JP3153648U - フレキシブルコンテナ用内袋 - Google Patents
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Abstract
Description
上記のようなフレキシブルコンテナは、使用の際、内容物となる粉粒体を、直接にフレキシブルコンテナに充填するほか、内容物が漏れたり湿気を帯びるのを防止し、清潔性を維持するため、フレキシブルコンテナの内寸に適合するフレキシブルコンテナ用内袋をフレキシブルコンテナ内に装備した上で、このフレキシブルコンテナ用内袋に充填することが行われている(内容物充填に際しては同時にエアー吹込みを行うこともある。)。
内容物を充填した後、袋を封止し、フレキシブルコンテナを吊り上げて適宜位置へ移動し、段積みして保管するが、吊り上げ時に内容物は袋内で重力により下方へ沈み、空気は上るため、袋内で内容物の上方に空間(空気層)ができる。
しかし、フレキシブルコンテナ用内袋に関しては、未検討で何ら対策は講じられていない。
フレキシブルコンテナ用内袋1は、上端部及び下端部が開口するチューブ状に形成されている。
図示の例では、フレキシブルコンテナ用内袋1は、正面部2、背面部3及びこれら正面部2と背面部3との間に折り込まれた一対のガセット折込部4,5を備えたガセット状に成形されている。さらに、フレキシブルコンテナの内寸形状に丁度適合するように、中間に位置する収納胴部Aの上下には、絞り部B,Cを介して、それぞれ収納胴部Aよりも縮径された投入部Dと排出部Eとが形成されている。もっとも、このような絞り部B,Cや縮径された投入部Dと排出部Eとを有しない、ずん胴状(側面視矩形状)に形成してもよい。折り畳み状態においてガセット折込部のないフラットなチューブ状でもよい。
フレキシブルコンテナ用内袋1は、例えば、低分子量ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低分子量ポリエチレン(LLDPE)、さらには、これらを用いた積層体等で形成することができる。インフレーション法にて原料をガセットチューブに成形し、このガセットチューブを適宜裁断、熱溶着等を施して形成することができる。
逆止弁10としては、シート又はフィルムを複数層備えてなり、シート又はフィルムの間隙に空気流通路が形成され、総厚さ1mm未満の扁平形状をなし、可撓性を有してなるものが好ましく用いられる。かかる逆止弁10は、内袋1の変形に容易に追従して内袋1から外れにくく、また、良好に脱気することができるからである。
さらには、逆止弁10は、該逆止弁10のシート又はフィルムに空気導入孔を備え、該空気導入孔の周囲を透孔7の周囲に袋の外面から貼着してなるものが好ましい。内袋1への装着を簡便かつ確実に行うことができるからである。
空気流通路を形成する弁通路シートは、所定幅(D1)、所定長さ(L1)を有するポリエチレン等の柔軟な薄い2枚のフィルム11,12を重ね合わせ、その長さ方向の両側縁を空気出口側(図2の左側)から空気入口側の途中までシール部13,13で接着してなる。両フィルム11,12は、空気が流通しない状態ではほぼ接した状態であるが、フィルム11,12の間隙が扁平な管状となって空気流通路として機能する。符号14は、フィルム11とフィルム12の過度な開放(離隔)を規制するために設けられた、フィルム11とフィルム12との接着部である。
上記シール部31,32よりも上流側では、弁通路シートのフィルム11の外面(外装フィルム21と当接する面)と外装フィルム21とを接着するシール部33、及び、弁通路シートのフィルム12の外面(外装フィルム22と当接する面)と外装フィルム22とを接着するシール部34が設けられている(各2箇所)。
そして、使用状態において、内袋1の内圧が高くなると、図5に示すように、内袋1の内部の空気は、矢印に示すように、空気導入孔28から逆止弁10内へ入る。空気導入孔28の内部で、外装フィルム21と外装フィルム22とが離隔して膨らみ、これに伴い、弁通路シートのフィルム11とフィルム12も空気入口側で離隔し、フィルム11とフィルム12の間に扁平な管状の空気流通路が形成され、該流通路を空気が流れて、逆止弁10の外部へと放出される。
また、フレキシブルコンテナ用内袋1が適用されるフレキシブルコンテナの構造、形状、材質等は、特に限定されない。JIS Z 1561に定める「フレキシブルコンテナ」に使用することができ、クロススタンダード形、クロスシングル形のほか、ランニングI形、ランニングJ形にも使用できる。
また、必要に応じて、フレキシブルコンテナ用内袋1をフレキシブルコンテナ本体の内部に装着し、固定する場合、その方法としては、粘着テープを使用する方法、接着剤を使用して固定する方法等、採用し得る。
2 正面部
3 背面部
4,5 ガセット折込部
4a,5a ガセット折込頂部
7 透孔
10 逆止弁
11,12 フィルム
13 シール部
21,22 外装フィルム
23,24,25,26,27 シール部
28 空気導入孔
29 粘着剤層
31,32,33,34 シール部
Claims (4)
- 上端部及び下端部が開口するチューブ状に形成された、フレキシブルコンテナ用内袋であって、
前記内袋の上下方向の中央部よりやや上方位置に透孔を設けるとともに、該透孔に、袋内部から袋外部へ脱気可能でありかつ袋外部から袋内部への空気の侵入を阻止する逆止弁を設けた、ことを特徴とするフレキシブルコンテナ用内袋。 - 前記内袋の周方向に間隔をおいて少なくとも複数箇所に透孔を設け、各透孔に前記逆止弁を設けた、請求項1に記載のフレキシブルコンテナ用内袋。
- 前記フレキシブルコンテナ用内袋は、正面部、背面部及び一対のガセット折込部を備えたガセット状をなし、前記透孔を、袋の折り畳み状態におけるガセット折込頂部が対向するクリアランス(c)間において前記正面部及び前記背面部に設けた、請求項2に記載のフレキシブルコンテナ用内袋。
- 前記逆止弁は、シート又はフィルムを複数層備えてなり、シート又はフィルムの間隙に空気流通路が形成され、総厚さ1mm未満の扁平形状をなし、可撓性を有してなり、該逆止弁のシート又はフィルムに設けた空気導入孔の周囲を前記透孔の周囲に袋の外面から貼着してなる、請求項1,2又は3に記載のフレキシブルコンテナ用内袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004582U JP3153648U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | フレキシブルコンテナ用内袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009004582U JP3153648U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | フレキシブルコンテナ用内袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3153648U true JP3153648U (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=54857862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009004582U Expired - Lifetime JP3153648U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | フレキシブルコンテナ用内袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153648U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101836A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Sanko Co Ltd | コンテナ容器用内袋およびコンテナ容器用内袋の装着方法 |
JP2017095155A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | センコー株式会社 | 樹脂ペレット用ワンウェイフレコン |
-
2009
- 2009-07-02 JP JP2009004582U patent/JP3153648U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2017095155A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | センコー株式会社 | 樹脂ペレット用ワンウェイフレコン |
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