JP2012090881A - ゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】打球の飛距離を増加させつつ方向安定性に優れる。
【解決手段】シャフト2と、その先端側に固着されたゴルフクラブヘッド3とを含むゴルフクラブ1である。クラブ全長Lが45〜47インチ、ゴルフクラブヘッドの体積Vが440〜470cm3、シャフトの軸中心線CL周りのゴルフクラブヘッドの慣性モーメントMが5500〜6500g ・ cm2 である。ゴルフクラブヘッドの体積V(cm3)と慣性モーメントM(g ・ cm2)との比M/Vが、11〜13.5である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、打球の飛距離を増加させつつ方向安定性に優れたゴルフクラブに関する。
近年、ゴルフクラブにおいて、打球の飛距離を増加させるために、クラブ全長を大きくしてヘッドスピードを増加させることが知られている。しかしながら、このようなゴルフクラブでは、打点がばらつき、いわゆるスイートエリア(飛距離の低下が小さいフェース面上の一定の領域)での打撃が困難になる傾向があり、十分な飛距離の増加が得られていない。このため、クラブ全長を大きくしたゴルフクラブでは、ゴルフクラブヘッドの体積を大きくして、スイートエリアを拡大させるが同時に行われている。
ところが、体積の大きいゴルフクラブヘッドでは、シャフトの軸中心線CL周りの慣性モーメント(以下、このような慣性モーメントを「慣性モーメント」という場合がある。)が大きくなる傾向がある。このような慣性モーメントの大きいゴルフクラブヘッドは、スイング時にアドレスした状態までフェースが戻りきらず、スライスが生じ易いという問題があった。
特許第4410668号公報 特開2006−102053号公報 特開2006−130065号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、クラブ全長と、ゴルフクラブヘッドの体積V及びシャフトの軸中心線周りのゴルフクラブヘッドの慣性モーメントMとを互いに関連付けて規定することにより、打球の飛距離を増加させつつ方向安定性に優れたゴルフクラブを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、シャフトと、その先端側に固着されたゴルフクラブヘッドとを含むゴルフクラブであって、クラブ全長が45〜47インチ、前記ゴルフクラブヘッドの体積Vが440〜470cm3、前記シャフトの軸中心線周りのゴルフクラブヘッドの慣性モーメントMが5500〜6500g ・ cm2 であるとともに、前記ゴルフクラブヘッドの体積V(cm3)と前記慣性モーメントM(g ・ cm2)との比M/Vが、11.0〜13.5であることを特徴とするゴルフクラブである。
また請求項2記載の発明は、前記ゴルフクラブヘッドは、ボールを打球するフェースを有するフェース部と、前記フェースのトウ側縁からバックフェースを通ってヒール側縁までのびるサイド部とを含み、前記サイド部は、比重ρ2の材料で形成された主部と、該主部に固着されてサイド部のトウ側部分を形成ししかも比重ρ1が前記比重ρ2の0.23倍以上かつ1.0倍よりも小の材料で形成されたサイドトウ片とを含む請求項1記載のゴルフクラブである。
また請求項3記載の発明は、前記サイドトウ片は、繊維強化樹脂からなる請求項2記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記ゴルフクラブヘッドは、ヘッド上面をなすクラウン部のトウ側に繊維強化樹脂からなるクラウントウ片を含み、かつ、前記クラウントウ片は、前記サイドトウ片に連なる請求項3記載のゴルフクラブである。
また請求項5記載の発明は、前記ゴルフクラブヘッドは、ウッド型である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブである。
本発明のゴルフクラブは、シャフトと、その先端側に固着されたゴルフクラブヘッドとを含むゴルフクラブであって、クラブ全長が45〜47インチと長尺で形成される。このようなクラブ全長が大きいゴルフクラブは、ヘッドスピードが大きくなるため、打球の飛距離が増加する。また、本発明のゴルフクラブは、ゴルフクラブヘッドの体積Vが440〜470cm3で形成される。このような体積が大きいゴルフクラブヘッドは、スイートエリアが大きくなるため、打点がばらついても打球の飛距離を大きく確保することができる。さらに、本発明では、シャフトの軸中心線周りのゴルフクラブヘッドの慣性モーメントMが5500〜6500g ・ cm2に限定されるとともに 、ゴルフクラブヘッドの体積V(cm3)と前記慣性モーメントM(g ・ cm2)との比M/Vが11.0〜13.5に設定される。このようなゴルフクラブは、ヘッド体積が大きいにも拘らず慣性モーメントが小さく限定されているため、スイング時にフェースをアドレスの状態まで戻すことができる。従って、本発明のクラブヘッドは、打球の飛距離を増加させつつ方向安定性に優れる。
本発明の一実施形態のゴルフクラブの基準状態の正面図である。 その部分拡大図である。 図2の平面図である。 図2をトウ側から見た側面図である。 本実施形態のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 (a)は、本発明の他の実施形態の平面図である。(b)は、(a)のトウ側側面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態の平面図である。(b)は、(a)のトウ側側面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態のゴルフクラブ(以下、単に「クラブ」ということがある。)1は、シャフト2と、該シャフト2の先端側2Aに固着されたゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)3と、前記シャフト2の後端側2Bに設けられかつプレーヤに握られるグリップ4とを含んで構成される。また、本実施形態のクラブへッド3は、ドライバー(#1)を少なくとも含むウッド型ゴルフクラブヘッドとして構成されている。
また、図1乃至図3のゴルフクラブ1は、基準状態に置かれている。前記基準状態とは、シャフト軸中心線CLを任意の垂直面VP内に配しかつ水平面HPに対して規定のライ角αで傾けるとともに、フェースFのスイートスポットSSをロフト角βに保持(フェース角は零にセットされる)して水平面HPに接地させた状態とする。なお、本明細書では、以後、特に断りがない場合、クラブヘッド1はこのような基準状態にあるものとして説明される。なお、ロフト角は0度よりも大きい角度として与えられる。またスイートスポットSSは、ヘッド重心GからフェースFに立てた法線nが該フェースFと交わる点とする。
本実施形態のゴルフクラブ1は、45〜47インチのクラブ全長Lが必要である。クラブ全長Lが45インチ未満であると、クラブの長さを利用したヘッドスピードの向上が十分に期待できず、打球の飛距離を増加させることができない。逆に、クラブ全長Lが47インチを超えると、打点のばらつきが大きくなる他、構えた際にクラブが長く感じられゴルファに不安感を生じさせる。このような観点より、クラブ1の全長Lは、好ましくは45.25インチ以上、より好ましくは45.5インチ以上が望ましく、また、好ましくは46.75インチ以下、より好ましくは46.5インチ以下が望ましい。
なお、クラブ全長Lは、図1に示される基準状態において、シャフト2の後端2eから、水平面HPとシャフトの軸中心線CLの交点Pまでをシャフト2の軸中心線CLに沿って測定した長さである。
本実施形態のシャフト2は、特に限定されるものではないが、繊維強化樹脂で構成されるのが望ましい。このようなシャフト2は、軽量のため、重量の増加を抑えつつクラブ全長を大きくし易い。このような繊維強化樹脂製のシャフト2は、例えばシートワインディング製法、フィラメントワインディング製法又は内圧成型法等によって慣例に従い容易に成形できる。
図2乃至4に示されるように、前記ヘッド3は、ボールを打撃する打撃面をなすフェースFを有するフェース部3aと、このフェース部3aに連なりヘッド上面をなすクラウン部3bと、前記フェース部3aに連なりヘッド底面をなすソール部3cと、前記クラウン部3bとソール部3cとの間を継ぎ前記フェースFのトウ側縁4aからバックフェースを通り前記フェースFのヒール側縁4bにのびるサイド部3dと、前記クラウン部3bのヒール側に設けられかつシャフト2の先端が挿入される円筒状のシャフト差込部3eとが設けられる。なお、ヘッド3の内部には中空部iが設けられている。
ヘッド3の体積Vは、440〜470cm3に形成される。前記体積Vが、440cm3未満であると、ヘッド3が小さく見え、構えた際の安心感に欠けるとともに、スイートエリアが小さくなって打点がばらついた際に飛距離が低下し易い。逆に、前記体積Vが、470cm3を超えると、ヘッド質量が増加するため、振り切るのが困難となり、ヘッドスピードが低下する。このような観点より、前記体積Vは、好ましくは445cm3以上、より好ましくは450cm3以上が望ましく、また好ましくは465cm3以下、より好ましくは460cm3以下が望ましい。
また、ヘッド3の質量は、小さすぎるとヘッドの運動エネルギーが小さくなり、飛距離の向上が期待できない傾向がある。逆に、質量が大きすぎると、上述の通り、振り切るのが困難となり、打球の方向安定性や飛距離が悪化する傾向がある。このような観点より、ヘッド3の質量は、好ましくは170g以上、より好ましくは175g以上が望ましく、また好ましくは200g以下、より好ましくは195g以下が望ましい。
またヘッド3は、前記シャフト2の軸中心線CL周りの慣性モーメントMが、5500〜6500g ・ cm2 で形成される。即ち、クラブ全長Lが大きい本実施形態のゴルフクラブ1の場合、前記慣性モーメントMが6500g ・ cm2 を超えると、フェースFが、スイング時にアドレスした状態まで戻りきらずスライスが生じ易くなる。逆に、慣性モーメントMが、5500g ・ cm2 未満であると、フェースFが、アドレスした状態を超えて戻る傾向があるためフックが生じ易くなる。このような観点により、前記慣性モーメントMは、より好ましくは5700g ・ cm2以上、さらに好ましくは5900g ・ cm2以上が望ましく、またより好ましくは6300g ・ cm2以下、さらに好ましくは6200g ・ cm2以下が望ましい。
なお、前記慣性モーメントMは、ゴルフクラブヘッド単体の値であり、シャフト2との接続部にコーン状のフェラル等が配されている場合には、これを外して測定されるが、塗装を除去する必要はない。また慣性モーメントMの測定には、例えば、INERTIA DYNAMICS Inc社製の MOMENT OF INERTIA MEASURING INSTRUMENT 等の計測装置を用いることができる。なおヘッド単体におけるシャフトの軸中心線は、前記シャフト差込部3eの軸中心線によって特定する。
また、本発明では、ゴルフクラブヘッドの体積V(cm3)と慣性モーメントM(g ・ cm2 )との比M/Vが11.0〜13.5に規定される。このように、ヘッドの体積Vと慣性モーメントMの比が一定範囲に規定されることにより、ヘッド3の体積に応じた適切な慣性モーメントMを設定し、ひいては効果的なFの戻りを実現することが可能となる。即ち、前記比M/Vが13.5を超えると、ヘッド3の体積によらず、フェースFが、スイング時にアドレスした状態まで戻りきらずスライスが生じ易くなる。逆に、前記比M/Vが11.0未満であると、Fが、アドレスした状態を超えて戻るためフックが生じ易くなる。このような観点により、前記比M/Vは、好ましくは11.5以上、より好ましくは12.0以上が望ましく、また好ましくは13.0以下、より好ましくは12.5以下が望ましい。
図4及び図5に示されるように、本実施形態のヘッド3は、前記サイド部3dが、該サイド部3dの主要部を構成する主部5と、該該主部5に固着されてサイド部3dのトウ側部分を形成するサイドトウ片6とを含んで形成される。
前記主部5は、前記サイドトウ片6が固着される開口部O1をトウ側に有する。従って、主部5は、この開口部O1を除いてサイド部3dの全域を形成している。また、開口部O1には、前記サイドトウ片6が配される。従って、開口部O1は、サイドトウ片6に近似した形状、より好ましくは、サイドトウ片6と相似した形状が望ましい。
また、主部5は、前記開口部O1の周囲に、該開口部O1に沿って中空部i側に凹んだ受け部8が設けられる。この受け部8は、サイドトウ片6の内側面を保持するのに役立つ。また、中空部i側に凹んだ受け部8は、サイドトウ片6と主部5とが固着されると、サイド部3d全体として、面一に仕上げられるのに役立つ。
本実施形態の主部5は、比強度に優れた金属材料で構成される。前記金属材料としては、特に限定はされないが、例えばチタン合金やステンレスなどの1種ないし2種以上を用いることができる。そして、主部5の前記金属材料の比重ρ2は、比強度を確保しつつヘッド3に必要な体積を確保するために好ましくは1.5以上、より好ましくは2.0以上が望ましく、また好ましくは10以下、より好ましくは8.0以下が望ましい。
前記サイドトウ片6は、図4に示されるように、トウ側の側面視において、サイドトウ片6の上縁が上向きの凸となる円弧状をなす矩形状に形成される。このようなサイドトウ片6は、剛性が大きく、耐久性に優れる。
また、サイドトウ片6には、主部5の比重ρ2よりも小さい比重ρ1の材料が使用される。このようなサイドトウ片6は、トウ側の質量を効果的に低減できるため、大きなヘッド体積にも拘らず、慣性モーメントMを前記範囲内に抑えることができる。とりわけ、サイドトウ片6の比重ρ1は、好ましくは0.5以上、より好ましくは1.0以上が望ましく、また好ましくは8.0以下、より好ましくは5.0以下が望ましい。
また、上記作用効果を有効に発揮させるために、主部5の比重ρ2とサイドトウ片6の比重ρ1との比ρ1/ρ2が、好ましくは0.23倍以上、より好ましくは0.35倍以上が望ましく、また好ましくは1.0倍よりも小、より好ましくは0.8倍以下が望ましい。
このようなサイドトウ片6は、前記主部5の材料との関係で定められるが、例えば、チタン合金、アルミ合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂などの1種又は2種以上の材料が好適であり、とりわけ、比重が特に小さい繊維強化樹脂で形成されるのが望ましい。
前記繊維強化樹脂は、マトリックス樹脂と補強繊維との複合材料である。マトリックス樹脂としては、特に限定はされないが、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂や、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。また補強材としての繊維も特に限定はされないが、例えば炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維又はポリフェニレンベンズオキサゾール樹脂繊維(PBO繊維)といった有機繊維や、アモルファス繊維又はチタン繊維等の金属繊維などを用いることができ、とりわけ比重が小さくかつ引張強度が大きい炭素繊維が好適である。
また、繊維の弾性率については特に限定されないが、小さすぎるとサイドトウ片6の剛性を確保できず耐久性が低下する傾向があり、逆に大きすぎるとコストを上昇させるほか引張強度を低下させる傾向がある。このような観点より、繊維の弾性率は、147GPa以上、より好ましくは196GPa以上、さらに好ましくは235GPa以上が望ましく、上限については好ましくは490GPa以下、より好ましくは451GPa以下が望ましい。また繊維の弾性率は引張弾性率であって、JISR7601の「炭素繊維試験方法」に準じて測定された値とする。また2種以上の繊維が含まれている場合には、下記式(1)で表されるように、それぞれの繊維の弾性率を、その重量比で重み付けして計算した平均弾性率とする。
平均弾性率=Σ(Ei・Vi)/ΣVi (i=1,2…)
(ここで、Eiは繊維の弾性率、Viは繊維の総重量とする。)
また、図4に示されるように、前記基準状態におけるヘッド3のトウ側視において(前記垂直面VP内の水平軸線をトウ側から見た図)、前記クラウン部3bとサイド部3dとの境界をなす稜線Kと、前記トウ側縁4aと、ヘッド底面Bmと、バックフェースBFとで囲まれるサイド面積S、及び前記サイドトウ片6の面積Saの比Sa/Sは、好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上、さらに好ましくは20%以上が望ましく、また好ましくは90%以下、より好ましくは85%以下、さらに好ましくは80%以下が望ましい。前記比Sa/Sが大きくなると、ヘッド3の耐久性が悪化するおそれがあり、逆に前記比Sa/Sが小さくなると、前記慣性モーメントMを小さくできないおそれがある。また、同じ観点より、前記サイドトウ片6の前記水平面HPからの最低高さHは、前記水平面HPからヘッド3の重心Gまでの高さHgの好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上が望ましく、また好ましくは130%以下、より好ましくは120%以下が望ましい。
また、サイド部3dを除くヘッド3の構成部材、フェース部3a、クラウン部3b、ソール部3c及びシャフト差込部3eは、主部5と同一の材料からなるのが望ましい。これにより、図5に示されるように、サイドトウ片6を除き、各部材が当初から一体に、例えば鋳造等で形成できる。なお、これらサイドトウ片6を除くヘッド3の部材は、鍛造、鋳造、プレス又は圧延等の加工法により2以上のパーツで成形された後、これらを溶接等により一体に接合して形成することもできる。
また、前記主部5とサイドトウ片6とは、種々の方法で固着することができる。本実施形態では、金属材料からなる主部5と繊維強化樹脂からなるサイドトウ片6とを固着するため、接着剤による固着が好ましい。
図6(a)、(b)には、本発明の他の実施形態が示される。この実施形態では、ヘッド3の前記クラウン部3bは、トウ側に開口部O2が形成されたクラウン主部3b1と、この開口部O2に配されるクラウントウ片7とを含んで形成される。本実施形態のクラウントウ片7は、クラウン部3bのバックフェース側からトウ側に向かって凸となる円弧状をなす略扇状に形成される。このようなクラウントウ片7は、クラウン部3bの強度を確保できる。また、クラウントウ片7は、前記サイドトウ片6と同様、比重ρ1の繊維強化樹脂からなるのが好ましい。このようなクラウントウ片7は、クラブヘッド3のトウ側の質量をさらに削減するため、ヘッド体積をより大としても前記慣性モーメントMを小さく抑えるとともに、ヘッド3を低重心化するのにも役立つ。なお、前記クラウン部3bのトウ側とは、クラウン部3bのうち、前記基準状態における前記垂直な面Vnよりもトウ側の領域Rをいう。
図7(a)、(b)には、本発明のさらに他の実施形態が示される。この実施形態では、前記サイドトウ片6が、クラウントウ片7に連なっている。このようなヘッド3は、クラウン部3bからサイド部3dに亘って連続してトウ側の質量を削減できるため、より一層、慣性モーメントMを小さく抑えることができる。
なお、図5の実施形態において、サイドトウ片6の質量とヘッド3の全質量との比は、好ましくは0.05倍以上、より好ましくは0.10倍以上が望ましく、また好ましくは0.30倍以下、より好ましくは0.25倍以下が望ましい。また、図6及び図7の実施形態において、サイドトウ片6及びクラウントウ片7の質量とヘッド3の全質量との比は、好ましくは0.15倍以上、より好ましくは0.20倍以上が望ましく、また好ましくは0.35倍以下、より好ましくは0.30倍以下が望ましい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定させることなく、必要に応じて種々の態様に変更しうる。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づいたウッド型ゴルフクラブヘッド(ドライバー)が試作され、打球の方向安定性及び飛距離についてテストが行なわれた。各ヘッドは、チタン合金(Ti−6Al−4V)の一体鋳造品とした。なお、サイドトウ片及び/又はクラウントウ片が設けられるヘッドは、その取付箇所に対応する部分に開口部が設けられた。また、クラウントウ片及びサイドトウ片の質量を変化させても、ヘッド本体の重心位置が変わらないように調整された。なお、従来例は、クラウントウ片、サイドトウ片が設けられていないクラブヘッドである。表1に示すパラメータ以外はすべて同一であり、主な共通仕様は次の通りである
ライ角α:58°
ロフト角β:10°
主部の比重ρ1:4.5
フェース部の厚さ:3.0mm
テスト方法は、次の通りである。
<打球の方向安定性>
ハンデイキャップ3〜25のゴルファー14名にて、市販の3ピースゴルフボール(SRIスポーツ(株)製の「Hi−BRIDeverio」(同社の登録商標))を10球づつ打撃し、目標と打撃点を結んだ直線からボール停止位置までの最短距離(目標に対して左にずれると−、右にずれると+としている。)を測定し、各ゴルファーの10球の平均値を計算した。そして、さらに14名分の平均値を求めて評価した。数値が小さいほど良好である。
<打球の飛距離>
上記打撃テストから、ゴルファー毎に、ゴルフクラブによる飛距離を計測し、その14名分の平均値を求めた。数値が大きいほど飛距離が向上しており、良好であることを示す。テストの結果などを表1に示す。
Figure 2012090881
Figure 2012090881
Figure 2012090881
テストの結果、実施例のゴルフクラブは、比較例及び従来例に比べて方向安定性および飛距離が有意に向上していることが確認できる。
1 ゴルフクラブ
2 シャフト
3 ゴルフクラブヘッド
3a フェース部
3d サイド部
CL シャフトの軸中心線
6 サイドトウ片

Claims (5)

  1. シャフトと、その先端側に固着されたゴルフクラブヘッドとを含むゴルフクラブであって、
    クラブ全長が45〜47インチ、
    前記ゴルフクラブヘッドの体積Vが440〜470cm3
    前記シャフトの軸中心線周りのゴルフクラブヘッドの慣性モーメントMが5500〜6500g ・ cm2 であるとともに、
    前記ゴルフクラブヘッドの体積V(cm3)と前記慣性モーメントM(g ・ cm2)との比M/Vが、11.0〜13.5であることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記ゴルフクラブヘッドは、ボールを打球するフェースを有するフェース部と、前記フェースのトウ側縁からバックフェースを通ってヒール側縁までのびるサイド部とを含み、
    前記サイド部は、比重ρ2の材料で形成された主部と、該主部に固着されてサイド部のトウ側部分を形成ししかも比重ρ1が前記比重ρ2の0.23倍以上かつ1.0倍よりも小の材料で形成されたサイドトウ片とを含む請求項1記載のゴルフクラブ。
  3. 前記サイドトウ片は、繊維強化樹脂からなる請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記ゴルフクラブヘッドは、ヘッド上面をなすクラウン部のトウ側に繊維強化樹脂からなるクラウントウ片を含み、かつ、
    前記クラウントウ片は、前記サイドトウ片に連なる請求項3記載のゴルフクラブ。
  5. 前記ゴルフクラブヘッドは、ウッド型である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブ。
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