JP2012097589A - 車両用ラジエータのファンシュラウド - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルマウス仕様のファンシュラウド本体を流用して、製造コストを節減したコンベンショナル仕様のファンシュラウドを提供する。
【解決手段】ラジエータを覆う形状に形成され、中央には通風用開口5を設け、かつ、後面の開口5の周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部を設けてなるベルマウス仕様のファンシュラウド本体2と、二つの円弧状板材3a、3bを組み合わせて円筒状に形成し、ファンシュラウド本体2の後面に取り付ける円筒カバー3とからなるファンシュラウドであって、円弧状板材3a、3bの一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して組立孔に嵌合する係止爪とからなる円筒カバー組立構造を設け、ファンシュラウド本体2の嵌合部に形成した取付穴と、円筒カバー3から前方に突出して嵌合部に嵌合するとともに、先端を取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる円筒カバー取付構造を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】ラジエータを覆う形状に形成され、中央には通風用開口5を設け、かつ、後面の開口5の周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部を設けてなるベルマウス仕様のファンシュラウド本体2と、二つの円弧状板材3a、3bを組み合わせて円筒状に形成し、ファンシュラウド本体2の後面に取り付ける円筒カバー3とからなるファンシュラウドであって、円弧状板材3a、3bの一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して組立孔に嵌合する係止爪とからなる円筒カバー組立構造を設け、ファンシュラウド本体2の嵌合部に形成した取付穴と、円筒カバー3から前方に突出して嵌合部に嵌合するとともに、先端を取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる円筒カバー取付構造を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両等に搭載されて使用されるラジエータのファンガイドの構造に関する。
車両用のラジエータは、エンジンなどの熱源との熱交換により加熱された冷却水の熱を冷却風に放出する役割があり、車両においてエンジンより前方に搭載される。ラジエータが放熱するためには冷却風がラジエータを前面から通過する必要があり、特に走行風のないアイドリング時のために、ラジエータの後部にファンを設置してラジエータ前方からの冷却風を取り込んでいた。
このような装置では、冷却風を効率良くラジエータへ取り込むために、ファンとラジエータの間の側部にできるわずかな隙間を塞ぎ、ファンで取り込む冷却風の全てがラジエータを通過することが望ましい。
そのため、従来は、ラジエータの後面を覆うように取り付けられるとともに中央に通風用の開口を形成したファンシュラウド本体と、このファンシュラウドの開口に取り付けられてファンの側周を囲む円筒状の円筒カバーとからなるコンベンショナル仕様のファンシュラウドが用いられていた(特許文献1)。
また、ファンシュラウド本体と円筒カバーの上半部を一体的に形成し、これに円筒カバーの下半部となる部材を下方から取り付けることにより構成されるファンシュラウドがあった(特許文献2)。
そのため、従来は、ラジエータの後面を覆うように取り付けられるとともに中央に通風用の開口を形成したファンシュラウド本体と、このファンシュラウドの開口に取り付けられてファンの側周を囲む円筒状の円筒カバーとからなるコンベンショナル仕様のファンシュラウドが用いられていた(特許文献1)。
また、ファンシュラウド本体と円筒カバーの上半部を一体的に形成し、これに円筒カバーの下半部となる部材を下方から取り付けることにより構成されるファンシュラウドがあった(特許文献2)。
また、図6、図7に示すファンシュラウド11のように、ラジエータ12の後面を覆うように取り付けられるとともに中心に通風用の開口5を形成したファンシュラウド本体2と、後方のエンジン側に取り付けられるとともにファン13の側周を覆うベルマウス状のリング部材14と、このファンシュラウド本体2とリング部材14との間の隙間を覆う中間カバー15とからなるものがあった(ベルマウス仕様)。
このファンシュラウド11では、ファンシュラウド本体2は板金製または樹脂製であり、リング部材14はアルミ製で形成されていた。また、中間カバー15は、車両の振動に対応してファンシュラウド本体2とリング部材14との隙間を密封するために、主にゴム製で形成されていた。ファンシュラウド本体2は、ゴム製の中間カバー15との嵌め込み側に、断面コ字状の嵌合部6を設けていた(図6(b))。
このようなベルマウス仕様のファンシュラウド11では、コンベンショナル仕様に比べて多くの冷却風(図7中の破線矢印)をラジエータ12に取り込むことができ、ラジエータ12の冷却性能を向上させることができた。
このファンシュラウド11では、ファンシュラウド本体2は板金製または樹脂製であり、リング部材14はアルミ製で形成されていた。また、中間カバー15は、車両の振動に対応してファンシュラウド本体2とリング部材14との隙間を密封するために、主にゴム製で形成されていた。ファンシュラウド本体2は、ゴム製の中間カバー15との嵌め込み側に、断面コ字状の嵌合部6を設けていた(図6(b))。
このようなベルマウス仕様のファンシュラウド11では、コンベンショナル仕様に比べて多くの冷却風(図7中の破線矢印)をラジエータ12に取り込むことができ、ラジエータ12の冷却性能を向上させることができた。
近年では、排気ガスの排出規制が強化される先進地域と規制の緩い発展途上地域との二極化が起きており、排気ガスの排出規制が厳格な先進地域では、冷却性能の高いラジエータが求められる。一方で、発展途上地域では冷却性能が低いラジエータを用いても規制を満足することができるため、より安価なラジエータが求められている。
しかし、国際的な車両用のファンシュラウドの仕様は高性能なベルマウス仕様に統合化されていることが多いため、排気ガスの規制レベルが低い発展途上地域では、ベルマウス仕様のラジエータが割高なものとなってしまう。
しかし、コストを削減するためにコンベンショナル仕様を製作する場合には、対象ラジエータごとにファンシュラウド本体の規格を決める必要があり、新規投資が必要になるため、結果として製造コストが増加していた。
そのため、ラジエータの形状に合わせたベルマウス仕様のファンシュラウド本体2を用いて、冷却性能を極力高く維持しながらコストを低廉に抑えることができるコンベンショナル仕様のファンシュラウドが求められていた。
しかし、コストを削減するためにコンベンショナル仕様を製作する場合には、対象ラジエータごとにファンシュラウド本体の規格を決める必要があり、新規投資が必要になるため、結果として製造コストが増加していた。
そのため、ラジエータの形状に合わせたベルマウス仕様のファンシュラウド本体2を用いて、冷却性能を極力高く維持しながらコストを低廉に抑えることができるコンベンショナル仕様のファンシュラウドが求められていた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、車両用ラジエータのファンシュラウドにおいて、ベルマウス仕様のファンシュラウド本体を用いてコストを節減するとともに、冷却性能を高レベルに維持することのできるファンシュラウドを提供することを課題とする。
本発明において、上記課題が解決される手段は以下の通りである。
第1の発明は、ラジエータの後面を覆う形状に形成され、周端にはラジエータとの取り付け用ボルト孔を有するとともに中央には通風用の開口を設け、かつ、後面の上記開口の周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部を設けてなるベルマウス仕様のファンシュラウド本体と、二つの円弧状板材を組み合わせて円筒状に形成し、上記ファンシュラウド本体の後面に取り付ける円筒カバーとからなるファンシュラウドであって、上記二つの円弧状板材の一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して上記組立孔に嵌合する係止爪とからなる二組の円筒カバー組立構造を設け、上記ファンシュラウド本体の嵌合部に形成した取付穴と、上記円筒カバーから前方に突出して上記嵌合部に嵌合するとともに、先端を上記取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる複数個の円筒カバー取付構造を設けたことを特徴とする。
第1の発明は、ラジエータの後面を覆う形状に形成され、周端にはラジエータとの取り付け用ボルト孔を有するとともに中央には通風用の開口を設け、かつ、後面の上記開口の周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部を設けてなるベルマウス仕様のファンシュラウド本体と、二つの円弧状板材を組み合わせて円筒状に形成し、上記ファンシュラウド本体の後面に取り付ける円筒カバーとからなるファンシュラウドであって、上記二つの円弧状板材の一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して上記組立孔に嵌合する係止爪とからなる二組の円筒カバー組立構造を設け、上記ファンシュラウド本体の嵌合部に形成した取付穴と、上記円筒カバーから前方に突出して上記嵌合部に嵌合するとともに、先端を上記取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる複数個の円筒カバー取付構造を設けたことを特徴とする。
第1の発明によれば、ベルマウス仕様のファンシュラウド本体と、円筒カバーとからコンベンショナル仕様のファンシュラウドを形成することにより、コンベンショナル仕様のファンシュラウド本体を新規に設計し製造するコストを節減することができ、先進地域向けのファンシュラウドを低コストで発展途上地域のニーズに合わせたファンシュラウドとすることができる。
また、車両ごとにラジエータとエンジンとの位置関係のレイアウトが異なる場合にも、円筒カバーの形状を新たに変更するだけで対応させることができ、製造コストを節減することができる。
また、車両ごとにラジエータとエンジンとの位置関係のレイアウトが異なる場合にも、円筒カバーの形状を新たに変更するだけで対応させることができ、製造コストを節減することができる。
また、二つの円弧状板材を組み合わせて円筒カバーを形成したことにより、車両ごとにラジエータの搭載位置のレイアウトが多様になっても、様々なレイアウトに応じて取り付け作業を容易にすることができる。また、二つの円弧状板材を重ねて輸送することができるので、輸送時の占有スペースを小さくすることができる。
さらに、上記二つの円弧状板材の一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して上記組立孔に嵌合する係止爪とからなる二組の円筒カバー組立構造を設けたことにより、ボルト等の締結部品が不要になり、部品点数が削減されるとともに、容易かつ確実に組み立てることができる。
また、上記ファンシュラウド本体の嵌合部に形成した取付穴と、上記円筒カバーから前方に突出して上記嵌合部に嵌合するとともに、先端を上記取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる複数個の円筒カバー取付構造を設けたことにより、ファンシュラウド本体には取付穴を設ける以外の加工を必要とせず加工コストを低減することができるとともに、ストッパーを取付穴に嵌め込むだけで容易かつ確実に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態に係る車両用ラジエータのファンシュラウドについて説明する。
図1に示すファンシュラウド1は、ファン(図6参照)が取り込む冷却風の多くがラジエータ(図6参照)を通過するように、ラジエータの後面に取り付けられる。
このファンシュラウド1は、ラジエータの後面に取り付けられるファンシュラウド本体2と、このファンシュラウド本体2の後面に取り付けられる円筒カバー3とからなる。
図1に示すファンシュラウド1は、ファン(図6参照)が取り込む冷却風の多くがラジエータ(図6参照)を通過するように、ラジエータの後面に取り付けられる。
このファンシュラウド1は、ラジエータの後面に取り付けられるファンシュラウド本体2と、このファンシュラウド本体2の後面に取り付けられる円筒カバー3とからなる。
ベルマウス仕様のファンシュラウド本体2は、正面視略矩形状に形成されてラジエータの後面を覆うとともに、周端にはラジエータとの取り付け用ボルト孔4を合計4つ形成しており、ボルトにてラジエータに固定される。また、ファンシュラウド本体2の中央には、冷却風の通過する開口5を形成している。
このファンシュラウド本体2は、従来のベルマウス仕様のファンシュラウド本体2(図6参照)を流用したものであり、図5に示すように、後面の開口5周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部6を突設している。この嵌合部6は、断面コ字状の先端部分が更に後方に屈曲してわずかに突出形成されている。
また、図2に示すようにこのベルマウス仕様のファンシュラウド本体2には、上記嵌合部6の前面側(ラジエータ側に)に、正方形の取付穴7を周上等間隔に複数個(本実施形態では15個)設けておく。
また、図2に示すようにこのベルマウス仕様のファンシュラウド本体2には、上記嵌合部6の前面側(ラジエータ側に)に、正方形の取付穴7を周上等間隔に複数個(本実施形態では15個)設けておく。
図1、図3に示すように、円筒カバー3は、上下に二分割された二つの円弧状板材3a、3bを円筒状に組み合わせてなる。
組み合わせた際には、上側円弧状板材3aの両端部は下側円弧状板材3bの両端部に内接している。図4(a)、(b)に示すように、上側円弧状板材3aには、各端部に2つずつの組立孔8を形成している。また、下側円弧状板材3bには、各端部に2つずつ内方に向かって突出する係止爪9を形成している。この係止爪9は、弾性材料からなる2本の爪状部材からなり、先端には自然状態で組立孔8よりも太い返しを形成している。
これにより、各組立孔8に各係止爪9を挿入すると、各係止爪9が弾性変形して各組立孔8を通過し、先端が通過した後は係止爪9が復帰して、返しにより組立孔8からの抜けが防止される。
組み合わせた際には、上側円弧状板材3aの両端部は下側円弧状板材3bの両端部に内接している。図4(a)、(b)に示すように、上側円弧状板材3aには、各端部に2つずつの組立孔8を形成している。また、下側円弧状板材3bには、各端部に2つずつ内方に向かって突出する係止爪9を形成している。この係止爪9は、弾性材料からなる2本の爪状部材からなり、先端には自然状態で組立孔8よりも太い返しを形成している。
これにより、各組立孔8に各係止爪9を挿入すると、各係止爪9が弾性変形して各組立孔8を通過し、先端が通過した後は係止爪9が復帰して、返しにより組立孔8からの抜けが防止される。
図5に示すように、円筒カバー3(円弧状板材3a、3b)をファンシュラウド本体2に取り付けるために、円弧状板材3a、3bの前面(ファンシュラウド本体2側)には、ファンシュラウド本体2の各取付穴7に相当する位置から、前方に突出するストッパー10を形成する。このストッパー10には、L字状の突出部が前後に並んで二つ形成され、この突出部の先端には半球状の膨出部10aが形成されている。
各ストッパー10を側方(図5では下方)から嵌合部6に挿入すると、ストッパー10および嵌合部6が弾性変形し、図5のように嵌合させることができる。嵌合すると、前側の膨出部10aが嵌合部6の取付穴7に突入し、後側の膨出部10aが嵌合部6の後方に突出した部分と噛みあって、側方(下方)への抜けが防止される。ストッパー10の先端を半球状の膨出部10aとして形成したことにより、弾性変形および取付穴7への突入をスムーズに行うことができる。
各ストッパー10を側方(図5では下方)から嵌合部6に挿入すると、ストッパー10および嵌合部6が弾性変形し、図5のように嵌合させることができる。嵌合すると、前側の膨出部10aが嵌合部6の取付穴7に突入し、後側の膨出部10aが嵌合部6の後方に突出した部分と噛みあって、側方(下方)への抜けが防止される。ストッパー10の先端を半球状の膨出部10aとして形成したことにより、弾性変形および取付穴7への突入をスムーズに行うことができる。
ファンシュラウド本体2の開口5および円筒カバー3の径は、冷却風の流れやチップクリアランスを考慮し、最適な大きさに設定する。
このようなファンシュラウド1では、ベルマウス仕様のファンシュラウド本体2を流用して、コンベンショナル仕様のファンシュラウド1を形成することにより、コンベンショナル仕様のファンシュラウド本体を新規に設計し製造するコストを節減することができ、先進地域向けのファンシュラウドを低コストで発展途上地域のニーズに合わせたファンシュラウド1とすることができる。
また、中間カバーを廃止したため、ベルマウス仕様に比べて装置を軽量化することができる。
また、中間カバーを廃止したため、ベルマウス仕様に比べて装置を軽量化することができる。
また、円筒カバー3を二つの円弧状板材3a、3bから形成したことにより、車両ごとにラジエータの搭載位置のレイアウトが多様になっても、様々なレイアウトに応じて取り付け作業を容易にすることができる。さらに、円弧状板材3a、3bを重ねて輸送することができるので、輸送時の占有スペースを小さくすることができる。
また、円筒カバー3の上側円弧状板材3aと下側円弧状板材3bとを組み立てるために、組立孔8と係止爪9とからなる円筒カバー組立構造を設けたことにより、ボルト等の締結部品が不要になり、部品点数が削減されるとともに、容易かつ確実に組み立てることができる。
また、ファンシュラウド本体2に設けた嵌合部6の取付穴7と円筒カバー3に形成したストッパー10とからなる円筒カバー取付構造を設けたことにより、ベルマウス仕様のファンシュラウド本体2には取付穴7を設ける以外の加工を必要とせず加工コストを低減することができるとともに、ストッパー10の膨出部10aを取付穴7に嵌め込むだけで容易かつ確実に取り付けることができる。
車両用ラジエータは、車両内における搭載位置やエンジンとの位置関係、さらに他の装置の配置などのレイアウトが多様になることが考えられる。
このような場合に、本発明の実施形態に係るファンシュラウド1では、ベルマウス式のファンシュラウド本体2をさらに加工することなく、新たな形状の円筒カバーを形成するだけで車両レイアウトに対応させることができ、製造コストを節減することができる。
このような場合に、本発明の実施形態に係るファンシュラウド1では、ベルマウス式のファンシュラウド本体2をさらに加工することなく、新たな形状の円筒カバーを形成するだけで車両レイアウトに対応させることができ、製造コストを節減することができる。
このような別態様として、図8に示すように、円弧状板材17a、17bとを組み立ててなり階段状に屈曲した円筒状の円筒カバー17を形成することが考えられる。
このような円筒カバー17を有するファンシュラウド16では、エンジンおよびファン(図示せず)がラジエータ(図示せず)より低い位置に取り付けられる場合にもラジエータからエンジンまでの通風を確保することができる。
円筒カバー17は、図8のように屈曲した円筒状に形成する以外にも、下方に滑らかに湾曲する円筒状にしてもよく、また下方に傾斜してファンシュラウドに取り付けられる直円筒状に形成してもよい。また、ラジエータとエンジンとの位置関係によって、円筒カバーを上方や側方に屈曲、湾曲または傾斜させてもよい。
このような円筒カバー17を有するファンシュラウド16では、エンジンおよびファン(図示せず)がラジエータ(図示せず)より低い位置に取り付けられる場合にもラジエータからエンジンまでの通風を確保することができる。
円筒カバー17は、図8のように屈曲した円筒状に形成する以外にも、下方に滑らかに湾曲する円筒状にしてもよく、また下方に傾斜してファンシュラウドに取り付けられる直円筒状に形成してもよい。また、ラジエータとエンジンとの位置関係によって、円筒カバーを上方や側方に屈曲、湾曲または傾斜させてもよい。
1 ファンシュラウド
2 ファンシュラウド本体
3 円筒カバー
3a、3b 円弧状板材
4 ボルト孔
5 開口
6 嵌合部
7 取付穴
8 組立孔
9 係止爪
10 ストッパー
10a 膨出部
11 ファンシュラウド
12 ラジエータ
13 ファン
14 リング部材
15 中間カバー
16 ファンシュラウド
17 円筒カバー
17a、17b 円弧状板材
2 ファンシュラウド本体
3 円筒カバー
3a、3b 円弧状板材
4 ボルト孔
5 開口
6 嵌合部
7 取付穴
8 組立孔
9 係止爪
10 ストッパー
10a 膨出部
11 ファンシュラウド
12 ラジエータ
13 ファン
14 リング部材
15 中間カバー
16 ファンシュラウド
17 円筒カバー
17a、17b 円弧状板材
Claims (1)
- ラジエータの後面を覆う形状に形成され、周端にはラジエータとの取り付け用ボルト孔を有するとともに中央には通風用の開口を設け、かつ、後面の上記開口の周縁に沿って断面略コ字状の嵌合部を設けてなるベルマウス仕様のファンシュラウド本体と、
二つの円弧状板材を組み合わせて円筒状に形成し、上記ファンシュラウド本体の後面に取り付ける円筒カバーとからなるファンシュラウドであって、
上記二つの円弧状板材の一方の端部に形成した組立孔と、他方の端部に形成され先端に返しを有して上記組立孔に嵌合する係止爪とからなる二組の円筒カバー組立構造を設け、
上記ファンシュラウド本体の嵌合部に形成した取付穴と、上記円筒カバーから前方に突出して上記嵌合部に嵌合するとともに、先端を上記取付穴に突入する半球状の膨出部として形成したストッパーとからなる複数個の円筒カバー取付構造を設けたことを特徴とする車両用ラジエータのファンシュラウド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010243701A JP2012097589A (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 車両用ラジエータのファンシュラウド |
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2010
- 2010-10-29 JP JP2010243701A patent/JP2012097589A/ja active Pending
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