JP2012077782A - ボルトの脱落防止具 - Google Patents

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Shigeo Murata
茂雄 村田
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Abstract

【課題】ボルトへの装着作業が容易で、確実な抜け止め効果を有するボルトの脱落防止具を提供する。
【解決手段】脱落防止具1は、弾性合成樹脂で一体成形され、相互接合時にほぼ筒状をなしてボルトの小径軸部を抱持し得るように互いに結合分離自在の第1及び第2の抱持部材2,3と、これらを結合するヒンジ部4とを具備する。抱持部材2,3は、ほぼ半筒状で、相互接合時に互いに結合する係合部6a,6bと、外周側に突出する係合爪7とを具備する。係合爪7は、抱持部材2,3の先端側から基端側に向かって徐々に広がるように抱持部材2,3の外周から延出し、ボルト21と共に第1の締結部材の挿通孔を縮径しつつ通過した後、拡径して当該挿通孔を通過不可能に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば筐体とそれの扉のような2つの部材の相互間を締め付けたり解放したりするために使用されるボルトが、解放時に部材から脱落しないように保持するための脱落防止具に関する。
ボルトのくびれ部と、ネジ部の境目に軟質プラスチックのリングを付着させた脱落防止ボルト脱落防止手段を設けたボルトが特許文献1に記載されている。ボルトは、首下の頭部寄りにくびれ部を有し、くびれ部とねじ部の間の境目に、軟質プラスチックのリングが装着される。リングは、ボルトが挿入される挿通孔より大径であるが、ボルト挿入時に変形して、挿通孔に挿入できる大きさで、ボルトの自重だけでは抜けない寸法に構成される。また、リングは、ボルトの頭部寄りは、広く、平たく、中間はテーパーを持ち、ねじ部寄りは、縮径するスカート状である。これにより、リングは、径の小さい方から変形しつつ挿通孔に挿入される。挿入後は、径の大きい部分が孔に接するので抜けることが難しい構造となっている。
特開平11-030221号公報
上記従来のボルト脱落防止手段は、リングの軸部への挿入しやすさ、軸部からの抜けにくさ、また挿通孔への挿入しやすさ、挿通孔からの抜けにくさのバランスをとる設計が難しく、比較的頻繁にボルトを締めたり弛めたりする操作を繰り返すような使用状況の下では、確実な抜け止め効果を期待できないし、リングを軸部へ挿入するのに手間取る難点がある。
本発明は、ボルトへの装着作業が容易で、確実な抜け止め効果を有するボルトの脱落防止具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明の脱落防止具は、弾性合成樹脂で一体成形され、相互接合時にほぼ筒状をなしてボルトの小径軸部を抱持し得るように互いに結合分離自在の第1及び第2の抱持部材と、これら2つの抱持部材を結合するヒンジ部とを具備する。第1及び第2の抱持部材は、ほぼ半筒状で、相互接合時に互いに結合する係合部と、外周側に突出する係合爪とを具備する。係合爪は、抱持部材の先端側から基端側に向かって徐々に広がるように抱持部材の外周から弾性的に延出し、ボルトと共に第1の部材の挿通孔を縮径しつつ通過した後、拡径して当該挿通孔を通過不可能に構成される。
本発明の脱落防止具は、ボルトへの装着時に、ボルトを孔へ挿入する作業が不要で、側方から軸部にあてがって、2つの抱持部材を閉じ合わせるように結合するだけでよいので、装着が容易である。係合爪が撓むので、ボルトの挿入時には抵抗が少なく、しかも挿入後は広がって、確実にボルトを抜け止めすることができる。筐体に対して扉を締め付けたり解放したりするために使用されるボルトに装着するのに最適な脱落防止具である。
本発明に係る脱落防止具のボルトへの装着状態の斜視図である。 図1の脱落防止具の使用状態の断面図である。 図1の脱落防止具の展開状態の正面図である。 図1の脱落防止具の展開状態の平面図である。 図1の脱落防止具の展開状態の斜視図である。 図1の脱落防止具の使用状態の斜視図である。
図面を参照して本発明の実施の一形態を説明する。
図1,2において、脱落防止具1は、ボルト21に装着して使用される。ボルト21は、頭部22と軸部23とを有し、軸部23には頭部側に小径軸部23aを、また先端側に小径軸部より大径のねじ部23bを具備する。ボルトBは、軸部23を第1の部材M1の挿通孔Maに遊挿し、ねじ部23bを第2の部材M2のねじ孔Mbに螺合することによって、第2の部材M2に対して第1の部材M1を締め付け固定するように用いられる。
脱落防止具1は、ボルト21の頭部22とねじ部23bとの間の小径軸部23aの外周に装着される。すなわち、ボルト脱落防止具1は、弾性合成樹脂で一体成形され、第1及び第2の抱持部材2,3と、これら2つの抱持部材2,3間を結合するヒンジ部4とを具備する。
抱持部材2,3は、ほぼ半円筒状で、基端側にフランジ部5を有し、相互接合時にほぼ円筒状をなしてボルト21の小径軸部23aを抱持し得る。ヒンジ部4は、フランジ部5の一端同士を結合している。フランジ部5は、ボルト21への装着状態において、第1の部材M1の挿通孔Maを通過できない外径である。抱持部材2,3の接合面には、互いに嵌合離脱自在の係合部6a,6bが形成される。また、抱持部材2,3は、相互接合時に外周側に突出する係合爪7を具備する。抱持部材2,3は、基端のフランジ部5をボルト21の頭部22側に、先端をねじ部23b側に配置して小径軸部23aを抱持する。
係合爪7は、抱持部材2,3の先端側から基端側に向かって徐々に広がるように抱持部材2,3の外周から弾性的に延出し、ボルトの軸部23と共に、第1の締結部材M1の挿通孔Maを縮径しつつ通過した後、拡径して当該挿通孔Maを通過不可能に構成される。
このボルト脱落防止具1をボルト21に装着するには、ヒンジ部4を撓ませて、第1の抱持部材2と第2の抱持部材3との間を開き、開いた抱持部材2,3を、フランジ部5をボルト21の頭部22側に配置して、軸部23に側方からあてがった状態で、両者間を閉じ合わせる。これにより、係合部6a,6bが嵌合して互いに係合する。このボルト21で第1の締結部材M1と第2の締結部材M2とを固定する場合には、挿通孔Maに、軸部23と共に、抱持部材2,3を挿通させる。このとき、脱落防止具1の係合爪は、弾性的に撓んで縮径し、挿通孔Maを通過すると復元して抜け止め作用を行う。フランジ部5は、締結部材M1と頭部22との間に介在し、両者の直接接触による傷付を防止し、また円滑な回転に資する。さらにボルト21をねじ込むと、ねじ部23bが締結部材M2のねじ孔Mbに螺合し、2つの締結部材M1とM2とが締結される。ねじ部23bを弛めれば、締結部材M1、M2間が解放されるが、この状態でも、ボルト21は脱落防止具1によって、締結部材M1から抜け止めされるので、不用意に抜け落ちることがない。
1 脱落防止具
2 第1の抱持部材
3 第2の抱持部材
4 ヒンジ部
5 フランジ部
6a 係合部
6b 係合部
7 係合爪
21 ボルト
22 頭部
23 軸部
23a 小径軸部
23b ねじ部
M1 第1の締結部材
Ma 挿通孔
M2 第2の締結部材
Mb ねじ孔

Claims (2)

  1. 頭部と軸部とを有し、軸部には頭部側に小径軸部を、また先端側には小径軸部より大径のねじ部を具備し、軸部を第1の締結部材の挿通孔に遊挿し、ねじ部を第2の締結部材のねじ孔に螺合することによって、第2の締結部材に対して第1の締結部材を締め付け固定するボルトに装着され、当該ボルトが第1の締結部材から脱落するのを防止するためのものであって、
    弾性合成樹脂で一体成形され、相互係合時にほぼ筒状をなして前記ボルトの小径軸部を抱持し得るように互いに係合分離自在の第1及び第2の抱持部材と、これら2つの抱持部材間を柔軟に結合するヒンジ部とを具備し、
    前記第1及び第2の抱持部材は、ほぼ半筒状で、筒状に接合した状態で互いに分離可能に結合する係合部と、外周側に突出する係合爪とを具備し、
    前記係合爪は、ボルトへの装着時に抱持部材の先端側から基端側に向かって徐々に広がるように抱持部材の外周から延出し、ボルトの軸部と共に前記第1の締結部材の挿通孔を縮径しつつ通過した後、拡径して当該挿通孔を通過不可能に構成されることを特徴とするボルトの脱落防止具。
  2. 前記第1及び第2の抱持部材は、ボルトへの装着時に前記第1の締結部材の挿通孔を通過できない外径のフランジ部を基端側に有し、このフランジ部の一端同士が前記ヒンジ部で結合されることを特徴とする請求項1に記載のボルトの脱落防止具。
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