JP2012086503A - のこぎり補助具 - Google Patents

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Hisao Fujimori
久男 藤森
Daiji Fujimori
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Abstract

【課題】手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確に切断することが可能な手引きのこぎり補助具を提供する。
【解決手段】被切断材料に対して基板を着脱自在に取り付け、該基板に設けられたガイド板の内側に複数のマグネットを固定すると共に、ガイド板の外側にのこぎりの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材を設け、延長ガイド部材の係止部に捩じ込んだ長ネジの座金と基板の押え辺とで被切断材料の両側部を狭圧状態に固定する一方、基板の側部に沿って回動自在に枢設したガイド板の内側に水平アームを回動自在に連結し、該水平アームの端部と基板の上面に回動自在に枢設した支持片の端部とをネジで締結すると共に、支持片の上部に形成した角度表示部と水平アームの成す角によって、被切断材料の上面に対するガイド板の傾斜角度を規定するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、のこぎりの扱いに習熟していない者であっても、容易且つ正確に所望の切り口で切断することができるようにした手引きのこぎり補助具に関する。
木材等の材料を手引きのこぎりで切断する際、通常の用途において、その切り口は材料の上面に対して直角に切断することが要求される。また、継手や仕口等のような材料の接続箇所においては、切り口を所定角度に切断することが要求される。さらに、テーブル等に使用する板材の角部においては、その角部を円弧状に形成することが必要となる場合がある。
ところが、木材等の材料を手引きのこぎりで切断する場合、そのような切断作業に習熟してない者が、正確な切り口で切断することは困難であり、何らかの治具を用いることによって、のこぎりによる切断作業を補助的に案内することが好ましい。
そのような手引きのこぎり補助具の従来例を参照すると、特許文献1に記載されている「のこぎり用の定規」は、この定規に設けられた内側二面の当接面を木材に押し当てると共に、把持部材の中間握り部と材木とを同時に握ることによって、定規を木材に固定するようにしている。従って、この定規を使用する際、作業者が定規を片手で把持するため、定規を十分の力で固定するのは困難であり、木材の切断作業中に定規がずれるおそれがある。
さらに、この文献では、木材を切断する際に、のこぎりの側面をスライド可能に当接させるガイド部として、木材を直角に切断する直角ガイド部と、木材を所定角度で切断する傾斜ガイド部とが設けられている。ところが、この文献においては、これらの直角ガイド部と傾斜ガイド部とが、定規本体の両端における別箇所に設けられた構成とされ、さらに木材の切断角度を調整することが困難である。
また、特許文献2に記載されている「手持鋸用ガイドプレート」は、切断する木材の上下面を金属板材によるガイド部材と拘止具とで挟み、これらのガイド部材と拘止具とをボルトとナット等による締結具で固定するようにしている。従って、この文献の「手持鋸用ガイドプレート」は、装置全体が大型化し、また重量が大であり、しかも厚さの大きい木材に適用するのは困難である。さらに、この文献の「手持鋸用ガイドプレート」においては、木材を厚さ方向に所定角度で切断できる機能は全く備えていない。
特開平11−58306 特開2000−263505
ところで、上記のような手引きのこぎりは、家庭等の日曜大工等で使用されることが多く、その使用者の大半は、のこぎりの扱いに関して習熟している者ではない。従って、従来から、木材を容易に所定角度で正確に切断することができる補助具が望まれていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な所定角度で直線状に切断することが可能な手引きのこぎり補助具を提供することを目的とする。
また、本発明は、手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な切り口で円弧状に切断することが可能な手引きのこぎり補助具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明における請求項1の手引きのこぎり補助具は、被切断材料に対して基板を着脱自在に取り付け、該基板に設けられたガイド板の内側に複数のマグネットを固定すると共に、ガイド板の外側にのこぎりの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材を設けてなる手引きのこぎり補助具において、基板の片側に沿って下側に折返してなる押え辺を被切断材料の一側部に当てるものとし、該基板の上面には押え辺から垂直方向に所定間隔を有する複数の嵌合溝を形成し、長尺の延長ガイド部材の下部に沿って形成した複数の凸部を基板の嵌合溝に嵌合可能にすると共に、該延長ガイド部材の上部に長尺穴部を形成して該長尺穴部に挿通したネジで該延長ガイド部材を基板に対して締結し、該延長ガイド部材の片側端部において下方に突出形成した係止部に長ネジを捩じ込んで該長ネジの先端に設けられた座金を被切断材料の他側部に押し当てることによって、該長ネジの座金と基板の押え辺とで被切断材料の両側部を狭圧状態に固定する一方、基板の側部に沿って回動自在に枢設したガイド板の内側に水平アームを回動自在に連結し、該水平アームの端部と基板の上面に回動自在に枢設した支持片の端部とを角度調整ノブを有するネジで締結すると共に、支持片の上部に形成した角度表示部と水平アームの成す角によって、被切断材料の上面に対するガイド板の傾斜角度を規定するようにしたことを特徴とする。
また、本発明における請求項2の手引きのこぎり補助具は、被切断材料に対して基板を着脱自在に取り付け、該基板に設けられたガイド板の内側に複数のマグネットを固定すると共に、ガイド板の外側にのこぎりの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材を設けてなる手引きのこぎり補助具において、基板の片面に複数の尖先状の突起を形成すると共に、基板の複数個所にネジ穴を形成することにより、各突起を被切断材料の片面に押し付け、ネジ穴に木ネジを捩じ込むことによって基板を被切断材料の片面に固定する一方、長尺に形成したガイド板を湾曲形成すると共に、該ガイド板を被切断材料の面に対して垂直状にして、該ガイド板の内側面の両端に設けた各突出片に一対の支持アームを回動自在に結合すると共に各アームにガイド穴を形成し、基板に立設したボルトに夫々の支持アームのガイド穴を重ねた状態にして、各ガイド穴に挿通したボルトをナットで締結可能とし、各支持アームのガイド穴におけるボルト締結位置を調整することによって湾曲形成されたガイド板の曲率半径を調整可能としたことを特徴とする。
本発明の請求項1の手引きのこぎり補助具によれば、長ネジのノブを回動することによって、長ネジの座金と基板の押え辺とで木材等の被切断材料の両側部を狭圧状態に固定することが可能とされている。しかも、木材等の被切断材料の幅に応じて基板を固定することができ、幅広の被切断材料であっても、延長ガイド部材の嵌合調整及び長ネジの調整によって基板を堅固に取付けることが可能である。
また、木材等の被切断材料を切断する際の所望の角度に応じてガイド板の傾斜角度を調整し、このように角度調整されたガイド板の外側の滑り材にのこぎりの片面を当てると、のこぎりは各マグネットに吸着される。この状態で、のこぎりを前後に引くことにより、のこぎりはガイド板に吸着された状態を保った状態で前後動を行うことができるため、木材等の被切断材料をガイド板の角度に応じて正確な所定角度で切断することが可能となる。
従って、請求項1の手引きのこぎり補助具によれば、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な所定角度で直線状に切断する作業を容易に行うことが可能となる。
さらに、本発明の請求項2の手引きのこぎり補助具によれば、板材等の角部の近傍に基板を固定し、各支持アームの長尺のガイド穴におけるボルトの締結位置を調整することにより、ガイド板の半径や曲率半径を容易に調整することが可能となる。
また、調整されたガイド板の外側にのこぎりを当てると、のこぎりはガイド板を介して各マグネットに吸着され、ガイド板の湾曲面に倣った湾曲形状を保つことができ、この状態でのこぎりを前後に引くことにより、のこぎりはガイド板に吸着された湾曲状態で前後動を行うため、ガイド板の曲率半径に倣った切り口で板材の角部を切断することが可能となる。
従って、請求項2の手引きのこぎり補助具によれば、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な切り口で円弧状に切断する作業を容易に行うことが可能となる。
なお、請求項2の手引きのこぎり補助具によれば、テーブル等の板材の角部を円弧状に切断するだけではなく、ガイド板を周状に移動すると共に、このガイド板の案内でのこぎりを操作することにより、円形の形状を切断することも可能である。
本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けた状況を示す斜視図であり、ガイド板の内側が見える状況を示す。 本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けた状況を示す斜視図であり、ガイド板の外側が見える状況を示す。 (a)は本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けた状況を示す上面図であり、(b)は延長ガイド部材を取り外して基板に形成した複数の嵌合溝が見える状況を示す。 本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けた状況を示す側面図であり、ガイド板の正面が見える状況を示す。 本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けた状況を示す側面図であり、支持片の角度表示部が見える状況を示す。 本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けて、のこぎりを使用している状況を示す斜視図である。 本発明の実施例1における手引きのこぎり補助具を木材に取り付けて、のこぎりを使用している状況を示す斜視図である。 本発明の実施例2における手引きのこぎり補助具の上面図である。 本発明の実施例2における手引きのこぎり補助具の斜視図である。 本発明の実施例2における手引きのこぎり補助具を板材に取り付けて、のこぎりを使用している状況を示す上面図である。 本発明の実施例2における手引きのこぎり補助具を板材に取り付けて、のこぎりを使用している状況を示す上面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
この発明の実施例1の手引きのこぎり補助具1は、木材等の被切断材料(以下、本実施例において「木材2」と称する)に対して基板3を着脱自在に取り付け、該基板3に設けられたガイド板4の内側に複数のマグネット5を固定すると共に、ガイド板4の外側にのこぎりNの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材6を設けてなる手引きのこぎり補助具1を構成したものである。
このような実施例1の構成について詳細に述べると、図1又は図2に示すように、例えば金属板によって矩形に形成された基板3の片側に沿って、下側方向に湾曲状に折返してなる押え辺3a(図4、図6参照)を形成し、この押え辺3aを木材2の一側部に当てるようにしている。
また、図3(b)に示すように、基板3の上面には、押え辺3aから垂直方向に2条の所定幅で所定間隔を有する複数の嵌合溝7、7…が形成されている。また、これらの2条の嵌合溝7、7…の間には基板3の端部付近にネジ溝が形成されている。このネジ溝は、図5に示すように、基板3にナット8を固着することによって構成している。
一方、図1に示すように、長尺の延長ガイド部材9は断面コ字形に形成した両側の下部に沿って、上記の基板3の嵌合溝7、7…に嵌合可能に複数の凸部10、10…が形成されている。さらに、延長ガイド部材9の上面には長手方向に長尺穴部11が形成され、該長尺穴部11から挿通されたノブ付きのボルト12を基板3のナット8に螺合することにより、基板3の所定の嵌合溝7、7…に延長ガイド部材9の凸部10、10…を嵌合した位置で、該延長ガイド部材9を基板3に対して固定することが可能とされている。
さらに、延長ガイド部材9の片側端部において下方に突出形成した係止部9aの内側にナット9bが固定され、長ネジ13を係止部9aのネジ穴からナット9bへ捩じ込んで該長ネジ13の先端に設けられた座金13bを木材2の他側部に押し当て、長ネジ13の後端に設けられた蝶ネジ13aを回動することによって、長ネジ13の座金13bと基板3の押え辺3aとで木材2の両側部を狭圧状態に固定することが可能とされている。
このような構成により、延長ガイド部材9の複数の凸部10、10…を基板3のどの嵌合溝7、7…に嵌合するかによって、基板3に対する延長ガイド部材9の取付け位置を調整することができ、後述する長ネジ13による調整範囲を合わせることによって、木材2の幅に対応することが可能とされている。従って、幅の小さな木材2から幅の大きな木材2に到るまで、基板3を容易に固定することが可能とされている。
一方、基板3の側部に沿って蝶番14等によってガイド板4が回動自在に枢設されている。このガイド板4の下部は内側に入り込んだ折曲面4aが形成され、のこぎりNの片面を当てた際に、のこぎりの歯Hを逃がす空所としている。
また、ガイド板4の内側面には両端にマグネット5、5がネジ5aで固定され、ガイド板4の外側面にはテフロン(登録商標)樹脂等による滑り易い材料による滑り材6が固定された構成とされている。このような構成により、ガイド板4の滑り材6にのこぎりNの片面を当てたとき、のこぎりNはガイド板4を介して各マグネット5に吸着され、またのこぎりNを前後に引くことにより、のこぎりNはその片面の滑り材6に沿った状態で前後動を行うことが可能となる。
さらに、ガイド板4の内側にはガイド板4の一部を切開し起立させてなる起立片4bが形成され、該起立片4bに水平アーム15をピン15a等で回動自在に連結し、ている。一方、基板3の側にも、基板3の一部を切開し起立させてなる起立片3bが形成され、該起立片3bに支持片16がピン10a等で回動自在に連結され、水平アーム15の端部と支持片16の端部とを角度調整ノブ17aを有するネジ17(図3参照)で締結している。
また、図5に示すように、支持片16の上部には角度表示部18が設けられている。この角度表示部18は支持片16の上部に円弧状の部位を形成してなり、この角度表示部18に角度表示がなされ、水平アーム15のなす角によって、木材2の上面に対するガイド板4の傾斜角度を規定するように構成されている。その具体的な構成としては、水平アーム15の下辺に形成した切欠き凹部15aに角度表示部18に記された角度を示す数字18aを表示することによって、ガイド板4の傾斜角度を表示することが可能とされている。
このような構成の手引きのこぎり補助具1を用いて、木材2を所定角度に切断するには、図5〜図7に示すように、木材2の上面に基板3を設置して、長ネジ13の座金13bと基板3の押え辺3aとで木材2の両側部を狭圧状態に押さえた状態で、長ネジ13の端部に結合された蝶ネジ13aを回動することによって長ネジ13を捩じ込み、長ネジ13の先端の座金13bを木材2の他側部に押し当てて固定する。
次いで、木材2を切断しようとする所望の角度に応じて角度表示部18を調整することにより、ガイド板4の角度を調整した後、角度表示部18の角度調整ノブ17aを締付けることによって、ガイド板4を固定状態にする。なお、図5はガイド板4を木材2の上面に対して直角に立てた状態を示し、図6又は図7はガイド板4を木材2の上面に対して例えば45°に立てた状態を示すものである。
いずれにしても、上記のように角度調整されたガイド板4の外側の滑り材6にのこぎりNの片面を当てると、のこぎりNはガイド板4を介して各マグネット5に吸着される。この状態で、のこぎりNを前後に引くことにより、のこぎりNはガイド板4に吸着された状態を保ったまま振れずに前後動を行うことができ、ガイド板4の角度に応じて木材2を正確な所定角度の切り口Kで切断することが可能となる。
また、この実施例2の手引きのこぎり補助具21は、実施例1と同様に、被切断材料(以下、本実施例において「板材22」と称する)に対して基板23を着脱自在に取り付け、該基板23に設けられたガイド板24の内側に複数のマグネット25、25…を固定すると共に、ガイド板24の外側にのこぎりNの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材26を設けてなる手引きのこぎり補助具21の構成を有するものである。
このような実施例2の構成について詳細に述べると、図8又は図9に示すように、例えば矩形に形成された基板23の片面に複数の尖先状の突起27を形成すると共に、基板23の各辺の中央部にネジ穴28を形成している。このような構成において、各突起27は基板23の片面から僅かに突出したものであり、その突起27を板材22の片面に押し当てることによって基板23の位置決めがなされる。また、基板23のネジ穴28に木ネジ29を捩じ込むことによって基板23を板材22の片面に固定することが可能となる。
なお、このような構成において、本実施例の手引きのこぎり補助具21を用いて、テーブル等の板材22の角部を湾曲状に切断する際、板材22の表面に突起27や木ネジ29による傷を付けないように、基板23を板材の裏面に固定するのが好ましい。
また、本実施例において、ガイド板24は長尺の長方形状であって湾曲状に形成され、その内側には略等間隔で例えば4個のマグネット25、25…がネジ又は接着材等により固定されている。さらに、ガイド板24の外側面にはテフロン樹脂等による滑り易い材料をコーティングするか、又はそのような滑り易い樹脂を表面に施した滑り材26を設けたことによって、ガイド板24の表面は、のこぎりNの片面を当てた状態で、のこぎりNを容易に前後に滑らせることができる状態で前後に引くことが可能とされている。
従って、図10に示すように、上記のガイド板24にのこぎりNの片面を当てたとき、のこぎりNはガイド板24を介して各マグネット25、25…に吸着されることにより、ガイド板24の湾曲面に倣う形状となる。そして、この状態でのこぎりNを前後に引くことにより、のこぎりNは、その片面が湾曲形状のガイド板24に吸着された湾曲状態で前後動させることが可能となる。
また、図9に示すように、本実施例においては、ガイド板24を板材22(図10参照)の面に対して垂直状にして、ガイド板24の内側面の両端に設けた各突出片24a、24aに一対の支持アーム30a、30bをピン32等で回動自在に結合した構成としている。夫々の支持アーム30a、30bは長尺の平板部材を使用してあり、図9に示すように、各アーム30a、30bにはガイド穴31a、31bが形成されている。
さらに、本実施例においては、基板23の略中央に設けた支持部33に立設したボルト34に夫々の支持アーム30a、30bのガイド穴31a、31bを重ねた状態にして、各ガイド穴31a、31bにボルト34を挿通し、該ボルト34の上部をナット35で締結可能としている。このような構成により、ナット35を緩めた状態で各支持アーム30a、30bのガイド穴31a、31bにおけるボルト34の締結位置を調整することによって、湾曲形成されたガイド板24の曲率半径を調整することができ、ガイド板24が所望の曲率半径となったときにナット35を締結することにより、ガイド板24の曲率半径を固定状態にすることができる。
このような構成の手引きのこぎり補助具21を用いて板材22の角部を湾曲状に切断するには、図10、図11に示すように、板材22の裏面における角部の近傍に基板23を設置し、基板23のネジ穴28に木ネジ29を捩じ込んで固定する。
次いで、両方の支持アーム30a、30bを締結しているナット35を緩めた状態で各支持アーム30a、30bのガイド穴31a、31bにおけるボルト34の締結位置を調整することにより、ガイド板24の位置や曲率半径を調整し、ガイド板24が所望の曲率半径となったときにナット35を締結する。
そして、このように調整されたガイド板24の外側の滑り材26にのこぎりNを当てると、のこぎりNはガイド板24を介して各マグネット25、25…に吸着され、ガイド板24の湾曲面に倣った湾曲形状を保つ。この状態でのこぎりNを前後に引くことにより、のこぎりNはガイド板24に吸着された湾曲状態を保ったまま振れずに前後動を行うことができるため、ガイド板24の曲率半径に倣った切り口Kで板材22の角部を切断することが可能となる。
なお、本実施例の手引きのこぎり補助具21によれば、テーブル等の板材22の角部を円弧状に切断するだけではなく、ガイド板24を支持部33の周りに周状に移動すると共に、このガイド板24の案内でのこぎりNを操作することにより、円形の形状に切断することも可能である。
本発明の手引きのこぎり補助具は、手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な所定角度で直線状に切断することが可能な手引きのこぎり補助具として利用可能である。
また、本発明の手引きのこぎり補助具は、手引きのこぎりで木材等の材料を切断する際、その作業の習熟者でなくても、のこぎりが振れないように案内しつつ、正確な切り口で円弧状に切断することが可能な手引きのこぎり補助具として利用可能である。
1 手引きのこぎり補助具
2 木材
3 基板
3a 押え辺
4 ガイド板
4a 折曲面
4b 起立片
5 マグネット
5a ネジ
6 滑り材
7 嵌合溝
8 ナット
9 延長ガイド部材
9a 係止部
9b ナット
10 凸部
11 長尺穴部
12 ノブ付きのボルト
13 長ネジ
13a 蝶ネジ
13b 座金
15 水平アーム
15a ピン
15b 凹部
16 支持片
16a ピン
17 ネジ
17a 角度調整ノブ
18 角度表示部
18a 角度を示す数字
21 手引きのこぎり補助具
22 板材
23 基板
24 ガイド板
24a 突出片
25 マグネット
26 滑り材
27 突起
28 ネジ穴
29 木ネジ
30a、30b 支持アーム
31a、31b ガイド穴
32 ピン
33 支持部
34 ボルト
35 ナット
N のこぎり
H のこぎりの歯
K 切り口

Claims (2)

  1. 被切断材料に対して基板を着脱自在に取り付け、該基板に設けられたガイド板の内側に複数のマグネットを固定すると共に、ガイド板の外側にのこぎりの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材を設けてなる手引きのこぎり補助具において、
    基板の片側に沿って下側に折返してなる押え辺を被切断材料の一側部に当てるものとし、該基板の上面には押え辺から垂直方向に所定間隔を有する複数の嵌合溝を形成し、
    長尺の延長ガイド部材の下部に沿って形成した複数の凸部を基板の嵌合溝に嵌合可能にすると共に、該延長ガイド部材の上部に長尺穴部を形成して該長尺穴部に挿通したネジで該延長ガイド部材を基板に対して締結し、
    該延長ガイド部材の片側端部において下方に突出形成した係止部に長ネジを捩じ込んで該長ネジの先端に設けられた座金を被切断材料の他側部に押し当てることによって、該長ネジの座金と基板の押え辺とで被切断材料の両側部を狭圧状態に固定する一方、
    基板の側部に沿って回動自在に枢設したガイド板の内側に水平アームを回動自在に連結し、該水平アームの端部と基板の上面に回動自在に枢設した支持片の端部とを角度調整ノブを有するネジで締結すると共に、支持片の上部に形成した角度表示部と水平アームの成す角によって、被切断材料の上面に対するガイド板の傾斜角度を規定するようにしたことを特徴とする手引きのこぎり補助具。
  2. 被切断材料に対して基板を着脱自在に取り付け、該基板に設けられたガイド板の内側に複数のマグネットを固定すると共に、ガイド板の外側にのこぎりの片面を滑り易い状態に当接可能にした滑り材を設けてなる手引きのこぎり補助具において、
    基板の片面に複数の尖先状の突起を形成すると共に、基板の複数個所にネジ穴を形成することにより、各突起を被切断材料の片面に押し付け、ネジ穴に木ネジを捩じ込むことによって基板を被切断材料の片面に固定する一方、
    長尺に形成したガイド板を湾曲形成すると共に、該ガイド板を被切断材料の面に対して垂直状にして、該ガイド板の内側面の両端に設けた各突出片に一対の支持アームを回動自在に結合すると共に各アームにガイド穴を形成し、
    基板に立設したボルトに夫々の支持アームのガイド穴を重ねた状態にして、各ガイド穴に挿通したボルトをナットで締結可能とし、各支持アームのガイド穴におけるボルト締結位置を調整することによって湾曲形成されたガイド板の曲率半径を調整可能としたことを特徴とする手引きのこぎり補助具。
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CN103769921A (zh) * 2014-01-17 2014-05-07 南车石家庄车辆有限公司 刨、铣床夹具
CN109270073A (zh) * 2018-09-13 2019-01-25 上海应用技术大学 一种基于瑕疵检测系统和蓝光测量系统的加持装置
KR20200088184A (ko) * 2019-01-14 2020-07-22 신은동 움직임을 고정시킬 수 있는 반자동 식칼

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