JP2012091807A - 通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋 - Google Patents

通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋 Download PDF

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Abstract

【課題】サイドガゼットに袋内の空気またはガス等を袋外へ放出するための通気孔を形成する場合でも、なるべくその通気孔から虫や異物等が混入するおそれを低減することができる、通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋を提供する。
【解決手段】袋表材1と、袋裏材2の両側縁に沿って延び2つ折り線に沿って2つ折りされるサイドガゼット3,4とを有し、2つ折りされたサイドガゼット3,4の上端部分を斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33,43を形成し、折り返された三角フラップ33,43の縦辺333,433は、サイドガゼット3,4および袋表材1または袋裏材2の両側縁の対向する部分にヒートシールし、三角フラップ33,43にそれぞれ1または複数の通気孔34,44を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、袋表材と袋裏材の左右両側縁に沿ってそれぞれヒートシールされ、袋内に収納物をいれていない場合には、ほぼ中心を取る2つ折り線を中心に2つ折りされる左右一対のサイドガゼット(サイドガセット)材を有し、前記サイドガゼットに袋内の空気やガス等を袋外へ放出させるための通気孔を設けた、通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋に関する。
例えば、コーヒー等の袋内に収納した収納物から発生するガスを袋外へ放出したり、お米等の内容物を充填した包装袋をパレット等に積載して運搬する際に、荷崩れを防止するため、サイドガゼットに通気孔を形成し、その通気孔から袋内の空気や発生したガスを袋外へ放出するようにした通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋が提案されている(例えは、特許文献1,2参照。)。
特開2005−153974号公報 特開2002−234549号公報
しかし、前述の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋では、サイドガゼットに形成した通気孔に不織布を貼るなどして虫や異物の混入を防いでいるものの、それでも袋内に内容物を入れ、サイドガゼットが拡がると、通気孔が直接、外側に露出するため、不織布やその通気孔を介して、虫や異物が混入するおそれがあるという課題があった。
そこで、本発明は、サイドガゼットに袋内の空気またはガス等を袋外へ放出するための通気孔を形成する場合でも、なるべくその通気孔から虫や異物等が混入するおそれを低減することができる、通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋は、袋表材と袋裏材の左右両側縁に沿ってそれぞれヒートシールされ、袋内に収納物をいれていない場合には、ほぼ中心を取る2つ折り線を中心に2つ折りされる左右一対のサイドガゼットを有し、前記サイドガゼットに袋内の空気やガス等を袋外へ放出させるための通気孔を設けた、通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋であって、2つ折りされた前記サイドガゼットの上端部分を斜め折り返し線に沿って折り返して三角フラップを形成し、折り返された前記三角フラップの縦辺は、前記サイドガゼットおよび前記袋表材または前記袋裏材の両側縁の対向する部分にヒートシールされており、前記三角フラップに前記通気孔を形成する、ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋である。
ここで、前記通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、前記三角フラップの底辺は、前記サイドガゼットの対向する部分にヒートシールされており、当該袋内に露出する前記三角フラップの外側材、または前記三角フラップの外側材および前記三角フラップの外側材と前記サイドガゼットとの間の前記三角フラップの内側材の双方に前記通気孔を形成する、ようにしても良い。当該袋内に露出する前記三角フラップの外側材
また、前記通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、前記三角フラップの底辺は、前記サイドガゼットの対向する部分に部分的にヒートシールを行って、当該袋内の空気またはガスが袋外に放出されるようヒートシールされていない箇所があり、当該袋内に露出する前記三角フラップの外側材、または前記三角フラップの外側材と前記サイドガゼットとの間の前記三角フラップの内側材、あるいは前記三角フラップの外側材および前記三角フラップの内側材の双方に前記通気孔を形成する、ようにしても良い。
また、前記通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、折り返された前記三角フラップの縦辺のヒートシール部は、前記三角フラップの縦辺上端から下端にいくに従い幅広に形成されている、ようにしても良い。
また、前記通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、前記通気孔には、虫や異物等の混入を防止するため通気性のある不織布またはアロマシール等の通気ラベルが貼り付けられている、ようにしても良い。
本発明によれば、サイドガゼットの上端部分を斜め折り返し線に沿って折り返して三角フラップを形成すると共に、その折り返した三角フラップに袋内の空気またはガス等を袋外へ放出するための通気孔を形成したので、三角フラップと袋外との間にはサイドガゼットが存在することにより、通気孔が直接袋外に露出しないので、通気孔から虫や異物等が混入するおそれを低減することができる。
本発明の実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋1の構成例を示す図である。 図1に示す実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の構成要素を示す分解図である。 図1に示す実施形態1の右側のサイドガゼットにおける通気孔の位置を示す図である。 図3に示す実施形態1の右側のサイドガゼットを2つ折り線に沿って折り畳んだ状態を示す図である。 図4に示す2つ折り線に沿って折り畳んだ状態の実施形態1の右側のサイドガゼットを、さらに斜め折り返し線に沿って折り返して三角フラップを形成した状態を示す図である。 図1に示す右側のサイドガゼットにおける袋表材と、三角フラップおよびサイドガゼットとのヒートシール部分を示す部分拡大図である。 (a),(b)は、それぞれ、袋表材と袋裏材の右側のサイドガゼットを拡げた状態を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ、実施形態1の他の例を示す図である。 実施形態2の右側のサイドガゼットにおける通気孔の位置を示す図である。 図9に示す実施形態2の右側のサイドガゼットを2つ折り線に沿って折り畳んだ状態を示す図である。 図10に示す2つ折り線に沿って折り畳んだ状態の実施形態2の右側のサイドガゼットを、さらに斜め折り返し線に沿って折り返して三角フラップを形成した状態を示す図である。 実施形態2の右側のサイドガゼットの三角フラップの下辺をヒートシールしない状態を示す図である。 実施形態2の右側のサイドガゼットの三角フラップの下辺を部分的にヒートシールした状態の一例を示す図である。 実施形態2の右側のサイドガゼットの三角フラップの下辺を部分的にヒートシールした他の例を示す図である。
実施形態1.
次に、本発明の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の実施形態1について説明する。
図1は、実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の構成例を示す図、図2は、図1に示す実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の構成要素を示す分解図である。
図1および図2に示すように、実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋は、袋表材1と、袋裏材2と、袋表材1と袋裏材2の左右の両側縁に沿って図上鉛直方向に延び、2つ折り線3a,4aに沿って2つ折りされる左右一対のサイドガゼット3,4と、袋裏材2および袋表材1の上端開口部付近にヒートシールされ凹凸(雄雌)部分が嵌ることにより繰り返し密閉したり開閉する公知のチャック5とを有する。なお、チャック5は、本発明にとっては任意の構成要素であり、チャック5が省略されていても、さらには、チャック5の代わりにスライド式のチャック等が設けられていても勿論良い。また、この包装袋を構成する袋表材1や、袋裏材2、サイドガゼット3,4は、気密性の高いプラスチック製のフィルムから構成されている。
左右一対のサイドガゼット3,4では、図2に示すように、それぞれ、2つ折り線3a,4aを中心にサイドガゼット表材31,42と、サイドガゼット裏材32,42とが対向するように2つ折りされ、サイドガゼット3,4の上端部分を斜め折り返し線3b,4bに沿って折り返すことにより、三角フラップ33,43が形成される。
そして、本実施形態1では、後述するように、袋内に露出することになる三角フラップ33,43の外側材である三角フラップ外側材331,431に、袋内の空気や発生したガスを外部に放出させるための1または複数の通気孔34,44を形成している。
次に、サイドガゼット3,4それぞれに、本発明の特徴部分である通気孔34,44が形成された三角フラップ33,43を作成するまでの手順について詳細に説明する。なお、以降参照する、図3〜図8では、図示の便宜上、図1上右側のサイドガゼット3についてのみ図示し、図1上左側のサイドガゼット4については図示しないが、同様に適用されるものとする。
図3は、図1に示す実施形態1の右側のサイドガゼット3における通気孔34の位置を示す図、図4は、図3に示す実施形態1の右側のサイドガゼット3を2つ折り線3aに沿って折り畳んだ状態を示す図、図5は、図4に示す2つ折り線3aに沿って折り畳んだ状態の実施形態1の右側のサイドガゼット3を、さらに斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33を形成した状態を示す図である。
まず、本実施形態1では、図3に示すように、図上サイドガゼット3における2つ折り線3aより右側の上端、すなわち2つ折り線3aを中心に2つ折りした際にサイドガゼット裏材32側となる斜め折り返し線3bより上端側に、袋内の空気またはガス等を放出するための1または複数の通気孔34を形成する。なお、ここでは、3つの通気孔34を形成しているが、1つでも、2つでも、4つ以上でも勿論良い。また、その通気孔は、丸孔や切れ込み等、通気性が確保できるものであれば良い。なお、後述するように、この通気孔34に、通気性を有する不織布等を貼り付けても勿論よい。
次に、図4に示すように、複数の通気孔34が形成されたサイドガゼット3を、2つ折り線3aを中心に、サイドガゼット表材31とサイドガゼット裏材32とが対向するように2つ折りする。
そして、2つ折り線3aを中心にサイドガゼット表材31とサイドガゼット裏材32とが対向するように2つ折りされたサイドガゼット3の上端部分を、次に、斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33を形成する。
すると、図5に示すように、三角フラップ外側材331に、サイドガゼット裏材32の斜め折り返し線3bより上端側に形成した1または複数の通気孔34が現れることになる。
ここで、三角フラップ33は、2重であり、サイドガゼット3の上端部分を、斜め折り返し線3bに沿って折り返して形成しているので、サイドガゼット3を2つ折り線3aに沿って2つ折りした際のサイドガゼット裏材32が、三角フラップ外側材331となり、袋内に露出することになる。これに対し、サイドガゼット3を2つ折り線3aに沿って2つ折りした際のサイドガゼット表材31は、斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33を形成すると、三角フラップ33の内側材である三角フラップ内側材332となる。
このように、サイドガゼット3に、袋内の空気またはガス等を放出するための1または複数の通気孔34を形成し、2つ折り線3aに沿って2つ折りし、さらに、斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33を設けた後、三角フラップ33の所定幅の縦辺333は、図6に示すように、サイドガゼット3および袋表材1の両側縁の対向する部分にヒートシールされる一方、三角フラップ33の所定幅の下辺334は、それぞれ、サイドガゼット3の対向する部分にヒートシールされる。このサイドガゼット3や袋表材1へのヒートシールにより、図6に示すように、三角フラップ33には、縦方向ヒートシール部333aと、横方向ヒートシール部334aとが形成される。なお、本実施形態1では、三角フラップ33の所定幅の下辺334は、後述する実施形態2のように、サイドガゼット3の対向する部分にヒートシールされていなくても、さらには、部分的にヒートシールされていても良い。
ここで、本実施形態1では、例えば、袋内に収納物を入れ、サイドガゼット3のサイドガゼット表材31とサイドガゼット裏材32とが、2つ折り線3aを中心に拡がっても、折り畳んだサイドガゼット3のサイドガゼット表材31とサイドガゼット裏材32とがなるべく外側、すなわち袋表材1および袋裏材2の両端から飛び出さないように、縦方向ヒートシール部333aは、三角フラップ33の縦辺上端から下端に向かう際、途中から下方に行くに従い幅広くなるように袋中心に向かって斜め方向にヒートシールされている。これにより、結果的に、袋内に収納物を入れ、サイドガゼット3が拡がっても、通気孔34が形成されたサイドガゼット3上端の三角フラップ33もなるべく外側、すなわち袋表材1および袋裏材2の両端から飛び出し難くなり、虫や異物等の混入をなるべく防止することが可能となる。ただし、この縦方向ヒートシール部333aの形状は、任意であり、例えば、背景技術の欄に挙げた先行文献である特開2005−112385号公報等に開示されているように、同一幅の縦方向ヒートシール部でも、勿論良い。
図7(a),(b)は、それぞれ、袋表材1と袋裏材2の右側にヒートシールして取り付けたサイドガゼット3を拡げた状態を示す図であり、図7(a)は、単にサイドガゼット3を拡げた状態を示しており、図7(b)は、サイドガゼット3を拡げ、さらに、サイドガゼット表材31の斜め折り返し線3bと、サイドガゼット裏材32の斜め折り返し線3bとの間から2重の三角フラップ33に指等を入れ、三角フラップ外側材331と、三角フラップ内側材332との間を拡げた状態を示している。
つまり、本実施形態1の場合、三角フラップ3の三角フラップ外側材331に形成された1または複数の通気孔34は、図1等に示すように、袋内に露出されて現れることになる。
そして、袋内から袋外へは、図7(a),(b)に示すように、1または複数の通気孔34が形成された三角フラップ外側材331、三角フラップ内側材332、サイドガゼット表材31という順番になる。
そのため、図7(a)に示すように、2つ折り線3aに従って2つ折りされたサイドガゼット3を拡げた場合でも、図7(b)に示すように、斜め折り返し線3b部分に指等を入れて拡げない限り、三角フラップ外側材331に形成された1または複数の通気孔34は、三角フラップ内側材332およびサイドガゼット表材31に覆われた状態になるので、通気孔34を介して虫や異物等が混入することを防止することができる。
ここで、図7(b)に示すように、三角フラップ外側材331に形成された通気孔34は、三角フラップ内側材332およびサイドガゼット表材31に覆われた状態でも、斜め折り返し線3b部分がヒートシールされていないので、袋内の空気や発生ガスは、袋内から袋外へ放出される。
なお、図8(a)に示すように、三角フラップ外側材331に形成された通気孔34からさらに虫や異物等が混入しないように、通気性のある不織布や、2重ラベルや特殊バルブ(弁)構造になっていて内圧がかかったときのみ袋内の発生ガスを袋外へ放出する公知のコーヒー袋のガス抜き用のアロマシール等の通気ラベル35を貼り付けても良いし、また、図8(b)に示すように、三角フラップ外側材331に形成された通気孔34から、さらに虫や異物等が混入しないように、空気やガスの放出口を確保するように、斜め折り返し線3bの一部分をヒートシールするようにしても良い。
従って、本実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋によれば、2つ折りされたサイドガゼット3,4の上端部分を斜め折り返し線3b,4bに沿って折り返して三角フラップ33,43を形成し、折り返された三角フラップ33,43の三角フラップ外側材331,431に通気孔34,44を形成したため、図7(a)に示すように、サイドガゼット3を拡げた場合でも、図7(b)に示すように、斜め折り返し線3b部分に指等を入れて拡げない限り、三角フラップ外側材331に形成された通気孔34は、三角フラップ内側材332およびサイドガゼット表材31に覆われた状態になり、三角フラップ33,43に設けた通気孔34,44が直接袋外に露出しないので、通気孔34,44により通気性を確保しつつも、通気孔34,44を介して虫や異物等が混入することを防止することができる。
実施形態2.
前記実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋では、袋内に露出する三角フラップ33,43の三角フラップ外側材331,431に、袋内の空気や袋内の収納物から発生したガスを外部へ放出するための通気孔34,44を形成して説明したが、本実施形態2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋では、三角フラップ33,43の三角フラップ内側材332,432に、通気孔34,44を形成したことを特徴とするものである。
図9〜図11は、実施形態2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の右側のサイドガゼット3の構成例を示す図であり、図3〜図5に示す実施形態1の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋のサイドガゼット3の構成例に対応している。なお、左側のサイドガゼット4も同様に構成されている。
図9〜図11と、図3〜図5とを比較すると明らかだが、図9に示す実施形態2では、三角フラップ33の三角フラップ内側材332になる、サイドガゼット3のサイドガゼット表材31の上端部に、袋内の空気や発生ガスを外部へ放出するための通気孔34を形成している。
そのため、図11に示すように、2つ折りしたサイドガゼット3を斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33を形成した際、通気孔34が形成された三角フラップ内側材332には、三角フラップ外側材331が覆い被さる。
その結果、実施形態2のサイドガゼット3を袋表材1および袋裏材2にヒートシールしても、実施形態2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋の場合、三角フラップ内側材332に形成された通気孔34は、実施形態1の場合と異なり、直接、袋内に露出することはない。
そのため、三角フラップ33の底辺334全てを、袋表材1およびサイドガゼット表材31にシートヒールすると、袋内の空気またはガスが袋外に放出されないので、図12に示すように、三角フラップ33の底辺334全てをヒートシールしないか、例えば、空気または内部ガスの放出口334bを確保するため、図13に示すように、三角フラップ33の底辺334の部分的にヒートシールした横方向ヒートシール部334a’を形成したり、さらには、三角フラップ33の底辺334を直線の放出口334bを形成するため単に部分的にヒートシールするだけではなく、例えば、図14に示すように、虫や異物等がさらに混入し難くなるように、三角フラップ33の底辺334に直角や曲線等に折れ曲がったジグザグないしは迷路のような放出口334b’を形成するように、横方向ヒートシール部334a”を形成するようにしても勿論よい。なお、三角フラップ33の縦辺333は、前記実施形態1の場合と同様に、袋表材1およびサイドガゼット表材31にヒートシールすることにより縦方向ヒートシール部333aを形成する。
このようにすると、実施形態2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋では、袋内に収納物を入れる等して2つ折りされたサイドガゼット3,4が拡がった場合でも、通気孔34,44を形成していない三角フラップ外側材331,431が袋内に露出され、通気孔34,44が形成された三角フラップ内側材332,432はそれぞれ三角フラップ外側材331,431と、サイドガゼット表材31,41との間に挟まれた状態、すなわち通気孔34,44がそれぞれ三角フラップ外側材331,431と、サイドガゼット表材31,41とにより両側から覆われた状態になる。
従って、本実施形態2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋によれば、2つ折りされたサイドガゼット3,4の上端部分を斜め折り返し線3bに沿って折り返して三角フラップ33,43を形成し、折り返された三角フラップ33,43の三角フラップ内側材332,432に通気孔34,44を形成したため、サイドガゼット3,4を拡げた場合でも、斜め折り返し線3b部分に指等を入れて拡げない限り、通気孔34,44が形成された三角フラップ内側材332,432は、それぞれ三角フラップ外側材331,431とサイドガゼット表材31,41との間に挟まれ、両側から覆われた状態になり、通気孔34,44が直接、袋内および袋外に露出することがなくなるので、より確実に袋内に虫や異物等の混入を防止することができる。
なお、上記実施形態1,2の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋では、左右両側のサイドガゼット3,4の三角フラップ33,43の三角フラップ外側材331,431または三角フラップ内側材332,432に通気孔34,44を形成して説明したが、本発明では、これに限らず、左右いずれか一方の三角フラップ33,43にのみ通気孔34,44を形成するようにしても勿論良いし、左右両側あるいは一方の三角フラップ33,43に通気孔34,44を形成する場合でも、三角フラップ外側材331および三角フラップ内側材332の双方に通気孔34,44を形成するようにしても良いし、さらには、右側の三角フラップ33では、袋表材1側に通気孔34を形成した三角フラップ外側材331がくるように三角フラップ33を形成する一方、左側の三角フラップ43では、それとは反対側の袋裏材2側に通気孔34を形成した三角フラップ内側材432がくるように三角フラップ43を形成するようにしても勿論よく、要は、袋内の空気またはガス等を袋外へ放出する通気孔34,44を、三角フラップ33,43に形成するように構成してあれば良い。
1 袋表材
2 袋裏材
3,4 サイドガゼット
3a,4a 2つ折り線
3b,4b 斜め折り返し線
31,41 サイドガゼット表材
32,42 サイドガゼット裏材
33,43 三角フラップ
331,431 三角フラップ外側材
332,432 三角フラップ内側材
333,433 縦辺
334,434 底辺
34 通気孔
35 通気ラベル

Claims (5)

  1. 袋表材と袋裏材の左右両側縁に沿ってそれぞれヒートシールされ、袋内に収納物をいれていない場合には、ほぼ中心を取る2つ折り線を中心に2つ折りされる左右一対のサイドガゼットを有し、前記サイドガゼットに袋内の空気やガス等を袋外へ放出させるための通気孔を設けた、通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋であって、
    2つ折りされた前記サイドガゼットの上端部分を斜め折り返し線に沿って折り返して三角フラップを形成し、
    折り返された前記三角フラップの縦辺は、前記サイドガゼットおよび前記袋表材または前記袋裏材の両側縁の対向する部分にヒートシールされており、
    前記三角フラップに前記通気孔を形成する、
    ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋。
  2. 請求項1記載の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、
    前記三角フラップの底辺は、前記サイドガゼットの対向する部分にヒートシールされており、
    当該袋内に露出する前記三角フラップの外側材、または前記三角フラップの外側材および前記三角フラップの外側材と前記サイドガゼットとの間の前記三角フラップの内側材の双方に前記通気孔を形成する、
    ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋。
  3. 請求項1記載の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、
    前記三角フラップの底辺は、前記サイドガゼットの対向する部分に部分的にヒートシールを行って、当該袋内の空気またはガスが袋外に放出されるようヒートシールされていない箇所があり、
    当該袋内に露出する前記三角フラップの外側材、または前記三角フラップの外側材と前記サイドガゼットとの間の前記三角フラップの内側材、あるいは前記三角フラップの外側材および前記三角フラップの内側材の双方に前記通気孔を形成する、
    ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、
    折り返された前記三角フラップの縦辺のヒートシール部は、
    前記三角フラップの縦辺上端から下端にいくに従い幅広に形成されている、
    ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋において、さらに、
    前記通気孔には、虫や異物等の混入を防止するため通気性のある不織布またはアロマシール等の通気ラベルが貼り付けられている、
    ことを特徴とする通気孔付きサイドガゼットを有する包装袋。
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