JP2012078282A - 電力測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の入力系統について、個別に直流オフセット補償動作が設定できる電力測定装置を提供すること。
【解決手段】入力される電圧と電流をデジタル信号に変換して出力する複数系統の入力部と、これら入力部から変換出力されるデジタル信号に基づき電圧値と電流値と電力値を演算して格納する演算部と、前記入力部の複数系統について、個別に直流オフセット補償を行う直流オフセット補償手段を有するCPU部、
とで構成されたことを特徴とするもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力測定装置に関し、詳しくは、直流オフセット補償の改良に関する。
電力測定装置に入力可能範囲を超える高電圧や大電流を入力するのにあたり、電圧入力端子の外部に接続された分圧器や電流入力端子の外部に接続された分流器を介して電圧や電流を入力可能範囲に変換することが行われている。
ところが、外部にこれら分圧器や分流器を接続することにより分圧器や分流器に固有の直流オフセット成分が発生し、電圧や電流の測定値に測定誤差を生じることがある。
そこで、これら分圧器や分流器に固有の直流オフセット成分に起因する測定誤差を補正するために、外部に接続された分圧器や分流器の入力端子を短絡して直流オフセット値を測定し、測定した直流オフセット値を用いて電圧や電流の測定値に含まれる分圧器や分流器に固有の直流オフセット成分を補正することが行われている。
図8は、直流オフセット補償機能を有する従来の電力測定装置の一例を示すブロック図である。図8において、装置全体は、入力部10と、演算部20と、CPU部30とで構成されている。入力部10の出力信号は演算部20に入力され、演算部20はバスを介してCPU部30に接続されている。
入力部10および演算部20は、複数系統を実装できる。たとえば4系統実装することにより、電気自動車に搭載される直流入力の三相インバータ機器について、直流入力と三相の各相出力を同時に並行して測定することができ、インバータの効率測定を1台の電力測定装置で行える。
入力部10は、電圧入力部11と、電圧入力部11から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器12と、電流入力部13と、電流入力部13から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器14と、高電圧の測定時に電圧入力端子の外部に接続される分圧器15と、大電流の測定時に電流入力端子の外部に接続される分流器16とで構成されている。
電圧入力部11は分圧抵抗11aと演算増幅器11bとで構成され、分圧抵抗11aの分圧出力は演算増幅器11bで正規化されてA/D変換器12に入力される。高電圧の測定時に電圧入力端子の外部に接続される分圧器15は、入力可能範囲を超える高電圧を入力可能範囲の電圧に変換する。
電流入力部13は分流抵抗13aと演算増幅器13bとで構成され、分流抵抗13aの分流出力は演算増幅器13bで正規化されてA/D変換器14に入力される。大電流の測定時に電流入力端子の外部に接続される分流器16は、入力可能範囲を超える大電流を入力可能範囲の電流に変換する。これらA/D変換器12および14の出力は、演算部20に入力される。
演算部20は、DSP(Digital Signal Processor)で構成されていて、A/D変換器12の出力に基づいて電圧値を演算する電圧演算部21、A/D変換器14の出力に基づいて電流値を演算する電流演算部22、A/D変換器12および14の出力に基づいて電力値を演算する電力演算部23が設けられている。なお、これらの演算は、リアルタイムで行われる。
また、演算部20には、電圧オフセット格納部24と電流オフセット格納部25とオフセット処理部26で構成される直流オフセット補償機能や、各種データ格納部27も設けられている。
電圧オフセット格納部24には電圧入力端子の外部に接続される分圧器15の入力端子を短絡した状態で測定される電圧オフセット値が格納され、電流オフセット格納部25には電流入力端子の外部に接続される分流器16の入力端子を短絡した状態で測定される電流オフセット値が格納される。
オフセット処理部26は、これら電圧オフセット格納部24に格納される電圧オフセット値および電流オフセット格納部25に格納される電流オフセット値に基づいて、電圧測定値および電流測定値の直流オフセット補償演算処理を行う。具体的には、電圧測定値から電圧オフセット値を差し引き、電流測定値から電流オフセット値を差し引く。
CPU部30は、相互にバス接続されたCPU31、操作部32、表示部33などで構成されている。CPU31は、装置全体の動作を統括制御する。操作部32は、測定条件やオフセット処理条件などを設定入力する。表示部33は、測定条件、オフセット処理条件、測定結果などを表示する。なお、CPU部30には装置と外部装置との間で各種データの授受などを行うための通信部なども設けられるが図示しない。
図9は、図8の直流オフセット補償機能動作の流れを示すフローチャートである。各入力部10の入力端子に外部接続されている全ての分圧器15と分流器16の入力端子を短絡した状態で測定が開始されると、表示部33に表示される各入力系統の電圧および電流の直流測定値をモニタする(ステップS1)。
直流測定値をモニタした結果、いずれかの入力部10の電圧または電流の直流測定値の変化が大きく、電圧オフセット格納部24または電流オフセット格納部25に格納されている値を更新するために直流オフセット補償を行う必要があると判断すると(ステップS2)、操作部32の操作に基づきCPU部30から全ての入力部10に対して直流オフセット補償を有効にする命令が出力される(ステップS3)。
CPU部30からの直流オフセット補償有効命令に基づき、全ての入力部10は、直流オフセット補償有効命令を受信した時点における電圧測定値および電流測定値を直流オフセット補償値として、電圧オフセット格納部24および電流オフセット格納部25にそれぞれ更新格納する(ステップS4)。
これにより、オフセット処理部26は、電圧オフセット格納部24および電流オフセット格納部25にそれぞれ格納された直流オフセット補償値を用いて、電圧および電流の測定値からこれら直流オフセット補償値を差し引く直流オフセット補償演算処理を行う(ステップS5)。
非特許文献1には、三相インバータの効率を1台で測定できる電力測定装置の構成が記載されている。
岩瀬 久、伊東 修、橘 勝也、「プレシジョンパワーアナライザWT3000」、横河技報、横河電機株式会社、2005年1月20日、Vol.49 No.1(2005) p.17−20
しかし、図8の構成によれば、特定の入力系統については前回までに電圧オフセット格納部24と電流オフセット格納部25に格納されている直流オフセット補償値を用いて直流オフセット補償演算処理を行うことにより測定結果の連続性を維持しようとしても、全ての入力部10の直流オフセット補償値がCPU部30からの直流オフセット補償有効命令に基づいて同時に更新格納されるので、直流オフセット補償有効命令の前後で直流オフセット補償値が異なってしまって測定データに誤差となって現れ、測定結果の連続性を維持できなくなるおそれがある。
また、測定によっては、一旦全ての入力部10の直流オフセット補償値を更新格納した後は、温度変化や外部接続される分圧器15や分流器16の交換などに基づき、個別の入力系統のみ直流オフセット補償値を更新格納したい場合もあるが、図8の構成によれば、全ての入力部10の直流オフセット補償値が同時に更新格納されてしまうことになり、入力系統個別設定の柔軟性に欠ける。
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的は、複数の入力系統について、個別に直流オフセット補償動作が設定できる電力測定装置を提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
入力される電圧と電流をデジタル信号に変換して出力する複数系統の入力部と、
これら入力部から変換出力されるデジタル信号に基づき電圧値と電流値と電力値を演算して格納する演算部と、
前記入力部の複数系統について、個別に直流オフセット補償を行う直流オフセット補償手段を有するCPU部、
とで構成されたことを特徴とする電力測定装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電力測定装置において、
前記直流オフセット補償手段は、
前記各入力系統の電圧オフセット値を格納する電圧オフセット格納部と、
前記各入力系統の電流オフセット値を格納する電流オフセット格納部と、
これら電圧オフセット値および電流オフセット値に基づき前記電圧測定値および電流測定値の直流オフセット補償演算処理を行うオフセット処理部、
を含むことを特徴とする電力測定装置である。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の電力測定装置において、
前記直流オフセット補償手段による直流オフセットの補償形態として、
前記入力系統毎に、直流オフセット補償値の更新格納、前回格納値のホールドおよび直流オフセット補償なしのいずれかが設定できることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力測定装置において、
前記CPU部には、さらにトリガ部が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の電力測定装置において、
前記トリガ部は、トリガ条件設定部、トリガ条件格納部、トリガ条件処理部およびトリガ条件選択データ格納部を含むことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電力測定装置において、
前記演算部は、前記電圧値と電流値と電力値の瞬時値と平均値を演算することを特徴とする。
これらにより、複数の入力系統について、個別に直流オフセット補償動作が設定できるとともに、入力系統毎に「直流オフセット補償値の更新格納/前回格納値のホールド/直流オフセット補償なし」を設定できる。
さらに、このような直流オフセット補償機能と併せて、電力測定装置単体で複数の条件を任意に組み合わせたトリガ条件も設定できる。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 図1の直流オフセット動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施例を示すブロック図である。 図3におけるトリガ部39の概念図である。 図4におけるトリガ条件格納部39bの概念図である。 図3におけるトリガ条件の値の説明図である。 図3のトリガ測定動作の流れを示すフローチャートである。 従来の電力測定装置の一例を示す構成説明図である。 図8の直流オフセット動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図8と共通する部分には同一の符号を付けている。図1と図8の相違点は、演算部40からオフセット処理機能の主要部を省いて演算部40を複数系統の入力部10で共用していることと、CPU部30にオフセット処理機能を追加していることである。
図1において、演算部40はFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されていて、複数系統の入力部10からA/D変換器12および14の出力が入力されている。演算部40には、各入力系統のA/D変換器12の出力に基づき電圧の瞬時値を演算する電圧演算部41、A/D変換器14の出力に基づき電流の瞬時値を演算する電流演算部42、A/D変換器12および14の出力に基づき電力の瞬時値を演算する電力演算部43、これら電圧演算部41と電流演算部42および電力演算部43で演算された瞬時値を格納する瞬時値格納部44、瞬時値格納部44に格納されている電圧値と電流値および電力値についてそれぞれ所定区間(たとえば50msec〜20sec)の平均値を演算する平均値演算部45、これら平均値演算部45で演算された平均値を格納する平均値格納部46が設けられている。平均値格納部46に格納されている平均値は、CPU31からの割り込みに応じてCPU部30の測定データ格納部34に転送格納される。
さらに、演算部40には、CPU部30の電圧オフセット格納部36および電流オフセット格納部37に格納されている各入力系統の電圧オフセット値および電流オフセット値が転送格納されるオフセット格納部47が設けられている。このオフセット格納部47に転送格納される電圧オフセット値および電流オフセット値は、電圧演算部41および電流演算部42における瞬時値の演算に用いられる。
CPU部30には、図8の構成の他に、測定データ格納部34、測定値演算部35、電圧オフセット格納部36、電流オフセット格納部37、オフセット処理部38などが設けられている。
測定データ格納部34には、前述のように、CPU31からの割り込みに応じて、平均値格納部46に格納されている平均値が転送格納されるとともに、測定値演算部35における各種の演算結果も格納される。
測定値演算部35は、測定データ格納部34に転送格納される電圧値と電流値および電力値の平均値に基づいて力率、周波数、高調波測定値などを演算し、これらの演算結果を測定データ格納部34に格納する。
電圧オフセット格納部36には、電圧入力端子の外部に接続される分圧器15の入力端子を短絡した状態で測定される各入力系統の電圧オフセット値が格納される。
電流オフセット格納部37には、電流入力端子の外部に接続される分流器16の入力端子を短絡した状態で測定される各入力系統の電流オフセット値が格納される。
オフセット処理部38は、測定データ格納部34に転送格納される電圧値および電流値の平均値に対して、電圧オフセット格納部36に格納される電圧オフセット値および電流オフセット格納部37に格納される電流オフセット値に基づく電圧測定値および電流測定値の直流オフセット補償演算処理を行う。具体的には、電圧測定値の平均値から電圧オフセット値を差し引き、電流測定値の平均値から電流オフセット値を差し引く。
図2は、図1の直流オフセット補償機能動作の流れを示すフローチャートである。各入力部10の入力端子に外部接続されている全ての分圧器15と分流器16の入力端子を短絡した状態で測定が開始されると、表示部33に表示される各入力系統の電圧および電流の直流測定値をモニタする(ステップS1)。
直流測定値をモニタした結果、いずれかの入力部10の電圧または電流の直流測定値の変化が大きく、電圧オフセット格納部24または電流オフセット格納部25に格納されている値を更新するために直流オフセット補償を行う必要があると判断すると(ステップS2)、操作部32の操作に基づきCPU部30から入力部10の該当する入力系統に対して選択的に直流オフセット補償を有効にする命令が出力される(ステップS3)。
CPU部30からの直流オフセット補償有効命令に基づき、入力部10の該当する入力系統は、直流オフセット補償有効命令を受信した時点における電圧測定値または電流測定値を直流オフセット補償値として、電圧オフセット格納部36または電流オフセット格納部37に更新格納する(ステップS4)。
再び直流測定値をモニタしながら(ステップS5)、直流オフセットの補償形態を変更すべき入力系統があるか否かを判断する(ステップS6)。これら直流オフセットの補償形態としては、入力系統それぞれについて、必要に応じて、
a)直流オフセット補償値の更新格納
b)直流オフセット補償値の前回格納値のホールド
c)直流オフセット補償なし
の見直し設定を行う(ステップS7)。
設定後、直流オフセット補償を有効にすることにより(ステップS8)、ステップS7でa)が設定された入力系統については最新の直流オフセット補償値が電圧オフセット格納部36または電流オフセット格納部37に更新格納される(ステップS9)。
これにより、オフセット処理部38は、ステップS7で直流オフセット補償を実施するように設定された入力系統に対して、電圧オフセット格納部36および電流オフセット格納部37にそれぞれ格納された直流オフセット補償値を用いて、電圧および電流の測定値からこれら直流オフセット補償値を差し引く直流オフセット補償演算処理を行う(ステップS10)。
図1の構成によれば、複数の入力系統について、個別に直流オフセット補償値が設定できるとともに、入力系統毎に「直流オフセット補償値の更新格納/前回格納値のホールド/直流オフセット補償なし」を設定でき、各種の電力測定要求に対して柔軟に対応できる自由度の高い電力測定装置が実現できる。
図3は本発明の他の実施例を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一の符号を付けている。図3の実施例では、図1のCPU部30の構成にさらにトリガ部39を設けている。
図4は、トリガ部39の具体的な構成を示すブロック図である。トリガ部39には、トリガ条件設定部39a、トリガ条件格納部39b、トリガ条件処理部39c、トリガ条件選択データ格納部39dなどが設けられている。
トリガ条件設定部39aは、各入力系統の電圧値、電流値、電力値、測定値演算部35で演算される力率、周波数、高調波測定値などを任意に組み合わせて所望のトリガ条件を設定し、図5に示すようにトリガ条件名を付けてトリガ条件格納部39bに格納する。
図5はトリガ条件格納部39bの概念図であり、(A)は設定されたトリガ条件の内容を表すトリガ条件テーブルの具体例を示し、(B)はトリガ条件名とトリガ条件式の対応関係を示している。
トリガ条件としては、図5(A)に示す各項目について、以下のような選択が行われてトリガ条件式が生成され格納される。
入力系統→複数系統のうちから任意の系統を選択
対象信号→電圧値/電流値/電力値/力率/周波数/高調波測定値などから選択
エッジ→→立ち上がり/立ち下がり/両方から選択
閾値→→→任意の値
演算子→→AND/OR/NOTから選択
図5(A)の各項目の組み合わせにより生成されたトリガ条件式は、図5(B)に示すようにトリガ条件名とトリガ条件式を対応付けて格納される。トリガ条件名としては、「Ev1(TRUE/FALSE)」など、測定目的を連想できる略号が望ましい。これらのトリガ条件が設定格納されることにより、装置はトリガ待ち状態になる。
トリガ条件格納部39bに格納されたトリガ条件名は、必要に応じて、図示しない通信手段を介してトリガ条件情報として外部にも出力される。そして、測定データの保存の他、自動印刷のトリガ、外部へのアナログ出力(たとえばTRUE時+5V出力/FALSE時0V出力)、PCからの読み出しなどにも利用される。
トリガ条件処理部39cは、測定が開始されると、測定データ格納部34に格納される測定データが更新される毎に、トリガ条件格納部39bに格納されているトリガ条件式にしたがってトリガ条件成立の有無を判断し、その判断結果に応じてトリガ条件の値は図6に示すようにTRUEまたはFALSEに更新される。トリガ条件の値がTRUEになると、トリガ条件選択データ格納部39dへの測定データの保存を開始する。
トリガ条件選択データ格納部39dには、所定のトリガ条件が成立している区間中の測定データが格納される。
図7は、図3のトリガ測定動作の流れを示すフローチャートである。まず、トリガ条件として、図5(A)に示したように、入力系統とトリガ対象信号の種別(電圧/電流)とトリガエッジ(立ち上がり/立ち下がり/両方)と閾値としての具体的な数値とそれぞれの演算子などを設定し、トリガ条件格納部39bに格納する(ステップS1)。
たとえば、トリガ条件式Ev1として、
Ev1=(24.5≧電力1≧12.0AND周波数1≧55.0)OR
(電流1≧5.0AND電流2≧7.5)
を設定する。このトリガ条件式Ev1は、入力系統1の電力値が12.0以上と24.5以下の範囲であり入力系統1の周波数は55.0以上であるか、または、入力系統1の電流値が5.0以上であり入力系統2の電流値が7.5以上であることを表している。
これにより、トリガ条件処理部39cはトリガ待ち状態になり(ステップS2)、測定が開始される(ステップS3)。
トリガ条件処理部39cは、CPU31の制御下において、トリガ条件式Ev1の値がTRUEかFALSEかを判断する(ステップS4)。具体的には、トリガ条件式Ev1の値は、トリガ条件式Ev1のトリガ条件が成立していればTRUEになり、トリガ条件が成立していなければFALSEになる。
トリガ条件が成立してトリガ条件式Ev1の値がTRUEになると、トリガ条件選択データ格納部39dへの所定のトリガ条件が成立している区間中における測定データの保存を開始する(ステップS5)。トリガ条件式Ev1の値がTRUE区間の測定データを保存が終了することにより(ステップS6)、一連の測定を終了する。
図3の構成によれば、図1の実施例における複数の入力系統について個別に直流オフセット補償値が設定できる直流オフセット補償機能と併せて、電力測定装置に接続されたデータ格納手段に測定データ保存を開始するタイミングを、単体の電力測定装置における複数の入力系統の電圧値および電流値や、電力値、力率、周波数、高調波などの演算値を自由に組み合わせたトリガ条件に基づいて決定することができる。
そして、トリガ条件設定部39aで生成されたトリガ条件式は、名称を付けてトリガ条件格納部39bに格納されているので、データ格納手段への測定データの格納に限らず、自動印刷トリガ、外部ヘのアナログ出力、PCからの読み出しなどにも利用できる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の入力系統について、個別に直流オフセット補償値が設定できるとともに、入力系統毎に「直流オフセット補償値の更新格納/前回格納値のホールド/直流オフセット補償なし」を設定でき、各種の電力測定要求に対して柔軟に対応できる自由度の高い電力測定装置が実現できる。
さらに、このような直流オフセット補償機能と併せて、電力測定装置単体で複数の条件を任意に組み合わせたトリガ条件も設定でき、設定されたトリガ条件情報を外部に出力することにより、トリガ条件情報を電力測定装置における測定データの保存以外にも利用できる。
10 入力部
11 電圧入力部
12、14 A/D変換器
13 電流入力部
30 CPU部
31 CPU
32 操作部
33 表示部
34 測定データ格納部
35 測定値演算部
36 電圧オフセット格納部
37 電流オフセット格納部
38 オフセット処理部
39 トリガ部
39a トリガ条件設定部
39b トリガ条件格納部
39c トリガ条件処理部
39d トリガ条件選択データ格納部
40 演算部(FPGA)
41 電圧演算部
42 電流演算部
43 電力演算部
44 瞬時値格納部
45 平均値演算部
46 平均値格納部
47 オフセット格納部

Claims (6)

  1. 入力される電圧と電流をデジタル信号に変換して出力する複数系統の入力部と、
    これら入力部から変換出力されるデジタル信号に基づき電圧値と電流値と電力値を演算して格納する演算部と、
    前記入力部の複数系統について、個別に直流オフセット補償を行う直流オフセット補償手段を有するCPU部、
    とで構成されたことを特徴とする電力測定装置。
  2. 前記直流オフセット補償手段は、
    前記各入力系統の電圧オフセット値を格納する電圧オフセット格納部と、
    前記各入力系統の電流オフセット値を格納する電流オフセット格納部と、
    これら電圧オフセット値および電流オフセット値に基づき前記電圧測定値および電流測定値の直流オフセット補償演算処理を行うオフセット処理部、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電力測定装置。
  3. 前記直流オフセット補償手段による直流オフセットの補償形態として、
    前記入力系統毎に、直流オフセット補償値の更新格納、前回格納値のホールドおよび直流オフセット補償なしのいずれかが設定できることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力測定装置。
  4. 前記CPU部には、さらにトリガ部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力測定装置。
  5. 前記トリガ部は、トリガ条件設定部、トリガ条件格納部、トリガ条件処理部およびトリガ条件選択データ格納部を含むことを特徴とする請求項1記載の電力測定装置。
  6. 前記演算部は、前記電圧値と電流値と電力値の瞬時値と平均値を演算することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電力測定装置。
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