JP2012089420A - 電池用イオン伝導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】局所的な変形を抑制することにより性能を向上させた電池用イオン伝導体を提供する。
【解決手段】電池用イオン伝導体は、無機固体電解質と、電池用イオン伝導体の面内方向及び一定方向のいずれか一方に配列している針状のフィラーと、を備えることを特徴とする。以上のように構成された本発明に係る電池用イオン伝導体は、局所的な変形を抑制することができる。このため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、リチウム電池等の電池用イオン伝導体の技術分野に関する。
この種の電池用イオン伝導体として、リチウムイオン伝導性硫化物セラミックスを用いることを特徴するリチウム電池が特許文献1に開示されている。
特開2001−250580号公報
しかしながら、この種の電池用イオン伝導体は脆く局所的な変形に耐えられないため、電池用イオン伝導体を固体電解質層や電極層等に用いると、固体電解質層や電極層等に割れや欠落が発生する。このため、リチウム電池の性能が低下するという問題点がある。
この問題点は、例えば、リチウム電池の製造時において、固体電解質層や電極層が塗布された電極シートをコンベヤで移動させる工程で、コンベヤのローラー部で電極シートを巻き取る際、すなわち電極シートが屈曲する際に、電極シートの固体電解質層や電極層に割れや欠落が発生し、リチウム電池の性能が低下することにより、顕著となる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、局所的な変形を抑制することにより性能を向上させた電池用イオン伝導体を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る電池用イオン伝導体は、無機固体電解質と、針状のフィラーと、を備える電池用イオン伝導体であって、上記電池用イオン伝導体の面内方向に上記針状のフィラーが配列していることを特徴とする。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、局所的な変形を抑制することができる。このため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の一様体では、上記面内方向は、一定方向であることを特徴とする。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、局所的な変形を抑制することができる。このため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の他の様体では、上記一定方向は、上記電池用イオン伝導体の製造時における屈曲方向に沿う方向であることを特徴とする。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、製造時の局所的な変形を抑制することができる。このため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の他の様体では、上記針状のフィラーが、絶縁性である。そして電池用イオン伝導体は固体電解質層に用いられる。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、固体電解質層の局所的な変形を抑制することができる。また、正極層と負極層の短絡を抑制することができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の他の様体では、上記針状のフィラーが、導電性である。そして電池用イオン伝導体は電極層に用いられる。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、電極層の局所的な変形を抑制することができる。また、電極層の抵抗低減効果を得ることができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の他の様体では、固体電池が上記固体電解質層を備える。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、固体電池の局所的な変形を抑制することができる。また、固体電池の正極層と負極層の短絡を抑制することができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体の他の様体では、固体電池が上記電極層を備える。
以上のように構成された電池用イオン伝導体は、固体電池の局所的な変形を抑制することができる。また、固体電池の電極層の抵抗低減効果を得ることができる。
本発明においては、局所的な変形を抑制することにより性能を向上させた電池用イオン伝導体を提供することができる。
第1実施形態を概念的に表す斜視図である。 第1実施形態を概念的に表す断面図である。 第2実施形態を概念的に表す斜視図である。 第2実施形態を概念的に表す断面図である。 第3実施形態を概念的に表す断面図である。 第3実施形態に係る固体電池の製造方法を概念的に表すフローチャートである。 ダイコータによるペースト塗工を概念的に表す斜視図である。 ダイコータによるペースト塗工を概念的に表す断面図である。
以下、本発明の電池用イオン伝導体について、詳細に説明する。
以下、本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電池用イオン伝導体30を概念的に現す斜視図である。図1において、電池用イオン伝導体30は、無機固体電解質10と、針状のフィラー20と、を備える。針状のフィラー20は電池用イオン伝導体30の面内方向に配列している。図2は、図1の電池用イオン伝導体30を積層方向に沿って切った断面図である。
電池用イオン伝導体30は、イオン伝導性を有する電池用の部材を意味する。電池用イオン伝導体30は、無機固体電解質10と、面内方向に配列している針状のフィラー20と、を備える。電池用イオン伝導体30は、例えば、電極層、及び固体電解質層等に用いることができる。また電池用イオン伝導体30は、典型的には、無機固体電解質10と針状のフィラー20とが混合された状態である。
無機固体電解質10は、無機物質を含む固体状の電解質を意味する。無機固体電解質10の材料としては、例えば、硫化物系固体電解質、及び酸化物系固体電解質等を挙げることができる。硫化物系固体電解質としては、硫黄成分を含有し、イオン伝導性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、LiS−P、70LiS−30P、80LiS−20P、LiS−SiS、及びLiGe0.250.75等を挙げることができる。酸化物系固体電解質としては、例えば、LiPON、Li1+XAlTi2−X(PO、Li1+XAlGe2−X(PO、LiLaZr12、及びLiLaNb12等を挙げることができる。無機固体電解質10は1種類を単独で用いる、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
無機固体電解質10の材料としては、上記の中で硫化物固体電解質が好ましい。硫化物固体電解質は粘土状であるため、針状のフィラー20により局所的な変形を抑制することができる。
無機固体電解質10の平均粒径は小さいほど電解質として好ましい。例えば、無機固体電解質10の平均粒径は20μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。
針状のフィラー20は、細長い形状の無機固体電解質10を補強する充填部材を意味する。針状とは、細長い形状を意味する。フィラーとは、電池用イオン伝導体30に用いる充填部材のことを意味する。針状のフィラー20の材料は、無機固体電解質の局所的な変形を抑制することができるものであれば特に限定させるものではない。例えば、樹脂、ガラス、セラミックス、金属、及びカーボン等を挙げることができる。針状のフィラー20の配置をする位置は、特に限定されるものではない。電池用イオン伝導体30の全体に配置してもよいし、部分的に配置してもよい。
針状のフィラー20の平均径は、ばらつきが多くてもよいし、ばらつきが少なくてもよい。ばらつきが少ない場合の針状のフィラー20の平均径は1μm〜20μmであることが好ましく、5μm〜10μmであることがより好ましい。
針状のフィラー20の平均の長さは、ばらつきが多くてもよいし、ばらつきが少なくてもよい。ばらつきが少ない場合の針状のフィラー20の平均の長さは10μm〜10mmであることが好ましく、500μm〜5mmであることがより好ましい。
上記の針状のフィラー20の平均径又は平均の長さにより、電池用イオン伝導体30の局所的な変形を抑制することができる。更に上記の針状のフィラー20の平均径及び平均の長さにより、シート状の補強部材等に比べてイオン伝導経路を多くとることがでる。そのため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
針状のフィラー20と無機固体電解質10の体積比は、1:100〜1:10であることが好ましく、1:50〜1:20であることがより好ましい。上記の体積比により電池用イオン伝導体30の局所的な変形を抑制することができる。更に上記の体積比により、シート状の補強部材等に比べてイオン伝導経路を多くとることができる。そのため電池用イオン伝導体30の性能を向上させることができる。
面内方向とは、電池用イオン伝導体30の積層方向に交わる一平面に平行な方向を意味する。針状のフィラー20が面内方向に配列しているとは、針状のフィラー20の長さ方向と面内方向とが概ね平行になるように針状のフィラー20を並べることを意味する。なお、針状のフィラー20と面内方向とは完全に平行である必要はなく、針状のフィラー20と面内方向とが±30度以内程度、好ましくは±15度以内程度の角度を有していてもよい。
針状のフィラー20は電池用イオン伝導体30の面内方向に配列しているため、ランダムに配列した場合、言い換えると面内方向の垂直方向と充填部材の長さ方向とが平行になるように配列した場合等に比べ、電池用イオン伝導体30を均一に薄くすることができる。また針状のフィラー20は面内方向に配列しているため、少ない量で面内方向に加わる変形、典型的には面内方向の垂直方向に加わる局所的な変形を抑制することができる。針状のフィラー20の量を少なくすることができるので、シート状の補強部材等に比べて、イオン伝導経路を多くとることがでる。そのため電池用イオン伝導体30の性能を向上させることができる。
電池用イオン伝導体30の一態様では、針状のフィラー20は、絶縁性であることが好ましい。例えば、絶縁性の針状のフィラー20を備えた電池用イオン伝導体30を固体電解質層に用いる場合、正極層と負極層とが短絡することを防ぐことができる。絶縁性で針状のフィラー20の材料としては、樹脂、ガラス、セラミックスが好ましい。上記の中でも、ガラス繊維がより好ましい。ガラス繊維は機械的強度及び柔軟性があり、更に化学的に安定だからである。
電池用イオン伝導体30の他の態様では、針状のフィラー20は、導電性であることが好ましい。例えば、導電性の針状のフィラー20を備えた電池用イオン伝導体30を電極層に用いる場合、電極層の抵抗低減効果を得ることができる。導電性で針状のフィラー20の材料としては、金属、及びカーボンが好ましい。上記の中でも、カーボンがより好ましい。カーボンは機械的強度及び柔軟性があり、更に導電性が高いからである。
以上のように構成された本発明に係る電池用イオン伝導体30は、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質10と針状のフィラー20とが結合する。そして、針状のフィラー25は無機固体電解質10にかかる曲げ応力や引っ張り応力等の応力を分散させることができる。したがって、電池用イオン伝導体30の局所的な変形を抑制することができる。更に、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質10と針状のフィラー20とが結合するので、電池用イオン伝導体30から無機固体電解質10が欠落することを抑制することができる。このため電池用イオン伝導体30の性能を向上させることができる。
また針状のフィラー20を含む電池用イオン伝導体30と、金属シート等の補強部材を用いた電池用イオン伝導体とを比較した場合、針状のフィラー20を含む電池用イオン伝導体30は連続的に製造できる。そのためリチウム電池の生産性を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態について、詳細に説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る電池用イオン伝導体35を概念的に現す斜視図である。図3において、電池用イオン伝導体35は、無機固体電解質15と、針状のフィラー25と、を備える。針状のフィラー25は電池用イオン伝導体35の一定方向45に配列している。図4は、図3の一定方向45に沿って切った断面図である。
電池用イオン伝導体35は、イオン伝導性を有する電池用の部材を意味する。電池用イオン伝導体35は、無機固体電解質15と、一定方向45に配列している針状のフィラー25と、を備える。電池用イオン伝導体35は、例えば、電極層、及び固体電解質層等に用いることができる。また電池用イオン伝導体35は、典型的には、無機固体電解質15と針状のフィラー25とが混合された状態である。
無機固体電解質15の材料は、第1実施形態の無機固体電解質10と同様のものを用いることができる。無機固体電解質15の平均粒径は小さいほど電解質として好ましい。例えば、無機固体電解質15の平均粒径は20μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。
針状のフィラー25の材料は、第1実施形態の針状のフィラー20と同様のものを用いることができる。針状のフィラー25の配置をする位置は、特に限定されるものではない。電池用イオン伝導体35の全体に配置してもよいし、部分的に配置してもよい。
針状のフィラー25の平均径は、ばらつきが多くてもよいし、ばらつきが少なくてもよい。ばらつきが少ない場合の針状のフィラー25の平均径は1μm〜20μmであることが好ましく、5μm〜10μmであることがより好ましい。
針状のフィラー25の平均の長さは、ばらつきが多くてもよいし、ばらつきが少なくてもよい。ばらつきが少ない場合の針状のフィラー25の平均の長さは10μm〜10mmであることが好ましく、500μm〜5mmであることがより好ましい。
上記の針状のフィラー25の平均径又は平均の長さにより、電池用イオン伝導体35の局所的な変形を抑制することができる。更に上記の針状のフィラー25の平均径及び平均の長さにより、シート状の補強部材等に比べてイオン伝導経路を多くとることがでる。そのため電池用イオン伝導体の性能を向上させることができる。
針状のフィラー25と無機固体電解質15の体積比は、1:100〜1:10であることが好ましく、1:50〜1:20であることがより好ましい。上記の体積比により電池用イオン伝導体35の局所的な変形を抑制することができる。更に上記の体積比により、シート状の補強部材等に比べてイオン伝導経路を多くとることができる。そのため電池用イオン伝導体35の性能を向上させることができる。
一定方向45とは、面内方向において1つに定まった方向を意味する。針状のフィラー25が一定方向45に配列しているとは、針状のフィラー25の長さ方向と一定方向45とが概ね平行になるように針状のフィラー25を並べることを意味する。なお、針状のフィラー25と一定方向45とは完全に平行である必要はなく、針状のフィラー25と一定方向45とが±30度以内程度、好ましくは±15度以内程度の角度を有していてもよい。
針状のフィラー25は一定方向45に配列しているため、ランダムに配列した場合、言い換えると一定方向45の垂直方向と充填部材の長さ方向とが平行になるように配列した場合等に比べ、電池用イオン伝導体35を均一に薄くすることができる。また針状のフィラー25は一定方向45に配列しているため、少ない量で一定方向45に加わる変形、典型的には一定方向45の垂直方向に加わる局所的な変形を抑制することができる。針状のフィラー25の量を少なくすることができるので、シート状の補強部材等に比べて、イオン伝導経路を多くとることがでる。そのため電池用イオン伝導体35の性能を向上させることができる。
本発明に係る電池用イオン伝導体35の一態様では、一定方向45は、電池用イオン伝導体35の屈曲方向に沿う方向であることを特徴とする。電池用イオン伝導体35の屈曲にに伴う局所的な変形を抑制することができるからである。例えば、リチウム電池の製造時において、固体電解質層や電極層が積層された電極シートをコンベヤで移動させる工程で、コンベヤのローラー部で電極シートを巻き取る際、すなわち電極シートが屈曲する際に、電池用イオン伝導体35を用いることで、電極シートの固体電解質層や電極層の割れや欠落を防ぐことができ、リチウム電池の性能を向上させることができる。
電池用イオン伝導体35の他の態様では、針状のフィラー25は、絶縁性であることが好ましい。例えば、絶縁性の針状のフィラー25を備えた電池用イオン伝導体35を固体電解質層に用いる場合、正極層と負極層とが短絡することを防ぐことができる。絶縁性の針状のフィラー25の材料としては、樹脂、ガラス、セラミックスが好ましい。上記の中でも、ガラス繊維がより好ましい。ガラス繊維は機械的強度及び柔軟性があり、更に化学的に安定だからである。
電池用イオン伝導体35の他の態様では、針状のフィラー25は、導電性であることが好ましい。例えば、導電性の針状のフィラー25を備えた電池用イオン伝導体35を電極層に用いる場合、電極層の抵抗低減効果を得ることができる。導電性の針状のフィラー25の材料としては、金属、及びカーボンが好ましい。上記の中でも、カーボンがより好ましい。カーボンは機械的強度及び柔軟性があり、更に導電性が高いからである。
以上のように構成された本発明に係る電池用イオン伝導体35は、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質15と針状のフィラー25とが結合する。そして、針状のフィラー25は無機固体電解質15にかかる曲げ応力や引っ張り応力等の応力を分散させることができる。したがって、電池用イオン伝導体35の局所的な変形を抑制することができる。更に、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質15と針状のフィラー25とが結合するので、電池用イオン伝導体35から無機固体電解質15が欠落することを抑制することができる。このため電池用イオン伝導体35の性能を向上させることができる。
また針状のフィラー25を含む電池用イオン伝導体35と、金属シート等の補強部材を用いた電池用イオン伝導体とを比較した場合、針状のフィラー25を含む電池用イオン伝導体35は連続的に製造できる。そのためリチウム電池の生産性を向上させることができる。
以下、本発明の第3実施形態について、詳細に説明する。
第3実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態と同様の電池用イオン伝導体を用いることができる。以下においては、第2実施形態と同様の電池用イオン伝導体を用いる場合について主に説明する。
図5は、本発明の第3実施形態に係る電池用イオン伝導体300を用いた固体電池1000であり、図2と同趣旨の断面図である。図6は第3実施形態に係る固体電池1000の製造方法を概念的に表したフローチャートである。図7はダイコータ50による電池用イオン伝導体のペースト塗工を概念的に表す斜視図である。図8はダイコータ50による電池用イオン伝導体300のペースト塗工を概念的に表す断面図である。
図5において、固体電池1000は、電池用イオン伝導体300を含んだ正極層600、無機固体電解質層500、及び負極層700、並びに正極集電体800、及び負極集電体900を備えた、本発明に係る電池用イオン伝導体を用いた固体電池の一例である。電池用イオン伝導体300は、無機固体電解質100と、一定方向450に配列している針状のフィラー200と、を備える。正極電極体850は、正極集電体800及び正極層600を有する。負極電極体950は、負極集電体900及び負極層700を有する。なお、固体電池1000は、正極層600、無機固体電解質層500、及び負極層700の少なくとも一層に第2実施形態に記載した電池用イオン伝導体と同様のものが含まれていればよい。
電池用イオン伝導体300は、無機固体電解質100及び針状のフィラー200を含み、第2実施形態と同様のものを用いることができる。
図5に示すように、固体電池1000は、正極集電体800、正極層600、無機固体電解質層500、負極層700、及び負極集電体900の順番で積層されている。固体電池1000は、一組の正極層600、無機固体電解質層500、及び負極層700を含んで構成されてもよく、複数組の正極層600、無機固体電解質層500、及び負極層700を含んで構成されてもよい。固体電池1000は、集電体の一方の面に正極層600を形成し、他方の面に負極層700を形成した電極、いわゆるバイポーラ電極の構成を採ってもよい。バイポーラ電極の構成を採ることによって、高容量化及び高出力化が可能になる。
正極集電体800及び負極集電体900の材料は、導電性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、SUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタン、銅、及びカーボン等を挙げることができる。正極集電体の材料は、SUS、及びアルミであることが好ましく、アルミであることがより好ましい。負極集電体の材料は、SUS、及び銅であることが好ましく、銅であることがより好ましい。
無機固体電解質層500に用いられる材料は、既存の各種固体電池に用いられる材料と同様のものを用いることができる。無機固体電解質としては、第1実施形態に記載した無機固体電解質と同様のものを用いることができるので、ここでの記載は省略する。無機固体電解質層500は必要に応じて、結着材料等を有する。結着材料は、例えば、スチレンブタジエン系ゴム、フッ素系ゴム、及びエチレンプロピレンジエン等の合成ゴム、並びにポリフッ化ビニリデン等の高分子材料等を挙げることができる。結着材料は、1種類を単独で用いる、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
正極層600に用いられる材料は、既存の各種固体電池に用いられる材料と同様のものを用いることができる。正極活物質としては、例えば、硫化物系活物質、及び酸化物系活物質等を挙げることができる。硫化物系活物質は、例えば、TiS、MoS、FeS、FeS、CuS、及びNiS等を挙げることができる。酸化物系活物質は、例えば、Bi、BiPb、CuO、V13、LiCoO、LiCrO、LiNiO、LiMn、LiNiMn、LiNiMnCoO、LiMgMn、LiNiGe、LiNiVO、LiCoVO、LiFePO、及びLiCoPO等を挙げることができる。正極活物質は、1種類を単独で用いる、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
正極層600は必要に応じて、導電化材料、イオン伝導性向上材料、及び結着材料等を有する。導電化材料は、例えば、カーボンファイバー、ケッチェンブラック、及びアセチレンブラック等を挙げることができる。イオン伝導材料は、例えば、第1実施形態に記載した無機固体電解質と同様のものを用いることができる。結着材料は、例えば、上述した無機固体電解質層500に用いられる結着材料と同様のものを用いることができる。導電化材料、イオン伝導性向上材料、及び結着材料等は、それぞれ1種類を単独で用いる、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
負極層700に用いられる材料は、既存の各種固体電池に用いられる材料と同様のものを用いることができる。負極活物質としては、例えば、炭素系材料、Li金属、Li合金、酸化物材料、窒化物材料等を挙げることができる。炭素系材料は、例えば、黒鉛、カーボンナノチューブ、メソカーボンマイクロビーズ、高配向性グラファイト、ハードカーボン、及びソフトカーボン等を挙げることができる。Li合金は、例えば、Mg、Ca、Al、Si、Ge、Sn、Pb、As、Sb、Bi、Ag、Au、Zn、Cd、及びHg等とLiとの合金を挙げることができる。酸化物材料としては、例えば、Nb、TiO、LiTi12、WO、及びFe等を挙げることができる。窒化物材料としては、例えば、Li3−XCoN、Li3−XNiN、Li3−XCuN等を挙げることができる。負極活物質は、1種類を単独で用いる、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
負極層700は必要に応じて、導電化材料、イオン伝導性向上材料、及び結着材料等を有する。導電化材料、イオン伝導性向上材料、及び結着材料等としては、上述した正極層600に用いられる材料と同様のものを用いることができる。
以下に第3実施形態に係る電池用イオン伝導体300を用いた固体電池1000の製造方法の一例を示す。図6は第2実施形態に係る固体電池1000の製造方法を概念的に表したフローチャートである。図6を参照して固体電池1000の製造方法を説明する。
まず、無機固体電解質層材料混合工程では、無機固体電解質層500の材料を混合する(ステップS1)。無機固体電解質層500の材料は、例えば、電池用イオン伝導体300の材料、すなわち無機固体電解質100と針状のフィラー200、及び結着材料等である。無機固体電解質層500の材料を塗布溶媒に分散させて混合する。塗布溶媒は無機固体電解質層500の材料に悪影響を及ぼすものでなければ、既存の各種固体電池に用いられる溶媒と同様のものを用いることができる。例えば、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネート等を挙げることができる。混合された無機固体電解質層500の材料はペースト状である。
他方、正極層材料混合工程では、正極層600の材料を混合する(ステップS2)。正極層600の材料は、例えば、電池用イオン伝導体300の材料、すなわち無機固体電解質100と針状のフィラー200、正極活物質、導電化材料、及び結着材料等である。正極層600の材料を塗布溶媒でに分散させて混合する。塗布溶媒は上述した無機固体電解質層500に用いられる塗布溶媒と同様のものを用いることができる。混合された正極層600の材料は、ペースト状である。
他方、負極層材料混合工程では、負極層700の材料を混合する(ステップS3)。負極層700の材料は、例えば、電池用イオン伝導体300の材料、すなわち無機固体電解質100と針状のフィラー200、負極活物質、導電化材料、及び結着材料等である。正極層600の材料を塗布溶媒でに分散させて混合する。塗布溶媒は上述した無機固体電解質層500に用いられる塗布溶媒と同様のものを用いることができる。混合された負極層700の材料は、ペースト状である。
次に、第1塗布・プレス工程では、ステップS2で混合した正極層600のペースト状の正極材料90を正極集電体800に塗布し、塗布溶媒を揮発させた後にプレスを行う(ステップS4)。塗布はダイコータにより行う。図7はダイコータ50による電池用イオン伝導体300のペースト塗工を概念的に表す斜視図である。図8はダイコータ50による電池用イオン伝導体300のペースト塗工を概念的に表す断面図である。ダイコータ50はローラー55、ダイ60、ポンプ65を備える。
針状のフィラー200を一定方向450に配列させる場合の方法は、例えば、ダイ60のノズルのスリット幅と高さを、針状のフィラー200の長さより短くし、かつ針状のフィラー200の径より長くすること、及びペースト状の正極材料90の流れの抵抗を受けてフィラー200が一定方向450に向くように塗工速度を設定すること等を挙げることができる。
針状のフィラー200を面内方向に配列させる場合の方法は、例えば、ダイ60のノズルのスリット高さを、針状のフィラー200の長さより短くすること、及びペースト状の正極材料90の流れの抵抗を受けてフィラー200が面内方向に向くように塗工速度を設定すること等を挙げることができる。
無機固体電解質100、及び針状のフィラー200を含む電池用イオン伝導体300を備えるペースト状の正極材料90は、ポンプ65によりペースト状の正極材料90の進行方向80に沿ってダイ60に供給される。ダイ60に供給されたペースト状の材料90は、ローラーの回転方向75に回転するローラー55により塗布方向70に移動する正極集電体800に塗布される。ペースト状の正極材料90を正極集電体800に塗布した後に塗布溶媒を揮発させプレスをする。塗布溶媒の揮発は、既存の各種固体電池に用いられる方法と同様のものを用いることができる。例えば、熱風乾燥等を挙げることができる。プレスは、既存の各種固体電池に用いられるプレス方法と同様のものを用いることができる。例えば、ロールプレス、及び平面プレス等を挙げることができる。第1塗布・プレス工程により正極電極体850を得ることができる。
また、第2塗布・プレス工程では、ステップS3で混合した負極層700の材料を負極集電体900に塗布塗布し、塗布溶媒を揮発させた後にプレスをする(ステップS5)。ステップS5は上述したスッテップS4と同様の流れで進められる。第2塗布・プレス工程により負極電極体950を得ることができる。
そして、第3塗布・プレス工程では、ステップS1で混合した無機固体電解質層の材料を正極電極体850に塗布し、塗布溶媒を揮発させた後にプレスをする(ステップS6)。なお無機固体電解質層500の材料は負極電極体950に塗布してもよい。ステップS6は上述したステップS4と同様の流れで進められる。
最後に、積層工程では、無機固体電解質層500が形成された正極電極体850と、負極電極体950とを積層しプレスする(ステップS7)。プレスはステップS4と同様のプレス方法を用いることができる。
以上の工程により製造された固体電池1000は、針状のフィラー200が一定方向450に配列しているため、ランダムに配列した場合、言い換えると一定方向450の垂直方向と充填部材の長さ方向とが平行になるように配列した場合等に比べ、固体電池1000を均一に薄くすることができる。また針状のフィラー200は一定方向450に配列しているため、少ない量で一定方向450に加わる変形、典型的には一定方向450の垂直方向に加わる局所的な変形を抑制することができる。針状のフィラー20の量を少なくすることができるので、シート状の補強部材等に比べて、イオン伝導経路を多くとることがでる。そのため固体電池1000の性能を向上させることができる。
また、固体電池1000は、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質100と針状のフィラー200とが結合する。そして、針状のフィラー200は無機固体電解質100にかかる曲げ応力や引っ張り応力等の応力を分散させることができる。したがって、無機固体電解質層500、正極層600、及び負極層700等の局所的な変形に対する強度を向上させることができる。更に、アンカー効果や摩擦力等により、無機固体電解質100と針状のフィラー200とが結合するので、無機固体電解質層500、正極層600、及び負極層700等から無機固体電解質100が欠落することを抑制することができる。このため固体電池1000の性能を向上させることができる。
針状のフィラー200を含む固体電池1000と、金属シート等の補強部材を用いた固体電池とを比較した場合、針状のフィラー200を含む固体電池1000は連続的に製造できる。そのためリチウム電池の生産性を向上させることができる。
本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更もまた本発明の技術思想に含まれる。
10、15、100…無機固体電解質
20、25、200…針状のフィラー
30、35、300…電池用イオン伝導体
45、450…一定方向
50…ダイコータ
55…ローラー
60…ダイ
65…ポンプ
70…塗布方向
75…ローラーの回転方向
80…ペースト状の正極材料の進行方向
90…ペースト状の正極材料
500…無機固体電解質層
600…正極層
700…負極層
800…正極集電体
850…正極電極体
900…負極集電体
950…負極電極体
1000…固体電池

Claims (7)

  1. 無機固体電解質と、針状のフィラーと、を備える電池用イオン伝導体であって、
    前記電池用イオン伝導体の面内方向に前記針状のフィラーが配列していることを特徴とする、電池用イオン伝導体。
  2. 前記面内方向は、一定方向であることを特徴とする、請求項1に記載の電池用イオン伝導体。
  3. 前記一定方向は、前記電池用イオン伝導体の製造時における屈曲方向に沿う方向であることを特徴とする、請求項2に記載の電池用イオン伝導体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池用イオン伝導体であって、
    前記針状のフィラーが、絶縁性である電池用イオン伝導体を備える固体電解質層。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池用イオン伝導体であって、
    前記針状のフィラーが、導電性である電池用イオン伝導体を備える電極層。
  6. 請求項4に記載の固体電解質層を備える固体電池。
  7. 請求項5に記載の電極層を備える固体電池。
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