JP2012090476A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時などの入力電圧急低下に対応しつつ、低コストで低損失かつ高効率な電源装置を実現する。
【解決手段】前置コンバータ40は、スイッチング電源としてのDC−DCコンバータ50の前段に接続される。前置コンバータ40は昇圧チョッパを含み、制御部70は前置コンバータ40への入力電圧が所定の基準値より低くなったとき、当該昇圧チョッパを稼働させて、当該入力電圧を昇圧する。バイパス回路80は、当該前置コンバータまたは当該昇圧チョッパをバイパスするバイパス経路と、そのバイパス経路に挿入されるバイパススイッチを含む。バイパススイッチは、本電源装置100の定常動作時にバイパス経路を導通させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング方式を用いた電源装置に関する。
従来より、携帯電話のACアダプタなどの電源装置としてスイッチング方式を用いた電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。スイッチング電源装置は、一般的に、入力電圧の停電時にも所定の期間(たとえば、数10ms程度)出力電圧を維持できるよう、定常動作時に入力される電圧の入力電圧範囲より広い入力電圧範囲に設計されている。すなわち、定常動作時の入力電圧範囲から外れた低い入力電圧でも、ある程度動作するよう設計されている。このように停電時から所定の期間、出力電圧を維持することにより、バックアップ電源の起動や停電時処理発動までの無電源状態を回避し、機器の安全性やデータ保護を図っている。
しかしながら、スイッチング電源装置の入力電圧範囲を広げようとすると、高スペックな回路部品(たとえば、トランス、インダクタ、トランジスタ)を用いる必要があるとともに、定常動作時のスイッチング素子のデューティ比を下げて駆動する必要があるため、電力変換効率が低下してしまう。
これに対し、本出願人は図1に示すようにPFC(Power Factor Correction)回路30とDC−DCコンバータ50との間に、昇圧チョッパと降圧チョッパを含む前置コンバータ40を設けた電源装置100を開発した。この電源装置100の詳細は後述するが、この電源装置100では最大デューティ比付近で動作していても、停電や入力電圧の瞬時停電に対応することができ、起動時や負荷短絡時等に生じる過電流も抑制することができる。また、スイッチング電源であるDC−DCコンバータ50にそれほど高価な部品を使う必要がない。さらに、スイッチング素子(S6〜S9)のデューティ比を下げる必要性が小さくなるため、低コストで高効率な電力変換が可能となる。
特開2003−158873号公報
図1に示す電源装置100では、定常状態において前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパおよび降圧チョッパは稼働しないが、PFC回路30からDC−DCコンバータ50に流れる電流は、第2インダクタL2および第3ダイオードD3を通過する。これにより、電力損失が発生する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、停電時などの入力電圧急低下に対応しつつ、低コストで高効率な電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電源装置は、スイッチング電源と、スイッチング電源の前段に接続され、昇圧チョッパを含む前置コンバータと、前置コンバータへの入力電圧が所定の基準値より低くなったとき、昇圧チョッパを稼働させて、当該入力電圧を昇圧する制御部と、前置コンバータまたは昇圧チョッパをバイパスするバイパス経路と、そのバイパス経路に挿入されるバイパススイッチを含むバイパス回路と、を備える。バイパススイッチは、本電源装置の定常動作時にバイパス経路を導通させる。バイパススイッチは、本電源装置の定常動作時以外の状況においてバイパス経路を遮断してもよい。バイパススイッチは、FETまたはリレーで構成されてもよい。
この態様によると、スイッチング電源の前段に接続される昇圧チョッパにより停電や瞬時停電に対応する電源装置において、電力損失を低減することができる。
交流電源から供給される交流電力を整流する整流部と、整流部により整流された電力の力率を改善し、前置コンバータに供給するPFC回路と、をさらに備えてもよい。PFC回路は、その入出力経路間にインダクタを含んでもよい。バイパス回路は、インダクタを一次巻線とする二次巻線をさらに含んでもよい。二次巻線に流れる電流に応じた電圧にしたがって、バイパススイッチがオンオフしてもよい。これにより、PFC回路に含まれるインダクタから、入力電圧の有無を検出できるとともに、バイパススイッチをオンオフするための電源を得ることができる。
交流電源の停電および瞬時停電を検出し、制御部に通知する停電検出回路をさらに備えてもよい。バイパス回路は、二次巻線に流れる電流を整流するダイオードと、ダイオードの出力電圧を平滑化する容量と、容量により平滑化された出力電圧を分圧し、その電圧をバイパススイッチの制御端子に供給する分圧抵抗と、分圧抵抗から制御端子に供給される電圧を低下させるための制御スイッチと、をさらに含んでもよい。制御部は、停電または瞬時停電を検出すると、昇圧チョッパを稼働させるとともに、制御スイッチをオンしてもよい。これにより、バイパススイッチのオフを早めることができる。
前置コンバータは、降圧チョッパをさらに含んでもよい。制御部は、本電源装置の起動時、降圧チョッパを稼働させるとともに、制御スイッチをオンし、定常状態に移行後、降圧チョッパの稼働を停止させるとともに、制御スイッチをオフしてもよい。
昇圧チョッパと降圧チョッパに用いられるインダクタは共用され、そのインダクタと、そのインダクタの後段に直列接続される昇圧チョッパ用のダイオードに流れる電流が、バイパス経路によりバイパスされてもよい。また、そのインダクタと、そのインダクタの前段に直列接続される降圧チョッパ用のスイッチと、そのインダクタの後段に直列接続される昇圧チョッパ用のダイオードに流れる電流が、バイパス経路によりバイパスされてもよい。
交流電源の停電および瞬時停電を検出し、制御部に通知する停電検出回路をさらに備えてもよい。制御部は、停電または瞬時停電を検出すると、昇圧チョッパを稼働させるとともに、バイパススイッチをオフしてもよい。
スイッチング電源は、トランスと、トランスの一次巻線に流れる電流を制御するスイッチング素子とを備えるDC−DCコンバータであってもよい。
スイッチング素子を駆動する駆動部であって、DC−DCコンバータから負荷に供給される出力電圧を監視して、当該出力電圧を安定させるようスイッチング素子のデューティ比を適応的に変化させる駆動部をさらに備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、停電時などの入力電圧急低下に対応しつつ、低コストで高効率な電源装置を実現することができる。
本発明の実施の形態と比較すべき電源装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電源装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る電源装置の構成を示す図である。 実施例1に係る電源装置の、入力電圧投入時の動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施例1に係る電源装置の、瞬断時の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る電源装置の構成を示す図である。 本発明の変形例に係る電源装置の構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態と比較すべき電源装置100の構成を示す図である。この電源装置100は、交流電源10(商用電源)から供給される交流電力を直流電力に変換して、負荷R3に供給するAC−DCコンバータである。
電源装置100は、整流回路20、PFC回路30、前置コンバータ40、DC−DCコンバータ50、駆動部60および制御部70を備える。整流回路20は、ダイオードブリッジ回路で構成され、交流電源10から供給される交流電力を整流する。PFC回路30は、整流回路20により整流された電力の力率を改善し、前置コンバータ40に供給する。
図1では、PFC回路30を昇圧型PFC回路で構成している。当該昇圧型PFC回路は、第1インダクタL1、第1スイッチS1、第1ダイオードD1および第1容量C1を含む。第1インダクタL1の入力側端子は、整流回路20の出力電位と接続され、第1インダクタL1の出力側端子は、第1ダイオードD1のアノード端子と接続される。第1スイッチS1の高電位側端子は、第1インダクタL1と第1ダイオードD1との間のノードと接続され、第1スイッチS1の低電位側端子は、低電位側基準電位(たとえば、グラウンド電位)と接続される。第1容量C1の高電位側端子は、第1ダイオードD1のカソード端子と接続され、第1容量C1の低電位側端子は、低電位側基準電位と接続される。
第1スイッチS1はMOSFETなどのトランジスタで構成することができる。このトランジスタの制御端子(ゲートまたはベース。以下の例では、FETを採用することを想定し、ゲートとする)には図示しない高周波スイッチング信号が入力され、当該トランジスタは、高周波でオンオフする。これにより、第1インダクタL1に流れる電流が高周波でオンオフされ、力率が改善されるとともに、PFC回路30の出力電圧が昇圧される。PFC回路30の出力電圧は、第1容量C1により平滑化されて、前置コンバータ40に出力される。
前置コンバータ40は、制御部70からの指示にしたがい、入力電圧を昇圧および降圧することができるコンバータである。前置コンバータ40は、第2スイッチS2、第2ダイオードD2、第2インダクタL2、第3スイッチS3、第3ダイオードD3および第2容量C2を含む。第2スイッチS2、第2ダイオードD2および第2インダクタL2は、降圧チョッパを構成しており、降圧作用を実現する。また、第2インダクタL2、第3スイッチS3および第3ダイオードD3は、昇圧チョッパを構成しており、昇圧作用を実現する。
第2スイッチS2の入力側端子は、PFC回路30の出力電位と接続され、第2スイッチS2の出力側端子は、第2インダクタL2の入力側端子と接続される。第2ダイオードD2のカソード端子は、第2スイッチS2と第2インダクタL2との間のノードと接続され、第2ダイオードD2のアノード端子は、低電位側基準電位と接続される。
第2インダクタL2の出力側端子は、第3ダイオードD3のアノード端子と接続される。第3スイッチS3の高電位側端子は、第2インダクタL2と第3ダイオードD3との間のノードと接続され、第3スイッチS3の低電位側端子は、低電位側基準電位と接続される。第2容量C2の高電位側端子は、第3ダイオードD3のカソード端子と接続され、第2容量C2の低電位側端子は、低電位側基準電位と接続される。
第2スイッチS2および第3スイッチS3もMOSFETなどのトランジスタで構成することができる。それぞれのトランジスタのゲートには、制御部70から制御信号が入力される。第2スイッチS2のデューティ比が低く制御されるほど、入力電圧の降圧率が大きくなる。一方、第3スイッチS3のデューティ比が大きく制御されるほど、入力電圧の昇圧率が大きくなる。
図1では、定常動作時、第2スイッチS2はオンおよび第3スイッチS3はオフに制御される。したがって、定常動作時には前置コンバータ40は、入力電圧を昇圧も降圧もせずに、入力電圧をほぼそのまま出力する。前置コンバータ40が入力電圧を昇圧または降圧するよう制御される場面については後述する。前置コンバータ40の出力電圧は、第2容量C2により平滑化されて、DC−DCコンバータ50に出力される。
DC−DCコンバータ50は、絶縁型であり、フルブリッジ方式を採用したコンバータである。DC−DCコンバータ50は、第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8、第9スイッチS9、第1トランスT1、第2トランスT2、第10スイッチS10、第11スイッチS11、第3インダクタL3および第4容量C4を含む。
第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8および第9スイッチS9は、フルブリッジ回路を構成する。第6スイッチS6および第7スイッチS7の高電位側端子は、前置コンバータ40の出力電位と接続される。第8スイッチS8および第9スイッチS9の低電位側端子は、低電位側基準電位と接続される。第6スイッチS6の低電位側端子と第8スイッチS8の高電位側端子とが接続され、そのノードは第1トランスT1の一次巻線の一方の端子と接続される。第7スイッチS7の低電位側端子と第9スイッチS9の高電位側端子とが接続され、そのノードは第1トランスT1の一次巻線の他方の端子と、第2トランスT2の一次巻線を介して、接続される。
第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8および第9スイッチS9は、MOSFETなどのトランジスタで構成することができる。それぞれのトランジスタのゲートには、駆動部60から駆動信号が入力される。第6スイッチS6および第9スイッチS9がオンで、第7スイッチS7および第8スイッチS8がオフに制御される状態で、第1トランスT1の一次巻線に順方向電流が流れ、第6スイッチS6および第9スイッチS9がオフで、第7スイッチS7および第9スイッチS9がオンに制御される状態で、第1トランスT1の一次巻線に逆方向電流が流れる。
第2トランスT2の二次巻線は、図示しない差動アンプなどを介して、制御部70と接続される。これにより、制御部70は第1トランスT1の一次巻線に流れる電流を監視することができる。
第1トランスT1の二次巻線の中点は、第3インダクタL3の入力側端子と接続され、当該二次巻線の両側端子のうち、一方の端子は第10スイッチS10の入力側端子と接続され、他方の端子は、第11スイッチS11と接続される。第10スイッチS10および第11スイッチS11の出力側端子は、低電位側基準電位と接続される。第3インダクタL3の出力側端子は、負荷R3の高電位側端子と接続される。第4容量C4は、第3インダクタL3と負荷R3との間のノードと、低電位側基準電位との間に接続される。
第10スイッチS10および第11スイッチS11は、MOSFETなどのトランジスタで構成することができる。第10スイッチS10を構成するトランジスタのゲートは、第11スイッチS11の入力側端子と接続され、第11スイッチS11を構成するトランジスタのゲートは、第10スイッチS10の入力側端子と接続される。したがって、第10スイッチS10および第11スイッチS11は、第1トランスT1の二次巻線に発生する電圧により駆動される、自己駆動型の同期整流素子として作用する。
第10スイッチS10および第11スイッチS11により整流された、第1トランスT1の二次巻線の出力電圧は、第3インダクタL3および第4容量C4により平滑化されて、負荷R3に供給される。
駆動部60は、DC−DCコンバータ50から負荷R3に供給される出力電圧を監視して、当該出力電圧を安定させるようスイッチング素子(すなわち、第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8および第9スイッチS9)のデューティ比を適応的に変化させて、当該スイッチング素子を駆動する。より具体的には、駆動部60は、負荷R3に供給される出力電圧が低下すると、上記デューティ比を高くして、第1トランスT1に流れる電流量を増加させるよう制御する。反対に、駆動部60は、負荷R3に供給される出力電圧が上昇すると、上記デューティ比を低くして、第1トランスT1に流れる電流量を減少させるよう制御する。
制御部70は、前置コンバータ40への入力電圧を監視し、当該入力電圧が所定の基準値より低くなったとき、当該入力電圧を昇圧させるよう前置コンバータ40を制御する。具体的には、第3スイッチS3に所定のデューティ比を持つPWM信号を供給してオンオフ制御することにより、当該入力電圧を昇圧させる。その際、当該デューティ比を漸次的に上げていってもよい。上記基準値は、電源装置100への入力電圧が急低下したことを検出するための値である。たとえば、交流電源10の正常動作時における、交流電源10の出力電圧範囲の下限またはその近傍に設定されてもよい。
また、電源装置100の起動時、制御部70は、当該前置コンバータ40への入力電圧を所定の期間、降圧させるよう前置コンバータ40を制御する。具体的には、第2スイッチS2に所定のデューティ比を持つPWM信号を供給してオンオフ制御することにより、当該入力電圧を降圧させる。その際、当該デューティ比を漸次的に上げていってもよい。これにより、前置コンバータ40によるソフトスタートを実現させる。
また、制御部70は、DC−DCコンバータ50に過電流が発生したことを検出すると、当該前置コンバータ40への入力電圧を降圧させるよう前置コンバータ40を制御する。具体的には、第2スイッチS2に所定のデューティ比を持つPWM信号を供給してオンオフ制御することにより、当該入力電圧を降圧させる。その際、当該デューティ比を漸次的に下げていってもよい。なお、定常動作時には、制御部70は当該前置コンバータ40への入力電圧を昇圧も降圧もしないよう前置コンバータ40を制御する。
以上の回路構成を前提に、DC−DCコンバータ50は、電源装置100への入力電圧が急低下した際に所定の時間、負荷R3への出力電圧を維持するために規定された入力電圧範囲(以下、第1入力電圧範囲という)より、狭い入力電圧範囲(以下、第2入力電圧範囲という)で動作するよう設計される。ここで、当該入力電圧が急低下する場面として、主に、交流電源10の停電または瞬時停電が挙げられる。
第2入力電圧範囲で動作するよう設計されるとは、定常動作時に入力され得る電圧範囲で動作するに必要最低限のスペックで設計されることであってもよい。すなわち、その電圧範囲を前提に、第1トランスT1、二次側の回路部品(図1では、第3インダクタL3、第10スイッチS10、第11スイッチS11および第4容量C4)のスペックが決定されてもよい。
図1では、前置コンバータ40を追加したことにより、DC−DCコンバータ50を、定常動作時に入力され得る電圧範囲より低い電圧でも動作するよう設計する必要がない。したがって、上記回路部品に、その低い電圧でも動作するようスペックに余裕を持たせる必要がない。よって、当該電圧範囲の最低電圧で動作する(すなわち、電流が流れる)ものであれば足り、その最低電圧より低い電圧では動作しない(すなわち、電流が流れない)ものを採用することができる。
また、第2入力電圧範囲で動作するよう設計されることは、DC−DCコンバータ50に含まれる第1トランスT1の一次巻線に流れる電流を制御するスイッチング素子(第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8および第9スイッチS9)のデューティ比が、第1入力電圧範囲で動作するためのデューティ比より高く設定されることを含む。たとえば、最大デューティ比(ブリッジ方式では、50%)またはその近傍のデューティ比で当該スイッチング素子が駆動されてもよい。
図1では、前置コンバータ40を追加したことにより、当該スイッチング素子に、入力電圧急低下時の電圧でも電流が流れる、余裕を持ったデューティ比で駆動する必要がなくなったため、定常動作時に、最大デューティ比またはその近傍のデューティ比で駆動することが可能である。
以上説明したように本比較例によれば、DC−DCコンバータ50の前段に前置コンバータ40を接続したことにより、停電時などの入力電圧急低下に対応しつつ、起動時や負荷短絡時に生じる過電流を抑制することのでき、かつ低コストで高効率な電源装置100を実現できる。
すなわち、前置コンバータ40を追加したことにより、DC−DCコンバータ50は入力電圧急低下を考慮する必要がなくなったため、第1トランスT1の一次巻線に流れる電流を制御するスイッチング素子を最大デューティ比近辺で動作させることができる。よって、第1トランスT1および第3インダクタL3を小型化することができる。また、二次側の半導体部品(第10スイッチS10および第11スイッチS11)に、低損失なものを採用することができる。よって、DC−DCコンバータ50を低コストで高効率に設計することができる。
また、前置コンバータ40が電源投入時の突入電流の抑制機能、および過電流保護機能を担うことにより、DC−DCコンバータ50がそれらを考慮する必要がなくなったため、その対策に必要な構成や制御が必要ない。よって、その観点からも、DC−DCコンバータ50を低コストで高効率に設計することができる。
この点、前置コンバータ40を設けずに、電力変換効率の低下を防ぐためにスイッチング素子(第6スイッチS6、第7スイッチS7、第8スイッチS8および第9スイッチS9)のデューティ比を高くし、このような高デューティ比の条件で第3インダクタL3を設計すると、電源投入時のスイッチング素子のソフトスタートにより第3インダクタL3に大きな励磁電流が流れてしまい、DC−DCコンバータ50に過電流が流れてしまうおそれがある。さらに、スイッチング素子のデューティ比を高くした場合、負荷R3が短絡した場合に生じる過電流を抑制するのが難しくなる。
また、前置コンバータ40は降圧チョッパおよび昇圧チョッパを構成しているが、第2インダクタL2および第2容量C2を共用化している。したがって、前置コンバータ40の回路規模を小さくすることができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る電源装置100の構成を示す図である。図2に示す電源装置100は図1に示す電源装置100を改良したものである。より具体的には、図2に示す電源装置100は、図1に示す電源装置100にバイパス回路80が追加された構成である。
バイパス回路80は、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパ(より具体的には、第2インダクタL2、第3ダイオードD3)をバイパスするバイパス経路と、そのバイパス経路を遮断するか否か切り換える第5スイッチS5を含む。第5スイッチS5は、本実施の形態に係る電源装置100の定常動作時においてオンし、上記バイパス経路を導通させる。すなわち、第2インダクタL2および第3ダイオードD3の両端を短絡する。以下、第5スイッチS5をオンオフ制御するための具体的な構成例について説明する。
図3は、本発明の実施例1に係る電源装置100の構成を示す図である。図3に示す電源装置100は、図2に示す電源装置100に停電検出回路90が追加された構成である。停電検出回路90は、交流電源10の停電および瞬時停電(以下、瞬断という)検出し、制御部70に通知する。
また、図3に示す電源装置100のバイパス回路80は、図2に示す電源装置100のバイパス回路80に、検出巻線n1、第4ダイオードD4、第3容量C3、第1抵抗R1、第2抵抗R2および第4スイッチS4が追加された構成である。実施例1では、第5スイッチS5がMOSEFTで構成する例を想定する。
上述したようにPFC回路30は、その入出力経路間に第1インダクタL1を含む。検出巻線n1は、この第1インダクタL1を一次巻線とする二次巻線として作用する。すなわち、PFC回路30に含まれる第1インダクタL1と、検出巻線n1とがトランスを構成し、検出巻線n1は第1インダクタL1に流れる電流を検出する。
実施例1に係るバイパス回路80は、基本的に、この検出巻線n1に流れる電流に応じた電圧にしたがって、第5スイッチS5がオンオフ制御される構成である。以下、より具体的に説明する。第4ダイオードD4は、検出巻線n1の高電位側端子に接続され、検出巻線n1に流れる電流を整流する。第3容量C3は、第4ダイオードD4の出力端子と検出巻線n1の低電位側端子との間に接続され、第4ダイオードD4の出力電圧を平滑化する。
第1抵抗R1および第2抵抗R2は分圧抵抗を構成し、第3容量C3の出力端子と検出巻線n1の低電位側端子との間に接続される。当該分圧抵抗は、第3容量C3により平滑化された電圧を分圧し、その電圧を第5スイッチS5の制御端子(実施例1ではMOSFETのゲート端子)に供給する。設計者は、第1抵抗R1および第2抵抗R2のそれぞれの抵抗値を調整することにより、第5スイッチS5の制御端子に供給する信号に適した電圧に調整することができる。
定常動作時では、第1インダクタL1に流れる電流から検出巻線n1によって検出された電流に応じた電圧が、第5スイッチS5の制御端子に印加され、第5スイッチS5がオンする。これにより、第2インダクタL2および第3ダイオードD3の両端が短絡状態となり、第2インダクタL2および第3ダイオードD3を通過せずに、DC−DCコンバータ50へ電力が供給される。
停電または瞬断時では、第1インダクタL1に流れる電流が検出巻線n1によって検出されなくなる。したがって、第5スイッチS5の制御端子に電圧が印加されなくなり、第5スイッチS5がオフする。これにより、入力電圧が完全になくなるまでの数十msの間、第2インダクタL2および第3ダイオードD3を電流が通過するようになる。よって、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパが稼働可能となり、制御部70は、停電検出回路90からの検出信号または前置コンバータ40の入力電圧にもとづき、当該昇圧チョッパを稼働させる。これにより、当該昇圧チョッパによって昇圧された電圧がDC−DCコンバータ50へ供給されることになり、数十msの間、DC−DCコンバータ50への出力電圧が維持される。
実施例1に係るバイパス回路80において、上記分圧抵抗の出力端子と第5スイッチS5の制御端子との間のノードと、検出巻線n1の低電位側端子との間に第4スイッチS4が接続される。第4スイッチS4がオンすると、当該分圧抵抗から当該制御端子に供給される電圧が低下する。制御部70は、交流電源10の停電または瞬断を検出すると、上記昇圧チョッパを稼働させるとともに、第4スイッチS4をオンして第5スイッチS5のオフを早める。
上述したように前置コンバータ40は降圧チョッパを含む。制御部70は、実施例1に係る電源装置100の起動時、当該降圧チョッパを稼働させるとともに、第4スイッチS4をオンし、定常状態に移行後、当該降圧チョッパの稼働を停止させるとともに、第4スイッチS4をオフする。
図4は、実施例1に係る電源装置100の、入力電圧投入時の動作を説明するためのタイミングチャートである。図4に示すA〜Gの各波形は、図3に示すノードA〜ノードGの電圧推移を示す。また、図4に示すS2〜S5の各波形は、図3に示す第2スイッチS2〜第5スイッチS5に印加されるゲート電圧の遷移を示す。なお、ここでは第2スイッチS2〜第5スイッチS5はMOSFETで構成されていることを前提とする。
電源投入前において、第2スイッチS2はオフ状態、第3スイッチS3はオフ状態および第4スイッチS4はオン状態に制御され、第5スイッチS5はオフ状態である。電源が投入されるとノードA〜ノードCの電圧が上昇し始める。制御部70は、その上昇の途中で第2スイッチS2のゲート端子にPWM信号を入力する。その際、制御部70は当該PWM信号のデューティ比を徐々に上げることにより、降圧率を徐々に小さくしていく。これにより、ノードE〜ノードGの電圧上昇を、漸次的な上昇に整形することができる。よって、DC−DCコンバータ50の第6スイッチS6〜第9スイッチS9に過電流が流れる事態を抑制できる。また、制御部70はノードFの電圧上昇が終わり次第、第4スイッチS4をオフする。これにより、第5スイッチS5のゲート端子に電圧が投入され、第5スイッチS5がオン状態に遷移することにより、ノードD−ノードF間が短絡する。
図5は、実施例1に係る電源装置100の、瞬断時の動作を説明するためのタイミングチャートである。定常動作時において、第2スイッチS2はオン状態、第3スイッチS3はオフ状態および第4スイッチS4はオフ状態に制御され、第5スイッチS5はオン状態である。瞬断が発生すると、ノードA〜ノードDの電圧と、第5スイッチS5のゲート電圧が急低下する。
停電検出回路90は瞬断を検出すると、その検出信号を制御部70に出力する。制御部70は、その検出信号により瞬断を認識すると、第4スイッチS4をオンする。これにより、第3容量C3に蓄えられた電荷が素早く放電し、第5スイッチS5のオフ状態への遷移を早めることができる。第5スイッチS5がオフ状態になると、電流が第2インダクタL2および第3ダイオードD3を通過するようになり、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパが稼働可能となる。
制御部70は第3スイッチS3のゲート端子にPWM信号を入力し、上記昇圧チョッパを稼働させる。その際、制御部70は当該PWM信号のデューティ比を徐々に上げることで、昇圧率を徐々に大きくすることにより、ノードFおよびノードGの電圧をできるだけ平坦にできる。上記昇圧チョッパを稼働させることにより、ノードA〜ノードDの電圧低下後もノードFの電圧が所定の期間、瞬断前の電圧に維持される。昇圧すべきエネルギーがなくなると、ノードFの電圧も低下する。ノードGの電圧も、ノードFの電圧と同様にノードA〜ノードDの電圧が低下した後も所定の期間、瞬断前の電圧に維持される。
なお、DC−DCコンバータ50に過電流が発生した場合、制御部70は第2スイッチS2のゲート端子にPWM信号を入力することにより、ノードFの電圧を低下させ、DC−DCコンバータ50に発生した過電流を消滅させることができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパをバイパスするためのバイパス回路80を設けたことにより、停電時などの入力電圧急低下に対応できる電源装置において、低コストで損失が少ない電力変換を実現することができる。すなわち、定常動作時においてノードD−ノードF間を短絡させることができるため、第2インダクタL2および第3ダイオードD3を電流が通過することによる無駄な電力損失をなくすことができる。定常動作時以外の状況では図1に示す電源装置100の効果と同様の効果を奏する。したがって、全体として図1に示す電源装置100の効果を享受しつつ、図1に示す電源装置100より電力損失を低減することができる。
実施例1に係る構成を採用した場合、定常動作時はPFC回路30に含まれる第1インダクタL1に流れる電流を検出巻線n1で検出し、この電流に応じた電圧によって第5スイッチS5をオンオフ制御する。第5スイッチS5がオン状態では、DC−DCコンバータ50に入力される電流は第2インダクタL2および第3ダイオードD3を通過せずに上記バイパス経路を通過する。
第5スイッチS5を一般的なMOSFETで構成した場合、第2インダクタL2の直流抵抗成分による電圧降下と第3ダイオードD3の順方向電圧降下の合計より、第5スイッチS5のオン抵抗による電圧降下のほうが小さくなる。したがって、上記バイパス経路を介してDC−DCコンバータ50に電流を供給したほうが、第2インダクタL2および第3ダイオードD3を介して供給するより、電力損失を低減することができる。オン抵抗が小さいスイッチを第5スイッチS5に採用するほど、この低減効果は大きくなる。
また、入力電圧瞬断時には第1インダクタL1に電流が流れなくなるため、検出巻線n1は第1インダクタL1から電源を得ることができなくなる。したがって、第5スイッチS5がオフ状態になり、バイパス回路80は無効化され、図2に示す電源装置100は図1に示す電源装置100と等価となる。したがって、全体として図1に示す電源装置100の効果を享受しつつ、図1に示す電源装置100より電力損失を低減することができる。
図6は、本発明の実施例2に係る電源装置100の構成を示す図である。図6に示す電源装置100は、図3に示す電源装置100と比較し、バイパス回路80の構成が異なる。実施例2に係る電源装置100のバイパス回路80は、第5スイッチS5を含み、第1ダイオードD1、第3容量C3、第1抵抗R1、第2抵抗R2および第4スイッチS4を含まない。第5スイッチS5のオンオフは、制御部70により直接制御される。
制御部70は、定常動作時において第5スイッチS5をオン状態に制御し、停電検出回路90により停電または瞬時停電が検出されると、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパを稼働させるとともに、第5スイッチS5をオフする。
実施例2に係る電源装置100も実施例1に係る電源装置と同様の効果を奏する。以下、実施例1に係る回路構成と、実施例2に係る回路構成を比較する。第5スイッチS5には、FET以外にリレーを用いることも考えられるが、実施例1に係る回路構成は実施例2に係る回路構成と比較してFETを採用することが容易である。FETはリレーと比較し、寿命が長く、低消費電力であり、応答速度が速く、アークが発生せず、および電力損失が少ないというメリットがある。ただし、駆動電源が必要である。
実施例1に係る回路構成では、PFC回路30に含まれる第1インダクタL1から電磁誘導により電源供給を受けることができるため、バイパス回路80用の特別な補助電源を設ける必要がない。
一方、実施例2に係る回路構成では、検出巻線n1、第4ダイオードD4、第1抵抗R1、第2抵抗R2および第4スイッチS4を設ける必要がないため、バイパス回路80の構成を簡素化することができる。また、PFC回路30を持たない電源装置にも対応することができる。ただし、第5スイッチS5にFETを採用する場合、バイパス回路80用の図示しない特別な補助電源を設ける必要がある。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図7は、本発明の変形例に係る電源装置100の構成を示す図である。図7に示す変形例に係る電源装置100は、図3に示す実施例1に係る電源装置100の以下の点を変更したものである。すなわち、当該変形例に係る電源装置100では、バイパス回路80は、前置コンバータ40に含まれる昇圧チョッパおよび降圧チョッパ(より具体的には、第5スイッチS5、第2インダクタL2、第3ダイオードD3)をバイパスするバイパス経路と、そのバイパス経路を遮断するか否か切り換える第5スイッチS5を含む。当該変形例に係る電源装置100は、実施例1に係る電源装置100と比較し、第5スイッチS5のオン抵抗分の損失も削減することができる。同様の議論は、図6に示す実施例2係る電源装置100にも当てはまる。
上述した実施の形態では、DC−DCコンバータ50として、フルブリッジ方式を採用した例を説明した。この点、ハーフブリッジ方式、プッシュプル方式を採用してもよい。また、フォワード方式やフライバック方式を採用してもよい。
また、図6に示すAC−DCコンバータにて、PFC回路30が取り除かれた構成であってもよい。また、交流電源10の代わりに直流電源が用いられるDC−DCコンバータであってもよい。この場合、整流回路20は必要ない。
100 電源装置、 10 交流電源、 20 整流回路、 30 PFC回路、 L1 第1インダクタ、 D1 第1ダイオード、 S1 第1スイッチ、 C1 第1容量、 40 前置コンバータ、 S2 第2スイッチ、 D2 第2ダイオード、 L2 第2インダクタ、 S3 第3スイッチ、 D3 第3ダイオード、 C2 第2容量、 50 DC−DCコンバータ、 S6 第6スイッチ、 S7 第7スイッチ、 S8 第8スイッチ、 S9 第9スイッチ、 T1 第1トランス、 T2 第2トランス、 S10 第10スイッチ、 S11 第11スイッチ、 L3 第3インダクタ、 C4 第4容量、 60 駆動部、 70 制御部、 R3 負荷、 80 バイパス回路、 n1 検出巻線、 D4 第4ダイオード、 C3 第3容量、 R1 第1抵抗、 R2 第2抵抗、 S4 第4スイッチ、 S5 第5スイッチ、 90 停電検出回路。

Claims (10)

  1. スイッチング電源と、
    前記スイッチング電源の前段に接続され、昇圧チョッパを含む前置コンバータと、
    前記前置コンバータへの入力電圧が所定の基準値より低くなったとき、前記昇圧チョッパを稼働させて、当該入力電圧を昇圧する制御部と、
    前記前置コンバータまたは前記昇圧チョッパをバイパスするバイパス経路と、そのバイパス経路に挿入されるバイパススイッチを含むバイパス回路と、を備え、
    前記バイパススイッチは、本電源装置の定常動作時に前記バイパス経路を導通させることを特徴とする電源装置。
  2. 交流電源から供給される交流電力を整流する整流部と、
    前記整流部により整流された電力の力率を改善し、前記前置コンバータに供給するPFC(Power Factor Correction)回路と、をさらに備え、
    前記PFC回路は、その入出力経路間にインダクタを含み、
    前記バイパス回路は、前記インダクタを一次巻線とする二次巻線をさらに含み、
    前記二次巻線に流れる電流に応じた電圧にしたがって、前記バイパススイッチがオン/オフすることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記交流電源の停電および瞬時停電を検出し、前記制御部に通知する停電検出回路をさらに備え、
    前記バイパス回路は、
    前記二次巻線に流れる電流を整流するダイオードと、
    前記ダイオードの出力電圧を平滑化する容量と、
    前記容量により平滑化された出力電圧を分圧し、その電圧を前記バイパススイッチの制御端子に供給する分圧抵抗と、
    前記分圧抵抗から前記制御端子に供給される電圧を低下させるための制御スイッチと、をさらに含み、
    前記制御部は、前記停電または瞬時停電を検出すると、前記昇圧チョッパを稼働させるとともに、前記制御スイッチをオンすることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記前置コンバータは、降圧チョッパをさらに含み、
    前記制御部は、本電源装置の起動時、前記降圧チョッパを稼働させるとともに、前記制御スイッチをオンし、定常状態に移行後、前記降圧チョッパの稼働を停止させるとともに、前記制御スイッチをオフすることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記昇圧チョッパと前記降圧チョッパに用いられるインダクタは共用され、そのインダクタと、そのインダクタの後段に直列接続される前記昇圧チョッパ用のダイオードに流れる電流が、前記バイパス経路によりバイパスされることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記昇圧チョッパと前記降圧チョッパに用いられるインダクタは共用され、そのインダクタと、そのインダクタの前段に直列接続される前記降圧チョッパ用のスイッチと、そのインダクタの後段に直列接続される前記昇圧チョッパ用のダイオードに流れる電流が、前記バイパス経路によりバイパスされることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  7. 交流電源の停電および瞬時停電を検出し、前記制御部に通知する停電検出回路をさらに備え、
    前記制御部は、前記停電または瞬時停電を検出すると、前記昇圧チョッパを稼働させるとともに、前記バイパススイッチをオフすることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  8. 前記バイパススイッチは、FETまたはリレーで構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電源装置。
  9. 前記スイッチング電源は、トランスと、前記トランスの一次巻線に流れる電流を制御するスイッチング素子とを備えるDC−DCコンバータであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電源装置。
  10. 前記スイッチング素子を駆動する駆動部であって、前記DC−DCコンバータから負荷に供給される出力電圧を監視して、当該出力電圧を安定させるよう前記スイッチング素子のデューティ比を適応的に変化させる駆動部をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
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