JP2012091254A - 工作機械用ローダシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 走行体が直線部から曲線部に進入するときに、直線方向の姿勢を長く保つことができる工作機械用ローダシステムを提供する。また、走行体が直線部から曲線部に進入したときの走行車輪の横滑りを回避する。
【解決手段】 走行ガイド4は、直線部4Aおよび曲線部4Bを有し、外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iと車輪ガイド面4uとを有する。ワーク保持手段を有する走行体3は、走行車輪21i,21oを有し、かつ走行ガイド4の外径側ガイド面4o,内径側ガイド面4iにそれぞれ案内される外径側ローラ23および内径側ローラ24を有する。外径側ローラ23は、曲線部4Bにおける外径側ガイド面4oに沿う円弧状に配列する。外径側の走行車輪21oは方向転換自在とし、曲線部4Aに入ったときに、走行ガイド4に設けられたカム面26により方向操作子25を介して強制的に方向転換させる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、旋盤等の切削機械や、パンチプレス,レーザ加工機等の板金加工機を含む広義の工作機械に対して素材等となるワークの搬入,搬出を行うローダシステムに関し、特に走行経路に曲線部を含む工作機械用ローダシステムに関する。
従来、旋盤等の工作機械にワークを搬入,搬出するローダシステムとして、ガイドレールに沿って走行する走行体に昇降体を設け、昇降体下端のローダヘッドにチャックを設けてワークを保持させる形式のものがある。この種のローダシステムでは、直線路を走行させるようにしている。しかし、直線経路だけでは、工作機械の配置が制限され、工場の床面積を効果的に利用することが難しい。そのため、走行経路を、例えば直角方向に並ぶ2つの直線部と、これら2つの直線部の間を円弧状の曲線部で繋いだL字状の経路とし、各直線部に工作機械を配置することを考えた。
一般的な台車システムにおいては、直線部と曲線部とを有する経路を走行可能としたものも多くある。台車システムでは、図9に示すように、それぞれが4つの車輪61を有する車台62を、台車本体63の前後の2箇所で回動中心Q回りに方向転換自在に設けたボギー構造が一般的である。
この他に、板金搬送用の台車システムとして、走行経路の両側に、幅方向位置を規制する互いに平行な内向きおよび外向きのガイド面を設け、台車に設けたローラをガイド面に転接されるものが提案されている(特許文献1)。台車片側のローラは、経路曲線部の円弧に沿う円弧状の配置とされている。
特開2010−12955号公報
図9に示すようなボギー構造の場合、図8(A)のように、前側の車台62が曲線部4Bに入った時点で台車本体63が向きを変えることになる。そのため、曲線部4Bの出入り口で、直線部4Aにデッドスペースが大きく生じるという問題がある。すなわち、車台本体62の一部が直線部4Aにありながら、車台本体62が直線方向を保てない範囲が大きく生じる。この直線方向を保てない範囲は、台車に対してワークの搬入,搬出が行えないデッドスペースとなる。台車システムでは、上記デッドスペースがあまり問題とならなくても、工作機械用のローダに適用する場合は、前記デッドスペースに工作機械のワーク支持部や、ローダに対するコンベアやワーク台の受渡し位置を取ることができず、ローダおよび工作機械からなる設備のコンパクト化の妨げとなる。
なお、特許文献1に開示の技術は、曲線部での安定走行を目的とした技術であるが、台車システムであって、工作機械用のローダに適用する場合における、上記デッドスペースの問題については触れられていない。
また、上記従来の技術では、いずれも、走行体である台車が曲線部に入ったときに、走行車輪の滑りが生じ、円滑な走行の妨げや、走行車輪の早期摩耗が生じるという問題がある。
この発明の目的は、走行体が直線部から曲線部に進入するときに、直線方向の姿勢を長く保つことができる工作機械用ローダシステムを提供することである。
この発明の他の目的は、走行体が直線部から曲線部に進入したときの走行車輪の横滑りを回避することである。
この発明のさらに他の目的は、ガイド用のローラの最小個数で、上記の直線方向の姿勢を長く保つ効果が得られるようにすることである。
この発明の工作機械用ローダシステムは、工作機械に対してワークの搬入または搬出をする工作機械用ローダシステムであって、走行ガイドと、ワークを保持するワーク保持手段が搭載され前記走行ガイドに案内されて走行する走行体とを備え、
前記走行ガイドは、直線部および円弧状の曲線部を有し、これら直線部および曲線部に渡って、前記曲線部における外径側および内径側にそれぞれ位置する互いに平行な内向きおよび外向きの外径側ガイド面および内径側ガイド面と、上下方向を向く車輪ガイド面とを有し、
前記走行体は、前記車輪ガイド面上を転動する複数の走行車輪を有し、かつ前記外径側ガイド面に案内される外径側ローラ、および前記内径側ガイド面に案内される内径側ローラを、走行方向の前後に並んでそれぞれ3個以上有し、
前記3個以上の外径側ローラは、前記外径側ガイド面の前記曲線部となる部分に沿う円弧状に配置され、前記3個以上の内径側ローラは、前記内径側ガイド面の前記直線部となる部分に沿う直線状に配置されたことを特徴とする。
この構成によると、走行ガイドの外径側ガイド面および内径側ガイド面にそれぞれ案内される外径側ローラおよび内径側ローラを、走行体にそれぞれ3個以上設け、外径側ローラは外径側ガイド面の曲線部に沿う円弧状に配置し、内径側ローラは直線状に配置している。そのため、走行体が直線部から曲線部に進入したときに、走行体の走行方向の中心が直線部の端に来るまで、走行体は直線方向の姿勢を保つ。
このように、走行体が直線部から曲線部に進入するときに、直線方向の姿勢を長く保つことができるため、走行体から工作機械や他の搬送手段に対して直線姿勢でワークの受渡しを行える範囲が広がり、工作機械や他の搬送手段の設置の制限が緩和される。そのため、この工作機械用ローダシステムおよび工作機械を含めた設備のコンパクト化を図ることができる。
この発明において、前記走行体は、前記曲線部の外径側に位置する側部と内径側に位置する側部とに走行車輪を有し、外径側に位置する走行車輪は、互いに走行方向の前後に位置して2つ設けられ、これら2つの外径側走行車輪は、走行体に対して垂直軸心回りに方向転換自在に支持された可動車輪支持体に回転自在に設置し、これら各可動車輪支持体に前記外径側へ突出した方向操作子を設け、これら方向操作子の先端を案内するカム面を、前記走行ガイドに走行方向に沿って設け、このカム面は、前記走行体の走行車輪が前記直線部から曲線部に進入する箇所で、この進入する走行車輪の方向を、この走行車輪の位置における前記曲線部の接線方向に対して進行方向前方を外径側へ向かせ、前記の進入する箇所を過ぎると前記曲線部の接線方向に向くように案内するカム形状としても良い。
このようにカム面および方向操作子を設けることで、走行体の走行車輪が前記直線部から曲線部に進入する箇所で、この進入する走行車輪の方向を、この走行車輪の位置における前記曲線部の接線方向に対して進行方向前方を外径側へ向かせるようにしたため、前記外径側ガイド面および内径側ガイド面で案内されて方向が規制される走行体の進行方向と、走行車輪の方向とを合致させることができ、走行車輪の横滑りが回避できる。したがって、走行車輪の横滑りによる走行の不安定や早期摩耗が回避され、長期間に渡って摩耗の問題を生じることなく、この工作機械用ローダシステムを稼働させることができる。
この発明において、前記走行体における内径側の走行車輪は、走行体の走行方向の中央の1箇所に設け、前記外径側ローラは、走行体の走行方向の中央と前後端との合計3箇所に設け、前記内径側ローラは、走行体の前後端の2箇所と中央における前記走行車輪の前後両側となる2箇所かまたは1箇所に設けても良い。
これにより、上記の直線方向の姿勢を長く保つ効果を得るにつき、ガイド用のローラの個数を最小とすることができる。
この発明工作機械用ローダシステムは、工作機械に対してワークの搬入または搬出をする工作機械用ローダシステムであって、 走行ガイドと、ワークを保持するワーク保持手段が搭載され前記走行ガイドに案内されて走行する走行体とを備え、前記走行ガイドは、直線部および円弧状の曲線部を有し、これら直線部および曲線部に渡って、前記曲線部における外径側および内径側にそれぞれ位置する互いに平行な内向きおよび外向きの外径側ガイド面および内径側ガイド面と、上下方向を向く車輪ガイド面とを有し、前記走行体は、前記車輪ガイド面上を転動する複数の走行車輪を有し、かつ前記外径側ガイド面に案内される外径側ローラ、および前記内径側ガイド面に案内される内径側ローラを、走行方向の前後に並んでそれぞれ3個以上有し、前記3個以上の外径側ローラは、前記外径側ガイド面の前記曲線部となる部分に沿う円弧状に配置され、前記3個以上の内径側ローラは、前記内径側ガイド面の前記直線部となる部分に沿う直線状に配置されたため、走行体が直線部から曲線部に進入するときに、直線方向の姿勢を長く保つことができる。
前記走行体が、前記曲線部の外径側に位置する側部と内径側に位置する側部とに前記走行車輪を有し、外径側に位置する走行車輪は、互いに走行方向の前後に位置して2つ設けられ、これら2つの外径側走行車輪は、走行体に対して垂直軸心回りに方向転換自在に支持された可動車輪支持体に回転自在に設置し、これら各可動車輪支持体に前記外径側へ突出した方向操作子を設け、これら方向操作子の先端を案内するカム面を、前記走行ガイドに走行方向に沿って設け、このカム面は、前記走行体の走行車輪が前記直線部から曲線部に進入する箇所で、この進入する走行車輪の方向を、この走行車輪の位置における前記曲線部の接線方向に対して進行方向前方を外径側へ向かせ、前記の進入する箇所を過ぎると前記曲線部の接線方向に向くように案内するカム形状とした場合は、走行体が直線部から曲線部に進入したときの走行車輪の横滑りを回避することができる。
前記走行体における内径側の走行車輪は、走行体の走行方向の中央の1箇所に設け、前記外径側ローラは、走行体の走行方向の中央と前後端との合計3箇所に設け、前記内径側ローラは、走行体の前後端の2箇所と中央における前記走行車輪の前後両側となる2箇所かまたは1箇所に設けた場合は、最小個数のガイド用のローラで、上記の直線方向の姿勢を長く保つ効果を得ることができる。
この発明の一実施形態に係る工作機械用ローダシステムと工作機械とを組み合わせた加工設備の斜視図である。 同加工設備の部分省略正面図である。 同加工設備における工作機械用ローダシステムの破断側面図である。 同工作機械用ローダシステムの走行ガイドの平面図である。 同工作機械用ローダシステムにおける走行体本体の平面図、正面図、下面図、および背面図である。 同ローダシステムの走行ガイドと走行体本体とを示す横面図である。 同走行ガイドの曲線部における走行体の動作の説明図である。 従来例の走行体の動作と実施形態の走行体の動作とを比較して示す説明図である。 従来例の平面図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図7と共に説明する。図1は、この工作機械用のローダシステム1と工作機械2とでなる加工設備の正面図である。工作機械2は、ローダシステム1に対して2台設置されている。図2に示すように、工作機械2は、図示の例では旋盤からなり、ベッド51上に、主軸からなるワーク支持手段52を支持する主軸台53と、加工手段であるタレット型の刃物台54とが設置されている。
搬送システム1は、ワークWを搬送する走行体3を、走行ガイド4に走行自在に設置したものであり、工作機械2のワーク支持手段52に対してワークWの受渡しを行う。走行ガイド4は、支柱11により架設された水平なフレーム12に、長手方向に沿って設けられている。走行ガイド4は、図4に平面図で示すように、互いに直角に配置された2つの直線部4A,4Aと、これら2つの直線部4A間を繋ぐ円弧状の曲線部4Bとでなる。
図2に示すように、走行体3には、走行方向(X方向)と直交する前後方向(Z方向)に進退する前後移動台16が搭載され、前後移動台16に昇降自在に設置された棒状の昇降体17の下端にワーク保持ヘッド18が設けられている。ワーク保持ヘッド18に、ワーク保持手段である複数のチャック19が設けられている。前後移動台16は、走行体3に設置されたモータ等の駆動源(図示せず)により前後移動させられ、昇降体17は前後移動台16に設置されたモータ等の駆動源により昇降駆動される。チャック19は、シリンダ装置やソレノイド等の駆動源で開閉駆動されて被搬送物Wを保持するチャック爪(図示せず)を有している。
走行体3の走行駆動は、同期形のリニアモータ5で行われる。リニアモータ5は、フレーム12に設置された複数の個別モータ6と、1つの可動子7とでなる離散形リニアモータとされている。各個別モータ6は、それぞれが独立した1台のリニアモータの一次側の電機子として機能可能なものであって、走行体3の走行領域の全域に渡り、レール4に沿って間隔を開けて配列されている。可動子7は永久磁石からなり、走行体3に設置されている。リニアモータ5を駆動するモータ駆動装置は、各個別モータ5をそれぞれ駆動する複数の個別モータ駆動装置8と、これら複数の個別モータ駆動装置8に位置指令等を与える総括制御手段(図示せず)とでなる。各個別モータ駆動装置8は、2台ずつ纏めて一つのモータ駆動回路部9とされ、各モータ駆動回路部9はフレーム12上に設置されている。
図3に示すように、走行体3は、走行車輪21(21i,21o)を有する走行体本体3Aと、この走行体本体3Aの下面に取付けられて前後移動台16を設置した移動機構搭載台3Bとでなる。
図4に平面図で示すように、走行ガイド4は、互いに直角方向となる2つの直線部4A,4Aと、これら直線部4A,4Aを繋ぐ円弧状の曲線部4Bを有している。これら直線部4Aおよび円弧状の曲線部4Bに渡って連続して、曲線部4Bにおける外径側および内径側にそれぞれ位置する互いに平行な内向きおよび外向きの外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iと、上下方向を向く車輪ガイド面4uとが設けられている。車輪ガイド面4uは、外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iに沿ってそれぞれ設けられている。
図6に断面図で示すように、図示の例では、外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iは、車輪ガイド面4u上を転走する走行車輪21よりも上方に位置している。
走行体3の走行体本体3Aには、走行車輪21の他に、外径側ガイド面4oに案内される外径側ローラ23、および内径側ガイド面4iに案内される内径側ローラ24が、垂直軸心回りに回転自在に設置されている。
図5に走行体本体3Aを示すように、外径側ローラ23および内径側ローラ24は、走行方向の前後に並んでそれぞれ3個以上設けられている。図示の例では、外径側ローラ23は、走行体本体3Aの前後端と中央とにそれぞれ配置されて、合計3つ設けられている。これら3個以上の外径側ローラ23は、外径側ガイド面4oにおける前記曲線部4B(図4)となる部分の円弧形状に沿う円弧状に配置される。内径側ローラ24は、内径側ガイド面4iの直線部4Aとなる部分に沿う直線状に配置され、合計4個設けられている。内径側ローラ24は、走行体本体3Aの前後端の2箇所と、中央における走行車輪21iの前後両側となる2箇所とに設けられている。中央2個の内径側ローラ24は、いずれか1個を省略し、内径側ローラ24を合計3個としても良い。台車本体3Aの平面形状は、図示の例では、外径側の側縁が、外径側ガイド面4oの曲線部4Bとなる部分に沿う円弧状となる形状としているが、走行ガイド4と干渉を生じない形状であればよく、自由な形状に設計できる。
走行体本体3Aにおける走行車輪21は、前記両側2本の4u上をそれぞれ転走するように、幅方向の両側にそれぞれ設けられている。このうち、曲線部4Bの 内径側に位置する走行車輪21iは、走行体本体3Aの走行方向の中央の1箇所に設けてある。外径側に位置する走行車輪21oは、互いに走行方向の前後に位置して2つ設けられている。
これら2つの外径側の走行車輪21oは、走行体本体3Aに対して垂直軸心O回りに方向転換自在に支持された可動車輪支持体28に回転自在に設置してある。これら各可動車輪支持体28には、外径側へ突出したレバー状の方向操作子25が設けてあり、方向操作子25の先端に、垂直軸心回りに回転自在なローラからなるカムフォロワ25aが設けられている。
これら方向操作子25の先端のカムフォロワ25aを案内するカム面26(図6)を、前記走行ガイド4に、走行方向に沿って全長に渡り設けてある。このカム面26は、図7に示すように、走行体3の走行車輪21oが直線部4Aから曲線部4Bに進入する箇所で、この進入する走行車輪21oの方向を、この走行車輪21oの位置における曲線部4Bの接線方向に対して進行方向前方が外径側へ向くカム形状としている。また、このカム面26は、前記の進入する箇所を過ぎると、その走行車輪21oの位置における曲線部4Bの接線方向に向くように案内するカム形状としている。
上記構成の作用を、図7を参照して説明する。上記構成によると、走行ガイド4の外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iにそれぞれ案内される外径側ローラ23および内径側ローラ24を、走行体本体3Aにそれぞれ3個以上設け、外径側ローラ23を外径側ガイド面4oの曲線部分に沿う円弧状に配置し、内径側ローラ24を直線状に配置している。そのため、基本的には、走行体3が走行ガイド4の直線部4Aに沿って走行するときには、中央の外径側ローラ23が外径側ガイド面4oに沿って案内され、かつ各内径側ローラ24が内径側ガイド面4iに沿って案内される。走行体3が走行ガイド4の曲線部4Bに沿って走行するときには、少なくとも前後2つの外径側ローラ23が外径側ガイド面4oに沿って案内され、かつ中央の内径側ローラ24が内径側ガイド面4iにそれぞれ案内される。これにより、直線部4Aおよび曲線部4Bのいずれにおいても、内外のローラ24,25によって案内される。
上記のように直線部4Aおよび曲線部4Bにおける案内が行われるが、図7(A)のように、走行体本体3Aが直線部4Aから曲線部4Bに進入したときに、走行体本体3Aの走行方向の中心Pが直線部4Aの端4Aaに来るまで、走行体本体3Aは直線方向の姿勢を保つ。このように、走行体本体3Aが直線部4Aから曲線部4Bに進入するときに、直線方向の姿勢を長く保つことができる。このため、走行体本体3Aから工作機械や他の搬送手段に対して直線姿勢でワークWの受渡しを行える範囲が広がる。すなわち、直線部4Aにおけるデッドスペースが削減される。これにより、工作機械2や他の搬送手段の設置の制限が緩和され、そのため、この工作機械用ローダシステムおよび工作機械2を含めた設備のコンパクト化を図ることができる。
図8は、従来例とこの実施形態とを比較して示す図である。図8(A)は、図9の従来例の動作を示し、図8(B)〜(D)は、この実施形態の動作を示す。図8(A)については前述したが、台車の前側の車台62が曲線部4Bに入った時点で台車本体63が向きを変えることになり、台車62の一部が直線部4Aにありながら、台車62が直線方向を保てない範囲が大きく生じる。これに対して、この実施形態では、走行体3が曲線部4Bに進入しても、直線方向の姿勢を長く保つことができる。
また、この実施形態では、図5のように、外径側の走行車輪21oを方向転換自在とし、カム面26および方向操作子25を設けることで、図7(B)のように、走行体3の走行車輪21oが直線部4Aから曲線部4Bに進入する箇所で、この進入する走行車輪21oの方向を、この走行車輪21oの位置における曲線部4Bの接線方向に対して進行方向前方が外径側へ向くように方向転換させている。そのため、外径側ガイド面4oおよび内径側ガイド面4iで案内されて方向が規制される走行体3の進行方向と、走行車輪21oの方向とを合致させることができ、走行車輪21oの横滑りが回避できる。したがって、走行車輪21oの横滑りによる走行の不安定や早期摩耗が回避され、長期間に渡って摩耗の問題を生じることなく、この工作機械用ローダシステムを稼働させることができる。
なお、走行車輪21oを単に方向転換自在に支持しても、最初に直線部4Aから曲線部4Bに進入するときは、走行方向に倣って走行車輪21oの方向が走行体進行方向に向くが、走行体3の進行方向を逆方向に切り換えたときに、走行車輪21oが走行方向に倣うことができず、却って逆方向に方向転換することがある。しかし、この実施形態では、カム面26と方向操作子25を設けることで、強制的に走行車輪21oを方向転換させるため、走行体3が正逆いずれの方向に進行しても、また進行方向を途中で切り換えても、直線部4Aから曲線部4Bへの進入箇所で、走行体3の走行方向に向くように走行車輪21oの方向転換が行える。そのため、常に、走行車輪21oの横滑りによる走行の不安定や早期摩耗が回避される。
1…ローダシステム
2…工作機械
3…走行体
3A…走行体本体
3B…移動機構搭載台
4…走行ガイド
4A…直線部
4B…曲線部
4i…内径側ガイド面
4o…外径側ガイド面
4u…車輪ガイド面
5…リニアモータ
19…チャック(ワーク保持手段)
12…フレーム
21,21i,21o…走行車輪
23…外径側ローラ
24…内径側ローラ
25…方向操作子
25a…カムフォロワ
26…カム面
28…可動車輪支持体
W…ワーク

Claims (3)

  1. 工作機械に対してワークの搬入または搬出をする工作機械用ローダシステムであって、 走行ガイドと、ワークを保持するワーク保持手段が搭載され前記走行ガイドに案内されて走行する走行体とを備え、
    前記走行ガイドは、直線部および円弧状の曲線部を有し、これら直線部および曲線部に渡って、前記曲線部における外径側および内径側にそれぞれ位置する互いに平行な内向きおよび外向きの外径側ガイド面および内径側ガイド面と、上下方向を向く車輪ガイド面とを有し、
    前記走行体は、前記車輪ガイド面上を転動する複数の走行車輪を有し、かつ前記外径側ガイド面に案内される外径側ローラ、および前記内径側ガイド面に案内される内径側ローラを、走行方向の前後に並んでそれぞれ3個以上有し、
    前記3個以上の外径側ローラは、前記外径側ガイド面の前記曲線部となる部分に沿う円弧状に配置され、前記3個以上の内径側ローラは、前記内径側ガイド面の前記直線部となる部分に沿う直線状に配置された、
    工作機械用ローダシステム。
  2. 前記走行体は、前記曲線部の外径側に位置する側部と内径側に位置する側部とに前記走行車輪を有し、外径側に位置する走行車輪は、互いに走行方向の前後に位置して2つ設けられ、これら2つの外径側走行車輪は、走行体に対して垂直軸心回りに方向転換自在に支持された可動車輪支持体に回転自在に設置し、これら各可動車輪支持体に前記外径側へ突出した方向操作子を設け、これら方向操作子の先端を案内するカム面を、前記走行ガイドに走行方向に沿って設け、このカム面は、前記走行体の走行車輪が前記直線部から曲線部に進入する箇所で、この進入する走行車輪の方向を、この走行車輪の位置における前記曲線部の接線方向に対して進行方向前方を外径側へ向かせ、前記の進入する箇所を過ぎると前記曲線部の接線方向に向くように案内するカム形状とした請求項1記載の工作機械用ローダシステム。
  3. 前記走行体における内径側の走行車輪は、走行体の走行方向の中央の1箇所に設け、前記外径側ローラは、走行体の走行方向の中央と前後端との合計3箇所に設け、前記内径側ローラは、走行体の前後端の2箇所と中央における前記走行車輪の前後両側となる2箇所かまたは1箇所に設けた請求項1または請求項2記載の工作機械用ローダシステム。
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