JP2012087427A - 紡績糸および布帛および繊維製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能な布帛を得ることができる紡績糸、および該紡績糸を用いてなる、布帛および繊維製品を提供する。
【解決手段】ポリエステル成分とポリアミド成分とがサイドバイサイド型に接合された複合短繊維と、該複合短繊維以外の繊維とを10:90〜90:10の範囲内で用いた紡績糸。また、必要に応じて該紡績糸を用いて布帛を得た後、染色加工などの熱処理を施すことにより、前記複合短繊維の潜在捲縮を発現させ、必要に応じて繊維製品を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることにより発汗によるムレやベトツキを低減可能な布帛を得ることができる紡績糸、および該紡績糸を用いてなる、布帛および繊維製品に関する。
従来、合成繊維や天然繊維などからなる布帛を、スポーツウエアーやインナーウエアーなどとして用いると、肌からの発汗によりムレやベトツキが発生するという問題があった。
そして、かかる発汗によって生じるムレやベトツキを解消する方法として、例えば、特許文献1や特許文献2では、ポリエステル成分とポリアミド成分とをサイドバイサイド型に貼り合わせた複合長繊維を用いた通気性自己調節布帛が提案されている。
しかしながら、かかる布帛において、湿潤時の通気性が乾燥時に比べて可逆的に向上するものの、湿潤時に布帛の寸法が大きく変化するという問題があった。
特開2006−97147号公報 特開2006−97176号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能な布帛を得ることができる紡績糸、および該紡績糸を用いてなる、布帛および繊維製品を提供することにある。
本発明者は上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、ポリエステル成分とポリアミド成分とがサイドバイサイド型に接合された複合短繊維と、該複合短繊維以外の繊維とを混紡した紡績糸で布帛を構成すると、湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能となることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「ポリエステル成分とポリアミド成分とがサイドバイサイド型に接合された複合短繊維と、該複合短繊維以外の繊維とを10:90〜90:10の範囲内で含むことを特徴とする紡績糸。」が提供される。
その際、前記ポリエステル成分が、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が2.0〜4.5モル%共重合された変性ポリエステルからなることが好ましい。また、前記複合短繊維において、単繊維繊度が0.8〜5dtexの範囲内であることが好ましい。また、前記複合短繊維において、繊維長が30〜160mmの範囲内であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の紡績糸を含む布帛が提供される。その際、下記式で定義する通気度変化率が10%以上であることが好ましい。
通気度変化率(%)=((湿潤時の通気度)−(乾燥時の通気度))/(乾燥時の通気度)×100
ただし乾燥時とは、試料を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後の状態であり、湿潤時とは、温度20℃の水を試料に乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた状態であり、通気度は、JIS L 1096−1998 6.27.1 A(フラジール型通気性試験機法)により測定するものとする。
また、下記式で定義する寸法変化率がタテ方向、ヨコ方向ともに−5〜5%の範囲内であることが好ましい。
タテ寸法変化率(%)=((湿潤時のタテ寸法)−(乾燥時のタテ寸法))/(乾燥時のタテ寸法)×100
ヨコ寸法変化率(%)=((湿潤時のヨコ寸法)−(乾燥時のヨコ寸法))/(乾燥時のヨコ寸法)×100
ただし、布帛を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後、布帛と同じ方向にタテ200mm、ヨコ150mmのサイズで試料を採取することにより乾燥時の寸法とし、次いで、該試料に、温度20℃の水を乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた後、湿潤時の寸法を測定するものとする。
また、本発明によれば、前記の紡績糸、または前記の布帛を用いてなる、スポーツウエアー、アウターウエアー、インナーウエアー、紳士衣料、婦人衣料、医療用衣料、介護用衣料、浴衣、作業衣、裏地、履物、鞄、帽子、手袋、靴下、寝具、支持帯、カーシート、サポーター、スキンケア用具、化粧用具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能な布帛を得ることができる紡績糸、および該紡績糸を用いてなる、布帛および繊維製品が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の紡績糸において、複合短繊維はポリエステル成分とポリアミド成分からなり、両成分はサイドバイサイド型に接合されている。
ここで、ポリエステル成分としては、他方のポリアミド成分との接合性の点で、スルホン酸のアルカリまたはアルカリ土類金属、ホスホニウム塩を有し、かつエステル形成能を有する官能基を1個以上もつ化合物が共重合された、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンタレフタレート等の変性ポリエステルが好ましく例示される。なかでも、汎用性およびポリマーコストの点で、前記化合物が共重合された、変性ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。その際、共重合成分としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸およびそのエステル誘導体、5−ホスホニウムイソフタル酸およびそのエステル誘導体、p−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどがあげられる。なかでも、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が好ましい。共重合量としては、2.0〜4.5モル%の範囲が好ましい。該共重合量が2.0モル%よりも小さいと、優れた捲縮性能が得られるものの、ポリアミド成分とポリエステル成分との接合界面にて剥離が生じるおそれがある。逆に、該共重合量が4.5モル%よりも大きいと、延伸熱処理の際、ポリエステル成分の結晶化が進みにくくなるため、延伸熱処理温度を上げる必要があり、その結果、糸切れが多発するおそれがある。
一方のポリアミド成分としては、主鎖中にアミド結合を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ナイロン−4、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−46、ナイロン−12などがあげられる。なかでも、汎用性、ポリマーコスト、製糸安定性の点で、ナイロン−6およびナイロン−66が好適である。
前記ポリエステル成分および/またはポリアミド成分には、各種の添加剤、例えば、顔料、艶消し剤、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、帯電防止剤、耐光剤、紫外線吸収剤等が含まれていてもよい。
前記のサイドバイサイド型に接合された複合短繊維は、任意の断面形状および複合形態をとることができる。通常は特開2006−112009号公報の図1の(イ)、(ロ)のような横断面を有する複合繊維が用いられるが、特開2006−112009号公報の(ハ)のような偏心芯鞘型であってもよい。さらには、三角形や四角形、その断面内に中空部を有するものであってもよい。なかでも、前記(イ)のような丸型が好ましい。両成分の複合比は任意に選定することができるが、通常、ポリエステル成分とポリアミド成分の重量比で(ポリエステル成分:ポリアミド成分)30:70〜70:30(より好ましくは40:60〜60:40)の範囲内であることが好ましい。
前記複合短繊維において、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させる点および布帛の風合いを損なわせない上で、単繊維繊度が0.8〜5dtexの範囲内であることが好ましい。
このように異種ポリマーがサイドバイサイド型に接合された複合繊維は、通常、潜在捲縮性能を有しており、後記のように、染色加工などの熱処理を受けると潜在捲縮性能が発現する。捲縮構造としては、ポリアミド成分が捲縮の内側に位置し、ポリエステル成分が捲縮の外側に位置していることが好ましい。かかる捲縮構造を有する複合繊維は、下記の製造方法により容易に得ることができる。複合繊維がこのような捲縮構造を有していると、湿潤時に、内側のポリアミド成分が膨潤、伸張し、外側のポリエステル成分はほとんど長さ変化を起こさないため、捲縮率が低下する(複合繊維の見かけの長さが長くなる。)。一方、乾燥時には、内側のポリアミド成分が収縮し、外側のポリエステル成分はほとんど長さ変化を起こさないため、捲縮率が増大する(複合繊維の見かけの長さが短くなる。)。
まず、固有粘度が0.30〜0.43(オルソクロロフェノールを溶媒として35℃で測定)の、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が2.0〜4.5モル%共重合された変性ポリエステルと、固有粘度が1.0〜1.4(m−クレゾールを溶媒として30℃で測定)のポリアミドとを用いてサイドバイサイド型に溶融複合紡糸する。その際、ポリエステル成分の固有粘度が0.43以下であることが好ましい。ポリエステル成分の固有粘度が0.43よりも大きいと、ポリエステル成分の粘度が増大するため、複合繊維の物性がポリエステル単独糸に近くなり、本発明が目的とする紡績糸が得られないおそれがある。逆に、ポリエステル成分の固有粘度が0.30よりも小さいと、溶融粘度が小さくなりすぎて製糸性が低下するとともに毛羽発生が多くなり、品質および生産性が低下するおそれがある。
溶融紡糸の際に用いる紡糸口金としては、特開2000−144518号公報の図1の
ような、高粘度側と低粘度側の吐出孔を分離し、かつ高粘度側吐出線速度を小さくした(
吐出断面積を大きくした)紡糸口金が好適である。そして、高粘度側吐出孔に溶融ポリエ
ステルを通過させ、低粘度側吐出孔に溶融ポリアミドを通過させ冷却固化させることが好
ましい。その際、ポリエステル成分とポリアミド成分との重量比は、前述のとおり、30
:70〜70:30(より好ましくは40:60〜60:40)の範囲内であることが好
ましい。
また、溶融複合紡糸した後、一旦巻き取った後に延伸する別延方式を採用してもよいし
、一旦巻き取らずに延伸熱処理を行う直延方式を採用してもよい。その際、紡糸・延伸条
件としては、通常の条件でよい。例えば、直延方式の場合、1000〜3500m/分程
度で紡糸した後、連続して100〜150℃の温度で延伸し巻き取る。延伸倍率は最終時
に得られる複合繊維の切断伸度が10〜60%(好ましくは20〜45%)、切断強度が
3.0〜4.7cN/dtex程度となるよう、適宜選定すればよい。
得られた複合繊維は、必要に応じて所望の短繊維に加工する。すなわち、前記複合繊維を連続的に束にするか、あるいは一度ボビンなどに巻き取ったものを解舒して、集束させてトウを形成する。なお、ボビンなどに巻き取った長繊維を解舒する場合は、繊維に付着した長繊維用油剤を洗浄したのちに、紡績用油剤を付与することが好ましい。
その際、かかる紡績用油剤は、複合繊維に制電性を付与すると共に、繊維間摩擦を下げて開繊性を向上させる油剤を選択することが好ましい。このような油剤を選択することにより、紡績工程における、梳綿機での静電気の発生を抑制し、通過性を向上させることができる。なお、紡績用油剤の付着量(OPU)は0.1%〜0.5%が好ましく、さらには0.2%〜0.4%が好ましい。
油剤を付与したトウは、低温で熱セットさせることが好ましい。温度は70℃〜130℃が好ましい。さらに80℃〜120℃がより好ましい。その際、潜在捲縮の発現を抑制し紡績工程中における工程通過性を向上させるために、緊張セットを行うことが好ましく、延伸倍率を1.0〜1.2倍としたうえで、セットすることが好ましい。
次いで、機械捲縮加工により、複合繊維に捲縮を付与することが好ましい。その際、トウの加熱温度を前記の緊張セット温度以下とすることが望ましく、温度は80℃以下が好ましく、70℃以下がより好ましい。
また、紡績工程での工程通過性を良好にするためには、捲縮数、捲縮率、および残留捲縮率を適正な範囲内に設定することが重要であり、該捲縮繊維の捲縮数は、5〜20個/25mmの範囲にあることが好ましく、7〜15個/25mmがより好ましい。また、捲縮率は、10〜25%が好ましく、12〜23%がより好ましい。残留捲縮率は5〜20%が好ましく、7〜18%がより好ましい。
機械捲縮を付与されたトウは、用途や紡績方法、混合素材など必要に応じて30mm〜160mmの繊維長に切断する。あるいはトウ牽切機により切断して短繊維としてもよい。
一方、該複合短繊維以外の繊維としては、ポリエチレンタレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、アクリル、パラ型もしくはメタ型アラミドなどからなる合成繊維、およびそれらの変性合成繊維、さらには、綿、羊毛、麻、絹などの天然繊維、レーヨン、キュプラなどの再生繊維、半合成繊維など自由に選択できる。
本発明の紡績糸において、前記複合短繊維と、該複合短繊維以外の繊維とが(複合短繊維:複合短繊維以外の繊維)10:90〜90:10(好ましくは25:75〜75:25)の範囲内で含まれることが肝要である。前記複合繊維の含有量が該範囲よりも小さいと、湿潤時に通気性が性能よく向上しないおそれがあり好ましくない。 逆に、前記複合短繊維の含有量が該範囲より大きいと、湿潤時における紡績糸の寸法変化が大きくなるおそれがあり好ましくない。
本発明の紡績糸を製造する方法としては、特に限定されることはなく、公知の紡績方法によって紡績すればよい。特に風合いなどの面から、リング式精紡機や空気精紡機などが好ましく使用できる。
ここで、複合短繊維と他の繊維とをあらかじめ混綿工程にて混綿したのち、梳綿工程を通過させることが好ましく、良好な紡績性が得られ、紡績糸中のネップを減少させ、均斉度を向上させることができ好ましい。また、織編地のピリングを抑制する場合には、旋回気流加撚式空気精紡機などを用いると、紡績糸表面の毛羽が抑えられて、ピリングの発生を抑制することができ好ましい。
また、かかる紡績糸において、紡績糸に含まれる複合短繊維が潜在捲縮を発現していることが好ましい。かかる潜在捲縮を発現させる方法としては、後記のように該紡績糸を用いて必要に応じて布帛とした後、染色加工などの熱処理を施すことによりらせん状の捲縮を発現させるとよい。
次に、本発明の布帛は前記の紡績糸を含む布帛である。その際、前記紡績糸の機能を発現させる上で、前記紡績糸の布帛全重量に対する割合として10重量%以上であることが好ましく、25重量%〜70重量%であることがさらに好ましい。該紡績糸の含有率が10重量%以上であれば、優れた通気性を有しながら、混合する他素材の、特長、風合いを活かした布帛を得ることができる。
なお、布帛が前記紡績糸と他の繊維とで構成される場合、かかる他の繊維としては特に限定されず、ポリエチレンタレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、アクリル、パラ型もしくはメタ型アラミド、およびそれらの変性合成繊維、さらには、綿、羊毛、麻、絹などの天然繊維、レーヨン、キュプラなどの再生繊維、半合成繊維など衣料に適した繊維であれば自由に選択できる。
本発明の布帛に、前記の紡績糸と他の繊維が含まれる場合、両者は各々単独糸条で織編物を構成してもよいし、空気混繊糸、合撚糸、複合仮撚捲縮加工糸、引揃え糸などの複合糸として布帛を構成してもよい。 その他には精紡交撚糸、コンパクトヤーン、コアスパンヤーン、各種意匠糸としてもよい。各種フィラメント糸との複合糸としても好都合に使用できる。
本発明の布帛の構造としては、その織編組織、層数は特に限定されるものではない。例えば、平織、綾織、サテンなどの織組織や、天竺、スムース、フライス、鹿の子、そえ糸編、デンビー、ハーフなどの編組織が好適に例示されるが、これらに限定されるものではない。層数も単層でもよいし、2層以上の多層であってもよい。
本発明の布帛は、例えば、下記の製造方法により製造することができる。まず、前記紡績糸を単独で用いるか、必要に応じて他の繊維も同時に用いて布帛を織編成した後、染色加工などの熱処理により、前記紡績糸に含まれる複合短繊維の捲縮を発現させる。ここで、布帛の織編組織は特に限定されず、前述のものを適宜選定することができる。
染色加工の温度としては100〜140℃(より好ましくは110〜135℃)、時間としてはトップ温度のキープ時間が5〜40分の範囲内であることが好ましい。かかる条件で、布帛に染色加工を施すことにより、前記複合短繊維は、ポリエステル成分とポリアミド成分との熱収縮差により捲縮を発現する。その際、ポリエステル成分とポリアミド成分として、前述のポリマーを選定することにより、ポリアミド成分が捲縮の内側に位置する捲縮構造となる。
染色加工が施された布帛には、通常、乾熱ファイナルセットが施される。その際、乾熱ファイナルセットの温度としては120〜200℃(より好ましくは140〜180℃)、時間としては1〜3分の範囲内であることが好ましい。かかる、乾熱ファイナルセットの温度が120℃よりも低いと、染色加工時に発生したシワが残り易く、また、仕上がり製品の寸法安定性が悪くなるおそれがある。逆に、該乾熱ファイナルセットの温度が200℃よりも高いと、染色加工の際に発現した複合短繊維の捲縮が低下したり、繊維が硬化し生地の風合いが硬くなるおそれがある。
また、かかる布帛に吸水加工を施すことが好ましい。布帛に吸水加工を施すことにより、少量の汗でも通気性が向上しやすくなる。かかる吸水加工としては特に限定されず、ポリエチレングリコールジアクリレートやその誘導体、または、ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体などの吸水加工剤を布帛に、布帛の重量に対して0.25〜0.50重量%付着させることが好ましく例示される。吸水加工の方法としては、例えば染色加工時に染液に吸水加工剤を混合する浴中加工法や、乾熱ファイナルセット前に、布帛を吸水加工液中にデイッピングしマングルで絞る方法、グラビヤコーテング法、スクリーンプリント法といった塗布による加工方法等が例示される。
なお、本発明の布帛には、前記の加工以外に、常法の起毛加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤、撥水剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
かくして得られた布帛において、布帛に含まれる紡績糸を構成する複合短繊維の捲縮率が、湿潤時に性能良く小さくなるため、みかけ糸長が長くなる。一方、該紡績糸を構成する、複合短繊維以外の繊維は糸長が長くならない。その結果、紡績糸は糸長をあまり変えることなく、紡績糸中に空隙が増えるため、布帛の通気性が向上する。一方、乾燥時には複合短繊維の捲縮率が大きくなるため、複合繊維のみかけ糸長が短くなり、その結果、紡績糸中の空隙が小さくなり布帛の通気性が低下する。このような作用効果により、湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能となる。
その際、下記式で定義する通気度変化率が10%以上(より好ましくは10〜200%)であることが好ましい。
通気度変化率(%)=((湿潤時の通気度)−(乾燥時の通気度))/(乾燥時の通気度)×100
ただし乾燥時とは、試料を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後の状態であり、湿潤時とは、温度20℃の水を試料に乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた状態であり、通気度は、JIS L 1096−1998 6.27.1 A(フラジール型通気性試験機法)により測定するものとする。
また、下記式で定義する寸法変化率がタテ方向、ヨコ方向ともに−5〜5%の範囲内であることが好ましい。
タテ寸法変化率(%)=((湿潤時のタテ寸法)−(乾燥時のタテ寸法))/(乾燥時のタテ寸法)×100
ヨコ寸法変化率(%)=((湿潤時のヨコ寸法)−(乾燥時のヨコ寸法))/(乾燥時のヨコ寸法)×100
ただし、布帛を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後、布帛と同じ方向にタテ200mm、ヨコ150mmのサイズで試料を採取することにより乾燥時の寸法とし、次いで、該試料に、温度20℃の水を乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた後、湿潤時の寸法を測定するものとする。
なお、本発明の布帛において、着心地や通気性確保の面から、布帛の目付けは300g/m以下(より好ましくは100〜250g/m)であることが好ましい。
次に、本発明の繊維製品は、前記の紡績糸または前記の布帛を用いてなる、スポーツウエアー、アウターウエアー、インナーウエアー、紳士衣料、婦人衣料、医療用衣料、介護用衣料、浴衣、作業衣、裏地、履物、鞄、帽子、手袋、靴下、寝具、支持帯、カーシート、サポーター、スキンケア用具、化粧用具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品である。
かかる繊維製品は前記の紡績糸または前記の布帛を用いているので、湿潤時に寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能となる。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
<ポリエステルの固有粘度>
オルソクロロフェノールを溶媒として使用し、温度35℃で測定した。
<ポリアミドの固有粘度>
m−クレゾールを溶媒として使用し、温度30℃で測定した。
<破断強度、破断伸度>
繊維試料を、雰囲気温度25℃、湿度60%RH環境下に一昼夜放置した後、サンプル長さ100mmで引張試験機にセットし、200mm/minの速度で伸長し、破断時の強度(cN/dtex)、伸度(%)を求めた。
<複合短繊維の捲縮数、捲縮率および残留捲縮率>
JIS L 1015 に従って測定した。
<通気度変化率>
乾燥時の通気度と湿潤時の通気度を測定し(n数=5)、その平均値を求めたのち、下記の計算式により通気度変化率をもとめた。
通気度変化率(%)=((湿潤時の通気度)−(乾燥時の通気度))/(乾燥時の通気度)×100
ただし乾燥時とは、試料を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後の状態であり、湿潤時とは、温度20℃の水を試料に乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた状態であり、通気度は、JIS L 1096−1998 6.27.1 A(フラジール型通気性試験機法)により測定した。
<寸法変化率>
タテ方向の寸法変化率とヨコ方向の寸法変化率を、下記式によりもとめた。
タテ寸法変化率(%)=((湿潤時のタテ寸法)−(乾燥時のタテ寸法))/(乾燥時のタテ寸法)×100
ヨコ寸法変化率(%)=((湿潤時のヨコ寸法)−(乾燥時のヨコ寸法))/(乾燥時のヨコ寸法)×100
ただし、布帛を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後、布帛と同じ方向にタテ200mm、ヨコ150mmのサイズで試料を採取することにより乾燥時の寸法とし、次いで、該試料に、温度20℃の水を乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた後、湿潤時の寸法を測定するものとする。
[実施例1]
固有粘度[η]が1.3のナイロン6と、固有粘度[η]が0.39で2.6モル%の5−ナトリウムスルフォイソフタル酸を共重合させた変性ポリエチレンテレフタレートとをそれぞれ270℃、290℃にて溶融し、特開2000−144518号公報の図1と同様の複合紡糸口金を用い、それぞれ12.7g/分の吐出量にて押し出し、図1(イ)の単糸横断面形状を有するサイドバイサイド型複合繊維を形成させ、冷却固化、油剤を付与した後、糸条を速度1000m/分、温度60℃の予熱ローラーにて予熱し、ついで、該予熱ローラーと、速度3050m/分、温度150℃に加熱された加熱ローラー間で延伸熱処理を行い、巻取り、84dtex/24filの複合繊維を得た。該複合繊維において、破断強度3.4cN/dtex、破断伸度40%であった。
次いで、前記の84dtex/24filの複合繊維(沸水処理されておらず、捲縮は発現していない。)を集束してトウを作製し、長繊維表面の油剤を除去したのち、紡績油剤を0.3%付着させ、70℃でスチームセットを行った。その後、押し込み式機械捲縮加工を行い、再度120℃で熱セットを行い、繊維長を38mmにカットして捲縮複合短繊維を得た。該捲縮複合短繊維の捲縮数は13.4個/25mm、捲縮率は13.9%、残留捲縮率は12.8%であった。
次いで、この得られた捲縮複合短繊維と、公知のレーヨン繊維の混用率を(捲縮複合短繊維:レーヨン繊維)30重量%:70重量%の比率で混合し、公知の紡績工程である、梳綿工程、精梳綿工程、練条工程、粗紡工程、精紡工程、捲糸工程にて紡績し、英式綿番手40番手の紡績糸を得た。
この紡績糸だけを用いて38インチ×24Gの両面丸編機に仕掛けて両面編地を得た。そして、該編地を、温度130℃、キープ時間15分で染色加工し、複合短繊維の潜在捲縮性能を顕在化させた。その際、吸水加工剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)を染液に対して2ml/lの割合にて、染色加工時に同浴処理を行うことにより、編物に吸水加工剤を付与した。次いで、該編地に、温度160℃、時間1分で乾熱ファイナルセットを施した。
得られた編地において、目付けが184g/m、通気度変化率が71%と通気性が大きく向上した。また、寸法変化率はタテ方向で−1.3%、ヨコ方向で1.4%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、吸汗時にあまり寸法変化することなく通気性が向上した。また、ナチュラルな外観、非常に柔らかい風合いを有しており、吸汗性、冷感性に優れ、非常に着用快適性に優れていた。
[実施例2]
実施例1において、レーヨン繊維にかえて公知の綿繊維を用いること以外は実施例1と同様にした。
得られた編地において、目付けが205g/m、通気度変化率が80%と通気性が大きく向上した。また、寸法変化率はタテ方向で−0.4%、ヨコ方向で−0.7%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、吸汗時にあまり寸法変化することなく通気性が向上した。また、ナチュラルな外観、柔らかい風合いを有しており、吸汗性、吸湿性に優れ、非常に着用快適性に優れていた。
[実施例3]
実施例1において、レーヨン繊維にかえて公知のアクリル短繊維を用いること以外は実施例1と同様にした。
得られた編地において、目付けが191g/m、通気度変化率が53%と通気性が向上した。また、寸法変化率はタテ方向−0.7%、ヨコ方向−0.7%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、吸汗時にあまり寸法変化することなく通気性が向上した。また、軽量で、柔らかい風合いを有しており、吸汗性、保温性が良く、非常に着用快適性に優れていた。
[比較例1]
実施例1において、公知のレーヨン繊維だけで紡績糸を構成する(レーヨン繊維混用率100重量%)こと以外は、実施例1と同様にした。
得られた編地において、目付けが190g/m、通気度変化率が−12%と通気性が悪化した。また、寸法変化率はタテ方向−2.9%、ヨコ方向−6.7%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、柔らかい風合いを有しており、吸汗性は良いが、発汗時に通気性、乾燥性が悪く、ムレやべとつきがあった。
[比較例2]
実施例2において、公知の綿繊維だけで紡績糸を構成する(綿繊維混用率100重量%)こと以外は、実施例2と同様にした。
得られた編地において、目付けが195g/m、通気度変化率が6%と通気性がほとんど向上しなかった。また、寸法変化率はタテ方向−0.7%、ヨコ方向−0.7%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、柔らかい風合いを有していたが、発汗時に通気性、乾燥性が悪く、ムレやべとつきがあった。
[比較例3]
実施例3において、公知のアクリル短繊維だけで紡績糸を構成する(アクリル短繊維混用率100重量%)こと以外は、実施例3と同様にした。
得られた編地において、目付けが175g/m2、通気度変化率が6%と通気性がほとんど向上しなかった。また、寸法変化率はタテ方向−1.3%、ヨコ方向−2.2%であった。
かかる編地を用いて肌着(シャツ)を縫製し、着用したところ、軽量で柔らかい風合いを有しているが、吸汗性、通気性が悪く、発汗時にムレやべとつき感があった。
[比較例4]
実施例1において、紡績にかえて、84dtex/24filの複合繊維(長繊維)だけを使用して、38インチ×28Gの両面丸編機に仕掛けて両面編地を得ること以外は実施例1と同様にした。
得られた編地において、目付けが189g/m、通気度変化率が301%と通気性が大きく向上した。また、寸法変化率はタテ方向で12.0%、ヨコ方向で−8.9%と、大きく寸法が変化した。
かかる編地を用いてシャツを縫製し、着用したところ、通気性、乾燥性は良いが、編地の寸法変化が大きかった。また、生地に膨らみがなく、風合い、肌触りは満足のいくものではなかった。
本発明によれば、湿潤時に布帛の寸法を大きく変化させることなく、湿潤時における布帛の通気性を乾燥時よりも可逆的に向上させることが可能な布帛を得ることができる紡績糸、および該紡績糸を用いてなる、布帛および繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。

Claims (8)

  1. ポリエステル成分とポリアミド成分とがサイドバイサイド型に接合された複合短繊維と、該複合短繊維以外の繊維とを10:90〜90:10の範囲内で含むことを特徴とする紡績糸。
  2. 前記ポリエステル成分が、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が2.0〜4.5モル%共重合された変性ポリエステルからなる、請求項1に記載の紡績糸。
  3. 請求項1または請求項2に記載の紡績糸を含む布帛。
  4. 下記式で定義する通気度変化率が10%以上である、請求項3に記載の布帛。
    通気度変化率(%)=((湿潤時の通気度)−(乾燥時の通気度))/(乾燥時の通気度)×100
    ただし乾燥時とは、試料を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後の状態であり、湿潤時とは、温度20℃の水を試料に乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた状態であり、通気度は、JIS L 1096−1998 6.27.1 A(フラジール型通気性試験機法)により測定するものとする。
  5. 下記式で定義する寸法変化率がタテ方向、ヨコ方向ともに−5〜5%の範囲内である、請求項3または請求項4に記載の布帛。
    タテ寸法変化率(%)=((湿潤時のタテ寸法)−(乾燥時のタテ寸法))/(乾燥時のタテ寸法)×100
    ヨコ寸法変化率(%)=((湿潤時のヨコ寸法)−(乾燥時のヨコ寸法))/(乾燥時のヨコ寸法)×100
    ただし、布帛を温度20℃、湿度65%RH環境下に24時間放置した後、布帛と同じ方向にタテ200mm、ヨコ150mmのサイズで試料を採取することにより乾燥時の寸法とし、次いで、該試料に、温度20℃の水を乾燥時の試料重量対比50重量%吸水させた後、湿潤時の寸法を測定するものとする。
  6. 前記複合短繊維において、単繊維繊度が0.8〜5dtexの範囲内である、請求項1または請求項2に記載の紡績糸。
  7. 前記複合短繊維において、繊維長が30〜160mmの範囲内である、請求項1または請求項2または請求項6に記載の紡績糸。
  8. 請求項1または請求項2または請求項6または請求項7に記載の紡績糸、または請求項3〜5のいずれかに記載の布帛を用いてなる、スポーツウエアー、アウターウエアー、インナーウエアー、紳士衣料、婦人衣料、医療用衣料、介護用衣料、浴衣、作業衣、裏地、履物、鞄、帽子、手袋、靴下、寝具、支持帯、カーシート、サポーター、スキンケア用具、化粧用具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
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