JP2012091255A - 位置決め治具 - Google Patents

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正信 古川
Mitsunobu Yoshida
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Abstract

【課題】基準穴の穴径(直径)や形成位置が異なる複数種類の作業部材に対応でき、かつ、複数個の作業部材を同時に位置決め可能とする。
【解決手段】作業側当接面31と基準側当接面32とを有する設置台30と、設置台30の基準側当接面32に対向配置された押圧部材50と、設置台30に設置されたワーク10の基準片12に対向配置された位置決め部材40とを備え、位置決め部材40は、ワーク10の基準片12に形成された基準穴12aに係合する位置決めピン41と、位置決めピン41を保持する弾性体42と、基準片12の対向面に対して垂直な方向に弾性体42を進退移動させて、位置決めピン41を基準穴12aに係脱させるスライド部43とからなり、弾性体42は、設置台30に設置されたワーク10の基準片12の対向面に沿って、長手方向に直交する方向に位置決めピン42を揺動させる構成としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、1または複数の作業部材を位置決めする位置決め治具に係り、特に、作業部材に基準穴が設けられ、その基準穴の穴径や形成位置が異なる複数種類の作業部材の位置決めが可能な位置決め冶具に関する。
従来、作業部材(以下、ワークともいう。)の基準穴を用いて位置決めする場合、基準穴の穴径(直径)が変化する場合には、穴径の変化を吸収するために、位置決めピンの直径を変化させて位置決めが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の位置決めクランプ装置は、先端にワークが接触する接触面を有する外側筒体と、接触面よりも突出した大径部及び小径部を有する軸方向に進退移動自在に配設された位置決めピンと、位置決めピンを軸方向に進退移動させることにより位置決めピンの外径を位置決め孔径に応じて変更するロケートピン駆動用シリンダと、接触面との間でワークをクランプする爪部を有するクランプアームと、クランプアームを軸方向に進退移動させて爪部を接触面に接近、離反させるクランプアーム駆動用シリンダとを有する構成となっている。
特開平9−192968号公報
しかし、位置決めピンの直径を変化させるための構造は複雑であり、かつ、場所もとるため、密集した位置に配置することができなかった。そのため、一度に複数本のワークを同時に位置決めする冶具等には適用できず、ワークの種類ごとに位置決め冶具を製作する必要があった。
また、ワークの基準穴の穴径や形成位置(端面からの高さ位置)が異なるため、ねじで締結する際にワークを位置決め固定する治具を複数製作すると費用がかかり、また、作製した機種の分だけ保管場所が必要になるといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、基準穴の穴径(直径)や形成位置が異なる複数種類の作業部材に対応できるとともに、複数個の作業部材を同時に位置決めすることのできる位置決め冶具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の位置決め治具は、作業部位を有する長尺状の作業片と、基準穴を有する長尺状の基準片とを有する作業部材を位置決め保持する位置決め治具であって、治具基盤上に、前記作業部材の前記作業片が当接される作業側当接面、及び、前記作業部材の前記基準片が当接される基準側当接面を有する前記作業部材の設置台と、前記設置台の前記基準側当接面に対向配置された押圧部材と、前記設置台に設置された前記作業部材の前記基準片に対向配置された位置決め部材とが設けられ、前記位置決め部材は、前記作業部材の前記基準穴に係合する位置決めピンと、前記位置決めピンを保持するピン保持部と、前記基準片の対向面に対して垂直な方向である第1の方向に前記ピン保持部を進退移動させて、前記位置決めピンを前記基準穴に係脱させるスライド部とからなり、前記ピン保持部は、前記設置台に設置された前記作業部材の前記基準片の長手方向に沿う第2の方向に対して、前記基準片の対向面に沿って直交する第3の方向に前記位置決めピンを揺動させる弾性体を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、位置決め部材の位置決めピンを作業部材の基準穴に係合させることで、作業部材の位置決めを行うことができる。この場合、複数種類ある作業部材の基準穴の穴径や第3の方向(具体的には高さ方向)の形成位置が種類によって異なっているために、対向配置した作業部材の基準穴の位置と位置決め部材の位置決めピンの位置とが第3の方向に若干ずれていたとしても、弾性体の弾性変形によって位置決めピンが基準穴に確実に係合されることになる。すなわち、確実に位置決めを行うことが可能となる。
また、本発明の位置決め治具では、前記第3の方向のうち、前記基準片の対向面に沿って前記作業片から離れる方向を押圧方向とするとき、前記位置決めピンは、前記設置台に前記作業部材が設置された状態で、前記位置決めピンの軸芯が前記基準穴の中心よりも前記押圧方向にずらせて配置された構成としている。
このように、位置決めピンの軸芯を基準穴の中心よりも押圧方向にずらせて配置することで、位置決めピンが基準穴に係合したとき、作業部材全体が押圧方向に付勢されることになる。すなわち、作業部材の作業片が設置台の作業側当接面に当接するように付勢されるので、作業部材の作業片を確実に位置決めすることができる。
また、本発明の位置決め治具では、前記設置台には、前記第2の方向の一方の側に、前記作業部材の一方の縁部を当接させる当たり止め部が設けられ、前記当たり止め部に一方の縁部を当接させた状態で前記設置台に設置されている前記作業部材の前記基準穴に、前記位置決めピンを係合させることで、前記作業部材の前記第2の方向の位置決めが行われる構成としている。
上記構成によれば、作業部材の一方の縁部を設置台の当たり止め部に当接させて、作業部材を設置台に設置することで、第2の方向のおおよその位置決めが行われる。そして、この状態で、作業部材の基準穴に位置決め部材の位置決めピンを係合させることにより、作業部材の第2の方向の正確な位置決めが行われるようになっている。
また、本発明の位置決め治具では、前記スライド部は、前記治具基盤上に配置された直線ガイドと、前記直線ガイドに案内されて前記第1の方向に往復移動可能に設けられた可動子とからなり、前記可動子に前記弾性体の一端部が固定されて前記治具基盤の盤面と並行に前記第2の方向に延設配置され、その延設先端部に前記位置決めピンが固定された構成としている。
上記構成によれば、作業者が可動子を可動させるだけで、載置台に載置された作業部材の基準穴に位置決め部材の位置決めピンが係合するので、載置台に載置された作業部材の位置決めを簡単かつ容易に行うことができる。
また、本発明の位置決め治具では、前記押圧部材は、前記載置台の前記基準側当接面に対向配置された保持台と、前記保持台に保持されたボールプランジャとを備えた構成としている。
上記構成によれば、載置台に作業部材を載置したとき、載置台の基準側当接面と押圧部材のボールプランジャとによって、作業部材の基準片が載置台の基準側当接面に押し当てられるように挟持される。これにより、作業部材の第1の方向(すなわち、基準片を載置台の基準側当接面に押圧する方向)の位置決めが行われることになる。
また、本発明の位置決め治具では、前記作業部材は、前記作業片と前記基準片とからなる断面L字状に形成され、前記作業部位は、例えば前記作業片の長手方向に直線状に配置された1または複数個のねじ山またはネジ穴となっている。
上記構成によれば、作業部材を別の基板等にねじ止め固定する場合に、迅速かつ確実にねじ止め固定することができる。
また、本発明の位置決め治具では、前記載置台は、前記治具基盤上において前記第2の方向に2分割して直線配置され、前記押圧部材は、分割配置された各分割載置台の基準側当接面にそれぞれ対向配置され、前記位置決め部材は、前記分割載置台の間に配置された構成としている。
上記構成によれば、作業部材が長尺であっても、載置台に安定して載置することができる。
また、本発明の位置決め治具では、治具基盤上に、前記設置台と位置決め部材と押圧部材とが複数組設けられた構成としてもよい。
治具基盤上に、設置台と位置決め部材と押圧部材とを複数組設けることで、位置決め治具に複数個の作業部材を設置して同時に位置決めすることができる。この場合、同一種類の作業部材を全ての設置台に設置することも可能であるが、基準穴の穴径や第3の方向の形成位置が異なる複数種類の作業部材をそれぞれ設置した場合でも、位置決め部材によって確実に位置決めできるので、全ての種類の作業部材の位置決めを行うことができる。
また、本発明の位置決め治具では、治具基盤上に、前記設置台と位置決め部材と押圧部材とが、前記第1の方向に所定の間隔を存して並行に複数組設けられた構成とすることができる。
治具基盤上に、設置台と位置決め部材と押圧部材とを複数組設けることで、位置決め治具に複数個の作業部材を設置して同時に位置決めすることができる。この場合、同一種類の作業部材を全ての設置台に設置することも可能であるが、基準穴の穴径や第3の方向の形成位置が異なる複数種類の作業部材を設置した場合でも、位置決め部材によって確実に位置決めできるので、全ての種類の作業部材の位置決めを行うことができる。
また、本発明の位置決め治具では、前記スライド部は、前記治具基盤上において前記第1の方向に配置された1本の直線ガイドと、1本の可動子とからなり、前記可動子に各組の前記弾性体の一端部が前記第1の方向に前記所定の間隔を存してそれぞれ固定された構成としてもよい。
上記構成によれば、弾性体の他端部に固定されている各組の位置決めピンが、1本の可動子の移動に伴って一体的に移動することになる。従って、この1本の可動子を移動させるだけで、全ての組の位置決めピンを一体的に動かすことができるので、各組の載置台に載置されたそれぞれの作業部材を同時に位置決めすることができる。
本発明は上記のように構成したので、位置決め部材の位置決めピンを作業部材の基準穴に係合させることで、作業部材の位置決めを行うことができる。この場合、複数種類ある作業部材の基準穴の穴径や形成位置が種類によって異なっているために、対向配置した作業部材の基準穴の位置と位置決め部材の位置決めピンの位置とが若干ずれていたとしても、弾性体の弾性変形によって位置決めピンが基準穴に確実に係合されることから、確実に位置決めを行うことができる。
本発明の実施形態にかかる位置決め治具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる位置決め治具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる位置決め治具で位置決めされるワークの構成を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 位置決め部材の正面図である。 位置決めピンと載置台の側面から見た概略断面図である。 位置決めピンと載置台に載置されたワークとの位置関係を側面から見た概略断面図である。 位置決めピンと載置台に載置されたワークとの位置関係を上面から見た概略断面図である。 位置決めピンと載置台に載置されたワークとの位置関係を上面から見た概略断面図である。 位置決めピンと載置台に載置されたワークとの位置関係を上面から見た概略断面図である。 ロボット装置の斜視図である。 ワークに取り付けられる基板の斜視図である。 基板をワークに載置した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施形態の位置決め治具の全体構成を示す斜視図、図3は、本実施形態の位置決め治具で位置決めされる作業部材(ワーク)の構成を示す斜視図、図4は、図1のA−A線断面図、図5は、図2のB−B線断面図である。ただし、図2は、本実施形態の位置決め治具にワークを載置した状態を示している。
本実施形態のワーク10は、図3に示すように、作業部位11aを有する長尺状の作業片11と、基準穴12aを有する長尺状の基準片12とからなる断面L字状の長尺体であり、作業部位11aは、本実施形態では作業片11の長手方向(図中、X方向)に沿って直線状に配置された複数個(この例では6個)のねじ山(ただし、ねじ穴の場合もある)となっている。また、基準孔12aは、基準片12の長手方向の中央部の1箇所に設けられている。
このようなワーク10の位置決めを行う本実施形態の位置決め治具1は、図1に示すように、方形状の治具基盤20上に、ワーク10を設置する設置台30、位置決め部材40、及び押圧部材50が、治具基盤20の縦方向(図1ではY方向:請求項の第1の方向に相当)に所定の間隔を存して並行に複数組(本実施形態では5組)設けられた構成となっている。ただし、位置決め部材40については後述するが、位置決めピン41とピン保持部42のみが5組設けられている。
設置台30は、直方体形状であって、ワーク10の作業片11が当接される作業側当接面(上面)31、及び、ワーク10の基準片12が当接される基準側当接面(図1では前側面)32を有し、治具基盤20の横方向(図1のX方向:請求項の第2の方向に相当)に沿って配置されている。また、設置台30は、治具基盤20上において、横方向に所定の間隔を存して2分割して直線配置されている。このように載置台30を分割配置することで、ワーク10が長尺であっても、ワーク10を載置台30に安定して載置することが可能となっている。
また、このように分割配置された各分割載置台30a,30bのうち、一方の分割載置台(本実施形態では、図1中、左側の分割載置台)30aには、左側の縁部近傍に、ワーク10の左側端部を当接させる当たり止め部35が設けられている。図2に示すように、ワーク10の左側端部を分割設置台30aの当たり止め部35に当接させて、ワーク10を設置台30(両分割設置台30a,30b)上に設置することで、ワーク10の横方向(X方向)のおおよその位置決めが行われるようになっているが、この横方向の位置決めについては後ほど詳述する。
押圧部材50は、分割配置された各分割載置台30a,30bの基準側当接面32にそれぞれ対向配置されている。
この押圧部材50は、図4及び図5に示すように、載置台30の基準側当接面32に対向配置された保持台51と、保持台51を貫通するようにして載置台30の基準側当接面32に対向するように縦方向(図1及び図4,図5のY方向)に保持された筒形状のプランジャ保持部52と、プランジャ保持部52内に保持されたボールプランジャ53とで構成されている。プランジャ保持部52は、対向する載置台30の基準側当接面32と反対側の端部が有底(底面52a)であり、対向する側の端部が開口(開口端部52b)されている。
ボールプランジャ53は、コイルばね54とボール55とからなり、コイルばね54は、プランジャ保持部52の底面52aとボール55との間に圧縮状態で介装されている。また、ボール55は、プランジャ保持部52の開口端部52bから突出するように設けられているが、プランジャ保持部52から飛び出さないように保持されている。この保持手段としては、例えば、プランジャ保持部52の開口端部52bをボール55の直径より僅かに狭い径となるように若干絞り込んでおけばよい。これにより、ボール55は、通常の状態では、ボール55の半径より若干短い距離だけプランジャ保持部52の開口端部52bから突出した状態で保持されることになる。このとき、ボール55の突出先端部と載置台30の基準側当接面32との間の隙間s1は、ワーク10の基準片12の厚みt1より十分狭くなっており、プランジャ保持部52の開口端部52bと載置台30の基準側当接面32との間の隙間s2は、ワーク10の基準片12の厚みt1より若干広く(若しくは十分広く)なっている(s1<t1<s2)。
なお、保持手段としては、上記のようなプランジャ保持部52の開口端部52bを絞り込む構造に限定されるものではない。例えば、コイルばね54の一方の端部をプランジャ保持部52の底面52aに係合固定し、他方の端部をボール55に係合固定するようにしてもよい。そして、コイルばね55の通常状態(圧縮も伸張もしていない状態)で、ボール55がプランジャ保持部52の開口端部52bからほぼ半径分だけ突出するようにしておいてもよい。さらに、この状態でボール55が載置台30の基準側当接面32に当接するようにしておけば、ボール55の飛び出しを確実に防止することができる。
押圧部材50をこのように構成しておけば、載置台30にワーク10を載置したとき、図5に示すように、載置台30の基準側当接面32と押圧部材50のボールプランジャ53とによって、ワーク10の基準片12が載置台30の基準側当接面32に押し当てられた状態で挟持されるので、ワーク10の縦方向(Y方向)の位置決めが行われることになる。
位置決め部材40は、図1及び図2に示すように、載置台30の基準側当接面32(具体的には、図2に示すように、ワーク10載置後のワーク10の基準片12)に対向するように、分割載置台30a,30bの間に配置されている。
この位置決め部材40は、大別すると、ワーク10の基準片12の基準穴12aに係合する位置決めピン41と、位置決めピン41を保持するピン保持部42と、基準片12の対向面に対して垂直な方向である縦方向(図1中Y方向:請求項の第1の方向に相当)にピン保持部42を進退移動させることで、位置決めピン41を基準穴12aに係脱させるスライド部43とで構成されている。
スライド部43は、治具基盤20上の横方向(X方向)の中央部において縦方向(Y方向)に配置された1本の直線ガイド44と、1本の可動子45とで構成されている。
直線ガイド44は、位置決め部材40の正面図である図6に拡大して示すように、長尺状の底板44aと、この底板44aの長手方向(図1のY方向)に沿う両側部から上方に立設された側板44bと、各側板44bの上端部から内側に、前記底板44aと並行に延設された縁板44cとを有しており、その断面形状が略リップ溝型鋼の形状となっている。一方、可動子45は、このような形状の直線ガイド44の溝内に挿通されて往復移動可能に設けられたレール状(四角い棒状)の可動本体部45aと、可動本体部45a上面の幅方向の中央部を長手方向全長に渡って上方に突出させた同じく四角い棒状の取付部45bとからなり、取付部45bは、直線ガイド44の対向する縁板44c間から上方に若干突出するように設けられている。
ピン保持部42は、可動子45の取付部45bの上面に一端部42aが固定されて治具基盤20の盤面と並行に横方向(X方向)に延設配置され、他端部である延設先端部42bに位置決めピン41が固定された板バネ状の弾性体で形成されており、ワーク10の基準片12の対向面に沿って第2の方向に直交する上下方向(Z方向:請求項の第3の方向に相当)に位置決めピン41を揺動可能な構造となっている。なお、この構造では、位置決めピン41の上下方向の揺動は、厳密に言えば、一端部42a側の固定部を支点として上下に弧を描くような揺動であるが、位置決めピン41の上下の揺動範囲に対してピン保持部(以下、弾性体ともいう。)42の長さ(すわわち、一端部42aから延設先端部42bまでの長さ)を十分長くしておけば、位置決めピン41は実質的に上下方向にのみ揺動するものと見做すことができる。
位置決めピン41は、図7に側面から見た概略断面形状を示すように、弾性体42の延設先端部の後側面(図7では右側)に、円筒状のピン本体41aが固定され、このピン本体41aの先端部が円錐状のピン部41bに形成されている。このピン部41bの直径(すなわち、ピン本体41aの直径)は、後述するように、ワーク10の種類によって基準穴12aの穴径や形成位置(上下方向の形成位置、すなわち基準片12の端面からの高さ位置)が異なることを考慮し、基準穴12aが最大径に形成されているワーク10の基準穴12aの穴径(直径)とほぼ同じに形成されている。すなわち、位置決めピン41は、最大径の基準穴に対しては完全に合致するが、それ以外の基準穴に対しては、ピン部41bの円錐面が基準穴12aの周縁部に当接した状態で位置決めされることになる。
本実施形態では、上記したように設置台30、位置決め部材40、及び押圧部材50を5組設けた構成としているが、位置決め部材40については、図1に示すように、スライド部43を構成する直線ガイド44及び可動子45はそれぞれ1個のみ設けて共通使用とし、ピン保持部42及び位置決めピン41のみを各組に対応させて可動子45に5個設けた構成としている。すなわち、ピン保持部42は、可動子45の取付部45bに、縦方向(図1のY方向)に所定の間隔を存して5個並行に設けた構成としている。これにより、弾性体(ピン保持部)42の延設先端部に固定されている各組の位置決めピン41が、1本の可動子45の移動に伴って一体的に移動する。つまり、この1本の可動子45を移動させるだけで、全ての組の位置決めピン41を同方向に一体的に進退移動させることができるので、各組の載置台30に載置されたそれぞれのワーク10を同時に位置決めすることが可能となっている。ただし、直線ガイド44や可動子45も各組ごとに個別に設けてもよい。
また、本実施形態では、図8に側面から見た概略断面形状を示すように、位置決めピン41は、設置台30にワーク10が設置された状態で、位置決めピン41の軸芯P1が基準穴12aの中心線P2よりも若干下方(請求項に記載の押圧方向:図8中、Z1方向)にずらせて配置した構成としている。
このように、位置決めピン41の軸芯P1を基準穴12aの中心線P2よりも下方にずらせて配置することで、可動子45を前進方向(図8中、Y1方向)に移動させて位置決めピン41を基準穴12aに係合する際、図8中二点鎖線で示すように、位置決めピン41の円錐状のピン部41bが基準穴12aの内周縁に当接して若干上方(図6及び図8中、Z2方向)に移動し、これに伴って弾性体42が若干上方に湾曲するため、この弾性体42の弾性復元力によって、位置決めピン41に下方(図6及び図8中、Z1方向)への付勢力が働き、その結果、ワーク10全体が下方に付勢されることになる。すなわち、ワーク10の作業片11が設置台30の作業側当接面31に当接するように付勢されるので、ワーク10の作業片11を確実に位置決め(作業側当接面31に当接)することができるようになっている。
ここで、位置決めピン41の軸芯P1と、種類の異なる各ワーク10の基準穴12aとの位置関係(位置的条件)について説明する。
すなわち、位置決めピン41の軸芯P1とワーク10の基準穴12aとの位置関係は、ワーク10の種類によって基準穴12aの穴径や上下方向の形成位置が異なっていたとしても、設置台30にワーク10を設置したとき、位置決めピン41の軸芯P1が、基準穴12aの下端縁部より必ず上(すなわち、基準穴12aの下端縁部が軸芯P1より下)に位置していることが条件となる。すなわち、ピン部41bの先端が必ず基準穴12a内に対向していることが条件となる。
このような構成とすれば、複数種類あるワーク10の基準穴12aの穴径や上下方向(高さ方向)の形成位置が種類によって異なっているために、対向配置したワーク10の基準穴12aの位置と位置決め部材40の位置決めピン41の位置とが上下方向に若干ずれていたとしても、弾性体42が弾性変形して位置決めピン41が基準穴12aに確実に係合されるため、上下方向の位置決めを確実に行うことが可能となっている。
すなわち、本実施形態によれば、治具基盤20上に、設置台30と位置決め部材40と押圧部材50とを複数組設けることで、位置決め治具1に複数個のワーク10を設置して同時に位置決めすることができる。この場合、同一種類のワーク10を全ての設置台30に設置することも可能であるが、基準穴12aの穴径や上下方向の形成位置が異なる複数種類のワーク10をそれぞれ設置した場合でも、位置決め部材40によって全ての種類のワーク10を同時に、かつ、確実に位置決めすることができるものである。
次に、横方向の位置決めについて説明する。
本実施形態の位置決め治具1では、上記したように、ワーク10の左側端部を分割設置台30aの当たり止め部35に当接させて、ワーク10を設置台30(両分割設置台30a,30b)上に設置することで、横方向(X方向)のおおよその位置決めが行えるようになっている。すなわち、ワーク10の左側端部を分割設置台30aの当たり止め部35に当接させて、ワーク10を設置台30上に設置したとき、ワーク10の基準穴12aが位置決め部材40の位置決めピン41とほぼ対向するように設定されているが、その対向位置は、図9に示すように、基準穴12aの中心線P3が、位置決めピン41の軸芯P1より若干左側(図中、X1方向)にずれるように予め設定されている。
そして、この状態において、位置決めピン41を図中Y1方向に前進移動させて基準穴12aに挿入すると、図10Aに示すように、位置決めピン41のピン部41bの円錐面が基準穴12の周端部12a1のうち右側部分の周端部12a11にまず当接する。そして、この状態で位置決めピン41をさらにY1方向に前進移動させると、図10Bに示すように、ワーク10が右方向(図中、X2方向)に若干移動し、最終的には、ピン部41bの円錐面が基準穴12の周端部12a1全体に均等に当接するように係合し、位置決めピン41の軸芯P1と基準穴12aの中心線P3とが一致した状態で停止する。これにより、ワーク10の左側端部と分割設置台30aの当たり止め部35との間に若干の隙間S3が生じた状態で、ワーク10の横方向(X方向:請求項の第2の方向に相当)の正確な位置決めが行われることになる。この場合、弾性体42は、上下方向へは揺動するが左右方向へは揺動しないので、位置決めピン41による横方向への正確な位置決めが可能となっている。
すなわち、当たり止め部35は、正確な位置決めを行うためのものではなく、ワーク10を載置台30上に載置するときのおおよその位置決めを行うための目安となるものであり、横方向についても、最終的な位置決めは、位置決めピン41を基準穴12aに挿入(係合)することによって行われる。
なお、ワーク10は、種類が異なれば基準穴の穴径や高さ方向の形成位置が異なるだけでなく、全体の長さも異なる場合がある。この場合を考慮し、当たり止め部35の形成位置は、長さの最も長い種類のワークに合わせている。すなわち、最も長い種類のワーク10の左側端部を分割設置台30aの当たり止め部35に当接させて、設置台30上に設置したとき、ワーク10の基準穴12aと位置決めピン41の位置とが図10Aに示すように、ぼぼ対向する位置関係となるように設定されている。この場合、ワーク10の種類に係わらず、ワーク10の左側端部を分割設置台30aの当たり止め部35に常に当接させていたのでは、長さの短いワークの場合、基準穴12aの位置も位置決めピン41の位置から左方向(X1方向)に大きくずれてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、図示は省略しているが、ワーク10の種類(具体的には長さ)に応じて位置決めのための補助部材をそれぞれ用意し、ワーク10を載置台30に載置する際に、この補助部材を、当たり止め部35とワーク10の左側端部との間に介挿させるようにしている。例えば、当たり止め部35の形成位置が、一番長いワーク(長さ1000mm:基準穴12aの中心が端部から500mm)に合わせてある場合において、長さが900mm(基準穴12aの中心が端部から450mm)のワークを載置する場合には、幅50mmの補助部材(具体的には、方形状の板部材)を当たり止め部35とワークの左側端部との間に介挿させる。これにより、基準穴12aの横方向(X方向)の位置は、一番長いワークを載置したときの基準穴12aの位置とほぼ同じ位置となり、上記した横方向の位置関係を満たすことになる。すなわち、このような補助部材を長さの異なるワークの種類分だけ用意し、載置台30に載置するワークの長さに応じて使い分ければよい。
この場合、治具基盤20上の5組の載置台30の全てに同じ種類のワーク10を載置する場合には、この種類に対応する補助部材を長尺状に形成しておき、5組すべての載置台30の全体に1本の補助部材を架け渡すようにすればよい。すなわち、5組すべての分割載置台30aの当たり止め部35に、長尺状の補助部材の長手方向の一側部が当接するようにして設置すればよい。このように、長尺状の補助部材を用いることにより、設置台30への補助部材の設置の手間を省くことができる。すなわち、各組の設置台30に補助部材を一つ一つ設置する手間を省くことができる。
次に、ワーク10を位置決め治具1に取り付ける手順について、ここで再度説明する。ただし、上記した補助部材については説明を省略する。
図1に示す位置決め治具1の載置台30に、ワーク10を載置する。すなわち、ワーク10の作業片11が載置台30の作業側当接面31に当接するまで、ワーク10の基準片12を載置台30の基準側当接面32と押圧部材50との間に差し込む。このとき、押圧部材50によってワーク10の縦方向(Y方向)の位置決めが行われる。このような作業を、全ての組の載置台30について行う。これにより、位置決め治具1には、図2に示すように全ての載置台30にワーク10が載置される。
この状態で、位置決め部材40の可動子45を図2中Y1方向に前進移動させて、図8に二点鎖線で、及び、図10Bに実線で示すように、位置決めピン41のピン部41bを基準穴12aに挿入(係合)させる。このとき、図8に示すように、位置決めピン41の円錐状のピン部41bが基準穴12aの内周縁に当接して若干上方(Z2方向)に移動し、これに伴って弾性体42が若干上方に湾曲するため、この弾性体42の弾性復元力によって、位置決めピン41に下方(Z1方向)への付勢力が働き、その結果、ワーク10全体が下方に付勢される。これにより、ワーク10の作業片11が設置台30の作業側当接面31に当接して、ワーク10の高さ方向(Z方向)の位置決めが行われる。
一方、図10Aに示すように、位置決めピン41のピン部41bを基準穴12aに挿入(係合)させると、位置決めピン41のピン部41bの円錐面が基準穴12の右側部分の周端部12a11に当接して、ワーク10が右方向(X2方向)に若干移動し、最終的には、図10Bに示すように、ピン部41bの円錐面が基準穴12の周端部12a1全体に均等に当接するように係合して、位置決めピン41の軸芯P1と基準穴12aの中心線P3とが一致する。これにより、ワーク10の横方向(X方向)の正確な位置決めが行われる。
図11は、上記手順によって位置決め治具1の載置台30に載置されたワーク10に基板を取り付けるロボット装置の一例を示している。また、図12は、ワーク10に取り付ける基板の一例を示している。
本実施形態では、基板90は、ワーク10の作業片11と同じ長尺状の板体であり、作業片11の各ねじ山11aに対向する位置にそれぞれ貫通穴91が形成されている。
ロボット装置80は、中央部に治具台81が配置され、この治具台81を挟んでX方向の左右両側に、ガイドレール82が並行に配置されている。このガイドレール82を跨ぐ形でY方向に往復移動可能にスライドレール83が配置され、このスライドレール83に、X方向に往復移動可能に本体支持部84が取り付けられている。また、本体支持部84には、スライダー部85を介して上下方向(Z方向)に往復移動可能にドライバー部86が取り付けられている。ドライバー部86は、本実施形態では、図示しない雌ねじ(ナット)をワーク10のねじ山(雄ねじ)11aにねじ固定するためのものである。
このようなロボット装置80において、治具台81の左右両側には、位置決めピン87が立設されており、位置決め治具1の治具基盤20にも、図1に示すように、位置決めピン87に対向する左右両側の位置に位置決め穴21が形成されている。
上記構成において、まず、位置決め治具1の載置台30にワーク10を載置した状態で、図13に示すように、ワーク10のねじ山11aに基板90の貫通穴91を嵌め合わせて基板90をワーク10の作業片11上に載置する。
次に、ワーク10上に基板90を載置した位置決め治具1をロボット装置80にセットする。すなわち、治具基盤20の位置決め穴21に治具台81の位置決めピン87を通して、位置決め治具1を治具台81上に載置する。この後、スライドレール83と本体支持部84とをY方向及びX方向に適宜移動させてドライバー部86を所定のワーク10の所定のねじ山11aに移動させ、この状態でスライダー部85によりドライバー部86を降下させて、図示しない雌ねじ(ナット)をねじ山11aに順次ねじ固定していくことで、基板90をワーク10にねじ止め固定する。
なお、上記実施形態では、ワーク10の作業片11の作業部位11aをねじ山として説明しているが、作業部位11aがねじ穴(雌ねじ)である場合には、ロボット装置80のドライバー部85は、雄ねじ(ボルト)をワーク10のねじ穴(雌ねじ)にねじ固定することになる。
また、上記実施形態では、位置決め治具1は、基板90をねじ止め固定するためのワーク10の位置決め治具として説明しているが、このようなねじ止め固定のためのワークの位置決め治具に限定されるものではない。例えば、基板を溶接等で固定するためのワークの位置決め治具等、種々の加工を行うワークの位置決め治具として利用することができる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の位置決め治具は、基板をねじ止め固定するためのワークや、基板を溶接等で固定するためのワーク等、種々の加工を行うワークの位置決め治具として利用することができる。
1 位置決め装置
10 ワーク
11 作業片
11a 作業部位(ネジ山またはねじ穴)
12 基準片
12a 基準穴
20 治具基盤
21 位置決め穴
30 設置台
30a,30b 分割設置台
31 作業側当接面(上面)
32 基準側当接面
35 当たり止め部
40 位置決め部材
41 位置決めピン
42 ピン保持部(弾性体,板バネ)
42a 一端部
42b 延設先端部
43 スライド部
44 直線ガイド
44a 底板
44b 側板
44c 縁板
45 可動子
45a可動本体部
45b 取付部
50 押圧部材
51 保持台
52 プランジャ保持部
52a 底面
52b 開口端部
53 ボールプランジャ
54 コイルばね
55 ボール
80 ロボット装置
81 治具台
82 ガイドレール
83 スライドレール
84 本体支持部
85 スライダー部
86 ドライバー部
90 基板
91 貫通穴

Claims (10)

  1. 作業部位を有する長尺状の作業片と、基準穴を有する長尺状の基準片とを有する作業部材を位置決め保持する位置決め治具であって、
    治具基盤上に、前記作業部材の前記作業片が当接される作業側当接面、及び、前記作業部材の前記基準片が当接される基準側当接面を有する前記作業部材の設置台と、前記設置台の前記基準側当接面に対向配置された押圧部材と、前記設置台に設置された前記作業部材の前記基準片に対向配置された位置決め部材とが設けられ、
    前記位置決め部材は、前記作業部材の前記基準穴に係合する位置決めピンと、前記位置決めピンを保持するピン保持部と、前記基準片の対向面に対して垂直な方向である第1の方向に前記ピン保持部を進退移動させて、前記位置決めピンを前記基準穴に係脱させるスライド部とからなり、
    前記ピン保持部は、前記設置台に設置された前記作業部材の前記基準片の長手方向に沿う第2の方向に対して、前記基準片の対向面に沿って直交する第3の方向に前記位置決めピンを揺動させる弾性体を備えたことを特徴とする位置決め治具。
  2. 請求項1に記載の位置決め治具であって、
    前記第3の方向のうち、前記基準片の対向面に沿って前記作業片から離れる方向を押圧方向とするとき、
    前記位置決めピンは、前記設置台に前記作業部材が設置された状態で、前記位置決めピンの軸芯が前記基準穴の中心よりも前記押圧方向にずらせて配置されていることを特徴とする位置決め治具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の位置決め治具であって、
    前記設置台には、前記第2の方向の一方の側に、前記作業部材の一方の縁部を当接させる当たり止め部が設けられ、
    前記当たり止め部に一方の縁部を当接させた状態で前記設置台に設置されている前記作業部材の前記基準穴に、前記位置決めピンを係合させることで、前記作業部材の前記第2の方向の位置決めが行われることを特徴とする位置決め治具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    前記スライド部は、前記治具基盤上に配置された直線ガイドと、前記直線ガイドに案内されて前記第1の方向に往復移動可能に設けられた可動子とからなり、前記可動子に前記弾性体の一端部が固定されて前記治具基盤の盤面と並行に前記第2の方向に延設配置され、その延設先端部に前記位置決めピンが固定されていることを特徴とする位置決め治具。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    前記押圧部材は、前記載置台の前記基準側当接面に対向配置された保持台と、前記保持台に保持されたボールプランジャとを備えたことを特徴とする位置決め治具。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    前記作業部材は、前記作業片と前記基準片とからなる断面L字状に形成され、前記作業部位は、前記作業片の長手方向に直線状に配置された1または複数個のねじ山またはネジ穴であることを特徴とする位置決め治具。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    前記載置台は、前記治具基盤上において前記第2の方向に2分割して直線配置され、前記押圧部材は、分割配置された各分割載置台の基準側当接面にそれぞれ対向配置され、前記位置決め部材は、前記分割載置台の間に配置されていることを特徴とする位置決め治具。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    治具基盤上に、前記設置台と位置決め部材と押圧部材とが複数組設けられていることを特徴とする位置決め治具。
  9. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の位置決め治具であって、
    治具基盤上に、前記設置台と位置決め部材と押圧部材とが、前記第1の方向に所定の間隔を存して並行に複数組設けられていることを特徴とする位置決め治具。
  10. 請求項9に記載の位置決め治具であって、
    前記スライド部は、前記治具基盤上において前記第1の方向に配置された1本の直線ガイドと、1本の可動子とからなり、前記可動子に各組の前記弾性体の一端部が前記第1の方向に前記所定の間隔を存してそれぞれ固定されていることを特徴とする位置決め治具。
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