JP2012095103A - 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器 - Google Patents

信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2012095103A
JP2012095103A JP2010240736A JP2010240736A JP2012095103A JP 2012095103 A JP2012095103 A JP 2012095103A JP 2010240736 A JP2010240736 A JP 2010240736A JP 2010240736 A JP2010240736 A JP 2010240736A JP 2012095103 A JP2012095103 A JP 2012095103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
differential amplifier
conversion circuit
level conversion
signal level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010240736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5712558B2 (ja
Inventor
Yoshinao Yanagisawa
良直 柳澤
Takayuki Kikuchi
菊池  尊行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010240736A priority Critical patent/JP5712558B2/ja
Priority to US13/186,859 priority patent/US8525591B2/en
Priority to CN201110255619.3A priority patent/CN102457264B/zh
Publication of JP2012095103A publication Critical patent/JP2012095103A/ja
Priority to US13/955,632 priority patent/US8829992B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5712558B2 publication Critical patent/JP5712558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/26Modifications of amplifiers to reduce influence of noise generated by amplifying elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/08Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45475Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using IC blocks as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/261Amplifier which being suitable for instrumentation applications
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/408Indexing scheme relating to amplifiers the output amplifying stage of an amplifier comprising three power stages
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/411Indexing scheme relating to amplifiers the output amplifying stage of an amplifier comprising two power stages
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45528Indexing scheme relating to differential amplifiers the FBC comprising one or more passive resistors and being coupled between the LC and the IC
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45594Indexing scheme relating to differential amplifiers the IC comprising one or more resistors, which are not biasing resistor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】第2の入力信号に重畳されたノイズを増幅せずに第1の入力信号の信号レベルを変換することができる信号レベル変換回路並びにこれを用いた物理量検出装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】信号レベル変換回路1は、第1の差動増幅回路10と第2の差動増幅回路20とを含む。第1の差動増幅回路10は、第1の入力信号と第2の入力信号の電位差をG1倍して出力する。第2の差動増幅回路20は、第1の差動増幅回路10の出力信号と第2の入力信号との電位差をG2倍して出力する。この2つのゲインG1とG2は、G1×G2<0かつ0<−(G1+1)×G2<2の関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器に関する。
カーナビゲーション装置やPND(Personal Navigation Device)のように、ジャイロセンサーや加速度センサーなどの種々のセンサーを搭載し、センサーの検出信号に基づいて所定の制御を行う様々な電子機器やシステムが広く利用されている。
これらの電子機器やシステムでは、センサー信号のレベルを後段のセット側で要求されるレベルに合わせるために基準電圧信号を用いて増幅する場合がある。例えば、特許文献1には、増幅器を2段接続し、オフセット調整とスパン調整を独立して行える信号増幅回路が提案されている。また、特許文献2には、増幅器を2段接続し、高精度なアナログ信号増幅が可能なゲイン切り替え回路が提案されている。
特開平7−46055号公報 特開平7−38354号公報
しかしながら、基準電圧信号を用いて増幅する場合、センサー信号に、基準電圧自体が持っているノイズが重畳され、低ノイズ化しにくいという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、第2の入力信号に重畳されたノイズを増幅せずに第1の入力信号の信号レベルを変換することができる信号レベル変換回路並びにこれを用いた物理量検出装置及び電子機器を提供することができる。
(1)本発明は、第1の入力信号と第2の入力信号の電位差をG1倍して出力する第1の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路の出力信号と前記第2の入力信号との電位差をG2倍して出力する第2の差動増幅回路とを含み、G1×G2<0かつ0<−(G1+1)×G2<2である、信号レベル変換回路である。
本発明によれば、第1の信号はG1×G2倍され、第2の信号は{−(G1+1)×G2}倍されて信号レベル変換回路の出力信号に重畳される。そして、0<−(G1+1)×G2<2なので、後段の回路で本発明の信号レベル変換回路の出力信号と第2の入力信号との差分をとることで、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分を{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰させることができる。
(2)この信号レベル変換回路において、G1<0かつG2>0であるようにしてもよい。
G1<0なので第1の差動増幅回路により第1の信号と第2の信号との差分が反転増幅され、G2>0なので第2の差動増幅回路により第1の差動増幅回路の出力信号と第2の信号との差分が非反転増幅される。このようにしても、0<−(G1+1)×G2<2を満たすG1、G2を選択することができる。
(3)この信号レベル変換回路において、G1>0かつG2<0であるであるようにしてもよい。
G1>0なので第1の差動増幅回路により第1の信号と第2の信号との差分が非反転増幅され、G2<0なので第2の差動増幅回路により第1の差動増幅回路の出力信号と第2の信号との差分が反転増幅される。このようにしても、0<−(G1+1)×G2<2を満たすG1、G2を選択することができる。
(4)この信号レベル変換回路において、−(G1+1)×G2=1であるようにしてもよい。
このようにすれば、第2の入力信号に重畳されたノイズを増幅せずに第1の入力信号の信号レベルを変換することができる。従って、後段の回路で本発明の信号レベル変換回路の出力信号と第2の入力信号との差分をとることで、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分をキャンセルすることができる。
(5)この信号レベル変換回路において、前記第2の入力信号は、前記第1の入力信号の基準電圧に対応する基準電圧信号であるようにしてもよい。
(6)この信号レベル変換回路は、前記第2の差動増幅回路の出力信号と前記第2の入力信号との電位差を増幅又は減衰して出力する第3の差動増幅回路をさらに含むようにしてもよい。
この信号レベル変換回路では、第1の信号はG1×G2倍され、第2の信号は{−(G1+1)×G2}倍されて、第2の差動増幅回路の出力信号に重畳される。そして、第3の差動増幅回路により、第2の差動増幅回路の出力信号と第2の入力信号との差分をとることで、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分を{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰させることができる。特に、−(G1+1)×G2=1を満たすようにG1とG2を選択すれば、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分をキャンセルすることができる。
(7)本発明は、上記のいずれかの信号レベル変換回路と、物理量を検出するセンサー素子と、前記センサー素子が発生させる信号に基づいて前記物理量に応じた信号レベルの物理量信号を生成する物理量信号生成部とを含み、前記物理量信号と基準電圧信号がそれぞれ前記第1の入力信号と前記第2の入力信号として前記信号レベル変換回路に供給される、物理量検出装置である。
(8)本発明は、上記のいずれかの信号レベル変換回路を含む、電子機器である。
第1実施形態の信号レベル変換回路を示す図。 第2実施形態の信号レベル変換回路を示す図。 第3実施形態の信号レベル変換回路を示す図。 第4実施形態の信号レベル変換回路を示す図。 物理量検出装置の一例である角速度検出装置の構成例を示す図。 ジャイロセンサー素子の振動片の平面図。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図。 電子機器の機能ブロック図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.信号レベル変換回路
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の信号レベル変換回路を示す図である。図1に示すように、第1実施形態の信号レベル変換回路1は、第1の差動増幅回路10と第2の差動増幅回路20とを含んで構成されている。
第1の差動増幅回路10は、抵抗値がRの抵抗11、抵抗値がRの抵抗12、抵抗値がRの抵抗13、抵抗値がRの抵抗14、差動増幅器15を含んで構成されている。
抵抗11は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗14の一端及び差動増幅器15の反転入力端子(−入力端子)と共通接続されている。また、抵抗14の他端と差動増幅器15の出力端子が接続されている。
抵抗12は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗13の一端及び差動増幅器15の非反転入力端子(+入力端子)と共通接続されている。また、抵抗13の他端はグランド電位に接地されている。
入力端子Iに入力される信号(第1の入力信号)の電圧をV、入力端子Iに入力される信号(第2の入力信号)の電圧をVとすると、第1の差動増幅回路10の出力信号の電圧(差動増幅器15の出力電圧)Vは次式(1)で与えられる。
Figure 2012095103
ここで、G1=−R/Rは、第1の差動増幅回路10のゲインであり、G1<0である。すなわち、第1の差動増幅回路10は、第1の入力信号と第2の入力信号の電位差V−VをG1(<0)倍に反転増幅して出力する差動増幅回路である。
第2の差動増幅回路20は、抵抗値がRの抵抗21、抵抗値がRの抵抗22、抵抗値がRの抵抗23、抵抗値がRの抵抗24、差動増幅器25を含んで構成されている。
抵抗21は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗24の一端及び差動増幅器25の反転入力端子(−入力端子)と共通接続されている。また、抵抗24の他端と差動増幅器25の出力端子が接続されている。
抵抗22は、一端が差動増幅器15の出力端子に接続され、他端が抵抗23の一端及び差動増幅器25の非反転入力端子(+入力端子)と共通接続されている。また、抵抗23の他端はグランド電位に接地されている。
第2の差動増幅回路20の出力信号の電圧(差動増幅器25の出力電圧)Vは次式(2)で与えられる。
Figure 2012095103
ここで、G2=R/Rは、第2の差動増幅回路20のゲインであり、G2>0である。すなわち、第2の差動増幅回路20は、第1の差動増幅回路10の出力信号と第2の入力信号の電位差V−VをG2(>0)倍に非反転増幅して出力する差動増幅回路である。
信号レベル変換回路1の出力端子Oには差動増幅器25の出力端子が接続されており、第2の差動増幅回路20の出力信号(差動増幅器25の出力信号)が信号レベル変換回路1の出力信号になる。すなわち、信号レベル変換回路1の出力信号の電圧はVである。
式(1)を式(2)に代入すると、次式(3)が得られる。
Figure 2012095103
ここで、−(G1+1)×G2=1とすると、式(3)は次式(4)のように変形できる。
Figure 2012095103
ここで、G2>0なので|G1×G2|=|1+G2|>1であり、Vは増幅され、Vは増幅されずに(1倍で)加算されることになる。一例として、G1=−1.5、G2=2とすると、V=−3V+Vとなる。すなわち、Vは−3倍に増幅され、Vは増幅されずに(1倍で)加算される。他の一例として、G1=−1.125、G2=8とすると、V=−9V+Vとなる。すなわち、Vは−9倍に増幅され、Vは増幅されずに(1倍で)加算される。
例えば、Vを所与の物理量を検出するセンサーの出力電圧(センサー信号(物理量信号)の電圧)V、Vをセンサー信号に対する基準電圧Vrefとすると、−(G1+1)×G2=1のとき、V=G1×G2×V+Vrefとなる。従って、VとVrefの差動演算を行うことで、Vrefに重畳されたノイズを完全にキャンセルすることができる。
このように、第1実施形態の信号レベル変換回路は、−(G1+1)×G2=1のとき、第1の信号を増幅するとともに第2の入力信号を増幅せずに(1倍で)加算した出力信号を生成する。そして、第1実施形態の信号レベル変換回路1の出力信号の電圧から第2の入力信号の電圧と等しい電圧を減算することで、第2の入力信号に重畳されたノイズに対応するノイズ成分を完全にキャンセルすることができる。ただし、0<−(G1+1)×G2<2であれば、第1実施形態の信号レベル変換回路1の出力信号の電圧から第2の入力信号の電圧と等しい電圧を減算することで、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分は{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰される(∵−1<−(G1+1)×G2−1<1)。
1−2.第2実施形態
図2は、第2実施形態の信号レベル変換回路を示す図である。図2に示すように、第2実施形態の信号レベル変換回路1は、第1の差動増幅回路30と第2の差動増幅回路40とを含んで構成されている。
第1の差動増幅回路30は、抵抗値がRの抵抗31、抵抗値がRの抵抗32、抵抗値がRの抵抗33、抵抗値がRの抵抗34、差動増幅器35を含んで構成されている。
抵抗31は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗34の一端及び差動増幅器35の反転入力端子(−入力端子)と共通接続されている。また、抵抗34の他端と差動増幅器35の出力端子が接続されている。
抵抗32は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗33の一端及び差動増幅器35の非反転入力端子(+入力端子)と共通接続されている。また、抵抗33の他端はグランド電位に接地されている。
入力端子Iに入力される信号(第1の入力信号)の電圧をV、入力端子Iに入力される信号(第2の入力信号)の電圧をVとすると、第1の差動増幅回路30の出力信号の電圧(差動増幅器35の出力電圧)Vは次式(5)で与えられる。
Figure 2012095103
ここで、G1=R/Rは、第1の差動増幅回路30のゲインであり、G1>0である。すなわち、第1の差動増幅回路30は、第1の入力信号と第2の入力信号の電位差V−VをG1(>0)倍に非反転増幅して出力する差動増幅回路である。
第2の差動増幅回路40は、抵抗値がRの抵抗41、抵抗値がRの抵抗42、抵抗値がRの抵抗43、抵抗値がRの抵抗44、差動増幅器45を含んで構成されている。
抵抗41は、一端が差動増幅器35の出力端子に接続され、他端が抵抗44の一端及び差動増幅器45の反転入力端子(−入力端子)と共通接続されている。また、抵抗44の他端と差動増幅器45の出力端子が接続されている。
抵抗42は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗43の一端及び差動増幅器45の非反転入力端子(+入力端子)と共通接続されている。また、抵抗43の他端はグランド電位に接地されている。
第2の差動増幅回路40の出力信号の電圧(差動増幅器45の出力電圧)Vは次式(6)で与えられる。
Figure 2012095103
ここで、G2=−R/Rは、第2の差動増幅回路40のゲインであり、G2<0である。すなわち、第2の差動増幅回路40は、第1の差動増幅回路30の出力信号と第2の入力信号の電位差V−VをG2(<0)倍に反転増幅して出力する差動増幅回路である。
信号レベル変換回路1の出力端子Oには差動増幅器45の出力端子が接続されており、第2の差動増幅回路40の出力信号(差動増幅器45の出力信号)が信号レベル変換回路1の出力信号になる。すなわち、信号レベル変換回路1の出力信号の電圧はVである。
式(5)を式(6)に代入すると、次式(7)が得られる。
Figure 2012095103
ここで、−(G1+1)×G2=1とすると、式(7)は次式(8)のように変形できる。
Figure 2012095103
ここで、G1>0なので|G1×G2|=|G1/(G1+1)|<1であり、Vは減衰され、Vは増幅されずに(1倍で)加算されることになる。一例として、G1=3、G2=−0.25とすると、V=−0.75V+Vとなる。すなわち、Vは−0.75倍に減衰され、Vは増幅されずに(1倍で)加算される。他の一例として、G1=1.5、G2=−0.4とすると、V=−0.6V+Vとなる。すなわち、Vは−0.6倍に減衰され、Vは増幅されずに(1倍で)加算される。
例えば、Vを所与の物理量を検出するセンサーの出力電圧(センサー信号(物理量信号)の電圧)V、Vをセンサー信号に対する基準電圧Vrefとすると、−(G1+1)×G2=1のとき、V=G1×G2×V+Vrefとなる。従って、VとVrefの差動演算を行うことで、Vrefに重畳されたノイズを完全にキャンセルすることができる。
このように、第2実施形態の信号レベル変換回路は、−(G1+1)×G2=1のとき、第1の信号を減衰するとともに第2の入力信号を増幅せずに(1倍で)加算した出力信号を生成する。そして、第2実施形態の信号レベル変換回路1の出力信号の電圧から第2の入力信号の電圧と等しい電圧を減算することで、第2の入力信号に重畳されたノイズに対応するノイズ成分を完全にキャンセルすることができる。ただし、0<−(G1+1)×G2<2であれば、第2実施形態の信号レベル変換回路1の出力信号の電圧から第2の入力信号の電圧と等しい電圧を減算することで、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分は{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰される(∵−1<−(G1+1)×G2−1<1)。
1−3.第3実施形態
図3は、第3実施形態の信号レベル変換回路を示す図である。図3に示すように、第3実施形態の信号レベル変換回路1は、第1の差動増幅回路10、第2の差動増幅回路20、第3の差動回路50とを含んで構成されている。
第1の差動増幅回路10及び第2の差動増幅回路20は、図1と同じ構成であるため同じ符号を付しており、その説明を省略する。
第3の差動増幅回路50は、抵抗値がRの抵抗51、抵抗値がRの抵抗52、抵抗値がRの抵抗53、抵抗値がRの抵抗54、差動増幅器55を含んで構成されている。
抵抗51は、一端が信号レベル変換回路1の入力端子Iに接続され、他端が抵抗54の一端及び差動増幅器55の反転入力端子(−入力端子)と共通接続されている。また、抵抗54の他端と差動増幅器55の出力端子が接続されている。
抵抗52は、一端が差動増幅器25の出力端子に接続され、他端が抵抗53の一端及び差動増幅器55の非反転入力端子(+入力端子)と共通接続されている。また、抵抗53の他端はグランド電位に接地されている。
第3の差動増幅回路50の出力信号の電圧(差動増幅器55の出力電圧)Vは次式(9)で与えられる。
Figure 2012095103
ここで、G3=R/Rは、第3の差動増幅回路50のゲインであり、G3>0である。すなわち、第3の差動増幅回路50は、第2の差動増幅回路20の出力信号と第2の入力信号の電位差V−VをG3(>0)倍に非反転増幅して出力する差動増幅回路である。
信号レベル変換回路1の出力端子Oには差動増幅器55の出力端子が接続されており、第3の差動増幅回路50の出力信号(差動増幅器55の出力信号)が信号レベル変換回路1の出力信号になる。すなわち、信号レベル変換回路1の出力信号の電圧はVである。
式(3)を式(9)に代入すると、次式(10)が得られる。
Figure 2012095103
ここで、−(G1+1)×G2=1とすると、式(10)は次式(11)のようになる。
Figure 2012095103
つまり、信号レベル変換回路1の出力信号において、第2の入力信号に重畳されたノイズに対応するノイズ成分を完全にキャンセルすることができる。そして、第3の差動増幅回路50のゲインG3を調整することで、トータルゲインG1×G2×G3を所望の値に設定することができる。
例えば、Vを所与の物理量を検出するセンサーの出力電圧(センサー信号(物理量信号)の電圧)V、Vをセンサー信号に対する基準電圧Vrefとすると、−(G1+1)×G2=1のとき、V=G1×G2×G3×Vとなり、Vrefに重畳されたノイズを完全にキャンセルすることができる。
このように、第3実施形態の信号レベル変換回路は、−(G1+1)×G2=1のとき、第1の信号をG1×G2×G3倍に増幅又は減衰するとともに第2の入力信号に重畳されたノイズに対応するノイズ成分を完全にキャンセルすることができる。ただし、0<−(G1+1)×G2<2であれば、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分は{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰される(∵−1<−(G1+1)×G2−1<1)。
1−4.第4実施形態
図4は、第4実施形態の信号レベル変換回路を示す図である。図4に示すように、第4実施形態の信号レベル変換回路1は、第1の差動増幅回路30、第2の差動増幅回路40、第3の差動回路50とを含んで構成されている。
第1の差動増幅回路30及び第2の差動増幅回路40は、図2と同じ構成であるため同じ符号を付しており、その説明を省略する。また、第3の差動増幅回路50は、図3と同じ構成であるため同じ符号を付しており、その説明を省略する。
この信号レベル変換回路1の出力信号の電圧Vは式(10)で表され、−(G1+1)×G2=1とすると式(11)のようになる。
従って、第4実施形態の信号レベル変換回路も、第3実施形態と同様に、−(G1+1)×G2=1のとき、第1の信号をG1×G2×G3倍に増幅又は減衰するとともに第2の入力信号に重畳されたノイズに対応するノイズ成分を完全にキャンセルすることができる。ただし、0<−(G1+1)×G2<2であれば、第2の入力信号に重畳されたノイズに起因するノイズ成分は{−(G1+1)×G2−1}倍に減衰される(∵−1<−(G1+1)×G2−1<1)。
2.物理量検出装置
本実施形態の物理量検出装置は、所与の物理量を検出するセンサー素子を含み、センサー素子が発生させる信号に基づいて物理量に応じた信号レベルの物理量信号を生成する。本実施形態の物理量検出装置は、例えば、角速度、角加速度、加速度、力、温度、磁気等の種々の物理量のいずれかを検出するものに適用することができる。
図5は、本実施形態の物理量検出装置の一例である角速度検出装置の構成例を示す図である。
本実施形態の角速度検出装置2は、ジャイロセンサー素子100と角速度検出用IC60を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100(センサー素子の一例)は、駆動電極と検出電極が配置された振動片が不図示のパッケージに封止されて構成されている。一般的に、振動片のインピーダンスをできるだけ小さくして発振効率を高めるためにパッケージ内の気密性が確保されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、水晶(SiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)等の圧電単結晶やジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックスなどの圧電性材料を用いて構成してもよいし、シリコン半導体の表面の一部に、駆動電極に挟まれた酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を配置した構造であってもよい。
また、ジャイロセンサー素子の駆動振動の励振手段や検出振動の検出手段は、圧電効果によるものだけでなく、クーロン力を用いた静電型であっても良い。
本実施形態では、ジャイロセンサー素子100は、T型の2つの駆動振動腕を有するいわゆるダブルT型の振動片により構成される。ただし、ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、音叉型であってもよいし、三角柱、四角柱、円柱状等の形状の音片型であってもよい。また、シリコン半導体基板をくし歯状に加工したものであってもよい。
図6は、本実施形態のジャイロセンサー素子100の振動片の平面図である。
本実施形態のジャイロセンサー素子100は、Zカットの水晶基板により形成されたダブルT型の振動片を有する。水晶を材料とする振動片は、温度変化に対する共振周波数の変動が極めて小さいので、角速度の検出精度を高めることができるという利点がある。なお、図6におけるX軸、Y軸、Z軸は水晶の軸を示す。
図6に示すように、ジャイロセンサー素子100の振動片は、2つの駆動用基部104a、104bからそれぞれ駆動振動腕101a、101bが+Y軸方向及び−Y軸方向に延出している。駆動振動腕101aの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極112及び113が形成されており、駆動振動腕101bの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極113及び112が形成されている。駆動電極112、113は、それぞれ、図5に示した角速度検出用IC60の外部出力端子61、外部入力端子62を介して駆動回路200に接続される。
駆動用基部104a、104bは、それぞれ−X軸方向と+X軸方向に延びる連結腕105a、105bを介して矩形状の検出用基部107に接続されている。
検出振動腕102は、検出用基部107から+Y軸方向及び−Y軸方向に延出している。検出振動腕102の上面には検出電極114及び115が形成されており、検出振動腕102の側面には共通電極116が形成されている。検出電極114、115は、それぞれ、図5に示した角速度検出用IC60の外部入力端子63、64を介して検出回路300に接続される。また、共通電極116は接地される。
駆動振動腕101a、101bの駆動電極112と駆動電極113との間に駆動信号として交流電圧が与えられると、図7に示すように、駆動振動腕101a、101bは逆圧電効果によって矢印Bのように、2本の駆動振動腕101a、101bの先端が互いに接近と離間を繰り返す屈曲振動(励振振動)をする。
この状態で、ジャイロセンサー素子100の振動片にZ軸を回転軸とした角速度が加わると、駆動振動腕101a、101bは、矢印Bの屈曲振動の方向とZ軸の両方に垂直な方向にコリオリの力を得る。その結果、図8に示すように、連結腕105a、105bは矢印Cで示すような振動をする。そして、検出振動腕102は、連結腕105a、105bの振動(矢印C)に連動して矢印Dのように屈曲振動をする。このコリオリ力に伴う検出振動腕102の屈曲振動と駆動振動腕101a、101bの屈曲振動(励振振動)とは位相が90°ずれている。
ところで、駆動振動腕101a、101bが屈曲振動(励振振動)をするときの振動エネルギーの大きさ又は振動の振幅の大きさが2本の駆動振動腕101a、101bで等しければ、駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがとれており、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態では検出振動腕102は屈曲振動しない。ところが、2つの駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがくずれると、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態でも検出振動腕102に屈曲振動が発生する。この屈曲振動は漏れ振動と呼ばれ、コリオリ力に基づく振動と同様に矢印Dの屈曲振動であるが、駆動信号とは同位相である。
そして、圧電効果によってこれらの屈曲振動に基づいた交流電荷が、検出振動腕102の検出電極114、115に発生する。ここで、コリオリ力に基づいて発生する交流電荷は、コリオリ力の大きさ(言い換えれば、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさ)に応じて変化する。一方、漏れ振動に基づいて発生する交流電荷は、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさに関係せず一定である。
なお、駆動振動腕101a、101bの先端には、駆動振動腕101a、101bよりも幅の広い矩形状の錘部103が形成されている。駆動振動腕101a、101bの先端に錘部103を形成することにより、コリオリ力を大きくするとともに、所望の共振周波数を比較的短い振動腕で得ることができる。同様に、検出振動腕102の先端には、検出振動腕102よりも幅の広い錘部106が形成されている。検出振動腕102の先端に錘部106を形成することにより、検出電極114、115に発生する交流電荷を大きくすることができる。
以上のようにして、ジャイロセンサー素子100は、Z軸を検出軸としてコリオリ力に基づく交流電荷(角速度成分)と、励振振動の漏れ振動に基づく交流電荷(振動漏れ成分)とを検出電極114、115を介して出力する。
図5に戻り、角速度検出用IC60は、駆動回路200、検出回路300、基準電源回路400、メモリー410を含んで構成されている。
基準電源回路400は、電源入力端子65を介して供給される電源電圧から基準電圧Vrefを生成する。
駆動回路200は、I/V変換回路(電流電圧変換回路)210、コンパレーター220、AGC(Automatic Gain Control)回路230及び起動回路240を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片に流れた駆動電流は、I/V変換回路210によって基準電圧Vrefを基準とした交流電圧信号に変換される。
I/V変換回路210から出力された交流電圧信号は、コンパレーター220及びAGC回路230に入力される。コンパレーター220は、入力された交流電圧信号の電圧を基準電圧Vrefと比較して2値化信号(方形波電圧信号)を出力する。
AGC回路230は、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号の振幅に応じて、コンパレーター220が出力する2値化信号の振幅を変化させ、駆動電流が一定に保持されるように制御する。
コンパレーター220が出力する2値化信号は、外部出力端子61を介してジャイロセンサー素子100の振動片の駆動電極112に供給される。
このように、駆動回路200を介する発振ループにより、ジャイロセンサー素子100は図7に示すような所定の駆動振動を継続して励振している。また、駆動電流を一定に保つことにより、ジャイロセンサー素子100の駆動振動腕101a、101bは一定の振動速度を得ることができる。そのため、コリオリ力を発生させる元となる振動速度は一定となり、感度をより安定にすることができる。
なお、起動回路20は、電源の投入時などにジャイロセンサー素子100に屈曲振動を開始させるための発振源を含み、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号の振幅が所定の閾値を超えると発振ループから切り離される。
検出回路300は、チャージアンプ310,312、差動アンプ314、ハイパスフィルター316、アンプ318、同期検波器320、アンプ322、ローパスフィルター324、アンプ326、信号レベル変換回路328、アンプ330を含んで構成されている。
チャージアンプ310には、外部入力端子63を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極114から角速度成分と振動漏れ成分を含む交流電荷が入力される。同様に、チャージアンプ312には、外部入力端子64を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極115から角速度成分と振動漏れ成分を含む交流電荷が入力される。このチャージアンプ310及び312は、それぞれ入力された交流電荷を交流電圧信号に変換する。チャージアンプ310の出力信号とチャージアンプ312の出力信号の位相は互いに逆位相である(180°ずれている)。
差動アンプ314は、チャージアンプ310の出力信号とチャージアンプ312の出力信号を差動増幅する。差動アンプ314により、同相成分はキャンセルされ、逆相成分は加算増幅される。
ハイパスフィルター316は、差動アンプ314の出力信号に含まれる直流成分をキャンセルする。
アンプ318は、ハイパスフィルター316の出力信号を増幅し、基準電圧Vrefを基準とする交流電圧信号を出力する。
同期検波器320は、アンプ318の出力信号をコンパレーター220が出力する2値化信号で同期検波する。同期検波器320は、例えば、2値化信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも高い時はアンプ318の出力信号をそのまま選択し、2値化信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも低い時はアンプ318の出力信号を基準電圧Vrefに対して反転した信号を選択するスイッチ回路として構成することができる。
アンプ318の出力信号には角速度成分と振動漏れ成分が含まれているが、この角速度成分はコンパレーター220が出力する2値化信号と同位相であるのに対して、振動漏れ成分は逆位相である。そのため、同期検波器320により角速度成分は同期検波されるが、振動漏れ成分は検波されないようになっている。
アンプ322は同期検波器320の出力信号を増幅又は減衰させて所望の電圧レベルの信号を出力し、ローパスフィルター324はアンプ322の出力信号に含まれる高周波成分を除去するとともに仕様で決められる周波数範囲の信号を抽出する。
ローパスフィルター324の出力信号は、アンプ326で所望の電圧レベルの信号に増幅又は減衰される。このアンプ326の出力信号は、基準電圧Vrefを基準として角速度に応じた電圧レベルの信号、すなわち角速度信号(物理量信号の一例)である。
信号レベル変換回路328は、例えば、図1〜図4に示した本実施形態の信号レベル変換回路であり、入力端子Iにアンプ326の出力信号(角速度信号)が入力され、入力端子Iに基準電圧Vrefが入力され、出力端子Oから差動増幅した信号を出力する。信号レベル変換回路328のゲインは、メモリー410にあらかじめ設定されたゲイン調整データに応じて決定される。この信号レベル変換回路328の出力信号が、外部出力端子66を介して外部に出力される。
基準電圧Vrefはアンプ330(ボルテージフォロア)に入力され、外部出力端子67を介して外部に出力される。
このように、本実施形態の信号レベル変換回路を組み込むことにより、低ノイズの物理量信号を出力する物理量検出装置を実現することができる。
3.電子機器
図9は、本実施形態の電子機器の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態の電子機器500は、信号生成部600、CPU700、操作部710、表示部720、ROM(Read Only Memory)730、RAM(Random Access Memory)740、通信部750を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図9の構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
信号生成部600は、信号レベル変換回路610を含み、CPU700の制御に応じて所与の信号を生成してCPU700に出力する。
CPU700は、ROM730に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU700は、信号生成部600を制御したり、信号生成部600が生成した信号などを受け取って各種の計算処理をする。また、CPU700は、操作部710からの操作信号に応じた各種の処理、表示部720に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、外部とデータ通信を行うために通信部750を制御する処理等を行う。
操作部710は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU700に出力する。
表示部720は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU700から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
ROM730は、CPU700が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、所定の機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM740は、CPU700の作業領域として用いられ、ROM730から読み出されたプログラムやデータ、操作部710から入力されたデータ、CPU700が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部750は、CPU700と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
信号レベル変換回路610として本実施形態の信号レベル変換回路を電子機器500に組み込むことにより、より高精度な処理を実現することができる。特に、第3実施形態や第4実施形態の信号レベル変換回路を組み込むことで、物理量検出装置の後段で差動演算を行う必要が無くなり、システム全体でのコストを低減することができる場合もある。
なお、電子機器600としては種々の電子機器が考えられ、例えば、車両の横滑り防止装置や横転検出装置、携帯電話機、ナビゲーション装置、マウス等のポインティングデバイス、デジタルカメラ、ゲームコントローラー等が挙げられる。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 信号レベル変換回路、2 角速度検出装置、10 第1の差動増幅回路、11,12,13,14 抵抗、15 差動増幅器、20 第2の差動増幅回路、21,22,23,24 抵抗、25 差動増幅器、30 第1の差動増幅回路、31,32,33,34 抵抗、35 差動増幅器、40 第2の差動増幅回路、41,42,43,44 抵抗、45 差動増幅器、50 第3の差動増幅回路、51,52,53,54 抵抗、55 差動増幅器、60 角速度検出用IC、61,66,67 外部出力端子、62,63,64,65 外部入力端子、100 ジャイロセンサー素子、101a,101b 駆動振動腕、102 検出振動腕、103 錘部、104a,104b 駆動用基部、105a,105b 連結腕、106 錘部、107 検出用基部、112,113 駆動電極、114,115 検出電極、116 共通電極、200 駆動回路、210 I/V変換回路(電流電圧変換回路)、220 コンパレーター、230 AGC回路、240 起動回路、300 検出回路、310,312 チャージアンプ、314 差動アンプ、316 ハイパスフィルター、318 アンプ、320 同期検波器、322 アンプ、324 ローパスフィルター、326 アンプ、328 信号レベル変換回路、330 アンプ、400 基準電源回路、410 メモリー、500 電子機器、600 信号生成部、610 信号レベル変換回路、700 CPU、710 操作部、720 表示部、730 ROM、740 RAM、750 通信部
なお、起動回路240は、電源の投入時などにジャイロセンサー素子100に屈曲振動を開始させるための発振源を含み、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号の振幅が所定の閾値を超えると発振ループから切り離される。
なお、電子機器500としては種々の電子機器が考えられ、例えば、車両の横滑り防止装置や横転検出装置、携帯電話機、ナビゲーション装置、マウス等のポインティングデバイス、デジタルカメラ、ゲームコントローラー等が挙げられる。

Claims (8)

  1. 第1の入力信号と第2の入力信号の電位差をG1倍して出力する第1の差動増幅回路と、
    前記第1の差動増幅回路の出力信号と前記第2の入力信号との電位差をG2倍して出力する第2の差動増幅回路とを含み、
    G1×G2<0かつ0<−(G1+1)×G2<2である、信号レベル変換回路。
  2. 請求項1において、
    G1<0かつG2>0である、信号レベル変換回路。
  3. 請求項1において、
    G1>0かつG2<0である、信号レベル変換回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    −(G1+1)×G2=1である、信号レベル変換回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第2の入力信号は、前記第1の入力信号の基準電圧に対応する基準電圧信号である、信号レベル変換回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記第2の差動増幅回路の出力信号と前記第2の入力信号との電位差を増幅又は減衰して出力する第3の差動増幅回路をさらに含む、信号レベル変換回路。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の信号レベル変換回路と、
    物理量を検出するセンサー素子と、
    前記センサー素子が発生させる信号に基づいて前記物理量に応じた信号レベルの物理量信号を生成する物理量信号生成部とを含み、
    前記物理量信号と基準電圧信号がそれぞれ前記第1の入力信号と前記第2の入力信号として前記信号レベル変換回路に供給される、物理量検出装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の信号レベル変換回路を含む、電子機器。
JP2010240736A 2010-10-27 2010-10-27 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器 Active JP5712558B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240736A JP5712558B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器
US13/186,859 US8525591B2 (en) 2010-10-27 2011-07-20 Signal level conversion circuit, physical quantity detection device and electronic apparatus
CN201110255619.3A CN102457264B (zh) 2010-10-27 2011-08-31 信号电平转换电路、物理量检测装置以及电子设备
US13/955,632 US8829992B2 (en) 2010-10-27 2013-07-31 Signal level conversion circuit, physical quantity detection device and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240736A JP5712558B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012095103A true JP2012095103A (ja) 2012-05-17
JP5712558B2 JP5712558B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=45995196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010240736A Active JP5712558B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8525591B2 (ja)
JP (1) JP5712558B2 (ja)
CN (1) CN102457264B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8659211B1 (en) 2011-09-26 2014-02-25 Image Acoustics, Inc. Quad and dual cantilever transduction apparatus
US8552625B1 (en) * 2011-09-26 2013-10-08 Image Acoustics, Inc. Cantilever type acoustic transduction apparatus
JP6007541B2 (ja) * 2012-03-28 2016-10-12 セイコーエプソン株式会社 振動片およびその製造方法並びにジャイロセンサーおよび電子機器および移動体
JP6222425B2 (ja) * 2013-04-24 2017-11-01 セイコーエプソン株式会社 物理量検出回路、物理量検出装置、電子機器及び移動体
CN105137245B (zh) * 2015-09-14 2019-06-07 昆山龙腾光电有限公司 短路棒治具电路
CN105277186B (zh) * 2015-12-04 2018-05-15 上海新跃仪表厂 用于金属振动陀螺的数字差分信号检测电路及其检测方法
CN108933590B (zh) * 2018-03-12 2022-04-22 昆山龙腾光电股份有限公司 一种电压转换电路及点灯测试装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001196869A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 増幅回路およびそれを用いた受信装置
JP2002534884A (ja) * 1999-01-04 2002-10-15 トリパス テクノロジー インコーポレイテッド 演算増幅器のためのノイズ低減機構
JP2004128796A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Oki Electric Ind Co Ltd 信号増幅回路
JP2008011243A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Mitsumi Electric Co Ltd 増幅回路、及び、ビデオアンプ
JP2008510396A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 インラウ リー 線形静電容量測定およびタッチレス・スイッチ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3621226A (en) * 1969-11-21 1971-11-16 Rca Corp Analog multiplier in which one input signal adjusts the transconductance of a differential amplifier
US3792367A (en) * 1972-05-01 1974-02-12 Bell Telephone Labor Inc Active controllable filter circuit using variable transconductance amplifier
JPH0197075A (ja) 1987-10-09 1989-04-14 Hitachi Ltd 固体撮像装置用の前置増幅回路
JPH0738354A (ja) 1993-07-15 1995-02-07 Matsushita Electric Works Ltd ゲイン切換回路
JPH0746055A (ja) 1993-07-27 1995-02-14 Matsushita Electric Works Ltd アナログ信号増幅回路
JP3541750B2 (ja) 1999-10-15 2004-07-14 松下電器産業株式会社 光受信前置増幅器
JP4271364B2 (ja) * 2000-12-22 2009-06-03 シャープ株式会社 受光増幅回路
US6943626B2 (en) * 2002-12-19 2005-09-13 Donald T. Comer Wideband precision fixed-gain amplifier architecture, apparatus, and method
JP4534741B2 (ja) * 2004-12-10 2010-09-01 株式会社デンソー ジャイロセンサ
CN2872497Y (zh) * 2005-10-24 2007-02-21 中国人民解放军国防科学技术大学 强噪声背景下调参随机共振微弱信号增强传输系统
FR2910958B1 (fr) * 2006-12-28 2009-02-20 Siemens Vdo Automotive Sas Capteur integre a rejection de couplage capacitif a la masse mecanique

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534884A (ja) * 1999-01-04 2002-10-15 トリパス テクノロジー インコーポレイテッド 演算増幅器のためのノイズ低減機構
JP2001196869A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 増幅回路およびそれを用いた受信装置
JP2004128796A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Oki Electric Ind Co Ltd 信号増幅回路
JP2008510396A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 インラウ リー 線形静電容量測定およびタッチレス・スイッチ
JP2008011243A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Mitsumi Electric Co Ltd 増幅回路、及び、ビデオアンプ

Also Published As

Publication number Publication date
US20130314155A1 (en) 2013-11-28
CN102457264A (zh) 2012-05-16
US8829992B2 (en) 2014-09-09
US8525591B2 (en) 2013-09-03
CN102457264B (zh) 2016-06-15
US20120103093A1 (en) 2012-05-03
JP5712558B2 (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5552976B2 (ja) 角速度検出装置及び電子機器
US9046366B2 (en) Signal processing circuit, physical quantity detection apparatus, angular velocity detection apparatus, integrated circuit device, and electronic instrument
US8850887B2 (en) Detection circuit, physical quantity detection apparatus, angular velocity detection apparatus, integrated circuit device, and electronic instrument
JP5712558B2 (ja) 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器
US8618890B2 (en) Angular velocity detection apparatus
KR100879156B1 (ko) 물리량 측정 장치
CN113720318B (zh) 物理量检测电路和物理量检测装置
JP2012149904A (ja) 温度検出回路及びセンサー装置
JP2014197010A (ja) 角速度検出装置及び電子機器
JP5348408B2 (ja) 物理量検出装置、物理量検出装置の異常診断システム及び物理量検出装置の異常診断方法
JP2008261844A (ja) 物理量センサ
JP5533525B2 (ja) 角速度検出装置及び電子機器
JP5589171B2 (ja) 物理量検出装置用回路
JP2013019834A (ja) 角速度検出回路、集積回路装置及び角速度検出装置
CN113225080B (zh) 物理量检测电路及其动作方法、物理量传感器
JP2012220309A (ja) 検出回路、集積回路装置及びセンサー装置
JP2002228448A (ja) 振動ジャイロ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140328

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20140619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5712558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350