しているため、印刷済み用紙を再利用したときに、印刷が見にくくなるのを防止することができる。
また、印刷済み領域と原稿領域とが重なるときは、印刷済み領域の印字率より原稿領域の印字率が高いときに、印刷可能と判定しているため、印刷が見にくくなるのを防止することができる。また、原稿領域の印字率より印刷済み領域の印字率が高いときは、印刷済み領域の主要色と原稿領域の主要色とが異なるときに、印刷可能と判定しているため、印刷が見にくくなるのを防止することができる。また、表示制御部18により印刷済み用紙の収容先を表示部122に表示しているため、ユーザーが収容先を間違えないように案内することができる。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の画像形成装置の印刷処理を示すフローチャートである。なお、第2実施形態の画像形成装置1の構成は図1に示す構成と同じであり、第2実施形態の用紙情報判定処理は図2に示す動作と同じである。
第2実施形態では、原稿データ判定部19は、ホストPC2から順番に入力される複数の原稿画像データに基づき、原稿画像の原稿属性データをそれぞれ順番に判定する。また、原稿データ判定部19は、これら判定した原稿属性データを、ホストPC2から入力された原稿画像データの順番に対応付けて、記憶部13に保存する。
図6において、まず、ホストPC2から複数の原稿画像データが順に入力され(ステップS21)、それらの原稿画像データに基づき、原稿データ判定部19により、原稿属性データとして、原稿領域の位置、原稿領域の印字率、原稿領域の主要色が、順に判定される(ステップS22)。そして、それらの原稿属性データは、ホストPC2から入力された原稿画像データの順番と対応付けて、原稿データ判定部19により記憶部13に保存される(ステップS23)。
次いで、記憶部13に保存されている原稿画像データのうち、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙の用紙属性データに適合する原稿画像データがあるか否かが、印刷判定部20により判定される(ステップS24)。すなわち、このステップS24では、例えばまず、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域と、原稿領域が重ならない原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS24でYESとなって、ステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域の印字率より、原稿領域の印字率が高い原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS24でYESとなってステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域の主要色と、原稿領域の主要色が異なる原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS24でYESとなってステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、ステップS24でNOとなって、ステップS25に進む。
ステップS25では、別の用紙収容部、この実施形態では第2用紙収容部142から次に搬出される印刷済み用紙の属性データに適合する原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。このステップS25では、ステップS24と同様に判定される。すなわち、例えばまず、記憶部13に保存されている原稿画像データのうち、第2用紙収容部142から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域と、原稿領域が重ならない原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS25でYESとなってステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、第2用紙収容部142から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域の印字率より、原稿領域の印字率が高い原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS25でYESとなってステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、第2用紙収容部142から次に搬出される印刷済み用紙の印刷済み領域の主要色と、原稿領域の主要色が異なる原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かが、印刷判定部20により判定される。そして、記憶部13に保存されていればステップS25でYESとなってステップS27に進む一方、記憶部13に保存されていなければ、ステップS25でNOとなって、ステップS26に進む。
ステップS26では、第1用紙収容部141から次に搬出される印刷済み用紙の属性データと原稿画像の属性データとを比較した結果に基づき、例えば次の順番で使用する用紙が、印刷判定部20により決定されて、ステップS27に進む。すなわち、ステップS26では、まず、印刷済み領域以外の空き領域が原稿領域より小さい印刷済み用紙が、印刷判定部20により使用する用紙として決定される。このような原稿画像データが記憶部13に保存されていなければ、印刷済み領域の印字率が原稿領域の印字率より高い印刷済み用紙が、印刷判定部20により使用する用紙として決定される。さらに、このような原稿画像データも記憶部13に保存されていなければ、印刷済み領域の主要色と原稿領域の主要色とが異なる印刷済み用紙が、印刷判定部20により使用する用紙として決定される。
ステップS27では、印刷制御部21により、印刷済み領域に識別マークが付加されて印刷が実行される。次いで、次の原稿画像があるか否かが、印刷制御部21により判定され(ステップS28)、次の原稿画像が無ければ(ステップS28でNO)、このルーチンを終了する一方、次の原稿画像があれば(ステップS28でYES)、ステップS24に戻って、以上の動作を繰り返す。
以上のように、この第2実施形態によれば、第1、第2用紙収容部141,142から次に搬出される印刷済み用紙の属性データに適合する原稿画像データが記憶部13に保存されているか否かを印刷判定部20により判定しているため、原稿画像の印刷される順番が、ホストPC2から入力された順番と異なるようになるものの、用紙収容部141,142に収容されている印刷済み用紙を、可能な限り再利用することが可能となっている。
(第3実施形態)
図7は第3実施形態の画像形成装置の用紙情報判定処理を示すフローチャートである。なお、第3実施形態の画像形成装置1の構成は上記図1に示す構成と同じであり、第3実施形態の印刷処理は上記図4に示す動作と後述する相違点を除いて同じである。以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この第3実施形態では、用紙データ判定部17は、判定した用紙属性データと、ユーザーの指定に基づきユーザー設定部22により設定された印字率上限値および上書き禁止色とを比較し、印刷済み領域の印字率が上限値を超える印刷済み用紙、および印刷済み領域の主要色が上書き禁止色と一致する印刷済み用紙は、印刷用紙対象外の用紙として、印刷用紙から除外する。
そして、この第3実施形態では、用紙データ判定部17は、除外された印刷済み用紙の属性データを破棄し、除外されなかった印刷済み用紙の属性データを、読み取った印刷済み用紙の順番と対応付けて、記憶部13に保存する。
図7において、ステップS31〜S33は、上記図2のステップS1〜S3と同様である。続くステップS34において、用紙データ判定部17により、用紙読取部16から送られてくるR,G,B成分の画素値(画像データ)に基づき、印刷済み用紙における印刷済み領域の位置、印刷済み領域における印字率、および印刷済み領域における主要色の各情報を含む、印刷済み用紙の属性データを判定する。
続くステップS35において、ステップS34で判定した用紙属性データのうち、印刷済み領域における印字率とステップS31で設定された印字率上限値とが、用紙データ判定部17により比較され、印刷済み領域における印字率が、設定された印字率上限値を超えるときは(ステップS35でYES)、当該印刷済み用紙を印刷用紙から除外して、その用紙属性データを破棄する(ステップS36)。また、ステップS35において、印刷済み領域における主要色と、ステップS32で設定された上書き禁止色とが、用紙データ判定部17により比較され、両者が一致するときは(ステップS35でYES)、当該印刷済み用紙を印刷用紙から除外して、その用紙属性データを破棄する(ステップS36)。
そして、印刷済み領域における印字率が印字率上限値以下で、かつ、印刷済み領域における主要色が上書き禁止色と一致しないときは(ステップS35でNO)、判定した用紙属性データを、除外した印刷済み用紙を除いて、読み取った印刷済み用紙の順番と対応付けて、用紙データ判定部17により記憶部13に保存する(ステップS37)。続くステップS38,S39は、上記図2のステップS5,S6と同様である。
なお、この第3実施形態の印刷処理では、図4において、ステップS15〜S17を省略すればよい。すなわち、印刷済み領域における印字率が印字率上限値を超える印刷済み用紙と、印刷済み領域における主要色が上書き禁止色と一致する印刷済み用紙とは、除外されており、第1および第2用紙収容部141,142には収容されていないため、ステップS15〜S17を省略すればよい。そして、ステップS14でYESのときは、直接、ステップS18に進むようにすればよい。
以上のように、この第3実施形態によれば、印刷済み領域における印字率が印字率上限値を超える印刷済み用紙や、印刷済み領域における主要色と上書き禁止色とが一致する印刷済み用紙を、用紙データ判定部17により印刷用紙から除外しているため、再利用できる可能性の高い印刷済み用紙のみを用紙収容部に収容することができる。また、上記ステップS39では、除外された印刷済み用紙については、収容先の用紙収容部が表示されないため、ユーザーが、除外された印刷済み用紙を間違えて用紙収容部に収容するのを避けることができる。
なお、この第3実施形態では、印刷済み用紙を除外する条件として、印字率上限値と上書き禁止色の2種類を設定しているが、これに限られない。例えば、原稿画像が文字画像であって、裏側の面にカラー画像が全面に印刷されているときは、文字画像が読みにくくなることがある。そこで、印刷済み領域が大きく、かつカラー画像と判定した印刷済み用紙も、印刷用紙から除外するようにしてもよい。また、ステップS39において、除外された印刷済み用紙については、表示制御部18により、除外された旨を表示部122に表示するようにしてもよい。
(第4実施形態)
図8は第4実施形態の画像形成装置1の印刷部11及び第1用紙収容部141の構成を示す図、図9は第4実施形態の画像形成装置1の印刷処理を示すフローチャートである。なお、第4実施形態の画像形成装置1の他の構成は上記図1に示す構成と同じで、第4実施形態の用紙情報判定処理は上記図2に示す処理と同じである。以下、第4実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この第4実施形態の画像形成装置1では、図8に示すように、印刷済み用紙を収容する第1用紙収容部141は、積層して収容されている用紙が最下層の用紙から搬出されるように、構成されている。また、この第4実施形態の画像形成装置1は、第1用紙収容部141から搬出された用紙を第1用紙収容部141に戻すための搬送経路151と、第1用紙収容部141から搬出された用紙を搬送経路151に導くか印刷部11に導くかを切り替えるための切替部152とを備えている。
原稿データ判定部19は、上記第2実施形態と同様に、ホストPC2から順番に入力される複数の原稿画像データに基づき、原稿画像の原稿属性データをそれぞれ順番に判定する。この原稿画像の原稿属性データは、上記第1実施形態と同様に、原稿画像における原稿領域の位置、原稿領域における印字率、および原稿領域における主要色の各情報を含んでいる。また、原稿データ判定部19は、これら判定した原稿属性データを、ホストPC2から入力された原稿画像データの順番に対応付けて、記憶部13に保存する。
印刷判定部20は、原稿データ判定部19により判定され記憶部13に保存されている原稿領域の位置情報と、用紙データ判定部17により判定され記憶部13に保存されている印刷済み領域の位置情報とを比較して、原稿領域と印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、原稿領域と印刷済み領域とが重ならないときに、印刷済み用紙への原稿画像の印刷が可能と判定する。すなわち、印刷判定部20は、原稿領域と印刷済み領域とが重ならないときに、その印刷済み用紙が原稿画像に適合すると判定する。
ここで、印刷判定部20は、この第4実施形態では、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が、第1用紙収容部141に収容されているか否かについて、第1用紙収容部141から搬出される順番に、すなわち第1用紙収容部141に収容されている最下層の用紙から順番に、判定する。
そして、印刷判定部20は、その判定結果を印刷制御部21に通知するとともに、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が、第1用紙収容部141に収容されていると判定したときは、その印刷済み用紙が第1用紙収容部141から何番目に搬出されるかの情報を、印刷制御部21に通知する。
印刷制御部21は、印刷判定部20により、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が、第1用紙収容部141に収容されていると判定されたときは、その印刷済み用紙が第1用紙収容部141から搬出されるまで、印刷済み用紙を空送りする。すなわち、印刷制御部21は、第1用紙収容部141から搬出された用紙を搬送経路151に導くように切替部152の位置を切り替えた状態で、用紙搬送部15を動作させて、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が最下層に来るまで、第1用紙収容部141に収容されている印刷済み用紙を搬送経路151に沿って搬送して、第1用紙収容部141の最上層に戻す。そして、印刷制御部21は、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が最下層に来ると、第1用紙収容部141から搬出された用紙を印刷部11に導くように切替部152の位置を切り替えた状態で、用紙搬送部15を動作させて、その印刷済み用紙に原稿画像を印刷する。
また、印刷制御部21は、印刷判定部20により、次に印刷すべき原稿画像の原稿領域と重ならない印刷済み領域を有する印刷済み用紙が、第1用紙収容部141に収容されていないと判定されたときは、印刷部11および用紙搬送部15などの動作を制御して、第3用紙収容部143に収容されている未使用の用紙に原稿画像を印刷する。
図9において、ステップS41〜S43は、上記図6のステップS21〜S23と同じである。続くステップS44では、印刷判定部20により、次に印刷される原稿画像に適合する印刷済み用紙が第1用紙収容部141に収容されているか否かが判定される。そして、収容されていると判定されると(ステップS44でYES)、印刷制御部21により切替部152および用紙搬送部15の動作が制御されて、次に印刷される原稿画像に適合する印刷済み用紙が第1用紙収容部141の最下層に来るまで、印刷済み用紙が第1用紙収容部141から一旦搬出され、搬送経路151を通って第1用紙収容部141に戻される空送りが行われる(ステップS45)。
続いて、次に印刷される原稿画像に適合する印刷済み用紙が第1用紙収容部141の最下層に来ると、印刷制御部21により、印刷済み領域に識別マークが付加されて印刷が実行されて(ステップS46)、ステップS48に進む。一方、次に印刷される原稿画像に適合する印刷済み用紙が第1用紙収容部141に収容されていないと判定されると(ステップS44でNO)、印刷制御部21により、未使用の白紙が収容されている第3用紙収容部143から用紙が搬出されて、印刷が実行され(ステップS47)、ステップS48に進む。
ステップS48では、次の原稿画像があるか否かが印刷制御部21により判定され、次の原稿画像が無ければ(ステップS48でNO)、このルーチンを終了する一方、次の原稿画像があれば(ステップS48でYES)、ステップS44に戻って、以上の動作を繰り返す。
以上説明したように、この第4実施形態によれば、印刷制御部21により、原稿画像に適合する印刷済み用紙が第1用紙収容部141の最下層に来るまで、第1用紙収容部141に収容されている印刷済み用紙を印刷部11に搬送することなく第1用紙収容部141の最上層に戻すようにしているため、原稿画像の印刷する順番をホストPC2から入力された順番に維持しつつ、第1用紙収容部141に収容されている印刷済み用紙を、可能な限り再利用することが可能となっている。なお、第2用紙収容部142についても、第1用紙収容部141と同様に、積層して収容されている印刷済み用紙の最下層の用紙から搬出し、最上層に戻せるように構成してもよい。
(その他)
上記図2では、用紙データ判定部17は、印刷済み領域の大きさで用紙収容部の収容先を分類したが、これに限られず、例えば印刷済み領域の印字率で分類するようにしてもよい。すなわち、例えば、用紙データ判定部17は、印刷済み領域の印字率が5%以上の印刷済み用紙の収容先を第1用紙収容部141に分類し、5%未満の印刷済み用紙の収容先を第2用紙収容部142に分類するようにしてもよい。つまり、用紙データ判定部17により、印刷済み用紙における印刷済み領域の印字率に基づき、当該印刷済み用紙を収容する収容先の用紙収容部を決定するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、用紙読取部16は、印刷済み用紙の両面を走査し、印刷済み用紙の両面の画像データを用紙データ判定部17に送出し、用紙データ判定部17は、印刷済み用紙の両面の用紙属性データを判定するようにしてもよい。そして、印刷部11は、第1および第2用紙収容部141,142に収容されている印刷済み用紙の所望の面に原稿画像を印刷できるように構成してもよい。この実施形態によれば、印刷済み用紙をさらに有効に再利用することができる。
また、上記各実施形態では、用紙読取部16は、画像形成装置1に備えられたものとしているが、これに限られない。例えば、用紙読取部を画像形成装置1の外部のスキャナなどに備えられたものとし、その外部の用紙読取部により得られた印刷済み用紙の画像データを画像形成装置1に入力して記憶部13に保存するようにしてもよい。
また、上記各実施形態において、用紙データ判定部17、表示制御部18、原稿データ判定部19、印刷判定部20、印刷制御部21およびユーザー設定部22の各ブロックは、ハードウェアロジックによって実現されてもよいし、コンピュータを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、上記各ブロックは、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を備え、各ブロックは、CPUがROMから読み出したプログラムをRAM上で展開することで実現される。すなわち、コンピュータを用紙データ判定部17、表示制御部18、原稿データ判定部19、印刷判定部20、印刷制御部21およびユーザー設定部22として機能させるプログラムによっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、画像形成装置1は、ホストPC2から入力された原稿画像データを印刷部11により印刷物として出力するプリンタとしているが、これに限られない。例えば、原稿読取部により読み取った原稿画像を複写物として出力する複写機としてもよい。また、例えば、プリンタと複写機の両方の機能を有する複合機としてもよい。
1 画像形成装置
11 印刷部
12 操作パネル
122 表示部(案内部)
13 記憶部
141,142 第1、第2用紙収容部
15 用紙搬送部
16 用紙読取部
17 用紙データ判定部
18 表示制御部(案内部)
19 原稿データ判定部
20 印刷判定部
21 印刷制御部

Claims (8)

  1. 原稿画像を印刷部により印刷用紙に印刷する画像形成装置であって、
    データを保存するための記憶部と、
    印刷用紙として使用する印刷済み用紙を順番に走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する用紙読取部と、
    前記用紙読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記印刷済み用紙の印刷済み領域の位置情報を含む用紙属性データを判定して前記記憶部に前記印刷済み用紙の順番と対応付けて保存する用紙データ判定部と、
    入力された原稿画像データに基づき当該原稿画像の印刷領域である原稿領域の位置情報を含む原稿属性データを判定する原稿データ判定部と、
    前記原稿データ判定部により判定された前記原稿領域の位置情報と前記記憶部に保存されている前記印刷済み領域の位置情報とを比較し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定する印刷判定部と、
    前記印刷判定部により前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されると前記印刷部に当該印刷を実行させる印刷制御部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記印刷済み領域の大きさを予め設定された設定範囲ずつに段階的に区分した設定範囲ごとに、前記印刷済み領域の大きさに基づき前記印刷済み用紙を分けてそれぞれ収容するための複数の用紙収容部をさらに備え、
    前記複数の用紙収容部は、前記印刷済み領域の大きさが予め設定された第1設定範囲に含まれる前記印刷済み用紙を収容する第1用紙収容部と、前記印刷済み領域の大きさが前記第1設定範囲より小さい第2設定範囲に含まれる前記印刷済み用紙を収容する第2用紙収容部とを含み、
    前記用紙データ判定部は、前記印刷済み領域の位置情報に基づき当該印刷済み領域の大きさを判定し、その印刷済み領域の大きさに対応する前記設定範囲を判定し、その設定範囲に基づき、前記印刷済み用紙の収容先として前記第1または第2用紙収容部を決定し、その前記第1または第2用紙収容部と対応付けて、前記用紙属性データを前記記憶部に保存し、
    前記印刷判定部は、前記第1用紙収容部に収容されている前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定し、可能と判定されないときは、前記第2用紙収容部に収容されている前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙データ判定部により判定された前記印刷済み用紙の印刷済み領域の大きさに応じて決定された当該印刷済み用紙の収容先を案内する案内部をさらに備える請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙データ判定部により前記用紙属性データが判定された複数の前記印刷済み用紙を収容する用紙収容部をさらに備え、
    前記用紙データ判定部は、判定した前記用紙属性データを前記用紙収容部から搬出される前記印刷済み用紙の順番と対応付けて前記記憶部に保存し、
    前記原稿データ判定部は、入力された複数の前記原稿画像データに基づき前記原稿属性データをそれぞれ判定して入力順と対応付けて前記記憶部に保存し、
    前記印刷判定部は、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定するのに代えて、前記記憶部に保存されている複数の前記原稿領域の位置情報に基づき、前記用紙収容部から次に搬出される前記印刷済み用紙の前記印刷済み領域と重ならない前記原稿領域を有する前記原稿画像を抽出する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙データ判定部により前記用紙属性データが判定された複数の前記印刷済み用紙が積層して収容されるとともに、最下層の用紙から順に用紙が搬出されるように構成された用紙収容部と、
    前記用紙収容部から搬出された前記印刷済み用紙を前記印刷部で印刷することなく前記用紙収容部の最上層に戻すための搬送経路と、
    前記印刷済み用紙を前記用紙収容部から搬出し、前記搬送経路に沿って搬送する用紙搬送部と
    をさらに備え、
    前記用紙データ判定部は、判定した前記用紙属性データを前記用紙収容部から搬出される前記印刷済み用紙の順番と対応付けて前記記憶部に保存し、
    前記印刷制御部は、前記印刷判定部により、前記用紙収容部に収容されている最下層の前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されないときは、前記用紙搬送部を制御して、前記最下層の前記印刷済み用紙を前記用紙収容部から搬出し、前記搬送経路に沿って搬送して前記用紙収容部の最上層に戻す請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙データ判定部により判定される前記用紙属性データは、前記印刷済み領域における印字率を含み、
    前記原稿データ判定部により判定される前記原稿属性データは、前記原稿領域における印字率を含み、
    前記印刷判定部は、前記原稿領域における印字率と前記印刷済み領域における印字率との高低を判定し、前記原稿領域における印字率の方が前記印刷済み領域における印字率より高いと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙データ判定部により判定される前記用紙属性データは、前記印刷済み領域における主要色を含み、
    前記原稿データ判定部により判定される前記原稿属性データは、前記原稿領域における主要色を含み、
    前記印刷判定部は、前記原稿領域における主要色と前記印刷済み領域における主要色との異同を判定し、両者が異なると判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定する請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 原稿画像を印刷部により印刷用紙に印刷する画像形成装置に用いられる画像形成プログラムであって、
    コンピュータを、
    データを保存するための記憶部と、
    印刷用紙として使用する印刷済み用紙を順番に走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する用紙読取部と、
    前記用紙読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記印刷済み用紙の印刷済み領域の位置情報を含む用紙属性データを判定して前記記憶部に前記印刷済み用紙の順番と対応付けて保存する用紙データ判定部と、
    入力された原稿画像データに基づき当該原稿画像の印刷領域である原稿領域の位置情報を含む原稿属性データを判定する原稿データ判定部と、
    前記原稿データ判定部により判定された前記原稿領域の位置情報と前記記憶部に保存されている前記印刷済み領域の位置情報とを比較し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なるか否かを判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重ならないと判定したときに、前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定し、前記原稿領域と前記印刷済み領域とが重なると判定したときは、次の印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能か否かを判定する印刷判定部と、
    前記印刷判定部により前記印刷済み用紙への前記原稿画像の印刷が可能と判定されると前記印刷部に当該印刷を実行させる印刷制御部
    として機能させる画像形成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108810305A (zh) * 2017-04-27 2018-11-13 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置及读取装置

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